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音楽で拡がる輪

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2006年9月16日 (土)

Tenderly /Paulien Van Schaik /Hein Van De Geyn

深まりゆく秋。
空一杯に拡がった鱗雲なんかみてると目が離せなくなってしまいますよね。
庭のブナの葉っぱも、、気持ち、、秋色になってきたきがします。
あっという間に、暗くなります。すぐに静かな夜になる。。。
なんとなく、人恋しい気持ちになりませんか?

オランダの女性ボーカルとベースのデュオです。
ヴォーカルのデュオは相手がピアノやギターが一般的ですよね?
ウッドベースの音色と女性ヴォーカルの声は、ばっちりはまるとおもうのですが、やっぱり、難しいのかな?あまり、ありませんよね?
静かな秋の夜にぴったりな一枚。

必要な音、それも本当に最小限。もう、シンプルいずベストみたいな代表作。
ベースのHein Van De Geynは、昨今では、ピエラヌンツィのトリオでの活躍が有名。自身のリーダーアルバム出してる超ベテラン。結構、曲者なはずなんですが、
奥行きがあって、澄んだかわいらしい美声のヴォーカルに対して、大人の包容力たっぷ~~りな演奏です。
清楚な感じと曲によっては自然な艶っぽさも魅力な女性ヴォーカル。。
腰はつよくて、骨太ベース・・・ぐぃぐぃ、引っ張っていきます。

ナチュラルでストレートなヴォーカルスタイルでスタンダードを次々に唄っていきます。奇をてらうことなく、でも、気持ちをしっかりと込めて。
ライブなので、聴き入る聴衆の拍手も臨場感があって楽しいもの。

13曲、、まず、ジャズファンなら、タイトルはでてこなくても聞き覚えのある曲ばかり。
長く愛されてきた、スタンダードの素晴らしさが伝わってきますよ。
1曲目、But Not For Me。耳にたこかもしれない、有名なメロディがすごく新鮮にきこえる。力強く引っ張っていくベースのリズムに、軽々と、、応えるヴォーカルを聴くと、一緒にうきうきしてきちゃいます。
2曲目Scond Time Aroundや、6曲目You've Changedのようなバラードもしっとりと、泣かせるし、7曲目I'm Old Fashioned、11曲目Whisper Notのように、ジャズファンの大好きな曲もベースとのやりとりを楽しみながら、実に粋にきめる。
8曲目のCry Me A River、10曲目のTenderlyのようにちょっと、感情が入りすぎて臭くなりがちな曲も自然に感情がこもっていて、、いいのよねぇ。。♪
どの曲も、、、今生まれたばかりのように、、生々しく、、美しく感じる。。。
それぞれの、唄が物語りを語られてるように、、とても、楽しい。
最初から、最期まで、ベースとヴォーカルはぴったりと息があって素晴らし!
ヴォーカルの一言一言に、ベースが笑い、泣き、頷く。。ほんと、見事なコラボレーションです。

このアルバム、、シンプルに徹してるせいなのか、彼女が息づかいや仕草、、ベース音の振動まで、、まるで、みえるような、、「人肌」なアルバムです。
秋の夜長に、待ち人しながら、、、いかがですか?

1.But Not For Me
2.Scond Time Around
3.A Sleeping Bee
4.If You Never Come To Me
5.Our Love Is Here To Stay
6.You've Changed
7.I'm Old Fashioned
8.Cry Me A River
9.Come Rain Or Come Shine
10.Autumn Nocturne
11.Whisper Not
12.Tenderly
13.I Thought About You

Paulien Van Schaik (Vo)
Hein Van De Geyn (B)

なぜか、、秋色シリーズ、、デュオが多くなっています。
むむ。。。次回も、、デュオかも。。しれない。。
むむ、、、元気いいの、、一発、、いれようかなぁ。。


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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

