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音楽で拡がる輪

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2005年2月

2005年2月25日 (金)

Sweet Georgia Peach / Russell Malone

ウエスやベンソンが手本かなぁ?って、このギター、テクニックは抜群です。
ダイアナクラール、ハリコニックJr、達から引く手あまたのうれっこギターなんですよね。
ダイアナクラールは超売れっ子だから、彼女のアルバム聴いてこのギターの名前を目にとめる人おおいかもしれない。
つうかぁ、そしたら、普通は気になるギターだとおもうんだなぁ・・・。
だって、バック、っていうにはあまりに美しすぎる・・。

昨日、Sno' Peasで話題にした(ヨシカワ説、そらまめ!、ちがったサヤエンドウ!・・しかしなんで?)Black Butterfly がウエスやベンソンも目をまわすような、ハードボイルドな、アルバムだとすると、こちらは全体にやわらかなメロウなかんじ。まさに、すぃ~~とピ~チです。

持ち前の暖かな音色で、歌心満載です。
そう、甘い、甘い、感じ。全体にフォーカスでもかかたように
ふぉあ~~~んと、マイルドなサウンドです。
でも、所々でみせる早技、決め技は、やはりただものではないですよね。
まさしく、正攻法、清く正しいギターでございます。
ケニーバロンのピアノもとても綺麗です。
メロディを大事に大事に、軽快にスィングするマローンをお楽しみください。

できれば、抱き合わせで、Sweet Georgia Peach(まったり)とBlack Butterfly(スリリング)を・・(^_^);

あ、Sweet Georgia Peach、ってなんとなく不思議だったのですが、アメリカに行ったとき、クォーターを見ていてあ、ってわかった。
クォーターって、州によって独特のデザインがあって、それを収集していたのですが・・(^_^);;;
我が愛しのジョ~ジア州(マローンの故郷)は、桃のデザイン。そう、桃、桃。
彼の故郷ジョジア州は桃の州だったんですねぇ~。
ん?常識だった?m(__)m



2005年2月24日 (木)

Sno' Peas

Sno' Peas
これを見て、あ、あの曲の名前であるって、直ぐわかる人はきっとビルエヴァンスのファン?
この曲はPhil Markowitz、ってピアニストの曲です。
エヴァンスがエレピなんぞも弾いていてて、Toots Thielemansのハーモニカが印象的な Affinityに入ってます。
このアルバム、jazzyaさんがかけてた。私も好き。
素晴らしい曲が沢山入ってるアルバムなのですが、「何故か」この曲、私の超お気に入りなのです。
(ついでに白状すると、Tomato Kiss も好き・・。)

でも、あまり、びびと来る人が少ないようで、この曲を演奏する人は少ないです。
収集してま~~す。で、今の所二枚。

Black Butterfly / Russell Malone
Happy farm / Johan Leijonhufvud

どちらも、ウエスやベンソンが好きそうなギターがリーダーですよ。
エヴァンスの演奏よりどちらも、ゆっくりした演奏。
Happy farmのピアノはJacob Kartzonで、綺麗なんですよね。
どちらも、ピアノは頑張ってるよぉ~♪

で、私この不思議な魅力のワルツが、なんだかすきなのでした。
作曲者も同名のアルバム出してるようなのですが、残念ながらもってませーん。

ところで・・小さな声で・・・・
Sno' Peas、ってどんな意味??

と、戯言いってみましたです。
お付き合いくださいまして、まことにありがとさんでした。

追記
まったく、情けない追加をしなくちゃならない。(T_T)
この日記かきながら、なんか、もう一つあったよねぇ~、
って、思ってたのですが・・・
Trio / Jesse Van Ruller
曲の雰囲気をいかして、不思議な浮遊感と揺れをもった個性的な演奏になってます。ピアノは居ないけど、雄弁なベースがいまして、クリエイティヴ&クールな演奏になってるとおもいます。




2005年2月23日 (水)

Close To You  / Katrine Madsen

手持ちのアルバムを分類すると、ヴォーカルって異常に少ないです。好き嫌いがはっきりしてるから。
あとね、結構、ヴォーカルブランク、ってのがあったからかも。
でも、女性ボーカルの楽しみかたが少し変わってきて、再びヴォーカルものも聴くようになりました。極端に少ない方だとおもうけど・・。
まぁ・・たまには・・
Close To You  / Katrine Madsen
Katrine Madsen (vo)
Stefano Bollani (p)
Jesper Bodilsen (b)
Morten Lund (dr)
Hans Ulrik (sax,fl,Harmonica)
Marten Lundgreen(tp)

Katrine Madsenは、デンマークの歌姫です。
結構美人。いや、かなり美人。(はい、今鏡みました)
お姫様風な容姿ですが、声はわりと太くて、結構・・おばさん声でーす。
いや、ハスキーです。(^_^);
この人のMy Secret、ってアルバムは、めちゃくちゃ好きなのですが、
このあたりのアルバムはハスキーな声を生かして、感情をストレートにのせた歌い方だったと思うのですが、近年・・だんだん熟女の色気がにじみ出るようになってまいりましたぁ。(一児の母でございます)
ぴったりとくっついて、なで上げるような動作が、唄にはいってきましたねぇ・・。
って、どんな歌い方でしょ。(^_^);

この人のアルバムは、彼女の唄もさることながら、旦那様が、ベース弾きのJesper Bodilsenなので、メンバーがいつも魅力的!
ベースとドラムは、このアルバムと同じ事が多いのですが、ピアノや管楽器が私の好きな北欧のかっこいい演奏家であることも多いのです。
My Secretでは、ピアノがJan Lundgren、サックスにLars Mollerがいたりします。
今回はなんと、ピアノはStefano Bollaniでございました。(^o^)

