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音楽で拡がる輪

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2005年8月

2005年8月29日 (月)

夏の終わりのプレゼント♪

Beto CalettiのサイトのVideoをみると、ライブでのパフォーマンスが3曲まるまるきける。
これが、日本版のおまけに違いない。
なぜか、私も音がきける!
アルバムのほうが完成度は高いとおもうけど、
これはこれで「なまなましい」感じが非常にいい。

一番上の曲は、カバーですが、
下2曲は昨日のアルバムにも入ってる彼のオリジナル。
2曲ともお勧めの曲だぁ。

Chegasteは口笛も入っていた。口笛だぜぇぇぇ!!
これも、いいですね~。
Tua chamaは、結構、熱唱になっているぅ。。。
アルバムの方はもっとさらりとメロウに唄ってるきがする。
でも、これも、いいですねぇ~。
ギターを弾くときの表情が、、とっても参る。(顔は好みでないけど、、、)
ほっておくと、ずっとリピートしてるので、今、パソコンのすみっこで、
Tua chamaをうたいっぱなしです。
(どうして、これは音がでるんでしょうかぁぁぁ。。)
ほぉ~。
Tua chamaよかったら、ダウンロードして楽しんでくだしゃい。
夏の終わりの遠くアルゼンチンからブラジルの風をプレゼントでございました。

ついでに、ここは全部ではないけど、全曲きけます。
アルバムの雰囲気はこちらがよくわかるかもしれませんね。




今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。



Shades of Redd / Freddie Redd
朝がた寒かったせいでしょうか?秋にぴったりなこのアルバム。
つい、どなたかに便乗して聴いてしまいました。
ティナもマクリーンも好きです。はい。





2005年8月28日 (日)

Esquinas / Beto Caletti

夏も終わりに近づいてくると、こんな光と影が交互するようなアルバムいいですよね。
以前から欲しかったアルバムなのですが、かろうじて夏の終わりに間に合いました。
去年かな?ネットショップのサイトで話題になってました。
今年になって、リンクしていただいた方々の中にも愛聴してる方がいて、聴いてみたいなぁ~、っておもってたのです。。。

アルゼンチンはブエスノアイレス生まれのシンガーソングライターです。
でも、なぜか、ボッサテイストもばっちりで、明るさと哀愁の両方をたっぷりもった、どこからながめてもブラジルの粋って、感じです。
オーソドックスにサンバ、ショーロ、ボサノヴァ,そして、MPBとまるごとブラジルを消化して、ストレートに表現してるとおもいます。
11曲中8曲は素敵なオリジナル曲で、残りはアリ・バホーゾ、カエターノ、ジョビンなどの曲です。カバー曲も悪くありませんが、オリジナルがなかなか素敵。

一曲目、親しみやすく明るいメロディとともにはじまり、気づくと一緒にフェスタを楽しみにしてる自分がいます。自然と体が動いて、スキャトしちゃいます!
静かに、ゆっくりと、たんたんと気持ちを伝える、バラードの2曲目、情感たっぷりと、静かに「語る」ボサノヴァの4曲目は一発目からノックアウト。
とくに、4曲目。男性に耳元でささやかれてみたい症候群の女性!集合!!
切なく甘い歌声と、すばらしいインスト部分と。。。
私も青春の1ペイジに、こんな瞬間が、記憶が、、ほしかったです。はい。
ストリングスがかぶさった、アレンジも柔らかな印象と絹のような感触を。
唯一のインスト曲の8曲目も、記憶のどこかに聴いたことがあるような(^_^)ブラジルらしい雰囲気ををもった流れです。つづく、9曲目も、楽しく、軽快にブラジルしています。
他のどの曲も、聴くほどに親しみやすく、また、多彩な彩りです。
最後のパラチは、リオのパラチ地区のことだそうで、南の国の光がたっぷりなサウンドです。
なんだか一緒に口ずさめる楽しい曲も多く、アルバム全体からは、自然な優しさがあふれてます。

「街角」、と名付けられたタイトルどおり、ブラジルの昼下がり、薄暗い路地裏、見あげる空の青さ、吹き抜ける風の爽やかさ、遠くの喧騒、恋人達の囁き、いったこともない異国の「街角」を、思い起こすような飾り気のない、それでいてちょっとおしゃれな雰囲気です。
がっつり聞き込むのいいけど、昼下がりのBGMに、
夕暮れ時に、冷たいビールとご一緒、、って、いうのも最高かと。

