2018年12月
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音楽で拡がる輪

JAZZ

2018年12月 8日 (土)

おかえりっ 「中村 真トリオ @ Jazz FLASH (12/7)」

中村 真トリオ @ Jazz FLASH (12/7)

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中村 真 (p) 中村 新太郎 (b) 大村 亘 (ds)

四月にツアーでバードに来た、中村 真トリオが、レコーディングに向けてのツアーで新潟市にやって来た。
ツアー初日は、大安、大雪の師走の金曜日。

「ただいまっ」で、はじまった1stセット。
1曲め「I Thought About You」から攻めの展開。呼応しあうピアノとドラムの間を縫うように進むベース。
気がつくと、あの「All The Things You Are」じゃないか。笑 次から次に降ってくる音の多さに圧倒される。ピアノの高揚にあわせて狙いすましたシンバル音が響く。濃密で終演を知らないかの如くの強烈な時間。
湧き出るような力強さを持つピアノ演奏から始まった「Another You」。まさかこの可愛いテーマに行き着くとは。。そして、そこからの美しいフリーの演奏は、まるで、今朝の雪のよう。即興は、即興を呼ぶ。
悲哀の「Blue Bossa」、ベースソロのかっこいいこと。細切れにされたモチーフが、激流に翻弄される小枝のように、ベースとピアノで時々浮かびあがさせながら、、かろうじて「Blue Bossa」に留める、極め付けは大胆に空間を広げるドラムソロ、お見事。からの、、ピアノとドラムの一騎打ちの様相。

2ndは、ドラマチックにはじまった「On Green Dolphin Street」の大胆でエキゾチックな雰囲気。三者三様の世界が繋がっている。邦題の「大地は怒る」のイメージですかね?
突然、静かに音数を抑えて始まった「Silent Night」、前回と違ってピアノ主体のトリオ演奏。去年は、ソロだったけど、静かにベースやドラムが色付けしてくれる。シームレスにゆっくり進む「White Christmas」、終演にむけて高揚感がましまし。。クリスマス曲のメドレーは、この季節ならではの嬉しいプレゼントでした。
この後が曖昧で、、1、2曲挟んで(曲名失念)、「Moment's Notice」で超新星爆発して、、終演。
と、最後はアンコールも演奏していただきました。

スタンダードをモチーフに、3人で自由な翼で遊ぶ。
調和を選ばず、個々の意思を尊重し、最低のルールだけで、、常に臨戦体制。
それぞれの長所が、相乗効果となって、、波状効果になってますよね。
瞬発的な即興の数々から、導き出された結果。その過程も、結果も全てが好き。
中身の濃い、長尺な演奏が続いた、音を浴びまくったライブでした。

大安、大雪の良き日に、、
精鋭のリスナーの皆さまとご一緒で嬉しかったです。
ご来場ありがとうございました。m(_ _)m

マスターとあっこ女将も一緒で、きぐちで打ち上げ。師走の幸せでございました。

ツアーは、始まったばかり、ぜひ、お近くのライブハウスで。

12/7(金)新潟フラッシュ
12/8(土)会津太郎焼総本舗
12/9(日)黒磯教会
12/10(月)甲府桜座
12/11(火)浜松アナログ
12/12(水)京都ボンズロザリー
12/13(木)甲南山手ギャラリージンク
12/14(金)鵜飼谷 鵜飼谷温泉
12/15(土)岐阜美濃 ディアンジェロ

12/24(月祝)上尾 プラスイレブン

んじゃ、退散♪

2018年12月 1日 (土)

ご縁ですね♪ 『GIUSEPPE BASSI & SUMIRE KURIBAYASHI』@ ジャズ喫茶BIRD(11/30)

GIUSEPPE BASSI & SUMIRE KURIBAYASHI @ ジャズ喫茶BIRD(11/30)

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Giuseppe Bassi (b) 栗林すみれ (p) 

『二重奏』のツアーで新潟にいらしてくださった、すみれさまが、今度はイタリアのベーシスト、ジュゼッペ・バッシさまと「duetto」。
イタリアでのすみれさまのソロ・ライブを聴いたバッシさまからの熱いオファーだったようです。
バッシさまは、Albore Jazzのアルバムでお馴染みのベーシストだったので、「え?まぢ??すげぇ」って、ことで、新発田へ行ってきました!!
だって、デュオの『Just You, Just Me』も、イオナータを迎えた『CIAO...AMORE』も、それは温かな音づくりなのですもの。

