#2 / Kasper Villaume Quartet
Kasper Villaumeは、デンマークのピアニストです。
メンバーもデンマークつながりです。
このピアノトリオの作品は、「ESTATE」というアルバムが日本のレーベルからでていて、結構とお気に入りだった。演奏も曲目もいいのですが、正直、最近はトレイにのせることはなくなっていました。
と、二年くらい前かしら?去年のはじめだったかしら?
Lars Moller入りのKasper Villaume Quartetで、手に入れました。
Lars Mollerが彼のLars Moller Group で、気に入ってたこともあり、Kasper Villaumeにも好印象をもってたので、期待はしていたのですけど。。。
はっきり言って、Kasper Villaumeの硬派ぶりにも驚いたし、Lars Mollerがぶちぎれんばかりにブローしてるので、ビックリしたのです。
だ、、だれかのりうつってるぞぉ?
Lars Moller Groupでは、タブラもはいって、エイトビートを軽快にぶっとばしてるのですが、ここではテナー重さを全面的に前にだして、吹きまくってます。
強い!!剛い!荒くれ男よろしく、怒濤のごとく吹きまくるかとおもえば、しっとりとバラードを奏でる活躍ぶりで、私は惚れ直してしまったのですね。
ここで展開される演奏は、一般的な「北欧、耽美的、静寂、透明感」といったイメージとは違って、よき時代のアメリカのジャズへのあこがれが強くかんじます。
Kasper Villaumeの躍動的で、ハードバピッシュなピアノをリズム陣が力強く後押しして、そこに縦横無尽のテナー吹きがいる。。。
伝統的なものを大事にしながらも、自らのセンスも大切にして、今を生きるエネルギッシュなパワーを爆発させた、すぐれものかとおもっています。
アルバムも、スタンダードと、オリジナルの割合など、演奏も緩急の付け方が心憎い。
何気なく変拍子になってたりする、All The Things You Areや、チックコリアのQuartet #2での、完全燃焼もすごいのですが、いきなり、夜の静けさがやってきてしまう叙情豊なI Wish I Knewバラード演奏もすごい。うっとり、涙もの。
6曲目か3曲つづくオリジナル曲のメロディを聞くと、親しみ安さの中に北欧の香りも感じます。The Speedmasterという、ワルツ調の曲も歌心があっていいな。8曲目も好み。
最後はロマンティックにピノのソロでBlame It On My Yout。しっとりと余韻をのこして幕を閉じます。
最後まで心憎いなっ。
1,Bubbles
2,All The Things You Are
3,Quartet #2
4,I Wish I Knew
5,My Man's Gone Now
6,The Speedmaster
7,Villaumenizer
8,Song
9,Blame It On My Youth.
Kasper Villaume: piano
Lars Moller: tenor saxophone
Jesper Bodilsen: bass
Morten Lund: drums
このあと、Kasper Villaume Quartetの1枚目「Outrun」も聴きましたが、これもよかったです。
メンバーもデンマークつながりです。
このピアノトリオの作品は、「ESTATE」というアルバムが日本のレーベルからでていて、結構とお気に入りだった。演奏も曲目もいいのですが、正直、最近はトレイにのせることはなくなっていました。
と、二年くらい前かしら?去年のはじめだったかしら?
Lars Moller入りのKasper Villaume Quartetで、手に入れました。
Lars Mollerが彼のLars Moller Group で、気に入ってたこともあり、Kasper Villaumeにも好印象をもってたので、期待はしていたのですけど。。。
はっきり言って、Kasper Villaumeの硬派ぶりにも驚いたし、Lars Mollerがぶちぎれんばかりにブローしてるので、ビックリしたのです。
だ、、だれかのりうつってるぞぉ?
