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音楽で拡がる輪

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2019年8月

2019年8月31日 (土)

めちゃ早い、、私的クリスマス・プレゼント『Undercurrent 3 @ Monk's Mood Jazz Club (8/30)』

『Undercurrent 3 @ Monk's Mood Jazz Club (8/30)』
Undercurrent3
Fabio Bottazzo (g)  Miho Nozawa (p)
 現在、NYCに在住の野沢美穂さんの一時帰国にあわせて、毎年、開催されている「Fabio & Miho Duo Live」。
今年も、2人の演奏が聴けましたぁ。
定刻に開演。まずは、ドラマチックなアレンジの「The Godfather Theme」、ファビオさんのお好きなニノ・ロータの名曲。2人の大胆なテーマの解釈、スピード感あるアレンジが野暮にならない。一気に聴衆を掴みました!
ちょっとMCを挟んで、ルイス・ボンファの「Samba de Orfeu」。美穂さんの好きな「Samba de Orfeu」。弾むようなサンバのリズムで2人が踊りまくり。相手の演奏を聴きながら素敵な反応の応酬。絶好調とみた!
ビートルズの「Norwegian Wood」、歌詞の内容は無視して(笑)。あの曲のもっている透明感、ミステリアスな幻想的な雰囲気が2人の選ぶ音によくでて、ノルウェーの森を彷徨いあるくよう。知的で品のある音の選択がよく似ている。
キメキメ、ユニゾンが楽しいオスカー・ペティフォードの「Tricotism」、2人の心がどんどん解放されて音楽にのめり込んでいく感じが、聴いていても楽しい。
1セット目の最後は、パット・メセニーの「Song for Bilbao」。明るく幸福感が満載の曲に、密度濃く、2人でぎっしりと音を埋めて!
15分くらいの休憩があって、、2セット目へ。
1曲めは、ガーシュインの「The Man I Love」、用事があって曲の半分は戸の外で聴いたのですが、、情感のこもった、それでいて力強さを感じる演奏、モダンでしたねぇ。
ジョナサン・クライスバーグの「Shadowless」。クライスバーグは、超絶ギタリスト、難曲だけど、裏に表にとスムース、そして、気がつけば一体感が半端ない。高速の現代曲は機会的になりがちだけど、次々と現れる2人の演奏にワクワク!
会場もあったまって、拍手や歓声もいい感じ。
ジャヴァンの「Flor de Lis」、ピアノがメロディを引いている時の、バッキングが躍動感があって素敵。逆も然り。
一転、柔らかなメロディを2人で紡ぐ「Heartland」。しっとりしたピアノ、丁寧なギター、優しい光に満ちた雰囲気が心を癒す。
終演は、ジスモンチの「Frevo」。哀愁あるメロディと裏腹に高速なフレーズを淀みなく弾きまくる2人。どんどん盛り上がって、、2人のこの曲の演奏大好き♪
と、拍手喝采!
アンコールは、美穂さんのオリジナルで「Twisted」。2人でじゃれあっているような曲、演奏。2人も先ほどの緊張感とは違う開放感ある感じで、とても楽しいっ!
まじで、絶好調だったんじゃないかなぁ。
一体感も半端なく、超尺のフレーズも淀みなく、2人の息のあった演奏でした!
予約以上のお客様で大盛況。姿が見えにくい席もあって、申し訳ない気分です。m(_ _)m
石田マスター、乙川さま、お世話になりました。m(_ _)m
そして、ファビオさん、美穂さん、今年も素敵な時間をありがとう。m(_ _)m
お忙しい中を お越しいただいた皆さま、本当に感謝です。
この後は、近くの居酒屋さんで楽しく打ち上げました!
ご本人たちから頂いた、セトリを貼り付けておきますね。
The Godfather Theme
Samba de Orfeu
Norwegian Wood
Tricotism
Song for Bilbao
------
The Man I Love
Shadowless
Flor de Lis
Heartland
Frevo
------
Twisted
夏が終わるなぁ。。もうすぐ、クリスマスだなっ!
猛暑も終わり、、ちょっと早い?「クリスマス・プレゼント」でしたね。笑
んじゃ、退散♪

2019年8月28日 (水)

柔らかな響きに包まれて 『夕暮れどきのUndercurrent @ 愛着珈琲出湯温泉喫茶室(阿賀野市)』

夕暮れどきのUndercurrent  @ 愛着珈琲出湯温泉喫茶室
Fabio Bottazzo (g) 野沢美穂(p)

