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音楽で拡がる輪

JAZZ

2017年11月20日 (月)

媚びずに自分の信じた世界を追求 「佐藤浩一Solo Piano Live @ イワイスタジオ (11/19)」

佐藤浩一Solo Piano Live @ イワイスタジオ (11/19)

Koichi

去年の4月の頭のあった佐藤浩一ピアニストのソロライブは、1セット、2セットが夢のようにあっとう間にすぎ、濃密なとてもいい時間を過ごせました。一年半、楽しみにこの時を待っていました。

この一年半の間には、ご自身名義の名盤『Melancholy of a Journey』をはじめ、Bungalowは、もちろん、様々なユニットでの活躍は目に見張るものがあります。

今回のライブも、ますます凄みを増していました!
オリジナル中心のライブです。

1曲目は、「First Call」、まるでピアノにこれからライブが始まることを伝えているような小さな音の連打で始まった。しなやかな指先から柔らかな光がみえてくるような優しい曲。ソロピアノで聴く「Transience」も一段と胸に沁みる。セピア色の光景が流れて行きそうな「Return」。
3曲、癒し系のオリジナルと演奏が続いた後は、トリスターノの「「Lennie's Pennies」を低音がゴリゴリ、畝る畝る!先ほどとは一転アヴァンギャルド♪
意識を遠くに持っていかれる穏やかさとなぜかちょっぴり切ない郷愁が交互にせまる「Closing Waltz」。
1セット目の最後は、『Melancholy of a Journey』のオープナー、旅する人たちのもつ哀愁と車窓の疾走感が人生とかさなる「The Railway Station」。様々な楽器が織りなすサウンドとはまたちがった力強さを感じで、大拍手で終演。

2セット目の最初は、「媚びないことを貫く」小説の登場人物に共感してできた「Kamiya」、もともとぶっ飛んだ曲なのですが、心に大嵐が吹き荒れるるようなガッツンガッツンくる演奏。目の前で体全体で跳ねているような狂気の沙汰演奏。
大聖堂の高い天井から鳴り響いているような荘厳な雰囲気「Heaven」。
靴音も入って、ごりごり・うねうね・のりのりのウォーン・マーシュ「Background Music」。続いて、「The Railway Station 3」、これも人生の悲喜こもごもを感じる曲。
シームレスに始まったのは、うなり声も入ってテーマが時々現れるアヴァンギャルドな演奏からの名もなきブルース。もう、かっこよすぎて卒倒寸前。
写真タイムは、アヴァンギャルドな演奏からのまさかまさかの「いつか王子様が」。。
最後は、去年と一緒!情景が映り込むようなリリカルな「Long Winter And Hazy Moon」。途中の新幹線からの雪の光景が頭にあったかもしれませんね。叙情的で静かなパッションを感じる演奏で終演。
拍手喝采でアンコール。アンコールはヘンリー・マンシーニの「Two for the Road」を詩情豊かに。。

演奏はさることながら、今回つくづく思ったのは作曲能力の高い人だな。。と、いうことです。これは、会場に来ていた何人ものお客様と同一意見。耽美的な癒し系から、ゴリゴリでアヴァンギャルドな曲まで幅広く、当然、その曲にあった幅広い演奏となりました。
去年「TOAD」という曲を演奏し、彼がTはTristano、OはOrnette Coleman、AはAndrew Hill、DはDebussyの 題して、クセものの系図がお好きということはしっていたのですが、エリック・サティもお気に入りなのだとつくづく思ったのでした。
まるで 映画の中に自分がいるように いろいろな光景、心象風景が立体的に浮かびました。
世間に媚びずに自分の信じた世界を追求しているのですが、いぁ、その世界に陶酔してしまった!

浩一さま、主催の岩井美子さま、ありがとうございました。m(_ _)m
ずっと、自分に正直に演奏に向かいあっていてくださいね。

ソロのアルバム欲しいです!

