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音楽で拡がる輪

JAZZ(Grazie Italia )

2018年4月28日 (土)

浪漫の伝道師 『Shades of Sounds / Alessandro Galati Trio』

Shades_of_sounds


澤野工房から『OUTER GOLD, INNER LORD.』の新作が出たばかりのアレッサンドロ・ガラティが、またまた、レギュラーでのピアノ・トリオの新作をだしました。
今度は、寺島 靖国氏の寺島レコードから。録音、ミキシング、マスタリングはステーファノ・アメーリオ。ピアノは、ファツィオリ。
ガラティの敬愛する、エヴァンスの曲、コルトレーンの曲の他に、カエターノ曲、イスラエルの民謡等も入ってます。オリジナルは、名盤『Traction Avant』からガラティファンに親しまれている「Andre」で9曲。

オープナーは、イスラエルの民謡「After You Left 」。深く、哀愁を秘めたメロディ、そして、甘く濡れたような輝きのピアノ。存在感あるベースの響き、少音で空間を彩るドラム。全てが揃いました、と、いう感じの幕あけ。ロマンチシズム溢れストレートに歌う「Stella By Starlight」、ゆったりしたテンポで魅せる三位一体。郷愁の権化のようなメロディと情感こもった演奏「You'll Walk In The Field」もイスラエル民謡。
エヴァンスの「Blue In Green」。間(はざま)を大切にする彼らの「Blue In Green」には、、寒色系の美しい様々なブルーとグーリンが現れ、消える淡麗な演奏。カエターノ・ヴェローゾの「Coracao Vagabundo」、ブラジル音楽の持っている郷愁とイタリア人の心に大きく占める「愛」が溶け合って滑らかな踊りに。
今回、唯一のオリジナル「Andre」。一緒に収められている美旋律の名曲に、全くひけをとらない美メロを繊細にしっとりと奏でる。
ベースのソロから始まるエヴァンスの「The Two Lonely People」。穏やかな曲調のなかで繰り返される転調が心模様のようにも、世間模様のようにも感じ聴き入ってしまう。スタンダード「Nobody Else But Me 」、歌心とスリリングを兼ねあわせたピアノと楽しそうな3人の会話でハッピーな気分。
終演は、コルトレーンの「Moments Notice」。高揚感をもったあのメロディを優雅にちょっとアンニュイに。インタープレイに入ると流麗なフレーズを次々繰り出し、三位一体もお見事。

全編ロマンチシズム満載、でも、インタープレイのスリリングな場面も楽しめちゃう、お得盤。美音で情感豊かに歌い上げるピアノ、太くしっかりしたベースが活躍し、ドラムの音の美しさにも感動。で、ガラティさまの選曲のお目利きには感涙。メロディに長けた人は良い曲しってますね。ガラティ流浪漫に浸ってください。

1. After You Left
2. Stella By Starlight
3. You'll Walk In The Field
4. Blue In Green
5. Coracao Vagabundo
6. Andre
7. The Two Lonely People
8. Nobody Else But Me
9. Moments Notice

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)

今日は、ちょうど良さそうな動画がみつかりませんでした。
残念。。

ゴールデンウィークが始まりましたね。
あなたのゴールデンウィークは??

んじゃ、退散♪


2018年4月16日 (月)

夢のような出来事…『Rosario Giuliani Quartet @ 水原体育館 (4/15)』

Rosario Giuliani Quartet @水原体育館 (4/15)
Rosario Giuliani (as) Luciano Biondini (acc)
Joe La Barbera (ds) 金澤英明 (b)

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日曜日の朝にFBのタイムラインに突如この情報が流れてきました。
私 「??????」
どうやら、阿賀野市の有志の方々が企画した「あがの国際交流音楽祭」に、メインゲストでくるらしい。地元の学生さんとの音楽交流はもちろん、短いけど彼らの演奏時間もとってある!! 
午後に予定があったので、間に合うかヒヤヒヤものでしたが、車を飛ばして約40分弱!行きましたよ、水原体育館へ。。

