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音楽で拡がる輪

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2018年3月18日 (日)

愛の肖像 『ジャズの肖像 ポートレイチャーズ』撮影 阿部 克自 / 監修 行方 均

『ジャズの肖像 ポートレイチャーズ』撮影 阿部 克自 / 監修 行方 均

Portraitures


一ヶ月くらい前に、リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーの「阿部克自 没後10周年記念写真展『ジャズの肖像 ポートレイチャーズ』パートII」に行くことができた。
薄暗い室内の壁には50点くらい(パート I、II の 2 回で約100点)の貴重なオリジナル・プリントによる写真が展示されていて、二つのことに驚いた。
一つは、被写体となっているミュージシャンたちが、ジャズのレジェンドばかりであるということ。私のような不勉強なジャズファンでも、知っている名前の方々ばかりだということ。
二つ目は、どの写真もミュージシャンたちが、とても良い魅力的な表情だということ。

あの気難しいキース・ジャレットの眼鏡なしの笑顔。ちょっとはにかんだ雰囲気もあって、なんだか可愛らしかった。
この時は、初対面らしくて いわゆる気のおける仲ちは違うはず。
だも、この笑顔。結果を出せる人なのだと思います。

ご本人が生前から、ご自身の撮った写真を肖像画という意味を込めて「ポートレイチャーズ」と呼んでいてそうです。まさに、彼にしか見せないミュージシャンたちの素顔の写真には、彼らの人生そのもが一緒に取り込まれているようで、とても気持ちが高ぶりました。
偶然、居合わせた奥様の楽しいお話も聞くことができ、ますます、気分が高揚しました。

あぁ、こんな素晴らしいミュージシャンたちの写真のこちら側に居た阿部氏が 羨ましすぎる!

なんて、思いながら、写真家、グラフィック・デザイナー、などのマルチの才能でジャズ・シーンに大きく貢献した阿部克自氏のポートレイチャーズを眺めているうちに、、一枚持ち帰りたくなりました。
まぁ、しかし、簡単に買えるような値段でもなく、、ふと、入り口近くに積まれていた『ジャズの肖像 ポートレイチャーズ』に目が行ったのです。写真集なので、少し高いのですが、見ることができなかったパート Iのポートレイチャーズもあります。
むむ。。これはお持ち帰りするしかない!と、家で時々開いて眺めてるのです。

ポートレイチャーズの他に、阿部氏が手がけたジャケットなどもあり、何回観ても飽きない。
お気に入りのミュージシャンに涙がでそうになることもある。
それは、写真の向こうに彼らの苦悩の路が見えてくるから。
逆に、笑顔にホッとすることもある。
逆境の中でも、こういう笑顔のときもあったのね、って、なんだか嬉しくなるから。
寄せられている文章も ハートフルです。

で、私がなんどみても、、目頭があつくなるのがギル・エヴァンス。なぜだか、わからない。
でも、涙が滲みそうになってやばいです。彼の音楽に真摯な姿勢がそのポートレイチャーズからまっすぐ伝わってきます。

私たちの知らないアノ人コノ人の人となりが浮かんでくる。
あなたも一冊いかがでしょう?

んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuck さんこんにちは.

ボクは昨年の12月、Part 1 を観てきました、写真観ているといろいろなフレーズが浮かんでくるようでちょっと感動.

特に好きなのが秋吉敏子さんの "孤軍" の写真.
この笑顔が好きです.
恥ずかしながらこの写真が阿部さんが撮ったものだとは知りませんでした.

モノクロのプリントもとてもきれいで・・・・・このプリントがなかなか再現できないため、販売していた写真はあえてコピーでの販売ということでした.

ボクには高価すぎて手が出ませんでしたが (笑)

motoさま、返事が遅くなってすみませんでした。m(_ _)m

Part 1を観られたのですね。
写真から音楽が聴こえてきますよね。彼らの視線にとても感動してしまいました。

常にジャケットにするために、構図とかを考えていたようですね。
特に龝吉 敏子さまのお写真は、普段の硬いイメージとちがったキュートな笑顔ですよね。

写真は、高そうでしたので、写真集にしましたが、どの頁も人間味に溢れた写真です。

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