先週の火曜の中村 真木曜のWolfert Brederod、そして今日の佐藤 浩一! 個性豊かな素晴らしいピアニストたちを 新潟で愉しませていただきました! 嬉しすぎです。でも、この後、、しばらく、ひきこもりですね。。。

んじゃ、退散♪

2017年11月15日 (水)

凄まじい高揚感! 「Kazuki Yamanaka Quartet @新潟ジャズフラッシュ(11/14)」

Kazuki Yamanaka Quartet @新潟ジャズフラッシュ
山中一毅 (as) 中村真 (p) 中村新太郎 (b) 大村亘 (ds)

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「中村 真トリオで もっとも重要な要素は 即興感だ!」
と 言い切る ピアニスト中村真。
この四月には『Makoto Nakamura Trioのリリースツアーで老舗ジャズフラッシュににやってきました。
彼らは、素晴らしいインプロヴァイザーだ。
そのトリオと今回来日ツアーを敢行し、毎日 進化を深めているアルトサックス奏者山中 一毅。彼のカルテットのライブを聴いてきました。

オープナーは、エリントンの「Take the Coltrane」、芯のしっかりしたひきしまった音でテーマを吹き始めました。今日の互いの感触を探り合うような感じで、容赦無くプッシュするトリオをバックに、挨拶がわりに。トリオになると入ると1曲目から飛ばして来るピアノと強靭なリズム陣が爆発、もう、個人的には大盛り上がり。ドラムの空間支配能力高すぎ!!ベースソロの後ろでのピアノとドラムがかっこよかったっす。いやぁ、こんなパワフルなトリオをバックにフロントに立つアルトサックスの勇気に脱帽。続いて、哀愁と怒涛の「Invitation」。ドラムの攻撃的な姿勢にシビレまくる!トリオのエナジーを一身に集中させ爆発させる姿は 本当に雄々しかった!ドラマチックでエモーショナル。こういう効果はフロントがいるからですよね。
一転、バラードを美しく、でも、強く。1セット目最後は、パーカーの「Donna Lee」、流麗によどみなく吹きあげ存在感を誇示するサックス、襲いかかるピアノトリオ。笑
もう、ライブならではの高揚感をストレートに楽しみました。一人、一人がかっこよすぎ。

2セット目は「My Shining Hour」ではじまり、「Bolivia」とかテンション高い曲を並べてきて、グッとタイトにしまった熱い演奏が続きました。フリーになっている場面も結構あって、濃密なんだけど 崩壊寸前くらいまでの距離感のある カタチもはっきり定まらない 自由自在なサウンドが創り出す。その大きなパワーを体全部で吸収して演奏に返すサックス。バラード「You Don't Know What Love Is」の情感ゆたかな演奏、と、一気に時間がすぎます。
高まる大波のような「Dolphin Dance」など、もう、あり得ない展開で、、会場は大盛り上がり、アンコールも含めて終わったのは10時半すぎでした。

今回も 中村真トリオは 宇宙遊泳でもするように 動きまわって 自由そのもののサウンドでした。
曲のテーマがアウトラインで決まっていても、、濃密なんだけど 崩壊寸前くらいまでの距離感のある カタチもはっきり定まらない 自由自在な感じ。こうやって 書いていると その高揚感が蘇ってヤバイ。
そこに、素晴らしい音色のアルトサックスの雄が 入ると 少しそのアウトラインがはっきりしてくる。
トリオのエナジーを一身に集中させ爆発させる姿は 本当に雄々しかった。

素晴らしい演奏をありがとうございました。
いや、凄まじかった。。燃えつきました。

で、例によって打ち上げちゃったんで、、こんな感じでごめんなさい。m(_ _)m
あ、これからは、大村ドラマーのことを、ブライアン・ブレイドさま、って、呼ぶことにしました。笑

んじゃ、退散♪

2017年11月14日 (火)

歌うようにピッキング 『3 for 3 / Mike Moreno』

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浮遊感の魔術師で美しきヴォイシングのアメリカのギタリスト、マイク・モレノの新譜はクリス・クロスからのギタートリオ盤。
ベースはダグ・ワイス、ドラムはケンドリック・スコット、いづれも過去の何作かで共演している気心の知れた仲。でも、今回は、ギター一本で勝負です!
選曲もオリジナルはなしで、スタンダード、ミュージシャン曲、レディオ・ヘッドの曲まである。。

オープナーはショーターの「The Big Push」。ユニゾン部分を低音の効いたコード奏法で分厚くカバーし、シングルノートの高速フレージングにつなげていく。ベースとドラムがきっちりサポート、3人でいい塩梅。マルグリュー・ミラーの「For Those Who Do」、美しいギターのライン、高速のフレージングに痺れる。儚さと繊細さ、そして、、少し尖った感覚を残す「You Must Believe in Spring」。
光景が一変、MPB的美しさとメロウな雰囲気をもった「Cluve Da Esquine No. 1」。
スタンダード「April in Paris」は、大胆にアレンジ、丁々発止のやりとりが熱い。
一転、情感たっぷりにメロディアスな演奏「A Time for Love」。
広がるイマジネーション、よどみないフレージング、ストレートにその実力をみせつけるパーカーの「Perhaps」、。
終演は、レディオ・ヘッドの「Glass Eyes」、多重録音もとても効果的。翳りのある浮遊感ある美しい演奏が心に沁みる。この曲や4曲目は、特に曲から広がる風景を描きだすのが素晴らしと思います。。