玄関先で靴を脱ぐという、いかにも手作り感満載なイベントですが、靴を脱いで入ると、ロザリオ・ジュリアーニの声が聞こえてくる。。何やら音楽講義?談義?の最中のようです。って、それだけで、、めっちゃ、興奮しました。
「一階は、座れないかもしれません。二階がいいですよ。」
と、受付の方の優しいお言葉に反応できません。。
心の声 「何がなんでも一階で目の前で聴かねばしょうがないだろうが!!」

と、いうわけで、黙ってにっこり笑って、、一階の会場へ。
おぉ!思ったよりたくさんの人がいる!!(すみません)
ジュリアーニは、地元の女子生徒さんを相手に、音楽(ジャズ)の大事なポイントをあげてました。曰く、

「Melody! Harmony! Rhythm! Colors! Forms!」

これを、テンポよく何回も繰り返して会場の人たちに復唱させてました。
え、もちろん、、きちんと、声だしましたって。。

で、いよいよ演奏です。
そのタイミングで、なんと、前から3列目の中央近くの席が空きました。もちろん、移動!

どうやら今回の日本ツアーは、「イタリア映画音楽の名曲の数々を生み出したニーノ・ロータとエンニオ・モリコーネの作品を演奏する」とのことで、

「ニュー・シネマ・パラダイス」やら「ゴット ファーザー愛のテーマ」やら…

って、書いただけで、泣ける方は多いでしょう。。
憧れのイタリアン ハードバップの雄 ロザリオ ジュリアーニ。艶のあるエモーショナルなアルト サックスで哀愁のメロディを奏でたかと思えば、ドラムやアコーディオンと丁々発止のやりとりをかわしたり、めちゃ面白いアレンジだったりと、短い時間でしたがそれは夢のような時間でした。
やっぱり、彼の体には情熱が詰まっているぞ!!

終演後に、ジュリアーニの前には長いサインの列が。。
学生さんと一緒に並んで、、たくさんサイン頂いて ハグしてもらって帰ってきました。
無料のイベントなのに、沢山のCD持って行ってしまったので、後ろの学生さんにとてもすまない気分です。m(_ _)m

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あまりに、夢のような出来事で、、今日もなんだかうわずった気分で1日を過ごしました。
なんだか、思いがけずにイタリアがらみの投稿が続きました。

んじゃ、退散♪

2018年4月15日 (日)

芳醇な時間 『Ciao...Amore / Fratello Joseph Bassi with Domenico Sannna, Max Ionata』

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前作『JUST YOU, JUST ME 』が、好評だったイタリアのベーシスト、フラテッロ・ジョセフ・バッシ。前作と同じ同郷のピアニスト、ドメーニコ・サンナと音色豊かな人気サックス奏者マックス・イオナータのトリオ作。全作、ラブソングというわけではないが、タイトルどおり「愛」をテーマにした感じ。前作にも入っていたサンナの「Ciro Chi?」とバッシの「 I Know You Know」の他は、ミュージシャン曲やスタンダード。

オープナーの「When I Look In Your Eyes」、ベースが太くはっきりとしたピチカートでテーマを寄り添うピアノも切ない。サブトーンが心地よいイオナータのテナー。哀愁たっぷりにブロウ、そして、透明感あるピアノが涙を誘う。イオナータの躍動感あるサックスが楽しい「I Can't Believe That You're In Love With Me」。アグレッシヴなベースを中心に丁々発止のやりとり。

なんと、大好きな「Sno' Peas」が選曲されてる!!うん、エヴァンスの『Affinity』に入って入るアレです。お気に入りは、ルイージ・マルティナーレの『Le Sue Ali』!今回は、エヴァンスのヴァージョンのようにサックス入り。ピアノでリリシズムを誘い、アンニュイな雰囲気のイオナータのサックスが入る。浮遊感ある不思議なワルツなのだけど、ゆったりとベースの低音が心地よい重心低めの演奏。さりげなく、スリリングな展開もあり、「Sno' Peas」のコレクションが増えた感じ。時代もあるんだけど、本家より良いと思う。

