2020年9月
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音楽で拡がる輪

2020年9月27日 (日)

人肌恋しくなったら… 『American Standard / James Taylor』

American_standard
 
 
今年の2月、まだ、コロナ禍で大騒ぎになる少し前、、
永遠の青年、アメリカの良心、ジェイムス・テイラーが、タイトルそのままアメリカン・スタンダードのアルバムをだしました。
 
若い頃、はじめてマイケル・フランクスの歌を聴いた時、、この人は「労働」ということばと無縁だなぁ。。と、おもったのですが、
ジェイムスの歌を聴いた時は、その人肌の温もりを持つ声にうっとりし、
最近は、この人は「加齢」ということばとは無縁だなぁ、、と、おうようになりました。
 
とはいえ、彼も1948年生まれですので、72歳!
今回は、彼が幼い頃から親しんできて、今も世界中で愛される名曲集となりました。
 
あの魅惑的なヴォーカルとアコースティック・ギターを中心としたシンプルなアレンジ。
アメリカの古き良き時代を、おおらかに歌い上げてます。
演奏には、7弦ギターの名手でヴォーカリストのジョン・ピザレリや、ドラムにスティーヴ・ガット、パーカッションのルイス・コンテ、オルガンのラリー・ゴールディングズ、、と、適材適所に素晴らしいゲストが参加。
 
オープナーの「My Blue Heaven」に始まり、終演の奥様とのデュエット「The Surrey with the Fringe on Top」まで、どの曲も、つくり込みすぎず、彼の魅力を存分に堪能できますよ♪
 
 
コロナ禍で、イライラ、ガサガサした心に、ひとときの潤いを。
人肌恋しくなった季節にぴったりですね。
 
 
1.My Blue Heaven
2.Moon River
3.Teach Me Tonight
4.As Easy as Rolling off a Log
5.Almost Like Being in Love
6.Sit Down, You’re Rockin’ the Boat
7.The Nearness of You
8.You’ve Got to Be Carefully Taught
9.God Bless the Child
10.Pennies from Heaven
11.My Heart Stood Still
12.Ol' Man River
13.It's Only a Paper Moon
14.The Surrey with the Fringe on Top
 
 
James Taylor (vo,g)
John Pizzarelli (g)
Steve Gadd (ds)
Luis Conte (per)
Jimmy Johnson (b)
Lou Marini (cl,sax)
Walt Fowler (tp,flh)
Larry Goldings (org)
etc....
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「The Nearness of You」。
 
 
 
 
コロナ禍でなかったら、きっと、来日してたんだろうな。
毎年、来日してますものね。残念です。
 
 
んじゃ、退散♪

2020年9月26日 (土)

瞬間瞬間を鋭く表現 『Lonely Shadows / Dominik Wania』

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去年、ECMリリースされたポーランドのテナーサックス奏者、マチェイ・オバラの『Three Crowns / Maciej Obara Quartet 』でも好演していたポーランドのピアニスト、ドミニク・ヴァニャ。
ピアノ大国のポーランドには、次々と俊英が現れますが、彼も重要人物の一人。
今回は、彼のソロ演奏のアルバムで、全曲オリジナル。どこを切ってもドミニク・ヴァニャ、って感じでしょうか。。
 
オープナーはタイトル曲「Lonely Shadows」、硬質でクリアなトーン、静寂な幕開け。
流麗で躍動感のある「New Life Experience」。低音と高音の対比が面白い「Melting Spirit」。
ゆっくりと静かに広がる光「Towards the Light」。抽象的でアヴァンギャルドに攻める「Relativity」。
華麗で流動的な「Liquid Fluid」。力強く躍動する「Think Twice」。
地中深くに潜り込んでいくような静かな力を感じる「AG76」。
高い即興能力、独創性を発揮した「Subjective Objectivity」。
実験的で氷が砕け落ちるような硬質さ「Indifferent Attitude」。
終演は、ガラスのかけらのような透徹な響き「All What Remains」・
 
 
クラシックの要素をバックグラウンドに持ち、高い即興演奏の能力持ち合わせたピアニスト。驚異的なテクニックと創造性で、すべての瞬間瞬間を鋭く表現している。
やはり、ポーランドのピアニストは、一味も二味も違いますね。
 
 
1.Lonely Shadows
2.New Life Experience
3.Melting Spirit
4.Towards the Light
5.Relativity
6.Liquid Fluid
7.Think Twice
8.AG76
9.Subjective Objectivity
10.Indifferent Attitude
11.All What Remains
Dominik Wania (p)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Lonely Shadows 」。
 
