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音楽で拡がる輪

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2019年6月

2019年6月30日 (日)

派手さはないけれど、心安らぐ 『ScreenPlay / The Tierney Sutton Band』

Screenplay
 
米国の正統派ジャズ・ヴォーカリスト、ティアニー・サットンの新譜。
ずば抜けた歌唱力と、アルバムの企画力を持つ彼女。
今回は、そんな彼女が選んだ「映画音楽集」。
メンバーは、長年彼女と演奏を続けて来た朋友たち。
特に、彼女にとって、、フランス出身の人気ピアニスト、クリスチャン・ジェイコブのサポートは欠かせないと思う。
ゲストに、アラン&マリリン・バーグマンのアラン・バーグマン。
アラン&マリリンの2人はミシェル・ルグランの曲に歌詞をたくさん提供していますよね。
今回アランは、自身たちで書いた曲を、サットンとデュオで歌っています。
そして、以前にも共演したことがあるギタリストが、3曲で参加。
 
オープナーは、仄暗い中でのロウソクの炎のように囁く「The Windmills of Your Mind」。
ジェイコブのピアノがクリスタルのように美しい。ウッド・ベースが胸を締め付ける。
ベース・ソロから始まる「Moon River」は、静かに静かに「Calling You」へ繋がる。
高速のウォーキング・ベースとのデュオから始まる「On a Clear Day」、巧さが際立つ。
心に染み渡る「What Are You Doing the Rest of Your Life?」。
ディスニーのピノキオの「I've Got No Strings」は、ギターをフィーチャーした趣のあるバラッドに。
エレベのビートが効いてる「If I Only Had a Brain」、ハンド・クラップもかっこいい。
冒頭の斬新なアレンジから、深淵な歌につながる「The Sound of Silence」ドラマチックに展開。
淡々と歌い上げる「Goodbye for Now」。ドラムとのデュオでのスキャットも小粋に「Diamonds Are a Girl's Best Friend」。優しく、優しく「Hopelessly Devoted to You」。
一転、スリリングにアップテンポで「You're the One That I Want」。
サットンお独奏からはじまり、優しいピアノに導かれアラン・バーグマンの味わい深い声が響く「How Do You Keep the Music Playing?」。サットンの透明感、アランの深淵さ、素敵なトラック。
繊細なピアノの響きとサットンの歌が胸に響く「Ev'ry Now and Then」。
囁き?呟き?静かに始まる愛の歌「It Might Be You」。
終演は、ベースとのデュオが優しい空間を創り出す「Arrow」。
 
全編、静かに心に穏やかに響きます。
サットンの歌の巧さを、ピアノをはじめベース、ギター、ドラムが最大限に引き出している。
そして、アランとのデュオの1曲に心が震えます。
派手さは全くないけど、静かで平穏な日曜日になる。
 
1. The Windmills of Your Mind
2. Moon River/ Calling You
3. On a Clear Day (You Can See Forever)
4. What Are You Doing the Rest of Your Life?
5. I've Got No Strings
6. If I Only Had a Brain
7. The Sound of Silence
8. Goodbye for Now
9. Diamonds Are a Girl's Best Friend
10. Hopelessly Devoted to You
11. You're the One That I Want
12. How Do You Keep the Music Playing?
13. Ev'ry Now and Then
14. It Might Be You
15. Arrow
 
Tierney Sutton (vo)
Christian Jacob (p)
Ray Brinker (ds , perc)
Kevin Axt (b)
Trey Henry (el-b)
ゲスト
Serge Merlaud (g) #5,12,14
Alan Bergman (vo) #12

 

 
今日のおまけは、「The Windmills of Your Mind」。
 
 

んじゃ、退散♪

2019年6月28日 (金)

終始、聴き惚れる! 『松原 慶史トリオ @ Jazz FLASH (6/27)』

松原 慶史トリオ @ Jazz FLASH (6/27)
 
Y_matsubara
 
松原 慶史  (g)  古木 佳祐  (b) 大村 亘 (ds)
 
去年でたファーストアルバム「Angel' s Share」発売記念ライブにいってきました。
CDは、サックスとピアノの入ったクインテットなのですが、今回はギター・トリオ。
ジャズ・フラッシュでは、カウンターの前の席に座ることが多いのですが、今回は友だちと一緒だったので2列目のセンター左寄り。
 
オープナーは、アルバムに入っていた「All Good Things」。ブルージーなメロディ、エレガントな音色、大きく歌うフレージング、後押しするドラミングもスケール大きい。
続いてもアルバムから「Butterfly Effect」、今日はギターが主役だけど、もう一人の「フロント」ベーシストのポップで楽しいソロもお楽しみの一つ。2色の弦が良い距離感で絡み合う姿はまさに蝶の飛来。そして、洗練されたヴォイシングに感じる色彩感。
スタンダードで美しく心洗われるバラッド「You've Changed」。
ファースト・セットの最後は、アルバムのタイトル曲「Angel’ s Share」。惚れ惚れするようなカッティングからはじまり、アーバン・ナイト風のキャッチーなテーマに。そして、流麗、スピーディーなフレージングで魅せる。
 
休憩中は、ライブで時々ご一緒する方に、トライアスロンのお話などお聞きして。。
で、、ファーストセットは、知ってる曲が続きましたので、曲順と曲名は大丈夫だとおもいますが。。
 
セカンドセットのオープナーは、新曲、山田太郎的なのりで、、「John Do」。かっこいい曲だったとおもうんだけど、、なんでだろ。で、ツアーの前に地元の三島でベニー・ゴルソンさまのライブを聴いたんだそうです。なので、「Along Came Betty」。甘い音色でスリリングに引き倒し、そのまま、3人で対峙系に近い感じでインタープレイを。ヴァース交換もあったりだけど、なんか、クールでスタイリッシュな演奏。
さて、、たぶん、、次が、、聴きたいと思ってた「Close To You」。なんと、前半、ベーシストがエモーショナルなピアニストに変身、でも、ヴォーカル的には、かけようと思ってたエフェクターが作動しなくて、、焦っていたみたいっす。笑 一旦、短いブレイクがあって、ベースが定位置にもどったあとは、ギターとヴォーカルの両方を楽しめる美味しい企画だった。めちゃ、ジャジーなのに、メロウでスィートな夢みるアレンジ。「バカラック、良いよね」と、友と確認しあう。笑
たぶん、この後が最後の曲。(もしかすると、もう1曲はいってたかもしれないけど、思いつかない。)アルバムでも終演曲「Southern Cross St.(Happy Valley)」。とても、ハッピーな気分。夏の夕暮れソングだよね。しみじみと、良いバンドだなぁ、と、聴き惚れる。
 
拍手、速攻アンコールは、口笛ジャズで、「Do You Know What it Means to Miss New Orleans」!
youtubeで「Moon River」の口笛ジャズを聴いてから、口笛を生を聴いてみたかったんす。
口笛と、ギターのユニゾンとか良いっすよね。ヴォーカルといい、口笛といい、、器用な人ですね。
 
