Emotionally Available/Eli Degibri
ネット上には、「実物以上に素敵な写真」っていうのが、反乱していま~す。
所詮は仮想空間ですから、それは、それで、ネットのあだ華でいいのですが、イスラエル出身でニューヨークで活躍してるEli Degibri君のジャケットは何故か、、退けてしまう雰囲気が漂っておりま~す。実物はもっと普通の人♪
デビュー作も、(友達に教えてもらったのですが、、)ジャケットからはとても手が出ない雰囲気です。でも、トレイにのせると、そのテナーは野太く野性的なおおらかさ感じる、個性的なナイスガイでありました。暖かで伸びやかなトーン。しかし、感情がたかぶると力でぐいぐい押しまくる激情派でもありました。
また、妙に哀愁のこもった歌心があるオリジナル曲も魅力的なのですよ。
でね、、なんだか、美味しそうなメンバーでござった。(新譜メンバー+Kurt Rosenwinkel)
実際、このメンバーは全員かなり素晴らしく、面白いアルバムでした。
月日は、、流れる。。。。
しばらく前にクリスさんがご自身のブログで、「Eli Degibriの新譜がでる~~」、って騒いでいたときに「え~♪」っておもっていたのでありましたがぁ、、日々の暮らしに明け暮れているうちに、、出ちゃったぁ。。。ありゃ~♪
メンバーはほぼ前回と同じ、ギターのカートが抜けたテナーワンホーンの意欲作です。
9曲中7曲が自作で、阿吽の呼吸のオリジナルメンバーともに、素敵な世界を造り上げてます。
遠くから忍び寄るような、、影、、。何かに怯えるような、何かを試すような、隠すような、、くすんだ悲しみを持った曲。憑かれたように吹き続け、あきらめたような悲しいサックスの音で終わりを告げる灰色の曲で幕開け。
2曲目、一転、テナーサックスの豪快さが決めてのワンフレーズを中心に、ハードボイルドな演奏に。ピアノの切れ味の良いソロで、ピシリとサウンドをしめつつ、パーカッシヴに弾きまくる。あ、やっぱり、Aaron Goldbergって、山椒のような人だわ。
次曲は、もとはロマンチックなバラードLike Someone In Love。彼は茶目っ気たっぷりに楽しい演奏で。
4曲目は、唯一バンデイロ!でZe Mauricioが参加するラテンフレイヴァの哀調あるメロディ。イーライはソプラノで小粋に唄い、、なんだか伊達男風。
と、いきなりシリアスに怒濤のごとく吹きまくるのは、5曲目Pum-Pum。メンバーのソロも倍増効果に働く。
わぉ、超おなじみGiant Steps。しかし、かなりのスローテンポ。スローテンポのGiant Stepsはメレディスダンブロッシオが自作の歌詞をつけて唄っており、それを聴いたときも、「おぬしやるなぁ~」、っておもったけど、今回も、意表をつく感じですか?
