2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

音楽で拡がる輪

My Favorite Things

2019年9月30日 (月)

そこにはタウナーの音しかなかった! 『Ralph Towner @ 高崎芸術劇場 (9/29)』

Ralph Towner @ 高崎芸術劇場 (9/29)
Ralph Towner (classical and 12-string guitars)
71752135_1533503140120488_40453984845750
 
ECMを代表するギタリスト、ラルフ・タウナーさま。
当初、ピアノとトランペッターを演奏しており、ギターは22歳から始めたという異色のギタリスト。ウィーンでクラシック・ギターをきっちり学んだ彼の演奏には、クラシック・ギターの技法を多用した高度の技術が詰まったジャンルの枠にとらわれない演奏で人気です。
 
高崎芸術劇場は、群馬音楽センターの流れを継承すし、高崎駅の東口から5分程度の好位置に建設された劇場です。
9月20日がオープンで、こけら落としの華やかなイベントが続いています。
実際、ラルフ・タウナーの出演した「アコースティック・ギターの祭典」の日には、大劇場では「酒井 茜&マルタ・アルゲリッチ ピアノ・デュオ・リサイタル」も開催されていました。凄いとおもいませんか??
この日、当初予定していた「音楽ホール」から「スタジオシアター」に会場が変更されたので、「え!まさか、、入りが悪かったのか??」と、心配したのですが、、情報通の知人のお話だと、ご本人の希望なんだそうです。
タウナーさまが、希望するならそれでいいわ。って、感じですよね。笑
 
なので、開演前のロビーはチケットを交換する列や人々でごちゃごちゃしており、多少げんなり。それでも、黒を基調にした会場内に入るとなんだか、ドキドキしてきました!
でも、ステージに椅子が三つあるので、、ちょっと、不思議な気分だったけど。。
そう、オープニング・アクトのFRET LAND(鬼怒無月、有田純弘、竹中俊二)が、ファースト・ステージを約40分くらい演奏したのでした。
オリジナルを中心に、3本のアコギで超絶技巧の演奏は素晴らしかったです。
休憩が20分あって、ロビーから戻ってくると、、なんと、ステージに12弦ギターが置いてあるではないですか! なので、皆んなが写真とりまくり。笑
いよいよ、タウナーさまのおでましでっす!
 
クラシック・ギターを抱えて、ニコニコと入ってきたタウナーさま。
椅子にすわるとちょっとセッティングや音の確認をして、演奏が始まりました。
FRET LANDの人たちが、MCで言っていたように、1音だしたその音が「ラルフ・タウナー!」って感じなのですよ。笑
クラシック・ギターの音をマイクで拾って、その音をエフェクターを通して出してるので、クラシック・ギターを使っていても、クラシック・ギターの演奏とはやっぱり違いますよね。
ECMの音、空間系の音、高い天井に響いて降り注いでくる感じ、なんとも言えない心地よさ。
 
オープナーは、「Saunter」だったのでは、、ないかなぁ。
で、なんと、2曲めはお得意の「My Foolish Heart 」ですよ。もう、ギター一本の演奏とは思えません。
ポケットから出したメモ用紙を?床に置いて、それをみながら、、最新作のソロアルバムに入ってる曲や即興、「Anthem」などを演奏。(と、思う)
深い奥行きのある響きは宇宙を感じる。78歳に思えない流麗で高速な指さの動き…。
1曲5分くらいで10曲くらい続けて演奏、、「Dolomiti Dance」を弾いた後に、12弦のギルドのギターに持ち替えた。(お飾りじゃなかったんだね!)
ドラマチックに大胆に12弦を響かせる。ものすごく、低音の効いた迫力ある演奏。
 
拍手喝采!
 
お疲れだろうに、アンコールに応えてくれた。
なんと、、お得意の「Nardis」をクラシック・ギターで。
まるでピアニストになったようにギターを操る、リリカルで心に届く演奏。
後半は想うがままの即興に次ぐ即興…その集中力にも驚く。
最後の1音が消えると、再び大拍手。
流石に、ダブルアンコールはなかったけど、もう一度、挨拶に出てきてくれたので、スタンディングしちゃいました!
 
