2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

音楽で拡がる輪

JAZZ(Far North )

2017年3月14日 (火)

極光のような変幻自在さ 『Guzuguzu / Helge Lien Trio』

Guzuguzu


最近ヘルゲ・リエンで一番驚いたことは、新潟のジャズフラッシュでライブを聴けたことです。この時は、長年応援していたベーシストのマッツ・アイレットセンとのダブルの公演で 本当にびっくりしました。大沢氏、樋口さま、マスター、本当にありがとうございました。m(_ _)m
去年は、アリルド・アンデルセンがリーダーの『The Rose Window』に参加し、アルバムメンバーで来日したのですが、、残念ながら聴きにいけませんでした。

新譜は『Badgers & Other Being』と同メンバーです。
全8曲リエン曲、タイトル曲を含め多くの曲は、日本語の擬音言葉を創作のモチーフにしたそうです。

オープナーは、桜の花の散る場面を思い起こすような日本的情緒を感じる「Gorogoro」。
どうやら、「thundering」とあるので雷鳴をイメージしたものらしいのですが、あまりに美しいピアノと深遠なアルコの重なりは私的には桜吹雪みたいでした。いやいや 美しさと深さのある演奏。
タイトル曲「Guzuguzu」、ダークな中に落ち着いたピアノの演奏が浮き上がる。多彩なドラムの的確なアクセントが素晴らしい!「moving slowly」なので、グズグズでいいのでしょうが、ゆっくりでも切れ味の素晴らしい「全くぐずぐずではない」演奏で〜す。
暖かな陽射しを思い起こすような優しいメロディ「Nikoniko」。もちろん、「smiling」。感情豊かなベースソロ、繊細なスティック音、あっという間の演奏。
ベースをフィーチャーした「Garari」。「completely」とあるので、がらりと変わる、、あの「がらり」? アルコ、ピチカート、ピアノの三色で場面場面を展開する。
神秘的な雰囲気「Jasmine」。
ドラマチックな展開で躍動感と冒険心のある「Chokichoki」。随分と大胆なカッティングですわ。。
高速フレージングをつなげてつなげて「Kurukuru」。3人でとても動きのある演奏ですよ。
終演は、、音を選んで選んでスペイシーな「Shitoshito」。静寂な中に柔らかな温度を感じる。雨の匂いが漂ってきそう…。どこか甘い雨の匂いのするメロディ。心の中にそっと降る雨はいつだって「Shitoshito」。

各人の素晴らしさはもとより、3人の創り出す世界がますます進化しています。
ありきたりの言葉ですが、透明感あふれる音、親しみやすく美しいメロディ、そして、ノルウェーの壮大な自然に繋がっている演奏、ヘルゲ・リエンが存分に堪能できます♪
特に後半3曲が大好き。。


1.Gorogoro (thundering)
2.Guzuguzu (moving slowly)
3.Nikoniko (smiling)
4.Garari (completely)
5.Jasmine
6.Chokichoki (cutting)
7.Kurukuru (spinning around)
8.Shitoshito (raining quietly)

Helge Lien (p)
Frode Berg (b)
Per Oddvar Johansen (ds)

今日のおまけは同じメンバーの前作から、、

今日は、ホワイトデー。
大事な人と過ごせますように!

んじゃ、退散♪

2017年2月 6日 (月)

リラクゼーションにぴったりな『Meet Me At The Movies / Viktoria Tolstoy』

Meet_me_at_the_movies


スウェーデンのヴォーカリスト、文豪トルストイの血を引くヴィクトリア・トルストイ。新作は、映画音楽集!
彼女のお気にいいりの映画音楽が、今をときめくイーロ・ランタラをはじめニルス・ラングレンやマティアス・スベンソンといった北欧の実力派ミュージシャンで演奏されています。
ややハスキーで温かみのある声で情感込めて歌い上げていきます。

