2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

音楽で拡がる輪

« 電気用品安全法 | トップページ | ラーシュ・ヤンソン (Lars Jansson) のライブを「家」で聴こう♪ »

2006年2月16日 (木)

LIVE IN BUDAPEST / Zsolt Kaltenecker

Zsolt Kalteneckerは、ハンガリーのピアニストです。
え?ハンガリーお初かな。。
Zsolt Kalteneckerはこの他にアルバム一枚しかないけど、とっても気になる人なのです。聴けばわかるけど、(禁句だよね・・)めちゃくちゃうまいのです。
兎に角、技巧的派で、ピアノ鳴らしまくる。しかも、フレーズが途切れることが無い。もの凄いスピードでひきまくっていても、一音一音が実に綺麗。
正確なモールス信号でも、(古っ!つうか、本当のモールス信号って聴いた事無い。。)聴くようにとてもクリアです。実際同じ音の繰り返しますよねぇ~。聴き手を圧倒して、なぎ倒さんばかりのパーカッシブな演奏、音の嵐!自信の満ちたプレイ、、、と、きらきら光り輝くような美しいメロディ、、ちょっと二重人格気味。
音の厚さっていうのかな(重くはないですよ)、、私の持つ、東欧のかんじですよね。

と、何故か、、、ご厚意で、非売品のライブ盤が手元にある。「LIVE IN BUDAPEST 」3曲ともそれぞれに素晴らしい。サンプラー?ってのかしら。。

1曲目、Trainは、明るい曲を、同じフレーズを必要に執拗に繰り返しながら階段を登り詰めて行くように感情をつのらせていくのですが、途中の踊り場に現れる小さなメロディがまた、、可愛いかったりします。このぐるぐる感は、彼の特徴ですよねぇ。。と、、控えめに。。(^_^);
2曲目、大事な左手(彼もメルードー宜しく、左手のマジシャンです)、極控えめな、、単音主体のスローな美しいバラードでうっとりです。Farewell。抒情的な美しい曲です。あの唸りのはいる大御所あたりが弾いてもおかしくない、メロディ、って思ってきいてたのですが、演奏が進んでいくうちに、やっぱ、ちがうなぁ、って感じ。この人、ニヒルでかっこいい人なんだろうなぁ、、って彼の美意識を感じるのでありました。。
最後はスタンダード、Autumn Leaves。凄まじい速さ、、そのスピードも聴き手が感じるスピード感も、半端ではない。
怒濤の如く、押し寄せるインプロでも手あかで、汚れたものを感じず、思わず聴き惚れてしまいます。弾いてる本人も恍惚感を感じていること間違いないです。
ベースのソロも、ドラムとのバース交換もライブをもりあげますよね~。
まるで、ピアノ狂騒曲のような、って言うと、イメージわるいのかしら。。?
とにかく、止まることを罪のように最後まではしりつづけます。
極、、、希に指が、、滑った?っておもったりするところが、無いこともないのですが、そういうのは、専門家にお任せして。。。
兎に角、3曲で23:44が、あっと、言う間です。
ライブ場などで、配られたようです。去年の11月の来日ライブも行ってみたかったんですよね。こんな感じで盛り上がったんでしょうね。

どうも、ありがとうございました。m(__)m、、と、、絶対、ここを読んでない私と「同じ名字のご夫婦」に。。。感謝ですぅ!!
現在は、どうもアコースティックなピアノトリオに満足できず、色々やってる新譜ででてるようですね。興味がある人は、もちろんガッツプロの頁へ。
私も動向みながら、また、自分におもしろそうなのを拾ってみたいとおもいま~す。


« 電気用品安全法 | トップページ | ラーシュ・ヤンソン (Lars Jansson) のライブを「家」で聴こう♪ »

JAZZ」カテゴリの記事

コメント

TITLE: カルトネッカーは不思議なお方ですね
SECRET: 0
PASS:
私が持っている「Alchimia」ではなぜか全曲ショルダーキーボード。

この一見意味のなさそうなところにちゃんと意味を見出してやっているのが凄いです。

サウンド的にはアラン・ホールズワース風なところもあったりして、やはりこのアルバムはギター感覚で弾いてみたかったのでしょう。

こんなカルトネッカーも嫌いじゃありません。

といってもベーシストが凄いので、ついついそちらの方に耳が行っちゃいますが(笑)



新譜「Shantansz」も余裕があったら買ってみます。

TITLE: Re:LIVE IN BUDAPEST / Zsolt Kaltenecker(02/16)
SECRET: 0
PASS:
この人、クラシック出身で、余暇にレッスンしてませんかね?



