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音楽で拡がる輪

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2018年2月

2018年2月12日 (月)

仄暗くスリリングな 『Better by Far / Marc Copland』

Better_by_far


マーク・コープランドはとジョイ・バロンは大好きなのですが、このアルバムはすっぽり抜け落ちていました。FBで皆さんが、話題にしていてはじめて気がついたわけです。
しかも、フロントにはECMで既にリーダーアルバムを2枚だしている鬼才ラルフ・アレッシ。
これは、聴かねばって、取り寄せました。
モンクの「Evidence」を除いて、コープランド曲5曲と即興曲3曲。

オープナーは、コープランドのオリジナルで「Day and Night」。う〜ん、ラルフ・アレッシのトランペットが、洗練されていて、動的で惚れ惚れです。コープランドの躍動感ある透明なピアノが流麗なフレージングを淀みなく繰り出す。この後のベースソロも含めて、なかなか、ノリノリですね。
タイトル曲「Better by Far」もコープランドの曲。リリシズム満載で、ビタースィートの感じ。エレガントなトランペットが詩情的。
即興曲「Mr DJ」、全員の美意識が同じ方向を向いてる静かなるアヴェンギャルド。
再び、コープランドの曲で「Gone Now」。コープランドの妖艶な美しさ全開。その妖しさにぴったりはまるラルフ・アレッシ。即興「Twister」、さすが、即興シーンで活躍しているトランペッターのスリリングな空間。
コープランドのほの暗いけどロマンチックな曲「Room Enough for Stars」。耽美的に輝くピアノのえも言われぬ美しさ。ミュートを被せたトランペット。美意識の高い演奏。
モンクの「Evidence」、スリリングでアグレッシヴ。コープランド曲「Dark Passage」、暗く温度感の低いひんやりした美しさのある演奏。終演も「Who Said Swing?」と名付けられた即興。

ものすごく、相性の良い4人が作り出す、暗くひんやりした空間。
スリリングでアヴァンギャルドな側面と耽美的で詩情的な側面をいい塩梅に併せ持った演奏。
ラルフ・アレッシが、エレガントでインテリジェンスたっぷりでかっこいいっす。

1. Day and Night
2. Better by Far
3. Mr DJ
4. Gone Now
5. Twister
6. Room Enough for Stars
7. Evidence
8. Dark Passage
9. Who Said Swing?

Marc Copland (p)
Ralph Alessi (tp)
Drew Gress (b)
Joey Baron (ds)

今日のおまけは、アルバムのオープナー「Day and Night」。

今年になって、雪雪雪、、と、ちょっとお疲れだったので、、
連休はのんびりいたしましたが、またまた、雪の予報ですねぇ。。

んじゃ、退散♪

2018年2月11日 (日)

雲の上の人たち 『I Am A Man / Ron Miles』

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3連休中の方もおおいですよね。久しぶりに雪から解放されてます♪
えっと、去年の拾い落としで、とても気になっていたものです。クリスマス・アルバムの購入時期を重なって後回しになってしまいました。なので、輸入盤です。日本盤とジャケット違いますよね?
メンバーをみて、、すぐに買い物かごにいれたのですが、なるべくお安く、、なんて思っているうちにクリスマスを経て今に至る。笑
正直に告白すると、リーダーがちょっと苦手だったことも多少あるのですが、このメンバーを逃しちゃいけませんよね。
全曲、ロン・マイルスのオリジナルです。

オープナー曲で、タイトル曲の「I Am A Ma」。自由な感覚が全員で共有されていて、その中を悠然と闊歩するかんじの主役のコルネット。ビルフリのギターが浮世離れした空間にぴったり。
ゆったりとバラードかと思えば、不思議なムードの高まりからのフリーで12分超えの「Darken My Door」。ジェイソン・モランのピアノが絶妙でかっこいい、ブライアン・ブレイドのドラムは神。どことなく牧歌的、アメリカーナな雰囲気も感じる。
意味深なタイトル「The Gift That Keeps on Giving」、アルバムの中では比較的普通のジャズな感じなのですが、誰かがソロをとっている時のメンバーの演奏がとても興味ふかい。
アブストラクトでスリリングな「Revolutionary Congregation」。ビル・フリゼールの音色とハーモニーの美しさ最高「Mother Juggler」。
タイトでパーカッシヴなピアノ、親しみやすい雰囲気「Jasper」。終演は、トーマス・モーガンのソロから始まる「Is There Room in Your Heart for A Man Like Me?」。繰り返されるリフの向こうで少しづつ景色が変わる。ちょっと、叙情的で繊細な世界が広がる。最後は機を熟したとばかりにフリーの世界に。

ロン・マイルスの悠然としたコルネットが描き出す浮遊感ある不思議な世界。
どことなくアメリカーナな朴訥とした雰囲気をたたえながらも、メンバーの鋭い感性でのスリリングな関係が素晴らしい!


