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音楽で拡がる輪

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2005年12月

2005年12月31日 (土)

大晦日。

大晦日になりました。
大掃除、おわりましたぜぇ。
いろんな用事、大体おわったぁ!

LOOK OUT / SCHEMA SEXTET
今年の新譜でもなんでもないけど、リンク先に影響されてこれで元気に一年をしめくくり。
いろいろ、懐かしい想い出もよみがえる一枚でした。

豚しゃんも煮えたし、次は、いり鳥でもつくりながら、ジャズききます。
はやく、来い来いお正月!
って、怒られちゃいそう!



2005年12月29日 (木)

What Are You Doing New Year's Eve?

クリスマスアルバムによく入ってるこの曲すきです。。
去年からはじめたこのブログも無事一歳のお誕生日を迎え、
35000件のアクセスをこえました。m(__)m
ご来訪してくださった方々、コメントくださった方々、リンクしてくださった方々、、
皆様、本当にどうもありがとうございました。
また、来年も一緒に楽しく音楽ききましょうね。
宜しくお願いいたします。m(__)m

きっと、年末最後なので、ちょっと、ジャズのお話を。。
最近聴いてたアルバムなどから。。。つらつらとおもいつくままに。

ECMから、何枚か興味のあるアルバムがでちゃってまして、随分前から悩んできめられなかったんだけど、ある時、衝動的に二枚買いました。
確か、捜してたアルバムが、ショップになかった?時です。ヤケ買いの一種ね。
一枚は、トーマススタンコ(オラシオさん曰くトマシュ)のアルバムに居たピアノトリオのECMデビュー盤。「TRIO」
実は、私のECMの神様、つうのが何故かトーマススタンコとチャールスロイド。
みんな寝耳に水、って感じだよね。(^_^);
キースやメセニーとはまた違う、深淵なる世界の持ち主なんだもん。
と、言ってもおっかけてるわけでなく、でも、あがめているので昔から思い出したように聴いたり購入したりします。
で、このシンプルアコースティックトリオ、と名乗っていた人達がスタンコのアルバムに参加したときから、気になっていたのでありました。
まさか、、シンプルアコースティックトリオ、つうのが彼らだったなんて。。
もう一枚は、ラヴァ&ボラーニ&モチアンでした。「TAIT」
二枚とも、良くも悪くもばっちしECMサウンドでした。
特に、ラヴァのアルバムでは、ちょっとビビるくらいアイヒヤーの存在を感じました。
ほら、はじけすぎて収拾つかなくなってるボラーニって、沢山きいてるので。(^_^);
来年は、今年でたロイドの新譜とずっとほしがってるデイブホランドのビッグバンドを探し出したい。

で、自分は時期的には結構温度が感じられるアルバムを欲していまして、(だって、冬眠体制でテンションひくくなってるんだもん)ラーシュメラーのバンドに居たヤコブクリストファーセンの「Facing Th Sun」(以前のリーダー作よりずっとよかったっすよ)やクリスポッターのライブ盤「LIFT」なんてのが気に入ったりしてます。
唄もので、年末になってから聴いた、シャーリーホーンの「Here's to Life」の情感のこもった唄に恐ろしく感動したり、ヴィクトリア・トルストイのエスビヨン・スベンソンと初めてくんだ「White Russian」が意外とすばらしかたったりで喜んでます。

ダニエルスカナピエコの「Never More」も、哀愁が心を温めてくれるので、聴いちゃうな。
そう、最近来日して、巷でちらほら話題になったノルウエーのMOTIFも聴きました。これが、おもったより普通のジャズで驚いた。あと、超個人的なところで、Johan Leijonhufvudって、ギターが参加してる「OLA AKERMAN」って、トロンボーンのアルバムも面白かった。ネット中古ってので手に入れた。あ!そう、ちょっとここで話題になったアランパスカの「Badlands」も聴きました!どこを切ってもパスカでとても楽しかった。
今は、ラーシュにサインをしてもらった、ラーシュヤンソンとトミーコッテルのピアノ・デュオ「Sound Pictures」がかかっています。年末の慌ただしさが、まるで嘘のような世界がひろがっている。。

そんでもって、夏にはベトカレティのEsquinasにはまっていたのですが、秋にびっくら驚いたのはブラジルのギターリストChicoPinheiroの新作。アルバムはMPBってジャンルで売られていて、中身もそうなんだけど、ギターおもいっきり超ゼツジャズギターでした。気に入った。
そう、ブラジルっていえば、フランス在住のブラジリアン大好きなネルソンヴィラスが出した新譜はヴィラスのギターは相変わらず美しかったが、アルバムはもう一つだった。また、期待してるよ。
期待してるギターは、他にも山のようにいる。。いつもぼやいてる、ベボフェラ、コンドレッリ、ラリークーンス、グエンリ、デュクレの他にも、NELS CLINEって、いるんですよね。。。
このギターも壷にはいったとき、恐ろしくきれいでかっこいい。フリーでアヴァンギャルドなアルバムが多いので簡単に手がだせないんだけど。。

あと、、クリスマスのどさくさにまぎれてDaniel Milleって、フランスのアコーディオンのアルバムもよかったのだが、grooveさんに、、さきこされた。。。くっそ~
そう、ずっとほしかった、リタマルコチュリと女性のベースのデュオで「風のとおり道」もききましたね。満足、満足。
と、、時間がなくなってしまいました。

さて、お正月はきっとジャズはお預けですね。
来年は何から始まるのだろう。。。
すごく、わくわくしちゃいますね。
また、ブログのお友達同様に楽しい出会いがありますように!

では、皆様、良いお年をお迎えくださいね。



2005年12月28日 (水)

2005年にもの想う。

あちこちのブログで、今年のベスト10とか、、始まっていました。
こういう企画苦手で~す。
つらつら、考えるならできるけど。。
なんだか、新譜で、めちゃくちゃ聴き込んだものは少なかったきがします。
去年、一昨年あたりに買い込んでたのを繰り返して聴いていた。
それでも、好きなアーティストの新譜も楽しめたし、また、来年が楽しみです。

1年とおして、ラーシュヤンソン、ラーシュダニエルソン、スティファノボラーニなど、聴いてましたよね。
ボッソ、バティスタ、ジュリアーニ、あたりで独り言が多かったきがします。
ギターもぼそぼそつぶやいたし、あ、ウルフワケニウスの新譜も堪能したね。
いろんなピアノもおしえてもらったし、ECMも買った。
ヴォーカルの拾い物もあったし、そう、コルトレーンにも驚いた!
自分のブログながめていたら、あまりにとりとめなくて、まとまりなくて、、
さすが、すずっく、
と嘆いております。(^_^);

今年、新譜でなくても、これにはまった!
って、ありますか?




2005年12月27日 (火)

それぞれのクリスマス♪

クリスマス、どのようにお過ごしでしたか?
私は、クリスチャンではないのですが、
「世界の平和」「人々の愛」、、
そんな事をまじめに考えたりしました。
一年に一度くらいは、、まじめにね。
で、今年は
「世界はドミノ倒しでまわってる!」
って、つらつら考えながら、クリスマスアルバム沢山かけました。

最初に、やっぱり、ラーシュのホープ!
いろいろな事がありましたが、ホープが生で聴けたのは、やはり素敵な体験だったです。ラーシュのかき込みにも感謝。そして、新しく新潟でできたジャズ友!にも宜しく♪

そのあとは、まずはクリスマスコンピのアルバムをかけました。

Mistletoe Magic [Palo Alto Jazz]
誰もがしってるクリスマスソングを、意外な人が、演奏しています。エルビン率いる、サンタが街では、リーブマンとと日野!ピアノはカークランド。くらっと来きます。ペッパーとリッチーコールのそりすべり♪いきなりハイテンションなあリッチーコールにつられて、渋いはずのペッパーが陽気に吹きまくる感じが聴いていてにやりと笑えます。もう一つ、マルウォルドロンのカルテットではジョーヘンがゆらゆらと抒情的にクリスマスソングを吹きます。泣けるぞぉ。ベースのデビッドフリーゼンのソロがこれまたいいのだ。彼は。クリスマスアルバム作るだけあります。理解あるのだ。で、ここでの私のお気に入りは、メレディスとハンクジョーンズのクリスマスワルツです。リトルジャズバードの最後にはいってるのだけど、、ええですねぇ。。♪

その後は、Jazz City Christmas vol.2チャーネット・モフェットとビル・スチュワートが大半のリズム陣を担当し、キューン、ダンコ、ハーシュ、コープランド(当時はコーエン)他の素晴らしいピアノと、何故かハレルとシールマンが参加してるし、、、私的にかなりのお気に入りです。今年もこのピアニスト達と沢山遊びました。来年も楽しい時間をくださいね!

そして、Jazz for Joy [Verve]今年亡くなってしまったシャーリーホーンが2曲唄っています。他、アビーリンカーン、ベティカーターというベテラン陣がそれぞれ2曲づつ、当時の若手のミュージシャンと共演する仕組み。ロイハグローブ、マークホイットフィールドあたりでやはりうっとりします。ベースはマクブライド!ドラムはビリードラモンドざんす。ここで、シャーリーホーンはもちろんですが、何故かアビーリンカーンの唄う大変もの悲しい[Christmas Cheer]って、曲がお気に入り。いつも、何度もきいちゃいます。

そして、午後には今年入手したアルバムをまずは女性ボーカル編で三枚。
Christmas Fantasy / Anita Baker
The Very Best Time of Year / Laura Fygi
Christmas Song / Jenny Evans
この中では、ウオルターラングトリオが共演してるジェニーエヴァンスがいいかな。。でも、ドイツ語で唄うヴァージョンが今一なじめなかったりしています。
アルバム的にはみんな素敵な作品だった。

そして、ブログのコメントで「欲しい、欲しい」と連発していたら、まさにその日に何処ぞの中古屋で見つかって、ご連絡の入ったアルバム!
Christmas / Andrzej Jagodzinski Trio
オラシオさんお勧めらしく、あまりクリスマスクリスマスしてないクリスマスアルバムです。壮大さと繊細さを兼ね備えたァ、不屈のクリスマスだ。(^_^);ピアノはもちろんですが、ベースがかっこよかったなぁ。また、来年、じっくりきいてみます。