1stセットのオープナーは、うっとりとため息がでるような「When I Look In Your Eyes」で、始まった。ピアノが歌えば、ベースも歌う。感情の高まりが目に見えるようで切ない、美しい。アップライトのピアノ、借り物のベース、でも、そこに存在する音楽は彼らそのもの。
続いて、演奏したのは、すみれさまのオリジナルで「Talk About Bill」、ピアノがエヴァンスへの想いをリリカルに歌えば、ベースはラファロへの想いを情熱的に歌う。
この後、民族音楽にインスパイアされたという曲を演奏したのだけど、フリー・ジャズのように大胆で開放感ある演奏。アップライトピアノでの内部演奏を始めてみました、聴きました!

後半で、アーロン・パークスのソロ・ピアノのコンサートの話がでた。
すみれさまは、彼が森の中を彷徨い歩く風景を感じたのだそうだ。
私も彼のコットン・クラブのソロのライブで、似たようなことを想っておりましたので、大きく頷いてしまいました。で、その彼を想い描いた作品「森と妖精」。細かな音符がさざめく、浮遊感のある曲、ベース、、大変だっただろうな。ベースソロの後ろで、色付けするように支えるピアノが素敵。ふと、パークスの面影のやどる華奢で可愛いピアニスト。

休憩中に、バッシさまとサインをいただき、写真をとって、もう、心踊る。
2ndは、途中抜けしなくてはならずに、最前列から後ろへ…。

最終の終電に間に合うように 途中ぬけだったのが 死ぬほど残念……
でも、イタリアジャズ好きとしては、ギリギリで「ローマよ 今宵はふざけないで」が聴けて嬉しかったですね。

2人のデュオは、一曲、一曲に、感情がたっぷり入っていた。繊細な表現もあったけど、全体には力強く超絶だけれどもとても温かく、それは素敵な「duetto」でした♪
冬を強く感じさせる寒い1日だったのですが、なんだか心の中からぽかぽかとなりました。

由香さま、バードの皆さま、、どうもありがとうございました。

と、12月になってしまいましたね!
クリスマス月間に突入?

んじゃ、退散♪


2018年11月25日 (日)

幻想的な絵巻物語 『Little Big / Aaron Parks』

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神童と言われたアーロン・パークス。マイク・モレノが参加した『Invisible Cinema』の路線上だとのことで、楽しみにしてました。
アメリカのSF作家の幻想小説「Little Big 」からのタイトルで、ジャズにロックを融合させたサウンドを奏でるこのバンド名も同じ。
残念ながら、この小説を読んでいないので、、各曲が小説の小節にあてはまって進行しているのかは、、わかりません。m(_ _)m

オープナーは、尖ったギターとパークスのキーボードが対当する「Kid 」。哀愁のメロディが印象的な「Small Planet 」。ドラムのアクセント、畝るベースが推進する、、ダークでミステリアスな「The Trickster」。ベースとドラムに押されて、ギターとキーボードが美しくはじける「Professor Strangeweather」。短い中にもドラマチックな展開をみせるピアノ・ソロ「Lilac」。音の響き・歪みを美ししく重ねて「Aquarium」。ギターとキーボードの丁々発止「Digital Society」。
透徹な響き、ビターテイストな美しさ「Siren」。東洋的な雰囲気の「Mandala」。朴訥とした温かさ感じる「Hearth」。穏やかな「The Fool」、ピアノで美しいバラッドが聞ける。
ギターの歪み・響きが美しい「Bells」。様々な要素が入り込んだスリリングで浮遊感ある「Rising Mind」。
ギターとピアノが爽やかに会話する「Good Mornin」。終演は、音の重なりが美しい「Doors Open」。

前作は、ECMからの 『Find the Way』から、一転、ロックテイストの入った現在進行形ジャズのエレクトリック路線。
デヴィッド・ギニャールの力強く畝るベース、トミー・クレーンのタイトでスパイスの効いたドラムのサポートで、グレッグ・トゥーヒーのロックテイストをたっぷりふくんだ尖鋭的な美しいギターと、相変わらず神秘的で繊細で知的なパークスが織りなす幻想的な絵巻物語。

