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音楽で拡がる輪

JAZZ

2017年9月24日 (日)

美音の間(はざま)を泳ぐ 「藤井進一ソロギターライブ@ジャズフラッシュ(9/22)」

藤井進一ソロギターライブ&セッション@ジャズフラッシュ(9/22)

藤井進一 (g)

Fugii


東京を中心に活動されている藤井進一 ジャズ・ギタリストが、「魚津ミュージックキャンプ」の猛者たちとのインプロ修行の後に、新潟に足を伸ばしてくれました。
ジャズ フラッシュでのライブは、前半はソロギター、後半はセッション。
後半のセッションも、楽器を演奏しない私も面白かったのですが、ここでは前半のソロギターライブを。

リハで、すでにフルアコから爪弾かれる音の甘く美しい音にうっとり。
いやぁ、ライブに参加できてよかった、と、思ってしまいました。笑


ファーストセットは、心に浮かんだスタンダードを中心に繋いでいくとのことでした。
6、7曲のスタンダード、「How Deep Is The Ocean」、「How Insensitive」、「Come Rain or Come Shine」、「?」、「Stella by Starlight」、「Evidence」、、。
皆んなが良く知っている曲がならびましたが、、
これが、シングルノートを中心にした創造力豊かな演奏で、曲の持つイメージを大事にしながらも、違う世界に連れていってくれる即興を中心にした構成で、約1時間集中の途切れることなく、6弦の魅力を遺憾無く発揮してくれました。
内省的で緊張感ある演奏が続きます。細やかな感情表現とそのミステリアスで美しいアブストラクトな世界を堪能しました。

「不思議の国」に迷い込んだアリスになったような気分で、スタンダードが別な姿に変わっていくところ聴いていました。例えば「Evidence」、このメロディがバッキングみたいな不気味可愛い曲、あの強烈な印象を持つテーマの後、、しっかり自分の世界に持ち込んでいたと思いました。かっこよかったわ。

いやぁ、素晴らしい世界を見せてもらった、その延長で、最後にオリジナルの「One Day in November」
もともと既存のスタンダードにも負けないキャッチーなメロディでとてもいい曲。
暖かで優しいオーディエンスに囲まれて、高速フレージングも美しい飛翔感ある演奏で幕!

内省的で、緊張感のある、創造力の翼を大きく広げた聞き応えのあるライブでした。
まさに、美しい音の間(はざま)を泳ぐかんじで、久しぶりに脳みそがとろけた。。


で、セカンドは、彼のYouTubeの演奏を聴いて、集まってくれた方々とのセッション。
様々な構成での楽しいひととき。ラストは 希望者全員で フリーインプロのセッション。圧巻の音世界。
ファーストの内省的な感じとは一転、皆さんとアグレッシブな演奏となりました。

でで、みんなで、古町の老舗の居酒屋さん五郎で打ち上がりました。
また、新潟にきてくださいね!

ということで、今日のおまけはソロの音源♪

んじゃ、退散♪

2017年9月10日 (日)

広がる夢 『Old Boys' Dreams / 福田重男 & 布川俊樹 』

Old_boys_dreams


2011年にリリースされた『Childhood‘s Dream』の第二弾。
でも、今回は2人を中心に福田重男トリオのリズム陣が5曲に参加しています。
なので、多彩な色合いを感じます。長い年月ジャズ界の一線で現役、未来へチャレンジを続ける2人の夢をご一緒に。

オープナー福田曲「Portrait Of Undercurrent」は、ビル・エヴァンス&ジム・ホールへのオマージュを込めてのジャズワルツ。そういえば、あの名作には素敵なワルツが入ってましたね。ゆったりと、会話する優しいおじさまたち。(って、同年代ですけど)
一転、ベースとドラムが加わってアグレッシブでスリリングな福田曲「One Phrase Blues」。
わっ、と、びっくり。布川曲「Old Boys‘ Dreams」めちゃ、かっこいいフュージョンです。還暦前後の2人が若かりし頃、好きだったというウェザー・リポートのように1曲の中に多彩な場面が登場。
お洒落で涼しげなサウンド布川曲「Swingin’ In Green Heaven」。因みに、この曲は伊達男のピアニストに捧げた曲だそうです。夏の都会のプールサイドで飲むカクテルって、感じ。笑

と、カルテェット演奏がつづいたのですが、福田曲「Spring 17」は、デュオ。
ピアニストのお師匠さん故辛島氏へ捧げたロマンチックな曲。リリカルでよく歌うピアノ。詩情的にに語り、そっと寄り添うギター。
ドラムフィーチャー、軽快にスイングする福田曲「Just Be Happy My Love」。
人は根っこにある部分は、いくつになっても切り離すことはできませんよね、ボブ・ディランを意識した布川曲「Willows Bending In The Wind」。

