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音楽で拡がる輪

JAZZ

2018年8月15日 (水)

透明感ある涼やかな景色 『Nightmarish Paradise / Yuki Arimasa Ryo Ogihara』

Nightmarish_paradise

少し前に、Twitterで繋がっているYolandaさまが呟いてた1枚。
試聴したら、ちょう私好みで、、アルバムを買ってしまいました。こうやって、散財が続くのですよね。
ベテラン・ピアニスト、ユキアリマサと実力派ギタリスト荻原亮。
ユキアリマサのオリジナル6曲、スタンダード6曲。

オープナーでタイトル曲「Nightmarish Paradise」は、オリジナル。
透明感あるピアノと優しいトーンのギターが、涼やかに丁々発止。
しっとり美しい「Darn That Dream」。マイナーな仄暗さ、ギターのノイジーな響きもかっこいい「Getherlone」は、オリジナル。
静かに叙情豊かに「Alone Together」。ふたつの気持ちが重なるオリジナル「Down Below」の思索的なこと。
淀みないフレーズを繰り出すギターとピアノに釘付け「How Deep is The Ocean?」。
美しくリリカルなオリジナル「Fofotten May」。浮遊感ある「Upper Manhattan Medical Group」の、軽妙な演奏。
穏やかな世界、オリジナル「Counting, still counting」。2人の会話が楽しい「I Should Care」。
オリジナル「On The Wind」、風になったように軽々と、ノスタルジックな空気。
終演は、冒頭のギター・ソロが涼やかな「Skylark」。

スタンダードとオリジナルを交互にセッティング、そのオリジナルが美しくうっとり。
演奏も穏やかで、決して汗をみせなずに優雅、涼しさと優しさに満ちた1枚。


1.Nightmarish Paradise
2.Darn That Dream
3.Getherlone
4.Alone Together
5.Down Below
6.How Deep is The Ocean?
7.Fofotten May
8.Upper Manhattan Medical Group
9.Counting, still counting
10.I Should Care
11.On The Wind
12.Skylark

Yuki Arimasa (p)
Ryo Ogihara (g)

今日のおまけは、ピアニストご本人があげていた新譜のトレーラー。
涼しくなってくださいませ。

お盆も終わって、普通ならば、、秋の気配を感じはじめます。
今年は、どうなんでしょうねぇ…。

んじゃ、退散♪


2018年7月28日 (土)

これぞ、丁々発止! 『 Blue Waltz - Live At Gustavs / Enrico Pieranunzi Thomas Fonnesbaek』

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少し前に、ソロ・ピアノのアルバム『Wine & Waltzes』を出したばかりのイタリアの重鎮エンリコ・ピエラヌンツィ。今回は、デュオのアルバム。
お相手は、ベース大国デンマークの稼ぎ頭、トマス・フォネスベク。そう、現在のラーシュ・ヤンソン・トリオのベーシストです。大好きなシーネ・エイともデュオのアルバムがあります! 私的なイメージは、とても力強く、素晴らしいテクニックのベーシスト。
どうやら、2017年のコペンハーゲン・ジャズ・フェスティヴァル期間中に、行った地元のレストランでのライブのようです。
ピエラヌンツィの曲が7曲、フォネスベクの曲が1曲、スタンダード2曲で計10曲。

拍手で始まるオープナーは、「Everything I Love 」。静かに始まる冒頭のピアノ・ソロで一気に別世界へ。ベースが入って、テンポアップすると流麗で躍動感あるピアノが踊り出す。ベースの高速ソロもはいっていきなり熱い。
ドラマチックで、哀愁のあるピエラヌンツィの「Blue Waltz 」。次から次に繰り出すベースの高速パッセージ、でも、忙しさわない。ピアノと裏に表に圧巻。同じくピエラヌンツィの曲でキャッチーなテーマな「Come Rose dai Muri 」。もう1曲ピエラヌンツィの曲で優しく優雅な「Molto ancora」、イタリアのピアニス、トルカ・フローレスに捧げた曲。2人の阿吽の演奏に聴き入って。
ヴァースの部分からミステリアスな「All the Things You Are」。本編にはいると2人だけの演奏を忘れさせる丁々発止。
ベースソロから始まる「First Impression Last 」は、フォネスベクの曲。一瞬「Impression」も聴こえる緊張感ある演奏が続く。
この後、4曲ピラヌンツィの曲が続きます。
まずは、甘すぎないバラッド「Miradas」。決して音数が少ないわけではないのに、心にしんみり沁みる。
力強く躍動感溢れる息をつかせぬ怒涛の展開「Si peu de temps」。緊張感を保ったまま「Tales from the unexpected」、時折、耳に入る哀愁のフレーズに萌え。
終演「WIMP」、最後まで体力勝負のようなアスレチックな展開に、観客もやんや。

歯切れよく、流暢で躍動感あるピアノと、重厚でいながら俊敏で機動性のあるベース。
これを丁々発止といわずなんとする!