歌うようにピッキングし、超絶だけどメロディアスに演奏するギターを堪能してください。
もちろん、力強く支えるベースとドラムも素晴らしい。
現代ジャズギターの雄、ギターで真っ向勝負でしたね。


1. The Big Push
2. For Those Who Do
3. You Must Believe in Spring
4. Clube Da Esquina No. 1
5. April in Paris
6. A Time for Love
7. Perhaps
8. Glass Eyes

Mike Moreno (g)
Doug Weiss (b)
Kendrick Scott (ds)

今日のおまけは、「The Big Push」の録音風景。

今週は、地元新潟ででライブ三昧なんですよ。
しかも、すっごくバラエティに富んでるです!
たのしみ♪

んじゃ、退散♪

2017年11月11日 (土)

神聖な響き… 『Goldbrun / Yuri Honig Acoustic Quartet』

Goldbrun


オランダのサックス奏者、ユリ・ホニング。少し前に、この新譜のツアーで来日してましたね。
悠然とした演奏は、知的な側面とムーディな側面を併せ持っていると思います。
新譜のテーマは「欧州の神秘、神話と自然へのオマージュ」だそうで、リーダーのホニングのサックスはもちろんのこと、ECMからリーダー作をだしているヴォルフェルト・ブレデローデの硬質で透明感あるピアノが見事にはまっています。
1〜7までホニングのオリジナル。8はボウイの『世界を売った男」よりAfter all。

オープナー「Goldbrun 」、ゆったりとしたサックスに心が落ち着く。短いけど、アルバム『Goldbrun』の世界への導入口。
ざっくりと空気を含んだサックスの音色、クリスタルな音色のピアノ。少し高揚感ある演奏に胸がときめく「Goldbrun II」。
静謐なピアノのソロの演奏から始まる「Goldbrun III」の美しさ、荘厳な響きを感じるサックス。静かな空間に浮き上がる神秘的なメロディ「Goldbrun IV 」。
サックスの独奏からはじまる「Goldbrun V」、どんどん別世界に惹き込まれる。
哀愁漂う「Goldbrun VI 」、深遠な世界。終演は、天を仰ぐように歌いあげられる「Goldbrun VII」。
日本版、ボーナストラックはボウイの「After all 」。ボウイの孤独の世界がアルバムの最後にぴったりとはまる。まるで、ジグゾーパズルの最後のピースがはまったように。。

どこか達観した世界観で、演奏に激しさはないのに、激しく心を揺さぶるものがあります。
そして、ブレデローデの美しさを再認識いたします。秋の深夜にどうでしょ。


1. Goldbrun
2. Goldbrun II
3. Goldbrun III
4. Goldbrun IV
5. Goldbrun V
6. Goldbrun VI
7. Goldbrun VII
8. After all (Bonus Track)

Yuri Honing (ts)
Wolfert Brederode (p)
Gulli Gudmundsson (b)
Joost Lijbaart (ds)

今日のおまけは原盤がでている ChallengeRecordsの新譜トレーラー。
原盤のジャケットはかなりインパクトがありますよね。

冬の寒さを思い出す季節になりましたね。
忘年会やらクリスマス会やらの打ち合わせの時期でもあります。

んじゃ、退散♪

2017年11月 4日 (土)

難曲揃いだった、、「Miho & Fabio Special Live at Monk's Mood Jazz Club (11/2)」

Miho & Fabio Special Live at Monk's Mood Jazz Club (11/2)
Fabio Bottazzo (g) Miho Nozawa (p)

Mihofabio

一昨年からはじまったこの2人のクリスマスライブ。
前々回前回ととても好評でした。
しかし、野沢美穂ピアニストが、生活の基盤をNYCに移すことになり、クリスマスの季節には、帰国できないとのことで、、今年は11月のこの日にお里帰りデュオライブとなりました。
今回は、過去2回にお世話になった方々もご招待して、新しく駅南にできたMonk's Mood Jazz Clubでの開催、満員のお客様にいらしていただき、大変盛り上がりました!