少し前に日記に書いていた、彼女の旦那様のアルバムMI RITORNI IN MENTEで、共演してた関係でしょうね。
あと、Hans Ulrikがいる。やっぱ、役得といえいつも興味ひくメンバーですよね。
以前来日したときは、これまた私の大好きなピアノJacob Karlzonをつれたそうだし、この前は、今をときめヤンソン率いるBohuslan Big Bandとも来日してます。
あ、Magic Nightmってアルバムもあったぁ・・
あ、デンマークってことで、Thomas Frylandが居るアルバムあったぁ。m(__)m

1. The Look Of Love
2. Just Close Your Eyes
3. And I Love Her
4. Close To You
5. Save Your Love For Me
6. In A Sentimental Mood
7. Angel Eyes
8. The Very Thought Of You
9. Be Still My Heart
10. Once Upon A Summertime
11. Go Now

彼女の3曲(5,9,11)と、バカラック、ビートルズ、エリントン等のスタンダード曲がはいってます。
Ulrikのジャージィなハーモニカと絡む、バカッラクナンバーにはじまって、それは妖艶なオーラを漂わせています。(げ、いつの間にこんな色っぽくなったの?)
地を這うようなフルートでアクセントついてるAnd I Love Her、そして、カーペンターズでおなじみのClose To You・・・。これは、泣けます。
正直、Ulrikはサックスよりここでは、他の楽器がいいかも。
後半は、ジャズスタンダード中心に自分の曲もからめて、ハァ~トに直撃。
あ、Angel EyesのMarten Lundgreenのペットもいい感じでした。スリリングなナンバーに仕上がってましたね。
もちろん、旦那様も彼女の前ではいつも男前。
私の大事なボラーニも、パワーは抑えめですが、実に繊細に彼らしい演奏でした。
Close To You、The Very Thought Of You、Once Upon A Summertimeと、優しく、美しく、綺麗だったです。
ボラーニ、頑張った、頑張った!!
大人のアルバムでございました。はい。

でもね、私ね、カトリーヌさま、これ以上ねっとりすると、殿方のファンはふえるかもしれないけど・・・
・・・私にはきついかもしれません。


2005年2月21日 (月)

Duets / Toninho Horta & Nicola Stilo

ジャズで投稿したら違うかな・・。でも、半分くらいジャズスタンダードだからいいよね。(と、予定外に書いた日記はあまりに誤字脱字だらけで、修正しましたです。(^_^))

パットメセニー好きな kotaさんのUnder The Red Skyで、Toninho Hortaが話題になっていた。このブラジリアンギター、大好きでございます。
メセニーはミルトンナシメントが好きだったようで、ナシメントのアルバムに居たこの素晴らしいギターにも注目していたようで、オルタのアルバムにも参加してたりします。オルタは、ギターはまるで鳥のように自由に大空を舞う感じ。ジャズギターのテクニックもはいってるけど、やはり、唄いながら(スキャットしながら)自由自在に演奏していく姿は、Toninho Hortaのサウンドとしかいいようがない気がする。
一作目のTerra dos Passarosから、もう、どのアルバムも大好き。
朝は、Durango Kid 2をきいてましたぁ。

今日は、少し前から行方不明になっていた、Toninho Horta とジャズフルート奏者 Nicola StiloのDuetsをやっと探し出した。
内容的にはジャズとボサノヴァのコラボレーション、って感じなのでしょうかねぇ・・
この二人が一緒にお仕事してるアルバムは、Duetsの後にもVira vidaというのがあってこれも最高。
Duets
Toninho Horta (g,vo)
Nicola Stilo (fl)

Duetsはジャズのスタンダード、オルタの曲、ニコラの曲と配分よろしく、一曲めが始まったとたん、水色の風が吹いてきてしまうと言う優れ盤。
真冬の雪景色だって、澄みきって爽やかにみえてしまうというものです。

いつも自由に飛び回るオルタですが、この奔放でモダンで幻想的なムードのフルートと実に楽しそうに、演奏していきます。ニコラのフルートは、とても魅惑的な音色で、なんだか、知らないうちに知らないところに「さそいだされた」ような気分にさせてくれます。きっと、オルタもそんな彼の作り出す空間で、自由に羽ばたいてる気分になってるのではないのかしら?
時に絡まり、離れ、緊張感を保ちつつも、二人は最後の最後まで、楽しい時を過ごしていきます。本当に楽しそうです。
恋人達のじゃれ合いにも似た、親密なひとときです。
コルトレーンのNaimaにはじまり、エヴァンスのVery Earlyで終わるのですが、そう、ニコラはチェットベイカーとの共演もあり、My Idealも演奏してるのですが、ここでは、オルタは英語でうたってます。ブラジル語でなく英語だぁ。
アルバムからは、シンパシーを感じながらお互いを認め合う、フルートとギター、そしてヴォーカルで作り出す、幸せな世界が堪能できます。

これねぇ・・・真夏の夜に聴いたら最高、ってずっとおもってましたが、
クールなサウンドですが、気持ちがとても解放されて、ヒートアップいたしますので、雪景色にもいけましたね・・。
お試しくださいませ。
ブラジルの音楽って、人間とそのまわりが(自然、宇宙、環境・・・)、一体となってる感じが自然に表現されてていいですよね。




2005年2月19日 (土)

