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音楽で拡がる輪

JAZZ

2019年2月20日 (水)

メンバー、一新! 『Love Hurts / Julian Lage』

Love_hurts

新世代ギタリストのトップを走る、ジュリアン・レイジの新作は、ドラムとベースを一新したトリオ作品。
『Arclight』『Modern Lore』、とアメリカーナ路線が濃厚でした。
今回は、Bud Plusのドラマー、デイブ・キングとシャイ・マエストロ トリオの現在のベーシスト、ホルヘ・ローダーを迎えた強靭な布陣。オーネット・コールマン、キース・ジャレットの曲もとりあげている。選曲、テクスチャーは相変わらずジャズの枠を超えているけれど、ジャズ魂度は高い。

オープナーは、ピーター・アイヴァースの「In Heaven」。ブルーズ、カントリー、ロックを感じるバラッドにアレンジ。力強いリズムの存在が◎。
オーネット・コールマンの「Tomorrow Is The Question 」は、バピッシュに。キース・ジャレットの「The Windup」、各自の高速フレージング満載、瞬発力あるやりとりに唖然。
タイトル曲「Love Hurts」は、エヴァリー・ブラザーズのカバー、カントリー・ロックのバラッドで。
穏やかでフォーキなジュリアンのオリジナル「In Circles」、時折急展開だけどね。笑
ドラムソロから始まるキースの「Encore (A) 」、軽快に。優しく美しい、ジュリアンのオリジナル「Lullaby」。ジミー・ジェフリーの「Trudgin’ 」は、渋く濃厚な味わい。
スタンダード「I’m Getting Sentimental Over You」、歌心あふれ粋に。終演は、ロイ・オービソンの「Crying」、メロウな曲調に様々のせてハートフルでエモーショナル仕上げに。

ジャンルを越境した様々な音楽のエッセンスを持った新世代のギタリスト。
なかなかコアな選曲も魅力的。追随を許さぬ圧巻のギタープレイと息のあったメンバーとのインタープレイが驚愕なギターファンが痺れる1枚。

1. In Heaven
2. Tomorrow Is The Question
3. The Windup
4. Love Hurts
5. In Circles
6. Encore (A)
7. Lullaby
8. Trudgin’
9. I’m Getting Sentimental Over You
10. Crying

Julian Lage (g)
Dave King (ds)
Jorge Roeder (b)

今日のおまけは、ご本人があげていた「Crying」。

ジャケットの中扉の写真に写っている「Gretsch Duo Jet」を使った演奏でした。
アルバムには、使用機材に書いてないのだけれど、、使ってるのかな。

んじゃ、退散♪

2019年2月16日 (土)

夜の黙(しじま)が似合う幽玄な世界 『Trio Tapestry / Joe Lovano』

Trio_tapestry

米国のベテラン・サックス奏者、ジョー・ロヴァーノの初ECMリーダー作。
サイドでは、いくつかの作品にでていて、、いいお仕事をしているんですよね。
特にお気に入りは、スティーヴ・キューントリオとの共演『Mostly Coltran』です。
これは、私的には、ロヴァーノのアルバム!
とはいえ、、なぜか、日本ではあまり知名度も人気も高くない気がします…。
新譜は、旧知の仲のピアニストのマリリン・クリスペルと、ドラマーのカルメン・カスタルデとのベースレスのトリオ。全12曲が彼のオリジナル。

