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音楽で拡がる輪

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2005年11月10日 (木)

Round About Roma / Stefano Di Battista

日本でも名前がうれてるイタリアのアルトサックス、ロザリオジュリアーニで対のように名前がでてくるアルト&ソプラノサックス奏者です。
ちょっと前に、ロザリオジュリアーニの話のついでにでてきて、予想通り!悪評をいただいてましたので、このアルバムがマイフェヴァリットな私としては、それじゃ、あんまりだよ~、って事で、紹介しておくことにしましたぁ。
だって、中古で仕入れていらい、かなり聴いてるんだもん。
但し、この「フランスのブルーノート盤はCCCD」です。天下のブルーノートが何やってるんだか。。。って、気分でになりますが、、それは、置いておいて。。

このアルバムでは、バティスタはソプラノが中心ですが、エキサイティングなアルトサックスの演奏も登場します。
「las archets de paris」という本格的なSymphonic Orchestraとの共演でアレンジはVince Mendozaです。
ダイナミックで情感たっぷりのアレンジとバティスタのエモーショナルな演奏、メンバーの隙のないサポート、そして、オーケストラとのハーモニーによって、映画の世界をさまようようなアルバムになってます。

八曲中、ご存じ、ロミオとジュリエットと後2曲がヴィンスメンドーサの曲(2,6)で、残り5曲が彼のオリジナル。
アルバムは古都ローマを散策しながら、セピア色の恋愛映画を思い出すような仕上がりです。
どの曲の演奏も甘く切ないメロディに寄せて、感情の高まりともに激しく身を震わせるバティスタの演奏がたまらなくかっこいい。
オーケストレーションの響く中、縦横無尽に天に駆け上がるサックス。
その彼の演奏とただ、雰囲気を盛り上げてるだけでなく、密度の濃いやり取りをしてるlas archets de parisの素晴らしさ。

一曲目のAnastasia って、曲は他のアルバムでも演奏してますが、
断然ここでの演奏が完成度たかく、彼のこの曲への思い入れもつたわってきます。
とても、好きな曲なのですが、ソプラノで登場する彼は旧友Eric Legniniの素敵なソロの前後で、伸びやかで艶やかな、そして、丁寧でいて奔放な胸がキュンとなる演奏をきかせてくれます。最後、これまでかというハイトーン、天高くのぼりつめてます。いいですよね、自由って。
ロミオとジュリエットでもエレガントにテーマを吹いて、そのままストレートに感情をのせてきます。このアルバムの中では、彼はかなりシンプルえオーソドックスな演奏に徹していて素敵だし、後にみせる激しい感情の大露出も、大好きな一場面です。おもわず、もっと、泣け!などとさけんでしまう。。
しかし、本当に綺麗な音だと聴き惚れたりする。ソプラノもアルトも綺麗なトーンです。もちろん、フリーキィな音を出すこともありますが、狙った音は確実にゲットして、迷い無くならしきる潔さ。
最後を飾る曲The Next Nine Hours は、えらくダイナミックで躍動感ある曲つくりになっていて、後半彼のアルトサックスで全開吹きまくりパターンになります。
絶叫。こちらも、いっしょに、絶叫。いけぇ~~~~!
ところで、途中、ベースの後ろで唄ってるのは誰かしら?やはり、ベースですよね?メンバーそれぞれのソロも入って、最後まで、感情入りまくりのバティスタ。

私的にはどの曲でもバティスタのエキサイティング&エモーショナルな演奏に歓声あげちゃうんですが。。ええと、黄色い声?ってヤツ。

1,Anastasia
2,Amoroso
3,Tartaruga
4,Romeo and Juliet
5,The Other Side
6,Arabesque
7,Roma Antica
8,The Next Nine Hours

Stefano Di Battista - Alto & Soprano Sax
Eric Legnini - P
Rosario Bonaccorso - B
Andr Ceccarelli - Ds