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阿賀野市の出湯温泉にあるレトロな喫茶室、愛着珈琲出湯温泉喫茶室。
石川マスターが拘り抜いた豆と布ドリップの美味しい珈琲と、古町にあった「カフェ砂場」時代から人気のチーズケーキは絶品です。
民家をマスター自らが改築した昭和な空間で、看板猫のリッキーくんと過ごす時間は時がとまったよう……。
そんな愛着珈琲さんには、「スタンウェイのアップライト」があります。
アコースティックなライブをするのには、絶好の環境。

ニューヨークから新潟にお里帰りしているピアニスト、野沢美穂さん。
そして、先日も、お里のイタリアでライブを敢行して来たイタリア人ギタリスト、Fabio Bottazzoさん。
繊細で、相手の音を大事にする2人は、相性がいいのですが、この環境でのライブは、2人の選んだ音が溶け合って柔らかく響く愛着珈琲さんにはぴったりでした。

互いの気持ちを探るようにゆったりとした「Norwegian Wood」で 始まったライブ。
体も心もあったまったところで、ジスモンチの「Frevo」をアップテンポでアグレッシヴに。
大学の時から好きだったというだけあって、快調に飛ばすピアノ。
弾むような2人の会話も楽しい野沢オリジナル「Twisted」。

 ライブが進むにつれて、どんどんと 親密度が増してきます♪
 
そして、サンバの名曲(タイトル失念)、お互いのソロも、ユニゾンもいい感じにノリノリ、裏表もスムーズで踊りだしたくなるような、夏の夕暮れ。
ファビオオリジナル「Dondolando」、優しい優しいワルツで、モダンな2人が演奏すると下手にならなくて素敵!
終演は、オスカー・ペティフォード曲「Trictatism」(?)で、盛り上がって、おしまいっ!

ここまでで、予定時間を超過の60分超え。でも、お店とお客さまからアンコールを頂き 、、「James」!
テーマが遠くに聴こえてきた瞬間に、全身の力が抜けへなぁ〜〜。笑 幸せに酔いしれました♪

集合写真、そして、壁にサインして おしまいっ!

 

肩の力もいい具合にぬけ、ライブが進行するにつれ、どんどんと親密度ましました。
柔らかく響く空間と2人の音色は、とてもあっていたとおもいます。
金曜日のMonk's Moodのライブが、ますます楽しみです!
マスターご夫妻、本当にお世話になりました。m(_ _)m

 

ご来場のお客さま、ありがとうございました!
晴れたけど、空が高く秋を思わせる夕暮れ時でした。
さて、明後日、30日金曜日はMonk's Mood。
カウンターと前列の席は埋まりましたが、奥の席でよければご用意いたしますよ。
ただし「私と相席」ですけどね! 笑

 

〒959-1926 新潟県阿賀野市出湯738
0250-62-8686
 

んじゃ、退散♪

2019年8月18日 (日)

旅にでようぜ! 『Blue Jouney / Blue Jouney (和田 明 / 布川 俊樹)』

Blue_jouney
 
 
楽しみにしていたアルバムなのだ。
 
ヴォーカリスト和田 明さまと、ギタリスト布川 俊樹さまのデュオ・ユニットBlue Jouney。
2年間のライブ活動を経て、レコーディングしたアルバム!
お2人の別々なファンだったのだけど、SNSで一緒にライブしてるのを知ってて、、
「レコーディングした」って、書き込まれたので、、すっごく、楽しみにしていました。
ところが、どこを探しても、収録曲を載せてるサイトがなくて、、
「う〜〜ん、、えいっ、いあや」って、頼んじゃいました。
がぁ、到着したら、、好きな曲が目白押しでとても嬉しい!
 
 
和田 明さまは、若手ジャズミュージシャンの登竜門と言われるちぐさ賞を2017年受賞し、アルバム「ESSENCE」リリースしている。もちろん、持ってます♪
声も大好きなのだけど、様々な歌唱法が巧くて、かなり、、ツボ、、たまらん。笑
パット・メセニーの曲を演奏するユニットとかにも入っているのでそちらも聴いてみたい。
だけど、まだ、生で聴いたことはない…。
布川 俊樹さまは、私の親友・知人たちの大先輩。だから、というわけではないけれど、VALIS、ウルトラマンジャズをはじめ、納 浩一さまや福田 重男さまとのデュオのアルバムももっている。奇をてらうことのないコンテンポラリー・ジャズの王道を行くギタリスト 。洗足学園音楽大学の先生でもある。
 
アルバムは、2人名義の2曲、ジャズ・スタンダード、ロックのナンバー、アメリカのSSWの曲と幅広い。でも、私は、布川さまと同世代だからのか、大好きな曲ばかりです!
 