オープナーの「One Time In」、ドラムとのデュオ。ロヴァーノの楽器にゴング、って書いてあるのだけどれど、、ここもそうなのかな?ドラムが金属系の音を響かせる中、空間を大きく使ったサックスが幽玄に滑り出します。
煌めく川の流れのようなピアノが入って、哀愁の世界「Seeds of Change」。
ひんやりと静寂なピアノとサックスの会話「Razzle Dazzle」。静かな中に時折、、閃光を感じる「Sparkle Lights」。
冒頭のドラミングが異空間に誘う「Mystic 」、朗々と吹くサックス、繊細に絡むドラムの不思議なデュオ。宗教的な雰囲気がある。
ピアノとドラムのデュオ、訥々とピアノが音を奏で、ドラムも繊細な音で対応「Piano/Drum Episode」、なぜか、胸がしめつけられるような悲しみに満ちている。
「Gong Episode」、どうやら、ほぼゴングのソロ。ロヴァーノが鳴らしている様子。って、なぜなんだろう…。鎮魂の鐘に聴こえる。
突如、静寂をやぶる「Rare Beauty」、3人の感情が波立つ。奔放なピアノの主張が際立っていて、、暗く美しい。その流れのままに美しい即興を聴かせる「Spirit Lake」。三つの流れが存在する「Tarrassa」。
終演は、フリーでアヴァンギャルドに雄叫びをあげる「The Smiling Dog」。

無音を有効に使った非常に音の少ない空間。相手の意図を汲みながらのインタープレイ。
繊細な音使いに長けた人たちだからできるスペイシーでミステリアスな空間。
夜景のジャケットのよく似合う幽玄な世界。

1. One Time In
2. Seeds of Change
3. Razzle Dazzle
4. Sparkle Lights
5. Mystic
6. Piano/Drum Episode
7. Gong Episode
8. Rare Beauty
9. Spirit Lake
10. Tarrassa
11. The Smiling Dog   

Joe Lovano (ts,tarogato, gongs)
Marilyn Crispell (p)
Carmen Castaldi (ds, perc.)

今日のおまけはレーベルがあげていたアルバムのトレーラー。

う〜ん、土曜日の朝に聴く音楽ではなかったかなぁ。笑

んじゃ、退散♪


2019年2月11日 (月)

時の流れを忘れる… 『Mare Nostrum III / Paolo Fresu - Richard Galliano - Jan Lundgren 』

Mare_nostrum_iii


立春が過ぎました。
雪も降りますが、陽射しが春めいてきましたよね。
特に、、今年は、暦の上だけでなく、春の足音が大きくなった気がします。

同じメンバーで2007年に1枚目『Mare Nostru』、2016年に2枚目『Mare Nostrum II』、そして、今年3枚目がリリースされました。
1枚目がリリースされた時は、直後に輸入盤も買えないという購買規制がかかって、とても怒っていたのをおもいだします。一年後に、日本盤がでて解除されました。

今回も、3人は4曲ずつもちより、そこに最近鬼籍に入ったルグランの曲、イタリアの作曲家の曲、クインシー・ジョーンズの曲、、相変わらずの哀愁そそるメロディが並んでいます。

オープナーのガリアーノ作「Blues sur Seine」。いきなり哀愁の波動攻撃。
ブルージーなピアノ、哀愁をそそるアコーデオン、胸に深く沈み込むフリューゲル。
フレスの曲「Pavese 」、柔らかに柔らかに。躍動感に満ちたラングレンの曲「Love Land」。
先日鬼籍に入ったばかりのミッシェル・ルグランの「The Windmills of Your Mind」、淡々とメロディを奏でる。哀愁と郷愁が詰まった3分半。イタリアの作曲家ディ・カプアの「I’te vurria vasà」、情感たっぷりに。
再び、3人のオリッジナルが並び、その後に演奏されるクインシー・ジョーンズの「Love Theme From “The Getaway”」は、絶品。深い音色と美しいメロディに胸踊る。
3度、4度、3人のオリジナルが並び、終演はガリアーノの「Prayer」。その孤独な感情に気持ちが揺さぶられる。

3人のマエストロの創り出す哀愁の世界に、ただただ身を任せるのみ…
心に染み入る音楽で、時の流れを忘れます。

1 Blues sur Seine
2 Pavese
3 Love Land
4 The Windmills of Your Mind
5 I’te vurria vasà
6 Le Jardin des Fées
7 Del Soldato in trincea
8 Ronneby
9 Love Theme From “The Getaway”
10 Human Requiem
11 Letter to My Mother
12 Love in Return
13 Perfetta
14 The Magic Stroll
15 Prayer