ゆったり唄うテナーとフェンダーローズの震える音もなんだか、奇妙にミスマッチ。
あ、なんだか、聴いたことがありそうな、、(^_^);オリエンタルな雰囲気のメロディが、何かわくわくさせる、、Wild Wild East。ここでも、ピアノが、きらりキラキラ♪輝きまくり、サックスの感情を盛り上げながらも、冷静に演奏をしめてます。
そして、歌謡曲のような親しみ安いメロディを軸に、素朴な感じに盛り上がるMmmayaの演奏。なんでしょうねぇ。。この、親しみ安さ。アグレッシブになっても、フリーキーなトーンが入っても、高圧的な雰囲気は彼には皆無。。。
最後の曲はソプラノとフェンダーローズが奏でる優しく、可愛らしいバラード風の曲。
タンギングをしっかり意識して吹くテーマの一部分は、一言一言心を込めた愛の告白のよう。。
うむ~恋してるねぇ~、、、キミぃ。(^_^)
誰もが心惹かれる懐かしいテナーの音色、気質(豪快、おおらか)と、現代テナー達が持つスリルとアグッレシヴな演奏の為の技術を持ち、現代ジャズのメインストリームを行くサックス。
うむ~、、なんだかね、彼のサックスは、ソプラノもテナーも妙に人間味のある感じなのですねぇ。。
時間に追われ、仕事に追われ、、、でも、毎日頑張る、、あなた。。
ほんのほんのちょっとだけ、、イーライから漂う?、、、脳天気な?雰囲気は、、
なんだか、ホッとするかも。。。
言っておきますが、かなり巧いのですよ。はい。
1.Song For A Sad Movie
2.Big Fish
3.Like Someone In Love
4.Mika
5.Pum-Pum
6.Giant Steps
7.Wild Wild East
8.Mmmaya
9.Emotionally Available
Eli Degibri (Ts,Ss)
Aaron Goldberg (P,Fender Rhodes)
Ben Street (B)
Jeff Ballard (Ds)
Ze Mauricio (Pandeiro #4)
そう、ベースとドラムもとても良いのですよ。Ben Streetって、うまいですね。かっこいいや。
これが、話題の?デビュー盤ジャケット。
そうそう、、この新譜、ジャケットが二枚はいってました。
恐ろしい顔、なんて、、思ってたのがばれたから?
そういえば、、以前、レイブラウンのラッセルマローン入りのアルバムには、、、
ちゃんとしたCDが二枚重なって入ってましたぁ。うん、二枚ゲット♪
もちろん、、サービス、って事で、、いただき!
一枚は友達にあげました。(^_^);;
所詮は仮想空間ですから、それは、それで、ネットのあだ華でいいのですが、イスラエル出身でニューヨークで活躍してるEli Degibri君のジャケットは何故か、、退けてしまう雰囲気が漂っておりま~す。実物はもっと普通の人♪
デビュー作も、(友達に教えてもらったのですが、、)ジャケットからはとても手が出ない雰囲気です。でも、トレイにのせると、そのテナーは野太く野性的なおおらかさ感じる、個性的なナイスガイでありました。暖かで伸びやかなトーン。しかし、感情がたかぶると力でぐいぐい押しまくる激情派でもありました。
また、妙に哀愁のこもった歌心があるオリジナル曲も魅力的なのですよ。
でね、、なんだか、美味しそうなメンバーでござった。(新譜メンバー+Kurt Rosenwinkel)
実際、このメンバーは全員かなり素晴らしく、面白いアルバムでした。
月日は、、流れる。。。。
しばらく前にクリスさんがご自身のブログで、「Eli Degibriの新譜がでる~~」、って騒いでいたときに「え~♪」っておもっていたのでありましたがぁ、、日々の暮らしに明け暮れているうちに、、出ちゃったぁ。。。ありゃ~♪
メンバーはほぼ前回と同じ、ギターのカートが抜けたテナーワンホーンの意欲作です。
9曲中7曲が自作で、阿吽の呼吸のオリジナルメンバーともに、素敵な世界を造り上げてます。
遠くから忍び寄るような、、影、、。何かに怯えるような、何かを試すような、隠すような、、くすんだ悲しみを持った曲。憑かれたように吹き続け、あきらめたような悲しいサックスの音で終わりを告げる灰色の曲で幕開け。
2曲目、一転、テナーサックスの豪快さが決めてのワンフレーズを中心に、ハードボイルドな演奏に。ピアノの切れ味の良いソロで、ピシリとサウンドをしめつつ、パーカッシヴに弾きまくる。あ、やっぱり、Aaron Goldbergって、山椒のような人だわ。
次曲は、もとはロマンチックなバラードLike Someone In Love。彼は茶目っ気たっぷりに楽しい演奏で。
4曲目は、唯一バンデイロ!でZe Mauricioが参加するラテンフレイヴァの哀調あるメロディ。イーライはソプラノで小粋に唄い、、なんだか伊達男風。
と、いきなりシリアスに怒濤のごとく吹きまくるのは、5曲目Pum-Pum。メンバーのソロも倍増効果に働く。
わぉ、超おなじみGiant Steps。しかし、かなりのスローテンポ。スローテンポのGiant Stepsはメレディスダンブロッシオが自作の歌詞をつけて唄っており、それを聴いたときも、「おぬしやるなぁ~」、っておもったけど、今回も、意表をつく感じですか?