最後の2曲は、デュオでカバー曲を。
まずは、クリフォード・ブラウンの「Joy Spring」。軽快にスムースに繰り広げられるインタープレイの数々。終演は夭折したブラジルのコンポーザーの曲で「Feitio De Oracao」。哀愁ある美しい調べを丁寧に演奏する2人。うっとりと、聴き惚れるのでした。。

「すこし愛して、なが~く愛して」、このべったりしない距離感、さりげない気遣いが各所に現れるアルバム。
新しいことは、過去を見つめることではじまるんですよね。
親密なデュオに、鉄壁なリズム陣、夢と希望を加えたら、、お洒落でポップなアルバムとなりました♪

1. Portrait Of Undercurrent
2. One Phrase Blues
3. Old Boys‘ Dreams
4. Swingin’ In Green Heaven
5. Spring 17
6. Just Be Happy My Love
7. Willows Bending In The Wind
8. Joy Spring
9. Feitio De Oracao

福田重男(p ,synth)
布川俊樹(g , el-g)
コモブチキイチロウ(b , el-b)
奥平真吾(ds)

今日のおまけは、新譜の動画はみつからなかったので、、
おふたりのデュオで前作のタイトル曲「Childhood's Dream」

健康に気をつけてはいたのですが、、ちょっと、凹むことがありまして、、
また、しばらく単独で上京してライブにいくことができなそうです。
毎日、後ろ髪をひかれながらおとなしくしております。

んじゃ、退散♪

2017年9月 5日 (火)

この創造力…やっぱり、天才! 『Far From Over / Vijay Iyer Sextet』

Far_from_over


ヴィジェイ・アイヤーの新作は3管セクステット!
インプロヴァイズの神さまたちの集団、、ECMのあのひんやりと静謐といったイメージはほとんどなく、
時折、爆発もする場面の多い熱い演奏がつづきます。全曲、アイヤーのオリジナル。

オープナー「Poles」は静かなピアノではじまり、ほぉほぉ、と思っていたのですが。。
3管がユニゾンで入るあたりから一気にテンションが上がっていきます。スティーブ・リーマンのソロが爆発。タイショーン・ソーリーのドラムが切れ味も凄みもあってすごい。
冒頭から体が動く「Far From Over」、これでもかと重なり合いお互いに刺激し合いスリリング。アイヤーの躍動感あるピアノ!
ファンクビートの「Nope」。暗闇でタイショーンのドラムが鳴り響く「End of The Tunnel」。
スリリングで切れ味鋭いピアノで始まる「Down to The Wire」、力強いピアノトリオの演奏の後にくるテンションの高い管楽器の演奏。ここでも、リーマンがリミッター振れたソロで攻撃的、ドラムソロも圧巻。
鎮静作用?「For Amiri Baraka」の繰り返し、うねりは、ちょっと懐かしい感じ。
「Into Action」管が短いリフを繰り返すユニゾンはこのセクステットに特徴的で、カッコいい。
スペーシーな「Wake」。強力なリズムを真ん中にダイナミックに動き回る「Good on The Ground」も怒涛の攻め。体のど真ん中、記憶のプリミティヴな部分を直撃。
終演は静謐で知的なピアノトリオの演奏からはじまる「Threnody」、途中から加わったリーマンが静かな流れの中から激情アウトする様が強烈。

アイヤーの「ジャズはリズム」の信念は、ずっと私の知的好奇心を刺激してくれてます。
その部分はそのままに、太古の記憶につながる芯の部分を揺り動かすような力強さを秘める演奏が続きます。
個人的には、超お気に入りです。が、アルバムが持っているエネルギーもが半端ないので日常生活に溶け込む音楽とは対極にいます!でも、私たちが望む気持ち良さに迎合しない気持ち良さもあるわけで、、。
正直、彼のやっていることはよくわからんのですが、音楽は最高に痺れる!