Paolo Fresu (tp, flh)
Richard Galliano (acco, bandoneon & accordina)
Jan Lundgren (p)

今日のおまけは、「Love Theme From “The Getaway” 」。

んじゃ、退散♪

2019年2月 9日 (土)

ぶっ飛びましたっ! 『ませひろこQuintet @ Jazz Flash (2/8)』

ませひろこQuintet @ Jazz Flash (2/8)
ませひろこ (ss) 音川 英二 (ts)
田中 信正 (p) 落合 康介 (b) 吉良 創太 (ds)

Hiroko_mase2

(田中さまが入っていなくてごめんなさい。m(_ _)m)

ちょっと、地元のライブのお休みが続いていたのですが、、タイミングよく参戦できることに♪
新潟市出身のテナー・サックス奏者、音川 英二さまと、公私のパートナーのソプラノ・サックス奏者、ませひろこさまの2人がフロンで、全てませさまのオリジナル演奏するというクインテット。

オープナーから、正道ハードバップの熱い演奏。ワクワク感あるユニゾンからソプラノ、テナー、ピアノとつなぐ間にガンガンとヒートアップ。強いバネのベース、重たく鋭いリズムのドラム。のっけから、互いに煽りまくりっす。会場を一気に盛り上げる、白熱のテンション!
ソプラノ・サックスは、カーブドソプラノで、ストレートより音色が柔らかで太い感じで、ストィックに吹き上げる。テナー・サックスもコルトレーン・スピリットがバシバシ伝わってくる。
2人のコルトレーンを共通項とした掛け合いが、また、強烈。
そこに、超キモなのが、ピアノ。なんだ、このピアノ!って、叫びたくなりましたね。
CDで聴いてた時より、ずっと、テクニカルな演奏だったきがして、狂気と理性が繰り返して出てくる。どう、トリオも生で聴いてみたいですよね。

そんなこんなで、3曲めの「復活(Resurrection)」が、印象的。スピリチュアルな面持ちのテーマで、ずっと太い安定したベースラインが鳴り響き、、ベース・ソロ!独り舞台でしたねぇ。
強さ、スピード感、独創性で、魅せる、観せる、そして、聴かせるで、観客みんな釘付け。
テーマに戻ってきた時には、観客全員、ヤンヤですね。
1stセットの最後は、お腹のそこから湧き返るようなドラムの大アクションからの「Mr.Lion」。めちゃ、勇ましい戦闘モードのテーマ。アヴァンギャルドに躍動するピアノがかっこいい!
まさに猛獣系の演奏で、バンドが一体となって襲いかかってきます!
超高速になっても、力強さも一体感も保って狂喜の様相、荒くれれば荒くれるほどに、サックス2人が絶好調となる…わぁ、、とんだバンドを聴きにきちまった。。

休憩中に、ジャズ喫茶ジョニーの復興支援CD「NEW YORK REUNION」を買う。
マスターに「とても良い、渋いアルバムだよ」って、言われてこちらもワクワク。

2ndセットは、MCから。ヴォーカルの入ったユニットの為に、音川さまが英語で「歌詞」を考える話が面白かった!
公園を散歩するような感じで創ったという「城北公園」、のんびり始まったけど、結局、ランニングしてましたね。笑
曲順は忘れちゃったけど、、「Tribute」繊細なピアノが煌めく美しいバラッドもありました。やはり、このピアノは只者ではないですよぉ。つかのま、うっとりしたもん。曲にまつわる逸話もよかったです。
ラストは、当然?大盛り上がり。尋常じゃないテンションでアヴァンギャルドな演奏。
2セット目も1曲、15分〜20分?のライブならではの、長尺なものがつづき、4曲か5曲目一杯演奏。アルコールも入って、あったまっている観客も巻き込んで熱い時間でお腹いっぱい楽しませていただきました。
アンコールは、前半はMCでメンバーを紹介しながらも戦闘態勢の勇ましい曲で裏切りませんでした!
ジャズ・フラッシュらしい、実にハード・ボイルドなライブでした。

互いに信じあっているのはもちろんのこと、、リーダーの2人がメンバーを絶賛していて、非常に信頼を寄せているのが演奏にそのままでていた気がします。
やりたいことがあっても、それを実現してくれるにはスキルのたったメンバーが必要。
誰が欠けても、あの迫力ある演奏は難しいですよね。
次回は、このバンドでのCDリリース・ツアーかな??