宇宙を感じる桃源郷のような夢心地の世界でしたよ。
そこにはラルフ・タウナーさまの音しかなかった!
 
新幹線の時間が迫ってましたが、、サイン会の長い列に並びましたよ。
お疲れだろうに、一人ひとりの要望にきちんと応えてくれます。
サイン、写真、握手、、もう、感激!!
この丁寧な優しさが、演奏にも表れてるよな、と思いました。
ラルフ・タウナーさま、素晴らしい演奏会をありがとうございました。m(_ _)m
お元気で、また、来日してくださいね。
 
んじゃ、退散♪

2019年9月29日 (日)

情熱と哀愁の 『トリオ・リベルタ コンサート2019 @ 三条市中央公民館ホール (9/28)』

『トリオ・リベルタ コンサート2019 @ 三条市中央公民館ホール (9/28)』
石田泰尚 (vin)  中岡太志 (p , vo)  松原孝政 (sax) 

71701579_1532646263539509_40734007908766

去年、りゅうとぴあで、、初めて聴いた気鋭のヴァイオリニスト石田泰尚 さま!
クラシック奏者ではありますが、風貌からして型に収まることのできないお方です。
三条の知人が、彼がヴァイオリンを演奏している「トリオ・リベルタ」のコンサートを主催するとのことで、チケット買って行ってきました。
三条市までは、新潟市から、、私でも車で一時間弱。

さて、車をやっとこさ、、駐車して、、公民館にいくと、整理券が配られてました。「36」だって。どうかな。。
以前、矢野のあっこさまが、ここでコンサートしたときは、五十番代だったけど、結構いい席だったのですね。

今回も、前から4列目で3人全てがきちんと見える席が確保できました!

あらかじめ、プログラムが配られていて、、前半は、比較的幅広くピアソラから離れた感じ。

後半は、新旧のタンゴを中心に最後に「ブエノスアイレスの四季」全4曲が!きゃあ!!

71318602_1532646313539504_20531163144944

開演すると、トリオ・リベルタ用にアレンジされた様々な曲が、情熱と哀愁、光と影を浮き彫りにしたドラマチックな演奏で。
圧倒的なテクニックを持った3人の演奏は圧巻!痺れました〜♪

まぁ、お目目でもヴァイオリニストを追いかけていると、、ふと、、最近、似たような人を観たとおもいました。
え?前の日にフラッシュで聴いたアダム・バウディヒ?
いえいえ、違いますね。地元で聴いたイタリアのトランペッター、ファブリッツィオ・ボッソです。
2人とも、演奏の音だけでなく、演奏する姿で周りを高揚させる。
意識してやっているわけではないかもしれないけど、高揚したときの演奏姿自体がとても音楽的。

才能ある人間は、どこまでも人を惹きつけるようにできているのですねぇ。。

と、圧巻の「ブエノスアイレスの四季」全4曲が終わると、、

なんと、トリプル・アンコール!に応えてくれた。

しかも、最後は、ピアソラの「Libertango」ですよ。やっぱり、嬉しい、、ただ感動。
そして、最後にメンバー紹介があって、、もう、1曲、演奏してくださいました。
なんと、童謡「この道」。ちょいとハプニングはあったけど、胸に染み入る演奏でした。
感激して、、終演。

と、せっかく、、三条まできたので、、カレーラーメンを食べて帰りましたよ。


んじゃ、退散♪

2019年9月16日 (月)

夕暮れの空気、静粛で美しい 『spectrum / akiko × masaki hayashi 』

Spectrum
 
去年のクリスマス・アルバムで、はじめて知ったヴォーカリストのakikoさま。去年、ここでタイムリーにアルバムを紹介できてなかったなんて、最低な私ですわ。
なんと、今年のアルバムは、このブログでも沢山でてくる大好きなピアニストの1人、林 正樹さまとのデュオ。もう、、やるなぁ、、としか、、いえませんね。
2人のオリジナル7曲(6曲は作詞 akiko 作曲 林 正樹、1曲は作詞作曲 akiko)に、ガーシュイン、ジョビンの曲と八重山民謡で全10曲。
 
