Personal Standards/Alan Broadbent

普段より、、整理整頓は大事よね。(T_T)
しかーーし、今日、仕事から帰って、午前中に聴いたCDを片づけていると、見つかりましたね!いとも簡単に!!(世の中そんなものでしょう。。)
早速、トレイにオン!このアルバムを初めて聴いたときから随分たつけど、、今でも新鮮な気持ちできけます。
なんだか、ばたばたしていて次々届く新譜を聞き込むまでにいたっていない私なのですが、過去に何度も聴いてるこういうお気に入りのアルバムは身体の中にすぅ~と入って気持ちいいです。
ブロードベントは現在、アメリカの西海岸で活躍してるエヴァンス系の端正なピアノ弾きです。出身はニュージーランドなんだそうです。
派手さ、華やかさはないけど、繊細でインテリジェンスを感じる端麗なピアノ。
すきーーーーっと、した切れ味。
作曲、アレンジの能力も高く、チャーリーヘイデンのカルテット・ウェストに参加してるのでそれなりの知名度もあるんじゃないでしょうか?
私的には、大好きなアイリーンクラールのデュオのお相手ということで、ホント、大好きなピアノです。こちらでの彼女を気遣った優しい演奏が印象的かな。
約1時間のアルバム、1曲がベースの曲ですが、後は彼のオリジナル。
正真正銘のPersonal Standardsですか??
1曲めから哀愁あるメロディ。演奏は気品があり、しかも適度に緊張感があり感情を抑え透明感がある。
2曲目は二人のピアニストが交錯するように彼の両手が作り出す表現豊かな世界。。
しかし、技巧に走った、別人格が格闘する演奏とういう感じでもなく、あくまで叙情豊かなバラードの演奏。
カルテット・ウェストの為に書いたという次の曲も美しい。淡々とたたみかけるように音を重ね作りあげる世界。次も優しいバラード。そこにあるのは、こみ上げてくる感情をおさえる大人の恋かな。。。これも、綺麗なのですね。
5曲目は、澤野から再発されてる「Song of Home」からの代表作の再演。
そして、唯一の他人の曲は、作者のベースをフィーチャーして深く知的なトーンでまとめられた演奏。
7曲目のアップテンポな曲では、全体に静寂なムードのなかで控え目なドラムが活躍しています。全曲通して、3人は素敵なチームワーク。
8曲目のムーディな美しい曲は、静かにそのピアノ込められた感情にエヴァンスへの敬愛を深く感じる演奏。この曲すきだなぁ。。詩情豊かで、、クールで、、知的で。
洗練されたピアノの美しさを感じる。
最後は、なんと、ブルース。ちょっと、うねった雰囲気もだして、ジャジーに終演。
と、、言っても、彼自身はほとんど、黒さを持っていないので、やはり洗練された雰囲気です。
久しぶりにかけたけど、、ベースもドラムも趣味よくまとまっていて良いアルバムだとおもいました。
疲れたからだに染みこんでいく、、素敵な音楽。。
透明感があるんだけど、深い感覚なのです。そして、過度にならない陰影も好き。
きっと、、、また、時々かけるのでしょうね。
1. Consolation
2. Ballad Impromptu
3. The Long Goodbye
4. Everytime I Think of You
5. Song of Home
6. North
7. Chris Craft
8. Idyll
9. Uncertain Terms
Alan Broadbent (p)
Putter Smith (b)
Joe LaBarbera (ds)
もう、すぐ、、11月もおわりますね。
クリスマスをかけても、、良い、、季節かな?
私のところには、素敵なDVDが届きました。。。
クリスマスの推薦盤にしちゃおう、、っと。
最近のコメント