この創造力!やっぱり、天才ですよね♪

と、ドラムのタイショーン・ソーリーは、このブログ初登場。
洗練かつアクティヴなドラムワークで、圧倒的な存在感を感じる超神だった。。
マーカス・ギルモアでないのか??って、疑問符は1曲目でふっとびました。

1. Poles
2. Far From Over
3. Nope
4. End of The Tunnel
5. Down to The Wire
6. For Amiri Baraka
7. Into Action
8. Wake
9. Good on The Ground
10. Threnody


Graham Haynes (cor, flh, electronics)
Steve Lehman (as)
Mark Shim (ts)
Vijay Iyer (p, fender rhodes)
Stephan Crump (b)
Tyshawn Sorey (ds)

今日のおまけはECMの動画から

秋の気配は、陽射しの中に。
夕焼けの綺麗な季節ですよね。

んじゃ、退散♪

2017年9月 2日 (土)

北欧的スペイン慕情 『Wolfgang Haffner / Kind of Spain』

Kind_of_spain


ドイツのドラマー、ウォルフガング・ハフナー。
ACTレーベルの常連です。ベーシストのラーシュ・ダニエルソンの追っかけしてて知りました。
欧州のドラマーらしい澄んだ音色、透明な空気感で、曲全体をプロデュースする人、みたいなイメージです。
今回は、ヤン・ラングレンも参加な上に、大好きなベーシスト、ラーシュ・ダニエルソンが参加。テーマは、「スペイン」、、と、来たらポチるしかないでしょう。。

オープナーは、顔合わせの挨拶のような「For Vince & Arif」。
いきなり、きたぁ〜、ダニエルソン曲哀愁の権化のような「Pasodoble」。ラングレンの表情豊かなピアノ、情感豊かなギター、阿吽のベースとドラム。キメのユニゾンが心を掴む。
ハフナー曲「El Faro」、トランペットの息づかいとヴィブラフォンが郷愁を誘う。チャック・マンジョウーネの「Children Of Sanchez」をスローで淡々と吹き上げるトランペット。スパニッシュギターの名手ビセンテ・アミーゴの「Tres notas para decir te quiero 」は、邦題が「愛を奏でる3つの音」、ピアノが美しく甘く囁き、ギターが追い打ちをかけて落としにかかる。

トランペット独奏で始まるアンダルシア民謡「El Vito」、ギター、ヴィブラフォンで比較的ストレートに情熱を奏でる。
メンバーそれぞれのスペインが重ね書きされたような即興曲「El Chaos」。
美しいメロディでジャズでも人気の高い「Concierto de Aranjuez」。哀愁がいっぱいのアランフェスの旋律をギターで奏でる、短いベースのソロも泣ける。
マーチングドラムがベースソロに物語性を醸し出す「Tàpies」。
愛の詩人サリナスのことでしょうか?「Salinas」、淡々とした切ないメロディ。終わった愛が観えてくるのは私だけではないとおもいます。
ピアノで聴く「Recuerdos de la Alhambra」。ここでも、ベースソロが胸に沁みる。ビブラートのないアルハンブラはシンプルで美しいメロディが際立ちます。
トリッキーで瞬発力を競うチック・コリアの「Spain」も思わず耳を疑う?柔らかなタッチで幻想的。改めて素敵なメロディであると再確認。
終演はアルハンブラでお馴染みのタレガ曲「Capricho Arabe」、最後まで、スペイン慕情をたっぷりと。

スペインをテーマにその哀愁と郷愁、そして、情熱をクールに。

選曲がベタな感じなのですが、危惧することはありません。
北欧ならではの透明感と抑えめの感情表現で、洗練された演奏となりました。
そして、ハフナーとダニエルソンのオリジナル曲も、この強力なラインナップの中でも見劣りしない哀愁のメロディ。
夏の疲れが一気に抜けていきます。


1. For Vince & Arif
2. Pasodoble
3. El Faro
4. Children of Sanchez
5. Tres notas para decir te quiero
6. El Vito
7. El Chaos
8. Concierto de Aranjuez
9. Tàpies
10. Salinas
11. Recuerdos de la Alhambra
12. Spain
13. Capricho Arabe

Wolfgang Haffner (ds)
Jan Lundgren (p)
Sebastian Studnitzky (tp) 
Daniel Stelter (g)  
Christopher Dell (vib)
Lars Danielsson (b)

今日のおまけはレーベルのトレラー。
「Pasodoble」の一部ですね。

朝晩、寒くなってきました。
庭の広葉樹の紅葉がはじまってきました。
うっそぉ、って、感じですよね。

んじゃ、退散♪

2017年8月30日 (水)

余白の緊張感まで美しい 『Tangents / Gary Peacock Trio』

Tangents

前作、『Now This』の静謐な世界を継承した、高い美意識を3人で共有した演奏。大きな余白に宇宙の法則を感じる。
ピーコック5曲、バロン2曲、コープランド1曲、3人名義が1曲、カバー2曲。