私のCDは日本版なので、曲名に邦題もつけておきます。
果たして、これが良いことか悪いことか、、ちょっと悩むのですが。。
作曲者が書いてある他は、Beto Calettiこと、ベトさまのオリジナルです。

1,Chegaste
君は来た
2,Tua chama
君の輝き
3,Faceira (Ary Barroso)
魅惑的な君
4,Quando voce voltar
君が戻ってくるとき
5,Voce nao entende nada (Caetano Veloso)
君は何もわかっていない
6,No mar da cancao
歌の海で
7,Choro do Tom
トムのショーロ
8,No Cais
埠頭で
9,Circular
日は繰り返す
10,Avarandado (Caetano Veloso) / Triste (Tom Jobim)
アヴァランダード / トリスチ
11,Paraty
パラチ

Beto Caletti (G,Vo)
Guido Martinez (B)
Diego Alejandro (Ds,Perc.)

Osvaldo Belmonte (P)
and string quartet


そんでもって、日本版にはおまけとして、動く画像が、、が3曲!
ついてます。
と、、私はみてないんですけどぉ(T_T)



2005年8月26日 (金)

Facing You / Keith Jarrett

お休み中に大崎善生の書いた「アジアンタムブルー」という本を読みました。
人は、見た目に手があって、足があって、、みたいに、いろんなパーツで組み立てられてます。そして、「人」にみえる。
同じように人の中味も、いろんなパーツで組み立てられていて、そのパーツって言うのは生まれてから今までの経験や体験を通しての記憶のようなもの。
憶えてるもの、憶えてないもの、いろんなパーツの組み合わせで、今の自分が成り立ってる。
継ぎ合わせたわけでも、貼り付けたわけでもないけど、必要な場所に密かに納められてる。
ところが、何かのきっかけで、その中の一つを失ってしまったら、、、、
そんな、自分がバラバラになった、自分を形成してたパーツをはめ直していこうととする小説だった。
なかなか、おもしろかったのですが、この中で、恋人を亡くした主人公を、妻に先立たれた上司がなぐさめる場面で、ワインバーで流れてた曲がFacing YouのRitooriaでありました。
主人公はこの曲を若い頃から良く聴いていた、と書いており

「・・この曲を聴くたびにミュージシャンの心の底に流れる、喜びや悲しみや愛や憎しみといったものがいかに激しく強烈なものなのか思い知らされるようなきがした。・・・」

と、言わせており、この硬質なアルバムの叙情的な曲をうまくつかってるなぁ、、って思ったのでした。
で、LPまわすことにいたしました。(単純なヤツです)
でもさ、ワインバーでこのアルバム流すかしら?

30年以上前の、キースの初ソロアルバムです。
この後、衝撃的なソロライブアルバムが沢山でるわけですが、これはスタジオ録音盤でもあります。
しかし、完全即興ではないといえ、その瑞々しい感性が、鉱物の結晶のように光り輝く私の大好きな一枚です。(実は鉱物の結晶大好きっす)

キースのライブソロは、天界から神が地上の人間に与えてくれた宝のような音楽というイメージなのですが、若い頃のキースは、それから比べると私は素朴で人間臭い?感じがします。(あくまで、私の思いですけど。。。)
ストレートな切り込みで、躍動感あるプレイ。強い主張とはっきりとした美意識を感じます。とにかく、ちまちま聴くアルバムでは無い。
沢山の人が、このアルバムについて触れてるとおもうので、一曲一曲を解説すると私のようなものはボロがでるだけなので、これでお終いにしておきま~す。

1,In Front
2,Ritooria
3,Lalene
4,My Lady ; My Child
5,Landscape For Future Earth
6,Starbright
7,Vapallia
8,Semblence

Keith Jarrett (P)



2005年8月23日 (火)

一足はやい、、、秋の味覚でござる。

しばらく、お買い物にいかなかったら、、、
な、、な~~んと!!
今年、お初の鮭の生ハラコがでてました。
早速、一腹買って、ほぐして醤油漬けに!
やった~♪
少し、早いけど秋の味覚でございますぅ。
(写真ぼけていて、すいません)

は。。はやく新米でないかな~♪


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。

Forever You / Ulf Wakenius
旅行中に、高原でみた風景。そこは秋の気配が感じられました。
遠く何処までも続く山並み。静かに咲く草花。
頭に流れた曲は、Forever You。ワケニウスのギターヴァージョンの方でした。


お休み中に風邪ひきました。
コメント書いてくださった方々、お返事遅れてすいません。M(__)M
また、ぼちぼち、始めますので、遊んでやってください♪


2005年8月12日 (金)

今までの人生で最もワクワクした日、

感動した日、忘れられない日、、、って何ですか?