1. I Am A Man
2. Darken My Door
3. The Gift That Keeps on Giving
4. Revolutionary Congregation
5. Mother Juggler
6. Jasper
7. Is There Room in Your Heart for A Man Like Me?

Ron Miles (cor)
Bill Frisell g)
Brian Blade (ds)
Jason Moran p)
Thomas Morgan (b)

今日のおまけは、おまけにならないフルアルバム!

んじゃ、退散♪

2018年2月 9日 (金)

映画『永遠のジャンゴ@シネ・ウインド』

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今日が、上映の最終日。滑り込みました。
映画「永遠のジャンゴ」は、ジャンゴ・ラインハルトの戦時下の知られざる逸話を描いたものでした。
ロマ民族(私たちがジプシーと呼んでいる人たちですね。)に生まれたからこその才能の開花、そして、ロマ民族に生まれた所以の言われなき迫害。ナチスが統制する戦時下のパリ。緊迫感の続く中でも、演奏を続ける、いや、続けなくてはいけなかった心情。矢継ぎ早に話が進んでいきます。
仲間と家族、そして、自分の未来のために、、反目するドイツ軍人たちの前での演奏。。
命をかけたスイスへの脱出。。演奏も含めて手に汗にぎる緊迫の時間が続きました。

最後の場面で教会に鳴り響いたジャンゴの仲間へのレクイエム「Lacrimosa Song」。壮絶な想いが込められた暗く重たい音楽。荘厳な中に締め付けられるような悲しみを感じ胸を塞がれた気分。
彼が生きてこのレクイエムの演奏を指揮することは、奇跡のような場面。そこに居るもの残ったもの全員が神の祝福をうけた子としかいいようがない、印象的な終演でした。

私は、やっぱり、演奏場面が心にのこってるのですが、冒頭でパリの華やかなミュージックホールで満席の観客の前での演奏した「Les yeux noirs」。終わった瞬間に思わず拍手しそうになりました! 
まぢ、ライブに行った気分で拍手しそうだった。主役のレダ・カティヴは、火傷で左手の薬指と小指が麻痺しているジャンゴの3本指の早弾き奏法に加え、ギタリストが演奏によって自らも高揚してく様子をうまく演じていたと思います。ギタリストってナルシスト的な部分がとても大きいので、自己陶酔した表情がたまりません!!

43歳で脳溢血で早すぎる死を迎えてしまったジャンゴ。彼の創り出した音楽は多くのギタリスト、音楽ファンを魅了し続けています。もっと、長生きしたら、日本へも演奏にやってきたはずですよね。
彼の音楽と彼の生き様は、切り離せないものだったのだと強く感じました。


★今日かけてた音楽★


『永遠のジャンゴ』オリジナル・サウンドトラック

Django

映画でジャンゴの演奏部分などの音楽を担当しているのは、ローゼンバーグ・トリオ 。
現在のジプシー・スウィングの第一人者のギタリスト、ストーケロ・ローゼンバーグを中心にしたトリオです。彼もジプシーの一族に生まれ、幼い頃からジャンゴの音楽の手ほどきを受けて来た音楽家です。
The Rosenberg Trio
Stochelo Rosenberg (lead guitar)
Nous’che Rosenberg (rhythm guitar)
Nonnie Rosenberg (double bass)


1. Les yeux noirs - Bande originale du film ””Django””
2. Vendredi 13 - Bande originale du film ””Django””
3. Nuages - Bande originale du film ””Django””
4. Blues clair - Bande originale du film ””Django””
5. Mer Ham Sinti - Bande originale du film ””Django””
6. Melodie au crepuscule - Bande originale du film ””Django””
7. Hommage aux anciens - Bande originale du film ””Django””
8. M?tro Abbesses - Bande originale du film ””Django””
9. Monsieur Hoffmann - Bande originale du film ””Django””
10. Blues en mineur - Bande originale du film ””Django””
11. Belleville - Bande originale du film ””Django””
12. Manoir de mes reves - Bande originale du film ””Django””
13. Minor Swing - Bande originale du film ””Django””
14. Marseillaise improvisation - Bande originale du film ””Django””
15. Tears - Bande originale du film ””Django””
16. La messe de Django - Bande originale du film ””Django””
17. Lacrimosa Song - Bande originale du film ””Django”””


今日のおまけは「永遠のジャンゴ」から

もっと早く観たかったのですが、まぁ、雪やなにやらに阻まれました。
おかげで、パンフが手に入らなかったです。。(T . T)

