Trio/Wasilewski/Kurkiewicz/Miskiewicz
連休前に、書こうとおもって、、なんとなく、そのままになってしまっていましたあ。ポーランドは、トマシュ・スタンコとのアルバムで有名になった若手のECMでの彼らのデビュー盤です。
興味のある新譜が次々と出る中、去年買ってからこのアルバムの評価は、私的には色あせしていません。時々なんとなく、聴きたくなり、はまり込むアルバムです。
Simple Acoustic Trioとは、よく名付けたものです。
最初は、ちゃんと確かめもせずに、
「また、何処かの綺麗どころをつれてきて、綺麗系の名前つけちゃったわけね」
って、嘯いて、知ったかぶりで(^_^);;、全く、存在を無視してました。m(__)m
そう、、ずいぶん前からどこぞのHP等で名前はしってましたけどね!
が、、去年の初めかな?一昨年の終わりかな?トマシュ・スタンコのアルバム聴いて、、、
トマシュのアルバムの変化に気づき、、ふと、通販のサイトみると、、
え!!こいつらが、あいつら?
げげ!!がちょ~~ん!
と、、思ったのでありした。
その時点で、彼ら名義のアルバムも沢山あったのですが、、、タイミング的に、彼らがECMから、新譜を出すことがわかって、、、そう!待ってたんですね~。
いろいろあって、購入は去年の後半になりましたが、聴くとすぐにその独自な世界にひっぱりこまれちゃったのでした。やったね!ってかんじです。
大きく広がる空間の中に選びぬかれた「音」が一音づつ解き放されて、そして、たなびくうちに次の選ばれた音が、再び解き放されて、、、最高の状態で音と音がつながっていく、、、重なっていく、、
凛とした空気を震わせて、夜空に沢山の星が輝くように、、、重なり合っても、決して過美になることなく。。
調和というより、融和。
静かな空間に光の芸術を作り出してるような気がする。
ECMらしく?ビート感を押さえた、静寂な演奏なのだけど、ジャズ以外の何ものでも無い、互いの意思の疎通は素晴らしい。
透明感あふれ音を熟知したリリカルなピアノ、音色が綺麗で表現力が豊かなドラム、実に叙情豊かで壷を心得たベース。
選曲は、彼らのオリジナルが中心。三人の名義の作品が5曲ありそれらはインプロ中心ですが、難解なもの、我慢を強いられるものも無く、即興性の強い曲もアルバムが安易な甘さ、美しさに流れぬにキリリと引きし目役になってる気がします。
ピアノのMarcin Wasilewskiの三曲、共作の一曲、そして、ビョーク、ショーター、スタンコ、の曲が一曲づつ、歌劇から一曲となっていて、カヴァー曲でその実力と洗練されたセンスにあふれてる。特にビョークとショーターの2曲は目も潤むばかりの洗練された美しい仕上がり。。
「音と音の間」にも、見えない宝石のようなものが沢山沢山つめ込められたすてきな演奏です。
スタンコのグリーンスカイも、もとのヴァージョンもルバート演奏で不思議な安らぎを感じるのですが、このトリオの演奏もオリジナルに負けぬ揺らぎと開放感がああり、印象的です。ベースっとピアノを追いかけながらこんないい曲だったかしらあ、と、つい元アルバムきいちゃったりして。。(^_^);
4、6の前半の二曲のMarcin Wasilewskiのオリジナルは、メロディの美しいけど甘さを押さえた曲。8曲目の共作曲は情景が次々とながれていくようなロマンチックで哀愁のある曲と高揚感のある演奏。思わず、遠くに忘れていた恋心が高まるのは私だけかしら?
そして、普通のジャズぽいアプローチが聞けるのが10曲目。
上下、、、始まりと終わりを「Trio Conversation」となづけられたMarcin Wasilewskiらしい「美しい音」の会話でくくっています。
無から始まり、「演奏」があり、、美しい音の余韻を残して、、、無に帰る。
ああ、たまりませんね~。
1人で聴く以外は全く考えられないでーーす。
1,Trio Conversation (introduction)
2,Hyperballad
3,Roxane's Song (from "King Roger")
4,K.T.C.
