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音楽で拡がる輪

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2006年9月

2006年9月30日 (土)

「管理人の輪を広げよう!バトン」

相互リンクしていただいているアーティチョークさんより「管理人の輪を広げよう!バトン」が回ってまいりました。(^_^)v

アーティチョークさんは、今私が直接逢って見たい人ナンバーワンです。
だって、、、男装の麗人、、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェこと「オスカル」さまの雰囲気なんですもの。
清く正しく、、背筋がピントのびた、、白黒はっきりした、管理人さまです。
フランスを中心にヨーロッパの、マイナーな素晴らしいミュージシャンのアルバムをばしばし、、レビューしてらっしゃいます。
是非、、「晴時々ジャズ」にお出かけください。


では、「管理人の輪を広げよう!バトン」を始めます。
_____________________________________________


バトンを受け取った方は下記にHNの記載をお願い致します。

┗新空ちはら→佐和コウイチ→藤ちょこ→日原玲→虎津
→狸狗子→絢→ 佐佑→ルク→三笠麻都→愛水麻彩
→Kou→miyuki→マロン→みなみ→美波→そのみ
→バイアリー・ターク→jasumin→新歌→はらぺーにょ→ruca
→まつかぜ→jester→くっちゃ寝→アーティチョーク→Suzuck

1.貴方のHNを教えて下さい

「Suzuck」ともうします。
すずっく、ってよんでくれぇ。
もう、、名字、、そのまんまぁ!(もう?気がついてるでしょ?)
最近、、このHN変えるか、、なやんでます。
ミクシィで使ってる名前と一緒にしようかなぁ。。って。

2.貴方のサイト名を教えてください

「My Secret Room」です。

以前に、アダルトサイトと間違って来る人おおくない?
って、きかれましたが。。どうでしょ?わかりません。。
でも、、
ここは、立派な「アダルトサイト」でーーーーーす。
18禁だぜぇ。
大人にしかわからん音楽の「艶」を論じております。(嘘)
そう、、一度、、小学生の方が書き込んでくださいました。。
たぶん、その方が訪問者の、、最年少、、わわん。


3.いつからこのサイトを始めましたか?

2004年12月08日
イタリアンハードバップ!

初々しい、、かわいい、、真空姫のデビューで~す。はい、おきまりの突っ込みです。。(バッシ、痛いっ!)

4.管理人歴はどれくらいですか?

もうすぐ、、1年と10ヶ月かしら?
もうすぐ、77777のぞろ目になりそうなんですよん。うれぴ♪
みなさん、いつも、本当にありがとう。。

5.サイトのジャンルや属性について割と詳しく説明してください

ジャンルは「ジャズ」と「「戯言」」です。(あ、、時々、、ブラジル♪)
役職。。。
全日本戯言協会、、理事長です。(随時、会員募集中)
他に、、全日本ラーシュダニエルソン友の会、、新潟支部長とか、、
、、、、極東ベボフェラファン倶楽部、部長、、なんてのも、、兼任してます。
その他沢山の、、役職がありますが、、嫌みになりますから、、これで。m(__)m

ええとね、、ジャズのクリスマスアルバムが好きなのですが、、
結構なコレクションなので、HPをもちたかったのです。
何年も前から、、でも、、HPって、どうやってつくるんだろう?
って、、何年も過ぎ去ってしまった。。

で、突然、HTMLつうので、しこしこ書くと、それっぽいものができる、
ってきづきました。
上のバーに表示、ってところにソース、ってのがあって、、
それを参考にぐちゅぐちゅいじくりはじめた。

それが、、常連さまでもしらない、、これ↓
「I Love Christmas & Jazz」

で、、クリスマスアルバムの掲示板はつけました。(今は絶対ひらかないで、、)
で、ついでに、、
「まぁ、、毎日聴いてるジャズの独り言も、、ぼそぼそ、、書くかぁ、、」
って、はじめたのが、、このブログ。。。あはは。。。

つまーーーーり!!
表が、、
「I Love Christmas & Jazz」

そして、、
裏でひっそり、、、戯言を話そう、、、って、
作ったのが、、このぶろぐ、、
「My Secret Room」
です。
今や、、ぶろぐに、、はまった、、堕落ものです。。(-_-);

したがって、、あまり、、偉大なる決心も決意も、、無い。。
自分が聴いて、、
「おもしれぇ~」
「かっこいいわぁ~」
「素敵ぃ~ひゅ~♪」
って、感じたアルバム、、乗せておくと、、
誰か、、同じような趣味の人が、、、
コメントよせて、、くれるかなぁ~、
っておもったのです。それだけ。。m(__)m

基本的には、
「なんだこれ!」
「つまらん!」
「金返せ!」
ここでは、、あまり、、しゃべってないつもりです。
たまに、ぼろ、って、愚痴ることはあっても。M(__)M

それから、、戯言も、、、時々、、書いてる。
つうか、、「身体」丸ごと戯言がつまってる。
で、頭は、、真空。。

総括っ!
日々聴いてる、、音楽を中心に、、
フェミニンな大人の香り漂う、、
18禁のサイト目指してます(きっぱり)

一応、、お気づきとおもいますが、既婚ですから。。
ご心配なく。。

6.訪問者に是非行くべきだ!!と貴方がオススメできるサイト様を 5つ必ず書いて下さい (できれば簡単にジャンルの説明もお願いします)

相互リンクしてくださってる方は、すべて、お勧めです。(きっぱり)
今回は、「一緒にジャズ聴こう♪」って、ところから、、
この一年くらいにリンクさせていただいた、4つ、、選びました。
- Jazz&Drummerさんと- JAZZ最中さんは、、
すでに、アーティチョークさんのところで紹介されてたのではずしました。

雨の日にはJAZZを聴きながら
crissmorganさんという、欲張りな名前をもつクリスさんが語るディープなジャズの世界です。沢山CD持ってる。。多忙な外科の先生。ジャズ中心のブログですが、時々現れる、、一人息子さんのちさと君が超かわいい!お家では、セミアコなんぞ、、奏でて奥様をうっとりさせてるらしい。元はベース演奏してたそうです。興味の対象がとっても、近い管理人さん。私には絶対無い、知的な分析と、、そして、、時々見せる熱い情熱のバランスが素敵なブログです。