んじゃ、退散♪

2019年1月26日 (土)

ダイナミズムと静謐 『Marcin Wasilewski Trio @ 丸の内コットンクラブ (1/24 1st)』

Marcin Wasilewski Trio @ 丸の内コットンクラブ (1/24 1st)
「ECM Artist in concert 2019 vol.1 」

Marcin_wasilewski_trio

Marcin Wasilewski (p) Sławomir Kurkiewicz (b) Michał Miśkiewicz (ds)

新譜の『Live』は、私の去年のベスト1です。
本来なら、全セット行きたいところだけど、、まぁ、1月は物入りだし、、
昼のピットインのスケジュールを観て、初日24日に決めました。
コットンクラブさんの太っ腹企画に乗ったので、チャージは半額!
ECM Artist in concert 2019のトップバッターですね。(ワクワク)

盛り上がったピットインからの移動で、5時半過ぎくらいに到着。
ピアノの周りは、ほぼ埋まった感じだったのですが、ピアノのすぐ後ろに空いてた最前線の席に。
そういえば、白寿ホールの時も最前列だったなぁ…。と、独りジュースで乾杯。

ほぼ定刻、始まりました。
オープナーは、「これぞECMの音!」みたいな美音を内なる宇宙に向かって繊細にひきつめる感じ。後から、マルチンに詳しい友人に、鬼籍に入ったトマス・シュタンコの「Song for sarah」だったと教えてもらった。シームレスに、マルチンのオリジナル「Sudovian Dance」。独特のメロディを反復しながら、どんどん熱くなっていく。マルチンは、演奏時は足をあげたり、リズムをとったり、じっとしてる時間はない。繊細な音を紡ぐ時も、体から音を絞り出すように弾く。溢れ出る、と、いうより、絞り出すように、、最善の音を探し当てる感じ。3人の息のあった演奏は、まるで一個の人格のよう。もう、なにもかも目が離せない。
少し間があって、再びオリジナルで「Austin」。美旋律、美音、3人で繊細に創り上げていく深い深い世界。自曲は、始まってすぐに「やったっ!」って、心の中で叫んだ。彼のオリジナル曲の中でも人気曲「Night Train To You 」。叙情ゆたかなメロディ、熱く燃え上がる演奏。気分が高揚する1曲だ!ドラムとピアノの一騎打ちのような場面が続き、席にじっとしているのが難しかったですよ。笑 いやぁ、密度の濃い音のやりとりが15分?くらい続いた。これ、圧巻!!もう、舞い上がってしまって、テーマに戻ってきて我に帰る。遠くに来てしまった気分。私って、単純!

やんや、で、初めてMCが入る。「わたしはマルチン・ヴァシレフスキです」と、自分の名前を日本語風に紹介してた。曲も。鬼籍に入ってしまったトマシュ・スタンコに敬意を持っていると言う気持ちが伝わってきました。ジョークも入って、親しみやすい感じ。

なんと、クシュタフ・コメダの「Sleep Safe And Warm」。シンプル・アコースティック時代には、ポーランド人のレジェンド、クシュタフ・コメダの作品集を作ってるし、ECMに移ってからも、この曲を収録してますよね。ベースがフィーチャーされ、情感漂う演奏にうっとり。
ハービー・ハンコックの「Actual Proof」、冒頭は、ベース・ソロを中心に、手拍子、内部演奏、パーカッションなどで、場を温めてからピアノを弾き始める。あの、独特のテーマがときおり顔お出す。3人でリズム遊びをしながら盛り上がる盛り上がる!