5,Plaza Real
6,Shine
7,Green Sky
8,Sister's Song
9,Drum Kick
10,Free-bop
11,Free Combinations for Three Instruments
12,Entropy
13,Trio Conversation (the end)
Marcin Wasilewski (Piano)
Slawomir Kurkiewicz (Bass)
Michal Miskiewicz (Drums)
新潟は昨日、朝は霧雨でした。あまりにこのアルバムがはまりすぎて、怖くなってアルバムかえたくらいです。
そして、昼間は汗ばむくらいだったのに、ななんと!!夕方から、何処からもとも無く冷たい霧が流れ込みそれは幻想的だったのですよ。。
今日?青空が広がりました。。
興味のある新譜が次々と出る中、去年買ってからこのアルバムの評価は、私的には色あせしていません。時々なんとなく、聴きたくなり、はまり込むアルバムです。
Simple Acoustic Trioとは、よく名付けたものです。
最初は、ちゃんと確かめもせずに、
「また、何処かの綺麗どころをつれてきて、綺麗系の名前つけちゃったわけね」
って、嘯いて、知ったかぶりで(^_^);;、全く、存在を無視してました。m(__)m
そう、、ずいぶん前からどこぞのHP等で名前はしってましたけどね!
が、、去年の初めかな?一昨年の終わりかな?トマシュ・スタンコのアルバム聴いて、、、
トマシュのアルバムの変化に気づき、、ふと、通販のサイトみると、、
え!!こいつらが、あいつら?
げげ!!がちょ~~ん!
と、、思ったのでありした。
その時点で、彼ら名義のアルバムも沢山あったのですが、、、タイミング的に、彼らがECMから、新譜を出すことがわかって、、、そう!待ってたんですね~。
いろいろあって、購入は去年の後半になりましたが、聴くとすぐにその独自な世界にひっぱりこまれちゃったのでした。やったね!ってかんじです。
大きく広がる空間の中に選びぬかれた「音」が一音づつ解き放されて、そして、たなびくうちに次の選ばれた音が、再び解き放されて、、、最高の状態で音と音がつながっていく、、、重なっていく、、
凛とした空気を震わせて、夜空に沢山の星が輝くように、、、重なり合っても、決して過美になることなく。。
調和というより、融和。
静かな空間に光の芸術を作り出してるような気がする。
ECMらしく?ビート感を押さえた、静寂な演奏なのだけど、ジャズ以外の何ものでも無い、互いの意思の疎通は素晴らしい。
透明感あふれ音を熟知したリリカルなピアノ、音色が綺麗で表現力が豊かなドラム、実に叙情豊かで壷を心得たベース。
選曲は、彼らのオリジナルが中心。三人の名義の作品が5曲ありそれらはインプロ中心ですが、難解なもの、我慢を強いられるものも無く、即興性の強い曲もアルバムが安易な甘さ、美しさに流れぬにキリリと引きし目役になってる気がします。
ピアノのMarcin Wasilewskiの三曲、共作の一曲、そして、ビョーク、ショーター、スタンコ、の曲が一曲づつ、歌劇から一曲となっていて、カヴァー曲でその実力と洗練されたセンスにあふれてる。特にビョークとショーターの2曲は目も潤むばかりの洗練された美しい仕上がり。。
「音と音の間」にも、見えない宝石のようなものが沢山沢山つめ込められたすてきな演奏です。
スタンコのグリーンスカイも、もとのヴァージョンもルバート演奏で不思議な安らぎを感じるのですが、このトリオの演奏もオリジナルに負けぬ揺らぎと開放感がああり、印象的です。ベースっとピアノを追いかけながらこんないい曲だったかしらあ、と、つい元アルバムきいちゃったりして。。(^_^);
4、6の前半の二曲のMarcin Wasilewskiのオリジナルは、メロディの美しいけど甘さを押さえた曲。8曲目の共作曲は情景が次々とながれていくようなロマンチックで哀愁のある曲と高揚感のある演奏。思わず、遠くに忘れていた恋心が高まるのは私だけかしら?
そして、普通のジャズぽいアプローチが聞けるのが10曲目。
上下、、、始まりと終わりを「Trio Conversation」となづけられたMarcin Wasilewskiらしい「美しい音」の会話でくくっています。
無から始まり、「演奏」があり、、美しい音の余韻を残して、、、無に帰る。
ああ、たまりませんね~。
1人で聴く以外は全く考えられないでーーす。
1,Trio Conversation (introduction)
2,Hyperballad
3,Roxane's Song (from "King Roger")
4,K.T.C.