Peopletime
JAZZ@HOMEで、CDレビューを担当するなおきさんの個人のブログ。ジャズのCDを中心に古今東西の素敵なCDレビューがいっぱいです。なおきさんねぇ、、サックス吹けます。ね?最近マイミクになって、、わかった。えらく、、若い!でもでも、、彼の文章もすごく、知的でわかりやすい。で、、まじめな感じが文章から伝わります。なんとなく、マイダ~リン、夏樹ちゃんがかぶさってしまうのは、、わたしだけかしら。

ジャズ&オーディオ通信(from USA)
米国在住のjazzaudiofanさんが、こだわりのジャズとオーディオを追求してます。
オーディオは、私にはちんぷんかんぷん、、なのですが、、メーカー訪問とかのレポートはとても面白い。へぇ~、って読んでます。どの記事もひとつひとつに丁寧な文章がとても素敵です。彼の記事を読むと、、丁寧な解説なので、読み終わったときに、わからないものは、、無い!って、、かんじです。きちんとした知識になる。彼とは、、前世から、、ご縁がありました。。(^_^);

ジャズCDの個人ページ
工藤さんのHPは読み応えたっぷり。現在進行形で、ものすごい勢いでCDのレビューが加算されてます。ブログ仲間の必需品!
とにかく、出かけていってみてください。まず、膨大な過去の情報に感嘆します。そして、ほぼ毎日、新しいCDのレビューを更新されてえいるので、新譜情報も満載なのです。検索で、一度や二度は訪れたことが有る方が多いとおもいますよ。
ご職業柄?まじめなかんじの方ですけど、大変、優しい方なのですよ。


四人の皆様へ、、
バトンは無理にまわさなくてよいそうですが、、、
もし、、できたら、バトンは、、受けてくださると、、嬉しいです♪



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Crescent /John Coltrane Quartet
クレッセントは、1964年、怒濤のごとく走り続けていた、コルトレーンが世にふと送り出した、無重力状態のようなアルバムです。
この前後の時期には好きなアルバムが、並んでいるのですが、これ大好きで、思い出したようにかけては、、
その後、、しばらく、コルトレーンの世界に独りではまります。って。聴くだけだけど。
すべて、コルトレーンのオリジナルで構成されており、特にバラード風な3曲の持つメロディは、深く、、、そして、美しい。深遠なる彼だけの世界です。
最近、最後のエルビンがフィーチャーされた曲になぜか、、ぞっこんで、よく聴ききます。(^_^);



2006年9月28日 (木)

Faces/Salvatore Tranchini

喧嘩の時は、、、
最初にきった「啖呵」でほぼ実力がわるるというもの。。
この場合、、、多少のはったりも含め、相手を自分の土俵にがっつり引きずり込んだほうが、、まぁ、90%勝ち戦でしょう。
イタリアのドラマーSalvatore TranchiniのFacesを聞くとき、そんなことがふと、、浮かびます。

2003年の録音。
私的には無名のドラマーの作品を買ったのは、イタリアの伊達男代表Fabrizio BossoとDaniele Scannapiecoがいたからです。
あとね、、なんとなく、ボッソとか、、多くの人に人気ではじめていて。。巷で話題になっていた気がするな。
ブログって、目次がないので、自分でも書いた事忘れちゃってるんだけど(^_^);。。
誰かと、、(ヨシカワさんかな?)このアルバムの話しした気がするけど、、ブログにはあげてませんでした。
編成ちがうけど、Pietro Condorelliって、ギターのQuasimodoがボッソのワンホーン聴けちゃったり、新作のEasyがボッソ、スカンナピエコが居る4管アルバムあたりが好きなので、そっちが優先しちゃったかもね。
上手く言えないけど、このアルバムのほうが、言葉は良くないかも知れないけど荒削りな感じがします。つうか、パワーが有る感じ?
9曲中、メンバーの曲が7曲、スワローの曲が1曲、最後に「ゴルソンのあの曲」。

「Thank You!」

短く発せられるこの言葉の後にはじまるEurostar。
いきなり速度全開のマッハGO♪(古い?)。
わぁ~、って、聴衆の心を煽り一気に惹きつける。
ここまで、高速だと、、じ~~~と、観察すると、多少のどたばた感は無くもないのですが、、それより、なによりこのパワーに圧倒される。
次々とソロを回していくのですが、全員が、「俺たちを聴け~~~~!!聴くんだぁ!!!」ってさけびまくってる感じですか?
・・・・。
ドラムだけだって、かなり、、恐いのに、ピアノ、トランペット、サックスが、、みんなで叫ぶ。。
まぁ、、普通は、、おとなしく、、聴く(笑)
そう、、そうなったら、、あっちのペースです。。

ドキドキしてると、、ゆったりと、都会的なちょっと気怠い感じのバラードがはじまる。。ビター&スウイート、って感じかなぁ。。
先ほどは、パーカッシヴに引き倒してたピアノが一転、甘くロマンティシズムに徹すると、メンバーも折り重なるようにヨーロッパ的情緒たっぷりに曲を盛り上げる。。
続く、スカンナピエコの曲は、静かにはじまって、じわ~~とヒートアップしていく。ベースのソロも、、結構いいのですが、、なんか、音がはっきり聞こえてこなくて、残念なんだよなぁ。。
気分の高まりと一緒に、次第にアグレッシヴになって、コルトレーン?ってオリエンタル風のメロディまででて来ちゃいます。
で、Triton、、海の神トリトンは、、ホラ貝を高らかに吹き鳴らして波をあやつるといいますが、、まさに、ここでボッソ&スカンナピエコは、トリトン宜しく、、ふきまくります。全員で、揺らす揺らす!むむ、、これじゃ、遠く離れた日本海だって、波浪警報だぁ。。
と、、このメンバーで一番ユーロ情緒を感じるのがベースなんだけど、その彼の曲。彼のソロ、私は好みなのですが、このベースの音。。録音のせい?なんか、くぐもった感じがする。??
その後も、ラテンのリズムではじけまっくたり、ユーロ情緒、高揚感の有る曲と、、つづき、、、選曲、順番、、なかなか、うまいもんです。