ケニー・バロンの「Voyage」。タフガイ、イオナータ登場、流麗なピアノ、バネの強いベース、鬩ぎ合いが続くハードボイルドな1曲。太くたくましいベースソロから始まるバッシの曲「 I Know You Know」はベースとピアノのデュオ。透明なピアノが入って場面が一転、恋人たちの夕闇の影をみるよう、寄り添うような2人…最後まで叙情的に。
イオナータのアルバムにも参加していたヴォーカリスト、ジョージ・テレスファロの曲「Say No」。しっとりと語りかけるイオナータ、しっかり支える2人。優しさと温もりを感じる演奏。サンナの曲「Ciro Chi?」、ウォーキングベースが素敵、3人でスィンギーな快演。おしゃれなガーシュイン曲「Promenade」は、ベースとピアノのデュオ、インティメイトな会話。
終演は、イタリアのトランペット奏者マルコ・タンブリーニのムーディな「Giochi Di Luci」。最後まで、ジェントルな3人でした。

力強く重厚なベースに、硬質でエレガントなピアノ、そして、哀愁たっぷりに歌心をブロウするサックス…。ドラムレスの密度高い演奏は、芳醇な時間!優しさく温もりがあり、和気あいあいとしながらもスリリングな聴かせどころもたっぷり。さりげなくイタリア人的、愛情表現がたっぷりのリラクゼーション盤。

1. When I Look In Your Eyes
2. I Can't Believe That You're In Love With Me
3. Sno' Peas
4. Voyage
5. I Know You Know
6. Say No
7. Ciro Chi?
8. Promenade
9. Giochi Di Luci

Max Ionata (ts) #exc. #5,8
Domenico Sanna (p)
Fratello Joseph Bassi (b)

今日のおまけは。大好きな「Sno' Peas」。

↓では、音源がみんな聴けますね。

Apple Music

猫じゃけですね!
土曜日、日曜日と「ザ・イタリアの哀愁」って感じでした。

んじゃ、退散♪


2018年4月14日 (土)

不思議の国を泳ぐ 『OUTER GOLD, INNER LORD. / Alessandro Galati Trio』

Outer_gold_inner_lord


ジャズオーディオ大賞の常連でもあるアレッサンドロ・ガラティ。
前作『Cold Sand』は、澤野工房からでした。これは、私の去年のベスト1なんですよね。
今回も同じ澤野工房さんからです。でも、今度は、全曲スタンダード、、オリジナルに拘って入るガラティには珍しいことですよね。澤野工房さん曰く…

「〜今まで徹底的にオリジナルであることに徹してきたGalatiに、敢えて全曲スタンダード・ナンバーという「枷」をはめる。枠組みは動かせないが、その内側は全て彼次第。結果、生み出されたものは今まで耳にしたことのないようなスタンダード・ソング・ブックだった。〜」

ほぉ。。って、思いますよね。買ってしまいました。笑

オープナーは、「Alone Together」。孤独を2人で乗り切ろうって、暗いラブソング。時に訥々としたタッチになり、深い闇に希望の小さな光が見える演奏。マレットの音が心音みたいに聞こえてくる。セロニアス・モンクの「Blue Monk」。モンクの足取りのような3人のフリーに少し突っ込んだやりとりが面白い。
ガラティの上記の内容への気概のみえる「Caravan」。スローテンポで、砂漠で遭難寸前って感じのマイナーでダークな色彩。高速だったりパワフルだったりのキャラバンはよく聴くけど、このキャラバンは面白い発想。
一転、「Falling in Love with Love」は、軽快で誰もが親しみを持つ様な明るい演奏に。
ジョン・ルイスがジャンゴ・ハインラルトに捧げた鎮魂歌「Django」。冒頭から深い悲しみをたたえた重厚な演奏に。ピアノの悲哀を後押しするベース。
イタリアの哀愁と甘さを全部背負ったような「Sunny」。名曲のおしゃれなメロディをガラティが情感込めて。ベースソロも◎!
バラード仕立ての「Garota de Ipanema」。宵闇、涼しい風の吹き抜けるイパネマ海岸。海岸に打ち寄せる波、夜空の星まで感じるロマンチックな演奏ですね…。
終演は、冒頭のクリスタルなピアノソロで、深い海に引き込まれていく錯覚に。美しいメロディの向こうに隠されたネガティヴなエネルギー…うねって、押し寄せてくる。感情の波は静かにひいてお終い。。

