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音楽で拡がる輪

JAZZ

2017年5月20日 (土)

ピアノトリオの真髄、三位一体のインタープレイ 『Makoto Nakamura Trio』

Makoto_nakamura_trio

四月に「中村 真トリオCD発売記念ツアー」で、新潟のジャズフラッシュでライブを聴いた。
去年の10月のライブの時と同様に3人のインタープレイに圧倒された。
そして、ライブ会場で先行販売されたこのアルバムを購入したのです。
選曲はドラマー大村亘の「Slow highway」以外は、スタンダード。でも、スタンダードは時には演奏する人たちを丸裸にしますよね。

オープナーは、シンプルに歌う「Triste」。美しく、優しく、、少しだけ甘く。3人の息のあった演奏は気持ちよい。
意識の暗闇から浮かび上がってくるような「In a sentimental mood」。余分な音を排除して、小さな音で心を震わす。小さな音で最小の音数で感情を表現できるピアノの素晴らしさ。もちろん、ベースもドラムも繊細な空気をうまく表現。
一転、アップテンポで躍動感ある「Stablemates」。
「Isn't it romantIc」は、思いっきりロマンチックに。忘れていた「恋心」という言葉を思い出すはず。
大村亘作「Slow highway」は、ピアノとドラムのデュオ。ちょっとアブストラクト。互いにインスパイアされながら繋がり、離れ離れにならずにね。
全曲の緊張感を解きほぐすような、、ほのぼのと柔らかな「I get along without you」。
疾走感ある「All of you」は、アグレッシブに互いに鼓舞しあう。炸裂するドラムソロ、かっこいい♪
魅惑的なジョビンのメロディをゆったりと、、情感たっぷりと。ドラマチックに進む中、ベースのアルコが効果的。
繊細なスティック音とベースで始まる「Smile」のスリリングなこと。二人からインスパアされて抽象的に広がっていく心の目でみたスマイル。
終演は「Stella by starlight」。星影のステラは、3人の見えざるものに思いをはせる思索の深度が深まり、、高く遠くに飛翔。


リリカルで正統派のピアノトリオがお好きな方にオススメです。
自由な発想は、彼らの演奏を通して人の心の深い部分に訴え、その想像力でどこか別な場所に誘ってくれる音楽です。


1. Triste
2. In a sentimental mood
3. Stablemates
4. Isn't it romantIc
5. Slow highway
6. I get along without you
7. All of you
8. Ohla maria
9. Smile
10. Stella by starlight

中村 真 (p)
中村新太郎 (b)
大村 亘 (ds)

今日のおまけは、ツアー中の演奏で「Smile」。
当然ですが、アルバムと違う演奏に変化してますよね。

んじゃ、退散♪

2017年5月17日 (水)

真昼の夢 『Wolfert Brederode Trio @ 栃木県総合文化センター』

Wolfert Brederode Trio @ 栃木県総合文化センター

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Wolfert Brederode (p) Gulli Gudmundsson (b) Jasper Van Hulten (ds)

ECMからの作品『Black Ice』が、ツボにはまったオランダのトリオが来日中。

去年、新潟の上越まできてたんだけど、、いけなかったのです。

なので、お初です。場所は去年「Joonas Haavisto Trio」>を聴いた宇都宮です。

朝8時に家をでたんだけど、ホールに到着は開場時間の11時。

相変わらず、長い列ができてます。でも、一人はどうにかなるもんで、ピアノよりのセンターで、前から五列目?くらいに座れました。

定刻より少し早めにスタート。

オープナーは、アルバムと一緒で「Elegia」、「Olive Tree」をシームレスに。生で聴くWolfert Brederode Trioは、やはり残響系の音を有効に使い静謐なムード。

ピアノの音は美しくまろやか、ベースもウッドベースらしいあたたかな音色で丁寧なお仕事。そして、多彩で繊細な音を奏でる(叩くというより奏でる)ドラム。

3人の一体感ある演奏は、繊細に呼応しながら、フリーな場面や抽象的で芸術的な場面も多く、また、時に歌心もたっぷり感じる場面もあって、静謐な流れの中にドラマチックな展開もある非常に満足度の高い演奏でした。

新曲もありましたが、基本は『Black Ice』のレパートリーからが多かったとおもいます。

アンコールも含めて、、あっという間の1時間。もう、なんか、夢のような時間だった。。

きちんとサイン会を開いてくださって、『Black Ice』にサインをいただいて帰ってきました。幸せ。。
来年は誰かな。来年も彼らかな。。

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んじゃ、退散♪


2017年5月16日 (火)