本、読んでみたくなりますね。

1.Kid
2.Small Planet
3.The Trickster
4.Professor Strangeweather
5.Lilac
6.Aquarium
7.Digital Society
8.Siren
9.Mandala
10.Hearth
11.The Fool
12.Bells
13.Rising Mind
14.Good Morning
15.Doors Open

aaron parks (p, key)
greg tuohey (g)
david ginyard (b)
tommy crane (ds)

今日のおまけは、「Small Planet 」。

3連休でしたね。
1日くらいは、ゆっくりと、音楽三昧もいいとおもうんですが。。
紅葉狩りに京都にお出かけ中。お天気がいいといいのですけどね。

んじゃ、退散♪

2018年11月21日 (水)

天からの贈り物 『Long Ago and Far Away / Charlie Haden & Brad Mehldau』

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2014年に鬼籍に入ったチャーリー・ヘイデン。言わずもがな、デュオの名手。
そして、現代ジャズ・ピアニストの鬼才ブラッド・メルドー。2人のデュオのアルバムが発売されると聞いて、何を今更、とか思いながらも、、心待ちにして待っていた。笑
ヘイデンとメルドーといえば、わたし的には、2002年にでた『American Dreams』、マイケル・ブレッカーが入った、、このとろけるような甘美な世界が好き。
このデュオは、2007年のジャズ・フェスの一環として行われた教会でのライブ録音から6曲。メルドーとヘイデンの奥様ルース・キャメロンの2人がプロデューサーとして名を連ねている。

オープナーは、意表をついたパーカー曲「Au Privave」。速さは追求しない代わりに、硬質で抽象的なメルドーのピアノで始まる。互いにバラバラにされたテーマで遊んで小手調べ。フリーにはならないけれど、ちょっと難解な雰囲気も。いや、知的なお遊びと呼びましょ。
一転、明るくシャイな青年になったメルドーのピアノと優しく包み込むようなヘイデンの甘く優しい「My Old Flame」。フレッシュな感覚で、美しく心踊る「What'll I Do」。
あの名曲「Long Ago and Far Away」は、テーマをモチーフとして崩して拡げていく2人のルーツがでるような演奏。耽美的で透明感あるピアノの音に胸が締め付けられる「My Love and I」。心に染みる。。
終演は、ゆったりと優しさいっぱいの「Everything Happens to Me」、音の数を絞っていて私たちが気持ちを投影できる演奏。最後の小さな小さな一音まで優しい響に溢れている…。拍手!

全編、甘さに満ちているわけではなく、1曲め、4曲めは、、スパイスがばっちり効いている。でも、どしゃめしゃになることはなく、全編、揺るぎなき優しさに満ちている。
メルドーは、この時期パット・メセニーとデュオのアルバムを出していて、ツアーもこなしてるはず。あちらのデュオに比べると「寄り添い、相手をいたわる」という、気持ちに溢れていると思います。

1. Au Privave
2. My Old Flame
3. What'll I Do
4. Long Ago and Far Away
5. My Love and I
6. Everything Happens to Me

Charlie Haden (b)
Brad Mehldau (p)

今日のおまけは、「My Love and I」。癒されてくださいね。

んじゃ、退散♪

2018年11月18日 (日)

すでに夢か幻か…「Shai Maestro Trio @ 丸の内コットンクラブ(11/11 1st)」

Shai Maestro Trio @ 丸の内コットンクラブ(11/11 1st)

Shai Maestro (p) Noam Wiesenburg (b) Arthur Hnatek (ds)

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すでに、一週間がたってしまいました。
記憶は朧げになってしまいましたが、備忘録のために。
ECM初リーダー作『The Dream Thief』が、ドツボだったのでメンバーは違うけど期待してました。

オープナーは、ピアノ・ソロからだったとおもう。もう、その繊細でさざ波が押し寄せるような美しさに、会場の全員が息を呑んで聴いていたはず…。ベースとドラムがシットインしてからも、万華鏡のように美しい世界は変わらず、メンバー全員で創り上げていく厚みのある音に聴き惚れていた。
繊細さはもちろん、短いリフを繰り返し自ら声をあげ鼓舞し、バンドの高揚感を高め大きなうねりにさせ、、一気に爆発させる、三位一体のスリリングな演奏の凄まじさ!思わず、腰が浮いた。
鍵盤の上から下まで使い、なぜか不穏な雰囲気も交えたミステリアスでスピリチュアルな世界までみせてくれる。