オープナーは、ミニマルなピアノの響きと漂うようなヴォーカルが一体化した「Bluegray Road」。優しく、ふんわりと日差しが差し込むイメージが素敵な「Humming」。後半のピアノのソロの柔らかな響きにうっとり。ヴァイヴの音が効果的に重ねられピアノの演奏を存分に楽しめる「The Flower of Life」。
名曲「I Loves You, Porgy」、その深く叙情的な歌と音数を抑えたピアノが溶け合って心の襞を揺さぶる…白眉。
ピアノ演奏と詩の朗読が合体して不思議なエネルギーを巻起こす「Teal」。
唯一作詞作曲akikoの「Music Elevation」は、もともとあった曲をヴァイヴをフィーチャーしてアレンジしなおしたかなりミニマルな曲。
ささやくような歌と美しいメロディ、歌詞の世界にぴったりな雰囲気が素敵「If」。
私はいつもこの方のピアノのこの間に泣かされる、ポルトガル語で歌う愛の歌「Corcovado」。明るく可愛い空気が流れる歌詞をArvin Homa Ayaと共作した「Phantasien」。
終演は、八重山民謡「月ぬ美しゃ」、八重山の美しい自然の中で育む人の道…ピアノの音が月の光のように綺麗。八重山訛りの琉球語の響きとピアノが天上の音楽のよう。
 
全体に心の襞を震わすしっとりした空気がながれる。
夕暮れ時の少し寂しい色合いを感じながら、、独り静かに聴く時間。
自然体なピアノと歌の一体感が、たまりません…。
 
1. Bluegray Road
2. Humming
3. The Flower of Life
4. I Loves You, Porgy
5. Teal
6. Music Elevation
7. If
8. Corcovado
9. Phantasien
10.月ぬ美しゃ
 
akiko (vo) 
Masaki Hayashi (p, arr, add-vo #1) 
Fumitake Tamura (electronics)  #2,7
Hitomi Aikawa(vib)#3,6 
 
今日のおまけは、新譜の紹介動画から。
 
 

 

なんだか9月はばたばたしてて、、こういう時間がとても貴重におもっちゃいます。
んじゃ、退散♪

2019年9月11日 (水)

天は二物を与えまくり 『Camila Meza & The Nectar Orchestra @ ブルーノート東京 (9/10 1st)』

Camila Meza & The Nectar Orchestra @ ブルーノート東京 (9/10 1st)
Camila Meza (g,vo)  
Eden Ladin (key,p)  Noam Wiesenberg (b)  Keita Ogawa (per,ds)
Yuka Matsumoto (vln)  Eyuko Suzuki (vln)  Ayu Eto (vla)  Ayumi Hashimoto (vc)
 
70038977_1517871918350277_43270833477475
 
『Traces』『Ambar』とお気に入りのアルバムになったカミラ・メサさま。
なんと、The Nectar Orchestraの主要メンバーも引き連れての来日とのことで、馳せ参じました。
 
まずは、来日メンバーで。インストのイントロを聴いて「!!」って飛び上がる。
アルバム(前作)でも動画でもよく聴いていた「Para Volar」。声がでた一瞬に目の前に大自然がひろがる、そして、それに合わせて飛翔するようなギター・ソロ。バックの演奏もかっこいい。カラフルだけど重厚なドラムが凄い。
2曲めから、ストリングスが加わりました。ストリングスの音が効果的に響くエリオット・スミスの「Waltz #1」。いろいろな音が溶け合い、その真ん中に彼女の影が揺れる。
ミルトン・ナシメントの「Milagre dos Peixes」、美しいピアノ・ソロが印象的。その後ろでベースとドラムが良いお仕事。ギター、雄大、大きな演奏。歌、ミステリアスな雰囲気。
曲の背景を説明してから「Olha Maria」。ギターでの弾き語りを大切にしたシンプルな演奏に、ストリングスが切なく絡んでいく。すばらしい感情の発露…引きこまれて涙が滲む。
しっとりした曲調だけど、ドラマチックで高揚感ある「Fall」。本当に歌が巧い。
またまた、曲の背景をしっかり話してくれた。貧しく小さな子どもに対する優しい目で「Luchín」。素朴な歌声が気持ちを揺さぶる。
一転、コンテンポラリー・ジャズ、って感じの「Traces」では、スリリングに弾きたおし、楽器とのやりとりを楽しませてくれた。全身を使ってギターを弾くさまは圧巻。
最後の曲は、アルバムと一緒で「 Interlude 」からはじまって、「 Ambar 」に繋がる流れ。  彼女の持っているいろいろなものが凝縮されてるような素敵な時間。拍手、喝采!
 