最後は、大好きなメレディスダンブロッシオ
Echo of a Kiss / Meredith D'Ambrosio
もちろん、全部すきなのですが、後半Why Do I Still Dream of You?,Echo of a Kiss,Snowfall,Where Were You at Christmas?この4曲で、私的ミニクリスマスアルバムなのでありましたぁ!最後の曲はホントメレディスらしい、控えめに感情をこめたオリジナルのクリスマス曲です。

これで、このシーズンはお終い。
来年も、精進しよう。。。



2005年12月24日 (土)

Man Woman and Child / Tore Johansen featuring Karin Krog

最近お気に入りのクリスマスアルバムを三枚続けようとおもってましたが、残念ながら諸事情にはばまれましたぁ。クリスマスは終わった。でも、来年の為にイヴの夜にこれ以上のクリスマスアルバムは無い!って、すずっく的の永久欠番的お勧めつうことで。

2000年録音で、一昨年の暮れに注文したので、実際のシーズンは今年で二回目。
実を言うと、このアルバムを手に入れてすぐはなんだかあまり聴かなかったのです。
前後して買った、Jacob YoungのアルバムにいたノルウェーのペットMathias Eickがかっこいいなぁ、っておもっていたのと、たまたま、中古で仕入れたPeter AsplundのMelosって、アルバムにはまっていて彼のアートファーマーみたいな、柔らかで暖かな演奏がちょっと物足りない気がしちゃったのです。
しかし、シーズンにになってかけてみると、これがなかなかよいのです。もう、繰り返し聴いちゃう状態ですね。

Tore Johansen は、「暖かな」って言葉音にしたら、まさにこの音!って、感じです。
そして、演奏は誠実で丁寧。スリリングではないけど、真摯な気持ちが伝わってくる演奏。そう、、以前に「誠実、ってイメージの見本のような音」、って書いたケビンディーンは彼のお師匠さんでした!あまりに出来過ぎです。。
どうやら、この「Gemini RECORDS」って、レーベルの初クリスマスらしく、彼の初リーダー作にして気合いの入ったつくりです。メンバーなかなか巧いのです。
ゲストにカーリンクローグをはるばる呼んで「BODO」と言う町の教会でキャンドルたててて録音したようです。

曲は、定番のクリスマスから、彼らのオリジナル、クリスマスをイメージさせる曲、そして、賛美歌など多彩です。
タイトル曲は、カーリンと共演があるジョンサーマンの曲らしいのですが、実にのびのびした希望の光を感じる曲。クリスマスの定番になってもらいたいな。
ゲストといえ、カーリンは、13曲中7曲も歌っています。
ここで、彼女は、素直な曲の解釈でオーソドックスにうたっているのですが、実に「深い」のです。巧いとか、綺麗とかでなくて深い。

そして、もう1人の立て役者がJan Gunnar Hoffというピアニスト。
実に繊細で、丁寧で綺麗!集中力を途切れさせることなく、最後まで素晴らしい演奏でした。透明感のある叙情的なピアノと柔らかで暖かな音色のペット、そして、味わい深いヴォーカル、素晴らしいリズム陣のサポートが素敵なクリスマスワールドを作っていました。
通販で買ったのですが、教会のステンドグラス?をイメージした地味なジャケットおぼえてて、もし見つけたらお家につれかえってください。

1. When you wish upon a star
2. Man, woman and child
3. Have yourself a merry little christmas
4. Det har ei rose sprunge
5. Christmas song for children of Thelonious Monk
6. The christmas song
7. Snowfall
8. I`ll be home for christmas
9. Det forste lyset
10. Det lyser i stille grender
11. Snowbound
12. Silent night
13. Deilig er jorden

Tore Johansen (Tp, Flh)
Jan Gunnar Hoff (P)
Bjorn Alterhaug (B)
Finn Sletten (Ds)

Karin Krog (Vo)!!イェ~イ!!

他2作は、
Scenes of Christmas / Ann Malcom and CoJazz

スイスに住むアメリカ生まれのヴォーカルとコジャズの共演盤。

Merry Magic / Eric Reed

スィンギー、グルビィなピアノ演奏とクリスマスを意識したサービスがたっぷりのお勧め盤。

でした。また、来年くじけず特集しよう。。。
ちょっと、恐ろしいマニア魂、ってばれちゃったけど。。
まぁ、どうせ、どれも新譜ってわけないし、、(^_^);;
来年につづく~♪



2005年12月22日 (木)

停電した。

「暖かな部屋」、「明るい食卓」そんな、当たり前の事で、
如何に人間は和み、安心して暮らしているかよくわかりました。

そして、やっぱり、人と人のつながりはとても大事。。。とても、大切。



2005年12月21日 (水)

Christmas Songs/Diana Krall

featuring the Clayton/Hamilton Jazz Orchestra
もうすぐクリスマスですね。今年の新譜のクリスマスアルバムを一枚だけ。。。ダイアナクラールは、今は人気の歌姫です。ジャズが、マイナーだって言われてる中アメリカでは彼女のアルバムはノラジョーンズと同じくらいな売り上げがあるみたいです。今回、新譜はクリスマスアルバムでした。

ナチュラルでスィンギー唄い方とセクシーなハスキーヴォイス、意外と男らしい度胸のすわったスキャット。。そして、ジャズフィーリングたっぷりなピアノ、、お美しいお姿に人気がありま~す。
美人でも、お歌同様、親しみやすさがありますよね。
前回ご紹介したように、98年にミニクリスマスアルバムがでていて、今回はその中の2曲も収録した、45分丸ごとクリスマスです。
コンボのヴァージョンとクレイトン/ハミルトン・ジャズ・オーケストラもフィーチャーしたヴァージョンの、ゴージャスな一枚となっています。

一曲目はお馴染みJingle Bells。このおこちゃま向けの曲を実にかっこよくジャズにしあげてます。彼女、私がしってる範囲で、4ヴァージョンJingle Bellsを唄っていまして、今回はかなり力入ったアルバムの華としてトップに登場。
ジャズオーケストラを従えて、実に男勝りに歌い上げてます。女性にも人気あるのはこんなところにも因があるのかもね。
元気な曲ももちろんいいけど、やっぱ、バラードいいですよね。
The Christmas Songは、彼女も尊敬するナッキンコールで有名な曲です。ジャージィなムードもまじえながら、確かなリズム陣に支えられ、情景をたんたんと弾きがたる姿は、やはり艶っぽいです。かすれた声の部分に、いろんな感情を感じてしまいます。
出だし伴奏無しで唄うI'll Be Home for Christmasのワンフレーズにファンは涙がでるのです。はい。フルートが効果的につかって、恋人に逢えない切なさを唄います。
そして、大好きなChristmas Time Is Here、甘くラッセルマローンのギターをバックに美しく唄うのです。ミニアルバムに入っていたものですが、やはり、何度聴いてもいいです。じ~~ん(T_T)
同じく、ミニアルバムからのHave Yourself a Merry Little Christmasもやはりラッセルマローンが優しく寄り添い、しっとり歌い上げる。
ヴィブラフォンが入ったWhite Christmasは彼女のアレンジ!
元彼?への想いをさりげなく盛り込んだWhat Are You Doing New Year's Eveも優しいつぶやきが耳にのこります。
最後もスローナンバーで、素敵な歌声を耳元に残しておしまい。
最後まで、素敵なアレンジと歌がたのしめるクリスマスアルバムでした。

音使いはゴージャスだけど、決して「ど」派手なクリスマスアルバムではありません。
彼女の歌が楽しめる一枚として、多くの方の愛聴盤になるとおもいます。
今年の、クリスマスアルバムの売り上げは彼女が貢献してること間違いないですね~♪

1.Jingle Bells
2.Let It Snow
3.The Christmas Song
4.Winter Wonderland
5.I'll Be Home for Christmas
6.Christmas Time Is Here [from 『Have Yourself a Merry Little Christmas』]
7.Santa Claus Is Coming to Town
8.Have Yourself a Merry Little Christmas[from 『Have Yourself a Merry Little Christmas』]
9. White Christmas
10. What Are You Doing New Year's Eve
11. Sleigh Ride
12. Count Your Blessings Instead of Sheep

Diana Krall (p, vo)
Clayton/Hamilton Jazz Orchestra
....!!!

このアルバムを聴いた友達は

「今日はいつものフリースでなくて、もっと"ましな"服着よう」

って、気分になったそうで~す。とってもよくわかりま~~す。
ナイスなコメントだ。
ハリーコニックJRのクリスマス同様、良きアメリカを感じられるアルバムでもあるとおもいます。
でも、、もしも、三枚目があるのなら、、
今度はオケ無し、っていうのに挑戦してくれないかな~♪




2005年12月15日 (木)

ラーシュ・ヤンソン (Lars Jansson) のライブに行こう♪(追記だらけ)

本人からのコメント(短いけど)と演奏後くつろぐラーシュとシェルベリの写真あります。
ラーシュヤンソンファンの方、そこだけでも覗いてみてくださ~い。
ライブのヤンソン同様、とてもユーモアあって、優しい感じだから。。
新潟の方は今日FMポートで特集あるって!(下に追加)


ラーシュヤンソン@新潟にいってきました。
Lars Jansson ラーシュ・ヤンソン(Pf)
Anders Kjellberg アンダーシュ・シェルベリ(Drs)
Yasuhito Mori 森 泰人(Bs)

いろいろ思い通り行かないことや、密かに思い悩むことや、、季節のこともあって、ライブに行っても心に楽しめる余裕がないと感じていました。
で、チケット申し込んだものの、なんとなく、憂鬱なまま、ライブにでかけました。

ディナータイム遅刻。新潟はディナーがついてますので、○テーブルで自由席。
行った順ですね。入れ替わりなので、2ステージ目はお食事はパスいたしました。
でで、、な・・なんと、、独り、っていいなぁ~♪遅刻だけど、、、
一番前の、席がのこってましたぁ、、、
「着席!!」、、一気にくう。。でなくて、食べました。(すでに、お料理何品かでてましたから。。)

と、、拍手喝采で、3人が階段から登場(結婚式場ですから。。)
と、、しんなり?してた、すずっく、いきなりライブモードに突入。。。(なんで、こうになるんだろう。。)
で、途中のMCで、舞台を見たときの違和感、がわかりました!!
前回を、はっきりおぼえてるわけではないのですが、舞台の楽器に「?」って感じてたんですよぉ。
そう、、大雪で高速道路で八時間閉じこめられちゃったんだって!!
そう、、準備されてたのは「よそさまの楽器」、、そして、、みなさん、、「普段着」で~す。
着飾った新潟の紳士淑女との対比、、楽しいライブの予感でございます。イェ~イ!