拍手、拍手でアンコール。アンコールは、プリンスの「Diamonds and pearls 」。タイトルそのままの美しいピアノからの、、ノリノリの演奏で終了!

やっぱり、主役はピアニストのマルチンなのだけど、ベースもドラムもとても巧い。それだけでなく、彼の全てを理解し、これしかない音で彼らの世界を創り上げる。
躍動感があって、情熱がほとばしる三位一体の演奏。ダイナミズムと、静謐を併せ持つピアニズム!もう、最高です。

新譜の『Live』を聴いたときに、そこに居た4000人の観客に嫉妬したんですよ…。
でも、その感動をこの日に体感!アグレッシブに動き回るトリオ、ぐいぐい引き込まれる。高揚感で胸がいっぱいになってしまいました。。

今回は、新譜の収録曲を中心に、自分たちのキャリアも織り込んだようなセットになっていて、幅広い人たちが満足したのではないかと思いました。つうか、私は、大満足でした!
あ、、ついでの情報、どうやら、この日は2セット同じセットリストだったようです。笑

持っていったアルバムにサインをいただいて、握手して帰ってきましたよん。
またの来日をお待ちしております!

んじゃ、退散♪

2019年1月25日 (金)

熱く語る 「the otherside quartet @ 新宿ピットイン 1/24 (昼)」

the otherside quartet @ 新宿ピットイン1/24 (昼)

The_otherside


古谷 淳 (p) 西口 明宏 (ts,ss) 千北 祐輔 (b) 服部 正嗣 (ds)

ピアニスト古谷 淳さまは、去年「Davy Mooney & 大村 亘カルテット」で、ジャズ・フラッシュでライブを聴いたときに、バランスの良いピアノを弾いていて新譜の『Southbound』を購入。家に帰って聴いたら、予想以上に良いアルバムだった。それから、静かでクールなピアニストなんだろうなぁ、って、いうイメージを良い意味で裏切ってくれました。結構、ストレートに熱い演奏だったりするのです。
このバンドには、マイ・フェヴァリットなサックス奏者の西口 明宏さまもいらっしゃるので、一度は生で聴いてみたかったのですね。
昼のピットインだけど、なかなかの人の入り。人気ですね。
ピアノのすぐ後ろに座りました。ピアノの手元もよく見えるし、サックスの横顔もよく見える場所。

1セット目のオープナーは、「Dark Light」、そのままピットインのような場所をイメージしてできた曲らしいのだが、のっけから、、飛ばします。ピアノとサックスが呼応しあって、それを息のぴったりなベースとドラムが後押しする。熱いまま、硬派にアレンジされたスティービー・ワンダーの「You Are The Sunshine Of My Life 」。ピアノとサックスの絡みが絶妙な「The Lost Art」。と、「3曲目、タイトル何だったかな?」って思っていたら、MCで曲を説明してくれた!
4曲めは、まだタイトルのない「新曲」。私はモダンで明るい曲想で陽光さす、大都会が浮かんできました。うん、大都会を闊歩するスィンギーな感じ。
1セット目の最後は、「母と子と精霊と」。ゆったりとおおらかな曲想にサックスの音色がとてもマッチする。人生の喜びにつながっている素敵な演奏。

