Facing You / Keith Jarrett
お休み中に大崎善生の書いた「アジアンタムブルー」という本を読みました。
人は、見た目に手があって、足があって、、みたいに、いろんなパーツで組み立てられてます。そして、「人」にみえる。
同じように人の中味も、いろんなパーツで組み立てられていて、そのパーツって言うのは生まれてから今までの経験や体験を通しての記憶のようなもの。
憶えてるもの、憶えてないもの、いろんなパーツの組み合わせで、今の自分が成り立ってる。
継ぎ合わせたわけでも、貼り付けたわけでもないけど、必要な場所に密かに納められてる。
ところが、何かのきっかけで、その中の一つを失ってしまったら、、、、
そんな、自分がバラバラになった、自分を形成してたパーツをはめ直していこうととする小説だった。
なかなか、おもしろかったのですが、この中で、恋人を亡くした主人公を、妻に先立たれた上司がなぐさめる場面で、ワインバーで流れてた曲がFacing YouのRitooriaでありました。
主人公はこの曲を若い頃から良く聴いていた、と書いており
「・・この曲を聴くたびにミュージシャンの心の底に流れる、喜びや悲しみや愛や憎しみといったものがいかに激しく強烈なものなのか思い知らされるようなきがした。・・・」
と、言わせており、この硬質なアルバムの叙情的な曲をうまくつかってるなぁ、、って思ったのでした。
で、LPまわすことにいたしました。(単純なヤツです)
でもさ、ワインバーでこのアルバム流すかしら?
30年以上前の、キースの初ソロアルバムです。
この後、衝撃的なソロライブアルバムが沢山でるわけですが、これはスタジオ録音盤でもあります。
しかし、完全即興ではないといえ、その瑞々しい感性が、鉱物の結晶のように光り輝く私の大好きな一枚です。(実は鉱物の結晶大好きっす)
キースのライブソロは、天界から神が地上の人間に与えてくれた宝のような音楽というイメージなのですが、若い頃のキースは、それから比べると私は素朴で人間臭い?感じがします。(あくまで、私の思いですけど。。。)
ストレートな切り込みで、躍動感あるプレイ。強い主張とはっきりとした美意識を感じます。とにかく、ちまちま聴くアルバムでは無い。
沢山の人が、このアルバムについて触れてるとおもうので、一曲一曲を解説すると私のようなものはボロがでるだけなので、これでお終いにしておきま~す。
1,In Front
2,Ritooria
3,Lalene
4,My Lady ; My Child
5,Landscape For Future Earth
6,Starbright
7,Vapallia
8,Semblence
Keith Jarrett (P)
人は、見た目に手があって、足があって、、みたいに、いろんなパーツで組み立てられてます。そして、「人」にみえる。
同じように人の中味も、いろんなパーツで組み立てられていて、そのパーツって言うのは生まれてから今までの経験や体験を通しての記憶のようなもの。
憶えてるもの、憶えてないもの、いろんなパーツの組み合わせで、今の自分が成り立ってる。
継ぎ合わせたわけでも、貼り付けたわけでもないけど、必要な場所に密かに納められてる。
ところが、何かのきっかけで、その中の一つを失ってしまったら、、、、
そんな、自分がバラバラになった、自分を形成してたパーツをはめ直していこうととする小説だった。
なかなか、おもしろかったのですが、この中で、恋人を亡くした主人公を、妻に先立たれた上司がなぐさめる場面で、ワインバーで流れてた曲がFacing YouのRitooriaでありました。
主人公はこの曲を若い頃から良く聴いていた、と書いており
「・・この曲を聴くたびにミュージシャンの心の底に流れる、喜びや悲しみや愛や憎しみといったものがいかに激しく強烈なものなのか思い知らされるようなきがした。・・・」
と、言わせており、この硬質なアルバムの叙情的な曲をうまくつかってるなぁ、、って思ったのでした。
で、LPまわすことにいたしました。(単純なヤツです)
でもさ、ワインバーでこのアルバム流すかしら?