オープアナーは、みんな大好き「James」!ギターがテーマをなぞれば、ピアノは彩る、ピアノがテーマをなぞれば、ギターが彩る。スムースに役割交換をしながら、最初は、少し硬さもみられたけど、次第にほぐれて行く感じもライブの醍醐味。ピアニストも自身のアルバムで選曲しているだけに2人のライブのオープナにぴったりな曲。
ファビオさんの楽しいMCの後は、ハーシュの「Down Home」。音が踊り出すような楽しい曲だけど難曲に挑戦。ワンフレーズづつちょっとずれて重なるような部分から、裏表を進めながらも、対位法的に2人で進む場所もあり、それは密度の濃い演奏でした!
近況報告を兼ねての美穂さんのMCの後は、彼女のNYCのオススメの紅葉ポイント付きで「Autumn in New York」。様々な美しい光景が浮かび上がるような透明感のある演奏。そして、メルドー&メセニーのデュオに入っていた「Bachelors III」。マイナーでクールな曲調を、やはり、同時進行もありつつ互いに絡み合いながらジャジーな世界を共有。1セット目最後の曲は、チック・コリアの「Armando's Rhumba」!ラテンの哀愁を秘めながらも高速で疾走する2人のかっこよさ!観客もわくわく、どきどき。いやいや、ファビオさんは普段は日本人以上に日本抒情に満ちた人なのですが、ここは彼がラテン系の人であることが証明されたパッションある演奏!

と、15分ほどの休憩となりました。
追加ドリンク頼んだり、写真撮ったり、PAの話になったりと、、皆さん和気あいあい。

2セット目はジョンスコ・フィールドの曲で始まりました。(タイトル失念)
美穂さんのブラジリアン・アンサブルの先生だったレニー・アンドラーヂの「Estamosu Ai」。これも、上に下にへの難曲。素晴らしかったです。
そして、美穂さんのオリジナル曲「雪の予感」。日々の機微、繊細な心模様を表現した曲。ふたりにぴったりな曲。心情描写のはいった繊細な演奏が続きました。
続いて、ファビオさんのオリジナル曲「Remembering Nino Rota」。故郷の偉大な作曲家に想いを馳せたノスタルジックな雰囲気のエレガントな曲。ちょっと、ユーモラスな奏法もとりいれて、お2人とも工夫の多い楽しい演奏。
終演曲は、ハーシュの「Free Flying」。これも、本当に楽しい曲なんですが、もう、階段を一気に上がったり、下がったりの、まさにFree Flyingの曲。ここまでくると、2人もあたたまっていますので、ギターもピアノも2人づつ?いるんじゃないかと思うほどの絶好調!やんや、で終演。

そこに、アンコールの拍手!
なんと、アンコールはお2人からのサプライズで、「Christmas time is here」!!
それは、透明感のあるあたたかな演奏で、胸にジンと沁みました。
ありがとうございました。m(_ _)m


音楽はお人柄を反映しますよね。100%とは言わなくても、出てくる音は嘘つけない。。と、思っているのですが、、。
互いに良いと思っていても、なかなか、演奏するチャンスのない難曲に挑戦してくれ、奮闘している姿はワクワクします。
難曲揃いでしたが、テクニックを前面にだすのでなく、あたたかな感情が伝わってくるライブでした。
そういう姿を通して、二人の演奏は本当に心があたたまります。

状況的には困難でも、細々でも、今後もずっと続けて欲しいです。。

んじゃ、退散♪

2017年11月 3日 (金)

ジョナサン・ブレイク、デビッド・ギルモアも参加 「Reflections / ERIKA (Erika Matsuo)」

Reflections


ニューヨーク在住17年の日本人ヴォーカリストの新譜。
前作、「Nostalgia」をクラウドファンディングでリリースした際に、ちょこっとご協力しました。見事、新譜をリリースして、手書きのお礼がそえられて「Nostalgia」が我が家にやってきたのです。で、新潟にライブに来た時には、ライブに行きたかったのですが、、なかなか、参加できず、、
先日、やっと「Erika Japan Tour 2017 ハロウィン Special Night in 器」に行くことができました。もう、大満足。