夏休みになります。
のんびり過ごす人、旅行に行く人、お仕事こなす人、、、
いろいろですよね~。
私も少し日記をお休みいたします。

かき込みがあるかわからないけど、上記のタイトル残しておきます。
よかったら、語ってみてください。

私?
ひとつ、って難しいけど。。。
小さな丘を1時間くらい登って、その舳先からみた「氷河」。
本当に、氷の河だった。。。(当たり前だけど、そうおもったんだもん)
光っていた。
先端には深く青く、小さな湖がつづいてました。

自分の人生と、人類の「人生」と、地球の「人生」、宇宙の「人生」、、、
そんな時の流れみたいなものが、体の中を駆け抜けたのを憶えてます。

人間って、独りで生きてるのではないのだ、、、
って、思いと、、、
人間って、独りで決断しなくちゃいけないんだ、、、
って、同時に思いました。
あまりの絶景に、、、(^_^);



2005年8月10日 (水)

Tombouctou/Nathalie Loriers Trio + Extensions

新譜がでないかなぁ~、って心待ちにしているミュージシャンは沢山いるのですが、この人もその1人です。
ベルギーの女性ピアニストで、Silent Springというアルバムで、リニーロスネス並のアイラインぱっちりのジャケットに魅了された男性もおおいはず。。。中味もぐっどですけど!
実際には、どうもあれは撮影用?かな?
以前シナジーライブで来日したとき、演奏をみた人の情報では、大学の先生のような飾り気の無いさらりとした才女のようです。
見た目はどうであれ、演奏はアグレッシブで、時たま唸りもまじったりする躍動感ある演奏です。結構、アマゾネスだぞぉぉぉ。
作曲もするのですが、エヴァンスやキースに通じるリリシズムと持ち、人の深層心理の奥深くから呼び出されてきたような不思議な雰囲気をを持つものが多いきがします。

このアルバムは、ピアノトリオに、三管を加えた編成なのですが、アレンジもなかなか凝っていて、演奏者もみなさん強者そろいで、難関な場面をバッシ、バッシと決めていく。ハイテンションです。
1曲目から、人ごとながら、爽快。決め事はこうでなくちゃね。って、感じです。
ピアノトリオとしても、ドラムの鋭さ、精細さ、ベースの力強いラインと、、思わず拍手したくなるような演奏です。
アルバムは、スローバラードなども入れながら、緩急ある構成。
常に挑戦的でいながら、決して難解な感じになっていないのは、どこか優雅さも感じるピアノのタッチと、やっぱりメロディが多彩で面白いからでしょうね。
8曲目のおもわず、オイオイと言いたくなるようなメロディも楽しくていいなっ。
最後は、優雅にベルギーの「美人でミステリアスな?ピアニスト」のイメージそのままの演奏です。やるな~♪
最初から最後まで、ホント隙無く密度も高い。
彼女のオリジナルばかりで、がっちりリーダーシップをとっています。
でも、とっても聞き易いです。はい。忘れた頃に再び引っ張り出してきて聴いてます。

このアルバムがでてから、既に三年?かしら?
う~~ん、そろそろ、新譜お願いします。m(__)m

1 Wishful Thinking
2 Au-del du vent (dedicated to Diederik Wissels)
3 La riviere du present
4 Tombouctou
5 Memoire d'O (To my parents)
6 Obsessions
7 The last thought of the day
8 Dinner with Ornette and Thelonious
9 Choral

Nathalie Loriers(P)
Sal La Rocca(B)
Hans Van Oosterhout(Ds)
laurent blondiau (Tp,Fh)
frank vaganee(As)
kurt van herck(Ss,Ts)



2005年8月 8日 (月)

How Insensitive/ Pat Metheney(追記)

ギターの演奏のHow Insensitiveが好きで、自分はBireli Lagrene、Pat Martinoの演奏がきにいってます、、なんて、以前に書いてましたが、、

バリに夏休みを楽しみにいってしまった、groove-mdさんが6日の日記に置き土産していってくれた。
以前に友達から教わって、ぶっとんだって、言っていたサイトが少しリニューアルされたらしい。