Playing in the Breeze / Thomas Fryland

少し前から自分の心にさざ波がたってしまってるんですね。困ったものです。
そういうときは、あまりパワー全開のアルバムは聴けなくなりますよね? 
静かな気持ちに戻りたいなぁ・・・って、自然に棚から選んできました。

Playing in the Breeze / Thomas Fryland
Thomas Fryland(Tp)
Jacob Fischer(G)
Jesper Lundgaard(B)

Thomas Frylandは、デンマークの若きトランペッター、王道ハードバッパーです。
ボッソのスリリングでハイテンション演奏スタイルとは違って、朗々とストレートに歌い上げるタイプですよねぇ・・。しみじみと、聴き惚れてしまうペットです。
何枚かアルバムあるのですが、良くも悪くも出来は横並びかもしれない。
最近アルバムかってないのでですけどね・・・。
メンバーと曲で選んだら、今日はこのアルバムになりました。
このアルバムは、Jacob Fischerって、やはりデンマークのしっかりした音色と切れ味ばっちりなギターいます。オーソドックスだけどとても素敵ギター♪
そして、ダグレイニーのアルバムにも居たデンマークのベースの重鎮Jesper Lundgaardもいます。
メンバーだけで、私的には買い。好きなSail Awayも演奏してます。

とにかく、ストレートに感情をのせて、胸にジンと来る演奏をしてくださいます。
うん、魅惑的なサブトーンでございます。し・・しびれる。
派手な立ち回りはないけど・・・歌心あふれるフレーズと、落ち着いた音色。
3人の息もぴったりで誰がソロをとっても、粋で実にお見事です。(5曲目のLundgaard、7曲目のFischer、私は、もうにんまりです)
素敵な曲が次々つづくので、知らないうちに嫌な事わすれるぞぉ・・・。

なんだか行き詰まってしまったとき、本当によくお世話になってしまうんですよね・・。曲もあげておこうかな。

1,My Melancholy Baby
2,Ask Me Now
3,From This Time
4,I Remember Clifford
5,The Touch of Your Lips
6,You Go to My Head
7,Sail Away
8,Nobody Else but Me
9,Song for Strayhorn
10,Joy Spring
11,A Flower Is A Lovesome Thing
12,Wrap Your Troubles in Dreams

3,7がトムハレルの曲です。9はオリジナル。Strayhorn好きなんですねぇ・・。
私もです。自分の好きなミュージシャン達に思いをはせながら、でも肩に余分な力はもはいらず、朗々と吹き上げてしまってるデンマークの貴公子でございました。(かなり、見た目もかっこいいのです)

Jacob Fischer、って、すごく良いギターなのですよね。
でも、彼のリーダー作、これ~~、って、はまってるのまだ無いのです。
いろんなアルバムで聴くのですが、是非これだけ一枚、ってのが出るといいな。




2005年2月17日 (木)

Witchcraft / John Abercrombie Don Thompson

ギターとベースのデュオ。
John Abercrombie(G)
Don Thompson(B,P)

John Abercrombieは、顔は恐いけど、その音色とフレーズはとても優しい。
不思議な感覚でゆらめいて、そして、聴く人の心を浮遊させる。
ちょっと、際物扱いされそうな雰囲気はありますが、私的には実に正当派なギターです。(だよね?)
試作的、前衛的なアルバムも多数あり、そちらも刺激的かつファンタスティックぅ!で好きなのですが、やっぱ、この人に痺れちゃうのは、実にかわいく、けなげな感じの歌心だったりします。ん?ちょっと、変?
だって、1988年のLIVE IN BOSTONのアリスは、涙ものにかわいかったようねぇ・・。
スタンダード弾かせたら、結構なものだと信じております。

Don Thompsonは達者なベース弾きで、エドビッカートとのデュオでもその饒舌ぶりに驚いちゃったけど、ここでも後ろ三曲はピアノなど披露しちゃってます。
で、これが、また、巧かったりしちゃうのだな。
ギターも弾いたようなきがするんだけど・・。
でも、その前のウッドベースが素晴らしかったので、ベースだけでよかったのにな。

さて、このアルバムはそんなアバークロンビーのクールで、きらきら光輝いているような素敵フレーズに沢山あうことができます。実にシンプルだけど、唄心いっぱい。
この人本当にストレートにギターに感情のせるのお上手です。
どの曲もなかなか良いのですが、「寂しい・・」って、涙ぐんでるのがしっかりわかっちゃうような、しっとりしたMy Foolish Heartなど、ヴァレンタインの「後」にぴったりではないかしら?
えへ、寂しい思いの人も沢山いるよね?


John Abercrombie(G)
Don Thompson(B,P)



2005年2月16日 (水)

Winter Moon / Art Pepper

今、独りでぼぉ~、ってしたら・・、何だか聴きたくなったアルバム。他に聴きたいアルバムいっぱいあったのになぁ・・。

後期のペッパー、軽快な音楽ととはいいがたいですよね。
復帰後のかれの演奏はエモーショナルで、魂の叫び、ってかんじです。
結構好き嫌いがわかれるとことですよね。
自分の心の中を、隠さずに表現してる・・・って
おもうんですが、実際にはあの悲壮感漂う演奏とうらはらに、
私生活は、精神的には彼の人生で一番安定していたようですね。
LDで、光と影って、もってるのですが、
とても穏やか表情でなんでもしゃべちゃっています。

