政治観と精神性が強く感じられる意欲作 『Alive with Ghosts Today / Chris Potter』
Edition Recordsから、クリポタさまの新譜がでました〜♪
先日のラース・ダニエルソンのアルバムの時にも、、少し話が出ましたが、
現在の世界の状況に杞憂して、その考えを曲やアルバムで表現しているアーティストは多いですよね。
クリポタさまことクリス・ポッターも思慮深いアーティストの1人。
今回のアルバムは、米国の急進的奴隷制度廃止運動家のジョン・ブラウンが1859年に起こしたハーパーズ・フェリー襲撃事件を題材に取り上げた組曲だそう。
彼は、この時の「亡霊」が今のアメリカ社会に残っていて、影響し続けている状況に、、答えのでない思いを書き綴った気がする。
楽曲は、ボーナス・トラック以外は全て彼の作曲、ライナーノーツには曲の彼自身の解説が。
サックス、ギター、ベース、ドラム、クラリネット、トロンボーン、ヴォイオリンでのアンサンブル。
オープナーは、「Alive with Ghosts Today 1」、幕開けを知らせるような響きに厳かな気持ちに。
「Osawatomie Brown」、重さ緊張感のある中、クリポタのテナーが咆える。
襲撃前のブラウンの文章からとったタイトル「The Heavens in Scarlet」、テンポや風景が変化しながらドラマティックに展開。
今までのような不穏な雰囲気は薄く、温かさを感じる「Sister Annie」。
「This Earth Would Have No Charms for Me」、ギターやヴァイオリンの響きが美しく、祈りの時間のように抒情的。サックスの感情表現の素晴らしい!
「Into Africa」、切れ味あるドラム、疾走感あるサックスのソロ、迫力ある演奏に耳を奪われる。
「Mine Eyes」、切れ間ない見事な即興、濃密なアンサンブル!
終演は、「Alive with Ghosts Today 2」。
冒頭よりも荒々しく、主張が強く感じ、胸に刺さり、スピリチュアル感が増す。
ボーナス・トラックはこの雰囲気を持った「Song of the Underground Railroad」。
ジョン・コルトレーンの曲だが、本編の題材と離れることもなく、また、少し開放的な演奏を楽しめる。
物語性や空気感を重視し、ブルース、ゴスペル、フォーク、アメリカーナなどのジャンルを超えた音楽を現代ジャズに溶け込ませている。
アンサンブル重視な為、少し、イケイケ感が少ないきもするといえ、、やっぱり、サックスの凄さに魅了される!
彼の政治観と精神性が強く感じられる意欲作。
1. Alive with Ghosts Today 1
2. Osawatomie Brown
3. The Heavens in Scarlet
4. Sister Annie
5. This Earth Would Have No Charms for Me
6. Into Africa
7. Mine Eyes
8. Alive with Ghosts Today 2
ボーナス・トラック
9. Song of the Underground Railroad
Chris Potter (ts, ss)
Bill Frisell (g)
Burniss Travis (b)
Nate Smith (ds)
Rane Moore (cl)
Zekkereya El-magharbel (tb)
Sarah Caswell (vin)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Osawatomie Brown」。
んじゃ、退散♪










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