あわてて、とんでみると。。。
わ~~~!!!Pat Metheney - How Insensitiveだって。
例によって、音はきこえないけど、早速、「みる」。
かぶりつきです。
おぉぉ、、、なんだか、リキはいってそう。。。
ギターのHow Insensitive収集家としては、涙ながしながら「みてました」。
みてるだけも、気合いが伝わってまいりますです。泣ける。聴きたい。
くっそ~~。。。
手さばき、、、みた??ベースもみた?くっそ~、もういい!!
いぢけてやる。
あぁ、、なんか、最後まで、、、すごそう。。。
前からあったのか、新しく追加されたのかわからんけど、
Ivan Lins & Lee Ritenour - Harlequinも、登録されてた。
これは、夕方帰ってきてからみた。
音の無いせかいは、ホント淋しい(T_T)


今日、こんなアルバム聴いていましたぁ。


To Be Ornette To Be/Aldo Romano
そうだ、ここにもDOがはいっていたんだったぁ。。。おぉぉ!!って思いまして。(^_^);フレズのテーマも泣けますですし、ダンドレアも美しいです。めちゃくちゃすごい演奏では無いとおもうけど、やっぱ、いいわよね。(^_^);


追記。
どうも、先日から気なっていたいた、パットメセニーのHow Insensitive。
検索すると、このdvdがなんかあやしい?
東京だって。。。2002年の東京NHKホール。。。。つうこと?
http://eil.com/shop/moreinfo.asp?catalogid=264164
DVD、誰かもってますか?
ついでに、サンチェスのサイトで写真みた。
http://www.antoniosanchez.net/pictures.html
東京の写真はなかったけど、With Pat Metheny Group in Barcelona
つうのが、、
ロドニーがエレベだけど、かなり近い絵柄です。
リンクさせる時間がなかった。M(__)M



2005年8月 6日 (土)

Strangers In The Night / Joe Beck Trio

~Tribute To Frank Sinatra~
夏ばてしてきたので、これをかけて心地よく揺れています。

ジョーベックと言うギター、フュージョン界のギターとい認識が強いとおもうのですが、このアルバムは、ベースにジョージムラツ、ドラムはビリーハートを従え、真正面からジャズを、、しかも、シナトラの愛唱曲を選曲しています。
つまり、ほとんどが何処かで聴いたことあるスタンダードです。
シナトラが亡くなった1998年の翌年にヴィーナスからでていますので、なぜにベックがシナトラ?などと考えずに、彼のシンプルなリズムセクションでの彼のギターのセンスの良さを堪能すると良いとおもってます。
全体的には、ゆったりと幻想的な演奏が多く、水面がゆらめくような印象が残るので、この時季ジャケット眺めながら「涼」を楽しむのにもいいかな。
でも、ライナー読んだら、ちょっとシナトラと接点あったようです。。ちょっと。

タイトル曲が一曲目に来るのですが、夜の訪問者!これがボサノヴァアレンジにになっていて、この心地よい揺れがアルバム全体の涼しげな印象を決定してる気がいたします。妙に好きで、これだけ頭をぐるぐるまわるときよくあります。
軽快な2曲めもあるのですが、ゆった~~り、まったりと、演奏される3曲目も真夏の昼間聴いても、夜の静寂に聴いてもいつも聴き惚れてしまいます。
4曲目も涙がでそうに美しい。次のジョビンの大好きな曲もオクターブ奏法もでる軽快な演奏です。ムラツのソロも素敵です。6曲目も7曲目も彼に想像力豊かな世界がひろがる。8曲目、ゆっくりな曲の多いこのアルバムでも、ホントシンプル二位メロディをコードで綴って、表現していきます。そして、再びボサノヴァ。ここのソロも必聴!ジャズギターリスト、ベックでございます、ってかっこいい演奏が続きます。最後にシナトラが愛娘に捧げた曲でアルバムのお終いにしています。

ホントどの曲も叙情豊かで、幻想的な雰囲気がいっぱいなアルバムです。
ビリーハートが居てもとても涼しげなアルバムです。はい。

1. Strangers In The Night
2. All Of Me
3. I Don't Stand A Ghost Of A Chance
4. I'm A Fool To Want You
5. Once I Loved
6. The Girl Next Door
7. Angel Eyes
8. Last Night When We Were Young
9. Black Orpheus
10. Nancy (With The Laughing Face)

Joe Beck (G)
George Mraz (B)
Billy Hart (Ds)




2005年8月 4日 (木)

わ~い!!