そんな中で作ったWinter Moonは、with STRINGSって、ものなのですが、
美しいバックは、まるで当時の彼を包む周りの愛情のよう・・って、文章で旨くまとめすぎよね。(^_^)
その中で、実に素直な演奏なんですよね。
大好きなHere's That Rainy Day、ここでは、悲壮感でなくて独特の哀愁ただよわせながら
自分の過去を回想するようなペッパーは、かなりオツなもんです。
すさまじぃ人生経験、その後の人生に役立っていますよねぇ・・。
私は一曲目のOur Song がとっても好き♪
そういえば、Blues in the Nightはクラリネットなのですが・・・
光と影でもクラリネットで遊んでいたようなきがします。

Art Pepper - Clarinet, Sax (Alto)
Carl Burnette - Ds
Stanley Cowell - P
Cecil McBee - B
Howard Roberts - G


2005年2月15日 (火)

Songs We Know / Fred Hersch + Bill Frisell

Songs We Know / Fred Hersch + Bill Frisell
Fred Hersch(p)
Bill Frisell(g)
なんだか、通常営業、って気分です。ホワイトデイまで、一ヶ月はあるし・・(^_^)
ビルフリゼールはとても個性的なギターで、音数も極端に少ないし、カントリーはいったりも顕著だったりして好き嫌いが結構はっきりしてるギターではないかなぁ?
私は特別お気に入り、って事ではないけど、やっぱ、興味ひくギターなので何枚かは持ってます。
音数少なくても、寡黙ってギターではないですよね。
メセニーの演奏には、心の奥にある寂しさみたいなのが現れる事があって、結構、寡黙なヤツ、なんてほくそ笑むことがあるんですが、ビルフリは基本的に何時も陽性な感じがします。ん?私、人生の修行が足らないかしら?

フレッドハーシュは、ビルエヴァンスの遺伝子をしっかり持った叙情的で美しい正当派のピアノ弾きであります。
おまけに曲目がスタンダード中心っていうこともあり、ビルフリが??って、ちょっと買う前にはイメージがわきにくかったです。
がぁ、聴いてみれば、ハーシュとフリゼール、お互いの個性をつぶすことなく不思議な空間をつくちゃってます。
ビルフリはソロも個性的なら、バックにまわっても個性的。
なんだか、重なって、ずれて、微妙な揺れをひきおこしたりしてる。
大体、ソロをとるとか、バックをとるとか、既成の役割分担も、いつの間にかどうでもいい感じになって(ここが、私のおもうビルフリゼールのビルフリゼールたるところだとおもうんですが・・)
絡んで、じゃれて、ほんと、不思議な世界。
いつか王子様が、なんて演奏してくれてますが、妙にかわゆくそして、ロマンティックなのぺったりしてない演奏だったりするのです。
どの曲も新鮮な響きです。聴き慣れたテーマメロディがあるんだけど、不思議な世界に迷い込んだ感じになる。
新触感でございますよ。

新触感っていえば・・・
雪国あられ、ってお煎餅屋さんの
「りゅうと」って(柳都は、新潟市の別称ですぅ)
しっとりもちは、意外な触感で私のお気に入りなんですよね。
ちょっと見は、何気ない堅焼きお煎餅なんですが、
ねっちりと柔らかな触感で、甘しょっぱい懐かしい味。
とっても、不思議なお菓子?です。
りゅうと
そう・・意表をつかれると、人間弱いものなのよ♪






2005年2月14日 (月)

My Funny Valentine ~ Miles Davis

やはり今日は真打ち登場?帝王マイルスのMy Funny Valentineです。

かれは、この曲をクッキンで、バラードプレイの真髄、ロマンティシズムの極地、って感じで演奏しています。
これもいいわよねぇ~♪女に生まれてよかったぁ、って気分になります。はい。

そして、ニューヨークにあるフィルハーモニック・ホールで行われた演奏から作られたアルバムには、My Funny Valentineそのものを冠しちゃっています。
この演奏もとても良いで~す。ベストにあげる人も多いです。
マイルス、ってフリークな人達多いので、私なんぞ言えたぎりではないのですが、
彼はテクニックうんぬんより、その雰囲気だ、みたいによくいわれますが、このマイルス、バリバリですよねぇ~。
おまけにハービーのイントロの美しい事。
マイルスは吹き始めてすぐに、一気に駆け上がり、聴衆を別な世界に連れて行ってくれます。なんか、すごく妖しい世界ですよね。
で、私は、ちょっと、コールマンで現実の世界に戻るのですが、(^_^)
この後のハービーがまた、素敵♪
やっぱ、名演ですよね。

と、いいながら今日は、Plugged NickelからのMy Funny Valentineです。
去年、天の声がして今更ながら・・とあきらめていたのですが、お歳暮の季節にやってきた日本盤のComplete Live at The Plugged Nickelからです。
Miles Davis (tp)
Wayne Shorter (ts)
Herbie Hancock (p)
Ron Carter (b)
Tony Williams (dr)

My Funny Valentine
ここでの彼は、よくいわれるマイルスの持つカリスマ的なものがひしひしかんじられます。
そう、なんか調子悪いんだよね。あとで、調べたら病気?した後だったみたい。
でね、リップコントロールっていうのですか?そう言う意味でのミス、ってのが結構あるんですが・・・(そう、結構マイルス自体は評判わるかたっりする)
でも、私は何故か、それにもかかわらず、聴衆とメンバーに君臨しようろする、これぞ、マイルス、って感じがひしひしするんです。
え?考え過ぎか?

