Bare: Collection of Ballads
Bare: Collection of Ballads / Madeline Eastman Tom Garvin
「アイリーン・クラールを頂上にこの3人で私的ジャズボーカルのトライアングルが現在は形成されている」
メデリーン・イーストマンを意識したのは、週末ジャズのVENTO AZULさんの言葉からです。ご存じのように、私もアイリーンとメレディスが大好きなので。
で、彼女のサイトをみていたら、デュオのアルバムがありましたぁぁ。
ピアノとのデュオでバラード集といえば、前に紹介したIrene KralとAlan BroadbentのWhere Is Love?を思い浮かべてしまいます。
選曲みたときも、Never Let Me GoとLucky to Be Meの2曲がかぶさっており、彼女達が、このバラード集を大切におもっている事が想像できました。
でも、とても気に入ったアルバムがある場合、たぶん多くの人がそうであるように、似たような内容のものを買っては、がっかりする、という事が多いので、少し心配ではありましたが、アイリーンとメレディスともう一つの頂点とくればやはり聴いてみたいものです。
遠く海を渡ってきた、このアルバム、一曲目の彼女の声を聴いてホットしました。
彼女のサイトは試聴できるのですが、私のパソコンでは試聴ができませんから、これが、メデリーン初体験。アイリーンやメレディスと同じように、深く優しく暖かく、そして叙情豊かなヴォーカル!私は3人の中では一番女性の色香と感情の起伏を感じますが、決して嫌みではないです。(きわどい言い方ですが、現役!って感じ。。。(^_^);)
何度も、聴いた。そして、聴くほどに、、、胸が詰まってしまうアルバムになりました。
すべての曲は、本当にゆっくりとしかし、ストレートに感情たっぷりと演奏されています。
それは溢れ出そうな涙のように透明な震えるような感情で、その静かで感傷的な演奏の中、時折、高まる感情が押さえきれないように溢れ出そうになります。
それは、穏やかな日の浜辺の波のようで、静かな波の満ち引きを繰り返す中、時折思いもよらぬ大きな波が浜辺の奥の方に届くよう。。。に。
白い砂をぬらして、再び海に静かにもどっていく、姿をおもいうかべます。
ピアノのTom Garvinは、そんな彼女の感情の起伏をとてもうまくサポートしていて、うまい例えではないけど、まるでそれは映画やドラマの効果音のように彼女の表現を支えています。このヴォーカルの為に!って、徹し方。
そう、このピアノ一枚も持って無いなぁ、っておもってましたが、Eric Von Essen集にラリークーンスと演奏してました。
お気に入りにミュージシャンが沢山いるアルバムで、正直あまり注目してませんでしたが、エヴァンス系の綺麗なピアノっていうのかなぁ。
アルバムは本当に最初から最後まで、内省的なモードを保ち、時に寂しく切なく沈み、それでも一筋の光に頼る、切ない恋心を、、、、表現した素敵な、でも非常にセンシティヴな作品です。
あ、Ivan LinsのBilhete、Dori CaymmiのO Cantadorも英語での歌詞でしたが素敵でした。
1,Not Like This
2,O Cantador
3,Listen Here
4,Never Let Me Go
5,My Ship/Soul Eyes
6,I'm Gonna Laugh You Right out of My Life
7,Bilhete
8,You Better Go Now
10,Lucky to Be Me
11,Funeral Blues/Turn Out the Stars
Madeline Eastman (Vo)
Tom Garvin (P)
「アイリーン・クラールを頂上にこの3人で私的ジャズボーカルのトライアングルが現在は形成されている」
メデリーン・イーストマンを意識したのは、週末ジャズのVENTO AZULさんの言葉からです。ご存じのように、私もアイリーンとメレディスが大好きなので。
で、彼女のサイトをみていたら、デュオのアルバムがありましたぁぁ。
ピアノとのデュオでバラード集といえば、前に紹介したIrene KralとAlan BroadbentのWhere Is Love?を思い浮かべてしまいます。
選曲みたときも、Never Let Me GoとLucky to Be Meの2曲がかぶさっており、彼女達が、このバラード集を大切におもっている事が想像できました。
でも、とても気に入ったアルバムがある場合、たぶん多くの人がそうであるように、似たような内容のものを買っては、がっかりする、という事が多いので、少し心配ではありましたが、アイリーンとメレディスともう一つの頂点とくればやはり聴いてみたいものです。
遠く海を渡ってきた、このアルバム、一曲目の彼女の声を聴いてホットしました。
彼女のサイトは試聴できるのですが、私のパソコンでは試聴ができませんから、これが、メデリーン初体験。アイリーンやメレディスと同じように、深く優しく暖かく、そして叙情豊かなヴォーカル!私は3人の中では一番女性の色香と感情の起伏を感じますが、決して嫌みではないです。(きわどい言い方ですが、現役!って感じ。。。(^_^);)
何度も、聴いた。そして、聴くほどに、、、胸が詰まってしまうアルバムになりました。
すべての曲は、本当にゆっくりとしかし、ストレートに感情たっぷりと演奏されています。
それは溢れ出そうな涙のように透明な震えるような感情で、その静かで感傷的な演奏の中、時折、高まる感情が押さえきれないように溢れ出そうになります。
それは、穏やかな日の浜辺の波のようで、静かな波の満ち引きを繰り返す中、時折思いもよらぬ大きな波が浜辺の奥の方に届くよう。。。に。
白い砂をぬらして、再び海に静かにもどっていく、姿をおもいうかべます。
ピアノのTom Garvinは、そんな彼女の感情の起伏をとてもうまくサポートしていて、うまい例えではないけど、まるでそれは映画やドラマの効果音のように彼女の表現を支えています。このヴォーカルの為に!って、徹し方。
そう、このピアノ一枚も持って無いなぁ、っておもってましたが、Eric Von Essen集にラリークーンスと演奏してました。
お気に入りにミュージシャンが沢山いるアルバムで、正直あまり注目してませんでしたが、エヴァンス系の綺麗なピアノっていうのかなぁ。
アルバムは本当に最初から最後まで、内省的なモードを保ち、時に寂しく切なく沈み、それでも一筋の光に頼る、切ない恋心を、、、、表現した素敵な、でも非常にセンシティヴな作品です。
あ、Ivan LinsのBilhete、Dori CaymmiのO Cantadorも英語での歌詞でしたが素敵でした。
1,Not Like This
2,O Cantador
3,Listen Here
4,Never Let Me Go
5,My Ship/Soul Eyes
6,I'm Gonna Laugh You Right out of My Life
7,Bilhete
8,You Better Go Now
10,Lucky to Be Me
11,Funeral Blues/Turn Out the Stars
Madeline Eastman (Vo)
Tom Garvin (P)
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コメント
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TITLE: Re:Bare: Collection of Ballads(06/13)
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2曲目はもしかしてドリカイミのアノ曲どすか?