流麗、スピーディーなフレージングで、色彩豊かなヴォイシング、美しくエレガントな音色!
様々な光景が浮かび上がるような想像力を刺激するよなオリジナル曲も素敵。
アルバムに収納されている曲を中心に、ピアノとテナーが居ない状況でも、、かなり厚いサウンドで流石です。つうか、ギター、ギターの露出度が大きいので、、やっぱりギター巧いっ!ってなるわ。しかも、歌も口笛も聴けて、ラッキ〜嬉しかったな!
浮遊感あるフレージングは、ベースとギターと相まって大きな飛翔感に。天に駆け上がるような飛翔するサウンドがたまらないっす!
ちなみに、この日のギターは、「木越ギター」というハンドメイドのギターだそうです。テレキャスターのシンラインってかたちなんだって。(地元のギタリストからの情報)
ふくよかで良く鳴る、って、感じ。(超ど素人楽器全くやんない人間の感想)
 
 
情熱的なベースは、フロントの1人として、リズムの要として、ソロでもバンドサウンドでも本領発揮って、感じなのかな。2回か3回、演奏中にジャンプしたもんね。エネルギッシュでエモーショナル。攻撃的で、常に攻めの体勢が好き♪
ドラムは、相変わらず切れ味よくて、空間を大きく押し拡げるドラミング。すっごく自然体な感じで、五感を目一杯つかって演奏してるな、って、思いました。ギターやベースとの一体感が気持ちよかったな!
 
つうことで、やっと、アルバムにご本人のサインをいただきましたん。
あとは、サックスの寺井さまのサインを残すのみ。あぁ、クインテットで聴いてみたいっ!
超満員御礼 よかったですね。
 
って、ことで、、フラッシュの打ち上げに、お友だちと参加して、、
ただの酔っ払いとなり、演奏者の方々に無礼三昧、、ごめんなさい。m(_ _)m
メンバーの皆さま、美子さま、フラッシュのマスターと女将、、
いつも 本当にありがとうござます!
 
んじゃ、退散♪

2019年6月26日 (水)

大きく飛翔するサウンド 『Angel’s Share / 松原 慶史』

Angels_share
 
2016年のギブソンジャズギターコンテストで優勝した、新世代ジャズ・ギタリストのファーストアルバム! 
去年の秋にリリースされた。ジャズ批評の推薦盤には、おすすめを書いたのだけど、、
ブログにはあげ損なってましたね。汗
ついに、明日、6月27日に新潟のジャズフラッシュで、トリオでライブがあるのです!
個人的には、祝賀ムードでブログアップですね!
 
ファーストアルバムにして、全曲オリジナル。メンバーも気鋭の若手が揃ってる。
 
超クールな「Plan B」、メンバーのお披露目のように様々楽器のハーモニーが素敵。
ブルージーでメロディアスな「All Good Things」、大海に身をゆだねるような大きくうねるギターフレーズが好き。テナーの飛翔感も感動を誘う。最後のドラミングでますます大きな空間へ羽ばたく。
哀愁と前向きが一緒になったメロディ「Lucky Craft」、悠然と闊歩するテナー下を固めながら雰囲気を創るベース、後半のギターソロ圧巻。
タイトル曲「Angel’ s Share」、綺麗なカッティングから始まり、エレガントなギターの響きが魅惑てなアーバン・ナイトなチューン。
ファンタジックで可愛らしい「Fondant au Chocolat」、甘いナイロン弦のギター、エレガントなピアノも堪能ね。
現代ジャズ!って感じのスタイリッシュな「Guilty Pleasure」。ライブさながらドラムとの4バースってのもあったり、ギターとテナーの絡みもエキサイティング!
「Division 4」、中盤くらいの一気に階段を高速フレージングで駆け上がる場面からの、疾走感、飛翔感あるギターソロが好き。呼応するテナーソロも恐ろしや!
淡々とした進行からPMG風のヴォイスがかぶさり、ドラマチックな展開「Charley Horse」。
「Butterfly Effect」、アコギの響きが魅力的、バンドサウンドが洗練されている。
ゆったりと美しいメロディ、おおらかに歌うベース・ソロ、大人の時間「Sun&Moon」。
終演は、とてもポップでキャッチーなメロディ「Southern Cross St.(Happy Valley)」、涙がでそうに心に響くベース・ソロ、そして、ご本人の浮遊感のある美しくメロウなフレージング。ハッピーな気分でおしまい。
 
「流麗且つスピーディーなフレージングと 洗練され尽くしたヴォイッシングテクニックを堪能出来る、ジャズギターファン待望の一枚!」まさに、帯にあるこの文章に尽きま〜す。
付け加えるならば、様々な光景が浮かび上がるようなオリジナル曲が素晴らしい。
そして、美しくエレガントな音色。
 
また、各曲で曲想に最適なメンバーをフィーチャーする音楽センスが秀悦。
ギターは、繊細な楽器だけに、パワーあるサックスとの一歩も引かぬ絡みとテクニックに唸る人も多いはず。
大きく飛翔するサウンドが、これからの季節にもぴったり。この機会に、ぜひ!
 
1.   Plan B  
2.   All Good Things 
3.   Lucky Craft  
4.   Angel’s Share
5.   Fondant au Chocolat
6.   Guilty Pleasure
7.   Division 4
8.   Charley Horse
9.   Butterfly Effect
10. Sun&Moon
11. Southern Cross St.(Happy Valley)
 
松原 慶史  (g)
寺井 雄一  (ts, ss)  
佐藤 浩一  (p)  
古木 佳祐  (b)  
大村 亘 (ds)
 
 
 
ええとね、噂の「Close To You」を生で聴きたいっ!
 
 
このアルバム、テナーとピアノの担うところも大きい。
明日のライブは、ギター・トリオ。どうなるかな、、そこも楽しみ!
 
んじゃ、退散♪

 

2019年6月25日 (火)

『ジャズ批評 210号』がでました〜♪

『ジャズ批評 210号』がでました〜♪
 
210
 
特集は、創立80周年の「ブルーノート・レーベル」です!
ジャケットは、総選挙で1位になった名盤『Somethin' Else』
特集は、、
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎
 
『ブルーノート総選挙』
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎
 
1位は、キャノン・ボールアダレイの『Somethin' Else』。
アダレイとマイルスの珠玉の会話が私たちの心を捉えて放さない名盤ですね。
眺めていると、「あれは?」「それは?」と、自分の名盤たちが浮かんできます。
他にも、、
 
80年の名曲解説
 
リード・マイルスの世界
 
などなど、、ブルーノートの話題が満載です!
 