演奏は、ヤンソントリオの新譜「I am That」からの選曲を中心に、ヤンソンクラシックを混ぜ、スタンダードも一曲いれ、アルバム、アトイーズと同じような展開。前回も、確か、、マイワン?が演奏されたようなきがする。。(忘れた)

Appletonの優しく懐かしいメロディで幕開け。独り、にやける。。。
You don't know what love isをバラードテンポでなく、急速で展開させアグレッシブにガンガン飛ばして演奏。ぐぇ、かっこいい。
誰もが知ってるスタンダードって、こういうとき、一気に親近感、一体感を作るのに効果的ですよね。知ってる、メロディ出てくるだけで場が和むのものです。
そればかりでなくて、やはり、凄いんだ。それぞれ、平行進行っしてる時と、一気に収束させていくときの音の集まり方がやっぱ凄い。独り、うなる。。
お疲れを吹っ飛ばすように、森さんのベースがうなる、走る。かなり、アグレッシブな展開、2曲目にして、全力疾走。
このあと、ひたひた心にせまるTime to be alone、暖かく包み込むようなHope、、。
いけません、、、独り、目が潤む。。。
ヤンソンはヤンソンメロディとして誰もが親しみ安い素敵なメロディが売りですが、ビート感「びんびん」きかせた曲もとってもかっこよく、ヘン拍子のGive me fiveでは、やたら叫びたくなるくらいグルヴィーでした。ええです。
アンコールは、超~~~美メロ曲、菩提樹の木の下で。。Under the bodhi tree
この世のものと思えない優しく美しく、柔らかな音、、うっとり、、、
そして、最後までアグレッシブな演奏を続けるTo the mothers in Brazil、、(m(__)m今確認、曲名全然とりちがえてました、よくあることなんですが、はい、前回も演奏聴いてま~す、その時も勘違いしてたんだろうか?)
完全な予定調和の世界ではないし、まったく、決めごとがないものでもないのだろうとおもうが、どの曲も自然に見事に納まる。
ピアノのソロが圧倒的に多いといえ、3人の演奏は対等、三位一体。ものすごく、分厚い音の壁となって、聴く者を圧倒するかとおもえば、それぞれの繊細なシンプルな音で、心を揺さぶり、それは、やはりCDとは違う臨場感、刺激が山のように自分に降りそそぎました。
独り、感謝、感激、、、怒濤の高揚感。。。。
やんやの拍手で、1幕がしまりました。

普段、CD聴いていて感じることですが、本当に、どういう場面でも「ヤンソン印」って、音がでてくる。それは、彼に選び抜かれた音なので、一つも無駄がないと同時に、音ひとつ、ひとつが彼そのもの。感情や意志がそのまま伝わってくる。。。いわば彼の遺伝子の入った音!
生でみてると、ピアノのを弾くときにわりと優しく鍵盤を押してるようにみえるのですが、出てくる音はかなりしっかりと粒だっています。
速くなると、大きな体で大きな手で、猫の手になるのですが、そのときもかなりしっかりした音と音の一つ一つがはっきりしています。
そこから出てくるののは、ある時は静寂神秘的な透明感ある演奏、ある時は自らの左手でグルーヴ感を増幅させた躍動感ある演奏、北欧の代表的なピアニストですが、心の中大きな世界には、本当にいろんな広がりと引き出し持ってる人です。

ヤンソンは、自分の口笛とユニゾンしたり、弦かき鳴らしたり、、両手の平で押さえて弾いたり、、「寝たふりしたり」、、魚釣りとギター弾きの道化をしてみせたり、、客席にウインクしたり、、と、やはり、サービス精神ばっちりです。(そういえば、前回は頭でもひいてたっけ)
「ありがとうございます」の日本語もお上手。ワインも大好き♪

シェルベリも、いつも、にこにこ、キューピー人形ですが、少しユーモアもまじえながら演奏していきます。
演奏では、シンバルを、スティックでひっかいたり、手で直接触れて音をだしたり、そりゃ、いろいろな音をどんどんつくりだせます。
誰だって、そうやれば、こんな感じの音がでる、ってわかるけど、ポイントで、ばっちり、その音きめられるのは、やっぱり職人だぁ。
普通のブラシワーク、一つでも、いろんな音になる人なんだけど、、
今回、そのへんは、人のドラムなんで、スティックさばきのすばらしさは、そのままなのですが、あの微妙な色彩い感覚はちょっと、薄かったかも。。
でも、タイミングや絡み方はほんとすばらしいです。

森さんも人の楽器ですよね?でも、そんなハンディ全然感じさせないすばらしい演奏でした。疾走する中にも、いろんな「技」が何下にあるんだけど、そらが適音適所ででてきます。ソロやテーマとってるような時でも、グルーヴ感がいっぱいあって素敵な演奏でした。
毎回、「日本語堪能」な彼がMC担当するのですが、人柄をしのばせるほんわり暖かなおしゃべりです。
酔っぱらいの戯言も、何下にかわして、さすがだ。。

で、2ステージ目
I am That、、、Latour、Remembering、Just Being等と、、1ステージ目とまったく曲はかぶさならないものの(すいません、その場で書き留めなかったので、ごちゃごちゃで間違ってるかもしれませんがそんなに違わないかな。。ってm(__)m)、やはり、アルバム「I am That」を中心にヤンソンクラシックを入れ緩急の振り分け宜しく、あっというまに終演時間。再び、「菩提樹の木の下で」を、うっとり聴いて、遠くで「クリスマス!クリスマス!」と叫ぶ声を無~~視して終了しました。
最後、3人の挨拶で本当に、、終了!

「I am That」の元気な曲が沢山選曲されてることもあって、北欧、、透明、、ってイメージと少し違う、別の素顔「も」のぞけるライブです。もちろん、あの耽美的なひた~と、美しく、暖かな世界も健在。ライブの醍醐味を堪能できます。
行くのをためらった私は、、、なんだったんだのでしょう。。
まだ、まだ、ライブは続きます。行ってみよう!ヤンソンライブ!!

一足早い、、クリスマスプレゼント♪
演奏後、くつろぐヤンソンとシェルベリです。
森さんの写真もほしかったけど、地元の方との対応にお忙しそうでした。



----------
12/20の追加
主催?のFMポートに問い合わせて、セットリストいただきました。

1stステージ
1.Appleton
2.You don't know what love is
3.Time to be alone
4.Fisherman
5.Hope
6.Give me five
7.Under the bodhi tree
8.To the mother in Brazil

2ndステージ
1.I am that
2.Invisible friends
3.The wounded healer can heal
4.Latour
5.Remembering
6.Just being
7.Under the bodhi tree
8.To the mother in Brazil

う~ん、後半(セカンド)自分的に舞い上がってました。。。完璧にアウトっす。
曲名って、どうしてこんなにおぼえられないんだろう。。
みんな凄すぎるぅ。
もう、知ってる曲名がごちゃごちゃになりましたです。呆れてね。
ファーストのFishermanは、ポップな感じでアップテンポな曲だったとおもいます。
すごい、のりのりで、私ははここで、ヤンソンの口笛入ったとおもいこんでるんですが。。思いこみかもねぇ~。(^_^);M(__)M
曲、始まる前にラーシュが「Fisherman」って言ったとおもうのですが、
そんな曲しらなくて、、、ディープなヤンソンファンは知ってるんだろうね。。。M(__)M
他のライブ会場でもやってますかかぁ。
誰か、この曲のこと教えてください。

最後に新潟地区限定情報!

FMポートライブ特別番組


12月14日(水)に迎賓館TOKIWAで行なわれた「LIVE@ROYAL VESSEL feat.Lars Jansson」の様子をライブ音源と交えてお送りします。

◆放送日時 2005年12月20日(火)23:00~24:00
◆ナビゲーター 立石 勇生
◆出演 ラーシュ・ヤンソン(ピアノ)、アンダーシュ・シェルベリ(ドラムス)、森泰人(ベース)

あ、、どうやって聴こう。。。!!
FMチェック、、中学の頃はやったんだけどなぁ~♪






2005年12月14日 (水)

ジャズピアノdeクリスマス(5)

「ジャズピアノdeクリスマス」最後は、ソロピアノのクリスマスです。
え~と、清く正しいジャズファンには、難易度たかいっす。
ジャズファンにとって、クリスマスは「もう一つ」な企画なうえ、、
ソロピアノ、ってこれまた、鬼門のひとつでありましたぁ。。
しかし、ここまできましたので、行ってしまいま~す。

おなじみテラークから、ブルーベックのクリスマスです。
A Dave Brubeck Christmas Dave Brubeck
デイブブルーベック、実は好きなポールディスモンド絡みと、ディズニー& タイムアウト、って感じでして、どちらかというと半ば倦厭してたのですが、このクリスマスアルバムは、なんだかいい感じお歳をとられたのだなぁ~、って、大変気に入りました。
彼のつくった一つのクリスマスストーリーのようになっています。
雪の中をシャンシャンと鈴の音が響くような、ジングルベルではじまり、
ほとんどの曲が、静かなしっとりした演奏なのですが、前半はワクワク楽しい気持ちで、沢山の教会の鐘の音が重なりあうったような演奏のジョイトゥザワールド。
ストライド風、ウインターワンダーランド、などが華をそえ、
オリジナル2曲はさんで、厳かで敬虔なグリンスリーブスあたりから、幼い頃からの想い出を人生に重ねて、クリスマスをたんたんと綴っていきます。
最後に再びジングルベルをバラード風にしっとり演奏してクリスマスが終わる寂しさと、余韻をクリスマスソングにつなげて終演。。


Christmas Ivory / Dave McKenna
スィングするピアノで人気の高いDave McKennaのクリスマスアルバム。97年録音のせいもあって、たぶん、みなさんのイメージよりず~~と、新しい感じの演奏だとおもいます。つうか、私は、もっと、古い感じのイメージだったので、若々しい演奏にちょっとおどろきました。意外とモダンな雰囲気です。
ソロですが、ぐんぐんスウィングさせる左手、減り張りあるタッチ、演奏で、落ち着いたアレンジ。オリジナルも2曲はいった意欲的なクリスマスアルバムです。