そして、アンコールには独りででてきて。弾き語りで「Cucurrucucu Paloma 」。
カエターノ・ヴェローゾで有名な曲だけど、メサさまの歌も静かなる悲哀を感じる…
 
新作『アンバー』の世界をそのまま実体験した感じ。前作も含め彼女の代表的な曲が聴けて幸せ。
めちゃ可愛いくてフレンドリーな感じでした。
でも、ギターめちゃ巧い、ヴォーカルめちゃ巧い、メンバーとの絡みも凄い!
何より何より魅力的なのは、いろいろなボーダーを溶かしてしまう自由な発想…
そして、サウダージ…。
 
なんとうか、年齢層が少し高めで驚きました。敬老の日企画で、70歳以上が半額だったみたい。いいなぁ。
帰り道に急いで、早歩きで追い越した、ご婦人2人組が、「しっとりと感情のこもった歌も素敵よね〜」って、言ってました。相槌打ちたかったです。笑
 
んじゃ、退散♪

2019年8月10日 (土)

大河とともにある風景 『La Musica Del Agua ~水の音楽 / Carlos Aguirre』

La_musica_del_agua
 
アルゼンチンのネオ・フォルクローレ・シーンの重要人物、コンポーザー、ピアニスト、歌手、詩人のカルロス・アギーレ。
大自然豊かなパラナ河(ラ・プラタ河水系最大の川)のほとりで、創作活動を続けています。
新譜は、ソロ名義としては、2012年の『Orillania 』以来、7年ぶりだそうだ!
全作が。彼が大切に想っているラ・プラタ河流域の作曲家や演奏家の曲でオリジナルはない。
でも、彼のピアノ弾き語りによって、叙情豊かな世界が広がっている。
日本版は、ダブル・ブックレットになっていて、日本語の歌詞を眺めながら優しい音楽を聴くことができる…。
 
 
オープナーは、チャチョ・ムリェル作「Juancito en la siesta」、優しい穏やかな声で歌われる「お昼寝時間」から感じ取れる大自然。
ラモン・アジャラ作「Pan del agua」、老漁師の人生に川の流れを重ねた曲、<途中の語りが胸をさす。
アフリカ系の人々の暮らしを歌った「Corrientes camba」、どこか懐かしい雰囲気が漂う。
叙情的で牧歌的なメロディと優しい歌声にノック・アウト、シルビア・サロモーネの「Santiago」。一番好きかな。
 
アルフレド・シタローサの「El loco Antonio」、水辺に住むアントニオの暮らしぶりに語られる味わい深さ。
アニバル・サンパージョの「Rio de los pajaros」、の支流ウルグアイ川の自然の豊かさをそこに生きるものを通して語る優しさに満ちた曲。同じく、サンパージョの「Cancion de verano y remos」、美しいピアノ演奏に、朗読と歌が融合した印象深いトラック。ピアノを弾きながらの朗読って、とても難しそう。
 
同胞ルイス・バルビエロの「Pasando como si nada」、豊かな自然の中での自分の人生を誇らしくさりげなく歌い上げる。
オープナーの曲を作ったムリェルの「Sentir de otono」、秋を歌った感受性ゆたかな曲、郷愁たっぷりで素敵なトラック。
3度目の登場サンパージョの「La Canera」、なんと、焼酎の歌、生活のあらゆるところで「お世話になる」焼酎への愛♪
長い付き合いのあるコキ・オルティスの「Leyenda」、淡々とした弾き語りが心にしみます。
終演は、ハイメ・ダバロスの「Pato siriri」、澄んだピアノ音色と、優しい歌声はずっと心にん残ります。
 
雄大な自然と、そこに住む人々が織りなす光景を、愛を持って描きだすカルロス・アギーレの世界。
 
 
 
1.Juancito en la siesta
2.Pan del agua
3.Corrientes camba
4.Santiago
5.El loco Antonio
6.Rio de los pajaros
7.Cancion de verano y remos
8.Pasando como si nada
9.Sentir de otono
10.La Canera
11.Leyenda
12.Pato siriri
 
 
Carlos Aguirre (vo, p)
 
 
今日のおまけは、太っ腹でちょっと長いのですが、、夏休の初日だしね!
 
