Distant Star/Bill Charlap

以前に、ジーンバートンシーニとの船上ライブがお気に入りだぁ、
って書きました。
結構沢山アルバム出していて、とても全部追いかけられないのですが、
なんとなく、「自分で」美味しそうなところを聴いています。
ジョンゴードンとのデュオや、マイケルムーアとのデュオなども超大好きなので、もっと寒くなったら、まったり、おコタで、、って感じで書くかもしれないけど、、
今日は、おぉぉ、って、かっこいいいヤツ、一枚。
クリスクロスで三枚だしたうちの、一枚。
クリスクロスの作品は、他の二枚も結構好きです。
三枚ともベース、ドラムがちがう組み合わせだけど、ベースの好みは私と一緒だぁ。
これが、シーンスミス、あと、ピーターワシントン、スコットコリー。
みんな、ベース好きです。
このアルバムはドラムがビル様、ビルスチュワートでございますから、
私的に三種の神器がそろったような、アルバムでございます。
「これが、わりぃわけないだろ」って、思っていたら、意外と世間の評判は良くない。ここで、また、悩む。が、、いろいろ、見ていたら、、
それって、ヴィーナスレーベルのせいの気もする。
あれで、ファンになった人には、スタンダードもすくないし、別人のように感じるのかも。。。
私も星降る夜?だっけ?聴いたときは、別人かと、、おもいましたが。。(^_^);
ミュージシャンにだって、いろんな「都合」もあるし、いろいろやりたいこともあるって、わけです。自分のオリジナルだって、録音したいでしょ。
そして、もっと大事なことは、いろんなリスナーがいるってことです。
でも、いろんあリスナーにあわせてると、自分はなくなっていくよね。きっと。
そのへんは、難しいのかもしれませんね。
げげ、また、前置きが長くなっている。。まずい。
彼、最近、本国でも、日本でも人気があるようです。
もう、それはメチャ、タイトなピアノでして、
そのリズム感とううか、そこにその音をおくって、タイミングが凄い、としかいいようがないです。
クリアの音と、3人のインタープレイを満喫できる一枚です。
一曲目ジョンゴードンの不思議なメロディから始まる。
ベースとドラムが加わった瞬間から、イケテル予感。
ちょっと、不気味な雰囲気で、一気に罠にはまってしまう、私であった。
実にクールで繊細。ピアノ、ベース、ドラム、みんないいで~す。
3人とも、すべて決まる。すごい、集中力。
シーンスミス、、かっこいい、、
2曲目、3曲目は、有名なスタンダードが続く、チャーラップの流れるようなメロディライン(ほんと綺麗、ミストーンがほとんど無い)で、スタンダード2曲実に良いしあがり。ビルは長いソロの間も、バックにまわったときも、実に美しい。
2曲あるスタンダード、ただ、歌心だけですませない。歌心の持ち主は、バラードも澄みきった音で、しっとりとした、内省的な演奏を完璧にこなす。
スローテンポでも、絶対ルーズな感じにならず、3人で見事に抒情的な世界をつくりあげていきます。嘘みたいに、濁りのまったく無いピアノ。
5曲目、8曲目は、ビルのオリジナルです。どちらも、短いけれど、緊張度が高く、マイナー曲調と3人のハイテンションなインプロゼーションが絶妙。
どんどん、湧き上がってくる、フレーズ。
しかし、ビルって、お星さまが好きなのでしょうか?
6曲目ジムホールの曲もいいなぁ~。ソフトな感じで、仕上げてますが、静かに語るその口調によどみがく、お見事です。
7曲目シーンスミスの曲、う~ん、、これって、聴いたことある感じの曲。
ここまで、でてくるけど、、曲名が。。。う~ん。。
作曲者当人はもちろんですが、ドラム、サクサク、もう、惚れ惚れ。
最後は静かにゆったりと余韻を残す演奏でしめます。
いいじゃーーーん。
1,Along the Way
2,While We're Young
3,Last Night When We Were Young
4,Here I'll Stay
5,Distant Star
6,Bon Ami
7,'39 World's Fair
8,Starlight
9,The Heather on the Hill
Bill Charlap (P)
Sean Smith (B)
Bill Stewart (Ds)
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