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音楽で拡がる輪

The Brasil Project

2019年7月25日 (木)

元ネタを超越した宇宙感 『Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca / Andre Mehmari Trio』

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ブラジルの至宝、作曲家でピアニストのアンドレ・メマーリ。
新作は、彼が、今までも度々とりあげてきたクルビ・ダ・エスキーナの名曲に取り組んだカヴァー集!
今回は、パーマネントに活動をしているベーシスト、ネイマール・ヂアス、ドラマー、セルジオ・ヘジとのトリオでの録音。
 
メマーリは、ピアノの他にエレクトリックピアノ、シンセ、オルガン、アコーディオン、管楽器まで演奏し多重録音、ヂアスはウッドとエレベ、ヘジは、ドラムの他にブラジルの民族楽器ゴンゴなどと様々な楽器を組み合わせたカラフルなトリオ演奏。
 
 
オープナーの「Tudo que voce podia ser / Trem azul 」からぐっとくる。ベースのピチカートで軽やかに導き出されたメロディ、その後もグルーブ感ある演奏、壮大な空間が広がるアレンジ。
「Suite clube da esquina Parte 1,2」は、不思議の王国に迷い込んでしまったよう。煌めくようなメロディを追いかけながら気がつくと違う扉を開けている。計16分の大作。
歌はないけれど歌詞が聴こえて来そうな「Um Girassol da Cor de seu Vestido」。鍵盤の上で踊り出しそうなスリリングな「Canoa Canoa」。
自然な空気に満ちた「E Dai?」。鳥になった気持ちで「Nascente」。都会的な装い、言葉遊びのような「Me Deixe em Paz 」。ヴォイスが重なっているような「Olho D’Agua」。ちょっと呟いてみたような「Lua Girou」。
終演は、メマーリのピアノのソロで「Paixao e Fe」。ドラマチック、情熱的、クラシカルに10分の荘厳な時間。
 
クルビ・ダ・エスキーナの名曲たちは、ブラジルの宝。
彼らのリスペクトがビシバシと伝わって来ます♪  
彼らの体に染み付いたメロディ&演奏が、彼らの中で昇華されて演奏。
新鮮な空気が満載な空間、宇宙ともつながっているミナスの音楽を、ジャンルを超え雑多感も楽しいアレンジで。
そう、めちゃカラフルな宇宙語の演奏♪
 
 
1. Tudo que voce podia ser / Trem azul (Lo e Márcio Borges) 
2. Suite clube da esquina  Parte 1
    Clube da Esquina 1 (Lo Borges, Márcio Borges e Milton Nascimento)
3. Suite clube da esquina  Paret2
    Clube da Esquina 2 (Lo Borges, Marcio Borges e Milton Nascimento)
  Cais (Milton Nascimento/ Ronaldo Bastos)
  Cravo e Canela (Milton Nascimento)
4. Um Girassol da Cor de seu Vestido (Lo e Marcio Borges) 
5. Canoa Canoa (Nelson Angelo / Ronaldo Bastos)
6. E Dai? (Milton Nascimento / Ruy Guerra)
7. Nascente (Flavio Venturini / Murilo Antunes) 
8. Me Deixe em Paz (Monsueto) 
9. Olho D’Agua (Paulo Jobim / Ronaldo Bastos) 
10. Lua Girou (Folclore Baiano, adapt. Milton Nascimento )
11. Paixao e Fe (Tavinho Moura / Fernando Brant)
 
 
Andre Mehmari (p, el-p,synths, org, acc,sopros)
Neymar Dias (b, el-b)
Sergio Reze (ds, gongos, melódicos)
 
レーベルがあげていた「Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca」の紹介のトレーラー。
 
 
 
 
暑い、暑いと夏バテ気味なのですが、、
旅行の準備もはじめなくちゃなぁ……。
 
んじゃ、退散♪

2019年7月 8日 (月)

ボサノヴァの神さま「Joao Gilberto」、お星さまになってしまいました…。

ボサノヴァの神さま「Joao Gilberto」、お星さまになってしまいました…。
 
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(Photograph: Mary Altaffer)
 