30年以上前の、キースの初ソロアルバムです。
この後、衝撃的なソロライブアルバムが沢山でるわけですが、これはスタジオ録音盤でもあります。
しかし、完全即興ではないといえ、その瑞々しい感性が、鉱物の結晶のように光り輝く私の大好きな一枚です。(実は鉱物の結晶大好きっす)
キースのライブソロは、天界から神が地上の人間に与えてくれた宝のような音楽というイメージなのですが、若い頃のキースは、それから比べると私は素朴で人間臭い?感じがします。(あくまで、私の思いですけど。。。)
ストレートな切り込みで、躍動感あるプレイ。強い主張とはっきりとした美意識を感じます。とにかく、ちまちま聴くアルバムでは無い。
沢山の人が、このアルバムについて触れてるとおもうので、一曲一曲を解説すると私のようなものはボロがでるだけなので、これでお終いにしておきま~す。
1,In Front
2,Ritooria
3,Lalene
4,My Lady ; My Child
5,Landscape For Future Earth
6,Starbright
7,Vapallia
8,Semblence
Keith Jarrett (P)
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TITLE: キースネタ、ということで・・・
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私はあんまりキース聴いてないんですよね。
やっぱりあのでかすぎる唸り声もキビシイ。
キースは今スタンダーズとかやってますけど、TBさせていただいたアルバムや『ケルン・コンサート』『サンベア・コンサート』、70年代の2つのクァルテットみたいな、ジャズから足を踏み外しかけたような音楽の方が良かった気がします。
単にそれは私が「もろジャズ」が嫌いだからなのかどうなのか。
キースって現皇太子妃雅子様もお好きなんだそうですが、一体彼女はどのアルバムがお好きなんでしょう(笑)。
意外と『ルータ&ダイチャ』とかだったりして。
失礼します。
投稿: オラシオ | 2005年8月26日 (金) 18時44分
TITLE: 10000件アクセスおめでとうございました。
SECRET: 0
PASS:
オラシオさん
私はスタンダーズも好きですよん。うん、好き。M(__)M
ピーコック&ディジョネット好きです。好きなんだな。
でも、巷に沢山いるキースフリークの事かんがえると、とてもファンです、って胸はれません。
実は、パットメセニーもそう思ってる。
みなさん、入れこみ方がちがうもん。。。
ライブも全然いけないし。。。
唸りはね、無ければいいな、ってときもあるけど、基本的にそれも一緒、って感じです。
TBのアルバムもオラシオさんらしなぁ。。ってみてましたよ。
>意外と『ルータ&ダイチャ』とかだったりして。
あの。。。これって、どういうことかな?
ジャケット大好きですよん。LPでもってます。
久しくきいてないけど。。。
投稿: Suzuck | 2005年8月26日 (金) 21時53分
TITLE: Re:Facing You / Keith Jarrett(08/26)
SECRET: 0
PASS:
だから月日が経つと、同じ音楽でも感じ方が変わるのですね~。
同じように人の中味も、いろんなパーツで組み立てられていて、そのパーツって言うのは生まれてから今までの経験や体験を通しての記憶のようなもの。
憶えてるもの、憶えてないもの、いろんなパーツの組み合わせで、今の自分が成り立ってる。
継ぎ合わせたわけでも、貼り付けたわけでもないけど、必要な場所に密かに納められてる。
ところが、何かのきっかけで、その中の一つを失ってしまったら、、、、
そんな、自分がバラバラになった、自分を形成してたパーツをはめ直していこうととする小説だった
投稿: longrow1967jp | 2005年8月27日 (土) 09時39分
TITLE: Re:10000件アクセスおめでとうございました。(08/26)
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>Suzuckさん
アクセスのお祝いのお言葉下さってありがとうございました。
アクセス数が増えたのは、相互リンクを張って下さっている皆様のおかげです。
>あの。。。これって、どういうことかな?
何と言いますか、イメージ的に上流階級やエリートの女性が聴くようなアルバムではないだろうと。
キースとジャック・デジョネットのマルチプレイによるデュオ、ですしね。
あまりお酒を飲みながらムーディに聴く感じではないですよね。
私も好きなアルバムなんですけれど。
やっぱり雅子様がお聴きになるのはスタンダーズなんでしょうね。
何かつまらんですね。
失礼します。
投稿: オラシオ | 2005年8月28日 (日) 10時38分
TITLE: そうですねぇ。。
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longrow1967jpさん
>だから月日が経つと、同じ音楽でも感じ方が変わるのですね~。
そういうこと、ありますよね。
でも、逆にいつまでも同じにきこえる音楽っていうのも存在しますよね。
投稿: Suzuck | 2005年8月28日 (日) 14時30分
TITLE: う~ん、オラシオさんが一生懸命だからでしょ。
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オラシオさん
>アクセスのお祝いのお言葉下さってありがとうございました。
今度、思い切ってまたかき込みしてみます。
あれから、随分たったきがしますから。。。なおったかもよ。
電波系になってたら、消してください。
>何と言いますか、イメージ的に上流階級やエリートの女性が聴くようなアルバムではないだろうと。
ほぉ。
スタンダーズより、ソロコンサートがイメージだけど。。。
大変そうですよね。
ほって置いてあげれば、いいのに。。て思うことおおいです。
投稿: Suzuck | 2005年8月28日 (日) 14時32分