深みのある渋いベースソロから始まるオープニング「Contact」。
余白に緊張感が漂う「December Greenwings」。
ひんやりした空間でエネルギッシュに駆け抜ける「Tempei Tempo」。
フリーインプロのようなバロン曲「Cauldron」。

耽美的で妖艶なピアノに心奪われる「Spartacus」、3人の美意識が結集。
超少ない音での即興「Empty Forest」、内側に大きく広がる空間を旅する3人。
身体中の力が一気に抜けていく「Blue in Green」。
コープランドのピアノの音には、後期のエヴァンスのような時空を超越した響きを感じる。
ベースソロも秀悦。バロンのドラムも適音適所。

82歳とは思えない躍動感あるベースソロ「Rumblin」。ミステリアスなコープランド曲「Talkin’ Blues」。
繊細なドラムソロで始まるバロン曲「In And Out」は、ドラムとベースのデュオ。
互いにインスパイアされる様子がよくわかる。
終演は、タイトル曲「Tangents」。共感、共鳴しあい、どこからでも自由に飛翔できる3人。

想像力豊かな多くの即興が聴ける孤高の一枚。
内側に広がる宇宙の果てしなさを感じる3人の美意識を感じる。
年齢を重ねてなお新鮮な空気を求める若さは凄い!


1.Contact
2.December Greenwings
3.Tempei Tempo
4.Cauldron
5.Spartacus
6.Empty Forest
7.Blue in Green
8.Rumblin
9.Talkin’ Blues
10.In And Out
11.Tangents.

Gary Peacock (b)
Marc Copland (p)
Joey Baron (ds)

今日のおまけは、2016年のジャズフェスの様子。
いつまでも、お元気でいてくださいね。

夕方の陽射しの色が秋です。
ちょっと、切ない気持ちになりますよね。

んじゃ、退散♪

2017年8月29日 (火)

『ジャズ批評 199号』がでました〜♪

『ジャズ批評 199号』がでました〜♪

199


今回の特集は、、

『私の好きな一枚のジャズ・レコード PART1』

松坂会長の始めたジャズ喫茶「オレオ」の片隅から始まった『ジャズ批評』。
今年創刊50周年だそうです。おめでとうございます!!
人気企画「私の好きな一枚のジャズ・レコード」を2号続けて特集。
次号には、私も寄稿いたします。


さて、あなたお好きなジャズ・レコードは何ですか?


いつもの「新譜紹介」は、、4枚。


★ Small Town / Bill Frisell Thomas Morgan


★ Minione / Anna Maria Jopek Gonzalo Rubalcaba


★ Brothers / Adam Bałdych & Helge Lien Trio


★ Initiatives / Jean-Christophe Cholet

残念ながら今回は「New Disc Pick Up」には紹介できませんでしたが、
素敵なアルバムを4枚紹介することができたと思っています!

んじゃ、退散♪

2017年8月28日 (月)

想い出の『夏の新潟ジャズストリート(7/16) 後半』

夏が終わろうとしていますよね。^^;
朝晩涼しく、虫の声が聞こえ始めましたよね。
急げっ。

新潟(若)楽団@ジャズフラッシュ

Yuki


若松孝(ts) 楠直孝(p) 瀧川青河(e-b) 土屋由紀(vo)

いろいろなことがあるものである。なんと、ドラムが急病で欠席!
こりゃ、とっても大変だとおもうけど、このピアニストなら大丈夫。
ドラムの分、いつも以上にパーカッシヴに頑張ってくれてたんじゃないでしょうか?
インストでは、お初の6弦ベースも躍動感あるベースラインで頑張り、あたたかな音色でがっつり吹くサックス、そして、今回もアクロバティックに弾きまくるピアノをガッツリたのしみました。そうなんですね、ここは、インスト部分はエキサイティングでディープなんですね。
何曲かインスト曲を演奏した後に、新潟のジャズディーバー登場。
スタンダードで「It Could Happen To Yo」を。サックスの優しいオブリガードがついて、レイドバックしているヴォーカルとゆったり溶けあった妖艶な時間。。
大人の会話のMCが、これまた雰囲気ありますですよね。そのあともライブは続いてたのですが、途中抜けです。m(_ _)m


Bossa Demais@Café EigetuDoú

Bossademais2

Mello(g,vo) 内藤知己(ts)