今日の朝刊にも訃報の記事がのってましたし、ご存知の方も多いおもいますが、、
ブラジルの作曲家、歌手、ギタリストのジョアン・ジルベルトが2019年7月6日に鬼籍にはいりました。
ボサノヴァの神さまと呼ばれ、世界中の多くの人々に愛されています。
それは、亡くなった今現在でも変わらず、訃報がネット上に流れた昨日は、多くの人が追悼の意思をもって、彼のアルバムを聴いていました。
私もすぐに、『Joao Voz E Violao』を聴きました。
改めて、その「空気の震えのような歌とギター」、天が与えてくれた唯一無二のサウンドに心から感謝。
 
88歳の神さまの晩年は、「お金」とはあまり縁がなかったようですが、
今年は、彼の映画「ジョアン・ジルベルトを探して」が公開される予定ですよね。
 
「ジョアン・ジルベルトを探して」予告から
 
 
新潟でも、劇場で公開されるといいのだけけれど。。(神さま!)
最後に、「想いあふれて」という素敵な邦題のある「Chega De Saudade」をかけちゃいますね。
特別な想い出がある曲なので、とても大好きです。
 
 
心より、ご冥福をお祈りいたします。
沢山の至福の時間を与えていただき、とても感謝しています。m(_ _)m

2019年4月28日 (日)

名曲を名演! 『Tudo Sera Como Antes / Paula Santoro & Duo Taufic

Tudo_sera_como_antes
 
 
パウラ・サントーロは、ミナス生まれでリオを拠点に活動する女性歌手。
『 Mar Do Meu Mundo』で、衝撃を受けて以来、、とりあえずマークしている歌手。
このアルバムは、すごいよ。
ガット・ギターとピアノの超絶アラブ系ブラジル人兄弟とタッグを組んで、ミナス「街角クラブ」に捧げるアルバム。と、ここまでで、「買いたいぞぉ!」って、人は多いはず。いや、すでに「買ってるよ」って人の方がおおいかな?
 
 
オープナーはミルトン・ナシメントの「Noticias do Brasil」。正確なピッチで早口で一気に歌い上げる。一緒に駆け抜けるバックも凄い!ベト・ゲヂスの「O Sal da Terra」、高揚感はそのまましっとり感ある演奏。
包容力にあふれ表情豊かな、ミルトンの「Canto Latino」。朋友ロー・ボルジェスの「Nuvem Cigana」、ギターの土着的な響「Nuvem Cigana」。
唯一のオリジナルは、ギタリストのホベルト・タウフィッキの「Tudo Sera Como Antes」、美しく思索的な演奏。深い意味を持つ曲名はアルバムタイトルにも。
ピアノとギターの音の掛け合いから始まる「Tesouro da Juventude」、クラシカルなエドゥアルド・タウフィッキとグルーヴ感満載のギターのコンビネーションが最高。
フラヴィオ・ヴェントゥリーニの「Nascente」、、これだけでも、心の襞が震えるのに、「Clube Da Esquina 2」へ、メドレー形式で繋がる。
ベト・ゲヂスの「Sol de Primavera」柔らかで温か、緩やかな上昇気流。
パワフルな3人の息のあった演奏が素晴らしい「Reis e Rainhas do Maracatu」。
ギターとピアノのデュオで繊細に「Clube da Esquina」、美しく静かなひととき…。
トニーニョ・オルタの「Durango Kid」、躍動感あるバックの演奏にのって一体感ある演奏。
名曲中の名曲「Travessia」、一筋の希望の光がみえるような高揚感ある感情豊かな歌。
終演は、「Viola, violar」。アップテンポで駆け抜ける3人の一体感!
 
ブラジル音楽に疎い私でも知っている名曲が並びましたよ。
ミナス生まれが、「街角クラブ」を歌う意気込みが前面にでています。
名曲を名演!
 