投稿: Groove MD | 2005年6月15日 (水) 07時07分
TITLE: そうどすぇ~♪
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Groove MDさん
>2曲目はもしかしてドリカイミのアノ曲どすか?
でもね、ライナー間違って?パパの名前が書いてある!
これって、息子さんの方の曲ですよね?
ブラジル初心者で、その大海にアップアップな私としては、
ブラックホールつうか、日本海溝みたいなの、が沢山ある。
この曲も、ご本人のヴァージョンはもってません。
でも、ジョイスとサラヴォーンで本人が共演してるのはある。
あ、、フローラ姫も持ってる。。
メデリーンは、リンスの曲もですけど、英語でうたってます。
言葉の持つ響きとか、力って大きなもので、
ブラジルテイストたっぷ~~り、ってワケにはいかないけど、
サラヴォーンのようにふかぁ~い、感じで、バラードに仕立ててます。
Like a Lover....つう事です。
あ、Bilheteもジュントスのナナねぇさんがいるヴァージョンのほうが近いです。
投稿: Suzuck | 2005年6月15日 (水) 12時12分
TITLE: Re:パパの名前
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わたしも初心者のころは「ドリ=ドリヴァルの愛称で同一人物」、とか「トム・ジョビン=アントニオカルロスの息子」とかトホホな勘違いをいろいろ致しておったものです。
ところでギルゴル+ルバンボ+オルタはまだ発送しやがりません。早くせえ米カイマン。
投稿: Groove MD | 2005年6月18日 (土) 21時54分
TITLE: とほほ、なヤツ。
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Groove MDさん
>トホホな勘違いをいろいろ致しておったものです。
なんでも、「略して楽する私」は、もともと、人の名前を正しくおぼえられません。
まじで、とほほ、なヤツです。
>早くせえ米カイマン。
カイマン!はじめて、このアルバム買うのに使わせていただきました。
これは、アメリカンな「くろっこだいる様」から買いましたが、
先日ジャパニーズなくろっこ様もみつけた。ただいま、領土拡大中?
はやく、こ~~~~い、ほら、念じておいたよん。
一応、、、恩売っておこう。。。今後のために。。。(^_^);
投稿: Suzuck | 2005年6月20日 (月) 17時53分
TITLE: はじめまして。
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先日、シカゴ郊外でMadelineのワークショップを受けました。このワークショップでは講師のコンサートが4日間あって、沢山、Madelineの生歌を聴かせてもらいました。コンサートは本当にすばらしかったです。歌詞を伝えることをとっても大切にしていて、歌っている間もアドリブでオリジナルの歌詞を曲中に入れて、観客から笑いをとっていました。CDはもちろんですがライブはかなり素晴らしいです。人柄も気さくで、あったかい人でした。一年に1回は日本でのライブがあるそうです。ぜひ実物も見に行ってみてください。突然失礼いたしました。ブログの作成頑張ってください。
投稿: rinna | 2006年8月19日 (土) 14時48分
TITLE: わぁぁぁ!いらっしゃ~い。
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rinnaさん
わぁ、すご~~い。
検索して来てくださったのかなぁ。。。
書き込んでくださって、、ありがとう。。
>先日、シカゴ郊外でMadelineのワークショップを受けました。
rinnaさんは、アメリカに住んでらっしゃるのかしら?
それとも、夏休みを利用してワークショップに参加したのかしらね?
いずれにしても、凄いで~~す。
>歌詞を伝えることをとっても大切にしていて、歌っている間もアドリブでオリジナルの歌詞を曲中に入れて、観客から笑いをとっていました。
そう、、確か、去年も来日してらっしゃいますよね。
このアルバムの他にアートアッタック、っていう、すばらしいアルバムももってます。
でも、私デュオ大好きで沢山買うんだけど、こういう、胸にぐっとせまるアルバムって少ないので、こちらをブログで紹介してみました。
私は、英語全然駄目なんだけど、気持ちはすご~く伝わってくるのがわかります。
上手く言えないけど、音楽ってそういう意味で心に壁はないですよね。
>ぜひ実物も見に行ってみてください。突然失礼いたしました。ブログの作成頑張ってください。
もちろん、行きたいですよ。
先生に、極東のしかも田舎で、、貴女の音楽をとても気に入ってる人いますよぉ。って、お伝えくださ~~い。m(__)m
そして、rinnaさんも先生のように、素敵なヴォーカルに、、、
ええと、素敵な女性になってくださいね。
応援してますね。
投稿: Suzuck | 2006年8月19日 (土) 17時05分