ピアノの音色に釘付け 『Find the Way / Aaron Parks』

Find_the_way


出世作『Invisible Cinema』、ECMデビュー作『Arborescence』とお気に入りの私は「繊細でリリカル、幻想的な音風景」といった彼のピアノが好きです。
もちろん、James Farmのユニットのような別の顔も持っているのは承知の上で、本質は内省的な仄暗さにあると思っているので、、ECMからのトリオ作はとても楽しみにしてました。
しかしながら、ベン・ストリート、ビリー・ハートというメンバーには、、ちょっとびっくり。。特に、私は、、ビリー・ハートがちょっと得意でないのでありました。過去の記事を読んでいると、、どうも、「少し暑苦しい。。繊細さに欠ける。。」と思っているようです。。m(_ _)m
でも、タイトル曲以外はアーロン・パークスのオリジナルだし、ピアノに専念してますし、、やっぱり、悩んだ挙句ポチりました。

オープナーは、「Adrift」、パークスらしくミニマルな響きと反復で人を別世界に誘う曲。美しいピアノの音色に引き寄せられます。。
柔らかなとろけるような「Song For Sashou」のメロディを歌心たっぷりに楽しそうに奏でる。内省的で海の底に沈んでいるような「Unravel」。
ビリー・ハートのドラムソロで幕をあける「Hold Music」、深遠な雰囲気。やはり、ドラムをフィーチャーした感じの「The Storyteller」。
ブルージーに突き進む「Alice」(たぶん、アリス・コルトレーン)。少し抽象的な「First Glance」、「Melquiades」。
終演は、彼が大好きなローズマリー・クルーニーのアルバムから「Find The Way」。しっとりと、そしてロマンチックな余韻を残して。。

ピアノの音色の美しさ、曲の素晴らしさにうっとり。
残念ながら、、私のドラムに関する思索は個人的にあたってしまいましたが、、
それは、私の趣味嗜好とするところなので、彼のピアノが好きな方は1聴の価値はあるとおもいます。
で、パークスはビリー・ハートを尊敬しているようで、彼のドラムをまんん中に置いた場面が多くみられました。
これも、彼の一面ですね。


1. Adrift
2. Song For Sashou
3. Unravel
4. Hold Music
5. The Storyteller
6. Alice
7. First Glance
8. Melquiades
9. Find The Way

Aaron Parks (p)
Ben Street (b)
Billy Hart (ds)

残念ながら、、今日は丁度良い動画が見つけられませんでした。m(_ _)m

んじゃ、退散♪

2017年5月14日 (日)

今回も知力体力と無敵なクリポタ♪ 『Dreamer Is The Dream / Chris Potter』

Dreamer_is_the_dream


クリス・ポッター、ことクリポタさまの『The Sirens』『Imaginary Cities』に続くECMの3枚目。
ピアノは、『The Sirens』でセカンドピアノ的に参加していた才気あるダヴィ・ビレージェス、ベースは一見地味だけどNYシーンで信頼度の高いジョー・マーティン、そして、エッジの効いた多彩なサウンドが人気のマーカス・ギルモア!(クリポタ&マーカス大好き人間として、このメンバーで来日してほしいっす!)
で、、マーティンのリーダー作『Not By Chance』の暗闇に光る青白い閃光のような雰囲気が大好き。なので、前作のECMでのラージアンサブル作もうっとりいたしましたが、久々の小さめコンボでのクリポタさまを楽しみにしてました♪


オープナーは、深淵なるコルトレーンのバラードにつうじるスピリチュアルな雰囲気を持った「Heart In Hand」を情感たっぷりと。ブレずにまっすぐ突き進むテナーが気持ち良い。透明感ある極上のピアノトリオにのって、テナーの穏やかな音が 大河ように流れていく。
民族楽器Ilimbaを使ったその名も「Ilimba」。嵐を予感させる曲調。長尺なクリポタ節でグイグイ押し進む。水を得た魚のようにギルモアのドラムが決まる。高速パッセージの応酬。ギルモアのソロかっこええ!
タイトル曲「 The Dreamer Is The Dream」。バスクラのメロディアスな歌い口。穏やかな温かいメロディ。夢って なんだろう?旅人?
一見地味だけど丁寧に歌うあげるマーチンのソロ。テナーに変わってドラマチックに高揚感たっぷりに。
パーカッションの音、 チェレステ、サンプル?不思議に混じり合った音の世界から始まる「Memory And Desire」。まるで、自然界の音のよう。ジャングルの中のワンシーンのよう。郷愁を誘うソプラノソロは次第に熱を帯びて・・。
「Yasodhara」。力強く破壊的、長尺で抽象的なテナーソロ。、前衛的な激情のピアノソロが刺さる。
終演は「 Sonic Anomaly」。ダークで前衛的。挑戦的なソロが続く。ストイックに自らの内側を見つめ すくいあげていく音の数々に迷いは無い!