 
 
1. Noticias do Brasil
2. O Sal da Terra
3. Canto Latino
4. Nuvem Cigana
5. Tudo Sera Como Antes
6. Tesouro da Juventude
7. Nascente
8. Sol de Primavera
9. Reis e Rainhas do Maracatu
10. Clube da Esquina
11. Durango Kid
12. Travessia
13. Viola, violar
 
 
Paula Santoro (vo) 
Eduardo Taufic (p)
Roberto Taufic (g)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Viola Violar」。
 
連休のおでかけや、お家かふぇで聴くのにぴったりですね。
 
んじゃ、退散♪

 

2018年6月30日 (土)

地中海の光景も見えるブラジル音楽♪ 『Que Bom / Stefano Bollani』

Que_bom


イタリアのピアニスト、スティファ・ボラーニ。かつては、イタリアの重鎮トランペッター、エンリコ・ラヴァのご寵愛を受け、日本では、Stuntレーベルでの『Mi Ritorni in Mente』もヒットし、ECMからも、ACTからもリーダー作を出し、あの大御所チック・コリア先生ともデュオをだしているというイタリアを代表するピアニストです。
もともと、歌手を目指していたそうで、非常に幅広いスタンス。
「え……」って、撃沈のアルバムもあったりするのですが、ブラジル音楽の造詣の深さと敬愛ぶりは有名!
久しぶりのブラジル音楽集でっす!!

ブラジルのベースの達人、ジョルジ・エルデルをはじめ、素晴らしいミュージシャンが参加。
メセニー・グループに居たパーカッショニスト、アルマンド・マルサルも参加してま〜す。
でもって、ゲストも豪華!!
カエターノ・ヴェローゾ、ジョアン・ボスコ、ジャキス・モレレンバウム、アミルトン・ヂ・オランダって、眩さです。

オープナーの「Sbucata da una nuvola」から、クイーカが可愛く鳴ってブラジル気分満載。
軽快なピアノサウンドを中心に様々な光景が流れてくる。
そん中で、光るのがカエターノ・ヴェローゾがヴォーカルで参加している「La nebbia a Napoli 」。
ジャキス・モレレンバウムのチェロも歌い、ブラジルとイタリアの哀愁が融合した心奪われる時間。
バンドリンの名手、アミルトン・ヂ・オランダが参加の「Ho perduto il mio pappagallino 」は、ピアノとバンドリンの高速おいかけっこが楽しい。
カエターノのギターとヴォーカルの憂いに耳が釘付け、うっとり官能的な「Michelangelo Antonioni」。
アンニュイな曲調に、モレレンバウムの優雅なチェロの響きが美しい「Il gabbiano ischitano」も印象的。
ジョアン・ボスコの情熱的なヴォーカルとギターで、心が鼓舞される「Nação 」は、力強く…。
終演は、次第にヒートアップしていく、タイトル曲「Que bom」。ハッピーな気分で終了!

16曲、72分という時代を逆行するお仕事なのですが、そんなことは、全くきにならず、、
大きな声で『Que Bom (いいね!)』と、さけびましょ。

1. Sbucata da una nuvola
2. Galapagos
3. Certe giornate al mare
4. La nebbia a Napoli
5. Habarossa
6. Uomini e polli
7. Ho perduto il mio pappagallino
8. Criatura dourada
9. Michelangelo Antonioni
10. Accettare tutto
11. Ravaskia
12. Olha a brita
13. Il gabbiano ischitano
14. Aleijadinho lê o Codex Seraphinianus aquì
15. Nação
16. Que bom


Stefano Bollani(p)
Jorge Helder (b)
Jurim Moreira (ds)
Armando Marcal (per)
Thiago da Serrinha (per)

Guest
Caetano Veloso (vo , g) #4,9
Hamilton de Holanda (bandolim) #7
Jaques Morelenbaum (cello) #4,13
João Bosco (vo, g) #15

今日のおまけは、ご本人があげていた「 Galapagos 」。

暑気払い、って、感じではないですよねぇ。
でも、暑い時に、ぴったりだとおもいます。

んじゃ、退散♪

2018年3月10日 (土)

春を呼ぶサンバ♪ 『Amor E Musica / Maria Rita』

Amor_e_musica


久々のブリジルものは、春の嵐もなんのその、、って、強さを芯に持ったマリア・ヒタの新作です。随分前に『Elo』というアルバムでノックアウトされたものの、随分とご無沙汰になってしまいました。閣下がブログアップしてて気が付いた。って、最近、そのパターン多すぎるな。。(^_^;)
マリア・ヒタは、ブラジルの国民的歌手で36歳という若さで亡くなったエリス・レジーナの実の娘。その大きなプレッシャーにもめげず、数々の賞も受賞し活躍をつづけています。
40歳…円熟のお年頃、、アルバムこの作品もサンバに特化した表現力豊かな思わず踊りだしたくなるアルバム。