Prayer for Peace/Marcus Roberts
ニューオリンズの大聖堂にスタンウエイを持ち込んで、演奏した荘厳な一枚。華やかなクリスマスと違う、真摯に自己と向き合った作品です。
壮大なイメージのオリジナル曲ではじまり、よく知られてるクリスマスソング、トラディショナル、そして、スピリチュアル等をうまく配分しています。
ストライドピアノ演奏もうまく取り入れ、マーカス風知的原点を目指す、演奏かなぁ。クラシック、ゴスペルなども聴いて育った、彼の環境がわかるアルバムだとおもいます。ラグタイム、っていうのは彼らの心の故郷なんでしょうね。。
2曲彼のオリジナルと彼の選んだクリスマスの曲たちを、楽しんでください。
最後は、「蛍の光」。あのメロディをちょっと、彼流にくずして終わるあたり、やはり自己主張の強さをかんじますです。


Blessed Quietness: Collection of Hymns, Spirituals, Carols / Cyrus Chestnut
同じように、ゴスペルを聴く環境だった、チェスナット。
より、ソウルフルでアーシーな魅力がたっぷりな人気のピアニストになりました。
今年、ゴールドフィンガーで聴いたときも、大きなからだでゆさゆさ、弾くとわれんばかり拍手をあびてました。
ここでは、時に激しく、時に優しく・・・独りピアノに向かう姿があります。
自らのルーツと人生、音楽を見つめて、神に感謝しての演奏・・。
ロバーツ同様、真摯な彼の想いがストレートにつたわってきます。
曲目は、よくあるクリスマススタンダードを選ばす、タイトル通り。
昔から伝わるシンプルなメロディを、彼の息づかいそのままに仕上げ、
聴いてる私達の心に普遍的な愛を届けてくれるいちまいです。

私はこのアルバムを聴いてると、自分がいかに「飾り」や「見栄」を捨てられずに
こせこせと時間を過ごしてしまっているかを考えてしまいます。
しかし、2曲目、「主がついていれば」、、「シャボン玉とんだ、窓までとんだ。こわれてきえた。。」って、一緒に唄えますよね??
私的には一年中聴きマスです。はい。

そして、ピアノの最後は、とっておきのクリスマスアルバムの一枚!
Manhattan Christmas / Sir Roland Hanna
日本の企画盤ですね。浅井慎平、プロデュース、写真と音楽のコラボ。。
ボックス入りで~す。よ~~~く、よく、見ないと誰が弾いてるの全然わかりません。裏面に小さく、「Sir Roland Hanna」の文字。
このクリスマスアルバムの、、ターゲットにSir Roland Hannaは、ただの知らないおじさまなのだろうか。。。
しかし、中味は13曲目一曲にベースが入るのですが、あとは、彼のソロピアノが びっ~~しリ詰まっています。華麗な演奏の連続です。美しい!!素晴らしい!!

アルバム最初と最後は、パーティシーンを想像させるクラッカーの音等が入り、
ちょっと企画っぽいのですが、マンハッタンの摩天楼が思いうかぶような雰囲気づくりです。
クラシックのような品のよい、それでいてスィング感もあって、おしゃれなムードも。。。実に彼らしい作品です。
彼のピアノは、降りしきる雪のように、絶え間なく・・美しく・・・ 私達に降り注ぎます。きらきら輝きながら、優しく舞い落ちてくる・・音の雪・・音・音。
彼のオリジナルSEASONSも、すべての動きがとまってしまうような・・
とても、美しく、少し、せつなく・・綺麗な曲です・・。
すごい、素敵なクリスマスアルバムなのですけどねぇ。。ほんと、良い演奏なんですよぉぉ


と、、言うことで、ジャズピアノでクリスマスのシリーズは、おしまいで~す。
ご静聴ありがとうございましたぁ。m(__)m



2005年12月13日 (火)

Jazz Pianoでクリスマス(4)

今日は、クリスマスなのだから、楽しく、、友達と一緒に演奏!みたいなアルバムで、リーダーがピアノ、ってヤツ。ようは、ゲストが賑やかに、華やかに、クリスマスアルバムに華をつけてくれたりするものです。
そう、、自分が憧れてるミュージシャンゲストに呼んじゃう、、なんていうのもありますね。


A Charlie Brown Christmas / Cyrus Chestnut & Friends
真っ赤なCDの側面には、ちょこんと座ったスヌーピーが印刷された可愛いモノ。アメリカのいろんな音楽を吸収してそだった、チェスナットが、愛してやまない、ヴィンスガルディアの「A Charlie Brown Christmas」にでてくる曲を全部彼の新しい感覚で演奏しています。
スティーブガットとクリスチャンマクブライド、っていう、賑やかなリズム陣と、
それぞれの曲に、楽しい、驚きのゲストを迎えて、クリスマスの幸せ気分をもりあげてます。
あの(ほら貝!懐かしい)のスティーヴトーレのトロンボーン!ブライアンマックナイトの柔らかなほんわりしたクリスマスソング、サルサでヒューバートローズ入り、エリーゼの為に!マントラ参加でステファンハリスヴィブラフォンが効果的なワッツチャイルドイズディス?
そして、躍動感あるライナスアンドルーシーでは、パットマルティーノ熱いそろがはいったり、ゲーリバーツのもみの木がきけちゃったり、大好きなクリスマスタイムイズヒア、はヴェネッサの美しし歌声と、コーラスがかさなり、マイケルブレッカーが何故かブレッカー節、ひと吹き♪ふた吹き♪小雪ふる摩天楼、って感じのヴァージョンです。はい。ケニーギャレットとマルティーノがはいるのですが、クリスマスイズカミングの跳ねるようなファンキーな感じを、オルガンを弾いて盛り上げてます。
私の好きなグリーンスリーブス(曲はワッツチャイルドイズディス?と同じ)マルティーノとウォレスルーニー、そして、マクブライドのソロがかっこいいヴァージョン。大変お気に入り。二人でユニゾンしていただき、大変喜ばせていただきます。熱くなりすぎて、フェイドアウト?させられちゃったのが、残念!
最後は静かに厳かにマイケルブレッカーと短いデュオで終わります。
日本版ボーナストラックはソロでシューマンの子供の情景より。。静かに、自らの気持ちを。


Remembering Christmas / David Benoit
デヴィドヴェノワの二枚目のクリスマスアルバム(1枚目は Christmas Timeです。持ってないです)もガルディアのオリジナルが3曲も入って、彼自身の「想い出のクリスマス」を演出してます。
エヴァンスを敬愛するピアニストなので、演奏的には美しく透明感のある演奏ですが、そこにゲストが参加して変化ある作品としています。
自分自身が大ファンだというアールクルーとのスケーティング!
アールクルーの写真を自分でとってしまうほど、お好きなようです。
デイブブルーベックとのピアノデュオ、ブルーベック節も健在。
マイケルフランクスが唄うボッサアレンジのクリスマスタイムイズヒア。
普段のバンドメンバーとの演奏、そして、父親ボブベノワ(ギター)とのクリスマスソングで暖かな雰囲気の中「ジングルベル」のメロディが流れてアルバムがおわります。
私のベストは、気心しれた仲間と演奏する、クリスマスイズカミング。
サンバのリズムで、クリスマスが近づいてきたワクワクする楽しさがばっちり伝わります。まぁ、、曲が好き、てのもあるんですけどぉ。。

Christmastime Is Here / Lafayette Harris, Jr.
しっかりしたタッチと、変わったアレンジでクリスマスを盛り上げています。ゲストが、、これまた、ちょっとくせ者。
一番無難なゲストは、ラリー・コリエルの息子さんのギタリストジュリアン・コリエルかなぁ。。基本的にはハードバピッシュなスタイルなんだけど、、うむ~。
一曲、チコフリーマンが参加してるので買ってしまいましたぁ。
チコフリーマンは意外と普通な演奏だけど、間にはいるピアノの演奏はやっぱ変わってる。。
ゲストヴォーカルもかなりのくせ者だったし、、
なんつうか、タップとのコラボレーションもある・・
最後のファーストノエルは、しっかりクリスマスしていているので、聴き終わると、、まぁ、クリスマス気分です。はい。


Christmas Moods / Michael Wolff
かなりモダンでインテリジェンスのあるピアノのクリスマスアルバムです。この他に 「Michael Wolff Christmas」って出していて、リーダー作の数のわりに二枚だから、クリスマスすきなのでしょう。
一枚、ジャンピングスタートというアルバム持っていますが、アグレッシブなせめぎ合いのあるなかなか面白い一枚でした。
ここでは、トランペット、ヴォーカル二人、迎えて
Mark Ishamというトランペットは知的でエレガントな感じのトランペット。
オーソドックスに、きっちりと吹く演奏はクリスマスには真摯な感じでいいかしら。
ヴォーカルの1人は、Warren Zevonとうまるで、「煙草の煙」のような男性ヴォーカル。なんとも、深くビターな味わい。正直あまり好きなタイプではないのですが、この人のアベマリアは凄い。地の底から静かに響き渡るような凄みがあります。すごく、不思議なヴォーカル。
もう1人の男性ヴォーカルはKenny Rankin。柔らかで洗練された都会的なヴォーカルで、ほんと対照的なヴォーカル二人です。
最後、2曲はウオルフのソロ。モダンでアグレッシブな演奏です。
一筋縄ではいかないピアノですよね。

次は去年でた大野雄二のルパンシリーズのクリスマスジャズ。
Lupin The Third Jazz - Christmas / Yuji Ohno Trio & Friends
ジャケットそのまま、ジャージィでムーディなクリスマスアルバムです。
大野雄二、さすがベテランピニスト!百戦錬磨ぁ。
クリスマスの雰囲気を壊さずに、おしゃれにジャズへ変身させてます。
この塩梅が、センスの良さと生ライブの楽しさを想像させます。
ゲストは、ギターに杉本喜代志、テナーサックスが川嶋哲朗、そして、パーカッションに横山達治!旬って、ことで川嶋に期待してしまうのでありました。
パーカッションを効果的に使い、楽しいクリスマスが繰り広げられる中、
クリスマスソングでは無いけど、川嶋哲朗が朗々と吹く、
ルパン三世からのラブバラード、Love Squallが涙ものです。
すいません、クリスマスではないけど、私のベストだったりしてぇ。
Winter Wonderlanの杉本喜代志も実にいいで~す。テーマ、丁寧に弾いた後の一発きめてれます。
一般的なクリスマスソングも、ラテンアレンジやブルース調にしたり、テンポルパートで変化つけたりと、飽きさせることの無いアルバムです。
ベースがねぇ、いい感じで活躍するんですよね。アルコとピチカートで弾くグリーンスリーブスも、なかなか、よかったです。
最後、トリオで奏でるThe Christmas Songは美しく展開し、
余韻を残しながら、最後まで大人の時間を満喫させてくれます。
しかし、ここで、疑問!!ルパン、って冠いるのかな?
やはりセールス的に、違うのかしらね?大人げないから、これでやめておきま~す。


