2017年6月
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音楽で拡がる輪

JAZZ(Born In The U.S.A. )

2017年6月16日 (金)

幸せ気分満載 「Bill Frisell - When You Wish Upon a Star @ Blue Note Tokyo ( 6/15 1st) 」

Bill Frisell - When You Wish Upon a Star @ Blue Note Tokyo ( 6/15 1st)

Bill Frisell (g)
Petra Haden (vo) Thomas Morgan (b) Rudy Royston (ds)

Bill_frisell_2


今から、11年前の5月、、それはそれはブルーノート東京のスケジュールが豪華だった。(今だって豪華だけどね)
そんでもって、この時のビルフリさまのライブに行った2人の感想は、幸せそのものであったのだ。。指をくわえて羨ましいとおもったべ。。

今年は、一月にチャールズ・ロイドのバンドで来日しているけど、、リーダーバンドは特別ですから。
慎重に考えて、、初日の木曜日しか行けないと、、すぐに予約しました!!
なのに、いろいろあって、押せ押せになって、、遅刻ですよ。。遅刻!!!
地下鉄の駅からブルーノートまで泣きそうになりながら走ったんだけど。。。

会場は当然開演していて、、なんと、「星に願いを」の演奏中。
「何曲めだろうか?」イライラしながら心の中で自問自答。
でも、後ろで立って聴いているうちに、、ビルフリさまの夢のような音色を聴いたら、、いっぺんにご機嫌に。笑
聴きたかった「007は二度死ぬ」を含めていろいろな曲を演奏してくれた。

ギタートリオにヴォーカルが加わるというシンプルなスタイルなのだが、ペドラの自然体のヴォーカルは、スキャットも含めてフリゼールたちのサウンドにぴったりくる。一生懸命歌ってる感じがなんとも可愛い。
元々のこのバンドのテーマは映画音楽・テレビ音楽なわけで、時代を反映する分郷愁もたっぷり。
アドリブソロが沢山あるわけではないけど、ビルフリさまかペドラがメロディを歌っている時には、他の人はユニゾンしたり、オブリガードつけたり、自在に絡み合う濃密な音空間。だけど、音数がめちゃくちゃ多いのとも違いフリゼールの世界は大きな余白を感じる独自の世界。時には、ポストロック風にガンガン攻めることもある。そんな時には、各自のスキルが全開って感じでイケイケでもあるのだが。。
やっぱり、このバンドに求めるものは超絶技巧の音ではなくて、微笑みかけてるような優しい音かなぁ。

フリゼールの美しい音色や浮遊感は本当に大好き。いつも気持ちが優しくなる。知ってる曲が み〜〜んな夢の中の出来事みたいに聞こえる。
モーガンのベースがいい塩梅に重力になって、辛うじて地球の周りを漂う感じ。ロイストンのドラムの迫力もすごい!そして、フリゼールと笑顔をかわすぺドラの自然体なヴォーカルが可愛くて 素晴らしい♪

幸せな気分になれるライブです。

今日のおまけはブルーノート東京の動画です。

んじゃ、退散♪

2016年11月 4日 (金)

Fred Hersch Trio @ 丸の内COTTON CLUB (11/2 1st)

Fred Hersch Trio @ 丸の内COTTON CLUB (11/2 1st)
Fred Hersch (p), John Hébert (b), Eric McPherson (ds)

Fred_hersch

(写真は演奏が始まる前です。ドラムの調整に余念がないEric McPherson)