Lars Moller Groupでは、タブラもはいって、エイトビートを軽快にぶっとばしてるのですが、ここではテナー重さを全面的に前にだして、吹きまくってます。
強い!!剛い!荒くれ男よろしく、怒濤のごとく吹きまくるかとおもえば、しっとりとバラードを奏でる活躍ぶりで、私は惚れ直してしまったのですね。
ここで展開される演奏は、一般的な「北欧、耽美的、静寂、透明感」といったイメージとは違って、よき時代のアメリカのジャズへのあこがれが強くかんじます。
Kasper Villaumeの躍動的で、ハードバピッシュなピアノをリズム陣が力強く後押しして、そこに縦横無尽のテナー吹きがいる。。。
伝統的なものを大事にしながらも、自らのセンスも大切にして、今を生きるエネルギッシュなパワーを爆発させた、すぐれものかとおもっています。
アルバムも、スタンダードと、オリジナルの割合など、演奏も緩急の付け方が心憎い。
何気なく変拍子になってたりする、All The Things You Areや、チックコリアのQuartet #2での、完全燃焼もすごいのですが、いきなり、夜の静けさがやってきてしまう叙情豊なI Wish I Knewバラード演奏もすごい。うっとり、涙もの。
6曲目か3曲つづくオリジナル曲のメロディを聞くと、親しみ安さの中に北欧の香りも感じます。The Speedmasterという、ワルツ調の曲も歌心があっていいな。8曲目も好み。
最後はロマンティックにピノのソロでBlame It On My Yout。しっとりと余韻をのこして幕を閉じます。
最後まで心憎いなっ。
1,Bubbles
2,All The Things You Are
3,Quartet #2
4,I Wish I Knew
5,My Man's Gone Now
6,The Speedmaster
7,Villaumenizer
8,Song
9,Blame It On My Youth.
Kasper Villaume: piano
Lars Moller: tenor saxophone
Jesper Bodilsen: bass
Morten Lund: drums
このあと、Kasper Villaume Quartetの1枚目「Outrun」も聴きましたが、これもよかったです。
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TITLE: ビヨーム
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ビヨームはこれが一番好きです。
Quartet #2をやっているのも嬉しい限り!
最新作(ジェフ・ワッツとやったヤツ)は??でした。ビヨームもワッツも、お互いに手の内を探っているうちに曲が終わっちゃって、不完全燃焼って感じでなんとも中途半端な演奏でした。
投稿: narymusic | 2005年9月24日 (土) 09時21分
TITLE: 追伸
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Estateもけっこう好きです。聴いている回数はこれが一番多いかも知れません。
投稿: narymusic | 2005年9月24日 (土) 09時25分
TITLE: いっしょにお返事します。
SECRET: 0
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narymusicさん
>ビヨームはこれが一番好きです。
これ、凄くいいよね。
手に入れてしばらくは、毎日はまってました。
でも、世間的には話題的にはかすりもしなかったよね?
私が世間知らずなのかしら?
>Quartet #2をやっているのも嬉しい限り!
あ、好きって、かいてましたよね。
>最新作(ジェフ・ワッツとやったヤツ)は??でした。ビヨームもワッツも、お互いに手の内を探っているうちに曲が終わっちゃって、不完全燃焼って感じでなんとも中途半端な演奏でした。
ほぉぉ、なるほど。。。
やっぱ、本場アメリカのミュージシャンにあこがれるんだろうか。。。
この人だけでなくて、ヨーロピアン、この手のパターン多いですよね。
わ~い、って時と、、う~ん、って時と
両方だけど。。。
エスタテもよかったですよ。
これも、手に入ったときはしばらくきいてました。
えーー、っておもながらも、曲買いもしちゃう人だから、
あぁゆう並びは、悶絶もので~~す。
しかし、あのジャケットは第2のラングレンをねらったのでしょうか??
だったら、まずった、、とおもいます。(きっぱり)
投稿: Suzuck | 2005年9月24日 (土) 12時00分
TITLE: TBさせてください。
SECRET: 0
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今日,ビヨーム聴いていて,記事書きたくなってしまいました。駄文ですがTBさせてください。
投稿: クリス | 2005年10月27日 (木) 22時54分
TITLE: トラバ、ありがとうございます。
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クリスさん
>今日,ビヨーム聴いていて,記事書きたくなってしまいました。駄文ですがTBさせてください。
また、、駄文だなんて。。
私も、TBしますね。
そう、、クリスさんとナリーさんとは興味がかぶさるのも多いですよね。
他にもいっぺんにトラバしちゃいます。。。
コメントも付けたいけど、できるかな。。
うん、あまり、記事がふるくならないうちにTBだけでもさせてね。
投稿: Suzuck | 2005年10月28日 (金) 11時49分
TITLE: Re:いっしょにお返事します。(09/03)
SECRET: 0
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Suzuckさん
>narymusicさん
>>ビヨームはこれが一番好きです。
>これ、凄くいいよね。
>手に入れてしばらくは、毎日はまってました。
>でも、世間的には話題的にはかすりもしなかったよね?