最後は、最近の超お気に入りのクリスマスアルバムの一枚!
Merry Magic / Eric Reed
エリックリードが、送るクリスマスの世界。
エリックリードのクリスマスアルバム。基本はビブラフォン入りのクインテットなのですが、曲によって、いろんな編成、そして、二人の歌姫を迎えて、素敵な演奏をくりひろげます。
Pickup!ってことで、後日アップします。ようは、特別扱い(^_^);;


つうことで、今日はおしまい。



2005年12月10日 (土)

クリスマス休暇

今日も朝からジャズのクリスマスアルバム聴いてました。
今日は、ピアノwith Friends、ってことで、ブログにあげよう、、
っておもいましたが、、ちょっと、ぶち壊れちゃったし、、(いつもかしら?)
雪もふってるから、、(すいません、まったく関係ありません)
お休みすることにしましたぁ。

今日の目玉はエリックリードが一昨年くらいにMAXJAZZから出した、
クリスマスアルバムだった。。。
これ、私は大変好きな一枚なのですね。
一年中きいてるかもしれないな。
最後の、「AFTER THE HOLIDAYS」って、ヴォーカル入りの曲聴くと、、
聴くと、、聴くと、、いつも、ジーーンと来て、、
涙がでそうになる。。

と、、言うことで、そこの社長♪
「クリスマス休暇」いただきましたぁ。m(__)m


2005年12月 9日 (金)

ジャズピアノでChristmas(3)

シックに?ピアノトリオもいいけど、(でも、シックなピアノばかりでなかったのだが。。)もうちょっと、なにか「華」がほしいな。
なんて気分の時もあるでしょうから、今日は、ピアノがリーダでカルティット、クインテット、シックステット(で、いいのでしたっけ?)なんてクリスマスアルバムいきます。

まずは、誰も一度は聴いたことあるピアノの大御所から。
An Oscar Peterson Christmas / Oscar Peterson
オスカーピータソンのクリスマスですねぇ。。ギター、フリューゲル、ビブラフォン入り、そして、華やかにストリングスが入る演奏。スィンギーなゆったりした演奏です。少し控えめな演奏もありますが、きらきら舞い上がるピーターソン節もきけるし、私はギターも楽しめるお得盤です。ホワイトクリスマス、なんて、みんなで、ほんとゆったりと演奏まわして、ピーターソンも凝ったことなにもせず、ストレートに歌い上げるだけなのですが、これが、ほのぼのいいのでありましたぁ。心の暖まる、一枚です。そう、フリューゲルもゆったりと、みんなで大きくスィングして、楽しいぞぉ。

同じテラークから、ヴィブラフォン入りで、

Christmas with George Shearing Quintet / George Shearing
ピアノ、ヴァイブ、ギター、ベース、ドラムスで繰り出される、 さわやかで、暖かくやさしく、そして都会的なシアリングサウンドを クリスマスヴァージョンでおたのしみください。
分かりやすい演奏、羽根ようにかろやかなタッチです。 でも、アレンジはひと味ちがう味付けがなされています。
たとえば、一曲目も、ラテンリズムではじまり、フォービートできめて・・そして、またラテンで楽しく終わる・・・
そんな原曲の雰囲気そのまま、でも、ちょっと違う・・・ その味付け具合が実に絶妙、おしゃれ!
ライナーは本人が一曲づつ、想い出や演奏の解説している丁寧なもの。 人柄がしのばれますね。
どの演奏も好きなのですが、 The Christmas WaltzとSnowfallは、特にお気に入り。 最後・・15曲目は「弾き語り」です。 人生をかたるような味わいのあるお歌です・・
短めな演奏時間で、つぎつぎと楽しい曲がたのしめる、 まるで雪が舞うスノードームを観るようなアルバム!


そう、テラークのまるで絵本のようなかわいいジャケットはもう二枚あります。 レイ・ブラウンとデイブ・ブルーベックね。

同じカルテェットでも、こちら、サックス入り。
一気に濃い感じになりますよね~(^_^);

Bebop Christmas / Niels Jorgen Steen Quintet
クリスマスもガッツでジャずる、っておもったらこれ。
しっかり力強いタッチのピアノに、押しの強いギター、
モダンなフレージング、でブロウするBob Rockwelのサックスで
熱いクリスマスの夜は間違い無し!
バッシバッシと決める、ハードバピッシュな一枚。
Bob Rockwellのサックスかっこいいです。ギターもいいな。
あまりにも、、クリスマス忘れてるかな?っておもってたら、
TheChristmas Songでは、しっとり気かせてくれた。いい音だなぁ・・
TheChristmas Song、ってサックスの名演多いですよ。
シーズン以外にかけちゃう、一枚なのであった。。

と、、ギターの入った、クインテットで、
Yuletide Swing / Oliver Jones
ピアノだけでなくて、グラビノーヴァも使って、ヴィブラフォン系の音作りなどもしてるサービスたっぷりのクリスマス。
のりのり、グルーヴィーな演奏が続きます。
ふと、浮かぶのは、、若き日のオスカーピーターソンですかねぇ。。。
こちらは、ピータソンのアルバムに比べると、ノンストップで走っている印象があります。全員で小気味よくスィングする中にも緩急つけて飽きさせない工夫です。

クインテットでも、次のアルバムはトランペット入り。
Jazz Christmas / Willie Pickens
クリスマス?って声が聞こえそうな、熱いあるばむです。 ピッケンは、ガンガン一直線に行くタイプですよね。
黒人としてもってるノリのよさで、一気に弾き倒す感じ。 豪快、明解、ストレートです。
アドリブに入るともう、ゴーイングマイウエイ!
ニコラス・ペイトンもストレートで力強い演奏です。マグニチュード8!
全曲、ピッケンと素晴らしいコラボレーションです。 アメリカ!、って感じのいちまいですよね。
熱い、熱い、どの演奏非常にホットな演奏! 非常にアグレッシブな演奏!
熱くて、ぶ厚いジャズのクリスマスアルバム。
しかし、Nicholas Paytonの音はふくよかで張りがあって、堂々としてますよね。
クリスマスアルバムとあなどって聴くと、 強烈なパンチにノックアウトされてしまう一枚でございます。

最後は、再びシックステット。
サックがハリーアレン、っていう、お買い得盤。
What Would Santa Say? / Mark Shanes X-mas All-Stars
最近のクリスマスアルバムは世相を反映してか?シックな感じのもの、おしゃれな感じのものが多いです。
昔のようにクリスマス=どんちゃん騒ぎ、ってなくなったものね。
これはどんちゃん騒ぎではないけど、とてもコミカルで楽しいアルバム。
スィングスタイルで、メンバー全員のりのり、ってクリスマスアルバム。
デキシー風あり、ブルースあり、サンバあり・・・
モノラルラジオから、がぁ~がぁ~、いいながら流れてきそうな、サウンドがなんとも楽しい!
しかも、ぴあの唄う!下手うまなピアノのお歌も、ホームパーティそのもの。
サンタのかっこした「お父さん」達のたのしそうな様子が目に浮かんじゃう一枚です。
知ってるメンバーはハリーアレンだけなのですが、(めずらしく、とても楽しそう!)適度な「はめの外し方」が暖かでユーモアたっぷりな楽しい作品です。


と、、いつまで、つづくんだろう。。。
まずい、、また、、なんだか、、文章が長くなってる、、(-_-);;
はぁ。。今日は、ここまでね。




2005年12月 8日 (木)

Jazz Piano で Christmas(2)

今日は「意外」と少ない?ピアノトリオでのクリスマスアルバムです。
クリスマスの曲は、「究極のスタンダード」って事などもあって、ピアノトリオだけのクリスマスって、意外と少ない。ピアニストにしても、誰もが知ってるスタンダードをピアノだけで聴かせるのは結構勇気もいるんでしょう。。?

それでも、お名前のわりと知られてるところから、、
Christmas Song / Kenny Drew
エレガントで、ソフトな「イメージも」持つハードバッパーケニードリュー。
日本の企画盤は、当時「ケンケンがくがく」って感じでしたが、今、聴くと何もそこまで毛嫌いしなくても、って感じです。時代、ってものもあるよね。
その一連の企画ものが、クリスマスを外すわけはない!
クリスマスアルバムがしっかり残っています。いいよぉ~♪
ベースがペデルセン、ドラムがアルヴィンクィーン。
クリスマス柄?ハードにアグレッシブなセッション、ってのは論外ですから、
そのへん、クールに、、でも、さりげなくテクニックとアレンジ盛り込んで、
超ハイセンスなクリスマスアルバムです。ピアノ演奏ききこんでも楽しいし、小さな音でBGMにしてもおしゃれだし、、お買い得な一枚でござる。21分、六曲ってのも「みなさま」には嬉しいかもね♪

Silent Night / European Jazz Trio
あぁだ、こうだぁ、言っても、透明感のあるサウンドは静寂なクリスマスのムードにぴったり♪European Jazz Trio が使命感?をもってお届けするクリスマスアルバムです。美しく、透明感ある演奏の中にも、控えめに込められた彼らからの叙情的なメッセージを感じることができたら、あなたは偏見の無いピアノ通でございま~す。なんちゃって!
ジャケットの美しい風景が大変素敵♪あ、この人達オランダの人達だったのね。
ピアノはKarel Boehleeです。
が、、
White Christmas / European Jazz Trio
実は。一昨年、一作目のクリスマスアルバムに、Marc van RoonのピアノでWhite Christmas、Have Yourself A Merry Little Christmasという、おいしい2曲を付け加えたアルバムがでていま~す。残念ながら持ってませーーん。


