Morph/P.A.F.

去年手にいれました。
以前に、「Thierry Lang」の「Refiections 2」でPaolo Fresuの演奏を気に入った猫麻呂さんが他のアルバムで悲鳴をあげていたけど、フレスは結構いろんなアルバムだしてたり、参加してたりします。
このアルバムは一般的は悲鳴をあげるほうのアルバムかも。。。(^_^);
たぶん、「誰も」が清く正しいと言えるのは80年代のPaolo Fresuのバンドかなぁ。。??
サックス入れて、マイルスへの憧れが顕著にでてるまじめなアルバム出してます。
この時のピアノ、ベース、ドラム、サックスのバンド(Paolo Fresu Quintet)は今も続いてます。
で、このあたりとは、わると別の嗜好がでてくるのが、Furio Di Castriとの関係で、ロマーノカルティットからの付き合いなのだろうけど、あそことはまた別な結構変態風だったり思索的だったりする音楽もやってたりします。
これは、そちらの流れなんでどちらさまもお気に召す、ってわけにはいかないのですが、、、
このメンバーで、「Live in Copodistria」というアルバムがでてまして、こちらも結構気に入ってたりするので、買わずにはいられなかった一枚です。(^_^);
ラベルブリュー?ってレーベルはミュージシャンに口だししない、まさにミュージシャン天国のレーベルらしい。と、これは、リスナーは大手をあげて喜ぶべき場合ばかりではないのだけど、、、、
19曲(途中、ジャケットはナンバリングを間違って、9が二回きますが、18が抜けてるので最後は19となって、つじつまがあってまーーす)
一曲オペラの曲をのぞいて、それぞれのオリジナルを持ち寄った形式。
と、言っても、中には、一分程の「小道具(ヴォイス、口笛、うがい!!、おしゃべり、ガラス?、紙??、ナイフにフォーク!エフェクト、効果音)」による音の遊びがはいってたりしますが、ノイジィーで「おぇ~」って、耳を塞ぐようなものではなない。。。と、、思いますが、、(^_^);;
フリーな部分も多少あるけど、これもアクセント的な感じ。
むしろ、小道具登場はこちらが多いけど、フリーな演奏はライブの盤のほうが比率高かった感じするけど。。
基本的にはこの小道具はアルバム全体で使われてます。
全体には、彼らの「ちゃんとした」オリジナル曲はわりと明るい路線の良いメロディの曲が多いので、結構聞き易いとおもうんですが、、
で、演奏はかっこいいのだ。かっこいいですよん。
何処まで決めて演奏にはいってるのか私にはよくわからないけど、センス、タイミング、互いの息のあった関係からでてくる反応は「何もかも」許せる気分になったりしちゃうのだ。
瞬間に互いの意思の疎通ができちゃって、一気に収束しちゃったり、極めちゃったり、とにかく予測のつかない方向に進みながら、一糸乱れぬ演奏だったりする。
雲の晴れ間から時々さす日射しのように、演奏のかっこよさがとても際だってきこえちゃったりするのです。
2曲目や14曲目の疾走感、5曲目の緊迫感、9曲目のタンゴのリズムを効果的に使ったクールで凛々し演奏、17曲目の文字通りのはっぴ~さ、18曲目スローなバラードでのストレートな哀愁、等で「普通に」大満足。(^_^);;
もちろん、キャストリの影に日向にのベースプレイやサリスの時に内省的、時に攻撃的な演奏の巧みさはいうことありましぇん
基本的には3人の「心広い」ファンに。(^_^);;
1,Move In
2,South Shout Mouth
3,Paftastique
4,Douce Dance
5,Another Road toTimbuktu
6,Chorinho
7,Fado Curvo
8,Piano Prepagato
9,Chatango
10,After the Fastfood
11,Les Contes D'hoffmann
12,Baci da Firenze
13,Madrugada
14,Knock Out
15,Nogales
16,Il Guardiano Del Farro
17,The Happy Beat
18,Corale Soniante
19,Move Out
Paolo Fresu(Tp)
Antonello Salis(P, Accordion)
Furio Di Castri(B)
お気づきのようにユニットの名前は3人の頭文字をとっています。
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