オープナーは、メロウな「Chama De Saudade」を艶っぽく。私的にはおばさん声だとおもうのですが、その表現力とうか表情が心を掴みます。まぁ、体が自然と動きますよね。
明るく情熱的な「Nos Passos Da Emoção」。
彼女前作『Samba Meu』にも1曲参加しているアルリンド・クルースの「Saudade Louca」、流石です。囁き系の声の艶っぽいこと「Cara E Coragem」。
タイトル曲は、モライス・モレイラの「Amor E Música」、、「愛と音楽」ですよ!これで、日本中に春がくること請け合い♪ 絶対一緒に歌いたくなる「Reza」、一気に春に突入!
一転、しっとり語りかける「Nem Por Um Segundo」。情感ゆたかに「Pra Maria」。
楽器との融合が素晴らしい「Samba E Swing 」。圧倒的な歌唱力をみせつける「 Perfeita Sintonia」。終演はキュートでキャッチーな「Cutuca」。

マリア・ヒタの歌の素晴らしさはいうまでもないのですが、自然に腰がゆれてくる音楽陣が素晴らしい!
心も体も春に突入することまちがいなしですね♪

1. Chama De Saudade
2. Nos Passos Da Emoção
3. Saudade Louca
4. Cara E Coragem
5. Amor E Música
6. Cadê Obá
7. Reza
8. Nem Por Um Segundo
9. Pra Maria
10. Samba E Swing
11. Perfeita Sintonia
12. Cutuca

今日のおまけは「Chama De Saudade 」。
なんと、アルバムの収録曲がたくさんアップされてるんですが。。

三寒四温とう言葉がありますが、、一気に春をめぜしましょ。
私は車の中で爆音で聴きながら 一緒にさけんでます。笑

って、ことで、、観劇に東京にでかけます。

んじゃ、退散♪

2016年10月29日 (土)

冬の準備のブラジル盤 『MehmariLoureiro duo』

MehmariLoureiro duo / Andre Mehmari , Antonio Loureiro

Mehmariloureiro_duo


先週は裏磐梯の紅葉を観に行ってきました。
高さによっては、すでに葉っぱの先が茶色になっていて冬の訪れを感じぜずにはいられません。。
朝晩は暖房も必要になってきて、心も体も縮こまりますよね。
そんな気持ちを開放してくれる音楽がやってきました♪

ブラジルのピアニスト、アンドレ・メマーリ。同じくブラジルのシンガーソングライターのアントニオ・ロウレイロ。二人ともマルチな才能を持ち、日本のミュージシャンとも繋がりの深い人たち。

そんな二人のデュオは、アコースティックな響きに満ちていて、自然や宇宙と同化していくスケールの大きな音風景。
ブラジルの伝統的な音楽を背景に、二人の素晴らしいセンスでどこにもない新しい音風景に。アンビエントな音遣いではじまるオープナーから一気に引き込まれます。
全編オリジナルで、オリジナリティに溢れた演奏が満載。ヴォイスがふんわりと暖かなベールをかけているとともに、雄大な空間を感じさせます。
終焉の大地と呼応するようなパーカッションとピアノの掛け合いまで一つとして同じ風景がないのが凄い!
以心伝心、阿吽の呼吸は最高です!