 
私のいつもの「新譜紹介」は、
 
 
 
 
 
 
 
「New Disc Pick Up」は、2枚。
 
『Love Is The Answer /   Marielle Koeman  Jos Van Beest Trio』
 
 
 
んじゃ、退散♪

 

2019年6月22日 (土)

硬質…甘さを排除した抒情 『When Will The Blues Leave / Paul Bley  Gary Peacock  Paul Motian』

When_will_the_blues_leave
 
2016年に鬼籍に入ったECMを代表するピアニスト、ポール・ブレイの1999年3月にスイスで行ったコンサートの録音盤。
ベースは、ゲーリ・ピーコック、ドラムは2011年に鬼籍に入ったポール・モチアン。
長い親交を持つ3人が、キャリアの終盤に差し掛かって一緒に演奏をした貴重な瞬間をとらえた1枚。
全8曲のうち、2曲はピアノ・ソロ。ブレイの曲が4曲、ピーコックの曲が1曲、2人名義が1曲、オーネット・コールマンの曲とガーシュイン曲。
 
オープナーは静かな拍手とともに始まるブレイ曲「 Mazatlan」。硬質とはこういうものです、みたいなブレイのピアノが踊る。ベースもドラムの余分な音を徹底排除、でも、静寂とはちがう緊張の連続で11分超え。
一転、ブレイ曲「Flame」にみせるリリシズム。饒舌に歌うベースと創り上げるロマンチシズム溢れる世界。
自身の曲「Told You So」をピアノ・ソロで。自らの内側を探求するように自由な表現で内なる世界を力強く飛び回る。
地を這うような力強いベースソロで始まるピーコック曲「Moor 」、モチアンのシンバル音がよりダークな色合いに染める。そして、ピアノが加わってよりスリリングで、サスペンスタッチに、凄みを感じる。
ベースとピアノ、そして、ドラムの刺激的で饒舌な会話、でも、どこか優しい響きも感じるブレイ曲「Longer」。
二人の名義の「Dialogue Amour 」、耽美的ともいえるピアノの響き、その美しさを押し上げるベースの自信あふれるプレイ、濃密な信頼関係。
タイトル曲はオーネット・コールマンの「When Will The Blues Leave 」。冒頭から高速で丁々発止、絡み合う、縺れ合う、自在に渡り合う、圧倒的な自由度で観客を圧巻する。
拍手に続いて、「 I Loves You, Porgy」をピアノ・ソロで。クリスタルなタッチで、減り張り効いたリリカル&ロマンティックな世界を。終演。
 
本当に3人素晴らしかった。とはいえ、、やはり、ポール・ブレイの硬質さって、ここまであるのか、って、思い知らされました。
3人のインタープレイは、すごっく濃密で、決して音数が少ないわけではないのですが、緊張感が高い演奏が続くせいか、ブラックホールのような静けさを感じる。
 
1. Mazatlan 
2. Flame 
3. Told You So (solo piano) 
4. Moor 
5. Longer 
6. Dialogue Amour 
7. When Will The Blues Leave 
8. I Loves You, Porgy (solo piano)
 
Paul Bley (p)
Gary Peacock (b) exc. #3, 8
Paul Motian (ds) exc. #3, 8
 
今日のおまけは「When Will The Blues Leave 」。
 
 
リリースまでに時間がかかったようですが、、
リリースされてよかったです。
 
んじゃ、退散♪

2019年6月21日 (金)

めちゃハンサムなガールズバンド 「吉野 ミユキ カルテット @ Jazz FLASH (6/20)」

吉野 ミユキ カルテット @ Jazz FLASH (6/20)
吉野 ミユキ (as)  外山 安樹子 (p)  若林 美佐 (b) 鈴木 麻緒 (ds)
 
Growing_up
 
2014年に結成した女性ばかりメンバーの吉野 ミユキ カルテット。
2014年には『Starting Point』、2016年には『Growing Up』の2枚のCDをリリースしてます。
当初、東京で活躍していた若林 美佐ベーシストが、山形に住居を移してから、なかなか演奏のタイミングが掴めないのだとおもいますが、
今回は、山形の鶴岡に近い新潟市と山形県内でのツアーとのことで、Jazz FLASHに行ってきました。
 
満席の会場、ステージに女性4人は華やかですね!
オープニングは、彼女の名前のMをつけたナンバー。最初から全員で飛ばしていきます。
もう、男性の「やぁ!」とか、「おぉ!」とか、低い掛け声が飛び交って盛り上がる!
 
選曲は、新旧のCDからの彼女のオリジナルとスタンダード。曲のエピソードなどMCもきちんとしてくださって、面白かった。
明るく華やかな音色のアルトサックス奏者、吉野ミユキ奏者は、気を衒わずでも、表現力の素晴らしいアルト・サックス。ロングトーンの音色の美しいこと!
オリジナルも、前向きな曲調で、アンサンブルも決めや重なりがスリリングでかっこいい。
 外山 安樹子ピアニストも、美しいフレーズを交えながらガッツで弾きまくります。
もちろん、下を支える若林 美佐ベーシストの力強いバネと正確なピッチは絶大です。
そして、後ろに控える 鈴木 麻緒ドラマーのパワフルな色付けがバンドサウンドをグッと強靭に。
 
美しくも、強者の集まったバンドっす。
ストレートに歌うサックス、息のあったバンドサウンド心地よかったですね。
そうそう、、ガールズなのに、メンバーの演奏はなぜかとてもハンサム!かっこいい!!
久しぶりにスタンダードのストレートな歌心を楽しみました♪
もう、最初から最後まで盛り上がりましたよ! とても、リラックスしてめちゃ楽しみました♪
 
前作は、ピアノの外山さまに頼んで、サイン入りを購入したんだけど、
今回は、しっかりCD持参でサインをいただきましたよん♪
 
でも、帰りに独りで居酒屋さんに行っちゃったので、、まぁ、細かいことは。。m(_ _)m
 
んじゃ、退散♪

2019年6月19日 (水)

静謐な中の浮遊感と哀愁 『Lost River / Michele Rabbia  Gianluca Petrella  Eivind Aarset 』

Lost_river
 
イタリアのドラマー、ミケーレ・ラッビア。同じく、イタリアの気鋭のトロンボンニスト、ジャンルカ・ペトレラ。そして、ノルウェーのギタリスト、ニルス・ペッターボーベルの朋友アイヴィン・オールセット。
10曲中7曲が3人名義。他3曲も含む大部分が即興のよう。
 
オープナーは、静かに遠くから奏でられるトロンボーンの音の哀愁ある美しさ。楽器とエレクトロニクス・サウンドの境界線が曖昧、彼方から不安が波のように押し寄せる「Flood」。
ギターが哀愁あるコードを響かせる「What Floats Beneath」。
タイトルトラック「Lost River」、非常に抑制された空間の中で時折響き渡るトロンボーンの悲しい音色。
静寂で荘厳な音の重なり「Styx」。幻想の世界をさまよい歩くような「Night Sea Journey」。
静かな浮遊感に酔いしれる「Fluvius」。
静かな実験系の音に満たされる「What The Water Brings」。摩訶不思議な音の集まり「Flotsam」。終演も、静寂で不思議な空間。
 