ECMらしからぬ躍動感や激情的な演奏も多々あるアルバム。
文武両道、知力体力と無敵なクリポタ。真摯に音楽に向かい、しっかりと内側を見つめ意識の底から拾い上げたフレーズ満載。

1. Heart In Hand
2. Ilimba
3. The Dreamer Is The Dream
4. Memory And Desire
5. Yasodhara
6. Sonic Anomaly

Chris Potter(ts, ss, b-cl, cl, fl, ilimba, samples)
David Viralles (p, celeste)
Joe Martin (b)
Marcus Gilmore (ds, perc)

今日のおまけは「Yasodhara」。

なんでもいいんだけど、クリポタがかっこよすぎる。
で、そのかっこよさを強靭に支えているのがギルモア。
このメンバーでの来日を強く望みます!!

んじゃ、退散♪

2017年5月11日 (木)

余白に身を委ねる快感  『incomplete voices / Ryosuke Hashizume Group (橋爪亮督)』

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双子のようなアルバム『Visible/Invisib』『Side Two』は、ピットインのライブ盤でした。あれから3年?このグループの6枚目のアルバムはスタジオ盤です。
なんと、結成17年だそうです。もちろん、全曲橋爪オリジナル。

ピアノに誘われて始まるオープナー「Still」。1聴に美しい橋爪サウンド。17年目の集大成!みたいな気負いはまったく感じられず、いい意味ですんなりと耳に馴染み穏やかに進む。5人の音がゆるく絡み合いながら空間を満たしていく。
クールなサックス、その余韻に絶品のハーモニーが重ねられていく「One Time Dream」。フレットレスベースのソロとギターの音色にうっとり。
空ゆく雲のごとく浮遊するサックスに侘び寂びを感じる「Synesthesia」。ギターの音色の美しさに心奪われ、ピアノ優しさに目を閉じる。静かに、、でも確実に心を深いところで震わせる。
どこまでも穏やかでゆったりしている分、感情移入をしやすい「Song Unknown」。
大きな空間で、メンバー各自が、ゆるく繋がり、、でも決して離れ離れにならない際どさ「Line」。
意識の向こう側の出来事のような繊細な音が奏でられる「初月」。個々の引き算の妙。。
想像を掻き立てるフレットレスベースに始まり、ピアノ、ドラム、ギター、テナーと気がつけば大潮のように満ちている「4-18」。
終演は、揺らぐように、揺らぐように、、ふわり、ふわりと、、すぅ〜と心に忍び寄る繊細で美しいサウンド「July」。

音のない余白に身を委ねることのできる音楽。
各楽器の音色がとても美しく、各自が立体的な音空間のどこに音を置いていけばいいのかをしっかり把握しているので、引き算に引き算を重ねているのに空間が綺麗な音で満たされていて癒されます。

私にとっては、夢と現実を行き来するような想像力を刺激する穏やかなサウンドでした。
連休のお疲れが残っている皆さま、めちゃ気持ちいいですよ。いかがですか♪

1. Still
2. One Time Dream
3. Synesthesia
4. Song Unknown
5. Line
6. 初月
7. 4-18
8. July

橋爪亮督( ts,ss)
市野元彦(g)
佐藤浩一(p)
織原良次(fretless-b)
橋本学(ds, perc)

今日のおまけは、同じメンバーでの「July」。
ピットインでのライブからですね。

ゴールデンウィークの旅行から帰ってきたら届いてました。
毎日リピートしてました。生で聴きたいな。。

んじゃ、退散♪

2017年5月 1日 (月)