Bossa Demaisファンとしては、昨夜の演奏に行けず大変残念な思い。
今日は、いつものお相手ギタリストの方がご都合がつかなかったとのことで、テナーサックスとシットインです。
楽器構成から、名盤『Getz/Gilberto』のトリビュートとのことで、オープニングは「Pra machucar meu coracao」から。
ゲッツライクで手慣れたサックスとクール&スムースに。
素敵な声に癒され、サックスのオブリガードも爽やかに超いい時間が過ぎていく。。まったりです。。
選曲も、『Getz/Gilberto』を中心に名曲が並びましたね。
アンコールは、スローにボサアレンジ?の「Close to you」。
本当に、歌が上手くて柔らかな声だな。いつも、素敵な時間をありがと。
あ、、MC、格段に上達していていぢれなくて、、ちょっと寂しい。笑

早く、ワイン飲みたい!!いや、まだまだ。。。

セットリストがでてました。
Pra machucar meu coracao / O grande amor / Ligia / Preciso perdoar / Satin doll / Desafinado / Retrato em branco e preto / Corcovado / Ipanema / (encore) Close to you


つじつじ@ジャズフラッシュ

Tsujitsuji

辻恭子(vo) 辻啓介(b)

難しいベースとヴォーカルのデュオに挑戦し続ける2人。
性格はほんわかかもしれないけど、演奏は結構緻密で計算されている。(はずだ。。)
難しい曲、マニアックな曲にもどんどん挑戦していて、ヴォーカル、本当にどんどん上手になってますよね♪
なんか好きな曲が多いのです。『Prelude to a Kiss』、大好きですよぉ。
演奏に、みんなを巻き込む話術にも長けている。笑
スキャットにも積極的でベースと絡み合うヴォーカルの無限の可能性を感じるユニットです。
デュオなので、ベースソロは完璧に独り。そのときに、伴奏を?つけてあげたい、って、優しい気持ちから、1曲ヴォーカルがウクレレも。「A Child Is Born」も大好きな曲なので、ウクレレ、、気持ちは通じたけど。。次回は完璧に頑張ってね。と、普通はインストで挑戦する曲「Donna Lee」とかチャレンジャーで素晴らしい。
基本、ずっと、ベース独りでの演奏、一見地味のようなのですが、ベース演奏も聴き処満載です。
比較的、みんなが知っている曲で、熱演でした。

一年ぶり、、一年に一回、織姫&彦星のような逢瀬なんですよ。私とつじつじは。。。

ひつじ@ジャズフラッシュ

Hitsuji

辻恭子(vo) 小出紗重子(p) 辻啓介(b)

つじつじの非類似的発展系、「ひつじ」。
先ほどの「つじつじ」にゲストを迎えたような構成です。
で、ここはベースのオタク選曲炸裂!
羊の皮を被った狼、、つうか、狐くらいかな??個性的な選曲と演奏。
セットは、ピアノとベースデュオでカーラの「Lawns」で始まった♪
個性的なピアノで、なぜかフランスを感じる 私です。
ヴォーカルが入って、ハーシュとノーマの「Song of Life」、前向きなヴォーカリストにぴったりの美曲。ピアノが入ると、華やかになりますよね。そして、つじつじでもお馴染み?「An African Fairy Tale (Footprints)」。
2人にとっての鬼門?才女タチアナ・パーハの難易度高い曲をピアノとヴォーカルのデュオで挑戦。よく頑張ったですぅ!!かと思えば、パット・メセニーの「James」があったり、シーネ・エイの曲があったりと、う〜ん、楽しい時間だったなっ。

音楽に壁はない。万歳三唱!

で、最後のライブが終わると、フラッシュではセッション・タイムとなります。
あちこちから、集まってきているミュージシャンたちの交流の場ですね。
私は、ここで帰りましたが、今年はこのセンション・タイムにNHKの取材が入ってました。
後日、放送されましたね。

1日め、2日めと、ミュージシャンの方々はじめ、、スタッフ、ボランティアの皆さん、ありがとうございました。m(_ _)m
私といえば、、いろいろあって、夏休みの宿題みたいなブログになってしまったですね。笑
末長く続けて欲しいイヴェントです。

んじゃ、退散♪

2017年8月22日 (火)

想い出の『夏の新潟ジャズストリート(7/16 前半)』

2日目はお天気が怪しそうで、、傘を持ってのお出かけでした。
傘を無くしませんように。。まずは、ドクター可児さんから。
ドクター可児さんは、上古町。白山神社の近くです。

Ensoleille@ドクター可児

Ensoleille

仁多見悦子(vo) 細木久美(p) 東聡志(b)