この時ショーターは絶好調、って感じで、本当にどのプレイもかっこいい。
何処にとんでいってしまうかわからないような素晴らしいです。
リズム陣もとても素晴らしいのですが、ショーターは特に素晴らしい。
マイルスはご存じのようにとても存在感があるのですが、ここではショーターも独自の世界を遠慮なくひろげていてマイルスにとっても驚異の存在だったともいます。
だからね・・大勢の聴衆の前で、調子悪いくらいじゃ、あとにひけないの。

My Funny Valentineは、ディスク2とディスク5、どちらも10分を越える演奏となっています。
マイルスはいつでも聴衆を一身に惹きつける魔力を持っていて、演奏しているときにその間の使い方が本当に旨い。音の無い空間の緊張感を実に上手に使う。
この時もまさに、蛇の一にらみならぬ、マイルスに一吹きはとても効果的につかわれてます。もちろん、ショターもかっこいい。
このアルバム、ショーターが火付け役といっても良いとおもいます。
どちらものMy Funny Valentineも、この曲の持つ甘い雰囲気を排除した自由で奔放な演奏。
でも、甘さでは追求できないなにかガツンとしたものがあって、もう、虜になってしまいます。

私は、トニーのドラムといきなりマイルスが吹き始めるディスク5のマイファニのほうが少し好き。
ディスク2にかんじた緊張感はあるのですが、もう少し良い意味で糸がゆるめな感じが、演奏でもより自由な広がりをみせてる感じがするからです。
でもさ、大差ないかもね。(^_^);
ショターの後のハービーのめちゃくちゃリリカルな演奏が高得点だから、こっちなのかも?このときばかりは絶好調のトニーに「うるせぇ」って気分でしたから。m(__)m

と、ヴァレンタインデイは終わってしまいました。
チェットも好きなんですよ~、ヴォーカルも含めいっぱ~~い、ありますよね。
デスモンドだって、他にもあるし・・
うむ~。

みなさんのヴァレンタインデイは、ハッピー?それともアンハッピー?



2005年2月13日 (日)

My Funny Valentine ~ Undercurrent

この企画?、はじめるのが遅すぎでしたぁ!
ほんと、有名な盤だけひろっても最低一週間はいりましたよね。
私の都合で、こうやって、昨日の日記書いてるので、今日は本番、ヴァレンタインデイ、当日です。
こんな複雑な気持ちのヴァレンタインデイがはじめてだぁ。(^_^);

ジャズ聴いてるひとなら一回くらいは、お耳に入ったことある言葉、
「インタープレイ」
Undercurrent
Bill Evans (P)
Jim Hall (G)
このアルバムは、インタープレイのお手本のようにいわれますよね・・。
こういうことは、私にはようわからんのですが、
もともと、この二人お互いの資質みたなものがあってるのでしょうか?
緊張感の中にお互いを尊重し、主張し、クールなのに「もの凄い」事になってるアルバムです。

やはり、冒頭を飾る、My Funny Valentine
このロマンティクな曲を、みんなの予想に反してエヴァンスはアップテンポで、メロディを演奏しはじめます。しかも、オクターブ奏法でとっても弾んでアグレッシブ。
ジムホールも最初、エヴァンスになんとなくついていく感じで、子犬のお散歩のようにひきはじめるのですが、アドリブにはいってからはその独特の感覚で思索的いて、ファンタスティックなフレーズ満載。
ここからはもう、スリリングで、即興の演奏であるのにもかかわらず、ジムホールのギターの間をこれしかないようなタイミングでエヴァンスのピアノが入っていきます。
とどめをしらぬ、丁々発止の応酬。まじかよ~、って世界。
つづくエヴァンスのアドリブも、スリルに満ちていて、それをプッシュしてくるジムホールのギターも、やっぱり、まじかよ~、って世界。
恐るべき、熱き「クール」です。
ジムホールがテーマに戻って終演となるのですが、
このクールなイメージの二人から、こんな火のつくようなMy Funny Valentineを予測するのは、まず、できないよねぇ~。
それでいながら、何故か切なくロマンティックなMy Funny Valentineがくっきり浮かび上がってくるのでありました。

このアルバム他の演奏は非常に嘆美てきで、そういう意味ではみなさんの期待をうらぎるものではありません。
でも、恋だってちょっと、どっきりするくらいがいいわよね♪


2005年2月12日 (土)

My Funny Valentine ~ Still Live

しかし、My Funny Valentineは名演が多いですよね。
ちょっと、マイナー気味のマイファニが二曲つづきましたので、支持率高そうなMy Funny Valentineです。
キースジャレットのスタンダーズで。邦題「枯葉」
Still Live 
Keith Jarrett(P)
Gary Peacock(B)
Jack DeJohnette(Ds)

私はキースのアルバムはLPであったりする事が多いのですが、これは中古でみつけたCDも持っていて、必然的に出動回数も多いです。(まぁ、元々好きなのですけど)
誰もが認める(キース嫌いは別だよ~~ん)スタンダーズの名盤、しかも二枚組!