1. Everything I Love
2. Blue Waltz
3. Come Rose dai Muri
4. Molto ancora [per Luca Flores]
5. All the Things You Are
6. First Impression Last
7. Miradas
8. Si peu de temps
9. Tales from the unexpected
10. WIMP

Enrico Pieranunzi (p)
Thomas Fonnesbaek (b)

今日のおまけは、ピエラヌンツィご本人のあげていたローマでのデュオライブの動画。

くつろぎの一枚、、っていうのとは、ちょっと違うとおもうんだけど、
「さすが!」と、唸ることは請け合い。
この時、レストランでは、食事をすることは難しかっただろう、、と、思います。はい。

台風、、新潟はそれましたが、、皆さんのところはいかがでしょ?
重大なことにならないといいですよね。くれぐれも、お気をつけて!!

んじゃ、退散♪

2018年7月16日 (月)

心の中が薄曇りなる 『Komeda Recomposed / Slawek Jaskulke Sextet』

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ポーランドのピアニスト、スワヴェク・ヤスクウケ。
祖国が誇るクシュトフ・コメダの作品を、ヤスクウケの感性で再構築するという大胆な発想の作品。3管セクステット。

このブログでも、『Sea』『夢の中へ』の、2枚の穏やかでアンビエントな音風景を取り上げました。
今回は、静寂な部分も持ちつつ、かなりアグレッシヴで躍動的なバンド・サウンドがかっこいい。ライナーのオラシオ氏の書いているとおり、
「独特の短いリフ使用して、複雑で繊細な曲を創りあげて行く」まさに、その手法にのっとって、彼の想いのはいった、自身の曲として再構築されている。なので、コメダの曲のカヴァー集と思わない方がいいと思う。

オープナーの「KATO」は、このアルバムのコンセプトがぎゅっと詰まった感じ。
不安が漣のように、押し寄せてくる「OXIS」、「NASTIC」。
やっぱり、スリリングな展開「CRAZY」。
静と動が集約されたような「SVANTE」、「ETIC」が好き。
「Szara Koleda」のメロディにうっとりする「SZARO」。
終演はアンビエントな空間が、時の流れをとめる「EPILOG」。まるで、映画のエンドロールだった…。

私のようにコメダの作品に疎くても、とても楽しめます。
演奏のうまさは、もちろんですが、、薄暗さ、不安を静かに煽る感じがとても好き。
心の中が、薄曇りになる感じ…。

1. KATO (65年名作「Astigmatic」収録Kattoma、その他より)
2. OXIS
3. NASTIC
4. CRAZY (映画「水の中のナイフ」収録曲Crazy Girl、その他より)
5. SVANTE (65年名作「Astigmatic」収録Svantetic、その他より)
6. ETIC (同上:SVANTEのPart2的な作品)
7. SZARO (Szara Koledaより)
8. EPILOG

Sławek Jaskułke ( p grand , upright)
Emil Miszk (tp,flh)
Piotr Chęcki (ts)
Michał Jan Ciesielski (as)
Piotr Kułakowski (b)
Roman Ślefarski (ds)


今日のおまけは、ご本人があげていた「Epilog」。


スワヴェク・ヤスクウケは、もうすぐ『夢の中へ』の続きがリリースされます。
楽しみですよね。

三連休は、猛暑の中出歩いていて音楽に触れてません。
明日から、家で静かに音楽に浸りたい…。

んじゃ、退散♪

2018年7月14日 (土)

7月14日、15日は、『第32回新潟ジャズストリート』です!!

夏の新潟ジャズストリート♪
1日千円で音楽の旅にでかけられます!!

Niigata32

★第32回新潟ジャズストリート~デューク・エリントン・メモリアル~(7月14、15)★

両日、それぞれ一日フリーパス共通券 ¥1,000
中学生以下は無料

この一枚で一日楽しめます!