ピアノの詩人を聴きにいってきました。。

拍手で迎えられた3人。
オープナーは、最新作『Sunday Night at the Vanguard』と同じく、リリカルなピアノが堪能できた「A Cockeyed Optimist」。低音をしっかり支えるベース。ピアノと呼応してグルーブを作り出すドラム。もう、ハーシュ・ワールドに酔いしれます!!
叙情的にはじまった「Sarabande」。ベースソロが素晴らしい!とても しっかりしたピッチで気持ちいい。素敵な演奏だったな~~♪
軽快なやりとり「The Optimum Thing」!!
で、内省的なジョビン曲。素晴らしいベースソロ。そして、ドラムソロも圧巻でした!
1曲アップテンポな曲を挟んで、
ソロで静かに始まったのは、、「The Wind」は、やがてテンションの高い演奏となり、、そのままベースとドラムがシットインして個人的に白眉な「Moon and Sand」へ。
そして、これまた内省的で美しいビートルズ曲「For No One」、アルバムのヴァージョン以上に進化した「We See」。
全員退場の後のアンコールは、彼のオリジナルで「Valentine」をソロで。
会場の全員が一音も聴きもらすまいと耳を凝らした時間でした。。感動的な演奏!!

繊細でダイナミクスのコントロールに長けたハーシュ。その指先から生まれる音の柔らかで滑らかなこと。。
彼の演奏を知り尽くした歌心たっぷりのベースと小さな音を積み重ねて熱いグルーブを作り出すドラム。
この2人との気心のしれた演奏は、ソロやデュオとはまた一味違います。
印象的だったのは、ベースソロをしているときのピアノとドラム。お互いに呼応しあって非常に小さな音でサポートしている姿は、トリオのサウンドをとても大事にしてるんだろうな、、と、感じました。
息をこらして聴き惚れたライブでした。

そして、お疲れなのに、ファーストセットからサイン会をしてくれて丁寧に対応してくれたハーシュに頭がさがります。
また、来てくださいね!

んじゃ、退散♪

2016年9月14日 (水)

Nearness / Joshua Redman & Brad Mehldau

Nearness


初演から20年以上の間、付かず離れずで互いの作品を行き来きした2人。
現代ジャズシーンを牽引する2人のデュオ作品は、2011年の欧州ツアーのライブ録音です。

オープナーのパーカー曲「Ornithology」のジョシュア・レッドマンのテナーが鳴り始めた時からインティメイトな空気が流れる。主従をスムースに交換しながらぴったりと息のあった見事な演奏が続く。
セロニアス・モンク曲の楽しい事!
でも、ブラッド・メルドーのオリジナル曲2曲「Always August」、「Old West」が良いな。
哀愁あるメロディにソプラノがはまる。
もちろんジョシュアの曲も良い。開放感があって背筋が伸びる。
そして、スタンダードのバラッド「The Nearness of You 」にとどめを刺される。ストレートに想いを語り合う2人に脱帽。美しすぎる!! これは、反則技だ!!
全編に張り詰める緊張と弛緩、でもとても親密な空間です。いっぺんに夢中になってしまいました。。

そう、至高のデュオです!
ライブ録音なので拍手が入るのですが、、思わず観客に嫉妬しそうになる。
でも、この2人での来日ライブが決まってますね。この夢のような音楽を目の前で聴けるチャンスです。

1. Ornithology
2. Always August
3. In Walked Bud
4. Mehlsancholy Mode
5. The Nearness of You
6. Old West

Joshua Redman (ts, ss),
Brad Mehldau (p)

今日のおまけ。

さぁ、目の前でこのデュオを聴いたら、、
考えただけでも、悶絶ものです。

んじゃ、退散♪

2016年7月29日 (金)

Sunday Night at the Vanguard / Fred Hersch Trio

Sunday_night_at_the_vanguard

フレッド・ハーシュの新譜がでましたね。このブログでは『Alive At The Vanguard 』『Floating』が上がってます。
今回も期待通りの内容。いつもの場所で、気心のしれた仲間との集中力の高い演奏です!