 
 
 
土曜日ですけど、夏休みの始まりの人が多いですよね。
暑くてイライラしちゃう前に、、ぜひ。
 
 
んじゃ、退散♪

 

2019年8月 4日 (日)

酷暑も忘れる、洗練されたハーモニー 『The Hope I Hold / Ryan Keberle & Catharsis』

The_hope_i_hold
 
トロンボーンはお好きですか?
正直、新譜がでると欲しくなるのは、スウェーデンのニルス・ラングレンとライアン・ケバリーくらいですかね。日本人だと駒野 逸美さまを生で聴いてみたいなぁ、、って、思ってます。
 
ライアン・ケバリーは、マリア・シュナダーのオーケストラなど、NYCのジャズ・シーンで活躍するトロンボーン奏者。
これは、彼のスモール・アンサンブルのプロジェクト、カタルシスの新譜。
今回も、『Ambar 』が最高だったカメラ・ミサが、ヴォーカル&ヴォイス、ギターで、全面参加でっす。
 
ドラマチックに始まる「Tangled in the Ancient Endless Chain」、サックス、ギターお見事。
トロンボーンとサックスに溶け込むようなヴォーカルが素敵「Despite the Dream」。
混沌とした現状への気持ちをストレートに即興で表現した「American will be」、強いメッセージを持ったトラック。
トロンボーンとサックスのやりとりがかっこいい「Fooled and Pushed Apart」。
 
ヴォーカル同士のやりとりと楽器の関係がとても自然な「Campinas」。
でた、ミサのオリジナル「Para Volar」、トロンボーンとヴォーカルのハモリがめちゃくちゃ素敵。同じく、トロンボーン、ヴォーカル、ギター、ベースのアンサンブルに聴き惚れる「Peering」。
哀愁たっぷり南米のフォルクローレ「Zamba de Lozano」。クールで美しい「Become the Water」。
終演は、荘厳な雰囲気で決意表明?「Epilogue / Make America Again」。
 
 
メサの高度のテクニックとエモーショナルな感情表現で、トロンボーンとサックスの間を縫うように、あるいは溶け込むように、、その洗練されたエッセンスを各所に散りばめながら演奏。
アレンジが巧みで、ハーモニー、音色、響きを大事にした、とても聴きやすいサウンド。
モダンなジャズのアンサンブルにSSW系の音楽を密接に結びつけたサウンドは、新鮮で魅力的。
 
1. Tangled in the Ancient Endless Chain
2. Despite the Dream
3. America Will Be
4. Fooled and Pushed Apart
5. Campinas
6. Para Volar
7. Peering
8. Zamba de Lozano
9. Become the Water
10. Epilogue / Make America Again
 
Ryan Keberle (tb, Fender Rhodes, Wurlitzer, Korg Minilogue, p, vo) 
Camila Meza (vo, g, guitar FX)
Scott Robinson (ts)
Jorge Roeder  ( b, el-b,bass FX, vo )
Eric Doob (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていたものから「Peering」。
 
 
酷暑にも体が慣れて来た気がしますが、、それって、気のせいかな……
 
>
んじゃ、退散♪
 

 

2019年7月21日 (日)

アーロン・パークス参加!たおやかで牧歌的な世界 『Come Back /  Emma Frank 』

Come_back
 
 

 

全国的に、日本の夏が来たようで、、朝から湿度がたかくて暑苦しくなりましたよね。
せめて、、音楽だけでも、透明感ある爽やかで穏やかなものを選びたくなりますよねぇ。
で、NYCで活躍中のSSW、エマ・フランクのこの新譜がお役立ちしますよ。
なんと、アーロン・パークスが全面的に参加しています。彼は、グレッチェン・パーラトのデビュー盤にも参加してたので、こういう柔らかなヴォーカルが本当に好きなんでしょうね。
2曲を除いて、エマの書き下ろし。
 