ゆったり唄うテナーとフェンダーローズの震える音もなんだか、奇妙にミスマッチ。
あ、なんだか、聴いたことがありそうな、、(^_^);オリエンタルな雰囲気のメロディが、何かわくわくさせる、、Wild Wild East。ここでも、ピアノが、きらりキラキラ♪輝きまくり、サックスの感情を盛り上げながらも、冷静に演奏をしめてます。
そして、歌謡曲のような親しみ安いメロディを軸に、素朴な感じに盛り上がるMmmayaの演奏。なんでしょうねぇ。。この、親しみ安さ。アグレッシブになっても、フリーキーなトーンが入っても、高圧的な雰囲気は彼には皆無。。。
最後の曲はソプラノとフェンダーローズが奏でる優しく、可愛らしいバラード風の曲。
タンギングをしっかり意識して吹くテーマの一部分は、一言一言心を込めた愛の告白のよう。。
うむ~恋してるねぇ~、、、キミぃ。(^_^)
誰もが心惹かれる懐かしいテナーの音色、気質(豪快、おおらか)と、現代テナー達が持つスリルとアグッレシヴな演奏の為の技術を持ち、現代ジャズのメインストリームを行くサックス。
うむ~、、なんだかね、彼のサックスは、ソプラノもテナーも妙に人間味のある感じなのですねぇ。。
時間に追われ、仕事に追われ、、、でも、毎日頑張る、、あなた。。
ほんのほんのちょっとだけ、、イーライから漂う?、、、脳天気な?雰囲気は、、
なんだか、ホッとするかも。。。
言っておきますが、かなり巧いのですよ。はい。
1.Song For A Sad Movie
2.Big Fish
3.Like Someone In Love
4.Mika
5.Pum-Pum
6.Giant Steps
7.Wild Wild East
8.Mmmaya
9.Emotionally Available
Eli Degibri (Ts,Ss)
Aaron Goldberg (P,Fender Rhodes)
Ben Street (B)
Jeff Ballard (Ds)
Ze Mauricio (Pandeiro #4)
そう、ベースとドラムもとても良いのですよ。Ben Streetって、うまいですね。かっこいいや。
これが、話題の?デビュー盤ジャケット。
そうそう、、この新譜、ジャケットが二枚はいってました。
恐ろしい顔、なんて、、思ってたのがばれたから?
そういえば、、以前、レイブラウンのラッセルマローン入りのアルバムには、、、
ちゃんとしたCDが二枚重なって入ってましたぁ。うん、二枚ゲット♪
もちろん、、サービス、って事で、、いただき!
一枚は友達にあげました。(^_^);;
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「JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事
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コメント
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TITLE: そうそう
SECRET: 0
PASS:
この人って普段はこんなおっかない顔じゃないんですよね。
私も確認済みです(笑)
それにしてもジャケが2枚も入っているなんて、珍しいこともあるものですね。
こちらからもTBさせていただきます。
投稿: nary | 2006年10月17日 (火) 22時10分
TITLE: そうでございまする。
SECRET: 0
PASS:
naryさん
なんで、にらんじゃったんだろう。。
>この人って普段はこんなおっかない顔じゃないんですよね。
うん、普通のお兄ちゃんだよね。
>それにしてもジャケが2枚も入っているなんて、珍しいこともあるものですね。
ジャケット二枚は、以前にも一度ありました。
それより、cdが重なって二枚入ってたときは、、驚きましたぁ。
二枚とも、ちゃんとしたcdでしたよ。
投稿: Suzuck | 2006年10月18日 (水) 17時14分
TITLE: Re:そうでございまする。(10/17)
SECRET: 0
PASS:
Suzuckさん
>naryさん
>なんで、にらんじゃったんだろう。。
>
>>この人って普段はこんなおっかない顔じゃないんですよね。
>うん、普通のお兄ちゃんだよね。
>
>>それにしてもジャケが2枚も入っているなんて、珍しいこともあるものですね。
>ジャケット二枚は、以前にも一度ありました。
>それより、cdが重なって二枚入ってたときは、、驚きましたぁ。
>二枚とも、ちゃんとしたcdでしたよ。
-----
メーカーに勤める身として。。。
そういうことってありえます。
でも日本の多くのメーカーはウェイトチェッカーで重さが違うとはじいちゃうんですが、海外版はそのへんおおらか(?)なので気にしないかぁ。
投稿: Bucci | 2006年10月27日 (金) 06時41分
TITLE: やっぱり、日本人だわ。。
SECRET: 0
PASS:
Bucciさん
お久しぶりです。
もーもーたんさんのブログにも御無沙汰しているのです。m(__)m
>メーカーに勤める身として。。。
>そういうことってありえます。
>でも日本の多くのメーカーはウェイトチェッカーで重さが違うとはじいちゃうんですが、海外版はそのへんおおらか(?)なので気にしないかぁ。
あぁ、、なんか、日本人だぁ!!