オープナーの「A Cockeyed Optimist」が始まると一気に空気がリフレッシュされます。
「Serpentine」は、陰りのある自由度の高い演奏。軽快なやりとりがインティメイトな関係を表す「The Optimum Thing」。
フランスの鬼才Benoit Delbecqに捧げた「Calligram」は、緊張感ある抽象的な演奏。
軽快で小粋な「Blackwing Palomino」はリラックスした感じ。マッカートニー作「For No One 」の耽美的な美しさ、穏やかさは現実の喧騒を忘れる…。浪漫溢れるひととき…。
3人で阿吽の進行「Everybody's Song But My Own 」。
大好きなジミー・ロウルズの「The Peacocks」、耽美的で深淵な幽遠な演奏。10分を超え得る集中力高い時間。息をこらして演奏に聴き入る観衆が見えるよう。。
お馴染みのモンク曲は「We See」。どこかユーモラス、音の階段で遊びます♪
終演は、アンコールから、ソロでハーシュの珠玉のバラッド「Valentine」。穏やかに、、明日への希望の光の見える演奏で静かに幕を閉じます。。

その美しさが観衆の心に宿ったことは間違いないでしょう。
気心のしれたベースとドラムのサポートはいたせりつくせりでとても素晴らしい!
もちろん、ハーシュのピアノも様々な表情をみせ絶好調です♪

1. A Cockeyed Optimist
2. Serpentine
3. The Optimum Thing
4. Calligram (for Benoit Delbecq)
5. Blackwing Palomino
6. For No One
7. Everybody's Song But My Own
8. The Peacocks
9. We See
10.Valentine ( Solo Encore )

Fred Hersch (p)
John Hébert (b)
Eric McPherson (ds)

今日のおまけは、、このトリオでの「The Peacocks 」

週末ですね。
週末をハーシュのピアノトリオで過ごすのはいかがですか?

んじゃ、退散♪

2016年3月18日 (金)

Arclight / Julian Lage Trio

Arclight

天才ジュリアン・レイジは昔は嫌いだったのです。理由は自分でもよくわからないのですが。笑
しかし、ハーシュとのデュオ作でいっぺんに考えがかわり大好きになりました。爆
この後も、ニルス・クラインとのデュオやソロがでてて購入してます。
今回は、ギタートリオ。しかも、ベースはスコット・コリーとのことで期待。
ジュリアン・レイジは全編テレキャスターを使いビバップが花開く以前の古い曲にスポットを当てて、、今までのイメージとちょっと違った古き良き時代を感じるギター小僧仕様。オリジナル7曲を含む全11曲。

オープナーはテッレキャスターの音色と響きを堪能できる「Fortune Teller」。ドラムのプッシュも気持ち良く、もうクイクイ鳴らします。カントリーソング「Persian Rug」を軽快に。
Spike Hughesの「Nocturne」をノスタルジックに。このおおらかさは郷愁を誘います。
パット・メセニー曲のようなポップで明るく広あがりのある「Supera」、ヴィヴラフォンがカラフルで効果的。(多重録音?)
ちょっと実験的抽象的な「Stop Go Start 」、アップテンポで一体感ある「Activate」は高速フレーズ満載。ベースがメロディをとる「Presley」の硬軟の混在感。怒涛のドラムが鮮烈「Prospero」。
ビリー・ホリデイやフランク・シナトラも歌った「I'll Be Seeing 」は、哀愁を込めて。
一転「Harlem Blues」は、イケイケにダイナミックに。
終演は、西部の夕陽が浮かび上がるような「Ryland」…。

雑多感満載なのですが、ジャズというカテゴリーから手足を伸ばして古きアメリカの郷愁を探す旅。


1.Fortune Teller
2.Persian Rug
3.Nocturne
4.Supera
5.Stop Go Start
6.Activate
7.Presley
8.Prospero
9.I'll Be Seeing
10.Harlem Blues
11.Ryland

Julian Lage (el-g)
Scott Colley (b)
Kenny Wollesen (ds,per,vib)

今日のおまけは「Nocturne」

ジュリアン・レイジ…素人の私が聴いてもすんごくギター上手いんです。
普通にジャズ・ギターのアルバムを録音するのは嫌なんだろうか。。
って、くらいテレキャスターしてます。笑

んじゃ、退散♪

2015年10月 2日 (金)