タイムスケジュール・地図・諸々セットになったパンフレットを入手すると便利です。

新潟ジャズストリートHP

タイムスケジュール

お問い合わせ 事務局 ジャズ喫茶スワン ☎025-223-4349


私は、冬に続き、夏も私用で新潟にいません…。
チケットは、早々に手に入れたのですけどね。

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会場によっては、ドリンクの販売のあるところもありますが、水分補給は必須!!
暑い夏、熱い演奏をお楽しみくださいね。

んじゃ、退散♪


2018年7月 7日 (土)

ひんやりと幻想的 『Absence / Kristjan Randalu』

Absence


随分前に、リリースされてるんですが、、ブログ投稿が追っつかなかった。
でも、新潟にいらっしゃるんですよ。ソロ・ピアノで。(震える)

エストニア出身のピアニスト、クリスチャン・ランダルのECMデビュー作。
メンバーが、ベン・モンダーとマルク・オウナスカリという変則トリオ。

オープナーの冒頭の仄暗さを持つメロディを弾く端麗なピアノに引き込まれる「Forecast」。モンダーの残響系の美しいギターと、繊細なドラムで三色の層が渾然とならず、美しい。3色の空気の芸術。
宇宙の間にでも落ちたような超然としたフリーの世界「Lumi I 」。時間の間に落ちていくような幻想的な「Sisu」。宇宙から降り注ぐ沢山の粒子をあびているような「Lumi II」。
静と動を切り替えながらギターの響で異次元に連れていく「Escapism」。
ブラックホールのようなギター歪みを活用した「Adaption I 」。左手のミニマルフレーズと右手の繊細で美しいフレーズ、そして、ギターの優しいフレーズが溶け合った「Adaption II 」。
強面な一面を見せる「Partly Clouded」、ギターのビターなフレーズが素敵。
終演は、タイトル曲「Absence」。夢遊病者の夢ような静寂さと幻想的な雰囲気。

硬質で透明感あるピアノ、心に響くギター、2人の繊細な結びつきをより効果的にするドラム。全体にひっそりとした秘密の空間のよう。暑い季節に活躍しますね。

1. Forecast
2. Lumi I
3. Sisu
4. Lumi II
5. Escapism
6. Adaption I
7. Adaption II
8. Partly Clouded
9. Absence

Kristjan Randalu (p)
Ben Monder (g)
Markku Ounaskari (ds)

今日のおまけは、レーベルがだしていた「Absence 」。

来日の予定です。

9/5(水) 19:00 開場 19:30 開演 - 新潟 Jazz Flash
9/6(木) 19:00 開場 19:30 開演 - 上越 ラ・ソネ菓寮春日山店

9/7(金) 19:30 開場 20:00 開演 - 横浜 Airegin 
9/8(土) 19:00 開場 19:30 開演 - 柏 Nardis
9/9(日) 14:30 開場 15:00 開演 - 新宿 Pit Inn  


今日は、七夕、、宇宙を感じる1枚でした…。
んじゃ、退散♪

2018年7月 4日 (水)

アーシーな夜 『Get Happy !! 』 発売記念ライブ @ 柏崎うたげ堂(7/3)

南雲麻美『Get Happy!!』発売記念ライブ @ うたげ堂

南雲 麻美 あさみ(as)鈴木 大輔(g)西川 直人(org)横山 和明(ds)
ゲスト 南雲 麻美 まみ(as)

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アルトサックス奏者、南雲(あさみ)麻美さんが、去年でた新譜『Get Happy !!』ツアーで、柏崎のうたげ堂でライブ開催。
ゲストは、ご存知ご当地のアルトサックス奏者、南雲(まみ)麻美ちゃん!!
ご機嫌な、オルガン・トリオでGO♪

1セット目は、新譜の『Get Happy!』からの選曲をオリジナルバンドだけで。
オルガン・トリオにのって気持ちよく吹き上げるアルトに酔いしれます!
オープナーは、オリバー・ネルソンの「The Drive」、車から眺める景色のように軽快な風景が流れます。
2曲めは、オルガン・トリオのヴァージョンってことで、めちゃファンキーに「Save Your Love For Me」。ドラムとオルガンのコンビも最高。かっこいい!!
オリジナルの「Chill with Till」。愛犬にささげたバラッド。情感込めて。
新譜のタイトルになっている「Get Happy」をスリリングにガンガン燃え上がる!
ドラムソロ、すげかったです!!しかし、メンバーだなぁ。