先日、惜しくも亡くなったロイハ・グローブの想い出を語り、そして彼に捧げる為に弾いたバラッド「Guilty」の 硬質で抒情豊かな美しさは比類なきものだった。

熱く弾きまくっても詩的な世界が次々とあらわれ、流麗な指さばきの向こうに、時折みえるイスラエルの光景…全てが至福!
新作と違うトリオでしたが、ベースもドラムも彼のことがよくわかっていて、まったく心配なく聴けました。

ファーストセットだったけど、3人でサイン会を開いてくれ、しかも、写真もオッケ!
沢山の作品にサインをいただきましたよ。笑
もう、嬉しすぎる! 幸せな気持ちいっぱいで新潟に帰ってきました。
ありがとうございました。m(_ _)m

んじゃ、退散♪

2018年11月17日 (土)

双頭テナーで快進撃! 『Tenors of Our Time / Dave O'Higgins Trio + Max Ionata』

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英国のサックス奏者、デイヴ・オ・ヒギンズのオルガン・トリオに、イタリアのサックス奏者、マックス・イオナータが参加した2テナー作品。2人のオリジナルの他にジェイムス・ウイリアムス、ゴルニ・クラーメル、ソニー・スティットたちの3曲を加え全10曲。

オープナーの「Fourplay」から、煽るドラムに乗せられてテナーのユニゾン、ヒギンス、イオナータがソロを取り、続くオルガン、ドラムでヒートアップ、一気にテンションあがるっ。
メロディアスでスムースなイオナータ作「Satosong」、息のあったオルガンとドラムの密度の濃いサポート、テナーのユニゾンで痺れ、ソロでときめく。
スリリングな予感ヒギンズ作「Lady Face」、モダンでスタイリッシュなヒギンズとソウルフルでバップテイストたっぷりのイオナータ。二色のテナーの超愉しいやりとりは、痛快!オルガンも巧いっ。ラテンのリズムに乗って舞い踊る「Donna」。行ったり来たりの軽快な会話。
スタイリッシュなヒギンズ作「Medication」、優劣なく対等に渡り合い、朗々と歌いまくる二本のテナー。
ハードボイルドな面持ちヒギンズ作「Song for Cape Town」、2人のコンビネーションや連携プレイも素晴らしく、完全燃焼系の凄みに惚れ惚れ。高速ユニゾンから始まる「The Eternal Triangle」、互いの手の内を楽しみながら、バトルを繰り広げる熱く熱く燃え上がる2人、いやぁ、走る走る!!おぉ、ドラムだって負けられませんわ。笑
メロディアスでブルージーな「The Enigma of The Day」、ミステリアスな雰囲気たっぷりの息のあった演奏。ヒギンズ作「You're Nicked」、メロディアスで腰の据わったブロウの連続。
終演は、イオナータの「Rainy Day」、最後まで朗々と歌いあげる二本のテナーに拍手喝采!

想像していた以上に、オルガンとドラムの息のあった連携プレイが効果的。(失礼ですね…)
引き締まった音質でスタイリッシュに吹きまくるヒギンズ、そして、力強く野太いおおらかさを持ちつつ、、やっぱり吹きまくるイオナータ。2人のコントラストも、連携含めてバトルも全てが愉しめる。
スカッと痛快、快進撃。録音も素晴らしく、もう、全曲ご機嫌以外のなにものでもありませぬ。
寒さに負けない超熱演をご期待くださいっ!

1. Fourplay
2. Satosong
3. Lady Face
4. Donna
5. Medication
6. Song for Cape Town
7. The Eternal Triangle
8. The Enigma of The Day
9. You're Nicked
10. Rainy Day

Dave O'Higgins (ts, right side)
Max Ionata (ts, left side)
Ross Stanley (hammond organ)
Luca Santaniello (ds)

今日のおまけは、ヒギンズご本人があげていた「Satosong 」。

めっきり寒くなりましたね。
風邪などひかないように!