CDで聴いていた伸びやかで明るい、コク(酷)のある歌声。奥行きを感じます。素晴らしいリズム感でバンドをリードして、様々なシュチュエーションをつくっていきます。キレッキレの高速スキャットとか、リズム隊を煽っているとしか思えんかった。。お師匠さまのシーラ・ジョーダンのように自由に羽ばたくのがお好きなようで、状況に応じてどんどん変化して行く感じも好き。感情表現も細やかで、日本語の歌にもぐっときました。
あと、選曲もよかったです。ミルトン・ナシメントやバーデン・パウエルの名曲、スタンダード、オリジナル、カバー曲と観客も巻き込んでの圧巻のパフォーマンス。それに応える地元のサポート陣の方々も素晴らしかったです。
ハロウィンの衣装も可愛らしくて、握手とハグ、新譜、旧譜にサインをいただいて、打ち上げにまで参加させていただいて帰ってきまた。

その時買って来たのがこの新譜。10月に発売になったばかりです。
トレイにのせて、オープナの「Serrado」がかかった瞬間虜になりましたね。
一緒に踊りだしたくなる、そして、バックの演奏の素晴らしいこと。
渡米17年間のNYC人脈素晴らしい♪ 気さくで明るいお人柄を反映してか、私たちが知らない素晴らしい才能がたくさん聴けます。
楽器のソロがでてくるたびに、これは誰なんだ!と確認しちゃうほど。

あのジョナサン・ブレイクが半分ドラム叩いています。デビッド・ギルモア(ジャズの方)もアレンジに演奏に活躍してます!
特に、ジョナサン・ブレイクは、ながらくトム・ハレルのバンドのドラマーだった方ですし、リーダー作では、クリポタさまとマーク・ターナーっていう二色を使ったコードレスのアルバムとかだしておりまする愛しのドラマーさまの1人でございますから、もう、燃えてしまうわけで。。 ギルモアの高速フレーズ弾きまくりとか。。
そんなハードドライビングな演奏に乗って飛翔するエリカさまに惚れ惚れします。かっこええです。

また、「Caravan」のように手垢に汚れた曲も、彼女のミステリアスな雰囲気にぴったりなアレンジになってたりと、目が離せません。
「Lullaby Of Birdland」を聴いている時に、後ろで誰かハモってるかと思ったら、、ぴったりヴォーカルにユニゾンしてたアルトだった。。汗  もう、驚くことが満載です。
オリジナルでタイトル曲「Reflections」が、ヴィブラフォンの入ったポップな曲。目の前が開ける感じがとても好き。
終演は、「ひこうき雲」。ストレートに歌い上げる姿は、ニューヨークで頑張る彼女の姿そのもの。とても、感動的。

未来を信じて、今を一生懸命生きて行く、等身大の彼女。
そして、彼女が置かれている音楽的な状況もバックの演奏でよくわかります。
決して、売れっ子を集めただけの薄っぺらなアルバムではなく、しっかりした筋書きを感じます。
そして、フレンドリーな愛も。

たくさんの才能が集まったNYC!刺激をうけながら頑張ってください!


1. Serrado
2. Caravan
3. Inútil Paisagem
4. Reflections
5. Now You Are Not Here
6. Spain / I Can Recall
7. Moonlight Butterfly
8. Lullaby Of Birdland
9. Always -Reflections-
10. Autumn In New York
11. LIFE
12. Mas Que Nada
13. Hikoukigumo ひこうき雲

ERIKA/ Erika Matsuo (Vocals & Compositions)
Art Hirahara (Piano,Rhodes,Synth & Arrangements)
Helio Alevs (Piano)
Juancho Herrera (Electric Guitar& Arrangements )
David Gilmore (Acoustic,Electric Guitar & Arrangements)
Essiet Okon Essiet (Acoustic Bass)
Leo Traversa (Electric Bass)
Tyler Blanton (Vibraphone)
Steve Wilson (Alto & Soprano Sax)
Paulo Levi (Tenor & Soprano Sax)
James Zollar (Trumpet)
Josh Deutsch (Trumpet)
Itai Kriss (Flute)
Keita Ogawa (Percussion & Drums)
Johnathan Blake (Drums)

Special Guests:
Monday Michiru (Composition)
Yusuke Hirado (Composition)
Carlton Holmes (Co-song writer)
Toru Dodo (Arrangement)
Yuri Juárez (Arrangements)
Nicholas Hammond (Co-writer)

ちょっと、めんどうなんで、、某音楽サイトからコピペしてしまいました。m(_ _)m

今日のおまけは、新譜のトレラー。

んじゃ、退散♪

2017年10月31日 (火)

「旅する音楽」に出逢った2夜…。

旅する音楽に出逢う

今日は、ハロウィンですね。日本では、仮装大賞の日になってます。笑
クリスマス好きな私としては、非難することもないのですが、積極的に仮装イベントに参加するつもりも今のところはありません。
でも、今日は「Erika Japan Tour 2017 ハロウィン Special Night in 器」に参加するのですが、無粋な私は普通のお洋服でいきます。すみましぇん。。

ええと、ブログサボってましたが、、実は、先週は地元で二回もライブにいったのです!