過去の遺産を未来へ繋げた軌跡 『Y / Yaron Herman』

Y

イスラエル生まれで、現在はフランスに在住のピアニスト、ヤロン・ヘルマン。
ブルーノートの2作目は、ベースにBastien Burger、ドラムはZiv Ravitzという新しいトリオ。
3人とも、主の楽器の他に、エレクトロニクスやプログラミングも含んだマルチな働きをしています。そこに、3人のヴォーカリストをフィーチャーし「伝統」と「今」を重ね合わせた音楽。「今時」な感じなのですが、やっぱりピアノに聴き惚れちゃいます。

オープナーは、音の歪みに時空を感じ、柔らかなうねりに音の世界に吸い込まれそうになる「First Dance」。くるくる回るリフが印象的な「Legs to run」。
モダンなテーマを盛り上げるドラムのアクセントが素晴らしい「Phoenix」。
フランス人のシンガーソングライター、-M-(マチュー・シェディッド)をフィーチャーして、ポップで独特な世界「 Saisons Contradictoires 」。
荒削りな破壊的なドラムとエレクトロニクスが効果的な「Jacob」。即興的な要素の強い「Silhouettes」。
フランスのソングライター、ドリーム・コアラをフィーチャーした「Solaire」は、宇宙遊泳のよう。一転、躍動感ある「Side Jump」。
UKのブルース・ロック・バンド、ホークスからジャズ歌手に転向したヒュー・コルトマンをフィーチャーした「The Waker」は、叙情的でゾクゾク感満載。
ピアノトリオの本領発揮「Spark」。ジューイッシュのトラディショナルソング「Fun Groys Dasad」は、祈りのような女性の声がはいり敬虔に。
終演はエレクトロも融合された壮大な空間「Dreamson」。

彼の過去の遺産を未来へ繋げた軌跡。
エレクトロやプログラミングなどの手法も使いながらも、彼の持っている民族的な哀愁も感じる独特な世界。

1. First Dance
2. Legs to run
3. Phoenix
4. Saisons Contradictoires featuring -M-
5. Jacob
6. Silhouettes
7. Solaire featuring Dream Koala
8. Side Jump
9. The Waker featuring Hugh Coltman
10. Spark
11. Fun Groys Dasad
12. Dreamson

Yaron Herman (p,key,celesta,prog,vo)
Bastien Burger (b,key,prog,g,vo)
Ziv Ravitz (ds,electronics,prog)

Mathieu Chedid (vo,g) #4
Dream Koala (vo, ) #7
Hugh Coltman (vo) #9

今日のおまけは、ヒュー・コルトマンが歌う「The Waker」。

連休の箸休め?にいかがでしょ?

んじゃ、退散♪

2017年4月25日 (火)

『ジャズ批評 197号』がでました〜♪

『ジャズ批評 197号』がでました〜♪

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今回の特集は、、

「ジャズ100年の名曲&名演 」

1917年にジャズがレコードに録音されてから今年で100年。
「ジャズの歴史」は「曲の歴史」であるとも言えます。スタンダードからミュージシャンズ・オリジナルなど、100年の間に作られた名曲とその名演が紹介されています。
ジャズ録音100年の歴史、好きな曲トップ10アンケート、レコードプロデューサーが語る本音対談等。盛りだくさん!

さて、あなたお好きなナンバーは何ですか?


いつもの「新譜紹介」は、、4枚。


★ My Foolish Heart / Ralph Towner

お得意の12弦ギターの響きも幻想的で、最後の最後まで粒の揃った美音で彩られた演奏が堪能できる。真摯で敬虔な祈りにも似た空間は、沈む心にも弾む心にも心地よく響く音風景です。

★ Cold Sand / Alessandro Galati

音と音の間(はざま)にも彼らの想いを強く感じる。期待どおり、期待以上、心に広がる艶めく音風景。艶めき輝く感情の発露。「彼方なる天より滴る美音の雫」は、誇大広告ではありませぬ。

★ Guzuguzu / Helge Lien Trio

全8曲が彼の曲。多くの曲が、日本語の擬音言葉からインスパイアされたユニークな作品。
極光のような変幻自在さでノルウェーの大自然と繋がり、ますます進化した3人の世界!

★ You Already Know / Bungalow

個々の研鑽が積み上がり彼らにしか表現できない音風景。音楽を通して物事の本質を捉えようとする哲学的な空気を感じます。深化するバンガロー、リリースツアーが楽しみです!


