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音楽で拡がる輪

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2005年2月13日 (日)

My Funny Valentine ~ Undercurrent

この企画?、はじめるのが遅すぎでしたぁ!
ほんと、有名な盤だけひろっても最低一週間はいりましたよね。
私の都合で、こうやって、昨日の日記書いてるので、今日は本番、ヴァレンタインデイ、当日です。
こんな複雑な気持ちのヴァレンタインデイがはじめてだぁ。(^_^);

ジャズ聴いてるひとなら一回くらいは、お耳に入ったことある言葉、
「インタープレイ」
Undercurrent
Bill Evans (P)
Jim Hall (G)
このアルバムは、インタープレイのお手本のようにいわれますよね・・。
こういうことは、私にはようわからんのですが、
もともと、この二人お互いの資質みたなものがあってるのでしょうか?
緊張感の中にお互いを尊重し、主張し、クールなのに「もの凄い」事になってるアルバムです。

やはり、冒頭を飾る、My Funny Valentine
このロマンティクな曲を、みんなの予想に反してエヴァンスはアップテンポで、メロディを演奏しはじめます。しかも、オクターブ奏法でとっても弾んでアグレッシブ。
ジムホールも最初、エヴァンスになんとなくついていく感じで、子犬のお散歩のようにひきはじめるのですが、アドリブにはいってからはその独特の感覚で思索的いて、ファンタスティックなフレーズ満載。
ここからはもう、スリリングで、即興の演奏であるのにもかかわらず、ジムホールのギターの間をこれしかないようなタイミングでエヴァンスのピアノが入っていきます。
とどめをしらぬ、丁々発止の応酬。まじかよ~、って世界。
つづくエヴァンスのアドリブも、スリルに満ちていて、それをプッシュしてくるジムホールのギターも、やっぱり、まじかよ~、って世界。
恐るべき、熱き「クール」です。
ジムホールがテーマに戻って終演となるのですが、
このクールなイメージの二人から、こんな火のつくようなMy Funny Valentineを予測するのは、まず、できないよねぇ~。
それでいながら、何故か切なくロマンティックなMy Funny Valentineがくっきり浮かび上がってくるのでありました。

このアルバム他の演奏は非常に嘆美てきで、そういう意味ではみなさんの期待をうらぎるものではありません。
でも、恋だってちょっと、どっきりするくらいがいいわよね♪


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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

TITLE: Re:My Funny Valentine ~ Undercurrent(02/13)
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「Undercurrent」についてはいつかブログでインプレッションを書きたいと思っていました。



自分が大なり小なり知識や経験を増やしたことで、「Undercurrent」の理解というか楽しみも増えたと感じます。



そして、鏡のようにその時の自分の状態に合わせて受ける印象が違ってくることに気付きました。



仕事が終わって深夜~早朝に片付け物をしながらオール・リピートにして繰り返し聴いていると、クールに迫ってくるような演奏に聴こえたり、熱く燃えるような演奏に聴こえたり、あるいは繊細さ、壊れやすさ、悲しさ、喜び、希望、というような心の内側の感情が、ある時はじんわりと、ある時はすうっーと現われてきます。



「Intermodulation」は影に隠れてあまり話題にならないようですが、心象風景を映し出すことには変わりなくこちらも大好きです。

TITLE: Re[1]:My Funny Valentine ~ Undercurrent(02/13)
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longrow1967jpさん

>「Undercurrent」についてはいつかブログでインプレッションを書きたいと思っていました。

おぉ、書いてくださ~~い。



longrow1967jpさん



>自分が大なり小なり知識や経験を増やしたことで、「Undercurrent」の理解というか楽しみも増えたと感じます。

こういうのって、ありますよね。

いろんな意味で自分の中身によって感じ取り方かわったりします。

あんまり、断定的にならずに、柔らかな心で?(ひとは優柔不断ともいう・・)

聴いていきたいです。

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