オープナーはバクダット・カフェの「Calling You」。訥々と歌う中ニルス・ラングレンのトロンボーンが響き、北欧ジャズが持つ透明な空気。
カサブランカの「As Time Goes By」はエレベが躍動するポップなアレンジでキュートに。さらば愛しき女よの「En Man [Marlowe´s Theme]」はスウェーデン語でミステリアスに。ランタナのクールなピアノが美しい。
フェームの「Out Here On My Own」もしっとりと、、でも、彼女の世界。
クリント・イーストウッドのトゥルー・クライムの「Why Should I Care」は、メロウなギターが心に響く。
Shall We Dance?の「The Book Of Love」は、明るく優しく。ラングレンがそっとヴォーカルで寄り添いハモります。
ドラキュラの「Love Song For A Vampire」は大胆なアレンジで力強く歌い上げます。
バットマン・フォーエヴァーの「Kiss From A Rose」はドラマチックに色彩色豊かに。
シティ・オブ・エンジェルの「Angel 」は切々と。
Dancer in the Darkのエンディングに使われた「New World」。ビョークの独特の世界が大地の鼓動のように響くトルストイの音楽に。
そして、最後の最後はモダン・タイムスから「Smile」。アコギとのデュオでしっとりと。

映画音楽を通して彼女の心に広がる世界を一緒に堪能できます。
特に映画音楽は、その映画にまつわる想い出を一気に蘇らせてくれるものです。
珠玉の音楽を北欧の洗練された音風景で体感するのも素敵です。一緒に想い出の世界にタイムスリップしませう。

1.Calling You
2.As Time Goes By
3.En Man [Marlowe´s Theme]
4.Out Here On My Own
5.Why Should I Care
6.The Book Of Love
7.Love Song For A Vampire
8.Kiss From A Rose
9.Angel
10.New World
ボーナストラック
11.Smile

Viktoria Tolstoy (vo)
Krister Jonsson (g)
Mattias Svensson (b,el-b)
Rasmus Kihlberg (ds)

Special Guests
Iiro Rantala (p)
Nils Landgren (tb, vo)

今日のおまけは、アルバムのトレラー。

んじゃ、退散♪

2017年1月27日 (金)

Tore Brunborg Slow Snow Quartet @ Jazz FLASH (1/26)

Tore Brunborg Slow Snow Quartet @ Jazz FLASH (1/26)

Tore Brunborg (ts,p) Eivind Aarset (g)
Steinar Raknes (b) Per Oddvar Johansen (ds)

Slow_snow


昨夜は、去年から楽しみにしていたノルウェーのバンドTore Brunborg Slow Snow Quartetでした。
実力派ぞろいのメンバーは、自身のバンドも含めて各自色々なバンドで活躍。
特に、リーダーのTore BrunborgはECMのアルバムを始め多くのバンドで吹いてます。今回は、ACTミュージックから出ている『Slow Snow』のオリジナルメンバーでの来日。

エフェクターを使ってコズミックな音空間の中進行して行く。
オルガンのロングトーンのようなギターの音の歪み響きが美しく、その中を力強いベースと綺麗なシンバル音が組み込まれ、異次元空間へ誘う。
メロウなギターフレーズで始まる「Tune in」。Tore Brunborgの角の取れた柔らかな音。ソロは朗々と吹き上げる。ポップでキャッチ。ベースのバッキングが効果的。
繰り返されるベースパターンが印象的な「History」。テナーサックスの奏でるメロディは、素朴でロマンチック。ウッドベースが自由奔放に熱くクールな演奏。スムースに4人で創り上げて行くメランコリックな空間。

メンバー紹介のMCがあったのですが、声も喋り方もサックスのように優し買ったな。。

「Tree Strong, Tall Swaying, Swinging, Sighing 」が始まった。とてもスムースで穏やかな演奏、曲なんだけど、、何気にリズムチェンジと複雑に入っていて、この人たちって、羊の皮をかぶった狼だな、、なんて思うのでした。
1曲、1曲に高揚感をもたらしてくれるギターの美しい空間系の色付けが素敵すぎるっ!ベースもボーイングにエフェクターかけてもう宇宙遊泳ですよ。
一段、一段とヒートアップして行くドラムソロから始まった。ドラムソロの高揚感を生かして、実験的な音がガンガンまじるフリーな展開に。そこから、美しいメロディが発生して、、多分、、「Lost And Found」へ。感傷的で綺麗。
躍動感あふれるベースソロをイントロダクションにして、素朴でどこか懐かしい「Liquefied」。
そして、ラストソングはプログレシヴロックそのままの「Light A Fire Fight A Liar 」。ウッドベースが強靭なリズムを刻み、ドラムがプッシュ、ギターがギンギンに叫んで、サックスが吠える。かっこよすぎる!