お家かふぇでかけてもいいし、風を感じるドライブのお供にも最高。
ぜひ、冬の準備に一枚どうぞ。


1. A BRISA (André Mehmari)
2. LAGINHA (Antonio Loureiro)
3. CIRANDA DA SERRA (Antonio Loureiro)
4. BAIAO DE MIGUILIM (André Mehmari)
5. UM MAPA DE TRES PONTAS (André Mehmari)
6. NÁ! (André Mehmari)
7. LAMENTO (Antonio Loureiro)
8. VALSA NOSTÁLGICA (André Mehmari)
9. NINGUÉM COMPREENDE (André Mehmari / Simone Guimarães)
10. FESTA JUNINA (André Mehmari)
11. PARA ABRIR O APETITE (André Mehmari / Antonio Loureiro)
12. EPISÓDIO VALSEADO (André Mehmari / Antonio Loureiro)
13. EPISÓDIO INQUIETO (André Mehmari / Antonio Loureiro)
14. EPISÓDIO DA SURPRESA (André Mehmari / Antonio Loureiro)
15. EPISÓDIO DAS QUARTAS (André Mehmari / Antonio Loureiro)
16. EPISÓDIO DAS SOMBRAS (André Mehmari / Antonio Loureiro)
17. EPISÓDIO EM DO MAIOR (André Mehmari / Antonio Loureiro)

André Mehmari ( p,synth, el-p, bfl, g, charango, bandolim, acc and voice.)
Antonio Loureiro (ds,vib, voice)

今日のおまけ。
「メマーリロウレイロ・デュオ」視聴
二曲聴けますよ。

んじゃ、退散♪

2016年8月11日 (木)

大人だって夏休み! 『GESTO』♪

GESTO / Joana Queiroz Rafael Martini Bernardo Ramos

Gesto

リオデジャネイロオリンピックの開会式みましたか?
まぁ、開催国のブラジルに対してはいろいろなご意見があるようですが、、豪華なメンバーでこれぞブラジル!って、圧巻だったですよねぇ。
カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルの「Aquarela do Brasil」いがったですよね。。そして、パウリーニョ・ダ・ヴィオラの国歌がとても良かったぁ。
おぢいちゃん、おばあちゃんだけどかっこいい!って、ブラジル大好きな友だちと同意見でございました!

さて、今回のトリオはそんな音楽大国ブラジルで現在先鋭的なアーティストたちの中心メンバーにいる方々でのトリオ作。私は不勉強なので林正樹氏の『Pendulum』藤本一馬氏の『FLOW』でクラリネットのJoana Queirozを聴いただけの門外漢なので、、いつも以上に説得力がないのですが、風を感じるとても素晴らしいアルバムだとおもいます。

物語の幕開けはフェンダー、エレキギター、クラリネットの重なりから、甘い歌声が響く「O Vento」。3人の声のハーモ二が風のように聴こえる「Espirais」。
男性2人の声とクラリネットの重なりが心地よい「Ano Novo 」、フェンダーとギターがポップなサウンドにぴったり。
メロウなギターソロ「Sem Você 」はオアシスのよう。階段遊びのように始まるRafael Martini 曲「Dobrado Atemporal 」の軽やかなこと。絹の織物ようなBeth Dauのヴォーカルをゲストに迎えた「Sem Barganha」。仄暗く美しい「Balada 01」。
この後、「Diamantina」、「O Farol que nos guia」、「Canção」と終演までインストだけの演奏。中でも終演を飾る「Canção」はクラリネットがメロディをゆったりと奏で哀愁ある演奏で終了。

ブラジル音楽の他に、ジャズ、ロック、クラッシックなどの様々な要素が織り込まれたピュアなサウンド。浮遊感あるサウンドは、想像力をかきたてられます。現代版、ブラジル版千夜一夜の物語を読むようです。

大人だって夏休み。まさに夏のサウンドです。

1. O Vento
2. Espirais
3. Ano Novo
4. Sem Você
5. Dobrado Atemporal
6. Sem Barganha
7. Balada 01
8. Diamantina
9. O Farol que nos guia
10. Canção

Joana Queiroz (cl, vo)
Rafael Martini (fender rhodes, vo)
Bernardo Ramos (g, vo)

Beth Dau (vo #6)

ちょうど良い動画が見つけられなかったので。。

SPIRAL RECORDSの視聴コーナーへ

夏休みは関係無い!って、人は、、「気分だけでも夏休み」のサウンドで。

んじゃ、退散♪

2016年7月 2日 (土)