冒頭を飾るのが、My Funny Valentineです。
まるで、物語の回想シーンのように静かで美しいキースのソロではじまって、やがて色がついて、ぼやけていた風景が呼び起こされ、そして情景がフラッシュバックして行くように自然に流れて行きます。キースも次第にあがり、やがて、その「時」を迎える。
閉じこめられていたものが一気に解放されて行くようにテンションは一気にもりあがっていく。
「三位一体」、言い尽くされた言葉ではあるけど、本当にこの言葉がぴたりと当てはまる・・。
キースはわき上がるように美しく多彩なフレーズを次々と弾き、ピーコックの躍動感、ディジョネットの軽快なドラムとともに、聴き手の中にはっきりしたストリーを浮かび上がらせてくる。
一体ととなって押し寄せてくる、その感情の嵐に身をまかせて、私の心は宙に浮く、翻弄される。恍惚となる瞬間!
やがて、その始まりのように・・・静かに終わりが来る。
そぉぉ・・っと、私は地上に、現実にもどってくる。
完璧で~~~す。
こうなると、なんだか、危ないお薬と一緒ですよねぇ~。
(もちろん、そういう経験はありましぇん)

The Out-of-Townersも聴きました。
やはり、素晴らしいですよねぇ。それはね、お~~い、速くもどっておいでよ~、なんて部分だって無いことも無いのですが、やはりこの人は心の中の声が演奏になってますよね。(唸りって、ことでないわよん)
しかし、この人が弾くと何故こんなに美しいメロディなのでしょうね。
メロディは人の心の中の一番大切なものに直結してますよねぇ。
最近、いろいろなピアノトリオ聴いて、なんだか遠ざかっていたキースのアルバムでしたが、改めて、彼が私達の宝ものであるとかんじましたぁ。




2005年2月11日 (金)

My Funny Valentine ~ Doug Raney Trio

My Funny Valentine ~ Doug Raney Trio

1985年のコペンハーゲンでの録音。
こうやって、書くと随分昔の出来事ね。
でも、赤ちゃんだったわけでは無い私には、なんだかアッという間の歳月。
はい。平々凡々と、日々をすごしておりました。
そこのあなた?1985年あなたは何をしてました?

Doug Raney Trio(これが、タイトルなんだもん。)
Doug Raney(g)
Jesper Lundgaard(b)
Alex Riel(ds)

ジャズギタージミーレイニーのお子さま、ダグレイニー!
お顔も体型もうり二つなんですよね。
もちろん、ギタースタイルもよく似ていて、
緊張感を保ち、ストイックにクールに一つ一つのフレーズ決めてきます。
地味な印象がしてしまいますが、結構聴き応えある長いフレーズをつぎつぎと決めて、たんたんと弾き続けるお姿は、
ギター侍!(良い意味でのぉ)
親父さんの良いとこもらって、現代感覚もマッチされていて、
私は好きなギター屋の一人でした。
そう、私、少ないダグ派なんですよね。(ほら、ジミー派の方が圧倒的に多いから)

このアルバムの購入には、もう一つ理由があります。
うん、ベース。
このデンマークのベースの重鎮は、私は大好きなのです。
そう、饒舌で、メロディしっかり「弾きたがり」、そのソロも多彩で面白い。
おまけにベースの前は、ギターで遊んでいたらしく、ギター好きなんでしょうね?
良いギターと共演してることが多いし、ギター二人いるのかしら?
って、くらいうたってしまうベースなんです。
この人、テーマをベースで弾きまくってるクリスマスアルバムもあります。
ピッチの素晴らしさを改めて感じました。

アルバムは小粋なジャズのスタンダードとジャズミュージシャンの達のオリジナルがうまく配置されています。
派手さはまったくないのですが、どの曲も聴き所がいっぱいです。
彼はアップテンポの曲でも、全く乱れることないスムーズなフィンがリングも良いのですが、Nancyなんてスローバラードでみせるしっとりと情感こもった演奏聴くとお仕事の手がやすんでしまいます。
My Funny Valentineは、彼のソロではじまり、リズムが加わって、シンプルで美しい演奏を展開していきます。
このマイファニ好きなんですよね・・。インプロに入ったときの彼の演奏潔くて、でも微かにドラマチックで。
こういう恋を重ねたのかななぁ・・なんて思ってしまうのでした。
超個人的お気に入りといった感のあるMy Funny Valentineでした。

地味・・って、いえば地味。
渋い、って言い方もあったりする、ギターなんでしょうね。


2005年2月10日 (木)

My Funny Valentine ~ The Paul Desmond Quartet Live

街が何だか華やいでいる、っておもったら、もうすぐヴァレンタインデイなんだってぇ。(かなり人ごと)
それでは、My Funny Valentineをかけてみようかな?
え?あまりに安易ですか??

My Funny Valentineとう超有名曲は、ロレンツ・ハーツ&リチャード・ロジャースという名コンビの作品です。
ヴァレンタインは、この詞の主人公?の「愛しい、愛しい人」の名前。ご存じの方が多いですよね。
詞の内容はちょっと意外だったりもしますが、曲はロマンティックなムードこの上ないですぅ。
これは、名演が沢山浮かぶとおもうのですが、今日の気分は・・・。
Paul Desmond!!とう事で、

The Paul Desmond Quartet Live
Paul Desmond (Sax)
Ed Bickert (G)
Don Thompson (B)
Jerry Fuller (Ds)

ポールデスモンド、彼の音を聴くと、私はいつもタイムスリップしてしまいす。
とても懐かしい気持ちになる・・・
部屋は、セピアカラーになり、哀愁に満ちる。
とても心地よく、暖かな演奏なのに、ちょっと、寂しい・・・気分になる。
そして、叔父が吹いていたクラリネットの音を想い出すのです。
自分の幼いときの体験と、デスモンドの音が重なるかな・・
って、おもっていたのですが・・
ある、ライナーに、

+++++
デスモンドのアルトは、
空間をひとまわり小さくするような、不思議な気分にさせてくれる・・・
デリカシー溢れるトーンは、
身近なものをもっと親しみの溢れる環境にしてしまう不思議な力だ。
それは、居心地のいいさびしさといったらいいのだろうか、
やはり人間的なあたたかい関わり合いから生まれてくる“うた”なのだろう。
+++++

いかがですか?
私の感想じゃピント来ない人も、これ、ちょっと納得しません?