と、拍手とアンコールの声が飛んで。。

リーダーから「Slow Snow」の声。淡々と雪の降る風景か?情感あるピアノで静かに、、でも、ドラマチックに終演。

Tore Brunborgフレーズというかメロディがとてもロマンチック。バンドサウンドの中ではエフェクターなどもかけメンバーとともに大きな空間を創り上げていました。ピアノも弾くのですが これがまた歌心がある。
ギターがほぼ全開でエフェクターかけてトレモノレバーを握りしめてたのでロックサウンドそのもののような演奏もあったけど、あんな美しい空間系で色付けるギターが聴けるなんてなんて幸せだと。。
ベースもウッドベースを自由奔放に鳴らしとても熱くクールな演奏。私たちのベースのイメージを大きく変えるものでした。北欧のベーシストって自由な発想が素敵だと思った。
そして、大奥に繊細な綺麗な音でグルーブを叩き出すドラムが居て、4人で創り出す音風景はジャズを超えて壮大。何気ないリズムチェンジなどもさらりと成し遂げスムース、素晴らしい音楽体験をさせてもらいました。
私には即興?のようにみえた曲はTore Brunborgのオリジナル。
何でしょうか、大地に呼応するような素朴で居て心に沁みる素敵なメロディだったな。

って、ことで、、サインもたくさんいただきました。
その後、、地元の 北欧ライブの友人たちちカクテルで乾杯・・呑みすぎ。。
樋口さま、大沢さま そして 新潟までいらしてくださったメンバーの皆さま 本当にありがとうございました。m(_ _)m

まだ、ツアーは続きます。ぜひぜひ!!

1月28日(土) 19:30 開場 20:00 開演   
新宿 Pit Inn 自由席 前売 4,500円 当日5,000円 drink 込 入場時整理番号付

1月29日(日)13:00 開場 13:30開演 
柏 Nardis 前売 4,000円 当日 4,500円 drink 別

1月29日(日) 19:30 開場 20:00開演 
横浜 Airegin 前売 4,000円 当日 4,500円 drink 別

んじゃ、退散♪

2017年1月24日 (火)

春を待ちながら…『Pentagon Tapes / Dag Arnesen Trio』

Pentagon_tapes


『Norwegian Song』3部作でお馴染み、ノルウェーのピアニスト、ダグ・アルネセンの新作。
アルネセンの表情豊かなオリジナル曲6曲と、スタンダード、ポップス等で全11曲。

オープナーは、しっとり詩情豊かメランコリックな「Morris」。ベースもドラムも繊細にサポート。一転、ドラムが活躍の躍動的な「Grynte」。
トラッド「 Bonden I Bryliupsgarden」では、ベースを中心に北欧の空気感、途中からヒートアップしたトリオの演奏に。
リリカルで美しいメロディ、透き通った「Summer Morning Mist」。エレガントで柔らかな「Yellow Feather 」。
ダイナミックでドラマチックなコール・ポーターの「What Is This Thing Called Love」。
ブルーベックの「In Your Own Sweet Way」はミステリアスに。
ポップで色彩豊かな風景が流れる「Svendsen Ordner Alt 」。
歌心たっぷりに「Love Me Tender 」。メランコリックでエッジの効いた「I Remember This」。終演は、ノルウェーの作曲家の作品「Lille Maltrost」。甘く、素朴でロマンティックな演奏。


ロマンティックでエレガントだけど、甘すぎず、時にダイナミックな演奏もあって様々な表情。
欧州のピアノトリオらしい透明感。詩情豊かなメロディと美しいハーモニーで花の香りが漂う春待ち盤。

1. Morris
2. Grynte
3. Bonden I Bryliupsgarden (traditional)
4. Summer Morning Mist
5. Yellow Feather
6. What Is This Thing Called Love (Cole Porter)
7. In Your Own Sweet Way (Dave Brubeck)
8. Svendsen Ordner Alt
9. Love Me Tender (George R. Poulton)
10. I Remember This
11. Lille Maltrost (Finn Ludt)

Dag Arnesen (p)
Ole Marius Sandberg (b)
Ivar Thormodsaeter (ds)

今日のおまけは、同じメンバーで「Lille Maltrost」

またまた、市内も雪がつもりました。
今週は、ダグ・アルネセンと同じ国の勇士たちがジャズフラッシュにやってきます。

★Tore Brunborg Slow Snow Quartet 1月26日(木)ジャズフラッシュ ★


Tore Brunborg(sax)Eivind Aarset(g)
Steinar Raknes (b)Per Oddvar Johansen(ds)

これは、万難を排していかねばならぬ!