Vince Mendoza - Arranger, Conductor, Orchestration
Les Archets de Paris


EGAみたいなレーベルが大丈夫、って人どかな?
って、一瞬思ったけど、だめですねーー。
バティスタ、かなり際どくエキサイティングだから。
心臓麻痺(すいません、こういう医学用語はありましぇんが。。)起こすとまずから。
と、、いって、清く正しいジャズの愛好者にはストリングスとアレンジ
おまけにメロウなメロディが倦厭されちゃうんだろうな。
知り合いが二人駄目だ、って太鼓判おしてたし。。
そんでもって、CCCDだから、もちろんオーディオ愛好家お方々にも袋だたきですね!
あぁ、私が聴かずに誰が聴く。。。
ダニエルソンのリベラミーとともに、棺桶にもっていてってあげるね。
あ、、ワケニウスもいた。。。あ、、いろいろあって、棺桶は特注にします。
お金ためなくちゃ。。。


-------

追記
もしも、、30000番ゲットしたらおしえてくださいね。



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JAZZ(Grazie Italia )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: ダメだと書いちゃった張本人(その1)ですね
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その節はすみませんでした。



これは全てのミュージシャンにいえることなのですが、どうもストリングスをバックに吹かれちゃうと、それだけでもう体が拒否してしまって・・・

それとなによりも基本的にバラードアルバムって嫌いなんですよ。

やっぱりジャズは元気がいいのでなくては。

まあ、これはあくまでも私の好みの問題ですので、あまりお気になさらないでくださいね。



それにしても黒人のジャズは嫌いだと言い切ってる方もおられますし、一言でジャズファンといっても千差万別で面白いなあと感じている今日この頃です。

TITLE: まぁ、、自首って、、ものかしら?(^_^)
SECRET: 0
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naryさん

謝ることないんですってばぁ~。

お互い様ですから。

自分は好きなのでいつか、っておもってたので丁度よかったのでした。



>これは全てのミュージシャンにいえることなのですが、どうもストリングスをバックに吹かれちゃうと、それだけでもう体が拒否してしまって・・・

>それとなによりも基本的にバラードアルバムって嫌いなんですよ。



なんだ!ほんと個人的な理由じゃん!なんちゃって。。

私、このバティスタの演奏はかなりイイとおもってるんで、

ベテランジャズリスナーが二人で駄目、つうんで、やっぱ、私のお耳は駄目よね

って、おもってたんだけど。



ストリングス、じんま疹でる人おおいですよね。

バラード集も駄目なの?

どちらも、大すきでーーす。

人生の彩りをかんじちゃいますけど。



>やっぱりジャズは元気がいいのでなくては。

そうだね、いわゆる、ハードバップものも、もちろんすきだし、

黒人だろうが、美人だろうが、とりあえず、興味持ったら聴く、って人なのですが、、

最近は、情報過多で!!(誰のせいだぁ~)

興味そのものまで、消化しきれません!!



>まあ、これはあくまでも私の好みの問題ですので、あまりお気になさらないでくださいね。



きにしてないっすよぉ(こりき風)

でも、泣いた(嘘)

一緒に好きなものも沢山あって、でも、正反対な意見のアルバムもあって、

そのへんも面白いですよね。

確かに、ジャズそのもが狭義から、広義までいろんな解釈ありますし、

個人の趣味もありますから、、、



まぁ、人生いろいろですからね。。。


TITLE: TBさせてください。
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「Round About Roma」の記事は書けないので,「 Bolare 」の記事書きました。やっぱり僕的には,「 Bolare 」が一番なもので。ちょっと古くなっちゃったけど,TBさせてください。

では,また。



P.S.クリスマス・シリーズ,お疲れ様でした。ただただびっくりするだけでした。恐くてなにも言えません。

TITLE: この日記とらばしちゃったよ。
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クリスさん

来年のクリスマスシーズンも怖がってくれるといいな。

だって、まだ、山のようにあるんですもの。

こんどは、何から手をつけようかな。



と、来年も遊んでね。

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