このトロントでのライブは地元の実力あるミュージシャンとの演奏。
デスモンドといえば、ジムホール、とのアルバムが有名なのですが、(TAKE TEN大好き♪まさにハードボイルドの極み!!)
ここでは、エドビッカートという、カナダのギターリストが参加してます。
ライブの臨場感と、ちょっと、家庭的なくつろげるかんじがアルバムから漂ってきます。
ビッカートが、これまた、いい味でてるんですよぉ。(また、ギターでーすねぇ)

ジムホールとの演奏は、常に緊張感とリラックスが交錯して
いつもすばらしい演奏なのですが、このカナダ盤、ちょっとだけ、違う顔がみえます。
My Funny Valentineも、リラックスして、原曲のメロディに負けないくらい美しい彼のメロディを吹き続けます。優しく、柔らかく・・・次々と素敵なメロディ・・・これが、何かの曲とかではないのですもの。やはり、神様だぁ。
続くビッカートも見事、お見事。シングルトーンでぐっと惹きつけ美しいコードワークも人肌。
テクニックもですが、テレキャスターを使用しているので、他のジャズギターとは
ひと味もふた味もちがいますよね。あぁ、もっと弾いてよ~、っておもいますが、
これまた続くトンプソンのベースも泣けるのです。
デスモンドの哀愁と、ビッカートのギターの絡みは実にお見事。
泣けるくらいはまっております。歌心いっぱいです。
大人で、よかったぁ!って、演奏なんですよね。
ブランド品では出せない、さりげないおしゃれ感覚です。なんのこっちゃ。

でもねぇ~♪デスモンドって、女好きだったんだってぇ~~♪





2005年2月 9日 (水)

Pao / Eugene Pao

Pao / Eugene Pao
Eugene Pao (G)
Mads Vinding (B)
Alex Riel (Ds)
Olivier Antunes (P)

ユージン パオは、香港のギターリストだそうです。
(また、ギターになってしまった・・しかも、古い?っていうか昔買ったの・・)
でも、アジアのニオイは無いとおもいま~す。
国際都市香港の申し子だなぁ。
パリのベトナム系ギターリスト、Nguyen Le (私、この人も好きです)などは、
顔も赤らめずに「おフランス風ベトナム訛り」を自分の演奏にバリバリをいれちゃうけど、
この人からは、自分は「世界共通語で勝負するぅ」、って感じがします。
アジアに住んでる人、血としてアジア持ってる人の違いかもしれな~い。

このアルバムが気に入って、もう一枚いきましたが、
選曲やメンバーは圧倒的にこちらが自分の好みなので、
いつもこのアルバムばかりかけます。
そう、すごく気にいっているのです。
これ買った三年くらい前は独りで一日中聴いてました。
一度も聴いたこと無いし、かっこいいジャケット、ってわけでも無いのにどうして、買っちゃったか?
それは、それは、「選曲」です。
これ、誰の趣味かしら?
ショターやジョーヘン、ハンコック、コリアの曲の中にアリスと、スタンダード
え~~い、書いてしまおう・・・
1.Witch Hunt
2.Recordame
3.Infant Eyes
4.All of You
5.Alice in Wonderland
6.Blame It on My Youth
7.Dolphin Dance
8.Bud Powell
9.My Foolish Heart

さて、インパクトあるピアノ演奏から入るWitch Huntが、始まったとたん、やったぁ~、って気分でした。
ギターって、テクニックうんうん、っていうけど、シングルトーンが決まらなくちゃ、
ギターはつまんないよ~、
とも、おもってるので、
Witch Huntのテーマをかっこよく決めるパオに参ってしまいました。
スマートだけど、おとこらしい、いさぎよい弾き方!
誰に似てる?って言われそうだけど、私はそういうのわからん。(もう、はじめにいってしまおう・・)
そして、次のお楽しみでもあった、Infant Eyesはアコースティックギターです。
どうしますぅぅ??
叙情豊かにショーターのメロディを奏でるパオさま・・・。
うん、ヨンさまより私は好きよぉ。

その上、Olivier Antunes、ってピアノがとても素晴らしい!
ベースもドラムも大ベテランで、彼の存在なんて、買うときには気にもとめてなかったのですが、そのセンスの良さとアプローチはみっけもん、って感じでした。
後から、同じベース&ドラムで INTRODUCING、ってアルバムがでましたがこれも良かったです。あ、デンマークのテナーのおじさまともアルバムだしてたね。
はっきりいって、ピアノかなり美味しいところ持っていってます。ペッパーなら、二度と共演しないでしょうねぇ~。
もちろん、ベテランMads Vinding、Alex Riel もすばらしく、かなり密度高い作品となってます。

と、ここまできましたが、もちろん、ギターが素晴らしいから
素敵なアルバムとなってるのは言うまでもありませ~ん。
彼のギターの存在感と音色をたのしみましょうぉ。
これだけ、素敵な曲そろえたら、もう、それだけでも・・・

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最近、気になることがある・・。
他の方々の日記って、いろんな事かいてある・・。
私も・・・人並みに・・・なんか、書きたい。
と・・・おもったけど、全然書けない・・・。
え~~ん、書けない。
話題が・・・無い!
たまには、素敵なエッセイ風のかわいい日記もかいてみたいですぅ・・。
ため息・・・
本当に・・Suzuckの独り言・・になってしまいました。
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2005年2月 6日 (日)