んじゃ、退散♪

2018年11月16日 (金)

ざ・正統派! 「佐津間 純&若林 美佐デュオツアー@Jazz Flash(11/15)」

佐津間 純&若林 美佐デュオツアー@Jazz Flash(11/15)

佐津間 純(g) 若林 美佐(b)

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私の大好きな「糸ものデュオ」!!
10月の初めに、ピアニストのたなかかつこさまとデュオでいらしていた、ベーシストの美佐さま。
私との地元のジャズ友の間では、和製ハンナ(『BLUE GIANT』に登場するベーシスト)で通ってます。イメージは「バッチコイ」笑
この時、糸ものデュオのアルバム『Weaver of Dreams』を購入したにですが、これがもう秋の夕暮れにぴったりな秀作。リリース以来?毎年、新潟にいらしてるようですが、なかなか、参戦できず、今回がはじめて。

オープナーは「I've Never Been In Love Before」。スイングするギターが始まると、心が踊る。ベースがタイミングを見合わせて入ってくる。時々、アイコンタクトをしながら楽しそうに演奏が進む。グルーヴィな丁々発止の演奏、相手の意図を読み取り、瞬時に返答。1曲めからがっつり心を掴まれちゃいました。高速「Funji Mama」、ハードアクション、スリリングだったなっ!

ケニー・バレルを敬愛するギタリストは、バップギタリストの鏡のような正統派のギター、グルーブ感が強烈で素晴らしい!! そして、ご自慢のフルアコGibson Super 400で、奏でられる美しい音色にうっとり。


「But Beautiful」、「My Ship」、「Moon and Sand」など、、比較的ゆったり、しっとりした演奏にみせる叙情豊かソフトでジェントルな語り口。典型的な女性が腰砕けになる甘いトーン♪ロマンチックなレーズでメロメロですな。笑
ベーシストが、ビートを刻むのはもちろん、テーマもピチカートでバンバンいけるので、裏に表に双頭のデュオ。
ギターとベースの高速ユニゾンもなんのその♪
互いを尊重し、慈しむ包容力の高い阿吽の演奏。聴いていて、とても心地よくなる。
1セットだけでも、8曲くらい次から次と演奏が続き、休憩をはさんで、2セット、アンコールまで楽しくすごしましたよ。

2人は、演奏時はセットリストは決めてないのだそうです。レパートリーの中からギタリストがチョイスして弾きだす、そして、2人の音風景を創り出して行く。
奇をてらった演奏はないけど、知ってるスタンダードも、知らないスタンダードもとても楽しい。
久しぶりに、ジャズの原点を見つめなおすような、素敵な時間でした。
それにしても、この度の美佐さま、、しっとり艶っぽかったな……

ゆったりと、流れるセピア色の時間。心に染みるスタンダードの数々、、遠い想い出に浸りましたよ。。
『Weaver of Dreams』もとてもよかったのですが、いやあ、生もすっごく、よかったぁ!!

帰りに、佐津間さまの参加している『At Home / Yoshimitsu Okada &Friend』を購入してみました。
サックス、ギター、ベースという変則トリオ。これまた、息がぴったり。バップテナーを中心に味わい豊かな世界が広がっていました。

んじゃ、退散♪

2018年11月13日 (火)

やみつきだぜっ! 『Bungalow Japan Tour 2018 @ Jazz FLASH (11/12)』

Bungalow Japan Tour 2018 @ Jazz FLASH (11/12)
マイク・リヴェット (ts, electronics) 佐藤 浩一 (p)
池尻 洋史 (b, ukulele-b) 大村 亘 (ds, tabla)

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軽快に始まった新曲大村作「825」、一気にBungalowの世界にトリップ。
ベーシストのカウントともに奏でられる池尻作「Yellow and Green」しっとりとしたサブトーンで奏でられるバッラド。硬質で美しいフレージング満載のピアノ、低音を支える安定したベース、さりげなく隙間を彩るドラム。もうメロメロです。
4つの音がいっぺんに聴こえてくる展開の中に、ふと湧き上がるあの懐かしい不思議なメロディ、大村作「Dancing Elephant」。このアレンジめちゃかっこよくて、たくさんの音に溢れているのに一体になって私に向かってくる!バンドのボルテージも、私たちの高揚感も一気にヒートアップ。
大村作「DAY 29」、タブラとエレクトリニクスが交差して、いきなり違う場所に瞬間移動。タブラと他の楽器、エレクトロニクスとアコースティックの絡みが深化している。トリップにつぐトリップで気がつくと。。宇宙の果てか。
太いベースのパターンから始まる新曲池尻作「Sulfur」、コンテンポラリージャズの極みみたいな、ちょっとダークで挑戦的な力強い演奏。次も新曲佐藤曲「(タイトル失念)」、タブラの音のマジックのか、遠い異国の民族音楽のように感じる。ファーストセット終了!