んじゃ、退散♪

2017年1月 6日 (金)

現在・過去・未来を繋ぐ音風景 『E.S.T. SYMPHONY 』

Estsymphonyalbumcover

新しい年にぴったりな、現在・過去・未来を繋ぐ壮大な音風景を。

E.S.T.のリーダー、エスビョルン・スベンソンが絶頂期にダイビングの事故で44歳という若さで亡くなったのは2008年の6月14日。
当時、ようやっと彼らの良さが分かり始めて来たばかりの私はびっくりして「e.s.t.のスヴェンソンが事故死。。。」を書きました。人が亡くなるということは、どんな人であっても周りは痛みを伴うのだと思いますが、、家族はもちろん、、この時のメンバーだった2人、ダン・ブルグルンドとマグヌス・オストロムの嘆きはいかばかりだったことか。この2人の喪失感は想像を絶するものかと。。
その後、2人は今回指揮を振ったハンス・エックとともに「project e.s.t. symphony」というe.s.t.の曲を交響曲風に演奏するツアーを2013年から始めます。
今回は、エスビョルン・スベンソンと所縁の深いACTミュージックからのリリース。
スウェーデンに本拠地を置く、「ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団」とACTの精鋭たちとのコラボによるスベンソン・ソング・ブック。

オープナーは「e.s.t. Prelude」で厚みと荘厳が押し寄せるドラマチックな始まり。堂々としたドラムがまるでオケを引っ張って行くよう。「From Gagarin’s Point of View」はイーロ・ランタナのピアノが美しすぎる。このプロジェクトでピアノの席に座るのは重責。とても素敵だと思う。低音のピアノリフが印象的な「 When God Created the Coffeebreak」の変身ぶりは驚き!人気曲の一つ「Seven Days of Falling 」、ダン・ブルグルンドのアルコも個性的、マリウス・ネセットのテナーが叙情的。タイトルそのまま「Wonderland Suite」。ヴェネレル・ポーヨラのテンション高いトランペットが飛翔する。
シンプルで印象的なメロディを持つ「Serenade for the Renegade」の美しい音の重なり。。
ロック的な要素も強く元々センセーショナルな「Dodge the Dodo」での鬼ドラム!
これでもかと心を揺さぶる「Eighthundred Streets by Feet 」。哀しみ深い「 Viaticum Suite 」。
終演は、ベースソロから始まる「Behind the Yashmak」。全員で一つの星を目指す一体感。

ベースとドラムの活躍はご想像通り。管弦楽団と個々のミュージシャンの役割もぴったりハマって想像を上回る素晴らしいさ。
トリオやコンボでは表現不可能なダイナミックで表現力豊かな音風景が。
エスビョルン・スベンソンの音楽を通して、現在・過去・未来が繋がってゆく…。

1. e.s.t. Prelude
2. From Gagarin’s Point of View
3. When God Created the Coffeebreak
4. Seven Days of Falling
5. Wonderland Suite
6. Serenade for the Renegade
7. Dodge the Dodo
8. Eighthundred Streets by Feet
9. Viaticum Suite
10. Behind the Yashmak

Royal Stockholm Philharmonic Orchestra

Hans Ek (conductor)
Marius Neset (sax)
Verneri Pohjola (tp)
Johan Lindström (pedal steel)
Iiro Rantala (p)
Dan Berglund (b)
Magnus Öström (ds)

今日のおまけはレーベルが出している「Making of E.S.T. SYMPHONY」。

お正月休みも終わって、もうすぐ成人の日の祝日ですね。
3連休は何をしますか?

んじゃ、退散♪

2016年12月25日 (日)

クリスマスだから聴く『More Human / Lars Jansson Trio』

More Human / Lars Jansson Trio

More_human

クリスマスです。みなさまの幸せと世界の平和を願っています!
クリスマスには、穏やかで美しい音楽を聴きたいですよね。

我らがラーシュ・ヤンソンの初のセルフ・カヴァー・アルバムがでました。
メロディメーカーであるラーシュさまは、たくさんの美しい人気曲をもっています。
彼が15曲を選曲。リストを見るとどれも納得の曲ばかり!