昨夜の呑みすぎを優しく癒してくれる3人の演奏を求めてドクター可児さんを1日の先頭バッターに。
3人とも地元のミュージシャン。
でも、ピアニストとベーシストは中越を中心に活動しているので、新潟市内で聴くことはなかなかできません。
明るく包み込むようなピアノ、大らかに一緒に歌うベースが、しっかり寄り添います。
ライブの初めにインストの演奏が2曲あって、1曲ラーシュ・ヤンソンの「Hope」を演奏してました。
お二人ともラーシュの大ファンなのです。2人の心温まる演奏を聴いていたら、ふと亡くなった父のことを思いだして、目が霞んだ。音楽って、こういう力がありますよね。眠っていた父への想いが蘇る。。
歌はジャズスタンダードやボサノヴァを癒しの声で、丁寧に歌い上げる、ゆったりした時間がほっとする。
それから、ヴォーカルがチャレンジを続けている鍵盤ハーモニカを使った曲が何曲かありました。
3人でアグレッシブに演奏をした「情熱大陸」は。お見事でしたね♪


Elejo (えれーじょ)@バー エジンバラ

神田涼葉 木山久優奈 木山野華 斎藤めぐみ 長谷川尚(エレクトーン) 安田カオル(vo)

ホテルオークラのバーで演奏がはじまるElejo (えれーじょ)に向けてダッシュ。
間に合いそうもないので、タクシーを使おうとおもって、白山神社前に。

まったく、、タクシーが来ない。。。
しばらく、待ったのだけど無理そうなので、西堀を下りはじめた。
結局、五番町くらいまで歩いてやっとタクシーに乗れた。
初めから、こっちにくれば15分は早かったのに。。悔しい。
なので、出遅れて 入れない。。
入り口に人が溢れてる。写真もとれない。でも、親切に場所をあけてくださった人がいらして、かろうじてブレブレの写真をとっただけ。
ロビーで漏れてくる迫力ある音を 静かに聴いてました。。(T ^ T)
Elejo (えれーじょ)さま ごめんなさい。m(_ _)m
でも、盛況でよかったですね♪

大塚桜with中丸雅史カルテット@カワイコモドホール

Sakuranakamaro

大塚桜(vo) 伊地知晋平( ss,bs) 中丸雅史(p) 笹本宏太(b) 林宏樹(ds)

ピアノは、ハービー・ハンコックが大好き。通常は、アグレッシヴに弾け飛ぶのですが。。
今回は、ヴォーカルをメインに抒情豊かに歌い上げる演奏が中心でした。
で、思いだした、随分前に彼のソロで、キースの『The Melody at Night, With You』張りの演奏を聴いたことがあったんだわ。普段の彼とは違う味わい深い感情移入された素敵な演奏だったんだ。。
なので、メンバーもジェントルに徹しています。笑
いつもは、かなりやんちゃなブレーキー張りのドラムも、なんか神妙。ブラシさばきも乙でした。
サックスだって、曲によってソプラノとバリトンを使い分けてジェントルな雰囲気。
ベースはお初でしたが、明るいノリでしたね。
最初にインストを1曲。ソプラノ、フィーチャーで「Footprints」だったと思うんですが。ピアノのキラキラした音色がリリカルなピアノにあってましたよね。
で、お初だったのがヴォーカル。1曲めは、ヴォーカルの音量が小さかったハプニングがありましたが、その後調整。積極的に楽器に絡むヴォーカルがかっこいい!
ジャズスタンダードもいいけど、キチンとしたポルトガル語で歌うボサノヴァも素敵。
曲に合わせて?バリトンとソプラノでオブリガード&ソロがはいります♪
ちょっとハスキー、セクシー、でも凛としてクールな歌声が素敵!
メンバーが一丸となったハードドライビングな演奏もいいけど、情感のこもった躍動感ある演奏もいいですよね。

で、次のドクター可児さんに早めについて、昼ごはん!
洋食屋さんのハヤシライスは美味しいですね。ケーキも飲み物も付いているんで大変お得です。

Pearl&外山安樹子DUO@ドクター可児

Tamakoakiko

Pearl(vo) 外山安樹子(p)