アルバムの全てに静謐な時間が流れ、楽器とエレクトロニクス・サウンドの境界線が曖昧。
何が、どんな風になるのか予測もつかない流れ。でも、難解という感じはなく、哀愁をもって遠くを見つめる眼差しが心に沁みる。
静謐と哀愁がうまくブレンドされた浮遊感が素敵すぎる。とてもスタイリッシュでクールなアンビエント作品。
 
1.Nimbus
2.Flood
3.What Floats Beneath
4.Lost River
5.Styx
6.Night Sea Journey
7.Fluvius
8.What The Water Brings
9.Flotsam
10.Wadi
 
Michele Rabbia (ds, electronics)
Gianluca Petrella (tb, sounds)
Eivind Aarset (g, electronics)
 
今日のおまけは「Nimbus」。
 
 
んじゃ、退散♪
 

 

2019年6月15日 (土)

鳥の目〜〜 『Ambar / Camila Meza』

Ambar
 
2016年にでた、『Traces』は、今に煌めく人たちが参加した、キャッチーなメロディに溢れる忘れられない1枚。
今回は、カミラ・メサと「The Nectar Orchestra」とのコラボ。彼女は、弦楽四重奏を含む室内楽の実験的なユニット、ネクター・オーケストラを持ち、表現の領域を広げているようです。
「Ambar」は、スペイン語(メサはチリ出身)で「琥珀」を意味するそうで、樹木の再生機能になぞらえた、、「癒やしのプロセス」が作品のテーマとのこと。
12曲中6曲がオリジナル、他ブラジル関係の名曲が並ぶ。
 
オープナーは、オリジナル「Kallfu」、スリリングなストリングとヴォーカルから始まる躍動感ある演奏。カラフルに変化していく歌はもちろん、エレキ・ギターのプレイが素敵。
夭折したシンガー・ソング・ライター、エリオット・スミスの「Waltz #1」、しっとりした哀愁にぴったりハマるストリングスの音色。
牧歌的で開放感満載のオリジナル「Awaken」。パット・メセニーとデビッド・ボウイのコラボで知られる「This Is Not America 」のダークで沈痛な…そして、壮大な演奏。
トム・ジョビンとシコ・ブアルキとヴィニシウス・ヂ・モライスの共作「Olha Maria」の叙情的なアコギの弾き語り、美しいスキャット…言うことなし。
鮮やかに心象風景を描く、オリジナル「Atardecer」、ギタリストとしても抜群のセンス。
色彩色豊かで清涼感あるオリジナル「All Your Colors」。
ウエイン・ショーターもとりあげたミルトン・ナシメントの「Milagre dos Peixes」、雄大、広大、ファンタスティック。
アレンジも担当しているベーシスト、ノーム・ウィーゼンバーグの「Interlude」は、ストリングスだけでシームレスに時曲に。
オリジナルでタイトル曲「Ambar」、穏やかで柔らか、でも、力強い演奏。しっとり豊かな響きが重なり合う「Fall」。
終演は、カエターノ・ヴェローゾで有名な「Cucurrucucu Paloma」を、独りでアコギを使った弾き語り。これは、反則ワザですよねぇ。終演にふさわしい情感たっぷりな演奏…。
 
しっかりとヴォイス・コントロールされた歌、スキャット、飛翔感あるエレキ・ギター、情感豊かなアコースティック・ギター、全てが自由な発想で圧倒される。
ネクター・オーケストラとのコラボは、予想以上に想像力を刺激します!
大空を舞う鳥になった気分が満載。
朝には朝にふさわしい風景、夕には夕にふさわしい風景が浮かび上がるお得盤。
 
 

 

1. Kallfu 
2. Waltz #1
3. Awaken 
4. This Is Not America 
5. Olha Maria 
6. Atardecer 
7. All Your Colors 
8. Milagre dos Peixes 
9. Interlude 
10. Ambar 
11. Fall 
12. Cucurrucucu Paloma 
 
Camila Meza (vo , el-g, ac-g) exc.#9
 
The Nectar Orchestra
Eden Ladin (p, celeste, key, el-p, synth, org) exc. #9, 12
Noam Wiesenberg (b) exc.#9, 12
小川 慶太 Keita Ogawa (ds, perc.) exc.#9, 12
大村 朋子 Tomoko Omura (vin) exc.#12
Fung Chem Hwei (vin) exc.#12
Benjamin von Gutzeit (viola) exc.#12
Brian Sanders (cello) exc.#12
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Kallfu」。
 
 
押さえておきたい1枚かな。
 
んじゃ、退散♪
 

2019年6月13日 (木)

優しく…そして、エモーショナル 『Intermezzo / Giovanni Mirabassi  Sarah Lancman』

Intermezzo
 
モノクロームのジャケット中で交わされる熱い視線。
イタリア出身のピアニスト、ジョバンニ・ミラバッシ、熱い視線の先で微笑むのはフランスの優艶なヴォーカリスト、サラ・ランクマン。
まるで、映画のワンシーン…。
アルバムは、ミラバッシの母国、イタリアの曲集。4曲にフランスの気鋭のアルト・サックス奏者、オリヴィエ・ボージェが参加。
デュオといっても、そこは、、ミラバッシ、、大人しく寄り添うだけではない情熱的なサポート。
 
美しいピアノで始まる「Il Poeta」、サラのスモーキーでエモーショナルな歌声は魅力的。
力強く、情熱的に絡み合う「Estate」、胸がドキドキ。
冒頭のアルトと歌のデュオ部分が素晴らしい「Parlami D'Amore Mariù」。優雅なピアノが入って3人の演奏での、サックスのオブリガードも優しい。シコ・ブアルキの「Ah, Che Sarà, Che Sarà」、ピッタリと息のあった追随するピアノとヴォーカル。アレサンドロ・ガラティも取り上げていたルイジ・テンコが創った曲「Vedrai, Vedrai」、美しいメロディを流麗にひくミラバッシ。繊細に感情を込めるサラ。
 
アルトとピアノのデュオで、エキサイティングな掛け合いを聴かせる「La Canzone Di Marinella」。
 
繊細で洗練されたピアノが堪能できる「Almeno Tu Nell'universo」。キュートなメロディを感情たっぷりにのびのびと歌う「Sabato Italiano」。終演は、ロマンチックな「Senza Fine」。哀愁と愛情に満ちた演奏でした。
 