 
オープナーは、スタンダード「But Not For Me」、斬新なアレンジ、スピード感あるスキャットとギター・ソロ。
甘い音色で、優しく寄り添うギター、しっとり優しく歌い上げるバラッド「For Sentimental Reasons」。ゾクゾク、来ますわ♪
ビートルズの「Nowhere Man」が、バラッド仕立てに。ギター弾き語り!に、布川ギタリストのオブリガードが重なり、一人星空を見つめる気分。
スキャットから始まる「My Foolish Heart 」は、明るくテンポよく。ギターが入る瞬間とか、ソロ・ギターへの流れとか、その逆も、、とてもインティメイトな関係を感じる。
ジェームス・テイラーの「Don't Let Me Be Lonely Tonight」。もしも、発売前にこの曲が入ってることをしってたら、全くの迷いもなくポチった。とても、好き。情感強く歌い上げる。ギター・ソロがより哀愁を盛り上げる。
お馴染み「Day By Day」、2人で自由自在の、コール&レスポンス。互いの演奏を楽しんで。
レオン・ラッセルの「This Masquerade」、静かに哀愁たっぷりにはじまったのが、後半は、スキャットに次ぐスキャットでファンクに弾けて嘘のような大盛り上がりに!
このあと、2曲オリジナル。作曲は、布川さま、作詞は和田さまで、ゲストにオルガン奏者の西川直人さまが参加。まずは、ちょうポップに「Journey To The New World」。オルガンのカラフルでグルーヴィーなサウンドがワクワクする。
バラッドのインスト曲「星砂」に歌詞をつけたラブ・ソング「純粋無垢」。優しい声、柔らかなオルガンの響き、歌心あるギター・ソロ。
終演は、ストーンズの「Satisfaction」。大迫力、大胆にフェイクさせ、グルーブ感満載の臨場感ある演奏、最後は2人の笑い声。
 
 
面白かった♪
斬新なアレンジも聴きものだし、ギターも最高だ。
そして、エネルギッシュに歌いながらも、感情表現豊かなヴォーカルに拍手!
 
 
1.But Not For Me
2.For Sentimental Reasons
3.Nowhere Man
4.My Foolish Heart 
5.Don't Let Me Be Lonely Tonight 
6.Day By Day
7.This Masquerade
8.Journey To The New World
9.純粋無垢
10.Satisfaction
 
 
Blue Jouney
Akira Wada 和田 明 (vo)
Toshiki Nunakawa 布川 俊樹 (g)
ゲスト
Naoto Nishikawa 西川 直人 (org) #8,9
 
 
ご本人たちがあげていた新譜のPVより「Journey To The New World」
 
 
 
 
もういっこおまけで、「Satisfaction」のレコーディング風景。
 
 
 
んじゃ、退散♪

2019年8月15日 (木)

リズムを手玉に取った  『Conner's Days  / Ari Hoenig』

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NYCの第一線で活躍続ける凄腕ドラマー、アリ・ホーニグ。最高のテクニックと音楽性、そして、独自のメロディー奏法で知られるドラマー。
彼は、新しい才能を見つけ出してくるのにも長けているのだけれど、今回はイスラエル出身の話題のピアニスト、ニタイ・ハーシュコヴィッツ、ベーシストはイスラエル出身のオル・バレケットた起用したピアノ・トリオ作品。
 
オープナーは、ホーニグのタイトル曲「Conner's Days」。抑えられた音数での演奏は、まるでこれから始まる狂宴のリハーサルのよう。
ホーニグの大好きな「All the Things You Are」、変拍子は当然、テンポやリズムを自在にあやつり、3人のインタープレイを存分に聴かせる。流麗なピアノに耳を奪われる。
ホーニグの哀愁あるオリジナル「Anymore」、多種多様に変化する中での3人会話。
エリントンの「Prelude To a Kiss」だって、一筋縄ではいかない。音遊びでもしているような変態具合。。
ホーニングの美しいバラッド「For Tracy」、甘さ控えめながら美麗なピアノタッチとドラミングが素敵。
3人名義の「Figuration」、3人の変幻自在のインタープレイは底知れぬものを感じる。
スタンダード「Bewitched, Bothered and Bewildered 」は、リリカルに、でも、変化球もありで。リズムで遊ぶ「All of You」も、トリッキーな仕掛けを用意。
ホーニグのオリジナル「Guernsey St. Gooseneck 」、ちょっと可愛い、でも、変態。笑
しっとり美しい「In the Wee Small Hours of the Morning 」、流麗美麗なピアノとメロディアスなドラム。
ホーニグのオリジナル「Up」。3人で息をぴったりあわせて疾走。
終演は、再び、「Conner's Days」。まるで、リスナーの鎮静効果でも狙っているように淡々と。
 