良いタイミングで、古谷さまに話しかけることができ、休憩時間にサインもいただきました。

味わい豊かなピアノ・ソロから始まった2セット目。気がつくと、アルバムのタイトル曲「Southbound」になっていた。この曲、PMGのサウンドみたいにヴォイスが重なったり、手拍子が入ったりするんだけど、実際にピアノ向こうでサックスとベースが手拍子してるの観て、「絶対、参加できない…。」と、心密かに思った。笑 古谷さまのラジオ番組のタイトル曲でもあって、好きな曲です♪ 演奏は、やっぱり、どんどん熱くなってしまう。
一音一音が重たいベースとドラムが、ばっちり、サウンドに効いているのですよねぇ。
この後、新しいバラードを演奏したはず。ゆっくりとピアノを弾くとき、、丁寧なタッチで美しい音が溢れる。あんなに鬼だったサックスが情感ゆたかに楽器を鳴らす。うっとり。
次も新曲、アグレッシブでソプラノが縦横無尽に動きまわる。超ヒートアップするピアノ。すごい集中力で弾きまくる。目の前で動く両手がクラプトンのスローハンドのような錯覚を起こさせる。重たい低音重視のベース・ソロをフィーチャーした曲があって、コルトレーンの黄金カルティットみたいだったよ。
ラストの曲が終わったときには、5時過ぎて居ましたが、昼ピットには珍しい?アンコール。
大満足で終演でした!

古谷さまの楽曲、演奏から心象風景が浮かんで来る。サックス西口 明宏さまの音色が、その世界観とぴったりくる。ベースの千北 祐輔さまとドラム服部 正嗣さまとの息もぴったり、インタープレイもスリリングで、創造力豊かな世界が広がっている。

と、かなり興奮して、コットンクラブに向かうのでありました。あったまりすぎたかな。。笑
んじゃ、退散♪

2019年1月21日 (月)

やっぱり、雲の上の人たち  「Pat Metheny "Side Eye" witn James Francies&Nate Smith (1/19 1st)」

Pat Metheny "Side Eye" witn James Francies&Nate Smith (1/19 1st)

Pat_metheny_side_eye

Pat Metheny (g) James Francies (p, key, org) Nate Smith (ds)

なんでしょうか。。
乙女心を大きく揺さぶるメンバーだったのですよ。
お友だちとご一緒する予定で、とっていただいたのですが、彼女はのっぴきならぬことになってしまい、残念ながら独りで参加。
センターペアシートの右側。メセニーさまは、真ん前だけど、ギターを弾くときには中央方面に体をむけるので、時々、手元が見えにくくなる。でも、全ての曲でギターも手元も見えました。
さて、、ほぼ定刻に、細めのボーダーシャツのパット・メセニーさまの登場です!

オープナーは、ブルージーな香り漂う「Turnaround」。のっけから超重戦車ネイト・スミスのタイトで、重たいドラムに湧き上がる。
でた!!「So May It Secretly Begin」。ジェイムス・フランシーズは、左手でアコースティックベースのラインを弾き、とても、ベースレスのユニットには思えない。しかも、右手はキーボード?を演奏。前人未到な技を難なくこなす。
フランシーズにスポットライトがガンガンあたっている「Jaco」。重たいドラムが押し上げる中、目の前にある鍵盤楽器をいく通りかの組み合わせで弾き倒した!!なぜか、とくげなパット・メセニー。
ピアノとエレベのベースラインだったと思うのですが、、「Sirabhorn?」かな。うん、、ジャコ繋がりだしね。
超高速フレーズが入った「Red One」、グイグイと弾き倒す天下のパット・メセニーの本気のピッキング。
一転、しっとりと「Always and Forever」。先程までの鬼はツノを隠して、情感たっぷりに美しいバラッドを。
ハモンド使っためちゃブルースフィーリングたっぷりの曲。レイドバック気味の黒っぽい演奏だったけど、タイトルは??。
終演は、「When We Were Free?」。フランシーズのピアノは、、かなり個性的。そして、独特のドライブ感のスミスのドラム。大将は、超ワクワク感みえみえ。途中、ギターを持ち替えてシンセのスイッチオン、三位混沌のハイテンションの演奏からのフリー。今回も、アンコールはなし!