哀愁ある曲の数々を、優しく…そして、エモーショナルに仕上げています。
クインシー・ジョーンズに「ジャズ界に現れた真の新しい歌声」と評価されただけあります。
スモーキーで艶やかな声で、感情豊かに深く歌い上げている。
おなじみのミラバッシのピアノは、美しさにに溢れ、躍動感もあり、時に優しく、時にエキサイティング。アルトのボージェの音色が、とても素敵なアクセントに。
曲も、演奏もどちらも素敵。鬱陶しい梅雨を忘れます♪
 
1. Il Poeta
2. Estate
3. Parlami D'Amore Mariù
4. Ah, Che Sarà, Che Sarà
5. Vedrai, Vedrai
6. La Canzone Di Marinella
7. Almeno Tu Nell'universo
8. Sabato Italiano
9. Senza Fine
 
Giovanni Mirabassi  (p)
Sarah Lancman  (vo) ex. #6
ゲスト
Olivier Bogé  (as) on #3, 6, 8, 9
 
今日のおまけは、ご本人があげていたアルバムのトレラー。
 
 
んじゃ、退散♪
 

2019年6月11日 (火)

私の心は旅人になった 『Bill Frisell Trio @ Blue Note Tokyo ( 6/11 1st)』

 
Bill Frisell Trio @ Blue Note Tokyo ( 6/11 1st)
Bill Frisell (g)  Thomas Morgan (b)  Rudy Royston (ds)
 
00_billfrisell
 
ブルーノートのHPにあったお写真をお借りいたしました。m(_ _)m
 
愛しのビル・フリゼールさまがトリオで来日していたので行ってきました。
今回は、2年前のライブからヴォーカルのペドラさまが抜けた編成。
皆んなもよく知ってる名曲のテーマをビルフリさまが、、例のゆったりとゆっくりと愛おしげに弾き始めるところから始まる。
やがて、ベース、ドラムと即興のやりとりが始まる。特別なMCも無く、ただひたすら80分近く、それが何度(何曲)か繰り返された。
ビルフリさまには、ジャズ、カントリー、ロック、ポピュラーと様々な音楽がぎゅぎゅうに詰まってて、選曲も演奏も何かに囚われることなくとても自由。奔放なのではなくて、自由!って感じ。彼の心の大平原を感じる。
もちろん、メンバーとのやりとりも即興の楽しさも満載。
一度、アンプに繋がっているピンが抜けた時の気の抜けた笑顔が可愛いかったけど、あとは、、とても集中して自分の音とメンバーの音が一体化する奇跡の瞬間を楽しんでいた気がする。拍手を3。4度くらいしたと思うのだけど、1曲が長いし、シームレスにどんどん変化していくので、何曲演奏したのかよくわからなかった。汗モンクの「Misterioso」とパーカーの「Confirmation」なんていうのも入っていて、「Confirmation」が、かなりジャズ度の高い熱い演奏だったのに驚いた。
 
ECMからデュオを2枚だしているトーマス・モーガンとは、互いに音数が多いわけではないが かなり親密。
ビルフリの心の赴くままに変化していく演奏の、ちょっとした変化、ニュアンスをすぐに察知して、見事に追随。
もちろん、その逆もあって、、もう、半端ない親密な関係。
この親密な空間にドラムが、音を差し込むのはとても大変だと思うけど、、そこは、名手ルディ・ロイストン。
スピーディで的確な歌うようなドラミングで盛り上げてました。
 
目一杯、演奏してくれたので、、アンコールは無しでしたが、めちゃ満足度が高かった。
前に座っていた男性が、終わった瞬間に笑顔で「これで死んでもいい」って言った気持ちがよくわかります!
私も、リヴァーブかけたエレキ・ギターの美味しい音を全身に浴び幸せいっぱい。
我を忘れた夜でしたが、きっと、彼らも我を忘れて演奏を楽しんだと信じています…。
ひととき、、私の心は旅人になりました。
 
サイン会はなかったのですが、知人がトーマス・モーガンに会う約束になっているとのことで、、新譜を1枚託してしまいました。
本当に、ありがとうございます。m(_ _)m
 
今日のおまけは、、前日(6/8)のブルーノートの演奏から。
どう?誰かと比べるとか、、絶対できないギタリスト。
 
 
すんごい、土砂降りでしたね。
靴が、、びちゃびちゃになったわ。
 
んじゃ、退散♪

2019年6月 9日 (日)

豪音の嵐 『Trion / Johnathan Blake』

Trion
 
トム・ハレルのレギュラー・ドラマーで、NYCのジャズ・シーンで活躍するジョナサン・ブレイクの3枚めのリーダー作がでました!
ゲストが豪華な1作目『The Eleventh Hour』、クリポタとマーク・ターナーの2本にテナーが嬉しい2作目『Gone But Not Forgotten』と、硬派で聴きごたえたっぷりの作品だったので、今回も楽しみにしてましたよ!
 
前作でも演奏していたマルチ・サックス奏者の最高峰クリス・ポッター(今回は、テナー1本勝負)とパット・メセニーに抜擢され注目株の硬派なベーシスト、リンダ・オーという強靭なトリオ。しかも、NYCのライブ・ハウス「Jazz Gallery」でのライブ録音盤の2枚組っす。
 
 
ディスク1のオープナー「Calodendrum」は、ジョナサン・ブレイクのドラム・ソロ。
クリポタのサックス・ソロで始まったスティングの「Synchronicity 1 」。あのスピード感をテナー・サックスで体現。もちろん、ジョナサンのパワフルでスピーディーなドラミングがあってこそのこのクオリティなんですが、8分近くリンダのソロまで休むことなく強靭に高速フレーズを吹き続けるクリポタすっごい!!骨太のソロを聴かせるリンダ、縦横無尽のジョナサン、3人のがっつり具合がたまらない。戻ってきてからのクリポタも全く力衰えず最後まで吹きまくり。
「いきなり、山場かよ」と、思ったら、、
リンダの力強いベース・ソロがイントロになった「Trope」も、恐ろしい。ちょっと、東洋調の雰囲気の中、サックスとベースのシリアスな掛け合いが容赦ない。ちょっと、怖い。
チャールズ・ファンブローの「One For Honor」、息継ぎもわからんサックス・ソロをガシガシ煽るジョナサン!それに応えるクリポタの長尺のソロはキ◯ガイだわ。手数の多いドラム・ソロも燃えるぞ。ヤンや!
不穏なベース音から始まる「High School Daze」、タイトルとは裏腹に?ハードボイルドな演奏を続ける3人……。1枚目の終演「No Bebop Daddy 」もひたすら吹き続け、3人でインスパイアされあった演奏に終始。
 
ディスク2のオープナー「Bedrum」もジョナサンのドラム・ソロ。こっちの方がカラフルで好きかも。
「Good Hope」くっきりはっきりしたクリポタのサックスは本当に気持ちいい!互いに互いを煽ってどんどんヒートアップですよ。すごい、集中力!
一見のどかなメロディ「Eagle」、ブンブンと低音を震わせるベースに気持ちよくのって、どんどん飛翔。密度の高い空間が続くのは同じなのですが、ちょっとだけゆったり気分。
チャーリー・パーカーの「Relaxing At The Camarillo 」、高速で音の階段をジェット・コースターのように登ったり下ったり、、もう、目が回りそうっす。
ジョナサン・ブレイクの息子さん?の曲らしい「Blue Heart」、3人の渾身の演奏が続きます。終演は、ベース・ソロから始まる「West Berkley St. 」、高音部でうねうね吹きまくるのもええですわ。。拍手!!
 