 
 
 
急に寒くなりましたよね。
丁度いい季節、のんびり良い季節が、、毎年、どんどん、短くなっていく気がします。
 
この土日は、両親のお墓参りに行く予定です。
雨が降らないといいのですけど。。
 
 
んじゃ、退散♪

2020年9月22日 (火)

10月のブルーノート・レコードも、この2枚がお楽しみ…。

10月のブルーノート・レコード、、やっぱり、この2枚も、お楽しみ。

Rainbow Sign / Ron Miles

 

Rainbow_sign

 

コルネット、トランペット奏者、ロン・マイルスの移籍第一弾は、、

ジェイソン・モラン、ビル・フリゼール、トーマス・モーガン、ブライアン・ブレイドのレジェンドたちが参加だって。。。

「永遠の平和への旅路をイメージ」とのこと、これは、聴くしかないっしょ。。

 

Who Are You? / Joel Ross

 

Who_are_you

 

天才ヴィブラフォン奏者、ジョエル・ロス、テクニックと音楽センス抜群!

特別ゲストに、ハープ界のイノベーダー的存在、ブランディ・ヤンガーが参加。
プロデュースはウォルター・スミス3世、前作も話題だっただけに、期待しちゃいますね。

 

10月も、実り多い季節ということですね。

頑張らなくちゃ。笑

んじゃ、退散♪

2020年9月21日 (月)

ふんわりと優しい光に包まれた 『Faces / Kaoru Azuma, Hitomi Nishiyama』

Faces
 
好評だった2013年作の『Travels』と、同じメンバーでの録音。
クラウドファンディングの特権で、随分と早くに手に入れました!
 
基本、ピアニストの西山 瞳のオリジナル曲に、ヴォーカリストの東 かおるが作詞し歌う、インティメイトでハートフルなデュオに、ギターに市野 元彦、ベースに西嶋 徹、サックスに橋爪 亮督の凄腕なメンバー。
前作と同じく、声を中心に、各曲ニュアンスの違う美しいアンサンブルを展開♪
 
オープナーは、ゆったりと揺らぐような空間の「Face of Yesterday」。ピアノ、ギター、ベースのふんわりとした絡みが心地よい。薄いベールのようなヴォーカルの浮遊感が素敵。
スキャットと歌詞への移行がかっこよく、サックスの音も加わって力強い「White Cloud Mountain Minnow」。
ベース・ソロで始まり、、アンニュイな雰囲気の「Pierre Without A Face」、途中にはいるスキャット「シャバダバダバダ〜」がお気に入りですっ!
 
アカペラで始まり、ピアノとデュオでしっとりと歌い上げる唯一のスタンダード「Fly Me To The Moon」、揺れ動く感情の機微に聴き惚れる。
 
全編スキャットの「Manouche」、インストとヴォーカルの境界線をなくした爽やかで軽快な時間。
サックスが創りだす飴色の世界を自由に舞い踊るヴォーカルの素晴らしさ「Analemma」。
「楽器」と「声」の溶け合う透明感ある美しい世界「T.C.T.S. 」。
ピアノとギターの透明感ある美しい空間に、羽衣のような言葉のベールがかかる「J」。
切々と歌い上げる「Pescadores」、哀愁に満ちた各ソロも聴きどころ。
終演は、日本語の歌詞のついた「Night」、ソプラノ・サックスとの絡みがドラマチック。
 
歌と楽器の境目が薄く、柔らかく繊細な音のハーモーニーにうっとりする。
とても、ファンタスティックな音風景に。
温かみのあるベースとサックスの音、清涼感あるピアノとギターの響き、ざっくりとした空気感のある穏やかな色彩を纏う歌声が、ふんわりと優しい光に包まれた抒情的な癒しの空間に誘います♪
 
 
1. Face of Yesterday 
2. White Cloud Mountain Minnow
3. Pierre Without A Face 
4. Fly Me To The Moon
5. Manouche
6. Analemma 
7. T.C.T.S.  
8. J
9. Pescadores 
10. Night 
 
東 かおる Kaoru Azuma (vo)
西山 瞳 Hitomi Nishiyama (p) Compose, Arrange 
市野 元彦 Motohiko Ichino (g) #1,2,3,5,7,8
橋爪 亮督 Ryosuke Hashizume (ts , ss ) #2,3,6,7,10 
西嶋 徹 Toru Nishijima (b) #1,2,3,5,6,7,9 
 
今日のおまけは、ご本人たちがあげていたアルバムのトレイラー。
 
 
 
 
「東と西」の『Faces 』は、9月23日がリリース日ですっ!
 