BAGATELLE / BEBO FERRA & PAOLINO DALLA PORTA

やっぱり、イタリアの伊達男・・(^_^)
BEBO FERRA (g)
PAOLINO DALLA PORTA (b)

BEBO FERRAはイタリアのギターリストです。
独特の浮遊感と内省的な感覚がとても気に良いっている。
egeaってレーベルがあるんですが、そこによく参加してます。
このレーベルのカラーにあってるのでしょうね。
私が最初に聴いたのはドイツのレーベルでのギターデュオのアルバム。
これも、抜群な出来で、しばらくはまりました。
このアルバムは2、3年前に手に入れて、どっぷりはまってしまったものです。

ギターとベースのデュオです。糸物どうしの絡みはもともと大好きなの、通販でイタリアから届いた日から、今日までマイフェヴァリットの一枚から落ちたことはないです。
PAOLINO DALLA PORTAのベースもとても素敵。揺れ動く幻影のようにベボフェラのギターと絡んでいきます。繊細だけど積極的なベースですよね。

音楽は会話であることを、信頼であること、
そんなことを、深く思い起こさせてくれるアルバムです。
スタンダードが一曲もなくても、彼らのメロディは非常に美しく、印象的。
本当に素敵な曲ばかりです。
静かな語り合い、哲学的な気持ちにすらなる深淵なる世界です。
アコースティックサウンドのなさらりとした空間のように見えて
その濃密なやりとりは、何度聴いても飽きることがない。

なんだか、人生も重ねあわせてしまったりします。
この親密さは、やはり信頼関係からくるものなでしょうか?
空間に漂う、不思議な密度、質量・・・
実際には音数は少ないのですけどね。
世の中、余分音が多すぎるのかなぁ・・・・
そんな音楽が氾濫しすぎてるのかも・・・・

egeaで、彼が参加してるisoleもとても気に入っています。
トリオでsundanceなんて、清く正しいジャズギターのアルバムもありま~す。

なんだか、良いお天気になってきましたね。



2005年2月 5日 (土)

Live at Murphy's Law / Jesse Van Ruller

Live at Murphy's Law / Jesse Van Ruller

ジェシが私の前に現れて、既に四年?の月日がながれました。
テクニックも音色も、実に私好みで、華があるのに実に渋い!
正攻法なジャズギターのホープであることに今でもかわりありません。
去年の暮れに通販した、このアルバムはライブ、スタンダード集、
と、いうことで今までになかったもののようですね。
ギタートリオと言うことで、解放された空間で繰り広げられるフレーズは
現代感覚にあふれたもので、太く深い音色でクールなイメージ。
きわだったリリシズム、耳をそばだてずには居られない、
不思議な魅力に満ちています。。
アップテンポでも、素晴らしいテクニックをひろうしながらも、
自然な感じでよどみなく、溢れ出てくるフレーズがやはりかっこいいよね~。
ほんと、不思議で無限な可能性を魅力に持ったギターです。
ウエットな感覚とドライな感覚が、織り混じっていてすごい好きなんですけどぉ。

う~ん、もっと違うメンバーとのアルバムも聴きたいなぁ。
たまたま、ネットで彼の演奏について書いてあったのを読んで、興味深かったので、動いてるジェシってみたいです。

あ、四月にBNに来るそうです。(4/7-9)
はぁ~、ビジュアル的にも目の前でみてみたい最右翼でございます・・・。



2005年2月 2日 (水)

LANDSCAPES / JAN LUNDGREN

LANDSCAPES / JAN LUNDGREN
ピアノの貴公子ラングレンは、スウェーデンの人なのですが、いわゆる北欧のイメージではなく、ハードバピッシュなスタイルです。
で、そこに北欧的なセンス、現代的な感覚が加わり、日本でもとても人気のあるピアニストです。
日本からもMarshmallow(M&I)から、沢山のアルバムだしていて、ジャズスタンダードやオリジナル曲をたのしませてくれてます。
この場合は、Jesper Lundgaard(b), Alex Riel(dr)でのトリオになるようです。二人は大先輩です。私は、Jesper Lundgaardって、好きなギターのアルバムに良くいるので、前からファンだったのですが・・・

最初に気に入ったラングレンのアルバムは、SWEDISH STANDARDSという、地元の仲間と演奏してるアルバムだったので、良く聴くのはどちらかというとそちらの路線です。
SWEDISH STANDARDSは、ジャケットや曲のかんじから、春から夏がイメージでき、スウェーデンのトラッドやスタンダードなどがならんでいるのですが、明るく爽やかなでそして、若々しい、あるいは、みずみずしいイメージです。

そして、今日聴いてるLANDSCAPESは、同じような題材で、秋から冬のイメージも含めて、美しいメロディを取り上げています。
静かで、哀愁をおびたメロディも多いのですが冷たい感じではないですよね。
そして、頭の中には美しい風景が次々に浮かんできますね・・。(スウェーデンにいきた~い)
しかし、本当に綺麗なメロディが多い事・・・。
両方で活躍してるMattias Svenssonは、躍動感あって、歌心があるベースで大好きです。
この方のソロも私には楽しみの一つ。
LANDSCAPES / JAN LUNDGREN
Jan Lundgren(p)
Mattias Svensson(b)
Morten Lund(dr)

この二枚、ラングレンの「素顔」みれるわよ♪
雪かきにお疲れな私の今日のお楽しみでしたぁ。
雪かきした人、この指とまれっ♪



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