気がつけば、2枚で約2時間、、3人ともその間ものすごい音のシャワーをあびせまくり。
 
パワフルでスピーディーなドラミングで臨機応変に対応するジョナサン、力強く低音を震わせるリンダ、長尺な熱いフレージングを咆哮するクリポタ。3者ががっつり4つに組み、インスパイアしあった濃厚な縦横無尽な演奏がつづきます。
聴くのだって、、体力いりまっせ♪
 
 
ディスク 1
1.Calodendrum 
2.Synchronicity 1 
3.Trope (Linda Intro) 
4.Trope 
5.One For Honor 
6.High School Daze 
7.No Bebop Daddy 
 
ディスク 2
1.Bedrum 
2.Good Hope 
3.Eagle 
4.Relaxing At The Camarillo 
5.Blue Heart 
6.West Berkley St. 
 
 
Johnathan Blake (ds)
Chris Potter (ts)
Linda May Han Oh (b)
 
 
今日のおまけはご本人があげていた「Synchronicity 1 」。
 
 
リリース元の「Giant Step Arts」は、ジャズ写真家ジミー・カッツが運営する米国の新興レーベル。アーティスト保護の方針を公表しており、これからも目が離せないですよね!
 
んじゃ、退散♪

2019年6月 8日 (土)

エモーショナルに心に響く 『The Tree Of Life / 安ヵ川 大樹 西山 瞳 maiko』

The_tree_of_life
 
自身のレーベル「D-musica/D-neo」より、意欲作のリリースを続ける安ヵ川 大樹ベーシスト。新譜は、幾たびか共演歴のあるリリカルでアンニュイな西山 瞳ピアニストと、彼女とデュオのコラボを続けているmaikoヴァイオリストとのトリオ作。
ここでは、ピアノとベースのデュオを1枚あげてます。
ヘヴィメタ ルの名曲カバーアルバムがリリースが続き、「鋼鉄のジャズ女」との呼び名もあるピアニストのロマンティックな側面を楽しめます。笑
 
 
オープナーは、リリカルなピアノと艶やかな音色で美しいメロディをエレガント奏でるヴァイオリンが素敵な「 A Day Before The Last Day Of Summer」。ベースのアルコとヴァイオリンが美しく重なる「Consolation」、どこかアンニュイなピアノ。タイトル曲「The Tree Of Life」、3人の音が優しく重なり穏やかでハートウォーミングなひととき。
アメリカ民謡「Shenandoah」のおおらかさ、伸びやかさ。
ピアノとベースのデュオで「Vibrant」、リリカルで繊細なピアノとベースのピチカート、息もピッタリの親密な時間。ヴァイオリンの奏でるフレーズから、3人の音の波紋が広がっていくような「Ensemble」、とても美しく情感豊かで好きなトラック。
再び、デュオで「Everytime It Rains」、裏に表にスムースで一体感のある演奏でさすがです。
サティの音楽ように時を忘れる「飛び立つ水鳥」、アルコとヴァイオリンの響に魅了される。
ベースの独奏から始まる「New Song」、ドラマのテーマのようにキャッチーで躍動感ある。
終演は、バラッドのようなイントロで始まる「What A Friend We Have In Jesus」。私たちには、「星の世界」と言えばすぐわかりますよね。ベースのアルコ、ピチカートのソロ、ヴァイオリンの美フレーズの連続、ピアノの細やかなサポート、最後まで穏やかに。
 
ヴァイオリンの音色が叙情を誘います。
繊細でロマンティックなピアノの音、力強く芳醇な低音響かせるベース、艶やかなヴァイオリンの音色がクラシカルで叙情的な味つけですね。
優雅でハートウォーミング、メロディアスな時間をお約束。
 
 
1. A Day Before The Last Day Of Summer
2. Consolation 
3. The Tree Of Life 
4. Shenandoah 
5. Vibrant 
6. Ensemble 
7. Everytime It Rains 
8. 飛び立つ水鳥  
9. New Song 
10. What A Friend We Have In Jesus 
安ヵ川 大樹 Daiki Yasukagawa (b)
西山 瞳 Hitomi Nishiyama (p)
maiko (vn except #5, #7)
 
今日は、ちょうど良い動画が探せませんでした。。
 
梅雨に入りましたね。
新潟もしとしとと雨がふっています。
今日は、午後から知人のお墓まいりにいこうと思ってます。
 
んじゃ、退散♪

 

2019年6月 4日 (火)

生涯忘れられない夜 『Brad Mehldau Solo @ よみうり大手町ホール(6/3)』

Brad Mehldau Solo @ よみうり大手町ホール(6/3)
Brad Mehldau (p)
 
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ブラッド・メルドーのソロ・コンサートを聴いて来た。
よみうり大手町ホールのキャパは500人だそうで、こじんまりとした良いホールだと思った。
なので、もちろん、生ですよ、生!!
最前列があたったんだけど、ステージが低いので、全てがよく見える。
真横に向いてピアノが置かれ、反響板が客席に向かって正面に開けられていた。
私の位置からだと、鍵盤はまったくみえない。
けど、ピアノを弾くお友達に、「反響板の真正面じゃないですか、音をあびてください!」って、言われて、「そうだな」、って。笑
拍手で登場、今日は、金ボタン?のついたジャケット着ていてとてもお似合い♪
そして、、例のめちゃ低いポジションの椅子に座ってコンサートがはじまりました。
で、、FB上にセットリストが発表されていたので、一気に書いてしましますぞ。笑
 
オープナーから3曲は、メルドー名義だけどタイトルなし。即興曲。
まずは、クラシカルな響きをふんだんに持たせた曲。
時折入る左手の低音がアクセントに、降り注ぐように美音を降らせた演奏。
目の前にいるピアニストは、一心不乱にピアノを弾いている。
時々、眉間にシワを寄せつつ心の中にある音を現実世界にひきだしていく。
 
拍手がやむとすぐに次の曲へ。
メルドー・フリークでコンプリーターの閣下が、聴いたことない曲と書いていたのですが、これも即興のよう。
美しい響きを持たせながら、次から次に場面が変化していく約20分。
もう、鍵盤を全て使っての大迫力、しかも、走馬灯のように次々と場面が立ち上がる。
そして、改めて感じる左手と右手のせめぎ合い!この方の頭の中はどうなってるんだろう。
そして、この強烈なグルーブはどこから来るんだろう。踊りたくなるのをぐっと我慢。
最後、まるで拳で叩くような激しい音、いやぁ…凄かった、拍手時に歓声が上がりましたね。
 