気づいたら、20000件になっていました。(^_^)
すごく、嬉しい、、、「気がする」。。。!
どうも、ありがとうございました。M(__)M




2005年8月 3日 (水)

Bakida / Nguyen Le Trio

毎日が暑い。。。夏だから当たり前。。。。でも、暑いぃ。
ちょっと、前にNguyen Leのことを書きました。簡単に持ってるアルバムかきましたが、今日は最近一番のお気に入りのBakidaでございます。
最新作もいいのですが、ここの所、夏ばて気味な頭と心に、超染みいっているのがこのバキダ?なのであります。
彼には3 Triosと言う、三つの異なるリズムセクションとのアルバムがありまして、それぞれのイメージから、silk,silver,sandと名付けられていますが、その中のsandと言うトリオにゲストを迎えた形でアルバムが構成されています。
何度も書いていますが、ベトナムを中心にアジアンテイスト、そして、いろんな音楽を融合させたような意味不明の音楽です、
その国籍不明、意味不明、だけど、一度聴いたら忘れられないメロディを、これまた、がんとして自分と自国を主張してるゲストを迎えて、一見ゴッタニ風、世界丸ごとザ・ワールド、って感じのあるばむです。
有名所では、クリスポッターはでてくると、もう、アメリカの臭いぷんぷんするし、フレズは、いつものように陰影あるイタリアの伊達男だし。。。
でも、みごとにNguyen Leの世界にはまってるのです。

で、私はそれだから好き、っていうのでなくて。。。
「美しい」から好きです。はい。それだけ。
五弦ウッド・ベースのRenaud Garcia-Fonsの弓弾きは、身をよじるような切なさがあって、いつも聴き惚れてしまいます。
アルバムは二曲をのぞいてNguyen Leのオリジナル。とにかく個性的。

一曲目からフランス人のマリンバ、トルコ人のNey Fluteといったゲストを有効につかってNguyen Leの世界への招待状!
続いて中近東&ヴェトナム的メロディから、テンポ変わっていきなり割ってはいるのは、いかにもアメリカンなクリスポッター。このミスマッチな感じが非常に脳内革命。ポッターの乗り乗りな演奏が、妙にかっこいい。
エレベ参加の3曲目をはさんで、哀愁漂うメロディ、タイトル曲Bakida。
ぴ~~~ん、と放った一音で、背中の悲哀を表現しちゃう素敵な演奏。お気に入りです。はい。
再びポッターがはりり、タブラが入って、現実感あふれる世界に。
と、思うとフォンスの弓引きと、叙情豊かなメロディでノックアウトだった、Noche Y Luzで、再び夢の世界を浮遊します。Nguyen Leの美しさに呼応するような、エモーショナルなフォンスの弓弾きがあるこの曲は、何度聴いても飽きることがありません。
続いて、ギター弾きまくりなロックなお兄さまとなり、不思議なメロディの8曲めでもエレベを有効活用して飛んだ世界をつくっています。
9曲目はこのアルバム一番のヴェトナム度高い演奏。なぜか、参加してるフレズがいい味だしてます。頭では絶対融合しないはずなのに、もう。。。違和感なく!
フレズのフレーズは恐ろしく洗練されていてかっこいいです。この中で演奏して自分を見失わないフレズに、拍手喝采でございます。スピードアップしていく後半もNguyen Leのギター堪能!
最後は、奇しくも北欧代表になってしまった?Jon Balke が、美しくリリカルな演奏!!
少しもの悲しい雰囲気もふくんだバラードで静かに幕を閉じていきます。これも、非常に好きな演奏。

Nguyen Leの世界に一つしか無い世界を堪能してください。

1.Dding Dek
2.Madal
3.Encanto
4.Bakida
5.Chinoir
6.Noche Y Luz
7.Feel Feliz
8.Heaven
9.Lu
10.Romanichel


Nguyen Le (G)
Renaud Garcia-Fons (B..ac.)
Tino di Geraldo (Ds, Per)
and
Carles Benavent (B..el.)
Karim Ziad (a.o.)
Hao Nhien Pham (meo&saoFl, Vo)
Paolo Fresu (Tp, Flh)
Kudsi Erguner (NeyFl)
Jon Balke (P)
Chris Potter (ts)
Illya Amar (Marimba, Tuned Gongs)


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