今回もジャケットはお孫さんのヒルダちゃん(ずいぶんと美人のお嬢さんになりそうですよ)の作品です。
メンバーも教え子のベース、自分の息子のドラマーと若く、そして親密な関係のメンバーです。

オープナーの「 A Beautiful Smile」は新曲で、冒頭から清らかなメロディに心安らぎます。もう、うっとり夢見心地。
ちょっとクールな「I am That」、美旋律「Too Good To Me」、タイトル曲で人気曲「More Human」の奥深さ。
穏やかに行き交う3人の「There´s A Butterfly In My Room」。大好きなヒルダちゃんへの曲「Hilda Smiles」に溢れる慈しみの心、友人の演奏で思い出したという「Summer Song」の明るさ。懐かしさを含む「The Wounded Healer Can Heal」。躍動感あふれる「Simple Song Simple Life」。すぅーと胸にしみる「Marionette」。
深遠なるメロディ「Mothers In Brazil」。ヒルダちゃんをテーマにした優しい曲「Hilda Plays」。心の奥底を覗くような「The Inner Room」。
トリオ演奏ははじめてという「Freedom of Heart」。
そして、終演は代表曲といっても過言でない「Hope」。あたたかさ、優しさと明日への希望がみつけられる「Hope」。

こうやって並べて聴くと、リリカルなメロディーばかり。どの曲も懐かしさといつまでも古びない美しさ。温かく心にしみ込む優しいものばかりです。
何処で聴いたって、あの時が思いだせる曲たち。そして、いつだって、懐かしい居場所を見つけることができる彼のピアノは最高にハッピーです。

クリスマス マーケットで悲しい事件が起きるような昨今ですが、今日くらいは 彼の音楽を聴いて穏やかに過ごしたいですね。

 
1. A Beautiful Smile
2. I am That
3. Too Good To Me
4. More Human
5. There´s A Butterfly In My Room
6. Hilda Smiles
7. Summer Song
8. The Wounded Healer Can Heal
9. Simple Song Simple Life
10. Marionette
11. Mothers In Brazil
12. Hilda Plays
13. The Inner Room
14. Freedom of Heart
15. Hope

Lars Jansson (p)
Thomas Fonnesbeak (b)
Paul Svanberg (ds)

今日のおまけは「More Human」。
残念ながら、このアルバムの音源はさがせませんでしたが、同じメンバーの演奏です。

素敵なクリスマスをお過ごしくださいね!

んじゃ、退散♪

2016年11月24日 (木)

Bobo Stenson Trio @ 安養院 瑠璃講堂(11/23)

Bobo Stenson Trio @ 安養院 瑠璃講堂(11/23)
Bobo Stenson (p) Anders Jormin (b) Jon Fält (ds)

15202508_827051560765653_2983640271


スウェーデンの巨匠ピアノトリオを聴いてきました。

3人別々のライブでは各自を聴いたことがあったのですが、今回はボボ・ステンソントリオとしての初来日でした。去年、聴いいたボボ・ステンソンのソロライブは、私の中に大きな足跡を残しました。音楽は、その人の人生そのものであること。それを心から感じた演奏でした。

今年は、3人で、来日してくださいました!
拍手で迎えられて始まった1曲めから、美しいメロディとインプロヴァイゼーションが満載でした。

実力ある人たちが、常にその状況で最適で最高の音を探し出そうとしている姿を、目の当たりにして感動!
3人でテンション高く極みを目指したり、緊張感高いフリーな空間で神経を研ぎ澄ませたり、素晴らしいとしか言えない演奏が続きました。

去年、ソロピアノの時には内省的で内向きな集中力ある演奏だったボボ・ステンソンは孤高のピアニストに思えました。
しかし、今年は何をしても心から愉しい!とう感じの人生を謳歌しているような外にむかって開かれた感じの演奏でした。演奏を、会話のように楽しんでいた。
真ん中で、ベースを操るヤーミンは両手でタッピングでもしているような超絶技巧の演奏から、不思議でエキゾチックな音所のボーイング、そしてボディをこすったりして忙しそう。でも、演奏中ずっとご機嫌な微笑みで、その微笑みの大部分がドラマーのヨン・フォルトへ向けられていました。
ヨン・フォルトは、何気にこのトリオの要かもしれない。
彼の音への挑戦的な精神には感動もので、ありとあらゆる音を演奏に出現させていました。そして、その音への2人の反応が、また次への反応を呼んで、どんどんと形をかえていく演奏の機動力の一つになっていたとおもいます。
なので、他の2人は温かな眼差しで彼を見守ってる感じ。
高齢のステンソンは、年の差のあるメンバーからインスパイアされるものもたくさんあるのかもしれません。

と、アンコールにも答えてくれて夢のような時間が終わったのでした。。
今回も、サインをもらい握手をしてもらいました。
ついでに、ヤーミンのお腹を突っついてみた。。。
主催してくださった皆様、、本当にありがとうございました。どうか、また!!