一転、静かに静かにゆっくと音を紡ぐ演奏、これも即興のよう。
この穏やかさは、どこから来るのだろう、ゆったりと混じる左右の二色。
次第にアブストラクトな色合いになり、やがて、アヴァンギャルドな色合いも滲んでくる。
ただただ、音に身を任せて音を浴びる。
 
メルードーのオリジナル「Waltz for J.B.」、繊細で叙情的なメロディを静かに静かに。
演奏中、タイトルがわからなくて、「聴いたことあるんだけどなぁ」って、タイトルがわかってすっきり。笑
メロディが流れた瞬間に、「おぉ」って思った人はたくさんいただろうな「Blackbird」。
まるで歌っているように、原曲をほぼ忠実に。静かでシンプルな演奏のときほど、左右の語り合いがよくわかって面白いですよね。
 
続けて、、これも「おぉ」だろうな「And I Love Her」。まるで、レクイエムが始まるようなダークなイントロからテーマに。そして、先ほどと違って、テーマからどんどん変化していく。心の中を渦巻く感情の嵐、大きなウネリとなってホールを埋め尽くす。
これって、奥様に対する想いのたけなのだろうか。激しい!
高音部でガラスを叩くような繊細でいて力強い音が印象的。神がかった時間が次第にワルツタイムになって消えた…。
 
拍手はなりやみませぬ。
丁寧にお辞儀をして、アンコールにはいりました。
スタンダード「I Fall in Love Too Easily」をしっとり甘く切なく。ゆっくりした演奏の時の即興は興味深い。
あくまで、「I Fall in Love Too Easily」なのですが、一つのストーリーを仕上げてしまう。
 
拍手は、再び、なりやみませぬ。
丁寧にお辞儀をして、アンコール2にはいりました。
今度は、アップテンポで、「Get happy」、高速フレーズを弾く時でも1音1音が超クリア。
鍵盤を上から下までつかって、強烈な疾走感と躍動感!
 
拍手は、三度、なりやみませぬ。
丁寧にお辞儀をして、アンコール3にはいりました。
今日一番のびっくりポイント!なんと、クリスマス・フリークの私には、超嬉しい「Linus and Lucy」。そう、チャーリー・ブラウン(ピーナッツ)のクリスマスに入っているヴィンス・ガルディの曲!
なんだ、このグルーブは。子供向けのTVの番組中の曲が、こんなにグルーブしちゃうなんて!
 
拍手は、四度、なりやみませぬ。大歓声、口笛も聞こえるぞ!
丁寧にお辞儀をして、アンコール4にはいりました。
今日3回目の「おぉ」が、会場から聞こえるような「Mother Nature’s Son」、3曲めのビートルズ曲。
静のイメージの強いこの曲が、、どんどんアグレッシブになって体が揺れる。
 
大歓声! 同時に全員でスタンディングオベーション!!
ブラッド・メルドーは、常に進化し続けているのですが、今回も多種多様の曲を昇華させており(バッハなかったですね)、
私が想像していた以上に、、素晴らしい演奏で魂をすっかり持って行かれ、もぬけの殻状態。
あの集中力と、あの独特のサウンド、叙情と躍動感が交差する濃密な世界、、
力強さと繊細さが同居し、それがそのまま人間の心の強さと弱さに象徴されてしまうような孤高の演奏。
そのままの自分、心の中を、、表現することの素晴らしさと、、孤独を教えてくれた。
彼の心の中にあるものを、現実世界で表現してくれようと努力をおしまぬ魅力的な表現者。
 
充分に充分に拍手を送ったあとは、一気にホールを駆け上がりロビーへ。
会場で、サイン会の参加券を入手していたので、サインの列にならばなくちゃならん!
「お買い上げいただいたCD1枚だけのサインとなります」
いろいろとムカつく場内係の言葉を聞きながら、持っていった『10 Years Solo Live 』にサインをいただく。
どさくさに、握手もいただく。手はね、意外とごつい感じの印象。
周りのピリピリした嫌味な対応と違って、ご本人は笑顔でジェントル♪
お疲れのところ、本当にありがとうございます。
そして、生涯忘れられそうにない時間をありがとうございました。m(_ _)m
また、絶対にコンサートを開いてください。お願いします。m(_ _)m
 
と、言うわけで、、ロビーから追い出されて下で待っていてくれた閣下と東京駅へ。
閣下、ありがとうございました。m(_ _)m
 
FB上にセットリストがでていましたので、コピペしておきます。
写真もFBから拝借いたしました。
 
Brad Mehldau Solo @ よみうり大手町ホール SET LIST
 
Untitled (B. Mehldau)
Untitled (B. Mehldau)
Untitled (B. Mehldau)
Waltz for J.B. (B. Mehldau)
Blackbird (J. Lennon/P. McCartney)
And I love her (J. Lennon/P. McCartney)
I fall in love too easily (J. Kern)
Get happy (H. Arlin)
Linus and Lucy (V. Guaraldi)
Mother nature son (J. Lennon/P. McCartney)
 
んじゃ、退散♪

 

2019年6月 3日 (月)

まさに鉄壁 『Brad Mehldau Trio @ 東京国際フォーラム(6/1)』

Brad Mehldau Trio @ 東京国際フォーラム(6/1)

Brad Mehldau (p) Larry Grenadier (b) Jeff Ballard (ds)
D79k0dduiaebah
 

まさに、鉄壁のピアノトリオ。

陳腐な言葉かもしれないけど、、そういうしかないと思った。 生のブラッド・メルドーを見るのは、「Mehliana」「Joshua Redman & Brad Mehldau」以来。

前回のトリオでの来日は、行きそびれているので早めにチケットを確保しました。
 
前から4列目、ほぼ真ん中。メルドーの鍵盤も、ドラムの足さばきもよく見えて嬉しい。
FB上のイベントに気が付いたのが、ライブが終わった日曜日の夜だったのですが、
ここに毎日のセトリが載ってます。毎日、違うセトリで、可能ならばサントリーホールも行きたかったな…。
 
オープナーから3曲続けてメルドーのオリジナルが続きました。
「Sehnsucht 」からメルドー来たぁ!って、感じ。笑
あとは、一気に聴衆を惹きつけます。
すっごく、不思議に思ったのは、メルドーの椅子がめちゃ低いってこと。
足の角度が水平以上って、みたことない気がする。で、やっぱり、体を右に捻って演奏。
「Inchworm」なんて、もう独断場。3拍子で始まって、気がつくとメルドーのフレーズが変拍子に。最初は以後ごちの悪さというか、ずれてる感じがちょっと気持ち悪いのですが、、
次第にベース、ドラムがそこに合わせて行き、インタープレイの極致。最後は、ちゃんと、3拍子のテーマに戻ってくるんだもん。「Backyard」も超グルーヴしてて、よかったな。
ラストに向けて一糸乱れぬ「From this moment on」に心を奪われていたら、、
その後の「When I Fall in Love」では、悶絶死寸前! 
ベースとドラムが抜けた後にソロ・ピアノでテーマを滲ませながら、原曲以上の詩情と美しさをもった演奏。なんで、こんなに素敵な音がでるんだろう。まじ、参った、ソロのコンサートが楽しみすぎる。
 