夏はこれから…『duo / Ichiko Hashimoto & Yoshiro Nakamura』

duo / Ichiko Hashimoto & Yoshiro Nakamura

Duo

ジャズピアニスト橋本一子は、私のジャズ友だちの憧れの女性なので彼のライブ報告などで今どんなサウンドかは多少わかってるつもりだったのですが、ここでは、、ジャズピアニストの原点を時々匂わせながら、、たんたんとした美しい響きを大事にした弾き語りが素晴らしい。絹のようにスムースで伸びやかな歌声と澄んだピアノのフレージングでとても爽やか。
そして、日本のボサノヴァ・シーンの牽引者である中村善郎の甘く気だるい歌声と滑らかなギター…魅惑的でリラクセーションたっぷり。

オープナーは、おなじみの「彼女はカリオカ」は息のあったユニゾンから。湿度の高い日本をポンと脱出してリオデジャネイロへ。洗練された「無意味な風景」、陽炎のように儚い橋本の歌声。
「喜びのサンバ」中村の乱れなきバチーダの技。中村の歌声にうっとりの「Fotografia」。
スティービーワンダーのラブソング「My Cherie Amour」もまるでボサノヴァのオリジナルのよう。私的白眉。
ピアノがひたすら美しい「Luiza」。ピアノの伴奏で歌う中村。ピアノとギターのデュオ。本当に相性の良い2人。「あなたと私」は2人でスキャットで仲良く遊ぶ。
セルジオ・メンディスの名曲「So Many Stars」、ロマンチシズム溢れる演奏。
軽やかで夢のある「Horizonte~地平線」は 中村オリジナル。
洒脱な「サマー・サンバ」。フェンダーローズの音色がお似合いです♪
終演は、橋本オリジナル「Sonho de Vento~風の夢」。ポトトガル語と日本語の歌詞が交互にくる歌詞。日本語の抑揚が風の音のようで違和感なく美しくまとめられています。すごい才能だな。。

ボサノヴァを基調に多彩な彩りをかんじる極上の空間。
2人にしかなし得ない洒脱なサウンド。蒸し暑さを忘れて心も体も自由になれる1枚です!

1. Ela e Carioca
2. Inutil Paisagem
3. Eu Quero Um Samba
4. Fotografia
5. My Cherie Amour
6. Luiza
7. Voce e Eu
8. So Many Stars
9. Horizonte~地平線
10. So Nice-Samba de Verao
11. Sonho de Vento~風の夢

橋本一子 (vo,p,fender rhodes #10)
中村善郎 (vo,g)

今日のおまけは、アルバムから2人のオリジナルのメドレー?

んじゃ、退散♪

2016年4月21日 (木)

Egberto Gismonti @ 練馬文化センター (4/20)

Egberto Gismonti @ 練馬文化センター (4/20)

Egberto Gismonti(g, p, voice, etc.)

Gismonti_photo

(主催HPのお写真拝借)


Naná Vasconcelosとのデュオだった今回のコンサートは、ナナが3月9日に亡くなってしまったたため、追悼ソロコンサートにもなってしまった。内容変更によりチケットのキャンセルもできたのですが、私も知人も「行く」気持ちは変わりませんでした。
失敗したのは、チケット取るときに何を勘違いしたのか、、会場が池袋であると思ったこと。
最終新幹線ギリギリまで聴いてやるぞ、と、思ったのに練馬だった。会場は駅からも近く池袋からだってそんなに遠くないのだけど、、乗り換えやらで30分は会場にいられる時間は短くなったと思う。

ロビーは同窓会のような感じになっていた。
音楽好きでも普段はコンサートやライブにあまりお出かけしない人たちも、「ジスモンチの為に練馬に集結」した感じ。「お久しぶりです」の挨拶があちこちで飛んでいて、実際、私もお久しぶりの方とご挨拶。当然、席はバラバラなんだけど、そこは問題じゃないよね。ジスモンチに期待する気持ちでパンパンで〜〜す。