超重戦車スミスの強力なグルーブがお腹の底からドシドシ来ます!まじ、石礫!!
右手は、ピアノでメロディ、左手はキーボードでベース・ライン…って、フランシーズの多重人格ぶりハンパない。ぶっ飛びすぎ!
黒さと先鋭性を備えた2人のファイターに、天下のパット・メセニーの本気のピッキングがぐいぐい、来る!
アンコールはなかったけれど、連日連夜のライブだし、約75分を戦いぬいた64歳に、それはちょっと酷だろう。体に気をつけて、長生きしてくださいね♪

彼のミュージシャンに対する審美眼に再敬服した日でもありました。
ネイト・スミスは、以前から好きだったのだけど、今回、、前にクリポタさまで聴いた時より、人が持っている原始的な部分を揺さぶる底力が倍増しているきがする。また、クリポタさまと組んで欲しい。。
売り出し中?の若いフランシーズは、なんと、24歳!!って、ことです。クリポタさまの新譜に全面参加。。これも、楽しみです。これで、来日かな??
まぁ、、高いことは高いし、それを良いとは思ってないのですが、、武道館でクラプトンを聴いたらもっと高いのだ。そういうことに、慣れてしまっているので、あんなに近くでパット・メセニーを感じられて興奮しっぱなしでございました。

んじゃ、退散♪


2019年1月19日 (土)

今日、1月19日(土)は第33回新潟ジャズストリートです!

今日、1月19日(土)は、第33回新潟ジャズストリートが開催されます!


1000円のフリーパスチケットで各会場でジャズ三昧!
パンフレットを早めに手にいれて、計画的に回りましょう♪
古町を中心に、昼から夜中までジャズに酔いしれることができます。
ぜひぜひ、ご参加くださ〜い。m(_ _)m

新潟ジャズストリートHP

会 場 古町・駅南地区27会場

料 金 フリーパスチケット1000円(中学生以下無料)
     店舗会場では、希望される方に飲食を提供しています(1ドリンク500円~)

時 間 12:00~23:00(演奏時間は会場により異なります)

ライブ数 162組(コンボ154組、学生ビッグバンド5組、社会人ビッグバンド3組)

出演者数 836名(コンボ637名、学生ビッグバンド144名、社会人ビッグバンド55名)

幸い、今年は雪はほとんどありません。
このチャンスに、ぜひ、生の音に触れてみてくださいね!

んじゃ、退散♪

2019年1月18日 (金)

寒中お見舞いに  『Florian Weber / Lucent Water』

Lucent_waters

ドイツのピアニスト、フロリアン・ウェーバーのECMでの2作目、年末にリリースされました、
前回は、トランペットとのデュオ、今作は、トリオに、トランペッター、アレフ・ラレッシをゲストに迎えたアルバム。全8曲、ウェーバーのオリジナル、ラレッシは「」参加。
そして、先日、パット・ メセニーの「Pat Metheny “A Night of Duo & Trio” with Linda May Han Oh & Gwilym Simcock 」のリンダ・オーがベースです!

オープナーは、タイトル「Brilliant Waters」のイメージそのままの、透明感ある美しいピアノの演奏を中心に、ドラムとベースがそっと色付けする幕開けにぴったりな短い曲。繊細なやりとりがECMらしい。
一転、緊張感強く、それぞれが強い主張を持ち、自由に流れていく「Melody of A Waterfall」。
ラレッシのトランペットが悠々とした風景を語る「From Cousteau‘s Point of View」。トランペットの伴奏という感じはなく、一緒に空間を埋めていってる感じ。
リンダのベースが効果的、何処かミステリアスな「Honestlee」。
ラレッシが参加し、4人がバランスよく主張する「Butterfly Effect」、ラレッシのトランペットは高速フレーズを吹いてもゆったりしており、寒色系の響きがウェーバーにぴったり。
作品の中で一番動きの大きい「Time Horizon」、トリオでかなり自由に実験的に動き回っている。再び、ラレッシ参加の「Fragile Cocoon」、緊張感の中、即興につぐ即興で高みを目指す。
終演は、トリオで空間を大きく使った「Schimmelreiter」。ピアノの揺らぎはサティのよう。最後は、ECM的美音三昧。

全編、透明感ある寒色系の空間。熱くなってもその色彩は変わらないですね。
でも、どこか温かく冷え冷えしているわけではないので、「寒中お見舞いがわり」でいかがでしょ?