サックス奏者には、良いドラムがまず必要といつも思っているので、素晴らしくグルーブするドラムにもめっちゃ大満足。
でで、やっぱ、古今東西オルガンとギターはお友だち!
手ベースもかっこいいけど、レスリースピーカーで聴くロングトーンの響きは至福です。
心の中で、「来い、来い、来い、もっと来〜〜い」って、叫ぶ私です…。

2セット目は、柏崎の南雲(まみ)麻美ちゃんが入って、因縁の麻美&麻美対決!笑
まみちゃん1人のマイワンもあったりコンファメ バトルがあったりと最後の最後まで 観客を沸かせてくれました。

グルーヴ泥棒、ファンキー三銃士みたいなバックを引き連れ、麻美(あさみ)さまも、麻美(まみ)さまも、大奮闘♪

すげぇ、ファンキー、アーシー夜となりました。
サインもいただき、無事帰宅。

んじゃ、退散♪

2018年7月 3日 (火)

神様万歳! 『Both Dirctions At Once: The Lost Album / John Coltrane Quartet 』

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すごいものが発掘されてしまった。
ジョン・コルトレーンは、ご存知のように常に前へ前へと突き進んでいった人です。
したがって、トレーンが好き、といっても、その幅はわりと広く人の好き好きはまちまちだとおもいます。
で、私はインパルス時代が好きで、「Live at Birdland(1963録音)」、「Crescent(1964録音)」、「A Love Supreme(1964録音)」あたりが大好き。
特に、「Crescent」は、、大大大好きで〜す。

今回、発掘されたアルバムは、ハートマンとの吹き込みの1日前に録音されたもの。
そう、1963年の3月6日にスタジオで録音されたもの。
今まで、一度も世に出たことがありません、
1963年って、そりゃ、いろいろな噂はあるものの、、バンドは絶頂期を迎えてたわけです。
買うしか、、ないっ。そして、インパルス、って、文字に踊らせれて買ってしまいました…。
CDは、別テイク集がくっついたものを。そして、何年かぶりでLPも買ってしました。。
大人買い。でも、いいのですよ。この時期のインパルスのアルバムは、LPで持ってるんですもの。
ブルーノートで、黄金カルテェットがライブしたと思えば安いものだ……。


タイトルのないオープナー「Untitled Original 11383」の引き締まったソプラノに、顔がニヤつく。いかにも、トレーン、って感じ。
ピアノレスの「Nature Boy」もどこか神がかっていて神聖な雰囲気。
エルビンに鼓舞されて、ソプラノで飛翔する「Untitled Original 11386」、かっこぇぇ。
ちょっと、面食らう(笑)「Vilia」、陽の部分ですね。マッコイが可愛いピアノを。
ソプラノで鋭く切り込む、風をきって走る疾走感が気持ちいい「Impressions」。
圧巻としかいいようのない「Slow Blues」。すげぇぇ。
終演は、聴く側にも息つく間も与えぬ「One Up, One Down」。

買ってよかった。生きててよかった。神様万歳!

今回、私の最高傑作と思う1枚は変わらなかったけど、、これは予想に違わぬ素晴らしい内容と思いました。
少なくとも、トレーン好きは買わないとバカだと思う。エルビン大好き元少年たちも買わないと怒られると思う。

でも、ディスク2は、、まただな。何時聴こう……かな……


ディスク 1
1. Untitled Original 11383
2. Nature Boy
3. Untitled Original 11386 (Take 1)
4. Vilia
5. Impressions (Take 3)
6. Slow Blues
07. One Up, One Down (Take 3)
ディスク 2
1. Vilia (Take 5)
2. Impressions (Take 1)
3. Impressions (Take 2)
4. Impressions (Take 4)
5. Untitled Original 11386 (Take 2)
6. Untitled Original 11386 (Take 5)
7. One Up, One Down (Take 6)

John Coltrane (ts, ss)
McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

今日のおまけは、痺れまくった「Slow Blues 」。

んじゃ、退散♪

2018年6月26日 (火)

『ジャズ批評 204号』 がでました〜♪

『ジャズ批評 204号』がでました〜♪

204


特集は、様々な角度でハードバップをとらえた

『ハード・バップの大名盤』


懐かしい、アルバムのオンパレード。
あれも、これも、持ってる、、いや、聴いた、、青春時代がよみがえりますね。

春先に観た、「私が殺したリー・モーガン 」、リー・モーガンの死のドキュメンタリーがDVDになったとありました。とてもやりきれない映画で、許しがたかった。
私には、珍しいことなのですが、今、思い出しても腹立たしい、って、気分です。