「New Disc Pick Up」

★ A Different Truth / T-RIOT

強靭なグルーヴを持つ伊プーリャ発ピアノ・トリオ。
芳醇なフレージング、力強くソウルフルで明朗快活に歌い上げるピアノと機動力あるリズム陣の演奏に拍手喝采。
粋でいなせ硬派で漢気溢れる演奏です!痛快!!

んじゃ、退散♪

2017年4月20日 (木)

超絶楽しい!!「ラーメンな女たち / 矢野顕子x上原ひろみ@東京文化会館 (4/18)」

ラーメンな女たち / 矢野顕子x上原ひろみ@東京文化会館 (4/18)

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新譜がとっても気に入ったので、コンサートのチケットをとりました!
東京文化会館6列目♪
ステージ向かって右ブロックの中央よりなので、ひろみちゃんの手元ばっちり。
足踏み、肘打ち、ジャンプとアクロバティックな演奏姿も見逃すことなく、、
顕子さまのお顔は正面から、表情豊かに歌うその艶っぽさも堪能♪
終始、、テンションマックスでございました。

ライブは顕子さまのちょっと笑えるアナウンスから始まりました。

前半のオープナーは、ジャジーな味付けな「ラーメン食べたい Get Together編」。
低音がガンガンくる、お腹の底からラーメン食べたいと叫ぶ、、うねるうねる!
観客全員を一気にステージに釘付けですね。
自由奔放に歌い飛ばす「東京は夜の7時」。地球や時空を超える大きな広がり♪

「東京文化会館」のステージに立つのが夢だったと語る顕子さま。
明日からは、余生だそうです。笑
MCの楽しいこと楽しいこと。本当にチャーミング。

曲と曲をくっつけシリーズ「おちゃらかプリンツ」。動揺の「おちゃらかほい」とショーターの「Footprints」。
目の前で、「Footprints」に変わる瞬間の気持ち良さ!ひろみちゃんのピアノの凄さは折り紙つきですが、顕子さまのピアノも超絶凄い。
ひろみちゃんの肘打ちが、「ガン」とでると。。顕子さまも肘で「ちょちょちょん」と返歌。
二人のすごいんだけど、ちょっと笑えるやりとりがかっこいい。大歓声!

どんどん、できますのよ。なんでもおっけーです。
リクエストも受け付けてます。って。笑

次もひっつけシリーズ「真っ赤なサンシャイン」。ひばりさまの「真っ赤な太陽」とビル・ウィザースの「Ain't No Sunshine」。これが、渋くてエモーショナル。ひろみちゃんも顕子さまも自在すぎる!!
ソウルフルっす!

ひろみちゃんのオリジナル「Dreamer」。ひろみちゃんの「A LIVE」に入っていますね。
夢見るような柔らかなピアノ音、そして、歌詞がついた「Dreamer」、、なんて良い曲なんでしょう。。一緒に、ひろみちゃんの夢をみているような気分。大空に響き渡りましたね。

休憩前は「飛ばして行くよ」。もう、やったぁ!!って、気分です。
二台のピアノ呼応しあう、強い追い風となってぐんぐんいきます。
んん?ひろみちゃん、飛んでませんか??跳ねてませんか??
男も女も。すっ飛ばして勢いで進むことはあるもんだぜ。

さて、20分間の休憩の後は、、

まずは、上原ひろみのソロで「I Got Rhythm」。「I Got Rhythm」が、変幻自在に姿を変えて進むひろみ流。鍵盤の上を所狭しと両腕が、10本の指が目にもとまらに速さで動き回る!
アグレッシブ、パーカッシヴ、ゴムまりのような感性!
そして、矢野顕子のソロ「Super Folk Song」。いやん、もう、なんて可愛いの!ピアノの音色も優しい、ゆるく、、でも、情熱的。弾き語りながら、アドリブ満載。

で、ひろみちゃんがもどってきて、、ツアーグッズの宣伝タイム。お笑いコーナーです!

