STILL LIFE な 戯言・・。
STILL LIFE
実際には、スティル・ライフ、ってタイトルの池澤夏樹の本があります。
そう、池澤夏樹は沢山本をだしてますが、最初にこれを読んだのは、
パットメセニーと同じタイトルだなぁ~、って思って手にとったから。
出版されたのもメセニーのアルバムの少し後なので、もしかしたらメセニーのアルバムのタイトルをちょっと失敬したのかもしれない。
だとしても・・まぁ、時効。
内容もメセニーの音楽と直接関係無い。(と、おもってる・・)
あえてこじつけるなら、人と大きな世界のつながりを感じさせ、そして、自分の心の中に戻ってくる、ってこと・・・かな・・。
すべての現象を科学の目でみる、それでいながら、超自然的な存在を完璧に否定するわけでもない。
見える世界と見えない世界。説明可能な世界と、不可能な世界。人の外に広がる広大な世界と、人の中に存在する広大な世界・・・。内なる無限と外の無限。
これらを、いろんな立場から眺めて、あるいは体験して、そして、考えて・・・彼は小説やエッセイを書く。
人が生きていくってことで大事なのは、この二つの世界をうまく呼応させ調和をはかる事にある・・と。
この作品もそうなんだけど、彼の描く作品には「微妙に」気持ちや行動が現代社会からアウトしてる人が多い。それは、現代人が、あまりに外の世界に対しておごり高ぶってるから、それを気づかせる為かもしれない。
世界は人間の為にあるのではない、でも、人間が居るべき場所はこの地上しかない。
常にかれはそういってる気がする・・
それなのに!
うん、それなのに、私は、あまりにひどい事をしてるよ・・・な・・。
って、素直に思ってしまうのです。
なんだか、書き散らしましたね。
これからでかけるんですが・・・帰りは、星空みながら帰ってこよう・・・。
池澤夏樹・・今、パリの郊外にすんでるそうですが・・。
また、新しい本ださないかなぁ・・。
実際には、スティル・ライフ、ってタイトルの池澤夏樹の本があります。
そう、池澤夏樹は沢山本をだしてますが、最初にこれを読んだのは、
パットメセニーと同じタイトルだなぁ~、って思って手にとったから。
出版されたのもメセニーのアルバムの少し後なので、もしかしたらメセニーのアルバムのタイトルをちょっと失敬したのかもしれない。
だとしても・・まぁ、時効。
内容もメセニーの音楽と直接関係無い。(と、おもってる・・)
あえてこじつけるなら、人と大きな世界のつながりを感じさせ、そして、自分の心の中に戻ってくる、ってこと・・・かな・・。
すべての現象を科学の目でみる、それでいながら、超自然的な存在を完璧に否定するわけでもない。
見える世界と見えない世界。説明可能な世界と、不可能な世界。人の外に広がる広大な世界と、人の中に存在する広大な世界・・・。内なる無限と外の無限。
これらを、いろんな立場から眺めて、あるいは体験して、そして、考えて・・・彼は小説やエッセイを書く。
人が生きていくってことで大事なのは、この二つの世界をうまく呼応させ調和をはかる事にある・・と。
この作品もそうなんだけど、彼の描く作品には「微妙に」気持ちや行動が現代社会からアウトしてる人が多い。それは、現代人が、あまりに外の世界に対しておごり高ぶってるから、それを気づかせる為かもしれない。
世界は人間の為にあるのではない、でも、人間が居るべき場所はこの地上しかない。
常にかれはそういってる気がする・・
それなのに!
うん、それなのに、私は、あまりにひどい事をしてるよ・・・な・・。
って、素直に思ってしまうのです。
なんだか、書き散らしましたね。
これからでかけるんですが・・・帰りは、星空みながら帰ってこよう・・・。
池澤夏樹・・今、パリの郊外にすんでるそうですが・・。
また、新しい本ださないかなぁ・・。
« Standards / Bireli Lagrene | トップページ | Waltz For Debby / Bill Evans »
「超~私的戯言、じゃれ事(なんでもあり♪)」カテゴリの記事
- 想定外の中の日常。。。?(2011.03.26)
- 灯りをつけなくちゃ。。(2011.03.30)
- 大変、ご迷惑をおかけいたしました。。(2010.12.15)
- TV出演するかも・・・(2010.12.23)
- 今日も、なんだか、、これだけ。。(2010.11.07)
コメント
« Standards / Bireli Lagrene | トップページ | Waltz For Debby / Bill Evans »
TITLE: Re:STILL LIFE な 戯言・・。(03/10)
SECRET: 0
PASS:
はじめまして。ずいぶん前のエントリですがTBさせて頂きました。
私も池澤氏の著作は好きです。still lifeの冒頭の詞は今でもたまに読み返しています。自然や原理の視点から世界を捉えている感じは時として冷たい印象がありますが、その抑揚の効いた文体は氏ならではの魅力だと思います。
ジャズねた、いつも興味深く読ませて頂いています。また伺いますね。
投稿: tar_ks | 2005年3月11日 (金) 00時54分
TITLE: はじめまして。
SECRET: 0
PASS:
tar_ksさん
Kotaさんから広がる輪!・・ですよね?