Solo / Fred Hersch

Solo

去年は長年のトリオで『Floating / Fred Hersch Trio』をリリースして来日しました。
一昨年はデュオで『Free Flying / Fred Hersch and Julian Lage』をだし、その生命力にあふれた演奏は年間のベスト3にいれてしまいました。その年の春に聴いた「Fred Hersch Piano Solo @ コットンクラブ(4月18日 1st)」ソロライブは感動で胸がいっぱいになりました。その集中力は素晴らしく、このアルバムも期待大ですよね。

物想いふける夜に、ハーシュのソロのライブ盤…なんだかぴったりはまる予感ですね。

オープナーはジョビン曲メドレー。絶妙な音づかいでいきなり心を鷲掴み。迷子になったような心持ちの「Olha Maria 」、テンポ変わって織り成される「O Grande Amor」と繊細なタッチから繰り出される光と影の美しい世界。エリントンのエレガントさを強調したような「Caravan」。
オリジナル「Pastorale」はロベルト・シューマンに捧げられた曲。叙情的で音の階段を滑らかに行き来する美しい曲。オリジナル「Whirl」は、以前にこのタイトルでアルバムをだしている曲なのですが、いっそうに全てを物語るように饒舌で生き生きと躍動感いっぱいの演奏。
スタンダード「The Song Is You」、柔らかくロマンチックに、、バラードのお手本のような儚さ美しさ。大好きなモンクの「In Walked Bud」は、彼の心に住んでいるモンクが現れる演奏。絶好調ですね。
終演は、みんなが大好きハーシュも大好きなジョニ・ミッチェル「Both Sides Now」。
もう、なんという選曲なんでしょう。まるで、ハーシュの人生を弾き語っているような深遠な演奏です。感動的。

自身の様々な出来事も回想してしまう美しい世界でした。

1.Olha Maria / O Grande Amor
2.Caravan
3.Pastorale
4.Whirl
5.The Song Is You
6.In Walked Bud
7.Both Sides Now

Fred Hersch (p)

今日のおまけ。2013年録音のソロ演奏「The Song Is You」

んじゃ、退散♪

2015年2月14日 (土)

バレンタインデーは「Yesterday I Had The Blues / Jose James」で決まり♪

Happy Valentine's Day!

今日は、バレンタインデーでっす。
大人すぎる私としては、チョコの配布には気を配りたいところ。。
があ、優柔不断な私はあれこれ迷っているウチに完売が続き、、
ついに、期限を大きく越えないと我が家にやってこないハメにおちいりました。。
よい子はまねしないように。。
従いまして、今日は甘いイベントもないのでせめて、音楽の世界でとろけてしまおう、って、魂胆です。
お相手は、飛ぶ鳥を落としまくりのアメリカの歌手 Jose Jamesさま。
背後にお控えなさるは、Jason Moran、John Patitucci、Eric Harlandって、オーマイゴッドな皆さま。
もう、これで心に響かないヤツはこの後はジャズファンとかしなくていいです。はい。

Yesterday I Had The Blues / Jose James

Jose_james

ホセさまが敬愛してやまぬ、レディデイことビリー・ホリデーさまへのトリビュートアルバムです。

語りかけるように静かに静かにはじまる「Good Morning Heartache」。
この静かなバラードではやくも名盤の予感…心拍数があがります。。
「Body and Soul」も胸のドキドキが聞こえてしまいそうな静かで情感のこもった語り。
ピアノトリオとしてもとても美しい素敵な演奏。
きたー、ベースの牽引するブルース「Fine and Mellow」、インテリジェンスたっぷりにでもめちゃ艶っぽく。世界は愛が基本ですわ。
洒脱なピアノに誘われてはじまる「I Thought About You」はデュオで。そして、斬新なピアノソロ。
ピアノトリオの高速でアグレッシブな演奏から始まる「What a Little Moonlight Can Do」。歌伴のイメージを超えた超絶な演奏。まるで、スキャットのように歌詞を歌い、トリオとやり取りするすごい演奏。生で聴いてみたいっ。めっちゃ、巧いのであります。
再び、心ときめく時間「Tenderly」。背中に電気が走るような快楽。
気怠い「Lover Man」。感情の盛り上がりを的確に押し上げるトリオのすばらしさ。
フェンダーの響きの中で朗読のように歌いあげる「God Bless the Child」。もう、素晴らしすぎる。
とどめはホセさまが自分自身を重ね録りした「奇妙な果実」。まるで魂の呼応。
長い歴史の中での黒人の心の痛みが響き合うような厳粛な雰囲気。
すみません、甘さを求めた1枚だったのですが、私的白眉はこの終演曲です。汗