そして、最後は、お待ちかね、、I Remember clifford。
やっぱ、誰でもボッソの吹くこの曲聴いてみたいきがしますよね?
がぁ、、これは、ピアノトリオです。ボッソファン的には残念だけど、、
でも、しっとりした終演には良い演奏です。
やっぱ、ベース結構好みだなぁ。。。

と、、ボッソファンはお聞き逃しのないように。
あとね、、啖呵のきりかた、教わりたい人も(^_^);

1,Eurostar
2,Just A Moment
3,Sad Day
4,Triton
5,Baires
6,Running
7,Que Te Pasa
8,Nettuno
9,I Remember clifford

Fabrizio Bosso (tp)
Daniele Scannapieco (ts)
Francesco Nastro (p)
Aldo Vigorito (b)
Salvatore Tranchini (ds)

リンク先のクリスさんに、このベースの参加作品『The Secret of The Moon』尋ねましたら、、リーダーのピアニストの作品>を大変丁寧に解答していただきました。
ありがとうございました。皆様も是非ご参考にのぞいてくださいね。





2006年9月26日 (火)

Metheny Mehldau/Pat Metheny Brad Mehldau

輸入盤の解禁とともに(ボジョレーヌーヴォみたいね)リンク先のブログで大好評な、Pat MethenyとBrad Mehldauの新譜。うっ、、聴きたい。
誕生日のプレゼントに♪、って、ありがたい友達の声に断りをいれて、仕入れてしまった。。(そう、、金欠なのにぃ)

デュオかぁ。。。。と、、、、どんなアルバムなのよぉ。。
って、興味がわいてきますよね?天才と称される二人で何やってるんだろう??
ボケな私でも、、いろんな可能性がみえてくるわけで、、、アヴァンギャルドな作品になってもおかしくないし、思索的なアブストラクトなものでもいけそうだし。。。ミズーリー的叙情の世界もオッケイだよなぁ。。(わぉ?メルドウがぁ?)
そう、、いろんなファンが、いろんな期待を胸に待ちこがれたワケなのですねぇ。。

藍色を基調としたジャケット。。。表紙は何も印刷されておらず、、、外側のビニカヴァーに白地でMetheny Mehldauの名前が。。。
実にシンプルだけど、、意表をついている。。そして、美しい。
う~ん、、その中味は??

10曲中、7曲がパットメセニー、3曲がメルドウ。そして、4、7曲目で現在のメルドウトリオのLarry GrenadierとJeff Ballardが参加しています。だから、デュオは8曲ね。
全体の印象はパットの世界が濃い感じ。でも、これは、メルドウが非力なわけではなくて、一流のギターリストは誰もが自分だけの「音」を持っていて、その聴き慣れた音はやっぱり強く個性を発揮するから、音だけでも自分を主張できる、って有利な立場だから、、っていうのと、、やっぱ、パットの曲はパット印だもんね~。
基本的に、、私は、、パットファンだし。。。

一曲目、、もの悲しい、、、灰色気分に満ちたメルドウの曲でもなぜか優しい感じ。。大崎って、作家の小説の中に「憂鬱の中から生まれてくる優しさ」って、台詞があるのですが、これがぴったりのイメージ。一分くらいで、こりゃ、、凄い事になってしまうかも、、って、思うってしまうのです。
デュオの賛美によく使われる丁々発止、とかいう言葉が無意味にきこえるような、、演奏。どちらかにバッキングするとか、ハーモニーつけるとか、、相手に何かしかける、、とか、、そういうレベルを越えちゃった、天才同士の超自然的な力の働く世界。
絡むとか、溶け合うとか、、そういってしまえば、、そうなんだろうけど、、、、むむぅ~。
アップテンポなかなりスリリングな演奏になってる2曲目にその思いは、ますます、、強くなってきます。
二つの世界が同時進行して行き、その時々で、重なり、内部に踏み込み、相手をからだ全部で感じながらも、強烈に互いに惹きつけあいながらも、自分の芯を見失わない、って感じかなぁ。。
優しさを売りにしたような(実際にそうなら、安っぽくないのよ)、、安っぽい世界とは、全く、、無縁な、、これでもかって、音楽的な容赦の無いハードボイルドな世界。でも、、これが逆に、、相手への理解や思いやり?、、とでもいうんだろうか、、そういうものがひしひしと伝わって来る感じなのですねぇ。
中途半端な相手への愛情や理解で、こんな演奏は出来ない。(きっぱり)
なんなんでしょう、、この二人。ちょっと、凄すぎるかも。。

アコギに持ち替えた、3曲目。パットらしい浮遊感と「遠い目」を持ったメロディ、スティール弦の音色に少年の日の夏の一日が蘇ったのかなぁ。。見事に自分の気持ちを語り尽くした感じのメルドウのソロ。
4曲目は、リズム隊が参加して、超熱演なのだけど、「息抜き」的に緊張がほぐれる一曲。バラードのばしばし決める、ドラムの音に、今までのデュオがいかに緊張度の高い、一音も逃せない演奏だったかが、なんだか、わかるきがしちゃう、一曲。「息抜き演奏」って、ことでないので誤解無く。右手、左手誰のもの、、メルドウらしさ全開のトリオに対抗して?、でました!パットのギターシンセの弾きまくり!しかし、こうやって登場するとと、このリズムセクションのかっこいいこと!疾走感、上昇感が、ぐぅ~~んとパワーアップ。なんか、、すげぇっすよ。
5曲目のLegendは、メルドウの曲なのですが、最初パットの曲かとおもいました。この曲での二人の動きもすごいんですよねぇ。。たんたんとしてるのですがはっきり、主張しあう二人。パットのギターの冴えまくること。。
6曲目は、バラード。(って、ジェフバラードではなくてね)「Find Me In Your Dreams」だって。。さぁ。。
もう、タイトルそのままな、ロマンチシズムがたっぷりつまった曲、演奏。これ、ものすごく素敵。パットって、何歳になっても18歳の男の子みたいだよね。

