2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

音楽で拡がる輪

« ゆったりと抒情的な世界 『Let’s Dance』日本ツアー @ Jazz Flash (5/9) | トップページ | 言葉を失うほど素晴らしい 『Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)』 »

2018年5月16日 (水)

穏やかな音風景 『Benign Strangers / Davy Mooney & Ko Omura』

Benign_strangers


Bungalow中村 真Trioで、お馴染みのドラマーでタブラ奏者、私的ブライアン・ブレイド大村 亘氏が、米国のギタリスト、デイビー・ムーニーと双頭のアルバムを出しました。
メンバーは、ブルックリンで活躍する気鋭のコンテポラリージャズの奏者たち。2人のオリジナルから成る意欲作。因みに、大村氏はご自身のブログの中で「Benign Strangers」とは、直訳すると「穏やかな、知らない人々」、意訳すると「知る由のなかった和み」といったニュアンスだと言っています。詩人だね。
2人の新旧オリジナルからお気に入りを選曲した意欲作。

オープナーは、大村作「Benign Strangers」。冒頭から、ムーニーの柔らかなフレーズ、サックスのジョン・エリスの膨よかな音色にうっとり、グレン・ザレスキの美しいピアニズム。そして、大村 亘見参!
ムーニー作「In This Balance of Time」、ベースのマット・クローシー自然で誠実な雰囲気のソロがフィーチャーされ、韻を踏んだような趣のある曲が流れていく。ムーニー作「Dim」、ピアノの美しいタッチが際立ち、浮遊感あるギターがよく歌う。
大村作「Subconscious Partner」、抒情的なピアノ、語るサックス、そして、メロディが聴こえて来るドラミングで魅了する。
大村作「Unimagined Virtues」は、タブラで。タブラって、人間臭くて開放感がありますよね。やってることは人間とは思えないけど。。改めて、普通のドラミングにもタブラの色彩がでるものだなぁ、って、改めて思うのでした。
ムーニー作「Shady Shores」、現代的なフィーリングにあふれた曲。ムーニーの知的なフレージングが素敵。大村作「Hiraeth」、人の内側に広がる果てなき宇宙、そこから広がる各自の想いからの丁寧な演奏、ソロ。
ムーニー作「Polly Pulse」、悠然とした空間、カート流の不思議な浮遊感。
密度の濃い、高揚感あるハイレベルなインタープレイがビシバシ展開されるムーニー作「The Heights」。
終演は、大村作「29th Road」。8月29日生まれは、天の星に祝福された人生です。なんて、感じ。笑

ええと、、ロックではエレキは心の軋轢として居場所を持つ楽器ですが、ムーニーのギターからは、温和な柔らかな語り口がみえてきますね。さすが、セロニアスモンク国際ジャズコンペティション入賞!流麗で浮遊感あるフレーズが淀みなく溢れでます。
エリスは、表現力豊かで魅力的な音質、そして、ゴリゴリと言葉を荒げない。ザレスキの美しいタッチ、フレージングは特筆モノ。そして、ムーニーの浮遊感をつぶすことなく、空間を創っている。百戦錬磨のクローシー、派手さはないけど安定感抜群で確実、そして、流れに自然なソロが素敵、、憶測ですが短い時間でのハイクオリティなサウンドの立役者なんじゃないでしょうか。。
そして、我らが大村亘。空間把握能力が高く、時に強烈なダイナミズムで爆発し聴衆を高揚させ、また、繊細に音にこだわりメロディーが浮かび上がるドラミングで音風景を創り出す。研鑽しているタブラの演奏が色濃くでる「歌うドラマー」ですかね。作曲能力も素晴らしい♪


精鋭たちの繰り広げる「現代進行形のジャズ」は、穏やかなメロディ溢れる心安らかな音風景。ぜひ、1枚。


1. Benign Strangers ビナイン・ストレンジャーズ
2. In This Balance of Time イン・ジス・バランス・オブ・タイム
3. Dim ディム
4. Subconscious Partner サブコンシャス・パートナー
5. Unimagined Virtues アンイマジンド・バーチューズ
6. Shady Shores シェイディー・ショアーズ
7. Hiraeth ヒラエス
8. Polly Pulse ポリー・パルス
9. The Heights ザ・ハイツ
10. 29th Road トゥエンティーナインス・ロード

Davy Mooney (g)
John Ellis (ss, ts, bcl, cl)
Glenn Zaleski (p)
Matt Clohesy (b)
大村 亘 Ko Omura (ds,tabla)

ちょうど良い動画が見つかりませんでした。。が、、
ディスクユニオンで、1部試聴できます。

さて、、ギタリストDavy Mooneyを迎え、気鋭の日本のミュージシャンでツアーをします。

『Benign Stranger』の発売記念日本ツアー
Davy Mooney (g) 大村 亘 Ko Omura (ds,tabla)
古谷 淳 (p) 古木 佳祐 (b)

5/25 名古屋 Star Eyes
5/26 岐阜 DiAngelo
5/27 大阪 浄願寺
5/28 金沢 もっきりや
5/29 新潟 Jazz Flash
5/30 桐生 Village
5/31 甲府 Cotton Club
6/ 1 静岡 Lifetime
6/ 3 吉祥寺 Sometime

ぜひ、どこかでね!

んじゃ、退散♪

« ゆったりと抒情的な世界 『Let’s Dance』日本ツアー @ Jazz Flash (5/9) | トップページ | 言葉を失うほど素晴らしい 『Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)』 »

JAZZ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1501936/73498602

この記事へのトラックバック一覧です: 穏やかな音風景 『Benign Strangers / Davy Mooney & Ko Omura』:

« ゆったりと抒情的な世界 『Let’s Dance』日本ツアー @ Jazz Flash (5/9) | トップページ | 言葉を失うほど素晴らしい 『Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)』 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