いつもの「新譜紹介」は、


★ Benign Strangers / Davy Mooney & Ko Omura


★ e.s.t. live in london

★ Seymour Reads the Constitution! / Brad Mehldau Trio


★ Shades of Sounds / Alessandro Galati Trio

ガラティの新譜は、小針俊郎氏も推薦しており、ダブルでのレヴューとなりました。

「New Disc Pick Up」は、1枚。


Mito - Solo Piano Improvisations - / Michel Reis


最後に、お世話になった故 松坂 妃呂子氏の著書の紹介です。

『ジャズ古今往来』(ジャズここんおうらい) 松坂妃呂子 著

Kokonourai

ご本人曰く

「すてきな音楽、ジャズに出会って毎日聴きたいみんなで聴きたいとジャズ喫茶「オレオ」を開店しました。ジャズをもっと深く知りたいと雑誌『ジャズ批評』を創刊し編集発行人を47年続けています。その47年間にジャズのスタイルが変わりました。編集部内にはたくさんの難問がありましたがジャズのアルバムを聴くことも観ることも楽しくいつも燃えていました。ふと気づいたら81歳でした。」

あんなに、穏やかな方が、ジャズというキーワードに突き動かされ、人生を突き進んでいく様子にびっくりします。

私のような人間にも丁寧に接してくださって、本当にありがとうございました。m(_ _)m
どうか、ごゆっくりとお眠りになってください。


んじゃ、退散♪


2018年6月22日 (金)

贅沢すぎる時間 『二重奏』ツアー @ JAZZ Flash (6/21)

『二重奏』ツアー @ JAZZ Flash (6/21)」

金澤英明 (b) 栗林すみれ (p)

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そのふわふわとした小さな可愛ぃピアニストは、ピアノを弾き始めると、圧倒的な存在感を示した。
優しさ、温かさ、そして、強さを秘めたピアノの音。一気に視線を釘付けに。

1曲めの「I Loves You Porgy」のメロディの向こう側にあるポギーの慈悲深さがシンシンと伝わって来るようでした。なんか、この1曲でここに来れてよかったとしみじみ思う。

人生を積み重ねた味わい深く太いベースの音と2人で創り上げる至福の世界。
滔々とピアノを弾きながら、湧き上がる気持ちも声で歌う。
それが、また、良い。一緒にその世界に入り込む。

たぶん3曲め「Children’s Play Song」と時折ベーシストの方を嬉しそうに見つめながら演奏を進めていく。「Children’s Play Song」は、内部演奏も入ったアグレッシヴな演奏。
ベースとの阿吽としか言いようのないやり取りは圧巻。スケールの大きな演奏。

アルバムの演奏とは、まったく、違うヴァージョンに思えた。きっと互いの信頼度がずっと高まっているのだろうなぁ。
同じ曲でも、その時その場にしかない世界を毎回毎回創り上げていくのだろうな。
演奏は、その都度違うものは常識だよ、って、言われそうだけど、そういうレベルじゃない。
常に新世界!
じゃなくちゃ、あんなに楽しそうな「期待の眼差し」でベーシストを見つめることはできないと思う。
1曲、15分前後、そのテーマで遊びつくした感じ。大自然の中で転げ回って遊んでいる子どもよう。
1セットめの最後は、何を演奏するか、、ちょっともめて、、渋〜いベースソロから始まったスタンダードで休憩。

アルバムを聴いて、期待していた以上の世界で、気持ちが高ぶっている…私。
30分の休憩中は、手持ちになかった金澤氏の「Boys 10」を買う。

2セットめも緩急つけた魅力的な「すみれワンダーランド」が続き、高揚感が高まっているところに、ヘイデンの「Our Spanish Love Song」がきた!胸が締め付けられる。歌声が効果的すぎる。
このリリシズム、豊かな感性、、全身で彼らの音を浴びる。