1.Brilliant Waters
2.Melody of A Waterfall
3.From Cousteau‘s Point of View
4.Honestlee
5.Butterfly Effect
6.Time Horizon
7.Fragile Cocoon
8.Schimmelreiter

Florian Weber (p)
Ralph Alessi (tp)
Linda May Han Oh (b)
Nasheet Waits (ds)

今日のおまけは、ECMレーベルがあげてたもの。

明日は、2019年冬のNiigata Jazz Streetです!
んじゃ、退散♪

2019年1月16日 (水)

すでに夢か幻か… 「Pat Metheny “A Night of Duo & Trio” with Linda May Han Oh & Gwilym Simcock (1/13 2nd)」

Pat Metheny “A Night of Duo & Trio” with Linda May Han Oh & Gwilym Simcock (1/13 2nd)

Bn_pat_metheny

(ピンボケばかりだったので、BNさんのHPからお借りしました。m(_ _)m)

Pat Metheny (g) Linda May Han Oh (b) Gwilym Simcock (p)

すでに、次のユニット「Side Eye」が始まりましたね。
でも、このブログは日記がわりでもあるので、「すでに夢か幻か…」シリーズは、、まじな備忘録ということで。
当初行こうと思っていた日に、用事が入っていけなくなり、比較的遅くとった席です。
「ボックス席のL」、でも、とにかく行きたかったのでよしとした。
なので、あまり期待していなかったのですが、これが、、大当たり。
ドラムレスのトリオで、ピアノ、ベース、ギターの並びだったので、メセニーさまは、ずっとこちら側を向いて弾いておりました。
しかも、視線が人の頭からはずれて居たので、近距離ではないけれどもギターを弾く様子がきちんと見えてとてもとてもラッキーな席でした。

ライブは、メインのDaniel Slamanのギターで6曲くらい弾き、MCの後にLinda Manzer Guitarsに切り替えました。そのあとは2曲かな。
ユニットについているタイトルが、「A Night of Duo & Trio」なのですが、まさに、そのままっていう感じで、メセニーを中心とした3人での神業的な演奏、そこからのデュオ、ソロという感じ。あるいは、逆のパターン。
ベースのリンダ・オーは、安定感があり、ごりっと力強い感じ。メセニーに、とても信頼されている感じで、常に超臨戦態勢な状況。ピアノのグウィリム・シムコックは、2人のやり取りや、メセニーのソロに、とても控えめな音で色彩を加えるクラシカルな繊細さと、ダイナミックなソロが素晴らしかった。
でも、すっごく、正直な感想を言ってしまうと、メセニーとリンダの信頼関係ほどではないのかな?って、思ってしまいました。でも、4曲目くらいのドラマチックな曲を盛り上げたのは彼。
前回、アントニオ・サンチェスが居たライブの時より、少し距離を感じたのは私だけかな?
自分が一番嬉しかったのは、大好きなクリス・ポッターとの演奏で聴かせてくれた「This Belongs to You」を聴けたことかな。
以前にUnity Bandで来日した時には、聴けなかったものね。

今回は、ドラムレスのユニットだったので、メセニーのギターから流れ出る、メロディアスなフレーズを聴くのにはとても良いユニットだったとおもいます。叙情的な曲、演奏が多かった。
彼のギターが唯一無二だと感じるのは、知らない曲を演奏してても「パット・メセニーの曲」だと思うから。
アンコールはなくて、最後は「kakinarasu(掻き鳴らす)」??での、熱演。かなりハードなギターのカッティングから、ノイジーでフリーな強面なメセニーが5分以上続いたと思う。途中、肘なども使いかなり混沌としたハードボイルドな演奏でした。

と、いうことで、、ライブの前に呑みすぎたのは、、痛かったです。
今日からはじまる「Side Eye」も、、かなり楽しみですね!
んじゃ、退散♪

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