歌はもちろんトリオもめちゃくちゃ巧くて、しかもサウンドのお洒落感は半端ないです。
全曲、手垢のついたスタンダードなわけですが、ホセさまの世界で聴くととても新鮮。
ピアノトリオの3人の誰に注目して聴いても超絶素晴らしく、最先端のジャズの落としどころが満載とういう優れものでした。

1. Good Morning Heartache
2. Body and Soul
3. Fine and Mellow
4. I Thought About You
5. What a Little Moonlight Can Do
6. Tenderly
7. Lover Man
8. God Bless the Child
9. Strange Fruit

Jose James (vo)
Jason Moran (p)
John Patitucci (b)
Eric Harland (ds)

これは、日本版なので、「Jazz New Chapter」でおなじみの柳樂光隆氏がライナーを書かれています。
これが、ぎっちりとお勉強になる内容で大変読み応えがありました。

今日のおまけその1。


ホセさまは、ベルギーのピアニストJef Neveとの『For All We Know / Jose James & Jef Neve』も好き。ホセさまは、ジャズとクラブ世界をつなぐヴォーカリストなんだそうですが、おばちゃんなのでジャズ寄りのものに痺れちゃうのかも。笑

んじゃ、退散♪

2014年8月 4日 (月)

Floating / Fred Hersch Trio

Floating


ブログのおさぼりしているうちに、8月になってしまいました。。。
ええっと、でもまだ、立秋前なので、暑中お見舞いがわりの1枚を。

繊細な音使いから連想するのか、メロディからなのか、、薄く美しいガラス細工を思い浮かべてしまいます。この度は、ジャケットも浮遊感と静謐な感じ。風を感じてくださいね。

冒頭から独特の美意識満載。ファンならずともノックアウトされそなスタンダードYou And The Night And The Music。モザイク模様というか繊細な構造物を観るようなおもしろさ。流麗で軽妙。
ここから、7曲オリジナル。そして、特定の人に捧げられています。
タイトル曲Floating、内省的でとても美しい曲。真夜中に抜けだした魂のように彷徨う。
West Virginia Roseは、リリカルで、どこか可愛らしい感じ。ベースのJohn Hebertに捧げたHome Friesは明るく躍動感あり、トリオの息のあったところが全面に。
ベースとドラムの繊細なサポートも耽美的にFar Away。流麗なフレージングで疾走するArcata。
クールな中にふんわりした光を感じるA Speech To The Sea。とても、美しい音に溢れています。
勉強不足で、ちょっと意外だったのですが、ハーシュはピアニストのケビンへイズを尊敬しているようで、彼に送った曲Autumn Haze。現代的で少し無機的な感じに音がちりばめられている感じ。
スタンダードで If Ever I Would Leave You。美しいメロディをひたすら美しく奏でる。極上のロマンチックが詰まってます。
終演は、ハーシュが必ず入れてるモンクの曲で、Let's Cool One。音遊びの楽しいモンクの曲を、本当に楽しそうに鍵盤遊びに夢中な感じですね。

体調もよく、長年のトリオとの新譜は本当に嬉しかったのですね。
硬質で、リリカル、そして、流麗で音の間合いの美しさを知ってるハーシュの会心作ですね。
個人的には、元気な曲より、しっとりと甘く耽美的なのが好きなのですが、それは好みの問題なだけで、、全編素晴らしいと思います。