そう、確かに、コレなら二枚は絶対無理ですよね。
全然ちがいますが、、
中古のLPは、、中身全く違う、ってたまにありますよね。
ええとね、「あった!」
たぶん、得した。。。(^_^);;
投稿: Suzuck | 2006年10月27日 (金) 11時55分
TITLE: お先に
SECRET: 0
PASS:
TBさせていただいちゃいます。
giant stepsのスローな演奏が、特記事項なんでしょう。
この曲は速く弾くことが、演奏者の快感につながる楽曲らしいので、意表を突いたアレンジなんでしょう。
投稿: oza。 | 2007年7月19日 (木) 21時48分
TITLE: 今、トラバしてきました。
SECRET: 0
PASS:
oza。さん
いっしょに、あちこち、、徘徊してしまったぁ。
あぁ、、こうやって、私の人生の砂時計は、、どんどん、、落ちていくので、、あった。orz...
>giant stepsのスローな演奏が、特記事項なんでしょう。
>この曲は速く弾くことが、演奏者の快感につながる楽曲らしいので、意表を突いたアレンジなんでしょう。
あなたに、メレディスのヴァージョンも聴かせたいな。
中古であったら、拾ってみてくださいね。
投稿: Suzuck | 2007年7月21日 (土) 09時57分
TITLE: すずっくさん、こんばんは
SECRET: 0
PASS:
私のブログの方で、西山瞳さんからどの様な人か聞けるかも...ってことをコメントしたのですが、以前同じグループで活動していた百々徹さんが来月帰国予定です。ライブに行けるか微妙ですがこちらのルートでも人物像を聞けそうですね。
百々さんの自費出版アルバムはもう入手困難なんですかねぇ。
とりあえず、私からもTBさせていただきます。
投稿: funky_alligator | 2007年7月21日 (土) 20時19分
TITLE: funky_alligatorさん
SECRET: 0
PASS:
funky_alligatorさん
お返事がおそくなりまして。。
本当にすみませんでした。
夏、苦手な体質なものですから。
>百々さんの自費出版アルバムはもう入手困難なんですかねぇ。
百々さん、人気まりますよね。
私も、新潟にいらしたときに聞き損なってとても、残念でした。
と、Aaron Goldbergも新潟に来たのですよねぇ。。
え、いけませんでしたけどねぇ。。
>とりあえず、私からもTBさせていただきます。
ありがとうございます。
考えたら、とても不思議です。。
やっぱり、人と人って、同じような趣味で、、引力があるのでしょうかぁ?
funky_alligatorさんがお勧めくださった、やぎさん、ぶりぶりにかっこよかったですよ。
ライブにいけませんでしたが、録音いただきました。
やぎお兄様のサイトで、音源公開してます。
新潟の夜は、熱く、たのしかったのねぇ。。orz
投稿: Suzuck | 2007年8月 1日 (水) 18時22分