やっぱり、リリシズム満載。アリスの不思議の国に迷い込んだみたいなスタンダード集でした。
スタンダードを携えて不思議な国へ冒険の旅にでたガラティさまでした♪

1.Alone Together
2.Blue Monk
3.Caravan
4.Falling in Love with Love
5.Django
6.Sunny
7.Garota de Ipanema
8.How Deep Is the Ocean

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)

今日のおまけは、摩訶不思議な「Caravan」。

んじゃ、退散♪

2018年1月28日 (日)

心豊かなドルチェの時間… 『Nella Memoria / Rie Losacco Trio』

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零下の厳しい寒さが続く新潟、いえいえ、日本。
新潟市も軽い雪と、強い風でホワイトアウトの出現率も高い今日この頃。。
寒さの為に、ぎゅっと硬くなった身体と心をほぐすのにぴったりなアルバムがやってきました。
ピアノが大好きなブラザー最中さまが教えてくれた、このアルバム。
主人公は、写真家でもある(アルバム写真はご本人)仙台出身でイタリア在住の女性。
イタリアのプログレバンド「AREA」のベーシストだった、現在のイタリアジャズ界の重鎮ベーシスト、アレス・タヴォラッツィをベースに迎え、ドラムもアレス・タヴォラッツィに馴染み深いピエロ・ボッリのイタリア人2人とトリオです。

オープナーは、ゆったり、しっとりスローなバラッド「Nostalgia」。甘い香りの哀愁が漂います。波打ち際で打ち寄せる波を眺めるような「Il Male 」、ロマンティックな味付け。どっしりしたタレスのベースが素敵。
優雅で美旋律「Melodia Del Vento」。心に響く温かなベースの音色、歌心豊かなベースソロ「Montmartre」。
どこまでも柔らかで優美な「Foglie Cadenti」。柔らかで凛とした「La Preghiera」。詩情豊かでストーリーを感じる「Autumn In Poland」。温和で優しさあふれる「Nocturne」。
終演は、即興。最後まで、優雅で落ち着きある演奏、私は、このトラックが1番日本的な情緒を感じました…。

透明感あって優雅で穏やか、甘美な雰囲気です。
曲も親しみやすい優しがあって、、とても良い感じ。。
心にしっとり寄り添う感じがとても好き。心にも甘いご褒美を♪


1. Nostalgia 「ノスタルジア、望郷、郷愁」
2. Il Male 「海」
3. Melodia Del Vento 「風の調べ」
4. Montmartre 「モンマルトルの丘」
5. Foglie Cadenti 「落ちゆく葉」
6. La Preghiera 「祈り」
7. Autumn In Poland 「ポーランドの秋」
8. Nocturne 「夜想曲」
9. Improvisation (即興)

Rie Losacco (p)
Ares Tavolazzi (b)
Piero Borri (ds)

今日のおまけは、アルバムのオープナー「Nostalgia」より。

イタリアのフィレンツェでの録音だそうです。
どんなところかしら? なんて、想いを馳せながら。。

んじゃ、退散♪

2017年6月 3日 (土)

より詩情豊かな世界へ 『Floatin’ In / Roberto Olzer Quartet』

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澤野工房から『Dreamsville』が昨年の年末にリリースされ、ジャズオーディオ・ディスク大賞の金賞を受賞したロベルト・オルサー トリオ。透明感ある美しさには定評がある。
新譜は『Through the Journey』で、クラウディオ・フィリッピーニ(p)と秋の宵にぴったりな詩情豊かなデュオを演じたイタリアのトランペッター、フラビオ・シグルタをフィーチャーしたカルティット編成。オルサー4曲、ユーリ・ゴルベフ3曲、「Stella By Starlight 」と「Elm」で全9曲。