ツアーは、この後、福岡、沖縄と続きます。
今日は、東京は雪が降りました。この雪はボボ・ステンソンが連れてきたそうです。
住職様がおっしゃってましたもの、、間違いはありません。。

んじゃ、退散♪

2016年10月27日 (木)

Nakama @ Jazz FLASH (10/26)

Nakama @ Jazz FLASH (10/26)

Adrian Løseth Waade (vln) Ayumi Tanaka (p)
Andreas Wildhagen (ds) Christian Meaas Svendsen (b, compositions)

Nakama1


和歌山出身オスロ在住の田中鮎美ピアニストの参加するNakama(仲間)というユニットを聴いてきました。
ベーシストの「もっと実験的な音楽のアイデアを使えるアンサンブルを持ちたい」という気持ちから生まれたユニットなだけに、全編、斬新で実験的なサウンドに溢れていました。
即興的な要素の強い綿密に計算された非常に意識の高い挑戦的なサウンド。

各自もそれぞれの楽器で、様々な方法で「音を出す」とうことに挑戦しており、非常に小さな音から、呼応しあう大きな音まで、ベーシストが中心となって自分たちの意識を表現していました。
印象的だったのがベーシストがウッドベースの竿の部分をパーカッシヴに鳴らす演奏法方で、、かなりアグレッシブで迫力満点。
あと、かなり実験的?で面白かったのが、彼らがフォームと呼んでいた流れ図みたなものと記号で表されたフレーズを組み合わせた演奏。決められた流れに乗りながらもその都度選択も可能で選択によって何種類もの音の風景が現れるわけです。面白いことを思いつくものだし、それを実行できるのは1人1人の高い技術で成り立つ音楽だとおもいました。

「静けさと音の関係」というタイトルのついた演奏があったのですが、ものすごく小さな音でも非常に静かな場面では大きなアッタクとなるし、逆に全員で大きな音で呼応しあってる場面では、大きな音が大きな印象を与えるとは限らず、場面場面でその関係の変化が面白いと思いました。
音楽が譜面になるよりも、、もっともっと前のプリミティブな刺激をもらいました。
ライブの90分間は、自分も素になって彼らの発する音の感触そのものを楽しみました!

ライブが終わって頭に浮かんだのは、ゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』というタイトル。なんででしょうね。。。

Nakama2

で、、なぜか、いつもよりかなりハイテンションになってしまって、、たくさんCDを買ってしまった!!
ベースのChristianは、「栗ちゃん」ってニックネームだそうです。。
自分で、日本語で「栗ちゃん」って、書いていましたし、、かなり、日本語が上手でした。
二回ノルウェーに行ったことがあって、とても親切にしてもらった話を、、日本語でお話した。笑

ツアーはまだ続きます。

10/27 横浜 Airegin
10/28 柏 Nardis
10/29 代官山 晴れたら空に豆まいて

知らない扉を開けてみましょ!
んじゃ、退散♪

2016年10月 5日 (水)

秋の夜長の北欧盤 『The Rose Window / Arild Andersen 』

Rose_window


70歳になるノルウェーの巨匠ベーシストArild Andersen。(アリルド・アンデルセン、アーリル・アンダーシェン)
新譜はヘルゲ・リエンとガール・ニールセンという新進気鋭の若いミュージシャンとのトリオ。
どんな響きが出てくるか楽しみだった一枚です。北欧盤だけど、海を越えてアメリカから送られてきましたぁ。

オープナーは、幽玄な響きから始まる「Rose Window」。朴訥なベースソロが素晴らしい。
ピアノのフレーズが哀愁あって美しい。いきなり気持ちを引きずり込まれる。素晴らしい。
シームレスに始まる「Science」、ちょっとダークで尖った演奏。緊張感が増し3者のスリリングでアクティヴな演奏。インプロヴィゼーションの応酬!聴き応えずっしり!!
拍手でライブ盤だと気がつく間抜けぶり。笑
しっとりと優しいピアノで始まる「The Day」。リエンの優しい顔全面アップ。心の深い部分で鳴り響いているようなベースソロ。繊細なドラム。何もかもにうっとり心をあずける。
ちょっとMCを挟んでリズミカルでプログレッシヴ、ドラムが大活躍の「Outhouse」。リエンの疾走するピアノが凄い!シリアスで躍動感あって3者の密な関係も凄い。
高揚した観客の鳴り止まぬ拍手の後はボーイングから始まるアンビエントな面持ち、鎮静作用たっぷりの「Hyperborean」。大きな波が何度か押し寄せる長編作。
ライブではこれがラスト曲だったようで、アンコールを求める拍手と歓声。
朴訥なベースソロから始まった「Dreamhorse」。素朴なメロディの可愛い曲。静かな中にもピアノとベースの密な反応。心あたたまるフレンドリーな演奏です♪