オープナーは、繊細なたっちピアノのピアノと可憐な歌声に胸がときめく「 I Thought」。
ウィルコのカバーで「Either Way」、ノスタルジックな雰囲気のただよう心に沁みる1曲。
美しいハーモニーに聴き惚れる「Two Hours」。
どこまでもどこまでも穏やかに柔らかく「Sometimes」。ピアノのフレーズ、綺麗ですね。
ちょっとアンニュイな感じ「Promises」。
トランペッターのサイモン・ミラードの書き下ろし「Dream Team」、歌詞はなくても詩の朗読のよう。
アルバムの中で一番ビートを感じる「See You」。穏やかな中にメッセージのこもった「Lilac」。
終演は、アコギが牧歌的な色付けをしている「Before You Go Away」、次第に音の風景が膨らんでいく素晴らしさ。
 
 
疲れた日常から、心を解放してくれるすぐれもの。
たおやかな世界に浸ってくださいね。
 
 
1. I Thought
2. Either Way
3. Two Hours
4. Sometimes
5. Promises
6. Dream Team
7. See You
8. Lilac
9. Before You Go Away
 
 
Emma Frank (vo)
Aaron Parks (p , syn)
Tommy Crane (ds)
Zack Lober (b)
Franky Rousseau (g , syn)
Simon Millerd (tp) #6 
Chi eh-Fan (vla , vn) #1, 3
Pedro Baraquinha ( g , b , perc , syn) #9
 
 
今日のおまけは、「I Thought」、これは映像もとてもすてき!
 
 
 
 
夏バテするのは、、まだまだ、早いですよね。
新潟の夏には、鯨汁という郷土料理があって、元気をつけてくれるのですが、、
このアルバムは、同じ元気をつけてくれるものでも、、対局をいく冷や汁だな。笑
んじゃ、退散♪

2019年7月19日 (金)

魅力的な演奏が並ぶ 『CASINO / Carrefour Saxophone Quartet』

Casino_20190719181101
 
広島在住のクラシックとジャズのサックス奏者で構成されているサクソフォン・カルテット、カルフール・サクソフォン・カルテット。
前作『Have You Heard ?』は、パット・メセニー集でしたね。
今回は、クラシックに焦点をあてたアルバムです!
トラックは、8つありますが、2〜6は、賛美歌のメロディをモチーフに5つの曲から成り立つ「Recitation Book」なので、4つの作品からですね。
 
と、クラシックは超超門外漢なので、HPにあった文章を参考にしながら、簡単に…。
 
オープナーは、オランダの作曲家J. フランセンスの「The Straight Line」。4本のサックスの一糸乱れぬ演奏に一気に引き込まれてしまう。同時には、たった4つの音なはずなのだが、その色彩力みたいなものに心奪われる。
2曲めは、賛美歌をモチーフにした5つのパートからなる「Recitation Book」は、アメリカの作曲家D.マスランカの作品。
レシテーション・ブックとは、キリスト教の典礼で唱えられる文章を集めたもの。いや、私は元ネタを一切しらないわけですが、全体を支配する厳かな空気を感じる。それぞれの独奏が美しくも哀ししさ讃えており教会で高い天井を見つめる時の気分に静粛な面持ちに。最後10分近い「アダムの罪によりて」の得体のしれぬ不安感が、次第に達成感のような気持ちに置き換えられる不思議は圧巻。
アメリカの作曲家M.トークの「May」。ポップでカラフル、躍動感ある演奏。まるで、新緑の季節の植物の勢い。
終演は、イギリスの作曲家R.パウエルの「Bow 0ut 」。どうやら、マイルス・デイヴィスの死によって作曲された曲らしい。そう思って聴くからでもないだろうけど、スタイリッシュでミステリアスな感じがする。メンバーの独奏の間に入る、ピアノがめちゃくちゃクールで美しい、印象的なソロの演奏。
 