20分弱の休憩は、それぞれどよめきながら(笑)。

セカンドセットのオープニングは、トレーンのオリジナルのよう幽玄でスピリチュアルな雰囲気の新曲マイク作「Big Ending」、絞り出されるフレージングは、ぎゅっとしまった現代サックスの雄って感じ。他のメンバーも仕掛けてくる。
ピアノの低音が不気味に響くオープニングと、ウクレレベースのソロ、ドラムの要所要所のアクセントが超気持ち良い「Suzumushi’s Confession」。
タブラとエレクトロニクス、ピアノの内部奏法が入っても、何故か日本情緒を深く感じる新曲大村作「Abstract Message」、本当に世界は全部繋がっているのだな、と実感。
力強いベースのパターンが低層部からずっと鼓舞しつづける新曲大村作「(?)」、メンバーのソロも佳境で胸の鼓動も鳴り止まぬ。美しさと厳しさが同居する大村作「Imagined Winter」。終演は、ベースソロから広大な広野が広がる大村作「Astir」。

アンコールは、豪快にスイングする池尻作「Test」。
Bungalowの曲や演奏は、ちょっと難しいって言う人もいるのだけど、、これは、もう、安心の痛快作。
ライブの終わりは笑顔で、また、今度ね!って、感じかな。

Bungalowの曲や演奏は、異国の知らない光景を呼び起こしたり、宇宙の果てに放り込まれたり、自分の中で眠っていた故郷の光景を呼び覚ましたり、ずっとずっと、想像力を刺激し続けてくれる。あぁ、世界はすべて繋がっている!
 
2013年に新潟に来てくれて、その後くる度に進化、深化しており、、今日も、前回にましてのエレクトロニクスとアコースティックサウンドの絡みがカッコ良すぎて。。
腰痛から解放され体調万全となったマイクの怒涛の攻めが最高ですわ。エレクトロニクス使いもセンス抜群。
時折棘のある思わぬ音が散りばめられている、美しいピアノにも吸い寄せられる。
安定感はもちろん、意外な攻めが萌え、力強さは信頼感の証のベース。
切れ味の良い一音、一音で、ダイナミクスを制したドラム、そして、唯一無二の世界観に必要不可欠なタブラ。
この四位一体の演奏が大好き! 何が、どうって、、全くわからない私ですが、あちこちにめちゃ放り投げられました。

新曲ラッシュなのですが、今年はレコーディングはしないそうです。
できたら、来年あたりにニューヨークでレコーディングしたいんだそうです。がんばれ!
旧曲の新アレンジもやばいっ。って、ことで、今聴いておかないと損しますよ。笑

お越しいただいたみなさま、そして、フラッシュのマスター、あっこ女将、そして、岩井さま、、本当にありがとうございました。m(_ _)m

メンバーの皆さま、今日は新宿PIT INNだぜ!ご健闘を!
と、この後もツアーは続きます。

11/13(火)
新宿 PIT INN
http://www.pit-inn.com
03-3354-2024
open 19:30 start 20:00
¥3,500

11/14(水)
桐生 Village
http://villagejazz.jp
0277-43-2770
start 19:30
一般¥3,000 学割¥1,500

11/15(木)
仙台 Jazz Me Blues noLa
https://jmb.at.webry.info
022-398-6088
start 19:30
一般¥4,000 当日¥4,500 学割¥3,000

11/17(土)
松崎 J Square
start 19:00
¥4,000

11/18(日)
伊豆高原 Butter Note
0557-33-1122
open 18:00 start 19:00
前売¥4,000 当日¥4,500

んじゃ、退散♪

2018年11月 6日 (火)

一筋縄ではいかぬ 「金澤 英明 & 石井 彰 DUO @ Jazz Flash (11/5)」

金澤 英明 & 石井 彰 DUO @ Jazz Flash (11/5)
金澤 英明(b)石井 彰(p)

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以前に、「二重奏」で、フラッシュにいらしてくださった、ベースの金澤さまが、石井彰ピアニストと「裏?二重奏」でフラッシュにいらしてくださいました!