思ったとおり、変態度マックス!
ホーニグがリードをとりながらも、ハーシュコヴィッツの流麗華麗なれど、抑制の聴いた叙情が素敵。
リズムを手玉に取った恐ろしい人たちでした…。
 
 
1. Conner’s Days 
2. All the Things You Are 
3. Anymore 
4. Prelude To a Kiss 
5. For Tracy 
6. Figuration 
7. Bewitched, Bothered and Bewildered 
8. All of You 
9. Guernsey St. Gooseneck 
10. In the Wee Small Hours of the Morning 
11. Up 
12. Conner's Days Reprise
 
 
Ari Hoenig (ds)
Nitai Hershkovits (p)
Or Bareket (b)
 
今日のおまけは、、「For Tracy」。
 
 
 
 
このアルバム、ジャケットも彼らぽくて、、かっこいいですよね!
んじゃ、退散♪

2019年8月12日 (月)

悲壮感ある硬質な音と、凄まじいスピード感 『突撃神風特攻隊 / 小田切一己 トリオ』

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今日は、酷暑払いな1枚です。
旧盆中で敗戦記念日が近い日に、このタイトルはインパクトありますね。
 
サックス奏者の小田切一己氏は、1980年に31歳の若さで鬼籍はいってしまった夭折の奏者。
アケタの店で1976年の8月録音とのことで、リーダーアルバムは、これが最初で最後の1枚。
サックス・トリオという形態が、その意気込みを強く感じる。
この時、自分が31歳の若さで鬼籍に入ると思っているはずもないので、このアルバムから感じる彼の悲哀や悲壮感は、普段からのもので根っから硬派な人なんでしょうか。
 
 
オープナーは、重鎮ベース奏者、鈴木良雄氏作「Stripe Slacks」、冒頭から緊張感ある硬質な音で、切れ味よく飛ばす。ちょっと煩いくらいに煽るドラムと高速のベースに突き上げられ一時も弛緩の瞬間がない。
テナー・サックスの独奏で「Invitation」。気迫と熱血で凄む「Invitation」は、我々の知ってるInvitation」とは、別物。時折、フリーキー叫び声をあげながら凄む4分半は圧巻。
フレディ・ハバード作「Intrepid Fox」を2テイク!
どちらも、のっけから超スリリングで、まさに突撃。執拗に嗚咽を繰り返しながら3人で高速で突進するさまは、荒々しく、神々しく、神聖な気分にさせられる。彼のソロがよりフリーに突っ込んでる2テイク目がいいかな、でも、ちょっと、コルトレーンすぎるかなぁ。う〜ん、、でもでも、かっこいぃぃぞぉぉ。
終演は、一転、歌心を覗かせる「When Sunny Gets Blue」。サニーのため息が聞こえて来そうな、、ちょっと、枯れた味わいで…。
 
強さと弱さが同居したような熱血プレイが最高。
暑さも吹き飛ばすスピード感とスリルを楽しめます。
生々しい3人のやりとりもお見事ですが、やはり、サックスの嗚咽が続く圧巻のプレイがお見事。
 
再発を、教えてくださった「好き者」の皆さま、、ありがとうございました。m(_ _)m
 
 
 
1. Striped Slacks
2. Invitation
3. Intrepid Fox (Take 1)
4. Intrepid Fox (Take 2) 
5. When Sunny Gets Blue
 
 
小田切 一巳 (ts, ss)
山崎 弘一 (b) except #2
亀山 賢一 (ds) except #2
 
 
今日のおまけを漁ってみたのですが、このアルバムに関するものは見つかりませんでした。
なので、森山威男4での「Hush a bye」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

 

2019年8月10日 (土)