んじゃ、退散♪

2020年9月20日 (日)

ECMのこの二枚がお楽しみ…。

九月は、あれやこれやで、、、忙しかったりするのですが。。
ECMからリリースされた、この2枚は、、やっぱり、ポチった。
 
Looking At Sounds / Michel Benita
 
Looking_at_sounds
 
アルジェリア出身のベーシスト、ミシェル・ベニータの新作。
フリューゲルの入ったアルバムなので、かなり、期待してます。
 
Lonely Shadows / Dominik Wania
 
Lonely_shadows
 
ポーランド出身のドミニク・ヴァニャ。
ピアノ大国、ポーランドの俊英のソロ演奏のアルバムです。
 
共に、18日リリースなのだけど、、代合わせの関係で月末までお預け。
お楽しみは、少し待たねば。。
 
んじゃ、退散♪

2020年9月19日 (土)

モンク度低い、モンク集… 『Monk / Stefano Travaglini』

Monk
 
イタリアのピアニスト、ステファノ・トラヴァリーニの新譜。
3月にリリースだったのですが、世界的なパンデミックな中、紆余曲折あって私の手元に。
タイトルそのまま、セロニアス・モンクのソング・ブック集、全15曲が全てモンクの曲。
モンクは、音の階段が独特で、妖し可愛い不思議な世界、強い個性だとおもうのですが、、
このアルバムの中でその要素は希薄で、クラシカルで硬質な彼のピアノが美しく鳴り響きます。
 
オープナーは、ミニマルなフレーズが印象的な「Trinkle tinkle」。
美しい高音とマイナーな音がミステリアスな世界に誘う「Children's song 」。
エレガントな「Well, you needn't」。音を極力少なくした「Ruby, my dear」の潔さ。
流れ落ちるような優雅な「Criss cross」。超高速で無機的な「Straight no chaser 」。
叙情的なメロディがドラマチックに浮上してくる「Ugly beauty」。
リズミカルで力強い「Bemsha swing」。
一転、ゆったりと暗闇を描き出すような「Round midnight 」、とても美しい、私的白眉。
跳ね回るような「Monk's dream」。静かなる「Introspection」。
揺り動かされる「Evidence」。暗く洗練された「Brilliant corners」。
高速でミニマルな左手と右手のアドリブの妙「Misterioso 」。
終演は、モンクがバド・パウエルに捧げた「In walked Bud」、内省的で暗く沈んでます。
 
クラシカルで、硬質、洗練された雰囲気を漂わせています。
題材を、モンクに設定しているのですが、いわゆるモンクらしさは感じません。
解体し、構築する上で彼の世界になり、びっくりするほど、モンク度の低いエレガントな欧州の響きでした…。
 
 
 
1.Trinkle tinkle 
2.Children's song 
3.Well, you needn't
4.Ruby, my dear 
5.Criss cross
6.Straight no chaser 
7.Ugly beauty 
8.Bemsha swing 
9.Round midnight 
10.Monk's dream 
11.Introspection 
12.Evidence 
13.Brilliant corners 
14.Misterioso 
15.In walked Bud 
 
Stefano Travaglini (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Round midnight 」。
 
 
 
 
世の中は、四連休でGo To〜なんだそうです。
我が家は、先週、温泉に行ったので、今回は大人しくお家にいますよ。
お彼岸だし、来週は実家のお墓参りに行きたいし。
 
んじゃ、退散♪

2020年9月13日 (日)

パワフルでいながらスムースなサックス 『Source / Nubya Garcia』

Source
 
UKジャズ・シーンから颯爽と登場したのは、サックス奏者、ヌバイア・ガルシア。 
いろいろなCDの通販サイトで、私に推してくる。
不勉強なので、本当にこれは誰なんだろう?で、、ちょっと、様子見ていたのだけど、、
つい、、動画を開いてしまったわけですよ。
なんと、小柄で魅力的な女性がエキサイティングにブロウ&ブロウ。
ちょう腰の座った演奏だけど、重たすぎず軽やかでメロディアス。
てな、、わけで、新譜をお買い上げしてまいましたよ。笑
 