なんと最後の曲は、先日のロンドン公演で演奏した日本の曲、唱歌「この道」。
この2人で、この選曲は泣けるに決まってる。ゆっくりと、噛みしめるようにテーマを奏でる。
ベースのボーイングも味わい深くぴったりだ。
すみれさまは、「おかあさんと一緒にお風呂で歌った」って、おっしゃっていたけど、亡くなった両親と田舎の道を歩いてる自分が浮かんできてしまって、不覚にも涙がにじむ。いやだな、年寄りは…。素敵な演奏でした。
そして、アンコールは、新しい曲で、『二重奏』を演奏した「蘭越」の「蘭越のうた」。
おぉ、越後の一文字が!笑 きっと、再来してくれるのだろうな。

ゆったりとした、音と音の間(はざま)にも2人の想いが込められた演奏。
2人の世界が重なり合い、そして、大きく広がる世界。
小さな木のぬくもりを感じる響の良い箱と2人の演奏が一体化した 至福のときでした…

いやあ 贅沢な時間でした…。
できることなら、今日の新発田のbirdのライブにも聴きにいきたかったですね…。
また、来てくださいね。

というわけで、持っていたCDにお2人の丁寧なサインをいただき、一緒に写真もとっていただき、、嬉しい夜となりました!

んじゃ、退散♪

2018年6月20日 (水)

運命の出逢い… 『二重奏 / 金澤英明 栗林すみれ』

Nijuso


去年、発売されたベースとピアノのデュオのアルバム。
もうすぐ、新潟のJAZZ Flashでライブがあるのです。まさか、まさかで予約しました!
なので、再びトレイにのせてみれたのだけど、至福としか言いようがない音に溢れていた。

重鎮ベーシスト、金澤英明と、アイドルみたいに可愛いピアニスト、栗林すみれが、がっちり組んだデュオ。ライナーによれば、金澤英明は彼女の音を聴いた瞬間に運命を感じたようだ。栗林すみれも気持ちは同じ。ならばと、ベーシストの故郷の自然豊かな場所での、ベースと箱が一体になれるアコースティックな環境でのレコーディング。これも、彼がずっと望んでいたことのようです。

オープナーは、オーネット・コールマンの「Mary Hartman, Mary Hartman」。エレガントで秘めた強さをもったピアノ。人生という時間を感じさせる朴訥としたベース。え〜、こんな素敵なメロディだったっけ?って、思うぐらいゆったりと過ぎる良い時間。
ベース・ソロから始まる「Londonderry Ayre」、奥行きのある、音と音の間(はざま)を大切にした演奏。
金澤オリジナル「RAKUYO」も躍動感あるベース・ソロから。枯葉のメロディを遠くに浮かべながらの即興的な力強い演奏。
チャーリー・ヘイデンの熱いラブ・バラッド「 Our Spanish Love Song」。少し、情熱的に、少し、饒舌に。
ビル・エヴァンスの「Children’s Play Song」。栗林すみれは、ピアノとパーカッションを。鈴、やら、民族楽器を効果的に。アルバムのアクセントになりますね。
スタンダード「I’ll Be Seeing You」、ベースとピアノの二つのラインが付かず離れず進行。気がつけば、ウォーキング・ベース、ベース・ソロと次々と景色が変わる白眉な1曲。
「 Improvisation」、重厚なベースと骨太なピアノの渾身のインタープレイ。
超スローテンポから始まる「All The Things You Are」。中盤の気概あるやりとりは圧巻。
手にしたばかりのグランドピアノの名前がタイトル「Halu」。ストレートに思いが宿る、明るく、期待に満ちた演奏。同じく栗林オリジナル「Mallow Sunset」、夕日と、ハーブのマロウを重ねた女性らしい繊細な曲。綺麗な音のピアノが奏でる優しいメロディ。それを分かち合うベース。
終演は、互いの音を噛みしめ合うような「Dreamsville」。このアルバムにぴったりな演奏でした…。

大自然に抱かれ、自然な響きを使って、自然体で演奏する。
運命の出会いのような2人の相性の良さを感じながら、人生に思いを馳せらせてくださいね。


1. Mary Hartman, Mary Hartman
2. Londonderry Ayre
3. RAKUYO
4. Our Spanish Love Song
5. Children’s Play Song
6. I’ll Be Seeing You
7. Improvisation
8. All The Things You Are
9. Halu
10. Mallow Sunset
11. Dreamsville

今日のおまけは、ご本人があげていた八戸デーリー東北ホールでの演奏。

新潟では、二箇所でライブがあります!

6月21日(木) JAZZ Flash(新潟市)

6月22日(金) ジャズ喫茶BIRD

ぜひ!!

んじゃ、退散♪

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