今回、お初のデュオだ!
外山オリジナルに歌詞をつけて歌うとのことで、楽しみにしてました。
ライブは、「2人でお茶を」ではじまりました。揺らぎのある独特な歌と寄り添い導くピアノが素敵。
スタンダードやボサノヴァに加えて、ポップスの名曲が混じります。
好きな「A Song for You」もあった。きっと、彼女たちは、カーペンターズでお馴染みなんでしょうね。私は、本家レオン・ラッセルの孤独の宇宙に浮かぶ歌が好きです。
そして、お約束の「Warm Snow」。ピアニストのオリジナルに、ヴォーカルが日本語の詩をつけてしっとりと歌い上げます。歌詞もとても素敵でした。。
今回の聴き処の1つでもあるピアノソロでの「Caravan」、1人で何役もこなしながら力強くも幻想的な世界を創り上げていきました。千夜一夜物語みたいなドラマチックなキャラバン!
そのあとも、楽しくて(MC)優雅な時間が続き、、最後はダブルアンコールで 盛り上がりましたわ。
やっぱり、外山ピアノの歌の伴奏素敵だった。。

冷たいワインでも飲みたい気分ですが。。ビールにしました。笑
美味しいお得なランチタイムでもありました。

と、2日めはまだ続くのですが。。今日はここまでです。
んじゃ、退散♪

2017年8月13日 (日)

想い出の『夏の新潟ジャズストリート(7/15)』

1ヶ月近くたってしまいましたが、夏のジャズストリートの想い出を走馬灯のように。
なんて、、ようは、、あやしい記憶の糸をたぐってたぐって、、たぐって、、、。

Nori & The Maguire Twins @ ジョイアミーア

Nori__themaguiretwins

Nori Ochiai (p) Alan Maguire (b) Carl Maguire (ds)

エリントンの「Take the 'A' Train」から始まった「Nori & The Maguire Twins」。
A列車とうのは、ニューヨク市の地下鉄?のA線の名称だそうで、ニューヨーク帰りの流麗なピアノの音に誘われて、まさにノリノリの「Take the 'A' Train !!」。
ベースのアランのアレンジしたスタンダード、彼のオリジナル、Nori Ochiaiオリジナルも挟んで、二時間枠をノンストップで演奏。「Melting Chocolate」って、Nori Ochiaiオリジナル素敵でしたね。

軽妙洒脱、流麗なピアニストとジャズの伝統をしっかり学んできたパワー溢れるマグワイア兄弟。思索的でメロディアスなベースのアラン、好奇心旺盛で超積極的アグレッシヴなドラムのカール。
3人の丁々発止の聴き応えある演奏に観衆もやんや。
思考回路がアメリカ的に繋がって、互いの主張をよくよく聴きながら大きな懐で演奏をしあげていく♪
ジャズストリートの始まりにぴったり、アメリカの空気を感じるエキサイティングなピアノトリオでした。
お母様が日本人のメンフィス生まれの双子の兄弟「The Maguire Twins」をお忘れなく!


器の長沢クインテットに行ったら 満員御礼で入れず。。
三吉で昼ごはんにしました。もちろん、冷やし中華です。笑

MAKI&YAYOI with 佐藤文孝トリオ@マキ

Makiyayoi

(写真がピンボケしかなくて、弥生さまのFBからいただきました。m(_ _)m)

MAKI(vo) 佐藤弥生(vo) 佐藤文孝(p) 長野賢一(b) 目黒与志男(ds)

ツインヴォーカルのハーモニーが素敵な地元の姉妹のユニットへ。
で遅れちゃったんで、後ろの方のテーブルに相席させてもらいました。
ちょうど、2人がノリノリで息もぴったりでスキャットしているとこでした。
それぞれのソロタイムもとられています。
伸びやかな高音が可憐な弥生ヴォーカルで、どちらかというと、、ポップス系の歌が似合う感じ。
力強く低音がよく響くMAKIヴォーカルは、MAKIヴォーカルはジャズ系の歌が似合いますね。
もちろん、カテゴリーを越境して、2人の個性を合わせたデュオタイムもそれぞれのソロタイムも個性がでて楽しい!
サポートメンバーも素晴らしく 華麗なピアノ、歌心あるベース、適音適所のドラムとリラクゼーションたっぷりなライブでした!
あとでわかったのですが、前方にはお知り合いがいっぱいいたようです。

賑あう古町から東堀通りへ移動。

竹腰肇トリオ@カワイコモドホール

Takekoshi

島田博志(p) 竹腰肇(ds) 平松徹也(b)

ここのピアノは、さすがカワイのホールだけあってとても綺麗な音の良いピアノです。
でも、天井が高くて2方がガラス張りなので、、とってもよく響きます。響くというか、、ジャズだと残響音に近い響き方。

元ラガーマンのピアニストは、リリシズム溢れる綺麗なフレーズが満載。でも、秘めた?パッションがすごいっ!そして、ベースの変態オタクフレーズも聴きもの。
で、ドラマーのリーダーの美学に基づく、マニアックな選曲と演奏です。
欧州ジャズの好きな人にはたまらない選曲と演奏だと思います。
彼は、ドラムのコントロールもハイレベルで。あの環境でもドラムに工夫してアグレッシブに攻めてました。
「Ambleside」のドラムソロ、かっこよかったですよっ!