一階右端の後ろの方の席に着席。
1セット目の最初は、タイのケーンという伝統楽器で会場の空気を一挙に一新。
ここから会場は違う次元にふっとびます。このセットは多弦ギターを中心に進められ、変則チューニングされたギターを弾くのだけど、ありとあらゆることがどうやればあぁなるのか、、さっぱりわからんかった。。
ギターを熟知していて、弦を爪弾くだけでなくて、タッピングしたり、パーカッシヴに鳴らしたり両手の動きは連動していないけど、きちんと調和しているというソロギターの超絶演奏。そのスピード感がすごくて、途中からギターを弾いているというよりギターと一体化して観えてしまった!ミスらしきものもあるのだけど、それは前人未到エリアでの話なので、やっぱり溢れ出る音の数々に凄さ神秘的なものを感じてしまう。
本来ならば横にいるはずの親友に向けてのメッセージもあり、彼の人生での音楽の長い積み重ねを多くの人が感動的に受け止めていたと思う。ノルウェーで仕入れたというフルートも演奏し気がつけば開演より1時間以上があっとうまにたっていた。

会場は静かな熱気に満ちており、ジスモンチの熱演にジスモンチの解説が無くともナナの声が重なった人も多かったと思う。とても、丁寧に1曲ごとにおじぎをしていた。そんなことにもジーンとくる。
私といえば会場の隅っこで独りジスモンチに浸ることができ、彼に賞賛の拍手ができたことは至福の喜びです。何がわからなくたって、、同じ会場でこの空気の震えをかんじられただけでも幸せ。
言葉を失うというのはこういうことだとおもった。でも、同時に誰かにこの凄さを伝えたいともおもった。
Bobo Stensonのソロコンサートのときにもこんな気持ちになったな。。音楽に真摯に対峙する人への感動は似ていますね。

休憩の15分を挟んで、2セット目はピアノでした。
これがまたびっくりするほど、美しかった。音楽の躍動の方法?はギターと同じようだとおもったのですが、ギター演奏のときの民族的な感じは影を潜めすごく繊細で綺麗な音が響いていた。
悲しいかな2曲しか聴けなかったので、その後の展開はわからないのですが、友だちによればアンコールには天国のナナも登場したそうです。

ふふふ。。やっぱり、来て良かった。ジスモンチさま、関係者さま、、ありがとう!!
でもね、帰りは人身事故の影響で大宮で最終の新幹線に乗り遅れ、とんでもなく大変なことになってしまったのです。しかし、30分で人生最大のピンチを忘れるくらい良いコンサートでした。
こんなことなら、全部聴いてくるんだった。。って、いうのが今の悔やみ。爆

ついでにいうと、過去3回観ている友だちは「今迄で最高だった」と、おっしゃってました。

んじゃ、退散♪

2015年5月25日 (月)

眠れぬ夏の夜は、『Vinicius canta Antonio Carlos Jobim』で決まりっ!

Vinicius canta Antonio Carlos Jobim / Vinicius Cantuária

Vinicius_cantuaria


ブラジルのアマゾナス州マナウスで生まれたVinicius Cantuáriaは。
自らのインディオの遺伝子に高き誇りを持つ。
現在は敬愛するジョビンの勧めもあってNYにすんでいるが、気持ちはいつも故郷のアマゾンに。。
そして、インディオの遺伝子を大切にNYの大都会でこのかけ離れた環境を自然に融合させて音楽活動を行っているのです。

2014年はジョビンの没後20年。この作品はジョビンに焦点を合わせヴィニシウス独特の視点から創られたカヴァーアルバム。ジョビンの美しいメロディを静寂な空間に響かせ、彼の想いがこもったどこか仄暗い真夜中のジョビン集。
光り輝く真昼のイパネマ海岸を静かな星空を眺めなが思い浮かべるような「Garota de Ipanema」をはじめユニークな趣は夏の夜の必需品間違いなし。
ビル・フリーゼル、坂本龍一、ジョイスをはじめとする豪華なゲストとのコラボも聴きどころ満載。
ヴィニシウスの甘美な声とギターで彼の心の森を感じてみませんか?
まさに宇宙の渚をただよう音楽のようです。

1.Lígia
2.Caminhos cruzados
3.Vivo sonhando
4.Só danço samba
5.Eu não existo sem você
6.Este seu olhar
7.Retrato em branco e preto
8.Por causa de você
9.Garota de Ipanema
10.Felicidade

Vinicius Cantuária (vo,g,el-g,perc)
Bill Friseil (el-g #4,12)
Ryuich Sakamoto (p #5,8 )
Joyce (vo #2)
etc.

熱帯夜、体感温度が5度は下がると期待してます。笑
んじゃ、退散♪

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