美しくのびのび「Children In The Summer」、光景が浮かびあげる。会話をしているような二人のやりとり。。
ひろみちゃん作曲の「こいのうた」は、顕子さまの音域を考えながらつくったとのこと。
独唱でまっすぐ、すとれーとに歌い上げます。☆素敵☆

くっつけシリーズ「ホームタウンブギウギ」。笠置シズ子の「東京ブギウギ」と「New York, New York」。弾むピアノと華やぐ歌。もう、体が動きっぱなし。
そして、最後は「シメはラーメンで、、」って、「ラーメンたべたい ラーメンな女たち編」。
スピードアップ、進化した「ラーメンたべたい」。思いっきり、濃〜い、合わせ出汁のラーメン堪能しました。え?替え玉は、、お腹いっぱいですわ。

拍手喝采で、アンコール。

まずは、「そこのアイロンに告ぐ」。もう、覚悟しちゃいます!!
で、最後も独唱で感動的な「Green Tea Farm」。
全員でスタンディングオベーションでした。

ひろみさまは、ピアノ超絶!で、可愛いっ!!
顕子さまは、めちゃめちゃお歌がお上手!で、ピアノももの凄く巧いっ!!
ひろみさまは、ひろみさまのまんまで。。
顕子さまは、顕子さまのまんまで。。
2人一緒になると併せ出汁でラーメンな女へ。変幻自在の濃〜〜いお出汁でした♪

心に残るコンサートになりました。
嬉しすぎて、何もいえません。。(ん?十分しゃべったね。。)

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この中に、私もちゃんと?写ってます!

4/18 東京文化会館 セットリスト

前半
1.ラーメン食べたい Get Together編
2.東京は夜の7時
3.おちゃらかプリンツ
4.真っ赤なサンシャイン
5.Dreamer
6.飛ばして行くよ

後半
1.I Got Rhythm (上原ひろみソロ)
2.Super Folk Song (矢野顕子ソロ)
3.Children In The Summer
4.こいのうた (矢野顕子独唱・上原ひろみピアノ)
5.ホームタウンブギウギ
6.ラーメンたべたい ラーメンな女たち編

アンコール
1.そこのアイロンに告ぐ
2.Green Tea Farm (矢野顕子独唱・上原ひろみピアノ)

んじゃ、退散♪

2017年4月12日 (水)

難解、寸止めの美しさ 「中村 真トリオCD発売記念ツアー @ ジャズフラッシュ(4月11日)」

中村 真トリオCD発売記念ツアー @ ジャズフラッシュ(4月11日)
中村 真 (p) 中村新太郎 (b) 大村 亘 (ds)

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去年の10月にトリオでジャズフラッシュにいらした中村真トリオが、『Makoto Nakamura Trio』という新譜の発売記念ツアーでやってきた。
前回と同じで、打ち上げでちょっと呑んじゃって、、セットリスト的なものが、、まったく頭にない。。切ないもんだ。

ライブはジョビンの「Triste」ではじまった。柔らかく優しく始まって途中からはピアノとベースが交互に引っ張って行く感じ。ベースもここぞとばかりにいっぱい歌う。前回もおもったけど、ピアノのタッチがとてもクリアで繊細。そして、知ってる曲がとても新鮮に聴こえる。3人のコンビネーションも良いなぁ、と、ドキドキしながら思う。
遠くに目的地をみながら、寄り道しながら進む「All The Things You Are」、奔放で挑戦的なピアノ、饒舌でアグレッシヴなベース、スリリングに音をしかけるドラム、三つの光が目的地を目指して放たれ、、アブストラクトに絡み合いながら刺激しあいながら着地。
爽やかで躍動感ある「A Beautiful Friendship」?「I Thought About You」?だったかな。。
ピアノもベースも軽快によく歌う。二人が気持ち良く歌える高揚感をあたえるドラムの音づくりが素晴らしい。ぎゅっとタイトで切れ味の良い音、ドラムが動くと空間が大きく広がって行く。
美しいバラードを。メロディを一度空間に投げ、そこから浮かび上がってくるメロディを拾うかんじ。珠玉のメロディの中でも、、一番大切な音が宇宙から降ってくる。
セットの最後は、スリリングでな高揚感ある演奏で大盛り上がり。3人の応酬がすさまじく胸躍りました。体が揺さぶられる!だめ押しで、スケールのでかいドラムソロで宇宙の果てまでぶっ飛ばされました♪

知っているスタンダードからは、想像のつかない世界が広がる中村トリオ。
難解の寸止めで、美しい演奏。うっとりするような小さな音をコントロールしたリリカルな演奏から、ハードアクションで引き倒すスリルまで味わえました。
「一音から満ちる宇宙 」、、キャッチのとおり私の内なる宇宙もピュアな音に満たされました。
スリリングで切れ味よい演奏に時の流れも忘れた至福の春の宵。。