新潟のジャズストリート初出演より毎回毎回楽しみにしているピアノトリオです。
「In A Sentimental Mood」の出だしなんて、もう、涙モノ。
おまけに、大好きな「Your Song 」が入っていて、この満足感は半端ないのでした。
セットリストがでてました。どう?泣ける?マニアックな選曲でしょ?
Eric Von Essenの「Silvana」を久しぶりに聴きました。すっごく よかったですよ。

セットリスト
In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
Olivia (Silvio Rodríguez,arrenged by Bobo Stenson)
Silvana (Eric Von Essen)
Your Song (Elton John)
Ambleside (John Taylor).
Never Let Me Go (Ray Evans,arrenged by Helen Sung)
Tones for Joan's Bones (Chick Corea)

この日は、ここで単独行動がおしまい。。
待ち合わせに、少しだけ時間があったので古町のストリートを聴きに。


Bossa Demais @ 古町六番ストリート

Bossa_demais


Mello(g,vo) Kitti横倉(g)

なんと、私のご贔屓中のご贔屓のユニットがストリートでのライブでした。
本来ならば、この日の夜の演奏を聴きに行きたかったのですが、、まぁ、予定が変わったのです。
相変わらず、アンニュイな演奏、ソフト&クール。
巧いギターと癒しのヴォーカルがばっちりはまります。
毎回、MCをどうにかできないのだろうか?って、思っていたのですが。。
今回は、ご本人曰く「こころのたびぽい」というMCノートを作ってきて、曲、歌詞の解説を見事にこなした。。(褒めすぎかも)
本当に良いユニットで、聴けてよかった!ストリートに爽やかな風を感じました。
セットリストがでていた。全部聴きたかったな。

セットリスト
Ela e carioca / Desafinado / A felicidade / Desde que o samba e samba / Each and everyone (ETBG) / Satin doll / Wave / Hey nineteen (Steely Dan) / Rosa morena / Ipanema


この後は、ダーリンと待ち合わせして、、もう一箇所聴いて呑みの時間に!
2日目もあります。。(いつになるかな。。)

んじゃ、退散♪

2017年7月29日 (土)

ビターテイストな抽象画  『Initiatives / Jean-Christophe Cholet 』

Initiatives


フランスのベテランピアニスト、ジャン・クリストフ・ショレ。日本でもティエリー・ラングのリズム隊と組んだアルバムが人気の気品ある端正なタッチのピアニスト。今回のフランス人メンバーとの新譜も欧州叙情派らしい味わい。全曲、オリジナル。

オープナーは、端正で翳りのあるピアノが堪能できる「Lili 」。瑞々しい感性と3人の息のあった演奏。誠実、丁寧なベースソロが印象的な「Cahire 」。
暗く硬質な「Le Hauban Part I」、躍動感と切れ味の良い「Le Hauban Part II 」。ドラムのアクションが効果的。抽象的でダークな雰囲気「Nonobstant 」。
柔らかななメロディ、リリカルな演奏、ボーイングも効果的な「Middle Of Nowhere」。
ボーイングが大きな空間をつくりだしている「November Song Part I 」。繊細な感覚、疾走感ある「November Song Part II」。抽象的でビターな感覚の「Xingang Road」。
長閑で優しいメロディ、煌めく演奏「Petihomme」。
ドラムとベースが活躍するスリリングな「Le Coeur Qui Mue」。
3人のゆったりした会話「Ronan 」。
終演は、「Minimal Story」。叙情的で陰影ある演奏でで余韻に浸る…。

ダークでビターテイストな感覚。硬質で透明感あって叙情豊か。
抽象的な光景が多く甘さはあまりないのですが、洒脱で繊細なやりとりは欧州ピアノトリオの王道ね。

1. Lili
2. Cahire
3. Le Hauban Part I
4. Le Hauban Part II
5. Nonobstant
6. Middle Of Nowhere
7. November Song Part I
8. November Song Part II
9. Xingang Road
10. Petihomme
11. Le Coeur Qui Mue
12. Ronan
13. Minimal Story

Jean-Christophe Cholet (p, el-p)
Gildas Boclé (b)
Quentin Cholet (ds)

今日のおまけは、ご本人があげていた新譜のトレーラー。

んじゃ、退散♪

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