フランス語で「交差点」を意味するカルフールらしい互いの音楽性を交差させた素晴らしい作品だと思いました♪
 
 
1. The Straight Line / Joep Franssens
Recitation Book / David Maslanka
2. Ⅰ)Broken Heart: Meditation on the chorale melody “Der du bist drei in Einigkeit”(You who are three in one)  
3. Ⅱ)Prelude/Chorale: Meditation on the chorale melody “Jesu meine Freude” (Jesus my joy)  
4. Ⅲ)  Ecco, morirò dunque (Look! My Death is Near!) – Gesualdo di Venosa, 1596 
5. Ⅳ)Meditation on the Gregorian Chant “O Salutaris Hostia” (O Salvation’s Victim) 
6. Ⅴ)Fanfare/Variations on the chorale melody “Durch Adams Fall” (Through Adam’s fall) 
7. May / Michael Torke
8. Bow 0ut  / Roy Powell
 
 
Carrefour Saxophone Quartet 
宮田麻美(ss)
久保田麻里(as)
前田悠貴(bs)
藤井政美(ts)#7 , 8  
加藤和也(ts)#2, 3, 4, 5, 6   
清田朝子(ts)#1
 
鳥岡香里 (p)  #8
 
今日のおまけは、HPにあった『CASINO』の視聴ヴァージョン。
 
 
 
新潟も夏になってしまいました……やばい。
んじゃ、退散♪

 

2019年3月31日 (日)

ジャンルも時代も超えて名曲揃い♪ 『Joni 75: A Birthday Celebration

Joni_mitchell

ジョニ・ミッチェルを初めて聴いたのは、今はなきあるジャズ・バー。
かかっていたのは、『Mingus」。そう、チャールズ・ミンガスに捧げたアルバムだけど、強烈に印象にのこったのは、ジャコ・パストリアス。そして、彼を筆頭にジャズ・ミュージシャンたちと自由にやりとりするジョニ・ミッチェルのかっこよさ。レコード買ったねっ。
その後、彼女がジャンルを超え素晴らしい曲を送り出すシンガー・ソングライターだと知り、極東の1ファンとなりました。
 
このアルバムが出ることを知っておりながら、、中年音楽狂さまこと閣下が記事にするまで、忘れてましたよ。m(_ _)m  慌てて、ぽちりましたぞ。
過去に様々な病気と闘ってきたジョニ・ミッチェルだが、現在は「モルジェロンズ病」と闘っている。そんな彼女の75歳のお誕生日を彼女と彼女の音楽を愛する人たちが集まって行われたトリビュート・コンサート。プロデュースしたのは、長年のお付き合いのあるブライアン・ブレイドとジョン・カウハード。もちろん、2人は演奏もしている。
 
そして、参加した豪華なミュージシャンと曲目は以下のとおり。
沢山の名曲を持つ彼女、コアなファンたちは、あれもない、これもない、と思うかもしれない。でも、全曲にミュージシャンたちのジョニ・ミッチェルへの尊敬の念を深く感じ、素晴らしい時間を一緒に重ねられる!!
えっとね、、個人的なお気に入りは、ジェイムス・テイラーとグラハム・ナッシュかなぁ。
ズルすぎるぐらい、ハマってる。もう、心にぐっときちゃいますねぇ。
 
改めて、彼女の曲は、、ジャンル、時代、性別、国を超えて、心で分かり合える曲ばかりだと思った。
彼女は、このコンサートでは、歌わなかったわけだけど、最後の曲でステージに登場したそう。終演後には、ケーキの蝋燭も吹き消したんですって。75歳なんて、まだまだ、若いぞ。どうか、いつまでもお元気でいてくださいね。
 
 
1. Dreamland / Los Lobos
2. Help Me / Chaka Khan
3. Amelia / Diana Krall
4. All I Want / Rufus Wainwright
5. Coyote / Glen Hansard
6. River / James Taylor
7. Both Sides Now / Seal
8. Our House / Graham Nash
9. A Case Of You / Kris Kristofferson & Brandi Carlile
10. Down to You / Brandi Carlile
11. Blue / Rufus Wainwright
12. Court And Spark / Norah Jones
13. Nothing Can Be Done / Los Lobos
14. The Magdalene Laundries / Emmylou Harris
15. Woodstock / James Taylor
16. Big Yellow Taxi / La Marisoul, James Taylor, Chaka Khan, and Brandi Carlile 
 
今日のおまけは、「JONI 75 FULL TRAILER」。
 

 
桜が美しい横浜で、中学、高校からの友だちとランチ!
楽しみです!!
 