再び1曲だけ、リズムセクションがはいって、ラテンフレイバーで軽快な演奏、クールだけどこのアルバムでは一番ジャズ、って感じの演奏、抽象的な雰囲気を持つメルドウの曲とつづき、最後はあのバリトンギターに持ち替える。
Make Peace、密度濃い例のパットの陶酔感を一緒に感じながら、、メロディは郷愁を誘う良い曲だよね。。メルドウが参加しているのに、バリトンのソロギターアルバムを聴いてる時の胸に迫るエモーショナルな感じと違和感がない。。
この切なさがちょっと詰まった、でも、爽やかなパットの独特の世界をメルドウが一緒に造り上げてるいるのは、、やっぱり、凄い。
バリトンギターの深い味わいにベストマッチな音色の演奏に徹したメルドウに偉く感動。また、あなたとの距離が近づいたかも。。。

アルバム全曲聴いたときに、このジャケットは実に秀作だとおもいました。
二つの世界が重なり、音としての素晴らしい融合はあっても、それぞれの個性はそのまま、、そんなこのアルバムの世界をそのまんま表現してる気がしたから。

ええとね、、僕と彼女のお洒落な時間を演出しようとか、、
このアルバムに対しては、、えらく、、的はずれな感覚ね。
とにかく、、、ね。。聴き入ってしまうだろう、、一枚。
覚悟して、、くれ。

1,Unrequited
2,Ahmid-6
3,Summer Day
4,Ring of Life
5,Legend
6,Find Me in Your Dreams
7,Say the Brother's Name
8,Bachelors III
9,Annie's Bittersweet Cake
10,Make Peace

Pat Metheny (electric guitars, acoustic guitar,baritone acoustic guitar, guitar synth)
Brad Mehldau (piano)
#4,7
Larry Grenadier (bass)
Jeff Ballard (drums)


リンク先のブログを見てると、Pat MethenyはBrad Mehldau随分評価していたようですが、メルドウもパットが好きだったのかなぁ?などと、ライナーをみてたら(中学英語なので眺めてる、、、が近い。。(^_^);)、パットは、10年以上前にジョシュアと演奏してるメルドウを聴いて、他の誰でも無い彼自身のピアノスタイルを持つメルドウに、、一聴で恋に落ちたらしい。。
んじゃ、メルドウは?って、ライナー眺めると、、ヤングメルドウはパットの大ファンだったんだそうな。13歳で聴いた「Are You Going with Me?」で、彼は「はぁとのど真ん中」をパットに直撃され、現在の自分にもとても大きな影響を持つミュージシャンの一人なんだそうだ。。。って、みなさんご存じの事なの?
ひゅ~♪ほんとかよぉ!
「Are You Going with Me?」は、、ねぇ、、、まだまだ、、続くようです。。
2作目もあるんだってっさぁ~。



2006年9月24日 (日)

Christmas In Bossa / Cecilia Dale

季節はずれの・・クリスマス。。♪
しかも、、ジャズではありましぇん。m(__)m
夏が終わって、空気がだんだん冷たくなってくると、、
そう、、なんとなく、やば~~い、、気分になってくる。
そう、、本業投げ出して、一年中遊びまくってた、、私。
え?本業?ジャズのクリスマスアルバムの収集なのですよぉ。。。
HP更新もまったく、、おこなってないし。。
リハビリをかねて、、今、かかってるのは、「Christmas In Bossa/Cecilia Dale」。。

ボサノヴァ界の大御所Roberto Menescal全面的にバックアップしてる、Cecilia Daleという女性ボサノバシンガーによる、タイトルそのまま、ボサノヴァのクリスマス。
Roberto Menescalがプロデューサーとしてだけでなく、1,2,4,9で、がっちり、ギターを披露してくれてます。
ピアノもイヴァンリンスの朋友Gilson Peranzzettaだったりして、サポート面でもばちっちりです。
ただし、歌詞はマルコスヴァーリの曲Um Novo Tempo以外は、「英語」
したがって、濃いブラジルファンを意識したものではなくて、広く多くの人にクリスマスをボッサテイストで楽しんで貰おう!って、感じなのかもしれませんね。
でも、クリスマスの定番って、英語で覚えてるものが多いの、逆にストレスかからないかとおもうのですね。
ヴォーカルのはぁーとウォーミングな声と、穏やかなアレンジは、真夏のクリスマスというより、、今頃の季節からがぴったりな気がしちゃうな。(超ご都合主義m(__)m)

休日の、ぼわ~~~ん、とした頭に心地よく響くサウンド。
肩の力を抜いた、ホリデイサウンド、っすねぇ。。
ヴォーカルに絡むオブリガートが時に、ブラジル、時にジャズ、って感じで、これまた、宜しいかと。
粋な大人のアレンジのゆ~~たりした、Santa Claus Is Coming to Town。
掛け合いが楽しいHave Yourself a Merry Little Christmas、、
最近は、クリスマスアルバムで人気のあるWhen You Wish Upon a StarやSomeday My Prince Will Comeも超気持ちいい脱力サウンド。
やっぱり、ブラジルテイストたっぷりなUm Novo Tempoは、思わず南の風がふいてきますよね。ピアノが美しい。ヴォーカルの重なりも美しい。。
ちょっとジャージィにはじまるThe Christmas Songで、45分が終了。
何度かけちゃっても、オッケイなクリスマスアルバムです。
この妙にかわいげな、、ジャケットとは、中身のイメージは全くちがうのであった。。
大人の休日の為の、、クリスマスアルバムですね。

ボサノヴァの魅力、非労働系のマイナスイオンがたっぷりな一枚。

1,Let It Snow!Let It Snow!Let It Snow!
2,Santa Claus Is Coming to Town
3,White Christmas
4,Have Yourself a Merry Little Christmas
5,Jingle Bell Rock
6,When You Wish Upon a Star
7,I'll Be Home for Christmas
8,What a Wonderful World
9,Jingle Bells
10,Someday My Prince Will Come
11,Um Novo Tempo
12,The Christmas Song

Cecilia Dale (Vo)


こんなクリスマスアルバムみつけましたぁ。


クリスマス・ソング2 /エディ・ヒギンズ・トリオ
うむ~、再び、、ヴィーナスから。。2、、ってタイトル、嫌だな。

クリスマス・スパイス・ソー・ヴェリー・ナイス /ブロッサム・ディアリー
うっそ~~、現役っすか?でぃあり~~ちゃん。。。

James Taylor At Christmas/James Taylor
う~~ん、、去年、マイケルフランクスがクリスマスアルバムだしたんだけど、、
ことしは、「あの」じぇ~~むす、っすぉぉ。。マイケルはオリジナル中心でしたが、こっちは、定番を唄いこんでるようですね。
しかし、、タワーさまのコメント、、「○げてもおしゃれ」って凄すぎルウ。

