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音楽で拡がる輪

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2019年8月12日 (月)

悲壮感ある硬質な音と、凄まじいスピード感 『突撃神風特攻隊 / 小田切一己 トリオ』

Photo_20190809171001
 
今日は、酷暑払いな1枚です。
旧盆中で敗戦記念日が近い日に、このタイトルはインパクトありますね。
 
サックス奏者の小田切一己氏は、1980年に31歳の若さで鬼籍はいってしまった夭折の奏者。
アケタの店で1976年の8月録音とのことで、リーダーアルバムは、これが最初で最後の1枚。
サックス・トリオという形態が、その意気込みを強く感じる。
この時、自分が31歳の若さで鬼籍に入ると思っているはずもないので、このアルバムから感じる彼の悲哀や悲壮感は、普段からのもので根っから硬派な人なんでしょうか。
 
 
オープナーは、重鎮ベース奏者、鈴木良雄氏作「Stripe Slacks」、冒頭から緊張感ある硬質な音で、切れ味よく飛ばす。ちょっと煩いくらいに煽るドラムと高速のベースに突き上げられ一時も弛緩の瞬間がない。
テナー・サックスの独奏で「Invitation」。気迫と熱血で凄む「Invitation」は、我々の知ってるInvitation」とは、別物。時折、フリーキー叫び声をあげながら凄む4分半は圧巻。
フレディ・ハバード作「Intrepid Fox」を2テイク!
どちらも、のっけから超スリリングで、まさに突撃。執拗に嗚咽を繰り返しながら3人で高速で突進するさまは、荒々しく、神々しく、神聖な気分にさせられる。彼のソロがよりフリーに突っ込んでる2テイク目がいいかな、でも、ちょっと、コルトレーンすぎるかなぁ。う〜ん、、でもでも、かっこいぃぃぞぉぉ。
終演は、一転、歌心を覗かせる「When Sunny Gets Blue」。サニーのため息が聞こえて来そうな、、ちょっと、枯れた味わいで…。
 
強さと弱さが同居したような熱血プレイが最高。
暑さも吹き飛ばすスピード感とスリルを楽しめます。
生々しい3人のやりとりもお見事ですが、やはり、サックスの嗚咽が続く圧巻のプレイがお見事。
 
再発を、教えてくださった「好き者」の皆さま、、ありがとうございました。m(_ _)m
 
 
 
1. Striped Slacks
2. Invitation
3. Intrepid Fox (Take 1)
4. Intrepid Fox (Take 2) 
5. When Sunny Gets Blue
 
 
小田切 一巳 (ts, ss)
山崎 弘一 (b) except #2
亀山 賢一 (ds) except #2
 
 
今日のおまけを漁ってみたのですが、このアルバムに関するものは見つかりませんでした。
なので、森山威男4での「Hush a bye」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

 

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんばんは。好き者です(笑)。

日本にこういうサックス奏者がいたんだねぇって思わせてくれるだけでも,このアルバムは価値があると思いますが,それにしてもカッコいいですよねぇ。相当ストイックな人だったらしいですが,そのストイシズムの片鱗は感じられるものですね。このアルバム,ずっと入手が困難だっただけに,今回の再発は実に素晴らしいです。時節柄,このタイトルは…ってのは全くそのとおりですが,それはレーベル・オーナーの責任ってことにしましょう(笑)。

ということで,私の記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2019/07/post-a306ae.html

閣下、返事が遅くてすみません。m(_ _)m

悲壮感とか悲哀とともに、スピード感満載の熱血プレイが最高です。
「Intrepid Fox」のスリルも、「When Sunny Gets Blue」の味わいも大変よかったです。

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