Christmas Songs / Eddie Higgins Trio
ヒギンズは、スィンギーでオーソッドクスなスタイルですが、アレンジも工夫されており、ジャズピアノファンにプレゼントしたら喜ばれそう・・演奏は、明るく、適度に華やか。
上品な彼のイメージを保ちつつも、内省的にならずに、みんなで楽しめる作品です。ベースが積極的にアプローチして、好演してます。
バラードプレイはロマンティックでいながら、ちゃんとスィングしていてピアノトリオのまるで見本的な演奏です。
全12曲、ヒギンズのピアノで楽しむクリスマス曲は、格別で~す。
奥様ダンブロッシオのジャケットの絵はとても素敵。(奥様とクリスマス作ってよぉ!)ジャケット開いた中も綺麗ですよ。これは、LPもでてます。

と、、なんと、なんと、、ここまで、すべて日本からリリースです。
って、日本人がピアノトリオ好き、って事?
ついでに言っておくと、、JazzCity、って日本のレーベルが出していた
JazzCityChristmas(vol.1,2)は、ピアノ満載です。ハーシュ、ダンコ、キューン、コープランド、、、等々、ちょと美味しすぎるクリスマスアルバムです。二枚目には、トムハレルが2曲参加してますです。でへ。

それじゃぁ、、と、、日本人のピアノトリオが出してるのを、一枚。
お美しい女性でございます。

My Little Christmas/Yoshiko Kishino
聴きやすく、柔らかなタッチ。ジャズを意識するというより厳か雰囲気を大事にしています。原曲を少しアレンジして、おしゃれっていうか、インテリジェンスをすごく感じる演奏です。
グリーンスリーブスとか、何気なくいきなりヒートアップするのですが、蒼く燃え上がる感じで、ジャージィというのとも少し違うかな。
最後のオリジナル曲では、彼女の「Merry Christmas to you. 」というメッセージがきけます。。
そう!!グルヴィィでは無いけど、「ピュア」、って言葉はぴったりかもしれないです。

ちょっと、飛んで、スウェーデンから。
これは、三曲ペットが参加してるのですが、基本的にはピアノトリオを楽しむ作品ってことで、、

Winter Wonderland / Claes Crona with guest Jan Allan
Claes Cronaは、少し前にスカンジナビアコネクションで、来日したことあるピアノです。北欧のピアノって、いうイメージは無く、熱くスィンギーなピアノです。
オーソドックスだけど、ノリノリで楽しめるジャズピアノですよね。
だから、安心して楽しいクリスマスがおくれま~す!
しかし、見事なゆれ具合なのですね。バラードの時のしっとり感もいい。
こういうときに、北欧のメロディアスさ、叙情豊かな感じたっぷり感じます。
ベースもドラムも、あまり有名でないけど?きっちりお仕事していて気持ちいいです。
ペットのジャンアレンは、自信に満ちた、しかし、暖かな演奏。
どうやら、ミュートようです。3曲で参加しています。
最後はソロピアノで終わる、アルバム構成も心憎い。

Let's Have A Merry Christmas / David Gazarov Trio

ピアニストはこのクリスマスで聴くのが初めて。
イタリアのクリスマス?って、売られてたそうですが、イタリア人では無いよね。
イタリアにすんでるのかな?
中身はこのかわいいサンタにだまされちゃいけない、かなりアグレッシブな演奏です。
静かにひいてる曲もありますが、モーダルでなかなか変わったアプローチだったりします。タッチも硬質だし、重厚な感じもする。
たまに・・クリスマス・・・忘れてる・・。
バラードだって、メリハリはっきりさせなくちゃ、嫌、って感じ。
クリスマスだって、ヴィヴィいっちゃってるピアノトリオである。
クリスマスだって、綺麗なピアノトリオなんかじゃ、我慢できないぞぉ、
って、人には超お勧めですね~♪
ベースのPaulo Cardoso、が、結構いけてました。

他に、
Christmas standards / Nicolas Hafner "Swisstet"
ソフトな感触のピアノだが、アレンジやリズムに工夫した、楽しい一枚。
Silent Night /Christoph Spendel
しっかりしたタッチの、リリカルなピアノです。饒舌な広がりのある演奏。
Have A Jazzy Christmas / Roy Budd
グルーヴィーでスリリング。流暢な?ピアノ。ドラマチックなクリスマス。

なんて、ところがたぶんヨーロピアンでしょう。。(^_^);
つうことで、意外とない北欧のジャズピアノトリオのクリスマスアルバムでした。

あ、、番外編?
White Christmas / Norio Maeda
ご存じ、前田憲男の清く正しいクリスマスアルバム!

と、、言うことで今日が終わった。。


2005年12月 7日 (水)

ジャズピアノでクリスマス(1)

どんな感じで、手をつけようかな。。今日も悩んで終わるといけないので、、
と、とりあえず、、、
LPで聴くことができる有名なクリスマスアルバムから。(ようは、大昔からあるのです)

まずは、アナログ収集家ならだれでも知ってる、、?BNのクリスマスアルバムから。背中にチェレステ背負ったサンタのピアソンがサンタのかっこのヤツ。
Merry Ole Soul / Duke Pearson
BNはクリスマスコンピが出る前は、長い間このクリスマスアルバムだけでした。で、BNだし、LPは結構良いお値段で取引されてます。
私?欲しいけども持っておりませんです。オークションやらないから。
地方の中古屋で、簡単にであえるともおもえないし。。
でも、最近一曲追加でCD化されてるので、聴いたことがある人は多いはず。
中味は、ピアノトリオになんと、何故か、パーカッションでアイアートが参加してるという、意欲作。チェレスタとうい「鉄琴」みたいな小さな鍵盤楽器も使ってクリスマス気分を高めてます。どの演奏も、曲のよさをそのままに、でも見事にジャズとして演奏されていて、とても素敵なクリスマスあるばむです。
(CD有り)

プレステッジには、CD化されてない最後の秘境?クリスマスアルバムが二枚あります。
どちらもタイトルは、「Holiday Soul」です。これは、二枚そろえることができました。

Holiday Soul / Bobby Timmons

ファンキーなピアニストとして、有名なかれですが、私は彼のBorn to Be Blueが好きで、その哀愁のにじみ出たサウンドのファンです。
なんだか、人生の切なさを感じませんか?
ソウルフルと言っても煽るような演奏ではなく、
聴く人の「心の真ん中」に。まっすぐはいってくる演奏です。
なかなかシックで「渋い」大人の雰囲気のクリスマスアルバムなんですよ。
ほんと、懐かしいジャズ喫茶の香りがする。マスターの皆様ご苦労様で~す。
もちろん、得意の三連符フレーズでてきますです。

Holiday Soul / Don Patterson

ピアノでなくてオルガンなんですけどね。で、ここの私的お楽しみは、パットマルティーノの参加です。神業の片鱗をあちこちかいま見せます。がぁ、パタソーンとのアーシーな掛け合いがなんとも、面白いのだぁ。
クリスマスといえば、教会。教会といえばオルガン。でも、パターソンは厳かな雰囲気よりは、どちらかと言えば楽しいクリスマスをオルガンで演出してくれます。
それでも、ロングトーンを使って、ゆっくりと弾くサイレントナイトやホーリーナイトはオルガンにしか出せない響き雰囲気がたっぷりです。
しかし、最近の哲学者風のマルティーノからはちょっと想像できない、陽気、能天気が、おもしろいでーす。

プレステッジのこの二枚は、CDはありません。レコード、日本版などもでてるので中古で手に入れるのそんなに難しくないようですが。。
プレステッジからクリスマスコンピ「THE CHRISTMAS COLLECTION」ででて居て、こちらはCDで再発されてますからちょっときけますけど。。

オルガンついでだから、、、ジャケットのインパクトが結構強烈な、、ジミースミスのクリスマスアルバム。

Christmas Cookin' / Jimmy Smith

「Christmas '64」に2曲ついかして、「Christmas Cookin'」になってます。それは、ティンファニー?で壮大に幕開ける、クリスマスアルバム。全編、不思議なサービス心が満載なのですが、とにかく、ファンキー、遠慮無し。ビッグ・バンドとコンボで録音しています。サイレントナイト!信じられないファンキーさです。とにかく、陽気に、わいわい!ファンキーでソウルフルな一夜を保証します。
CDに追加されてるグリーンスリーブスは、すげぇ、かっこいい。蛇足ですが、ビッグバンドヴァージョンのほうはギターバレルです。CDに追加されてる、2曲はギターがウエスとバレル!!わぁ~マイジャズギターの神様が一緒にいるぅう。
って、ことで、LPでなくて、CDかけたりいたします。はい。(CD有り)


Sounds of Christmas / Ramsey Lewis Trio

最初の一発目から、ばっちし溜のはいったブルージーな演奏。全編のろのり、ゴスペルタッチのソウルフルでスィンギーな、サービス精神旺盛な演奏とアレンジがたのしめます。こちらも、楽しく豪華なクリスマスを保証済み。彼はもう一枚「More Sounds of Christmas」もだしています。内容は同じようなかんじかな。CDは、2イン1になっています。

A Charlie Brown Christmas / Vince Guaraldi
先日、紹介済み。
確かに、40年の歳月をかんじる録音や音作りでありますが、古さを感じずに楽しめる一枚だとおもいます。(CD有り)



ついでに、、オルガンが二枚でたので、、有名ではありませんが、
Christmas with McGriff / Jimmy McGriff

64年の録音のようです。ジミースミスも64年に録音してるので、対抗意識もあったかもしれませんね。アーシーでテンションが超高い。ハモンド・オルガンの音色がぎゃんぎゃん頭を直撃する一枚で~す。CDでもっているのでLPのジャケットとちがうかもしれません。M(__)M

と、、今日はここまで。


2005年12月 6日 (火)

クリスマスアルバムにもの想う。(戯言編)

クリススマスアルバムで一番多いのは、ヴォーカル、、、
たぶん、女性ヴォーカルだとおもいます。
でも、私、ヴォーカル、とても偏っていて、
生理的に聴けないのもあるので、
クリスマス集めるときも、インスト中心で集めてました。

で、私の手持ちでは、やはり、ピアノがおおいのです。
今日から、ピアノ編、っておもったのですが。。
どうやって、手をつけようか。。。
悩んで、時間切れ。。
とりあえず、明日は、何か書いてみよう。。。



2005年12月 5日 (月)

Jazz Guitar で Christmas(2)