大河とともにある風景 『La Musica Del Agua ~水の音楽 / Carlos Aguirre』

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アルゼンチンのネオ・フォルクローレ・シーンの重要人物、コンポーザー、ピアニスト、歌手、詩人のカルロス・アギーレ。
大自然豊かなパラナ河(ラ・プラタ河水系最大の川)のほとりで、創作活動を続けています。
新譜は、ソロ名義としては、2012年の『Orillania 』以来、7年ぶりだそうだ!
全作が。彼が大切に想っているラ・プラタ河流域の作曲家や演奏家の曲でオリジナルはない。
でも、彼のピアノ弾き語りによって、叙情豊かな世界が広がっている。
日本版は、ダブル・ブックレットになっていて、日本語の歌詞を眺めながら優しい音楽を聴くことができる…。
 
 
オープナーは、チャチョ・ムリェル作「Juancito en la siesta」、優しい穏やかな声で歌われる「お昼寝時間」から感じ取れる大自然。
ラモン・アジャラ作「Pan del agua」、老漁師の人生に川の流れを重ねた曲、<途中の語りが胸をさす。
アフリカ系の人々の暮らしを歌った「Corrientes camba」、どこか懐かしい雰囲気が漂う。
叙情的で牧歌的なメロディと優しい歌声にノック・アウト、シルビア・サロモーネの「Santiago」。一番好きかな。
 
アルフレド・シタローサの「El loco Antonio」、水辺に住むアントニオの暮らしぶりに語られる味わい深さ。
アニバル・サンパージョの「Rio de los pajaros」、の支流ウルグアイ川の自然の豊かさをそこに生きるものを通して語る優しさに満ちた曲。同じく、サンパージョの「Cancion de verano y remos」、美しいピアノ演奏に、朗読と歌が融合した印象深いトラック。ピアノを弾きながらの朗読って、とても難しそう。
 
同胞ルイス・バルビエロの「Pasando como si nada」、豊かな自然の中での自分の人生を誇らしくさりげなく歌い上げる。
オープナーの曲を作ったムリェルの「Sentir de otono」、秋を歌った感受性ゆたかな曲、郷愁たっぷりで素敵なトラック。
3度目の登場サンパージョの「La Canera」、なんと、焼酎の歌、生活のあらゆるところで「お世話になる」焼酎への愛♪
長い付き合いのあるコキ・オルティスの「Leyenda」、淡々とした弾き語りが心にしみます。
終演は、ハイメ・ダバロスの「Pato siriri」、澄んだピアノ音色と、優しい歌声はずっと心にん残ります。
 
雄大な自然と、そこに住む人々が織りなす光景を、愛を持って描きだすカルロス・アギーレの世界。
 
 
 
1.Juancito en la siesta
2.Pan del agua
3.Corrientes camba
4.Santiago
5.El loco Antonio
6.Rio de los pajaros
7.Cancion de verano y remos
8.Pasando como si nada
9.Sentir de otono
10.La Canera
11.Leyenda
12.Pato siriri
 
 
Carlos Aguirre (vo, p)
 
 
今日のおまけは、太っ腹でちょっと長いのですが、、夏休の初日だしね!
 
 
 
 
土曜日ですけど、夏休みの始まりの人が多いですよね。
暑くてイライラしちゃう前に、、ぜひ。
 
 
んじゃ、退散♪

 

2019年8月 4日 (日)

酷暑も忘れる、洗練されたハーモニー 『The Hope I Hold / Ryan Keberle & Catharsis』

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トロンボーンはお好きですか?
正直、新譜がでると欲しくなるのは、スウェーデンのニルス・ラングレンとライアン・ケバリーくらいですかね。日本人だと駒野 逸美さまを生で聴いてみたいなぁ、、って、思ってます。
 
ライアン・ケバリーは、マリア・シュナダーのオーケストラなど、NYCのジャズ・シーンで活躍するトロンボーン奏者。
これは、彼のスモール・アンサンブルのプロジェクト、カタルシスの新譜。
今回も、『Ambar 』が最高だったカメラ・ミサが、ヴォーカル&ヴォイス、ギターで、全面参加でっす。
 
ドラマチックに始まる「Tangled in the Ancient Endless Chain」、サックス、ギターお見事。
トロンボーンとサックスに溶け込むようなヴォーカルが素敵「Despite the Dream」。
混沌とした現状への気持ちをストレートに即興で表現した「American will be」、強いメッセージを持ったトラック。
トロンボーンとサックスのやりとりがかっこいい「Fooled and Pushed Apart」。
 