オープナーはユーリ曲「Skyscapes」。美しいピアノトリオの演奏に誘われて、伸びやかで美しい音色のトランペットが響き渡る。柔らかなペットの演奏を聴くとなぜ彼なのかすぐにわかる気がする。繊細なやり取りが信条のパーマネントなトリオに、なんら遜色なく溶け込み、、より詩情豊かな世界を描き出す。
「Stella By Starlight 」では、ユーリの超絶ベースソロが光る。ミュートしたペットがアクセント。リッチー・バイラークの「Elm」。ダークな曲調をフリューゲル?で陰影ある空間。抑制を効かせつつ盛り上がる4人。
物凄く音楽的に相性の良い4人だと思います!
オルサーとシグルタのデュオ、オルサー曲「Still To Bill 」。心の内が分かり合える相手に出会えた喜びに満ちた演奏。
ドラムのソロから始まる、疾走感に溢れた「Maybe Next Time」は、爽やかに。ロマンチックなバラード、オルサー曲「Aphrodite」。
ユーリ曲が2曲続きます。「Stee-Vee」、変化あるやり取りを楽しめ、「Vocalise」、ビターテイスト哀愁ある歌心。シグルタ、テクニック全開。
終演はオルサー曲「Forward」。冒頭シグルタの独奏はモノトーンの世界、ピアノトリオがフィルインして一気に色彩に溢れる感じが好き。美しく叙情的なピアノトリオに、同じ感情をを持つトランペットが加わって、より奥深い詩情豊かな世界を描く。
同じ美意識を持つもの同士は相性いいですよね。

おすすめで〜す♪

1. Skyscapes
2. Stella By Starlight
3. Elm
4. Still To Bill
5. Maybe Next Time
6. Aphrodite
7. Stee-Vee
8. Vocalise
9. Forward

Fulvio Sigurta (tp, flh)
Roberto Olzer (p)
Yuri Goloubev (b) exc #4
Mauro Beggio (ds) exc #4

今日のおまけは、「Skyscapes」

新潟は暑かったり寒かったり、、朝から雷が鳴ったりと、、なんだか、変な気候です。
皆さまも体調にお気をつけてください。

んじゃ、退散♪

2017年5月 5日 (金)

粋でいなせ、旨味溢れる 『A Different Truth / T-Riot 』

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イタリアにコネクションの強いAlbore Jazzの新作は、プーリャ発ピアノ・トリオ、T-Riot。
芳醇なフレージング、力強くソウルフルで明朗快活に歌い上げるピアノと機動力あるリズム陣の演奏に拍手喝采請け合い。

オープナーは、快走する「Desert Highway」。メリハリ効いた演奏とメロディに心浮き立つ。アーシーに快活にビリー・テイラーの「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」。ゲーリー・バーツの「Libra 」を硬派で漢気あふれるイケイケで。もう、スカッとしまっせ!
エモーショナルでドラマチックに始まる「Pharaoh Of Love」は、歌心たっぷりのバラード。陰影のある演奏「Sad Devil」。キャッチーでブルージーな「A Long Goodbye」。ロック界のカリスマ、プリスンスの「Sign Of The Times」もソウルフルに。イギリスのシンガーソングライター、サム・スミスの「Stay With Me 」は、情感あるトラックに。「St Petersburg Train」は、歪ませたWurlitzer、テルミン風サウンド、ピアノの3種でサウンドにこだわっりファンキーに!
終演は、アン・ロネルの「Willow Weep For Me 」。粋で旨味たっぷりの演奏。

心にストレートに響く演奏。
ジャズの旨味たっぷり、粋でいなせ。硬派で漢気溢れる演奏と躍動感ある録音に、熱いジャズへ想いで感極まること請け合いでっせ。

1. Desert Highway (Pietro Vincenti)
2. I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free (Billy Taylor)
3. Libra (Gary Bartz)
4. Pharaoh Of Love (Pietro Vincenti)
5. Sad Devil (Pietro Vincenti)
6. A Long Goodbye (P. Vincenti / C. Pace / F. Lomagistro)
7. Sign Of The Times (Prince)
8. Stay With Me (Sam Smith)
9. St Petersburg Train (Pietro Vincenti)
10. Willow Weep For Me (Ann Ronell)

Pietro Vincenti (p)
Camillo Pace (b)
Francesco Lomagistro (ds)

今日のおまけは「Libra」。

連休のお疲れをとるスカッとしたピアノトリオですよ。
やはり、録音もとてもいいです!