以前にこっそりおじゃましましたぁ。
画面の最初まっしろなのは、ワケ?があるんですか?
>私も池澤氏の著作は好きです。still lifeの冒頭の詞は今でもたまに読み返しています。自然や原理の視点から世界を捉えている感じは時として冷たい印象がありますが、その抑揚の効いた文体は氏ならではの魅力だと思います。
そう、なんだか理詰めっぽいけど、でも読んでる方には結構情感がわいてきますよね。
>ジャズねた、いつも興味深く読ませて頂いています。また伺いますね。
ジャズネタ・・・マッチボックスに反応しようと思ったことあるんですけど・・
コメントありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2005年3月11日 (金) 08時32分
TITLE: Re:STILL LIFE な 戯言・・。(03/10)
SECRET: 0
PASS:
Still Lifeかぁと思って来たら池澤夏樹の話でしたか。
個人的にはStill Lifeというとまずパット、ついでストーンズのライブ、そして池澤氏という順番だったりします(^^;
それはさておきtar_ksさんこんにちは。なんかホントにいろんなところで知り合いの方に遭遇します(笑)
あとでそちらにもお邪魔します(^^;
それにしても「池澤夏樹の文章はECMの音楽にも通じる透明感と冷たさがある。」という言葉には参りました。言われてみればその通り、でも自分からは出てこなかった、という典型的なケースです。素晴らしい感性をお持ちだと思いました。
> Suzuckさん
> Kotaさんから広がる輪!・・ですよね?
いいとものタモリになった気分(笑)
> 画面の最初まっしろなのは、ワケ?があるんですか?
またこの台詞をはかせてもらいますが、IEのバグです(^^;
いま自分もMac-IEで見てみましたが、こんな風になるのはお宅様だけでござります(^^;
投稿: Kota | 2005年3月11日 (金) 11時23分
TITLE: Re:STILL LIFE な 戯言・・。(03/10)
SECRET: 0
PASS:
わ。一夜明けたら、けっこう盛り上がってる。
>で、今は、そのバビロン~読んでます。もうすぐ、おわります。
おー。それはそれは。私は、あの物語に出てくる、老獣医のエピソードがとても好きです。「そういうことを考えているうちに、自分が失ったものの大きさが次第にはっきりと見えてきた」から始まる、エピローグの文章。その文字の流れを何度も読み返し、なかなか前に進めなかったことを覚えています。
池澤氏の物語世界には、ある大きな「喪失感」あるいは「孤独感」が漂っている。それは、「世界に開かれながら、絶対的に孤独である」という、人間存在の根本的なあり方(インかつアウトであるということ)から目を逸らさずに言葉を紡ごうとしているからだと、私は感じています。
>池澤夏樹の文章はECMの音楽にも通じる透明感と冷たさがある。
なるほど。私の場合は、JAZZという音楽そのものが、すべての人間が「世界に開かれながら、絶対的に孤独である」ということを象徴的に表現している音楽だと感じています。つまり、私にとって、池澤氏の文章は「言葉という楽器で表現されたJAZZ」なんですね。
というわけで、tar_ksさんのマネをして書いてみると、こんな感じ。
池澤夏樹の文章には、Hard Bopにも通じる、喪失感と孤独感が漂っている。
ふむ。しかし、まぁ、なんだか濃い書き込みですね。まぁ、「戯言」へのコメントはまた「戯言」だ、ということでご勘弁を。
投稿: ヨシカワ | 2005年3月11日 (金) 12時36分
TITLE: 訂正M(__)M
SECRET: 0
PASS:
Suzuckさん
>ジャズネタ・・・マッチボックスに反応しようと思ったことあるんですけど・・
マッチブック・・・です。好きなんです。はい。
投稿: Suzuck | 2005年3月11日 (金) 17時58分
TITLE: 真っ白になったぁ・・
SECRET: 0
PASS:
Kotaさん
>個人的にはStill Lifeというとまずパット、ついでストーンズのライブ、そして池澤氏という順番だったりします(^^;
まずいんだよねぇ・・ずっと無視するつもりだったけど・・(なんのこっちゃ)転がってるのも好きだったりしてたんですよ・・。
でも、順番はパットメセニーが最初に思い浮かぶよ。
で、今はミックさまより夏樹さまなんだな・・
日本語つうじるんで・・。
>それにしても「池澤夏樹の文章はECMの音楽にも通じる透明感と冷たさがある。」という言葉には参りました。言われてみればその通り、でも自分からは出てこなかった、という典型的なケースです。素晴らしい感性をお持ちだと思いました。
ホントですよねぇ~。
もう、私と一緒で~~~す。(バッシ・・自己でつっこんでおきました)
>いいとものタモリになった気分(笑)
え?またお友達ご紹介してくださるんですかぁ??
>またこの台詞をはかせてもらいますが、IEのバグです(^^;
え~~~~~~~~~~~~!!!
ほんと?