ジャズギターリストのクリスマスアルバムのつづきで~す。

Christmas at My House / Larry Carlton
ラリーカールトン。フュージョン界の大御所は、一度銃弾に倒れた。。。
復帰後、第一作目は、家族も参加してる、生きてる事への感謝の一枚。
この辺、もう、たぶんご想像道理の音。西海岸のクリスマスでーーす。
洗練された、アーバンなクリスマス。キーボードの響きも華やかに
カールトンの泣きが楽しめる一枚。ここのカールトンのギター好き。
リラックスした、大人のプレイの中にもギターリストのセンスとテクニックがきらりと光る秀作。結構、人にすすめちゃいます。

と、、くれば、フォープレイ。
Snowbound / Fourplay
ここでも、ぐりぃ~~ん、ってカールトンのギターが泣きます。
しかし、こういうフュージョンの音、今は懐かしい、郷愁さえさそいますね。
ボブジェームズのはずんだアレンジ&キーボードは、青空、カルフォニア、そんな、明るいクリスマスアルバムに。カールトンも明るいず~っと、色合いにきこえます。
湿度まったく無し。

そうきたら、、ラスフリーマン。
Holiday / Russ Freeman
リッピントンズのリーダー、ギターが送るクリスマスアルバムには、な、、なんと、ボブジェームズが参加。凝ったアレンジや、オーソドックスな演奏、と多彩なクリスマスアルバムです。レゲエやサルサも飛び出す、楽しい一枚。
冒頭、オリエンタル風のキャロルオブザベルスは、マンドリン、12弦ギターも使われてます。
夜空に星、ネオンのきらめき、華やかなアレンジのクリスマスアルバム。

最後は、ジャズギターのマイナー所、でも、面白そうなクリスマスアルバム三枚。

Christmas Impressions / Ron Eschete
ロンエシュテ。この人7弦ギターの名手なのですが、これは違うとおもうんですけど?m(__)mソロと、ギタートリオによるクリスマスアルバム。美しいハーモニーと、柔らかな音かしらね。
トリオのベースの、アグレッシブな展開がちょと予想外な感じ。
結構、、弾きまくってる。ソロで奏でるChristmas Time Is Hereの為に、海外通販しましたぁ。(^_^)

7弦ギターといえば、若いところではジョンピザレリ。
Let's Share Christmas / John Pizzarelli
父のバッキーピザレリの指導宜しく、ギターに唄に大活躍です。
その彼の10年くらい前のアルバム。華やかにオケをバックに「唄いまくる」エンターテイメントとしてのジョンのクリスマスアルバム。一曲ごとにアレンジャー変えた豪華なアルバム。一曲だけ、トリオでそりすべりをハードドライヴィングに弾きまくる硬派なギターリストは彼。次回は、ギターだけで、もう一枚。(とうちゃんも一緒に)
で、このアルバムはヴォーカルに分類されてますけど。。

最後は、ソウルフルな一枚。
Guitar Christmas/Jimmy Ponder
ジミーポンダー,暖かな音のバップギターリストの、ソウルフルなクリスマスアルバムです。
JOHN HICKS参加、ってことで音の感じはつかめますよね。
DON BRADENと言うテナーサックスが、なかなか、拾いものですね。
ストレートでゆったりかっこいい。斬新さはありませんが、いい味でてまーす。
クリスマスの夜だって、やっぱ、ソウルフルにって、人にどうぞぉ。

と、、今宵はこの辺で。。
さて、クリスマスアルバムが沢山でるのは、アメリカでーす。
そのアメリカでは、イージーリスニング的なギターが沢山でてます。
そして、カントリー、フォーク、ブルース、、、
ギターはジャンルを越えて演奏することも多く、この辺からも興味のあるアルバム
は沢山でています。。
つうか、、むしろ、、このへん、、ばっかりなんですけどぉぉ
責任者でてこぉ~~い。なんちゃって。



2005年12月 4日 (日)

ジャズギターでクリスマス(1)

ジャズギターのクリスマスアルバムは、やはり少なーーい。
ジャズギターって、マイナー分野だけど実際にはアルバムは異常に多い。(と。思う)
でも、クリスマスアルバムはその数にくらべると、、
とっても、少ない。泣けるほど少ない。たんなるほど、少ない。。
と、泣きをいれていても仕方ないので、持ってるもので、、ご紹介。

まずは、王道、二枚。
私のジャズギターの神様、ケニーバレル(もう1人は、ウエスモンゴメリー)
Have yourself a soulful little Christmas / Kenny Burrell
バレルの演奏はいつものように、ドライブ感あふれており、大好きなブルジーなフィーリングもたっぷり。
オーケストラがかぶってはいますが、まさにジャズギターの王道をいくバレル。
彼のファンならこのマイフェヴァリットシングスの為だけに仕入れても後悔はしないとおもいます。
グル~ヴィで、スリリングで、このかっこよさは、極地です!痺れる。
ちなみにジャケット違いは、こんなカワイイ仕様で~す。


次は、マイジャズギターの右大臣のジョーパス。
ええと、左大臣はジムホールで~す。左右で、「光」かがやいてま~す。(^_^)
Six-String Santa / Joe Pass
リズムギターの朋友John Pisanoとの楽しい一枚。
バレルのブルージィさは無いけど、ジャズギターの見本のようなです。
見事な曲の解釈と演奏。
まるで、自宅のリビングで録音したようなリラックスした雰囲気なのですが、
そこは、それ!ギター職人!
インプロゼーションになると、これがクリスマス?って、かっこよさです。
ジョーパスのリラックスした、でも正攻法なジャズギターがきけるアルバムです。

つづいて、ゲッツとの共演で有名なチャーリーバード。
Charlie Byrd Christmas Album / Charlie Byrd

彼は、クラシックギターの演奏に近いので、ソロで奏でられるこのクリスマスアルバムは、ジャズ度は低いけど、クリスマス気分は堪能できます。
上の二枚とは、ちょっと違った静かで厳かなクリスマスをご希望の方に。
しかも、二枚だしてます。基本的には、同じような内容、雰囲気ですから、どちらか一枚でオッケイでしょう。曲もかぶさってるいるものもあるし。
つうときは、、最初に出した方を抑えます?どうなんでしょ?こちらが1枚目です。
Christmas Carols for Solo Guitar / Charlie Byrd

同じようにひとりギターでも、ジャズ度、驚愕度が高いのがタックアンドレス。
Hymns, Carols, And Songs About / Tuck Andress
ギタリストはソロアルバムの恐ろしさをよ~~く知ってると思います。ギターは小さなオーケストラ?
言うは簡単ですが、ベースとコードとメロディを一人演奏するのは実際大変。
うまいヤツでも、たいがい何処かに破綻がある。
この人のひとりギター、一応、三つ完璧。で、キツイ感じにならない。
超絶技巧でいながら、「目一杯、やってますぅ」みたないな、
激しいノリや、テクニックを誇示した感じがしな~い。
でも、ギター演奏する人が聴いたら、きっと驚くとおもいます。
このアルバムをかけると・・外に雪が降り出しそうなきがします。
あぁ、かけたからつもってしまったよ。
アヴェマリアを一緒に歌いながら、窓の外は雪・・・


ひとり妙技を堪能したら、別の技巧派の、クリスマスアルバムも聴いてみよう!
Winter Nights / Al Di Meola
アルディメオラ。なな~んと。バンドォーラの名手とクリスマスアルバム出していて、スーパートリオの白熱とは違った、叙情の絡み合いがたっぷりなエキゾチックなクリスマスアルバム。
そんな独特の哀愁が感じられる作品です。
クリスマス曲もオリジナル曲もシルクロードの味付けでございます。
自他共に認めるへそ曲がりの方、普通のクリスマスは嫌、って方、是非♪

まだまだ、続くギターのクリスマス。。。



2005年12月 3日 (土)

Notes from the Heart/Ulf Wakenius

大好きなスウェーデンのギターリスト、ウルフワケニウスの新譜はキースジャレット集です。
はじめて、この情報を彼のHPでみたときは、ちょっと興奮しました。
で、心配もしました。
キースの曲は、短い印象的なメロディと、、そして、溢れるつうか、終わりなきインプロゼーションによる演奏で、ファンの心をとらえてるわけですから。。。ね?

また、キース自身の中には、音楽のいろんな要素(ゴスペル、フォーク、ロック。。)常にあって、今でこそスタンダーズの活動もながくなり、多くのジャズファンに支持されるようになりましたが、初期のアルバムは、結構無視されてるもの、も多いし、今では絶賛されてるケルンコンサートだって、「あんなもんはジャズじゃない」って人は多かったですから。。。ね?

そんなこんなで、キースの人気曲、って、彼以外が演奏するとき、
アルバムのアクセントで?入ることがおおかったりしますですから。
北欧のギターリストが、アコースティックで奏でるわけですから。。
しかも、アルバム全部でしょ?。。。ね?

しかし、メンバー、ベースがラーシュダニエルソン、ドラムがモーティンルンドでしょう。。。やっぱ、聴かなくちゃ。。。

さて、本題、、
選曲は、70年代初期のものから90年代まで幅広く、キースファン泣かせなラインナップ。
演奏内容は、ものすごく、ロマンティック。スィ~ト、ハァトフルぅ~~。
前回の、「Foever You」にも通じる、「歌謡曲」的、感情表現もあり、
パットメセニーに通じる、音色、空間使いはあるものの、
この世界は、まさにウルフワケニウスの世界です。
ワケニウスは、ジャズ以外にロック、ブルース、ブラジル、、ヨーロッパのフォークロアの要素はあっても、彼自身にはカントリーやゴスペル的な根っこ的なものを私は感じたことは無いので、
それはキース集であっても、メセニーライクな音色であっても、
そのメロディから紡ぎ出されるものは、彼の心の風景以外のなにものでも無いです。

ある時は静かに、森に漂う霧のように、心の中を浮遊し、
ある時は、ダイヤモンドダストのように煌めき、
オーロラのように、変幻自在に聴くものの心を圧巻し、
短い夏に喜び、祭りに酔い、美しい女性に賛美をおくり、、
キースに敬意を表しながらも、それは、まさに「北欧叙情絵巻物語」です。
Notes from the Heart、、心からの音色、、タイトルそのもの。