知人が2月の後半2週間、ブタペスト郊外に自宅に泊まりこんでピアノの練習しに行っているんです。



別人かも?



失礼!

TITLE: うむ~。。
SECRET: 0
PASS:
naryさん

>私が持っている「Alchimia」ではなぜか全曲ショルダーキーボード。

わ、なんだか、すごいですね。

全編、オリジナルなんでしょうね。。



>サウンド的にはアラン・ホールズワース風なところもあったりして、やはりこのアルバムはギター感覚で弾いてみたかったのでしょう。

わ、私、、私、、、ちょっと、、、駄目かも。(^_^);



>新譜「Shantansz」も余裕があったら買ってみます。

日本盤ですよね?急がなくてもなくならないでしょう。。

TITLE: げげ。。
SECRET: 0
PASS:
longrow1967jpさん

>この人、クラシック出身で、余暇にレッスンしてませんかね?

そ。。それはわかりませんが、クラシックは本格的にやっていたとおもうんですよ。と、、よくわからんけど。。

なんか、お国柄ってかんじかもしれないけど、そういう要素強いですよ。



>知人が2月の後半2週間、ブタペスト郊外に自宅に泊まりこんでピアノの練習しに行っているんです。

知人の方って、、、ピアニストなんですかぁ。。。

すご~~い。

帰ってきたら、是非、是非、お話きいてみてくださいね。

TITLE: 同じ苗字の・・・
SECRET: 0
PASS:
ご夫婦とは、ひょっとしてカルちゃんのお国の隣国関係のお仕事をしていらっしゃるご夫婦ではないですか?

と勘で適当に言ってみる。

カルちゃんは聴いたことないです。

やっぱり東欧系の人はテクは申し分ないですね。

特に鍵盤の人たちは凄いですよね。

レヴュー拝見して、このライヴ聴いてみたくなりました。

というわけで明日閉店してしまう職場からカキコでした!

失礼します。

TITLE: たぶん、、あたり♪
SECRET: 0
PASS:
オラシオさん

お人形さん買ったときにお世話になりましたぁ。



>ご夫婦とは、ひょっとしてカルちゃんのお国の隣国関係のお仕事をしていらっしゃるご夫婦ではないですか?

>と勘で適当に言ってみる。



勘が、、お宜しいようでぇ。。





>やっぱり東欧系の人はテクは申し分ないですね。

>特に鍵盤の人たちは凄いですよね。

>レヴュー拝見して、このライヴ聴いてみたくなりました。

そう、後はびびっと、くるかどうかは、聴いてみてください。

こればかりは、人によってちがいますから。



>というわけで明日閉店してしまう職場からカキコでした!

あ、そうでしたね。。

就職口、、みつかりました?



と、電気用品安全法のリンクが間違っていましたので、なおしました。

ばたばたしていてすいません。

では。。

TITLE: カルトネッカーの新作
SECRET: 0
PASS:
あのエレクトリック・トリオの記事書きました。

たぶんね~,あまり評判よくないかも。

僕は車で聴くには良さそうかなと思うけど,

万人ウケは絶対しない問題作かな。



TBさせてください。では,また。

TITLE: あ、購入したのですね!
SECRET: 0
PASS:
クリスさん

>あのエレクトリック・トリオの記事書きました。

う~~ん、面白そうですけど、、

私は、、、、今は、保留です。欲しいものがありすぎて。。

あとね、アランの神様、得意でないもん。なんか、石が沢山とんできそうですよね。m(__)m

そう、、お休みには、クリムゾンの太陽と戦慄、レッドなんぞ、ひさしぶりにききました。(^_^);;

で、次はイエス。その心は、、

「ビルさま」がききたかったのでありました。



>TBさせてください。では,また。

はい。ありがとうございます。

こちらからも、行ってしまいました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: LIVE IN BUDAPEST / Zsolt Kaltenecker:

« 電気用品安全法 | トップページ | ラーシュ・ヤンソン (Lars Jansson) のライブを「家」で聴こう♪ »

無料ブログはココログ