なんだ、家だけの「特権」かぁ~~。
うれしい♪
投稿: Suzuck | 2005年3月11日 (金) 18時04分
TITLE: ちょっと、タイトル削除しました。
SECRET: 0
PASS:
ヨシカワさん(再投稿)
>わ。一夜明けたら、けっこう盛り上がってる。
これも、ファンだと、名乗りをあげてくださったヨシカワさまのおかげです。
>おー。それはそれは。私は、あの物語に出てくる、老獣医のエピソードがとても好きです。
わ~~、まだまだ、はっきりおぼえてますよ。
失って知る失ったものの価値。よく言われることですが、さらりととても巧く描けてますよね。
これって、イラクの小さな橋を越えて、よりずっと前?ですよね?
あ、明日にでもしらべてみます。
>
>池澤氏の物語世界には、ある大きな「喪失感」あるいは「孤独感」が漂っている。それは、「世界に開かれながら、絶対的に孤独である」という、人間存在の根本的なあり方(インかつアウトであるということ)から目を逸らさずに言葉を紡ごうとしているからだと、私は感じています。
これ、結構厳しい作業ですよね。
突き詰めていくと、自分が何故存在してるか?、あるいは存在「させられてる」か?
って・・・。
>なるほど。私の場合は、JAZZという音楽そのものが、すべての人間が「世界に開かれながら、絶対的に孤独である」ということを象徴的に表現している音楽だと感じています。つまり、私にとって、池澤氏の文章は「言葉という楽器で表現されたJAZZ」なんですね。
わ、なんかコメントはさめないくらい深くなってきましたねぇ。M(__)M
>池澤夏樹の文章には、Hard Bopにも通じる、喪失感と孤独感が漂っている。
ヨシカワさん・・かなりかっこいい文章になっちまいましたよん。
う~~ん、今日はジャズバーで語り明かしましょう・・って、ハードボイルドなかっこよさです。
>まぁ、「戯言」へのコメントはまた「戯言」だ、ということでご勘弁を。
またぁ~、私は戯言ですけど、そちらはキチンと筋がとおってますから・・。
夏樹再読!心堅く決心するのであった・・・。
投稿: Suzuck | 2005年3月12日 (土) 09時31分
TITLE: ちょっと気になったので
SECRET: 0
PASS:
パットメセニーと同じタイトルだなぁ~、って思って手にとったから。
>>出版されたのもメセニーのアルバムの少し後なので、もしかしたらメセニーのアルバムのタイトルをちょっと失敬したのかもしれない。
だとしても・・まぁ、時効。
小説家が好きなアーティストの楽曲名をタイトルにとることはよくあることです。別に悪いことでも何でもないと思います。
投稿: vidala | 2005年4月 6日 (水) 01時18分
TITLE: どうも、ありがとうございます。
SECRET: 0
PASS:
vidalaさん
はじめまして。
>小説家が好きなアーティストの楽曲名をタイトルにとることはよくあることです。別に悪いことでも何でもないと思います。
書き込みありがとうございます。
そう、私は別に夏樹さんを責めてるわけでないのですよ。
もしも、文句を言う人がいても、もう、時効だよ~、
って、感じかしらね。文章が下手でごめんなさいね。
夏樹さん、お好きですか?
それとも、パットメセニー?
投稿: Suzuck | 2005年4月 6日 (水) 20時14分
TITLE: 池澤夏樹
SECRET: 0
PASS:
過去の記事をいろいろ読ませて頂いて発見しました。池澤夏樹、しかも「スティルライフ」についても書かれていたんですね!
この作品は大好きなので、Blog内で書評を書いたときの第一回のテーマにしました。清冽な感性と文体が何とも言えず素晴らしい。TBさせていただきました。
それにしてもツボが恐ろしいほどかぶってますね(笑)JAZZで手一杯で書評なんか2冊しか書いてないのに・・・。
投稿: なおき | 2005年10月16日 (日) 23時19分
TITLE: 夏樹好きですよ。
SECRET: 0
PASS:
なおきさん
>過去の記事をいろいろ読ませて頂いて発見しました。池澤夏樹、しかも「スティルライフ」についても書かれていたんですね!
わ、どうも、透明感ある音楽好きな人に、夏樹の文章は圧倒的に人気ありますよね。
今、フランスに澄んでるのですよ。
>この作品は大好きなので、Blog内で書評を書いたときの第一回のテーマにしました。清冽な感性と文体が何とも言えず素晴らしい。TBさせていただきました。
いいでうよね。なんか、凄いタイミングで、「夏の朝の成層圏」読み直してました。
小説のデビュー作のようですが、この人の文章やっぱり、好きだな、って読んでました。
>それにしてもツボが恐ろしいほどかぶってますね(笑)JAZZで手一杯で書評なんか2冊しか書いてないのに...。
私も、そうですよ。なんか、今日も書こうと思っていたアルバムと違うアルバムにながれちゃったし。
これ、なおきさんもきっと気に入りそうです。
投稿: Suzuck | 2005年10月17日 (月) 18時14分