>私が世間知らずなのかしら?
>
>>Quartet #2をやっているのも嬉しい限り!
>あ、好きって、かいてましたよね。
>
>>最新作(ジェフ・ワッツとやったヤツ)は??でした。ビヨームもワッツも、お互いに手の内を探っているうちに曲が終わっちゃって、不完全燃焼って感じでなんとも中途半端な演奏でした。
>ほぉぉ、なるほど。。。
>やっぱ、本場アメリカのミュージシャンにあこがれるんだろうか。。。
>この人だけでなくて、ヨーロピアン、この手のパターン多いですよね。
>わ~い、って時と、、う~ん、って時と
>両方だけど。。。
>
>エスタテもよかったですよ。
>これも、手に入ったときはしばらくきいてました。
>えーー、っておもながらも、曲買いもしちゃう人だから、
>あぁゆう並びは、悶絶もので~~す。
>しかし、あのジャケットは第2のラングレンをねらったのでしょうか??
>だったら、まずった、、とおもいます。(きっぱり)
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投稿: 上不三雄 | 2006年4月23日 (日) 22時44分
TITLE: こちらに書き込みいたします。
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上不三雄さま、こんにちは。
mikosan28さんのところにおかきになった書き込みは、ここへの事だとおもいましたので、こちらに書き込みます。
マシュマロレコードでの素敵なアルバムいつもありがとうございます。
さて、他の部分もよんでくださるとわかるとおもいますが、私は、ラングレンを顔で売ってる、とはおもっておりません。
他のアーティストに関しても、おもしろおかしく、かっこいい、と連発しますが、観た目だけでファンになったことはございません。だったら、映画スターでもおっかけますから。
演奏がまず一番です。でも、演奏がかっこよければ、もちろん、外見もかっこいいにこしたことはありません。天は二物をあたえた、と、喜んでおっかけいたします。
ラングレンはハードバピッシュなスタイルで、北欧の香りももち現代的センスもばっちりで、しかも、高いアーティスティックな精神をもったすばらしいピアニストだとおもっております。アグレッシブなソロも大変魅力的で、変則な手段をとらずとも、普通のピアノトリオでここまで素敵なアルバムを連発できるピアニストも少ないとおもってます。
ファンとして、随分前からおっかけてまして、微力ながら「演奏を」応援してきたつもりです。
大変ハンサムな方なので、そのイメージからの甘いピアニストだと思われてる方も多く、むしろお気の毒におもうくらいです。
と、、話の流れで、いかにも顔で売ってると、読み取られたのなら大変失礼いたしました。
私のブログをいつも読んでくださってるかたは、そういう取り方はしないとおもうのですが、その文章だけ読むと誤解されてもしかたないかもしれませんね。
つづく、、
投稿: すずっく | 2006年4月24日 (月) 12時25分
TITLE: 上不三雄さま、続きです。
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また、ヴィヨームのエスターテのジャケットは、他の写真でみるヴィヨームのイメージとちょっと違っていたものですから、、、ご自身のお好きな構図とのことで、大変失礼いたしました。
私のような下司な戯言におつきあいいただきまして、しかも腹立たしい思いをさせてしまい、大変申し訳ございません。
来日するキャズパーヴィヨームさまの大ファンでございますが、残念ながらライブに行けそうもありません。日本には沢山の「ヴィヨームファン」がいることをお伝えくださいませ。
そして、すばらしいライブになることを、すばらしいレコーディングになることを祈っております。
上不三雄さまのますますのご活躍をお祈りして、失礼をお詫びいたします。
ながながと失礼いたしました。m(__)m
投稿: すずっく | 2006年4月24日 (月) 12時27分