んじゃ、退散♪
 

 

2018年2月 9日 (金)

映画『永遠のジャンゴ@シネ・ウインド』

27655149_1080101552127318_120389360

今日が、上映の最終日。滑り込みました。
映画「永遠のジャンゴ」は、ジャンゴ・ラインハルトの戦時下の知られざる逸話を描いたものでした。
ロマ民族(私たちがジプシーと呼んでいる人たちですね。)に生まれたからこその才能の開花、そして、ロマ民族に生まれた所以の言われなき迫害。ナチスが統制する戦時下のパリ。緊迫感の続く中でも、演奏を続ける、いや、続けなくてはいけなかった心情。矢継ぎ早に話が進んでいきます。
仲間と家族、そして、自分の未来のために、、反目するドイツ軍人たちの前での演奏。。
命をかけたスイスへの脱出。。演奏も含めて手に汗にぎる緊迫の時間が続きました。

最後の場面で教会に鳴り響いたジャンゴの仲間へのレクイエム「Lacrimosa Song」。壮絶な想いが込められた暗く重たい音楽。荘厳な中に締め付けられるような悲しみを感じ胸を塞がれた気分。
彼が生きてこのレクイエムの演奏を指揮することは、奇跡のような場面。そこに居るもの残ったもの全員が神の祝福をうけた子としかいいようがない、印象的な終演でした。

私は、やっぱり、演奏場面が心にのこってるのですが、冒頭でパリの華やかなミュージックホールで満席の観客の前での演奏した「Les yeux noirs」。終わった瞬間に思わず拍手しそうになりました! 
まぢ、ライブに行った気分で拍手しそうだった。主役のレダ・カティヴは、火傷で左手の薬指と小指が麻痺しているジャンゴの3本指の早弾き奏法に加え、ギタリストが演奏によって自らも高揚してく様子をうまく演じていたと思います。ギタリストってナルシスト的な部分がとても大きいので、自己陶酔した表情がたまりません!!

43歳で脳溢血で早すぎる死を迎えてしまったジャンゴ。彼の創り出した音楽は多くのギタリスト、音楽ファンを魅了し続けています。もっと、長生きしたら、日本へも演奏にやってきたはずですよね。
彼の音楽と彼の生き様は、切り離せないものだったのだと強く感じました。


★今日かけてた音楽★


『永遠のジャンゴ』オリジナル・サウンドトラック

Django

映画でジャンゴの演奏部分などの音楽を担当しているのは、ローゼンバーグ・トリオ 。
現在のジプシー・スウィングの第一人者のギタリスト、ストーケロ・ローゼンバーグを中心にしたトリオです。彼もジプシーの一族に生まれ、幼い頃からジャンゴの音楽の手ほどきを受けて来た音楽家です。
The Rosenberg Trio
Stochelo Rosenberg (lead guitar)
Nous’che Rosenberg (rhythm guitar)
Nonnie Rosenberg (double bass)


1. Les yeux noirs - Bande originale du film ””Django””
2. Vendredi 13 - Bande originale du film ””Django””
3. Nuages - Bande originale du film ””Django””
4. Blues clair - Bande originale du film ””Django””
5. Mer Ham Sinti - Bande originale du film ””Django””
6. Melodie au crepuscule - Bande originale du film ””Django””
7. Hommage aux anciens - Bande originale du film ””Django””
8. M?tro Abbesses - Bande originale du film ””Django””
9. Monsieur Hoffmann - Bande originale du film ””Django””
10. Blues en mineur - Bande originale du film ””Django””
11. Belleville - Bande originale du film ””Django””
12. Manoir de mes reves - Bande originale du film ””Django””
13. Minor Swing - Bande originale du film ””Django””
14. Marseillaise improvisation - Bande originale du film ””Django””
15. Tears - Bande originale du film ””Django””
16. La messe de Django - Bande originale du film ””Django””
17. Lacrimosa Song - Bande originale du film ””Django”””


今日のおまけは「永遠のジャンゴ」から

もっと早く観たかったのですが、まぁ、雪やなにやらに阻まれました。
おかげで、パンフが手に入らなかったです。。(T . T)

んじゃ、退散♪

最近のトラックバック

無料ブログはココログ