5,Plaza Real
6,Shine
7,Green Sky
8,Sister's Song
9,Drum Kick
10,Free-bop
11,Free Combinations for Three Instruments
12,Entropy
13,Trio Conversation (the end)
Marcin Wasilewski (Piano)
Slawomir Kurkiewicz (Bass)
Michal Miskiewicz (Drums)
新潟は昨日、朝は霧雨でした。あまりにこのアルバムがはまりすぎて、怖くなってアルバムかえたくらいです。
そして、昼間は汗ばむくらいだったのに、ななんと!!夕方から、何処からもとも無く冷たい霧が流れ込みそれは幻想的だったのですよ。。
今日?青空が広がりました。。
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TITLE: いい雰囲気ですね~
SECRET: 0
PASS:
オーロラを思い浮かべました。
どこからともなく表れ自在に変化する天空のショー。
うーん、聴いてみたいです。
投稿: mikosan28 | 2006年5月 9日 (火) 20時02分
TITLE: どこかで、視聴してみてくださいな。
SECRET: 0
PASS:
mikosan28さん
こんばんは。連休は楽しくお過ごしでしたか?
これ、、mikosan28さん、、好きかも。
すごく、繊細で上品なイメージ「も」あるし。。
エヴァンスは好きなんですよね、、、、。
キースとか、、どうでしたっけ!
これね、、発売が去年なので、お店で視聴できるかしら?
もし、可能なら、、視聴してみてくださいね。
投稿: すずっく | 2006年5月10日 (水) 18時12分
TITLE: こちらからもTB
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PASS:
させていただきました。
> 1人で聴く以外は全く考えられないでーーす。
まったく仰るとおりですね。この音に浸っていたい、酔っていたいという感じかな。
しかし、すずっくさんの文章は本当に詩のようにステキですね。私も少しは見習わなければ。
投稿: アーティチョーク | 2006年5月11日 (木) 17時04分
TITLE: ありがとうございました。
SECRET: 0
PASS:
アーティチョークさん
>まったく仰るとおりですね。この音に浸っていたい、酔っていたいという感じかな。
でも、、私。。
アーティチョークさんとご一緒なら、、、いいわ。(赤面)
乙女心が、、ときめくわ。(爆)
>しかし、すずっくさんの文章は本当に詩のようにステキですね。私も少しは見習わなければ。
何をおっしゃいます。
真空ですよ。真空。。
貴女ように、中身がしっかりつまった鯛焼き型に超あこがれる今日この頃。。。
投稿: すずっく | 2006年5月11日 (木) 18時28分
TITLE: ずいぶん遡りますがTBしました
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PASS:
すずっくさん、こんにちは、monaka です。
最近これとは違う、前のアルバムを聴いて記事にしたところ、同じような感じかたされているので、うれしくおもいました。TBさせてもらいます。
投稿: monaka | 2006年12月 8日 (金) 20時43分
TITLE: ECM盤
SECRET: 0
PASS:
monakaさん
ECMのレンボースタジオには魔物がいるのです。
音の美学に徹した魔物が。。
耽美的な空間でしか生きていけない魔物ために、、
日夜、ミュージシャンが努力するのであります。
なんちゃって。
>すずっくさん、こんにちは、monaka です。
>最近これとは違う、前のアルバムを聴いて記事にしたところ、同じような感じかたされているので、うれしくおもいました。TBさせてもらいます。
おぉぉ、このアルバムのほうが、、最中好みと、、思われます。
へい♪ぶらざ~♪
後でトラバしますね。
投稿: Suzuck | 2006年12月 9日 (土) 09時27分
TITLE: 新春のご挨拶
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すずっくさん、いやシスター、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
すずっくさんおすすめのこのアルバムを春一番にしました。
投稿: monaka | 2007年1月 2日 (火) 15時52分
TITLE: へい♪ぶらざ~。。
SECRET: 0
PASS:
最中さ~ん、、
年末年始、、最中さんのアルバムチョイスは私好みでございました。。
>すずっくさん、いやシスター、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
>すずっくさんおすすめのこのアルバムを春一番にしました。
いいですよね。
私からも、あとでトラバします。
ECMの魔物、、どんな姿か、、見てみたい。
イメージは、、あるのですけどねぇ。。
投稿: Suzuck | 2007年1月 4日 (木) 11時53分