オープニングのバラッド「For All We Know」は、しっとり、しなやかに。ベースソロも歌心たっぷりと哀愁をひき出す。シームレスにはじまった「Secret Love」、先ほどとはうってかわって、力強く、時にパーカッシヴに大胆にピアノを鳴らしていく。ベースとの絡みも 瞬間瞬間の互いのイマジネーションをすっごく大切にしているのがよくわかる。揺れる、唸る! こっちも体が揺れる、歌いたくなる!
皆んなが大好き「Waltz for Debby」も、遊び心も刺激もたっぷり。どんなに大胆に曲想を広げても、原曲の持つ可愛らしさを保ってましたよね?

と、二人は何を演奏するか順番とかきめてないのだそうです。
見合わせた顔、仕草、その時の気分で決まるらしい。。

フリーの佇まいから、ベースがボーイングで奏で始めたのがまるで二胡の演奏のようで異国情緒にあふれていた。ユニゾンなどもあったけど、かなり自在に遊んで、少し、フリーやアヴァンギャルドな空気もはいった気合の入った演奏に。ピアノに乗っていたタンバリンも 満を持して出動。ベースソロの間、タンバリン叩きながら踊ってましたよ。内部奏法もはいり、緊張感ある空気。次のスタンダードでも、長尺でアグレッシヴな即興の醍醐味を思いっきり堪能。あぁ……自由すぎる!

長い拍手と歓声の中、休憩へ。
買いましたよ、石井さまのアルバム、2枚!
『Silencio / Chamber Music Trio』『Endless Flow / 石井彰』
素晴らしい仲間と、素敵な音楽です。

2セットめも、いい意味で観客を裏切るエキサイティングでトリッキーな演奏。
一筋縄ではいかない!

生で、はじめて聴くピアノは、とても知的で、力強く、、溢れ出る感情が渦を巻いてました。
そして、バラッドなどでみせる、、1つの音の響きを最後まで大事にするしなやかで繊細な演奏も。
心が大きく揺さぶられて、家に帰ってもその余韻が鳴り続けていました。素晴らしかったです。
そして、一音一音が魂のこもった低音を響かせ、グイグイとひっぱるベースと本当に本当に阿吽、豊かで、表現力、想像力がいっぱいの世界。
凄腕の音楽家たちは、一瞬一瞬、相手との反応も勝負なのだけれど、自分との勝負でもあるのだな、と、改めて強く感じました。今出した、自分の音にいかに反応できるか、彼らの腕の見せ所なのですね。

晩秋の深い色彩、心に残る味わい深い音風景。迫力満点、男組デュオでした!

今日から、新発田のBirdさんですよ。
6日は、セッション! 7日は、再びデュオライブ!!
お近くの方、ぜひ!!

んじゃ、退散♪

2018年10月31日 (水)

ライブだって幻想的 『Bay of Rainbows / Jakob Bro』

Bay_of_rainbows

デンマーク出身のジャズ・ギタリスト、ヤコブ・ブロ。ECM4作目は、ライブ盤です。
今年の春にトランペット入りの『Returning』をリリースしたばかり。
今回は、『Streams』と同じメンバー。ベースとドラムは、新進気鋭のアメリカのミュージシャンです。
『Streams』リリース後の2017年7月に、ニューヨクにあるライブハウスJazz Standardでの演奏を収録した作品。全作、オリジナル。

オープニングは、新曲「Mild」。静かな哀愁の漂う世界に誘います。ギター、ベース、ドラムの淑やかな饗宴。ドラムが幽玄さを印象付け、ひんやりどが増す「Red Hook」。
情感豊かにベースとギターが奏でる「Copenhagen」の穏やかな世界。
冒頭から緊張感を感じさせるギターの響き、少しアブストラクトでアルバムのスパイス的な「Dug」。
「Evening Song」、ギターとベースが2つの世界をふんわり合わせた「Evening Song」、そこは穏やかで柔らかな光に満ちた月夜の晩。
終演「Mild (var.)」も、最後まで静かな優しい世界。

スタジオ盤と同じ幻想的な世界。
ライブ演奏ということは、拍手で思い出すくらい。
ギターもベースも少ない音数、それを邪魔せず、静かな躍動感を加えていくドラム。
日々の憂さを忘れ、幻想的な世界を彷徨ってください。

1.Mild
2.Red Hook
3.Copenhagen
4.Dug
5.Evening Song
6.Mild (var.)

Jakob Bro (g)
Thomas Morgan (b)
Joey Baron (ds)

今日のおまけは、ご本人が上げていた動画。

んじゃ、退散♪

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