オープナーは、一気に彼女の魅力に引き込まれる「Pace」、ブロウ&ブロウで一緒のトリオの演奏も素晴らしい。ストーリー性を感じる「The Message Continues」。
タイトル曲「Source」が、かっこいい。ビートを押し出しレゲエとジャズを融合させ、グイグイグルーブ、ヴォーカルもフィーチャーした12分の大作。
メロディアスで涼感のある「Together Is A Beautiful Place To Be」。
2曲目と同じくKokorokoの3人をフィーチャーした「Stand With Each Other」。
大らかで躍動感あるソロを展開させる「Inner Game」。
ラ・ペルラという歌手を要して南米のリズムの「La cumbia me está llamando」。
「Before Us: In Demerara & Caura」、Kokorokoのモーリスのトランペットが大活躍、圧巻。
終演は、ミステリアスなヴォーカルが印象的な「Boundless Beings」。
 
多彩な楽曲、これぞジャンル不問。
でも、ガルシアのサックスは、常にパワフル、スムーズ。
吹きまくっても、、決してドロドロと重たくなく、メロディアスです。。
 
1. Pace
2. The Message Continues
3. Source
4. Together Is A Beautiful Place To Be
5. Stand With Each Other
6. Inner Game
7. La cumbia me está llamando
8. Before Us: In Demerara & Caura
9. Boundless Beings
 
Nubya Garcia (ts)
Joe Armon-Jones (p, wurlitzer)
Daniel Casimir (b)
Sam Jones (ds)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Pace」。
 
 
とりあえず、、聴いてみなくちゃはじまらないっす。
 
んじゃ、退散♪

2020年9月 8日 (火)

素晴らしい演奏を沢山ありがとうございました。 『Oracle / Gary Peacock  Ralph Towner』

Gary_peacock
 
20世紀を代表するアーティスト、と言っても過言でない米国のベーシスト、ゲイリー・ピーコックが、9月4日にニューヨーク州の自宅でお亡くなりになったそうです。
1935年生まれ、享年85歳。
 
キース・ジャレットのスタンダーズ・トリオをはじめ、様ざまなユニットを支えてきた、まさにジャズ界の大黒柱のような存在感のあるベーシスト。多くのベーシストの憧れでもあると思う…。
2、3年前まで本人名義の新譜をリリースしていたので、お歳とはいえ、、まだまだ健在、、と思っていたように思う。
最初は、ネットで情報が交錯し、「間違いだとか、人違いだとか」、私を含めて多くの人が右往左往したけど、、、
ECMがコメントをだしたので、彼の訃報が真実となってしまいました。
 
彼が演奏している沢山のアルバムのの中から、ブログにあげていない大好きな1枚を引っ張り出してきた。
 
★ Oracle / Gary Peacock  Ralph Towner ★
 
Oracle
 
1993年リリース、ECMを代表するギタリスト、ラルフ・タウナーとのデュオ作品。
全9曲が彼らのオリジナルで、ピーコックが1、2、3、5、6、8、タウナーが4、9そして、7曲目「 Oracle」は共作。
 
オープナーは、サイレントな時間の後にタウナーのクラシック・ギターが美しく響き渡る「Gaya」、ギュッと音の詰まったピーコックのベース・ソロでいきなり心鷲掴み。
歯切れの良い高速ベースのソロに耳を奪われる「Flutter Step」、裏に表にスムースなやりとり。
ミステリアスなムードの「Empty Carrousel」、時の流れが止まった異空間。
丁々発止、互いのフレッドの上を指が跳ね踊るような「Hat And Cane」。
内側に潜り込んでいくようなベース、遥か上空を舞うようなギター「Inside Inside」。
ゆったりした短い会話「St. Helens」。
タイトル曲「Oracle」、二人のインタープレイは絡み合いながらも決して混沌とせず、2人の超絶技巧に圧倒される。
糾える縄ごとき2つのくっきりしたラインが最後まで続く「Burly Hello」。
終演は、木訥としたメロディが温かいタウナー曲「Tramonto」、歌い上げるような情感こもったベース・ソロが素敵。
 
芯まで詰まった音、切れ味のよいピチカート、心に残るフレーズ、有無を言わせぬ存在感を持ったベーシスト。
高度でスリリング、生き生きとした2人の会話が聴こえてきます。
 
 
1.Gaya
2.Flutter Step
3.Empty Carrousel
4.Hat And Cane
5.Inside Inside
6.St. Helens
7.Oracle
8.Burly Hello
9.Tramonto
 
Ralph Towner (g)
Gary Peacock (b)
 
今日のおまけは、ご本人のトピックスから「Tramonto」。
 
 
 
素晴らしい演奏を沢山沢山、、ありがとうございました。m(_ _)m
どうか、安らかにお眠りください。
 
んじゃ、退散。

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