★Chamber Metropolitan Trio @ ジャズ喫茶スワン(10/26)★

Matthieu Roffé (p) Damien Varaillon (b) Thomas Delor (ds)
木村 百合子 (fl)

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フランスから来日しているピアノトリオ。来日は二度目らしいです。
バンド名を見るとクラシカルなサウンドなのか?とおもうのですが、スタンダードでは、熱くスイング、オリジナルでは洗練されたハーモニーの欧州ピアノジャズトリオ。巧かったです!
とても 良い時間となりました。折り紙をテーマにしたオリジナルは広がりがあって気に入りました!
オリジナルでは、ベースはボーイングを多用したり、ドラムはドラムセットそのままでパーカッション風に手だ叩いたり、なかなか 思いしろいアンサンブルでした。
オリジナルは、ピアニストの作品なのですが、さまざな国を旅する中で出会った各国の文化をとりいれたようです。そして、どうも、彼ら?ピアニストは日本や日本古来のもに惹かれているようですね。
そして、通訳兼お世話係?の木村百合子氏が、何曲かフルートで参加したのですが、土着的な日本的な奏法が耳に残ってます。
きっと、来年も新潟にくるんだろうなぁ。待ってますね♪

★オリエンタルピアノ 新潟ライブ @ 器 (10/28)★

ステファン・ツァピス (p)  仲野麻紀 ((as, cl, vo)  ヤン・ピタール (oud, g)
シベル・カストリアディス (vo)


Photo

(写真はFBから拝借 m(_ _)m)

そもそも、オリエンタルピアノってなんだ?ってところから始まったのです。申し訳ないのだけど、なんど案内を読んでもよくわからなかったのですが、、(恥)
ライブの中で説明がありました。西洋音楽の代表ピアノ、それは半音刻みなのだが、アラブの音楽には四半音があるので、ピアノでアラブの音楽を演奏することができない、、そこで、ピアノに工夫をして四半音をだせるピアノをつくった、それがオリエンタルピアノなのだそうです。
ライブの中では、調律という言い方だったのですが、その後調べました。
したがって、厳密に言えば新潟の会場の器のピアノはオリエンタル・ピアノではないので、ライブのタイトルは違ってくるのかもしれないのですが。。
でも、異文化を融合させたこのライブは、まさにオリエンタルピアノの精神そのものなので、これでおっけですね!
ツアーの間、メンバーが多少入れ替わるようですが、今回はフランス人のピアニスト、イスラエル人のウード&ギタリスト、ギリシャ人のヴォーカリスト、そして アルト奏者でクラリネット奏者でヴォーカルもオッケな日本人のなんとも魅惑的な組み合わせです。

一部は、中心となっているユニットKy(仲野麻紀・ヤン・ピタール)の演奏から。ちょっと、想像つかないエモーショナルなサウンドでした。。
てっきり、ウードとアルトサックスで古楽器とジャズの融合、みたいなものかとおもっていたのでしたが、曲によってエレクトリックのウード(11弦)と7弦のソリッドギターをひきわけ、サンプリング音を巧みに使って、独自の高揚感をだしています。なにより、バックコーラスつうか合いの手?もいれるし、ボディーパーカッションもするし、観ていて面白かった。
管楽器奏者は、とても叙情的な高揚感あるフレーズの連続。アルトとクラリネット(メタル・クラリネット)を使い分け、歌も情感たっぷりに歌う。
人の生活と切り離せない音楽。1部の最後の方では、ピアノも加わって異国情緒を味わいました。

休憩の後、二部がはじまります。
まずは、ピアニストがソロで1曲。私たちが今まで聴いていた欧州の旋律にはるかギリシャを望むエキゾチックな音が混じる。
そこに、管楽器が加わってちょっとジャズっぽいセッション。みんなが境界を超えてあちこちに行き交う音楽、そこにギリシャの歌姫が現れてお国の歌を歌い上げました。
音楽って、感情と切っても切り離せないのだなぁ、、と、つくづく感じた。9拍子に篭る熱い感情。。
気がつくと、ウード奏者も加わって終演へ。。

オリジナル、トラディショナル、ジャズの曲、クラシック曲、、、音楽に国境は無いって言うけど、正直、、大概は国境線が見えたりするもんです。
このライブは 音楽に国境線は意味ないものだと 心から思えました。
音楽は( もちろん歌も) 魂の叫びですね!
終了後に いろいろと質問しちゃった。興味深いことばかりだったんだものね!