下の二枚は、なんだか以前に見逃してあるばむですね。
たぶん、、、買うと、、、思う。。。

David Grisman's Acoustic Christmas by Grisman, David (Audio CD - 1991)
A Jazz Guitar Christmas by Campbell, Royce (Audio CD - 2004)


ジャズのクリスマスアルバム、、何か素敵な情報はありましぇんかぁぁぁ!
と、、秋晴れに、、さけんでみました。。。
でかけなくちゃ。。ね。


2006年9月23日 (土)

Things/Paolo Fresu & Uri Caine

オラシオさんが、夜が似合うといったPaolo Fresuは、柔らかなの斜めの陽の光りも似合うのです。夜の静寂に合うクールで先鋭的な一面も好きだけど、叙情豊かに郷愁を誘うメロディ重視の朗々とした唄いっぷりも好きです♪

と、、アメリカで活躍してるのピアニストUri Caineとデュオのアルバムを出してる事が判明。ユリケインはねー、Marty Ehrlichのアルバムで聴いたのです。彼好みの硬質で甘さを排除したアグレッシブなピアノで、ちょっと一筋縄ではいかない、って感じなのですが、私的なツボもたっぷりあって、惹かれるものがあったのですねーー。どのアルバムでも無難ににきけます、ってタイプのピアノではないようなのですが、、最近リンクしていただいた工藤さんのHPに「Uri Caine」のコーナーがあった!(これ、すげぇ~!みなさん、、ご参考に!)
フレズは、このブログでは結構おなじみの、私の好きなイタリアンペットです。ホント幅広い活躍、録音で、、できるだけ、、追っかけしてますが、、混沌とした目が点になりそうなアルバムもあったりするので、、
可能性的には、前衛的、実験的なデュオかぁ??と、、、ブログでぼやいていたら、、
「ある意味非常にリリカル」という、コメントをいただきM(__)M、その魔法の言葉にのせられて、クリックしましたぜぇ。。久しぶりに、、「糸」の入ってない、デュオ!

わ~い、どうでしょう、、当初の予測を裏切る秋色のアルバムではないですかぁ。。。
しかも、なかなか、の熱演、好演。。。唄心たっぷりで、もう、、うっとり。
全18曲、なんてあるので、またかよ~、ってフレズファンはおもうかもしれないが、、大丈夫。一分前後のクッション的な曲が六曲(二人の連名曲)くらい入っていて、その辺ですこし、互いに不思議な音遊びしてるのですが、これもまった~~く、苦ではないです。アクセントというか、、曲と曲をつなぐ即興的架け橋って感じ。フレズらしい?発想なのかな。

でで、、それをぬかすと曲は、12曲60分って感じですから、ごく普通のアルバム構成ですよね。その12曲は、オリジナルをフレズ1曲、ケイン2曲、イタリアンソングが3曲、残りはマイルスやチェットにゆかりの曲、スタンダード中心。マイルスのSolarもある。

ちょっとクールに決めたDear Old Stockholmから、フレズらしいの軽快なフットワークがきけます。タイトな感じのケインのピアノもぐーーっど!お手並み拝見は、合格印だ!
2曲目Everything Happens To Meはゆったりとしたテンポでフレズの柔らかな音色が、秋の高い空にも届きそうにのびやか~~に響く。。高音を中心に澄んだ音とフレーズのソロが美しいケイン。おもわず、高い空を見上げたくなるような演奏。
4曲目、冒頭フェンダーローズを弾いてるのですが、この響きが、、また、たまりません。フェンダーローズの音って、電気なのだけど、なんだか、暖かいですよね。六曲目はスインギィで、のりのりのCheek To Cheek。踊ってくれぇ。
そして、もう、、、、泣けるくらい気にいっているのが、フェンダーローズのはいったリリカルに唄う、Si Dolce E' il Mio Tormento。。(T_T)。
どうも、ルネサンス時代の北イタリアの作曲家の曲らしいのですが(無知ですいましぇん)、その哀愁たっぷりの美しいメロディは、ふと、、メルドウ好みかもしれないなぁ、、って、思う、、そう、切なさのこもった美しいメロディなのです。
フレズが朗々と吹いてる姿は、人生の悲哀を感じ、感動的なのだぁぁ。このメロディ聞き覚えがあるのだけれど、私がClaudio Monteverdiって人の作品を聴いてるとは、、思えず、、不思議。誰か、、謎を解いてください。でね、ケインが、天使のようにかわいくて、切ないのです。なんだか、胸がいっぱいになるのですきゅーん、と切なく愛おしい一曲。これに、めろめろ。
I Loves You Porgyも、秀演でござった。ストレートにうたいあげる二人に拍手。
フレズは、Kind Of Porgy & Bessで、欧州的マイルスへの憧憬アルバムを作っていて、そこでもかなり彼自身はオーソドックスにこの曲を吹き上げていて、あらためてマイルスのあこがれを強く感じたのですが、ここでも、本当に「直」な感じ。その素直な彼の気持ちを受け止めたケインの語り口もお見事。粋な大人の会話。

この後彼らのオリジナルがつづき、少し、アグレッシヴだったりほんの少しアヴァンギャルドだったりと、奔放なかんじのインプロや、多彩な展開が入って、フレズ節も沢山きけちゃいます。ちょっと、フリーっぽい雰囲気もはいったSolarあたりは、ケインがローズで跳ねまわって嬉しそう。ちょっと、壊れかかった二人もまた、、宜しい!

