
我らがPat Methenyとポーランドの女性ヴォーカルAnna Maria Jopek との共演盤。
これが、ヴォーカルのおねぇさんのアルバムに「色」つけようって、感じではなく、全面的にパットメセニー参加でございます。曲目も演奏もメセニーだらけ。
私、こう見えても結構、保守的です。知らない女性ヴォーカルには、手を出すことはほとんど無いのですが、パットメセニーファンの間ではかなり話題になったようで、二年くらい前かな?友達が「いいわ~♪」って、仕入れてくれました。m(__)m
最初、ジャケット見てちょっとひく。なんか、やけに幻想的。
開けて見て、基本的にはポーランド語。これは、かなりひく・・。
ところが、聴いてびっくり。なんだか、良いのです・・。
音楽的に斬新な事やってるわけでも、変わったメセニーがみれるわけでもないのですが、妙に不思議な雰囲気をつくりだしてます。
まずね、とにかくどの曲でもメセニーが「聴きまくれる」ってのは、実にすばらしい。はい。(だって、私はJopekさまのファンってわけではないから)
アジアン風なボーカルやアレンジが入ったりもしますが、彼女の世界は(ワールドな視野の持ち主ですぅ)意外とくせがなく、声も氷のような透明感?というのではなく、すこしかすれ気味でナチュラルな感じ。清楚なかんじすらします。
ポップでメロディアスで哀愁たっぷりなパットメセニーの曲と、彼女の民族的なものふくんだ陰影みたいなものがかぶさって、ユーロ叙情的な世界(ちょっと、言ってみました)を作り出してます。
英語でなくて、ポーランド語、って言うところも、その語感がなんともエキゾチックで、宜しゅうございました・・(なんか不思議な触感です)
メセニーワールドが全面展開されてるわけではないのですが、彼のソロが始まると、やっぱ、メセニーの世界にず~~~~んと引き込まれてしまいます。
特に、愛のカフェオ~レ、でおなじみのARE YOU GOING WITH ME ?では、くるぞ、くるぞ、と期待をたかめてうえでの、これまでもかの転調ひきまくり。泣けます。
ギター侍、パットメセニーここにあり、みたいなぁ・・。m(__)m
バリトンギター、ピカソギター、ギターシンセなどなど、それぞれの特色をうまく曲ごとにひきだして、「万力」入ってはいないけど、パットメセニーの世界が堪能できます。
彼はリーダー作の重圧から少し解放されて、ギターリスト、パットメセニーを楽しんでるのかもしれませんね?
で・・おねえさん、綺麗なようだし・・。
そう、唄との掛け合いも良いのですよねぇ~。やっぱ、なんでも出来るわ。うまいわ。m(__)m
とにかく、あまり深くかんがえなくても、パットメセニーの曲を、エキゾチックな香りで、楽しめるので一度いかがですか?暗闇に浮かびあがる、絶世の美女、って、感じでした。
どうかしら?
1. CICHY ZAPADA ZMROK
2. PRZYPLYW, ODPLYW, ODDECH CZASU (Tell Her You Saw Me)
3. TAM, GDZIE NIE SIEGA WZROK (Follow Me)
4. BIEL
5. CZARNE SLOWA
6. LETTER FROM HOME
7. ARE YOU GOING WITH ME ?
8. ZUPELNIE INNA JA (Always and Forever)
9. MANIA MIENIA (So May It Secretly Begin)
10. BY ON BYL TU (Farmer's Trust)
11. UPOJENIE
12. PIOSENKA DLA STASIA
13. ME JEDYNE NIEBO (Another Life)
14. POLSKIE DROGI
追記
写真つけてみましたが・・・なんか、でかい、なぁ。
まあ、お試しってことで、許してね。
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