んじゃ、退散♪

2017年3月 4日 (土)

光り輝く感情の発露 『Cold Sand / Alessandro Galati Trio』

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キャッチコピーの一文、「彼方なる天より滴る美音の雫」は、誇大広告ではありませぬ。
たった一度だけ聴くことが叶ったアレッサンドロ・ガラティのソロのライブでは、哀愁とロマンチシズムに溢れるフレーズにも感動したのですが、、その甘くしっとりと艶めく音色にノックアウトされてのでした。まさに、天上の音。
今回は、ジャズ批評の「ジャズ・オーディオ・ディスク大賞」でも評価の高い澤野工房さんからのリリースとのことで楽しみでした。「Here, There & Everywhere」以外は、彼の珠玉のオリジナル。

オープナーでタイトルトラックの「Cold Sand」のメロディが始まると胸がキュンとなる。哀愁の権化。甘く切ない美音が並ぶ。前作『On a Sunny Day』と同じメンバーとの息もピッタリ。
それは、続く「Mob Sick」でも同じ。音数の少ない空間をドラムとベースがうまくサポートしていきます。一転、パーカッシヴでダーク、躍動感ある「Lucy's Eyes」。選び抜かれた音で奏でるバラード「Nina」。美しい音がわき出る神秘の泉のよう。
タイトルトラックに並ぶ哀愁のメロディ「Nothing Much to Say」。その切なさに再び胸がキュンとなる。心の不安が表面に現れたような「Schosty」。
レノン&マッカートニのバラードも彼のオリジナルのような深遠な世界に「Here, There & Everywhere」。
この後、タイトルも演奏も短く関連的なトラックが続くのですが、ライナーによるとこれららは即興のようです。導入的な「Here」、ベースソロで始まる「There」、疾走する「Everywhere」、深遠な「Nowhere」、そして、終演は世界が広がる「Uptown」。

選び抜かれた美しい音はもちろん、音と音の間(はざま)に込められた彼らのはぁーとを思いっきり感じる。
期待どおり、期待以上、心に広がる艶めく音風景。濡れ輝く石畳のように、光り輝く感情の発露。。

1.Cold Sand
2.Mob Sick
3.Lucy's Eyes
4.Nina
5.Nothing Much to Say
6.Schosty
7.Here, There & Everywhere
8.Here
9.There
10.Everywhere
11.Nowhere
12.Uptown

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)

今日のおまけは、新譜から「Cold Sand」。

イタリアの哀愁ですよね。
甘く、切なく、、琴線に触れるメロディライン。
とてもフレンドリーでお洒落な方でした。
季節のせいか、柔らかな光も感じますね。

んじゃ、退散♪

2016年9月30日 (金)

秋の夜長のイタリア盤 『Nextrio / Giovanni Sanguineti』

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10月になるというのに暑さが話題になる今年の秋。
それでも、彼岸花も咲き、金木犀も香り、虫の声も静かな夜に響きます。
長くなった夜は読書に音楽にとゆったり過ごしたいもの。
そんな時間にぴったりな一枚です。

イタリアのベーシストGiovanni Sanguinetiの新しいトリオは、繊細でエレガントなタッチ陰影あるMario Zara がピアノです。
HPによると、タイトルは古代ギリシャの格言で「汝自身を知れ」。新ユニットへの意気込みが感じられますね!

オープナーは、ロマンティックを絵に描いたような「Dawn」。瑞々しいピアノの音にゆっくり聴き惚れているうちに秋の訪れを感じてくる。優しく穏やかな調べ。
ベースのパターンに急速展開を予感する始まりの「Drop Your Blinders」。シリアスに駆け抜ける1曲。お洒落で都会的な香りの「Piccole Speranze Urbane 」。颯爽と都会を歩くように風景流れる感じが好きな曲。ドラムがマレットに持ち替える「Between Hot Sand and Thin Ice」は、エキゾッチクで甘美な香り。
繊細なスティックさばきが印象的な短い曲「Il Funambolo」。
軽快で洒脱、流麗なピアノが活躍する「Bohemien」。哀愁あるメロディを繊細なタッチで昇華させる「L’Aliente」。
哀愁のあうメロディが優しいロマンティックなピアノとぴったりな「A Ca’ De Anime」。ベースソロもひたすら優しい。ビターテイストな「 Echoes from the Past 」、叙情的なコンテンポラリージャズの世界。
表情豊かなベースソロが胸を打つ「Sunset Waltz」。繰り返し聴こえてくるピアノのフレーズが頭から離れなくなり終演。