最後16、18はカンツォーネ。Varca LucenteはAldo RomanoのNon Dimenticarでも、演奏してたかっこいい曲なんだけど、ケインもダンドレアに負けない躍動感でした。E Se Domaniはイタリアンメロディらしい、遠くに思いをはせる曲で、哀愁たっぷりに聴かせて幕をとじます。しかし、イタリアは、美しいメロディの宝庫ですねぇ。。

もう、1から、10まで秋色のアルバム。。。
この季節に聴かずに、、いつききましょう。。。
木の葉の色づく、、頃にぴったりです。

1,Dear Old Stockholm
2,Everything Happens To Me
3,Frammento Del Temperamento
4,Fishermen, Strawberries And Devil Crab
5,Frammento Impavido
6,Cheek To Cheek
7,Si Dolce E' il Mio Tormento
8,Frammento Di Re Fosco
9,I Loves You Porgy
10,Cheney's Dick
11,Frammento Del Coraggioso
12,Sonia's Said
13,Fellini
14,Solar
15,Frammento Con lapilli
16,Varca Lucente
17,Frammento Aviario
18,E Se Domani

Uri Caine (piano, fender rhodes)
Paolo Fresu (trumpet,flugelhorn,multieffects)

いつも、、早起きな私。(そうです、年寄りは朝がはやいのですぅ)
窓を開けると、冷たい空気。青い空高く、鱗雲が流れてる。
すっかり、秋になってしまいましたね。
友達がミクシィ日記で、秋桜の事書いてました。
あの儚げな揺れ方いいですよね。昔、、訪れた、、黒姫高原。
風にそよぐ高原の秋桜は綺麗だったわ。(遠い目)


2006年9月16日 (土)

Tenderly /Paulien Van Schaik /Hein Van De Geyn

深まりゆく秋。
空一杯に拡がった鱗雲なんかみてると目が離せなくなってしまいますよね。
庭のブナの葉っぱも、、気持ち、、秋色になってきたきがします。
あっという間に、暗くなります。すぐに静かな夜になる。。。
なんとなく、人恋しい気持ちになりませんか?

オランダの女性ボーカルとベースのデュオです。
ヴォーカルのデュオは相手がピアノやギターが一般的ですよね?
ウッドベースの音色と女性ヴォーカルの声は、ばっちりはまるとおもうのですが、やっぱり、難しいのかな?あまり、ありませんよね?
静かな秋の夜にぴったりな一枚。

必要な音、それも本当に最小限。もう、シンプルいずベストみたいな代表作。
ベースのHein Van De Geynは、昨今では、ピエラヌンツィのトリオでの活躍が有名。自身のリーダーアルバム出してる超ベテラン。結構、曲者なはずなんですが、
奥行きがあって、澄んだかわいらしい美声のヴォーカルに対して、大人の包容力たっぷ~~りな演奏です。
清楚な感じと曲によっては自然な艶っぽさも魅力な女性ヴォーカル。。
腰はつよくて、骨太ベース・・・ぐぃぐぃ、引っ張っていきます。

ナチュラルでストレートなヴォーカルスタイルでスタンダードを次々に唄っていきます。奇をてらうことなく、でも、気持ちをしっかりと込めて。
ライブなので、聴き入る聴衆の拍手も臨場感があって楽しいもの。

13曲、、まず、ジャズファンなら、タイトルはでてこなくても聞き覚えのある曲ばかり。
長く愛されてきた、スタンダードの素晴らしさが伝わってきますよ。
1曲目、But Not For Me。耳にたこかもしれない、有名なメロディがすごく新鮮にきこえる。力強く引っ張っていくベースのリズムに、軽々と、、応えるヴォーカルを聴くと、一緒にうきうきしてきちゃいます。
2曲目Scond Time Aroundや、6曲目You've Changedのようなバラードもしっとりと、泣かせるし、7曲目I'm Old Fashioned、11曲目Whisper Notのように、ジャズファンの大好きな曲もベースとのやりとりを楽しみながら、実に粋にきめる。
8曲目のCry Me A River、10曲目のTenderlyのようにちょっと、感情が入りすぎて臭くなりがちな曲も自然に感情がこもっていて、、いいのよねぇ。。♪
どの曲も、、、今生まれたばかりのように、、生々しく、、美しく感じる。。。
それぞれの、唄が物語りを語られてるように、、とても、楽しい。
最初から、最期まで、ベースとヴォーカルはぴったりと息があって素晴らし!
ヴォーカルの一言一言に、ベースが笑い、泣き、頷く。。ほんと、見事なコラボレーションです。

このアルバム、、シンプルに徹してるせいなのか、彼女が息づかいや仕草、、ベース音の振動まで、、まるで、みえるような、、「人肌」なアルバムです。
秋の夜長に、待ち人しながら、、、いかがですか?

1.But Not For Me
2.Scond Time Around
3.A Sleeping Bee
4.If You Never Come To Me
5.Our Love Is Here To Stay
6.You've Changed
7.I'm Old Fashioned
8.Cry Me A River
9.Come Rain Or Come Shine
10.Autumn Nocturne
11.Whisper Not
12.Tenderly
13.I Thought About You

Paulien Van Schaik (Vo)
Hein Van De Geyn (B)

なぜか、、秋色シリーズ、、デュオが多くなっています。
むむ。。。次回も、、デュオかも。。しれない。。
むむ、、、元気いいの、、一発、、いれようかなぁ。。


2006年9月12日 (火)

Night and the City / Charlie Haden - Kenny Barron(再)

ケニーバロンとチャーリーヘイデンのデュオです。1996年のあるバムです。しばらく、行方不明だったのですが、何故か今日でてきました。(^_^)
ヘイデンは、デュオ沢山だしてます。メセニーとのアルバムが一番有名かな?
これも好きですけど、私が大好きなのは、ハンクジョーンズとのSteal Away!!
これは、私的には、クリスマスアルバムに勝手に分類されてて、既に、登録済み。
最近は、Gonzalo Rubalcabaとのアルバムで、やはり好評のようですが、、
残念ながら、未聴。私的最新作は、すごく、楽しみにしてた、大好きなジョンテイラーとの作品でしたが、これは、ジョンテイラー見事にヘイデン色に染まってしまって、うむ~、って感じでした。それでも、好きな曲何曲かは、たまにチョイスして聴きます。
ヘイデンって、ベースはほんとよく言えばゆったり、悪くいえばもったり、ペデルセンあたりと比べると、地球一回り半、の違いです。
徹底して、ベースの低音域の心地よさと「指一本」に命?かけてます。