もう、大ファンがたくさんいて、、うん、このユニットも来年も来ますね!

新潟から出て行かずに、濃い体験ができました。
ありがたいことです。。
んじゃ、退散♪

2017年10月24日 (火)

『ジャズ批評 200号』 おめでとうございます!

50周年、200号おめでとうございます!!


200


今回の特集は、、

『私の好きな一枚のジャズ・レコード PART2』


50年で200号、膨大な資料の蓄積は想像もつきません。
人気企画「私の好きな一枚のジャズ・レコード」の2号続けて特集の後半です。
私も寄稿いたしました。


● 垂涎の一枚…。 ●

『メリー・オール・ソウル / デューク・ピアソン』

お話を頂いた時には、『クレッセント / ジョン・コルトレーン』で書き始めたのですが、レコードでなければならなかった1枚に気がつき、このアルバムになりました。

そして、この企画でとても気になったのが、NHKのセッション・トゥナイトのナビゲーターでいらしゃる「濱中 博久氏」の

● 今のジャズを楽しむ ●

『メランコリー・オブ・ア・ジャニー / 佐藤浩一』

あまりに素敵な文章で何度も読み返してしましました!
ジャケットを飾り、佐藤さまに閃きをあたえた画家の絵はオスロに旅行に行った時に観ています。
勢い余って(笑)川崎のスペシャルライブにも行ってしましました♪もうすぐ、一年たちますね…。


いつもの「新譜紹介」は、、4枚。


★ Kind of Spain / Wolfgang Haffner


★ Far From Over / Vijay Iyer Sextet


★ Tangents / Gary Peacock Trio


★ Open Book / Fred Hersch

「New Disc Pick Up」の1枚は、アルボーレ・ジャズの新作でした。


The Three of Us / Bill O’Connell

んじゃ、退散♪

2017年10月22日 (日)

透明感と翳り 「Essence / Tom Hewson」

Essence

CAM JAZZの10月の新譜の1枚は、イギリス人ピアニスト、トム・ヒューソン。
今は亡き名ピアニスト、ジョン・テイラーのお弟子さんだそうです。
リーダー作は2枚目。前回は持っていないのですが、ヴィブラフォン、ベースとのトリオだったようです。って、これ、欲しい。。
今回は、ソロ演奏なのですが、やっぱり透明感と師匠の遺伝子感じる時折見せるアブストラクトな演奏が、「美しい、甘い」だけでない好み全開の素敵な空間になってました。
8曲のオリジナル、ジョン・テイラー、ケニー・ホイーラー、ミンガスの曲を1曲づつで全11曲。

オープナーの「Constellations」、透徹な響き、暗くマイナーなメロディにすっとひきこまれる。力強さと躍動感「Major Malfunction」。
ホイーラーの「Consolation」は、クラシカルなタッチでエレガント。転調を繰り返しながらスムースに連続していく「A False Step」。

原曲の良さを残しながらも、アブストラクトで幻想的ななミンガスの「Goodbye Pork Pie Hat 」、個人的な白眉。

タイトル曲「Essence」、リリカルで豊かな色彩を感じる。静かな夜明けのような「Processional」。少し先を予測できない音の選択。流麗、果敢に鍵盤を動く指「Dare I 」。
「Koyasan」は、高野山だろうか?厳粛で神秘的なイメージが湧き上がってくる。感情の流れに身をまかせて「Where A Stream Leads」。
終演は、お師匠さんに敬意を評して、お師匠さんのソロアルバムでも素晴らしい演奏の聴ける「Summer」。透明感溢れビターテイストな叙情的なメロディをイマジネーション豊かに。

透明感あふれるリリカルな演奏、少し翳りのあるハーモニー。
躍動感ある演奏も多く、あというまの50分弱。


1. Constellations
2. Major Malfunction
3. Consolation (Kenny Wheeler)
4. A False Step
5. Goodbye Pork Pie Hat (Charles Mingus)
6. Essence
7. Processional
8. Dare I
9. Koyasan
10. Where A Stream Leads
11. Summer (John Taylor)