イタリアのピアニストらしく甘さと情感をたたえた繊細なタッチのMario Zara 。
全曲オリジナルを書いたGiovanni Sanguinetiはベースプレイはもちろん、印象的で美しい曲の数々にうっとり。
やっぱり、、イタリアのピアノトリオは侮れないな。。


1. Dawn
2. Drop Your Blinders
3. Piccole Speranze Urbane
4. Between Hot Sand and Thin Ice
5. Il Funambolo
6. Bohemien
7. L’Aliente
8. A Ca’ De Anime
9. Echoes from the Past
10. Sunset Waltz

Mario Zara (p)
Giovanni Sanguineti (b)
Nicola Stranieri (ds)


今日のおまけはレーベルか提供されてる「Drop Your Blinders」
なんだか、こわい?ジャケットですけど、、中をあけたら、、3人とも普通のひとでした。笑

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毎年のことながら、、年に一回の大事なお仕事が終わりました。。
ホッとして、、『Nextrio』を聴きながら珈琲を一杯。至福じゃあ!

んじゃ、退散♪

2016年6月 7日 (火)

Triokala / Rita Marcotulli Ares Tavolazzi Alfredo Golino

Triokala

イタリアの女流ピアニストRita Marcotulli。
イタリア半島の叙情だけにとどまらず、北欧方面から、アフリカを遠くに望むヨーロッパ全土を視野に入れた硬質でアブストラクトな雰囲気をただよわせたピアニスト。
男勝りなと思いいきや、、時々乙女ちっくなフレーズで泣き落としがかかるピアノ姫。
イタリア的叙情や哀愁はあまり感じないアルバムがおおいけど、「L'Amico Del Vento」なんて聴いてると、やっぱ、イタリア娘の血が騒いでいます。笑

今回は、同国のマッチョなベーシストAres Tavolazz、イタリアで引っ張りだこの実力派ドラマーAlfredo Golino。とても、楽しみな布陣です。

オープナーはリタさまの「Rappresenta」。3人の繊細なやり取りに思わずにっこり。
Bob Telsonの代表曲「Calling You」はミステリアスなアレンジで摩訶不思議な世界に。アレスの力強い音、リリカルなリタのピアノ、アルフレードの繊細なドラミング。極上な音空間。アグレッシブに駆け抜ける3人リタさまの「The Way It Is」。
Bobby Hebbの人気曲「Sunny」。美しくも悲しいバラード仕立てで。この切なさは胸に沁みます。とても印象的な「Sunny」となりました。。私的白眉。
4曲リタさまの曲が続きます。
「 23 Novembre」勤労感謝の日か?と突っ込みたくなりますが、ドラムソロから始まる可愛い曲。躍動感ある演奏。シリアスで硬質アブストラクトな香りの「 In And Yang」。
残響音を響かせながら暗く実験的な「Presenza」。3人の緻密で息のあった演奏が堪能できる「Everything Is Not」。
終演はイタリアの歌手Pino Danieleの「Anima」。原曲の哀愁を際立たせ、情感豊かに。

3曲入っているポピュラー曲、歌心満載の演奏で心を揺すぶられます。
リタさま、アレスさまのエモーショナルなソロもうっとり。
多彩に色付けるドラムともピッタリです。


1. Rappresenta
2. Calling You
3. The Way It Is
4. Sunny
5. 23 Novembre
6. In And Yang
7. Presenza
8. Everything Is Not
9. Anima

Rita Marcotulli (p)
Ares Tavolazz (b)
Alfredo Golino (ds)

今日のおまけ。
このCDのトレラーかな。。メドレーになってます。

先日、「新発田ジャズフェスティバルBIRD50」に行ってきました。
大盛況で笑顔が詰まったイベントでした。50年間愛されれつづけるって凄いですよね。あらためて、おめでとうございます!

んじゃ、退散♪

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