ケニーバロン、良いピアノですよねぇ~。でも、好きなピアノで、この人を一番にあげる人すくない気がします。
一番知られてるのが、ゲッツとのPeople Time。これで、一気に男気もあげたし、ファンも増えたのではないでしょうか。
今年、新潟にゴールドフィンガーの一員で来たときには、「ブラックオルフェ」を内省的にそして、気品高く弾いて第一幕のラストをしめていました。
ここでも、メロディアスで引き出しの多彩さを感じる自在なピアノです。
しかし、基本はシンプルに、曲の美しさを描き出すことに徹してる感じ。
ヘイデンの世界を理解しながら、自分の主張をうまく表現して、融合した世界を作り上げております。

アルバムは、ニューヨークのイリジウムというクラブでの録音。
遠慮がちな拍手もその場の緊張感や静寂感と一緒に、その場の雰囲となって録音されてます。
1曲目、Twilight Song、ケニーバロンのオリジナル。スタンダードが列ぶこのアルバムの中でも、遜色の無い美しい曲だとおもいます。味わい深い。夜の静寂に漂う光を拾いあげたような曲。For Heaven's Sakeでは、かなりアグレッシブなバロンのソロが展開され、静かでも秘めた情熱を感じます。その後のヘイデンのいつもマイペースなベースソロもちょっと、テンション高し。スタンダードが続く。それも、有名曲。どの曲も絶妙な味付けになっていて、気がつくとドラマチックに始まるYou Don't Know What Love Is。6曲は、ヘイデンのワルツで、Waltz for Ruth。
パットメセニーとのデュオにも、入ってるヘイデンの奥様の為の愛情たっぷりの曲。この曲も素敵ですよね。最後は、個人的にすごく、思いで深い曲。私の中では何故か重たくゆったりと、涙をこらえる曲なのですが(個人的理由!)、ここでは、咳払いもよろしく?(ライブだものね~)抑えきれない恋する気持ちを、それでも大人恋として演奏してます。

美メロ好きなヘイデンと気品というかエレガントなケニーバロンのコラボは、70分に及ぶ、超反則的な長さにもかかわらず、終始途切れること無い演奏の緊張感がりスナーには肩こりにつながることもなく最後まで楽しめちゃう、静かな独りの時間にぴったりな一枚です。

1.Twilight Song
2.For Heaven's Sake
3.Spring Is Here
4.Body and Soul
5.You Don't Know What Love Is
6.Waltz for Ruth
7.The Very Thought of You

Charlie Haden (B)
Kenny Barron (P)

素敵なジャケットですよね。イメージは洗練された都会の大人の夜。
ただし、この言葉は、こ洒落た感じがしちゃうかもしれません。
軽薄な感じや、媚び売った感じはないのですよ。
照明を落としたバーなどで、静かに自分の時間を楽しむ事ができる人の音楽かな。

追伸
2005年10月17日に投稿した内容と同じです。
今年になって、100個こえるコメントがついちゃって、消しました。
復活させたいな、っておもっていたら、Peopletimeのなおきさんがブログであげていたので復活させちゃました。


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Melange Bleu/Lars Danielsson
ダニエルソンの新譜。
音楽的への考え方は前回のLibera Meと根本的にはかわってないのだとおもうのですが。
前回がクラシックとジャズの融合的なエモーショナルなサウンドなら、
新作は彼の昔のアルバムヨーロピアンボイス的な北欧、、
ジャズと現代的なサウンドの融合で、独特のひたひたクールな感じを70分。





2006年9月 7日 (木)

秋色小径♪

別にたいした意味は無いのですが(^_^);
仕事の帰り道、雨の合間の帰り道。。秋色づくしでした。
あちこち、眺めながらいつもよりゆっくり歩いてきました。
また、雨降ってる。。しかも、、雷も。。
でで、ふと、、頭に浮かんだ曲は、、陽水の曲。

♪探しものはなんですか?♪見つけにくいものですか?♪

と、陽水の「夢の中へ」ですねぇ。
陽水のわかるようなわからないような不可思議な歌詞もいいけど、
ポップでキュートなメロディも宜しゅうございますよね。

そういえば、夢の中で幸福を求めて、青い鳥を手に入れようとしたのはチルチル、ミチルございましたぁ。懐かしいな。今日はこれ読もうかな。。

で、ででーーで。
なんとなく、、秋は探しものが似合う季節でございます。(かなり、きっぱり)
雨に濡れた木々、鱗雲のかかる高い空、綺麗なおぼろ月、、、、
黄昏時は、探しものにぴったりな季節です。
日常の生活もとても大事ですが、、、ちょっと、ジャンプして、、
「食いぶち(^_^);」にまったく関係無ーーい、探しものをしてみませんか?


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Silent Passion/Meredith D'Ambrosio
愛聴盤で、アルバムかけなくて再生できちゃうのですが、、やっぱり、全身でメレディスの世界に浸るのは気持ちいいな。
昔、コクーンって映画があって、繭の中に入った人間が不思議な液体に浮いてる映像があったんだけど、、まぁ、、この心地よさは、、これだな。
ちょっと、、お疲れがぬけないので、新譜に手がでない、、私。
ばたばたと、、健康をむしばむ、、生活に疲れた、、足音。。
なんちゃって。元気っすよん♪



こんな本読みましたぁ。

きっぷをなくして/池澤夏樹
子ども向けファンタジーですね。(ええと、お勧めとかしてません。かなり個人的にひかれちゃって買ってきました)
ほら、「きっぷ」、って言うのは、目的地がかかれてるでしょ?
そんな、、大事なきっぷをなくしちゃって、駅からでられなくなった子どもたちのお話。。
彼ら、、無くしたものはきっぷだけれど、、それぞれが、、
生きてるっことの意味や、自分の存在感や、、そんな大事なものを失いかけていてる子どもたちなんですねぇ。。。
でも、本人達その心の闇に最初は自分たちでは気付いてない。
。。。さて、、お家にかえれるかな?
ってお話でした。。


2006年9月 2日 (土)

In Pursuit / Jesse Van Ruller & Bert Van Den Brink

九月。秋。その気配は、いろいろな所に潜んでいます。
空の高さ、陽の角度、影の長さ、、そして、、空気。
真夏のうちから、少しづつ忍び寄ってくるのですが、姿を隠すのが実に上手い!
季節はめぐるのです。。。
たとえ、、、たとえ、、たとえ、冥王星が惑星から外れてもねっ♪(^_^);