1. You And The Night And The Music
2. Floating
3. West Virginia Rose (for Florette & Roslyn)
4. Home Fries (for John Hebert)
5. Far Away (for Shimrit)
6. Arcata (for Esperanza)
7. A Speech To The Sea (for Maaria)
8. Autumn Haze (for Kevin Hays)
9. If Ever I Would Leave You
10. Let's Cool One

Fred Hersch (p)
John Hebert (b)
Eric McPherson (ds, per)

ええと、、今年、来日しましたね。
わたしは聴きに行くことはできませんでしたが、息のあった演奏とハーシュの元気な姿に皆さん拍手の嵐だったようです。当時から話題になってたハーシュトリオのアルバムです。
リリースからちょっとたってしまいましたが、これも年間ベスト候補に残りそうなピアノアルバム♪です。はい。

んじゃ、退散♪

2014年7月12日 (土)

Last Dance / Keith Jarrett Charlie Haden

Last_dance

台風一過?ではないのだろうけど、なんだか、空が高く感じる今日。
昨晩は涼しいくらいでした。
高い空にたなびく雲。。その雲の上の人になってしまったチャーリーヘイデンと朋友キースとのデュオです。2007年の録音で『Jasmine』と同時期ということでした。
わたしは輸入版だったので、その辺の事情はよくわからないのですが、日本版だとその辺の敬意が詳しく書かれてたのでしょうか。。

ゆったりとはじまるMy Old Flame、やっぱりいいな。とても、、落ち着く、ほっとします。神経過敏で観客の物音でキレちゃうキースとは別人。
めちゃめちゃリラックスしたMy Ship。ヘイデンのバッキングがまるで相づちのよう。。Round Midnightはキースならではの粋な解釈。「Round Midnight?、Round Midnightかよ」って思う人をがっちり裏切ります。
アップテンポで饒舌な演奏を楽しむDance Of The Infidelsはアルバム中のスパイスのように。
再び、しっとりじっくりと相手を見つめるIt Might As Well Be Spring。楽しい会話がはずんでますね、Everything Happens To Me。優しく、柔らかくWhere Can I Go Without You。
気品に溢れるEvery Time We Say Goodbye。そして、、終演は、気持ちをかみしめるようにたんたんとGoodbye。わたしも心の中で、、そっと「さようなら」と。。。

最後まで、歩調をあわせて歩んだ2人でした。。
デュオは会話に例えられることがおおいのですが、聞き上手とはまさにチャーリーヘイデンのこと。
相手のフレーズやトーン、様子から様々なことに想いを馳せ、丁寧に気持ちを伝える。
そんな姿にどんな相手も心を開いて会話を楽しみたくなりますよね。キースも然り。
Last Danceは巷でいわれるような『Jasmine』の残りものではなく、双子のようなアルバムです。


1. My Old Flame
2. My Ship
3. Round Midnight
4. Dance Of The Infidels
5. It Might As Well Be Spring
6. Everything Happens To Me
7. Where Can I Go Without You
8. Every Time We Say Goodbye
9. Goodbye

Keith Jarrett (p)
Charlie Haden (b)


今朝、Twitterでチャーリーヘイデンがお亡くなりになったことに触れているつぶやきをみて、、とても驚きました。大変、悲しい。人の寿命は限りあることはわかっていながら、ヒーローが不滅だと信じるように、、大好きなアーティストも永遠に演奏活動するような気持ちになってるけど。。そんなことは幻想ですよね。
特に、わたくしはデュオが大好きなので彼のデュオの作品はたくさんもってます。
Keith Jarrett、Pat Metheny、Hank Jones、Kenny Barron、、ちょっとおもいつきだけでもたくさんのデュオが残ってます。本当に、ありがとうございました。m(_ _)m
どうか、どうか天国で安らかにお眠りください。

んじゃ、退散♪

2014年6月26日 (木)