Tom Hewson (p)


今日のおまけは、ご本人が新譜のリリースであげていたもの。

ソロ・ピアノって、頭の中に様々な光景が広がっていいですよね。
そして、CAM JAZZは録音も素晴らしいとおもいます。

んじゃ、退散♪


2017年10月20日 (金)

火傷しそうな 「高橋 徹 スペシャルトリオ」 @ Monk's MOOD JAZZ CLUB (10/19)

高橋 徹 スペシャルトリオ @ Monk's MOOD JAZZ CLUB (10/19)
高橋 徹 (ds) 緑川 英徳 (as) 佐藤ハチ恭彦 (b)

Takahashi_3

ズッシーンと心に届くジャズライブを聴いてきました!

アルト、ベース、ドラムのコードレス トリオ。
アルトはアバンギャルドにはじけてもテーマは艶のある音で美しい。バラードも秀逸♪
ベースはソロの歌心たっぷり、そして、ドラムとのデュオの楽しいこと!リーダーのドラムは、これぞ ジャズドラムという感じで 強いグルーブを生み出し、サウンドをまとめあげてました。

今日は、満席とのことで、主催者の方があらかじめ席を決めてくださってました。
嬉しいことに、ドラムの斜め前の席。本来ならば、ドラマーの方々の席なんだろうに。。m(_ _)m

1セット目のオープナーはバードの「My Melancholy Baby」。最初だけちょっと硬い感じがしたのもつかの間、すぐにあたたまって3人で好調の出だし!テーマ後のソロもソロ回しも、ご機嫌。
艶っぽいアルトが軽快吹けばベースもドラムもしっかりプッシュ自然と体が揺れてくる「Jazz Me Blues」。コードレストリオなので、ベースもガンガン歌います。で、その時のベースとドラムのやりとり、絡みが実に親密で微笑ましい!逆も然り。ちょっとノスタルジックなグッドマンの「Air Mail Special」。フリーキーな音を交えながら高速フィンガリング!リズム陣の一体感は半端ない。
歓声があがりましたね♪
バッラドで「Soul eyes」。テーマでのロングトーンで痺れた深遠でスピリチュアルな胸に染みる演奏。一転アップテンポで華やかに「Cheek To Cheek」、そしてドラムソロの大爆発。観客は釘付け、メンバーは終始ニヤニヤと見守るの図。1セット目終了!

30分の休憩中は、隣の地元のピアニストの方と雑談。たのしかったな。
あと、今日は禁煙ライブだったにで、心地よかったです。

2セット目も絶好調の演奏が続きます。まずは、ロン・カーターの「Third Plane」、サックスのアドリブがとどまるところを知りません♪
前半の「Soul eyes」同様に感動しちゃったベース フィーチャーの「The More I See You」。
「好きにやっていい」って、リーダーのお言葉で、ちょっと考えゆったりと始まったベースソロ。テーマを奏でる頃にはドラムも入って、しばらく2人の蜜月状態を聴き惚れてました。阿吽だね。サックスが入って楽しくないわけがないっ!最後はアルコでテーマ弾いて大団円。
モンクの「Evidence」、途中で「Just You」の掛け声?鼻歌?の入るご機嫌さ。バラッド仕立てで「Cocktail for You」、いや、もう惚れるっ。最後は、ドラムソロで始まる「A Night in Tunisia」、この曲を終わりに持ってくるて、、確信犯でしょう。笑
すでに、熱くなった観客の心に火を注ぐ状況!これで、終わるわけがありません。
拍手喝さいでのアンコールは「I'll Remember April」!良い曲、良いアドリブ、素晴らしい演奏でした!終演。

全身に「ジャズ!」を浴びてご満悦っす♪
3人とも、まったく手抜きなしで全力、観客も熱い声援をおくります。
そして、また、それに応えてくれる!イェーイ!
ジャスって、その場その場がメンバーも勝負であるように、観客だって勝負っす。笑

というわけで、すっごい演奏聴かせてくださった緑川氏のアルバムを買って帰ってきました。もちろん、サインもゲット!
え?他のお二人は、、手ぶらで?でいらしたようで。。

美子さま、いつも素敵なライブをセッティングくださってありがとうございます。m(_ _)m
遠回りして、送ってくださったHさまも本当にありがとうございました。m(_ _)m

んじゃ、退散♪

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