ヴォーカル同士のやりとりと楽器の関係がとても自然な「Campinas」。
でた、ミサのオリジナル「Para Volar」、トロンボーンとヴォーカルのハモリがめちゃくちゃ素敵。同じく、トロンボーン、ヴォーカル、ギター、ベースのアンサンブルに聴き惚れる「Peering」。
哀愁たっぷり南米のフォルクローレ「Zamba de Lozano」。クールで美しい「Become the Water」。
終演は、荘厳な雰囲気で決意表明?「Epilogue / Make America Again」。
 
 
メサの高度のテクニックとエモーショナルな感情表現で、トロンボーンとサックスの間を縫うように、あるいは溶け込むように、、その洗練されたエッセンスを各所に散りばめながら演奏。
アレンジが巧みで、ハーモニー、音色、響きを大事にした、とても聴きやすいサウンド。
モダンなジャズのアンサンブルにSSW系の音楽を密接に結びつけたサウンドは、新鮮で魅力的。
 
1. Tangled in the Ancient Endless Chain
2. Despite the Dream
3. America Will Be
4. Fooled and Pushed Apart
5. Campinas
6. Para Volar
7. Peering
8. Zamba de Lozano
9. Become the Water
10. Epilogue / Make America Again
 
Ryan Keberle (tb, Fender Rhodes, Wurlitzer, Korg Minilogue, p, vo) 
Camila Meza (vo, g, guitar FX)
Scott Robinson (ts)
Jorge Roeder  ( b, el-b,bass FX, vo )
Eric Doob (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていたものから「Peering」。
 
 
酷暑にも体が慣れて来た気がしますが、、それって、気のせいかな……
 
>
んじゃ、退散♪
 

 

2019年8月 1日 (木)

心の額に入れて眺めたい風景 『land & quiet / land & quiet』

Land_quiwt
 
 
日本中が、、めちゃ暑い夏、脳内エアコンを設定しました♪
 
ジョアン・ジルベルト直系のボサノヴァ・ギタリストで作曲家、様々な音楽プロデューサーとしても活躍する伊藤ゴロー、音楽界の水先案内人がたちあげた新ユニット。
気鋭のピアニスト佐藤浩一と、ECMのドラマー福盛進也が参加し、ユニット名「land & quiet」。
今回は、「land & quiet」の1枚目のアルバムリリースとのことで、タイトルも『land & quiet』
 
オープナーは、プログラミングの電子音が非日常に誘う「No-Land」。各楽器の小さな音の一つ一つが大きな効果につながる。
ヴィブラフォンとチェロが叙情を誘う「Land V」。チェロ、ギター、ドラムの単音の美しさに酔う「Water Drops」、心の中はいつだって雨音がするものだよね。
暗く叙情的な曲に重なる繊細でドラマチックなドラムに感動「Monochrome」。
壮大で宇宙的な広がりを持つミニマル・ミュージック「Macroscope」。
空気の震えのような声が想像を掻き立てる「雨」、昔みた夢を思い出すような不思議な気持ち。
ジムノペティのような穏やかさと隠れた狂気持つ「Aguanieve」。
哀愁ある旋律が胸をしめつける「Forget Me Not」、センチな私が一番好きな曲。
ピアノとドラムの演奏にプログラミングが効果的にかぶさる「July 7th」、やっぱり、繋がるのは宇宙かなぁ。
終演は、唯一のカバー曲で、シックのナイル・ロジャーズの曲で、ロバート・ワイアットで知られる「At Last I Am Free」。宙を駆け抜けるギターでエモーショナルに幕を閉じる。かっこいいぃ!!
 
 
帯に「めくるめくサウンドスケープ。いつか描いた心象風景。」と、ある。
細部にまで拘った非常に繊細な感覚で、ドラマチックに創造された音風景が次々に流れていく。心の額に入れて、、じっと眺めていたい風景。
現実世界と、そうでない世界の境界線がかき消され、幻をみているような気持ち。
まぁ、暑さからの現実逃避は、、確実にできますね。笑
 
 
1.No-Land
2.Land V
3.Water Drops
4.Monochrome
5.Macroscope
6.雨
7.Aguanieve
8.Forget Me Not
9.July 7th
10.At Last I Am Free
 
伊藤ゴロー (g, programming)
佐藤浩一 (p)
福盛進也 (ds)
 
with
角銅真実 (vib, per, vo)
ロビン・デュプイ (cello)
 
 
今日のおまけは、レーベルがだしている新譜のトレーラー。
 
 
 
 
今日も、、暑くて、暑くて、私は、、液体になってしまった気がします。はい。
あぁ、、寝ている時でも、エアコンつけるようになってしまったですよ。。生き残らねばねっ!
んじゃ、退散♪

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