我らがギターヒーロー、Jesse Van Rullerが、デュオの新譜だしました。
デュオは、以前、ギター&ギターで、Maarten Van Der Grinten & Jesse Van Rullerと、言うアルバム出してましたが、今回はギター&ピアノです。
前回のデュオは、遊び心満載で、丁々発止の演奏がつづく面白いアルバムだったので、今回も密度の高いインタープレイを楽しめる作品なのではないかなぁ~、って、、、おもいっきり、、通販のボタンを、、クリック、、しましたぁ。。
これで、、八月も赤字で、、ございましたね。万歳~♪

と、、ピアニストは盲目なのだそうです。これは、実生活で大変ハンディのあることだし、実際ライブでは相手もあることだから、いろいろ大変なのでしょうが、神様は努力した彼に、音やその場の雰囲気を敏感に感じ取ることができる能力をあたえたもうた。。そう、私たちの計り知れない「事」を感知できる能力があるのでしょうね。クラシックのしっかりしたテクニックを持ち、感知したものにものすごく敏感に反応できる、しかも、音の遊び心もあるのです。
ジェシが虜になるのは、わかる気がする。演奏してて、ものすごく刺激的だし、楽しいし、その上、導き出される結果が正解なんだもん。ジェシの言いたい事、やりたい事がわかってるきがしちゃうのと、次の展開はどうなるんだろう、ってスリリングな期待感と、、、、もう、ぞっこんなかんじですね。
確かに、ナリーさんが仰ってるように、いいせ~ので、一緒にはじめることはできないかも知れないけど、ほんと、それがどうした、って感じですね。全く、関係ないっす。

曲は、9曲中、3曲がジェシのオリジナル。過去のアルバムに既に登場してるファンには嬉しい選択。そして、ジェシが好きなスタンダードと、ミュージシャンによる曲等。。最後2曲は、ライブ録音です。これが、また、驚きですね。
1曲、Here Comes The Sunの頭、ピアノの澄んだ美しい音色(ねいろ)に心奪われてると、すぐにジェシのすばらしい音が入って、二人が重なり合って全体に優雅でリリカルではあるけど、密度の濃い演奏で、再び戻ってきたとに彼の曲の美しさが浮上する。
どうなんでしょう?Estate。スローテンポで、演奏されてるこの曲。
もともとエモーショナルで哀愁のある雰囲気を持つこの曲を、演奏的に抑えながらも、この曲の持つ不可思議さ見事に表現してるきがします。
夏というタイトルですが、夏の持つ明るさではなくて、少し悪魔的な魅力、きらめく光りの裏に必ずできるはっきりした影。。そんな部分が意識的に低い音や、少し不協和音的な音が入ることで悩ましく再現されてる。しかし、くっきりはっきりしたジェシの音は本当に魅力的。ものすごく、はっきりした意志をもった言葉にきこえてくる。。

と、緊張感のある演奏がつづくのだが、ほんと、デュオの極地という感じで、ほとんど全ての曲で、まったくの対等。互いに向かい合った、瞬間瞬間が勝負、って集中力を持続させてるのだが、聴いてる方は疲れることなど無く、まさに二人が作り上げていく世界をあんぐり口をあけて堪能できる!
先日のポルタ&ベボフェラのデュオが、二本の糸が絡み合うような解け合うような感じとすると、演奏的な絡みはあるけど、互いに少し距離はとりながらも、互いに注意深く放った音を重なり合げて作り上げていく世界。まさにタイトル「探求」って感じの世界です。

4曲目のI Hear A Rhapsodyも注目度たかいですよね。エヴァンス&ジムホールも名盤にも納められてる曲。演奏者も、聴く方もやはり意識しちゃうけど、あえて選ぶのは自信の現れなんでしょうね。ライナーにあったけど、好きで普段から演奏してるから、って、言ってるようですけどね。白熱したプレイです。
熱があがったときのプレイは、ジェシは昔から文句ないです。はい。
2曲彼のオリジナルがつづき、結構クールにかまえながらも気づけば、アグレッシブに展開してるジェシ、、かっこいいよね。
Good Bait、うむ~、この曲をジェシできえるとは、、おもってなかったけど、楽しくはずんだ演奏で、遊びこころもたっぷりです。ほぇ~、っておもったけど。
そう、ライナーにもあったけど、若い人の感覚だよね。

さて、残り2曲は、ライブでの録音なのだそうですが、違和感は全くないですよ。知らなければ、拍手できづくのかも。それだけ、二人は演奏で安定した深い理解のある関係なんだとおもいます。
Quiet Now!!ジェシのギター魂、唄心炸裂。叙情深く、自信に満ちた、、女心直撃な演奏です。いいじゃん、いいじゃん。ピアノ的には少し、おとなしく頷く側になってましたが。。
そして、最後は疾走感あふれるStablemates!このアルバムのすべてを物語ってるきがします。スピードアップとともに、互いにエキサイティングに、燃えあがって上り詰めていく様子が、まざまざと録音されてるのです。実況録音?ってかんじっす。これを、ライブ会場で、聴くのですよ。想像しただけでも、くらくらしちゃう。ずっと、凄いテンションなのですが、、最後に二人がみせる緊張からの解放が、、また、終演にふさわしい選曲なきがします。

ジャズの好きな人、、に。。
到着そのままの書き込みなので、暴言が誤字脱字がいつも以上におおいかもしれませんが、
デュオは退屈、って、思って買わないと損しちゃうかもしれないアルバムかもね。

1,Here Comes The Sun
2,Estate
3,Love For Sale
4,I Hear A Rhapsody
5,High Higher Her
6,Amsterdam
7,Good Bait
8,Quiet Now (Live)
9,Stablemates (Live)  

Jesse Van Ruller (G)
Bert Van Den Brink (P)

今朝は、朝一はベース&ギターのデュオでした。
秋の空気にとけ込んで、とても心地よかった。何度も堪能しちゃった。
そして、でかけて帰ってきたら、今度はこのアルバムがついてました。
いい日だな。
そう、二年近く、同じブログのデザインだったのをかえてみました。
既成のデザインですが、結構気に入ってます。色を少しだけかえましたけど。。
何もないけど、鍵はかけませんから、いつでも遊びに来てくださいね。
そして、ソファでくつろいで、音楽聴いていってくださいね。(^_^)/~~



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