TITLE: いいですね。
SECRET: 0
PASS:
秋の夜長に、このアルバムはピッタリですね。

とっても好きです。

初めてこのジャケを見た時は、フリーの恐ろしげなduoかと思いました。

タイトルのTenderlyが大好きです。



Bassとvoのduoアルバムは興味有って、結構集めてるのですが、

SheilaとArild Andedersenの“Sheila”と、このアルバムを除くと、これは!と言うのに出会ってません。

ちょっと前に買った、Petra MagoniとFerruccio SpinettiのMusica nudaってのは、結構凄かったですが、和み度が足りませんでした。



前の記事のNight & cityも良く聞いたアルバムです。

僕もブログに、随分前に書いたので、トラックバックさせて下さい。

ちょっと前に、Suzuckさんのブログをざっと読み直したら、幾つかTBしたいのがありました。

追々…



今は、買ってきたばかりのCDを聞いてますが、次はこれ、聞きます。



では。

TITLE: そう、、なかなか、、ないのですよね。
SECRET: 0
PASS:
しぶちゃさん

やっぱり、ベースラインだけだと、ヴォーカルのほうにすごく、、力がいるのかしら?

下にひっぱられそうですよね?

ご自分、、やったことある??



>初めてこのジャケを見た時は、フリーの恐ろしげなduoかと思いました。

う~ん、ジャケット表は、、まだ、、いいよね?

中の写真みると、、女性も、、結構、、その写真?詐欺みたなぁ。。。



>タイトルのTenderlyが大好きです。

私、、これも、一時期毎日きいてたので、、みんな好きだなぁ。。

一緒にうたえないけど。。(^_^);



>SheilaとArild Andedersenの“Sheila”と、このアルバムを除くと、これは!と言うのに出会ってません。

あ、シーラさま好きなですよね。

そう、、探すとあるんだろうけど、ヴォーカルも、ベースもこのみが偏ってるので、、なかなか、、手がでません。

>ちょっと前に買った、Petra MagoniとFerruccio SpinettiのMusica nudaってのは、結構凄かったですが、和み度が足りませんでした。

おもしろそうでねぇ~。







>僕もブログに、随分前に書いたので、トラックバックさせて下さい。

ありがと。わたしも後でとらっくばっくしますね。

お気に入りがあったら、古い記事でもとらば、、どうぞ。

ありがとうございました。

TITLE: こちらからもトラバ,,,トライします。
SECRET: 0
PASS:
これね~。以前お話していたやつ。

ジャケット,初めてみました。素敵ですね。



ますます欲しくなってきた~。

で,こちらからもトラバさせていただきたいのですが,うまくいくかな。とっても不安。

TITLE: 素敵ですかぁ。。
SECRET: 0
PASS:
くりすさん

こんど、中の写真、、のせてあげようかな。

でも、ジャケットはいい雰囲気ですよね。



>ますます欲しくなってきた~。

デュオだけど、ベース弾きには、結構おもしろいかもしれません。

ヴォーカルは美人ではないけど、きっと、クリスさん好み。気に入るとおもいます。



とらば、、今回はせいこうでしたね♪

TITLE: ベース強いです。
SECRET: 0
PASS:
クリスさんでも評判がよいベーシストみたいですが、私苦労しています。“The Long Journey”というアルバムで、JEAN-MICHEL PILK(piano)とのデュオアルバムです。スタンダードもたくさんで解りやすいはずなのが、相手も強く、このCDどうしましょう。

TITLE: ピルクちゃん。
SECRET: 0
PASS:
monakaさん



私的には、超力怪人、、ピルクさま、、なんて、呼び方、、ッステキかと、、



>クリスさんでも評判がよいベーシストみたいですが、私苦労しています。



むむ、、エンリコさまのパリライブ、、あれも、、このベースですよね。。

個性が強いことは、間違いないのですよね。

気に入ったものだけ、、で、、クリスさんも許してくれると、、おもうわよ。



今日も、、夜になってしまった。。

あっちゃ~♪






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