ツアーの前半は今日までで、、後半はこの土曜日からはじまります。

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お近くのライブをみつけてくださいね。

んじゃ、退散♪<

2017年4月 9日 (日)

出た!新生バンガロー第2弾♪ 『You Already Know / Bungalow』

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前作『Unseen Scenes』から、フロントがオーストラリアの気鋭サックス奏者マイク・リベットに変わったバンガロー第二弾、再びの飛躍を期待してる。
そのマイク・リベットは、去年(2016)オーストラリアの「National Jazz Awards」で、最優秀賞を受賞!メンバーの個々の研鑽が積み上がってバンガローにしか表現できない音楽のつまった『You Already Know』をリリース。全曲、メンバーのオリジナル。

オープナーは、大村曲「Santa Cruz」。疾走するマイクのサックスに、思わず「巧いっ!」と、感嘆するリスナーは多いだろう。伝統を踏まえたモダンな曲調にコンテポラリー・ジャズの遊び心の見え隠れする演奏は硬派でインテリジェンスを感じる。
師匠デイヴ・リーブマンの言葉思い出しながらハーモニーを重ねることを真ん中に置いたマイク曲「Gravity Snap」。空気の歪みのようなイメージ♪
日本的情緒を感じる佐藤曲「Bombori」。タブラの音が鼓のように響く。ピアノ、ベース、タブラが点々と置いた音を霞のようなサックスが漂う。尺八を連想させる印象的なトラック。
即興曲「Led Astray」、冒頭のタブラとベースの絡みに気概を感じる。4人は、本当にクリエイティヴ!
エレクトロニクスも使って大村曲「Ephemeral」。カオスで緊張感ある空間にシンバルの金属音が美しい。
佐藤の好きな音楽家、レニー・トリスターノ、オーネット・コールマン、アン ドリュー・ヒル、クロード・ドビュッシーの頭文字をとった「TOAD」。その4人の音楽家のジャズへの情熱が彼らを通してビシビシと伝わってくる。
タイトル曲「You Already Know」は即興曲。2曲入っている即興曲はそれぞれ実験的なテーマがある。この曲のテーマは、リズム。全員が、何かを叩いたそうだ。そこにあるのはリズムだけ!
29とう数字に着目した大村曲「Day 29」。ちなみに29は10番目の素数。
タイトル通りの佐藤曲「Dark And Elegant」。「ハーモニーの響きはデューク・エリントンを意識し、演奏のアプローチはポール・ブレイにインスパイアされて…」と、いう贅沢な曲。
直木賞をとった「火花」のトリッキーな登場人物の名前からとった「KAMIYA」。
目紛しい現代社会を嘲笑うように、ゆったりとスイングする硬派な池尻曲「Test」。
メロディアスだけれども少しひんやりした感覚の「Sakhalin」骨太なベースの池尻の曲は男気を感じる。
終演は、大村曲「 Imagined Winte」。この暗さは明るい未来のために必要なシーンなのです。
たぶん、、きっと。。

一人ひとりの少しづつの進化が、4人が集まった時に一気に深化するバンガロー。
多種多様な中に、音楽を通して物事の本質を捉えようとする気概を感じる。
個々の研鑽が積み上がり、彼らの心を通して観る音風景は唯一無二。

すでにリリースツアーが愉しみ!でも、きっと、、彼らはここからも進んでしまっているのだろうな。

1. Santa Cruz
2. Gravity Snap
3. Bombori
4. Led Astray
5. Ephemeral
6. TOAD
7. You Already Know
8. Day29
9. Dark And Elegant
10.KAMIYA
11.Test
12.Sakhalin
13. Imagined Winter

Mike Rivett (ts, electronics)
佐藤浩一 (p, fender rhodes)
池尻洋史 (b, ukulele-b )
大村亘 (ds, Tabla)


今日は、ちょうどいいおまけがみつからなかった。。

バンガローを初めて聴いた時、ジャズフラッシュは35周年だったのですが、「個々の才気・才能がすごいので、、バンドとして存在してるのか、日本にいるのか、それはわかんないけど。。。ジャズフラッシュ50周年の時にも素晴らしい活躍をしてると、思える面々です。」と書きました。
この時とサックス奏者は変わりましたが、今もその気持ちに変わりありません。

今日は、母の50日祭。気持ちの区切りとはなんだろう。。

んじゃ、退散♪

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