と、、このCDは、ドイツのジャズ誌『Jazzthing』が創刊100号を記念して立ち上げた企画 で、、「European Jazz Legends」と「Intuitionレーベル」のコラボ企画なんだそうです。
この後、アンダーシェンへのインタビューが入ります。

アーリル・アンダーシェンの二つの顔が交互にでてくるライブ盤。
ヘルゲ・リエンの嗜好は彼とぴったりだと思いました。


1. Rose Window
2. Science
3. The Day
4. Outhouse
5. Hyperborean
6. Dreamhorse
7. Interview by Götz Bühler

Arild Andersen (b)
Helge Lien (p)
Gard Nilssen (ds)

ちょうど良い動画が探せませんでした。。m(_ _)m

んじゃ、退散♪

2016年9月 4日 (日)

終わらぬ夏に『Rubicon / Mats Eilertsen』。。

Rubicon

ノルウェーのジャズの牽引車の一人、ベーシストのMats Eilertsen 。
はじめて買ったアルバムは象的でコンテポラリーな『Turanga』というアルバムだった。
圧倒的な存在感と揺るぎない信念のようなものを持った人で、最近はHubroレーベルからのリリースが多かったです。このブログにはサイドで結構でてくる(というか、、購入のキーワード)なのです。なのにリーダー作は『Sky Dive』くらいという体たらく。
で、長年の夢がかなって去年「Mats Eilertsen’s + Helge Lien Trio」というメンバーをいっぺんに新潟のジャズフラッシュで聴くことができました。
この時は、今回のアルバムのドラムとギターが一緒だったのですが、静かで間を大事にした演奏と思いきや、、スリリングにアグレッッシブに展開する演奏にびっくりしました。
で、、なんと、今度はECMからの初リーダー作です。(サイドでは何回か参加している)
全10曲中8曲がマッツ・アイレットセンの作曲。

オープナーは木管楽器の暖かな音と透明感あるピアノが美しい「Canto」。ベースが静かに、でもたんたんと歌い、、どこか切ない。短いけれど美しく透明感ある「Cross the Creek」はピアニスト曲。
ヴィヴラフォンと木管2本が叙情的に盛り上がる「March」。ベースソロから始まる「Balky」、アンサンブルも美しく心地よい風景。マリンバで始まる「Lago」は心静か。
抽象的で印象的な演奏が続く「BluBlue」は、ちょっとウネるThomas Dahlのギターが決めて。
3人の名義にになっている「Wood and Water」は即興重視で。
ヴィヴラフォンの軽さが曲の美しさをアップしてる「September」。ギターもメロディアスで柔らかな感じで好き。音の重なりが知的な空間を導く「Reminiscent」。
終演は「Introitus」という意味深いタイトル。静かに幕を閉じます。


マッツ・アイレットセンは作曲に演奏に大活躍。だけれど、全員にスポットがあたるように考えられており、アンサンブルもとても美しく、心落ち着く。
7人編成といえ音は選び抜かれており、音風景は静かに吹き抜ける大地の風のよう。
室内の気温がさがります。すでに何処かに来ているはずの秋に想いを馳せながら静かに聴いてくださいね。

1.Canto
2.Cross the Creek
3.March
4.Balky
5.Lago
6.BluBlue
7.Wood and Water
8.September
9.Reminiscent
10.Introitus

Trygve Seim (ts,ss)
Eirik Hegdal (ss,bs,cl,bcl))
Thomas Dahl (g)
Rob Waring (mar,vib)
Harmen Fraanje (p,fender rhodes)
Mats Eilertsen (b)
Olavi Louhivuori (ds)

今日のおまけ。

んじゃ、退散♪

より以前の記事一覧

最近のトラックバック

無料ブログはココログ