一曲目、もしかしたら、一番キースの売れてる?アルバム。
ケルンコンサートより、「Part II c」、Memories of Tomorrow。
あの「切ないような懐かしいような」なメロディを、ワケニウスはねっとり、またったりと、まとわりつくように、提示し、(歌謡演歌?の世界っす)そこから、彼の世界へ誘ってくれます。途中、ワケニウス的おいしい、お砂糖的アプローチ満載で、このアルバムのコンセプト丸出し?の一曲。
この時点で、キース、ケルンコンサート派?は退場を余儀なくされるかも。(^_^);
キースが時折いれる、不思議で不安定な音は、排除されて、ひたすら甘く優しいので。切ない感情を抑えて遠くに、遠くに流れていく白い雲を眺めるよう。。

独特なベースのパターンで、ラテンビートが感じられる印象的な曲。
Changelessの1曲目、キースの演奏では、私は何故か激しさを感じずに、気づくとテンションがあがってしまいます。
ピアノをオーヴァダブし、独特の力強いベースパターンも強調して、
ワケニウスが切り込む、かっこいい演奏。スパニッシュ的な要素も入って、
理性と無関係な、人の感情的な部分に直撃です。

Personal Mountainsからの美しいこの曲も、たんたんと、美しく優しく弾きます。
懐かしさがこみあがてる、郷愁ある演奏。。故郷、って言葉が浮かんでくる。

Belongingから、キースらしい八ビートの登場。独特、洗練、、ってキースのイメージとは、ほど遠い、曲なんですけど、これも、キース!こういう、かっこわるさをかっこよく、演奏できちゃうのは、ワケニウスのヴァーサイタルな才能の持ち主だからだとおもいます。リズム刻んでるだけでも、普通は、、、笑える。。m(__)m

My Song(T_T) 反則的な、美しさ、優しさ、、、
キースの純真無垢な出だし、イントロ部分に泣ける私なのですが、メロディのもつ美しさをひたすら噛みしめるようワケニウスの演奏、、、涙が出そう。。
心の唄。。。心の中に流れる唄、、そんな感じ。。。
メセニーが、バリトンソロアルバムで、弾いてますので聴き比べてみてください。
このアルバム全部好きなのですが、このあたりから、後半、、強烈においしい。。

このアルバムで、この曲だけキースの演奏をしらないのですが、ダニエルソンのピアノ!曲想を掴んで、あまりにはまりすぎていて、驚いちゃいました。
過去にも、ダールとい立派なピアノ弾きが居ながら、自分でピアノ弾いてる「実績」ある強者の彼なのですが、、(わがままともいうかしら?)
私には、大好きな「Foever You」のような、心の移ろいを感じる素敵な一曲とないました。

次曲だめ押し、、ここまで、ずっと、心の中がしっとり濡れて、呆然状態のとことに、、ワケニウスとダニエルソンがテーマユニゾンとって、ダニエルソンのソロにはいるって、私的に必殺泣きのパターンです。もう、ソロに入ってすぐに大泣き。
続くワケニウスの演奏も、濡れてる。何度聴いてもこの曲手が止まります。
Mourning of a Star、っていう、「ある意味すごい」アルバムの中の短い一曲なのですが、メロディだけ唐突に美しい。。キースでの決定版は、Mysteries。。。(私のMysteries、返せ!)だと、、思いますが。。

この中では一番新しい曲?The Cure。ここから、スタンダーズでのオリジナル曲が続きます。
単調なベースのパターンを粘着的に繰り返し、嫌でも体反応しちゃういつもパターンです。不気味な単調さの中に、時折、感情を織り込んで、終わらせてます。ちょっと、凄みがあって、やっぱ、妙にかっこいい。

でました、So Tender。この美しく、人気のある曲、ピーコックのソロがかっこよく印象的であったりいたします。ワケニウスは、ここでも静かで、柔らかで繊細な感情表現に徹しています。ベースとドラムもこの雰囲気に徹した演奏。ほんと、切なくなってくる。

Tributeから、U-Dance。このフォークな雰囲気たっぷりな曲を、陽気な雰囲気にまとめげてます。小さな声でいってしまうと、これ聴く度に、ベッツィ&クリスの白い色は恋人の色、「ふるさとのあの人の~」、これがうかんできてしまいます。はい、和彦好きでしたぁ。(^_^);

最後は、Death and the Flowerより、、「祈り」
人生の悲哀を感じる名曲。とても、好きな曲だし、キースの演奏も好きです。
生きていると、自分の力でどうしようも無いことが沢山あります。
一生懸命、頑張ってもどうしようも無いことが必ずあります。
そんな時、祈る、願う、、、無心な姿。。。
そんな姿が、心情が、、静かに表現されてるワケニウスの演奏で静かに幕を閉じます。
演奏はこれで終わるのですが。彼の世界は、私の心の中に広がり、
染みついてしまいました。。

控えめで繊細なサポートながら、ソロをとると、涙がでちゃう、ダニエルソン、
抑えた演奏の中でも、多彩なリズムをきっちりと、叩きだしていくモーティンルンド。
ワケニウスを理解して、協力しています。一緒の方向。
ワケニウスの心の世界は、彼らの故郷の空にもつうじているからでしょうか?
3人の見ている星は、一緒。そう、故郷の空に輝くポーラスター。

1. Memories of Tomorrow
2. Dancing
3. Innocence
4. The Windup
5. My Song
6. Mon Coeur
7. Everything That Lives Laments
8. The Cure
9. So Tender
10. U-Dance
11. Prayer

Ulf Wakenius (guitar)
Lars Danielsson (bass, cello, piano)
Morten Lund (drums)

さて、このアルバムはVENTO AZULさんの週末ジャズのペイジでクロスレビューとなっています。
いろんな聴き方、感じ方があるとおもいます。
意見が違っても全然かまわないそうですから、興味ある方は是非、参加してみてくださ~い。


2005年12月 2日 (金)

クリスマスにもの想う。

ここに足を運んで、秘密のお部屋、を読んでくれてる方々は
すでにお気づきともいますが。。。。。

My Secret Roomの管理人、
独り言、戯言のヌシすずっく、、、こと「わたくし」は、、、
計画性と、忍耐とか、、緻密な思考回路とか、、、
そういうものはまったく備わってない。
ある意味、、大自慢できる。

去年、ブログはじめたきっかけは、自分のクリスマスのHPを持ちたい、、
って、おもい作成をはじめました。
そのとき、クリスマス関係意外にも毎日音楽を聴いてるので、
そんなこんなんを、密かに日記でぼやこう、、っておもっていら、、
すっかり、ブログにはまちゃって、、、
クリスマスのHPをほっぽり出してしまった。。

で、一年たって、、、
クリスマスシーズンに突入しました。
おまけに、リンク先の「ジャズ&オーディオ通信(from USA)」でjazzaudiofanさんが随分前から、ものすごく、立派なクリスマス三昧していまして、
なんだか、これを読むことで充分な気分にすらなっておりましたぁ、


それでも、、さすがに12月になって、なんとなく、気分はクリスマス。
アルバム一枚、一枚のかき込みは、ちょっと、無理そうなのですが、
楽器ごとにでもまとめて、アルバムの存在だけでも紹介しようかな。。。
と、おもっております。
へぇ~、こんなクリスマスアルバムあるんだぁ、、って、
思っていただけると、、いいなぁ~って事で。

来週から。。。。(多分、、実行)
計画倒れにならないように、計画倒産って、いわれないように、、、



今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。



Changeless/Keith Jarrett


一曲目ダンシング。哀愁と片付けるには、あまりに不思議なぐりっと、脳みそに単刀直入なメロディ。
一度、聴いたら忘れられませんわよね~。まったく、もぉ。




2005年12月 1日 (木)

A Charlie Brown Christmas / Vince Guaraldi

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おなじみスヌーピーのジャケットがかわいい人気のクリスマスアルバム。
邦題は、「スヌーピーのクリスマス」
そうです。チャーリーブラウンより、スヌーピーのほうが有名ですからね。
CBS-TVがクリスマスように制作したクリスマス用の番組のサウンドトラックだそうです。

リーダーのヴィンスガラルディは、ラテンジャズの影響もみられリズミカルで、そしてリリカルでメロディアス。
彼の演奏も、彼の曲もとてもわかりやすい気がします。
風景と情景か簡単に見えてくるんですよね。
ジャズピアノトリオとしても、なかなか、洗練されており、ウエストコースとの風が吹きます。

アルバムは、彼のオリジナルの他に、クリスマスソング、民謡、なぜか、エリーゼの為に、などバラティにとんでいてとても楽しくて、ファンタスティックなアルバムです。
ガラルディの作曲したChristmas Time Is Hereは、静かで穏やかで・・ それは、クリスマスシーズンを待ちわびていた人達の気持ちがとても良くあらわれてます。 こういう曲は本当に平和の世界にしか流れてほしくないよね。
ここでは、二つのヴァージョンが納められてます。
インストヴァージョンでうっとりして、ヴォーカルヴァージョンでほんわり、
と、暖かな気持ちになってください。
この二つの演奏だけどでも、クリスマスアルバム金賞で~~す。
私のお気に入りにクリスマスソングの一つですね。
最近、やっと、、いろんな人がクリスマスアルバムに入れるようになりました。
演奏で六曲、曲で5曲、彼のオリジナルがはいっていますが、印象的なメロディな素敵な曲です。
一曲メンバー違いでGreensleevesがあります。 これ、2曲目とタイトルちがうけど、曲はいっしょです。 寄せて帰る波のようなフレーズも情感を高めてくれますね。 一度は聴いてみてくださいね。

クリスマスシーズンになると、街ではいろいろなクリスマスソングがかかります。 大昔から、唄われてる曲もあれば、クリスマスソングとして作曲され、 しだいに定着していく曲もあります。Christmas Time Is Hereもそうですね。
40年・・・かかりましたけど・・・

クリスマスアルバムの私の定番中の定番ですね。。。

1. O Tannenbaum
2. What Child Is This?
3. My Little Drum
4. Linus and Lucy
5. Christmas Time Is Here[instrumental]
6. Christmas Time Is Here[Vocal Version]
7. Skating
8. Hark! The Herald Angels Sing
9. Christmas Is Coming
10. Fur Elise
11. The Christmas Song
12. Greensleeves

Vince Guaraldi (P)
Monty Budwig (B)
Colin Bailey (Dr)
#12
Fred Marshall (B)
Jerry Granelli (Dr)

そこの、、ジャズピアニストの、、そこの、、あなた。。
今年は、クリスマスのライブに「Christmas Time Is Here」を一曲追加しましょう!
と、、いうことで、
日本盤の写真もつけておきますね。(ポスターの為に中古で拾ってきました)(^_^);




 

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