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音楽で拡がる輪

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2019年1月12日 (土)

未だ創造の翼で滑空している 『Emanon / Wayne Shorter』

Emanon_2

これは、去年の秋頃にでたウェイン・ショーターの作品。遅すぎるよね。
オルフェウス室内管弦楽団とコラボした組曲を中心に、地上最強のメンバーでのロンドンでのライブ盤を加えた3枚組からなるウェイン・ワールド。

提供元によれば、
「少年時代から漫画を好んで描いていたというウェイン自身の原作(モニカ・スライとの共作)、ランディ・ダバークのイラストによるグラフィックノベルを収録したスペシャルパッケージ」
ということで、結構しっかりしたグラフィックノベルがついて、、かなりの金額となりました。。来て、すぐに開封しなかったら、、どこに行ったのか不明になって、、なんと、年末にでてきた。

ハッキリ行って、購入時は、、意味不明だったこのコラボ、ショーターは自身が信じる「多元宇宙の存在」を音楽とグラフィックノベルを通して表現したかった、って、ことらしい。なので、相互で、創り上げてる世界、って感じらしいけど、、我々には、ショーターの独自な世界観が音楽で聴ければ十分、考えちゃいますよねぇ。。
でも、これが、ショーターさまのお望みとあれば、、仕方あるまい!!

ディスク1は、指揮者を持たずにその場その場で問題を解決していくオルフェウス室内管弦楽団とショーターの不動のカルテェットの共演。美しいショーターのサックスは、すぐに何かを暗示するような音色になり、その感情を増幅するようなオーケストラのサウンド。組曲となっている4曲は、主人公Emanonがそれぞれの問題を解決する別個の世界。なので、かなりオーケストラも華々しいサウンドなのだけれど、その中核をなすのはウェイン・ショーター・カルテェットの面々。

ディスク2は、ロンドンでのライブの録音。これ以降は、オルフェウス室内管弦楽団はいません。ディスク1にも入っていた「The Three Maria」が、27分超え、2倍の時間になっている。この間の緊張感、集中力はかなり強くて、恐るべき85歳。強面な感覚。短いけれどさらに強面な「Lost And Orbits Medley」。まるで、精神鍛錬の場。

ディスク3は、少し色付いてる「Lotus」から。恐れを知らず、自らを信じて音を出していく、4人。スリリングに爆発する「She Moves Through The Fair」、大喝采。同名のアイルランド民謡とは関係あるの?インプロヴァイズの鬼たちが踊る「Adventures Aboard the Golden Mean」。終演は、比較的ストーリーがわかりやすく進む「Prometheus Unbound」。

先日のチック・コリアは、77歳にして、現役バリバリと書きましたが、、
ショーターは、85歳で、未だ創造の翼で滑空している。
自分を信じ、相手を信じ、瞬間瞬間変わっていく変幻自在のウェイン・ワールド健在。

ディスク1
Wayne Shorter Quartet With Orpheus Chamber Orchestra
01. Pegasus
02. Prometheus Unbound
03. Lotus
04. The Three Marias

ディスク2
Wayne Shorter Quartet Live In London
01. The Three Marias
02. Lost And Orbits Medley

ディスク3
Wayne Shorter Quartet Live In London
01. Lotus
02. She Moves Through The Fair
03. Adventures Aboard the Golden Mean
04. Prometheus Unbound

Wayne Shorter ( ts, ss)
Danilo Perez (p)
John Patitucci (b)
Brian Blade (ds)
Orpheus Chamber Orchestra

今日のおまけは、オルフェウス室内管弦楽団とコラボした「Lotus」。

今年は、新潟市は雪が少なくてホッとしてます。
どこかに、雪で埋もれた世界があるのかもね。

んじゃ、退散♪


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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんばんは。

「でも、これが、ショーターさまのお望みとあれば、、仕方あるまい!!」ってことで,私も購入しました。音楽はいつもながらのテンションで,Wayne Shorterの衰え知らずの創造力に圧倒されました。だから音楽的な満足度は高いです。しかし,このパッケージ販売は,お布施ですか?みたいな感じでどうにも気に入りません。

ミュージシャンが我を通すことを否定はしませんが,それが極端になると,リスナー不在になってしまうのではないかと思い,アルバムとしての評価は下げました。

ということで,これにもアンビバレントな感じになってしまいましたが,TBさせて頂きます。

閣下、トラバをありがとうございます。

私も、このスタイルでしか売り出さないとうい決断をした、、
ショーターさまには、、納得はいきません。。
でも、結局、、買ってしまったのですよねぇ。。

御大を2人続けたのですが、、個人的にはこっちの方が好きなんですよねぇ。。
次回は、普通のパッケージにしてもらいましょう。。

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» Wayne Shorterの大作をようやくアップ。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Emanon Wayne Shorter(Blue Note) もう新譜と言えないぐらい,リリースから時間が経ってしまったが,今年で85歳となったWayne Shorterによる新作である。どうしてこ [続きを読む]

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