拍手喝采で、アンコール3曲。これも悶絶もの。
超洗練された「Tenderly」で、ますます観衆は沸き立つ。テンポを非常に遅くした「Secret Love」も甘く美しい響。最後の、「Long Ago and Far Away」では、バース交換まであってびっくり。
 
ブラッド・メルドー・トリオ。
やっぱり、自在に空間を操っていて、メンバーの意思疎通は阿吽としか言いようがない。
 
メルドーは、硬質で高速でもクリアなタッチで美しくピアノを響かせる。
繊細で詩情豊かな音色で、魅了し続けた。やっぱり、現代ジャズ・ピアノの最高峰だ。
 
ベースのラリー・グレナディアの半端ないグルーブ、疾走するウォーキング・ベース、めちゃかっこよかったし、ソロも歌心満載。しかも、音の合わせ方がかっこよすぎる。
 
ジェフ・バラードの人間味溢れるプレイ、天を衝くような怒涛のドラミング、そして、優しい優しいブラシの音。タンバリンを左足に挟んで?の足技も素敵だったよ。
 
と、言うわけで、、至福の時間を過ごしてまいりました。
セトリもコピペしておきますね!
 
 
 
東京国際フォーラム ホールC SET LIST 
Sehnsucht (B. Mehldau) 
Gentle John (B. Mehldau) 
Bee Blues (B. Mehldau) 
Inchworm (F. Loesser) 
Backyard (B. Mehldau) 
From this moment on (C. Porter) 
When I Fall in Love (V.Young/E. Heyman) 
アンコール
Tenderly (W. Gross) 
Secret Love (S. Fain/P.F. Webster) 
Long Ago and Far Away (J. Kern, I. Gershwin)
 
んじゃ、退散♪

 

2019年6月 1日 (土)

へびロテっ!! 『Finding Gabriel / Brad Mehldau』

Finding_gabriel_1
 
現代ジャズ界を牽引し続ける鬼才ブラッド・メルドー。
新譜は、話題になっていますね!
去年の彼は、ソロ名義で『After Bach』、トリオ名義で『Seymour Reads the Constitution! 』、そして、チャーリン・ヘイデンとのアーカイブ音源で『Long Ago and Far Away』をリリースしています。絶好調♪
 
そして、今年になって入ってきた情報が、このアルバム。
随分前から、ネット上で2曲を聴くことが可能だったのですが、今回は久しぶりに次世代ジャズでの大ジャンプです。
こういったいわゆるジャズとはかけ離れた路線は、5年ぶりの共演となる、天才ドラマー、マーク・ジュリアナとの『Mehliana: Taming the Dragon』あたりから顕著で、来日ライブも聴いたのですが、、いつかまたここに戻ってくるだろうなぁ、って、思ってましたよん。。
満を持して、その時が来ました!いやぁ……一大スペクタルです!
 
オープナーから、心地よいシンセの音、ドラムが機械のように刻むリズムで不思議な世界がる。男女のヴォーカルが重なると一気に天上の音風景に。雲の上をふわふわ漂うかと思えば、高速のドラミングとトランペットの天を切り裂くようなフレーズで覚醒。レディオヘッドの曲を彷彿させる「The Garden」。
多重録音、メルドーの独り舞台、聖書の意味深い言葉がリフレインしそうな悲哀にみちたメロディ「Born to Trouble」。ヴォイスとメルドー&ジュリアナの比較的シンプルな編成、どこかたんたんとした虚無感を感じる「Striving After Wind」。
またまた、ヴォイスまで自前の独り舞台、不安感と焦燥感溢れる「O Ephraim」。
ストリングス、ヴォイス、様々なかさなりが不安を煽る「St. Mark Is Howling in the City of Night」。
トランペットの他に様々な木簡楽器を使いパワー全開の「The Prophet Is a Fool」。サックス・ソロが高圧的で怒りの感情に支配されてる。
柔らかな光に包まれた「Make It All Go Away」、ベッカ・スティーブンとカート・エリングのヴォイスは言葉になっていなくても深い情感を感じる。
美しいピアノのフレーズをシンセサウンドがゆらゆら包み込む「Deep Water」。ヴォイス・パフォーマンスがめちゃかっこいい「Proverb of Ashes」。
終演は、タイトル曲「Finding Gabriel」。マーク・ジュリアナの正確無比なドラミングを聴いているとボウイの遺作も思い出す。
 
 
タイトル通り、「聖書」をとりあげたコンセプト・アルバム、
ピアニスト、鍵盤奏者、ブラッド・メルドーが創ったアルバムというより、、
総合芸術家としての真骨頂発揮、彼の主義主張を音楽で表現した世界、って感じでっすよね。
 へびロテ決まりっす!
 
1.The Garden
2.Born to Trouble
3.Striving After Wind
4.O Ephraim
5.St. Mark Is Howling in the City of Night
6.The Prophet Is a Fool
7.Make It All Go Away
8.Deep Water
9.Proverb of Ashes
10.Finding Gabriel
 
 
Becca Stevens (vo) 
Gabriel Kahane (vo) 
Kurt Elling (vo)
"Snorts" Malibu (vo)
Ambrose Akinmusire (tp) 
Michael Thomas (fl,as) 
Charles Pillow (ss,as,b-cl) 
Joel Frahm (ts) 
Chris Cheek (ts,bs) 
Sara Caswell (vln) 
Lois Martin (vla) 
Noah Hoffeld (cello) 
Brad Mehldau (OB-6 Polyphonic syn,Therevox,Moog Little Phatty,p,vo,ds, el-p, Musser Ampli-Celeste,Morfbeats gamelan strips,Therevox,xylophone, Mellotron,org,shaker,handclaps) 
Mark Guiliana(ds, el-ds)
Aaron Nevezie(Korg Kaoss Pad)
 
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「The Garden」。
とても、内容はともかく、ジャケットも賛否両論らしい。
面白いジャケットだと思うのだけどな、ビデオクリップも最高!
 
 
どうでしたか?
ストリーミングでも聴けちゃうはずなので、
まずは、構えず聴き流してみると良いとおもいます!
で、気に入ったら買うのだ。笑
 
彼は、来日中ですよね。
トリオとソロでライブをします。
もちろん、両方ねらっています!!
楽しみですね!!
 
んじゃ、退散♪

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