Bird Alone / Michal Tokaj

ピアノのマイケルトカイは、ガッツプロでプロデュースしてる女性ヴォーカルの伴奏などで、活躍しているようですが私は残念ながら、聴いたことはありませんでした。
これは、中古で見つけたのですが、後からマイブームになるダレク・オレスがいてとてもらっき~~でした。
で、ピアノも実にすばらしかったのです。
11曲納められたアルバムは、演奏時間は71分、、、結構長いのですが、スタンダードと、アビーリンカーンの曲を一曲ずつ演奏してる他はすべて、彼のオリジナルでした。で、これが、実に美しい。また、それぞれの曲もいろいろな顔をもっており、飽きることなく一枚を丸ごと堪能できました。
クラシックの影を色を持ちながらも、そのメロディの美しさと、インプロの豊かさでジャズの自由な世界を駆け抜けている感じ。。
失礼ながら、私がかってに想像していたポーランドの重たく暗い、とうイメージは一曲聴いただけで一掃されました。
そして、ある時は繊細にあくまで内省てきに、ある時はダイナミックで躍動感あふれて、耽美的ではあるけど、甘くなく、クールで、しかも、熱さも感じるピアノでした。そう、、、大変綺麗な音、繊細なタッチ。でも、情熱的。
え?しつこい??(^_^)
そして、そのピアノのと一緒に高密度な演奏を展開するのが、ダレク・オレシュとウカシュ・ジダです。
ダレク、自分のアルバムのように、ストレートにうたいまくり、、、は、ないのですが、私は特に九曲目の彼のソロでは、必ず手が止まります。お見事♪
5曲目もいいなぁ。
これは、トカイの演奏にもいえることで、どちらかというとリリカルなピアノが好きな私は、5曲目、9曲目は大好きなのです。うん、4曲目の不思議な雰囲気のバラードもいい。。
異議申し立てをされちゃそうなのですがm(__)m、一般的に持ってるポーランドのジャズ、ってイメージを大きく覆すとおもみます。そう、知らないだけなんでしょうけど。
1 Dawn
2 Everytime We Say Goodbye
3 Skyline
4 Pentulum
5 One Day Before
6 Lines For Oles
7 Chlopi
8 Pentatonic
9 Teras
10 Beginner's Bane
11 Bird Alone
Michal Tokaj (p)
Darek Oles (b)
Lukas Zyta (ds)
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コメント
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TITLE: 私が
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ポーランドのジャズにはまったのは、まあズビグニェフ・ナミスウォフスキという天才さんのおかげでもあるんですけれど、とにかく「美しい」ということに尽きると思います。
私は汚い音を出す奴が大嫌いなのです。
暗く重いのは映画の方で、ジャズは全然そんなことないんですよね。
とにかくどの楽器もよく歌うし音色も凄く美しいし、テクニックのレヴェルも高い。
ジャズブーム!なんて騒いでいる○本みたいな国よりもよっぽどジャズが盛んですし、自分たちの音楽を持っています。
アメリカシーンの真似じゃないのです。
あとは日本人もきっと好きであろう、東欧の民俗色あふれる旋律が生きていますよね。
本当に素晴らしいジャズシーンを持った、羨ましい国です。
やはり現地に行って生で見てみたい!
失礼します。
投稿: オラシオ | 2005年7月23日 (土) 22時54分
TITLE: あれ?
SECRET: 0
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またダブり投稿やってしまいました。
絶対2回押してないのに時々なるんですよねえ~。
すいません、削除してやって下さい。
あ、あとトカイ参加のアルバムの記事、TBさせていただきました。
失礼します。
投稿: オラシオ | 2005年7月23日 (土) 23時01分
TITLE: これねぇ。。。
SECRET: 0
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オラシオさん
手に入れてから、随分聴きました。時間もたちました。
良いとおもいつつ、他で話題にもほとんどなってないようなので、、、
音楽ブログを主催されてる方々の大はんの方のような専門的な知識がないので、たまに深い穴におちこんじゃうんですよね。
でも、ま、良いとおもったんです。
だぶりは、オラシオさんのせいではありません。
このブログのバグなんだけど、どの条件がそろうとそうなるのか、ちょっと、断定しかねてます。
>ポーランドのジャズにはまったのは、まあズビグニェフ・ナミスウォフスキという天才さんのおかげでもあるんですけれど、とにかく「美しい」ということに尽きると思います。
う~~ん、ほんと、美しく、綺麗な旋律、綺麗なタッチ、なのよね。
しかも、情熱もあるのです。
>暗く重いのは映画の方で、ジャズは全然そんなことないんですよね。
NOT SO FAST/JANUSZ MUNIAK
これねぇ。。。ずっと、興味があったんです。
オラシオさんのコメントからも、私にむいてるかな?って思ってたのですが、、、
そう、なんでもかんでも買うわけにもいかないし。。
やっぱ、リストの優先順位あげようとおもってます。
>とにかくどの楽器もよく歌うし音色も凄く美しいし、テクニックのレヴェルも高い。
そのとおりです。ピアノ、ベース、ドラム、みんな、うまいですよね。
>アメリカシーンの真似じゃないのです。
これは、ヨーロッパのジャズシーンって、あちこちでそれを感じます。
アメリカのジャズシーンの美味しいところに、反応してよなぁ~、っておもいます。
でね、触発されながらも、自分たち自身も大事にしてますよね。
あと、やはり楽器に対しての伝統を感じます。
トラックバック、ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2005年7月25日 (月) 09時48分