Gone But Not Forgotten / Johnathan Blake

Gone_but_not_forgotten


大好きなクリポタとクリポタもリスペクトしているマークターナー。
このツートップでコードレスの編成と知ったときから 待ち遠しかったアルバムでっす。
しかも、自身の「The Eleventh Hour」でプロデュース能力を知らしめたドラマージョナサンブレイクの作品。
この2人の自由自在を支えるのが豪快にドライブするベースのベンストリート。
減り張り効かせたリズム隊に現代テナーの両雄が鼓舞しまくり。

ええと、向かって左がクリポタで、右がターナー。ブレイクのオリジナルが2曲であとはコアなミューシャン曲。

オープナーの Cryin' Bluesのファンキーなユニゾン聴いて俄然気分高揚。フリーキートーンも入った奔放なソロに我を忘れる。ドラムとベースだけのスペースを使いまくっての演奏。
シダーウオルトンのFirm Rootsの2人の息をのむ高速フレーズの応酬!!もう、2曲目にして高揚しまくり!もう、身をよじるような思いです!
哀愁あるテーマのMaracas Beach では、クリポタはアルトフルート。何を演奏させても艶ある音色。ターナーのスムースなテナーも曲想に映える。。
美しくダークなジムホのAll Across The City、メロディアスなソロ、より丁寧な演奏に聴き惚れる。全体に静寂なムード。
Broskiでは、まさに身体全体がテナーサックスになったようなクリポタが炸裂。男気あるゴリゴリ感がやっぱ好き。熱くなったターナーもやっぱ凄いわけで。。これも最高。
ブレイクのオリジナルでラテンタッチのBorn Yesterday はターナーの少し捻れた感じのソプラノの浮遊感がいい。ベンストリートのソロも秀逸。
互いのソロも聴きどころだけど、モチアンのCircle Danceのように並走するような部分もかっこいい。そして、吠えますわ。クリポタさま。ブレイクのドラミングにリフいれるだけでかっこいい。マリュグラーミラーのNew Wheels、流麗なターナーが知的。
ダークで静寂なAnyshaでちょっと一息。
冒頭のユニゾンが嵐の予感。。ブレイクのドラムソロが格好良すぎのThe Shadower 。短すぎ!!もっと、もっと!!
終演はブルース、Two For The Blues。ブルージーなやり取りにリズムをとりながら終演。
最後の最後まであきまへん。。

さすがのさすがで 高速ユニゾンの素晴らしさ、互いのソロの後ろでのセンスのよい動き。。そして、相手のソロから自分へ渡るときの機転、流れの中で打ち出す個性。
もう、素晴らしすぎっ!!

コンテポラリーテナーの王道を行く2人。
ターナーよりバップテイスト強めで、ゴリッと潔いフレーズをぶち抜くクリポタ。
対するターナーは、少しモーダルな感じで流麗で浮遊感ある感じ。
甲乙つけることはできないこの2人の濃密なやり取り、ソロは見もの聴きもの 大絶賛です。
そして、その自在のやり取りを可能にするのは、しっかりしたグルーブ生み出すベースとパワフルなドラムが作り出す安定したリズム。この企画を実現したブレイクに花丸二重丸!

あ、甲乙はつけられませんが、強さ爆発力でわたし的にはクリポタが好き♪
って、言わなくても わかるか。。
メンバーと構成みて気になった人は、購入をおすすめっ。

1. Cryin' Blues
2. Firm Roots
3. Maracas Beach
4. All Across The City
5. Broski
6. Born Yesterday
7. Circle Dance
8. New Wheels
9. Anysha
10. The Shadower
11. Two For The Blues

Chris Potter (ts,a-fl)
Mark Turner (ts,ss)
Ben Street (b)
Johnathan Blake (ds)

ストレートアヘッドなジャズ好きには、夏本番にに向けて丁度いい感じ。
熱いのだけど、単純な熱さでないところがミソ。
知的な1枚でもありまするよ。笑

んじゃ、退散♪

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