んじゃ、退散♪

2018年2月 7日 (水)

メロディ重視のストレート勝負! 『Twio / Walter Smith III』

Twio


いやぁ。。疲れた。。。
豪雪地帯の方には、申し訳ないけど、、私は、すでに今シーズンの雪かき体力使い果たしました。。
最初の頃は、雪景色に似合う澄んだ音空間、最高!とか、思っていたのですが、、
暖かな部屋で聴くのでも、ひんやり系はちょっと、、って、気分。
で、そこにタイミングよく、届いたのがウォルター・スミス三世のサックストリオの新譜です♪
ベースは、ハリシュ・ラジャンとクリスチャン・マクブライドが4曲づつ。そして、スミス三世のヒーロ、ジョシュア・レッドマンがテナーで2曲で参加。彼の好きなスタンダード、ミュージシャン曲とオリジナル1曲で全9曲。

オープナーは、モンクの「Ask Me Now」。まろやかでざっくり温かな音色で大らかにメロディを吹き上げる。もう、すっごい気持ちいい!安定のウーキングベースと安心のハーランドはベンツのごとくスミスを運ぶ。サックスカデンツァもお見事♪
長尺フレージングを淀みなくくりだす「Nobody Else But Me」。
2色のテナーは、前に後ろにスムースに変えながら、バトルとはちがった軽やかでメロディアスな絡み。テナー2本を導くリズム陣の素晴らしさ。
ドラムのハーランドとデュオで「We'll Be Together Again」。サックストリオでも大きな空間で自由度高いのですが、ここでは、より自由な空間でテナーで歌ってます。躍動感、立体感のあるハーランドのドラム!
強靭なバネのマクブライドのベースがよく歌い、のりのりのスミス三世のテナーもよくよく歌う「I'll Be Seeing You」。
でた、私の大好きな「Adam's Apple」。少しだけ翳りのある音色があの不思議なメロディにぴったり。そして、ドラムのハーランドとのやりとりが超絶かっこいい。私の気持ちも高揚させるエキサインティングなドラムソロ!とっても好きなトラックです♪
「The Peacocks」、いやいや、この曲の美しさを分かち合えるなんて幸せ。ロングローンが胸に沁みる。笑い声から入る「Social Call」、マクブライドとのデュオ。楽しいそうなやりとりがばっちり聴ける。
終演は、スミス三世のオリジナルで、ジョシュアが参加。現代ジャズの最高峰のサックス2人のバカテクと表現力がつまっていて最高!ジョシュアって、やっぱり、クールで「きっちり」してますよね。

選曲も演奏も気を衒わず、メロディ重視でストレート勝負!
素晴らしいテクニックと歌心で酔わせます♪ 疲れ切った体に沁みる〜。

1.Ask Me Now
2.Nobody Else But Me
3.On The Trail
4.We'll Be Together Again
5.I'll Be Seeing You
6.Adam's Apple
7.The Peacocks
8.Social Call
9.Contrafact


Walter Smith III (ts)
Harish Raghaven (b) #1,2,6,7
Eric Harland (ds)

スペシャル・ゲスト
Christian McBride (b) #3,5,8,9
Joshua Redman (ts) #3,9


今日のおまけは、アルバムの中から「Ask Me Now 」。

ね?
んじゃ、退散♪

2018年2月 4日 (日)

即興が即興を生む 『Lucus / Thomas Strønen's Time Is A Blind Guide』

Lucus

ノルウェー、オスロ出身のドラマー、コンポーザーのトーマス・ストレーネンの新作。
前作『Time Is A Blind Guide』のタイトルをそのままバンド名にして、ストリングスを入れた構成も同じ。ピアニストが、Nakamaで新潟にも演奏にいらしたノルウェー在住の田中鮎美に変わりました。Nakamaをはじめ、北欧で即興演奏の中で研鑽を積んでいる彼女の加入はポイントが高そうですね。
1曲目の「La Bella 」を除く曲は、本人のオリジナル。「La Bella 」は、ストレーネン、ヴォーガン、オーセの共作。

オープナーは、ストレーネン、ヴォーガン、オーセの3人の共作「La Bella 」、即興的、実験的な演奏が続く。美しく、クラシカルで弦楽器が様々な形で空間に現れ、消える…このアルバムのプロローグにぴったり。弦楽器を中心にしたエモーショナルな「Friday」、硬質なピアノとメンバーが静かに呼応する「Release」。一瞬、冒頭のピアノに日本的な情緒を感じた「Lucus」。それは、幻だったような美しさ。弓引きの音が気持ちを遠くに遠くに運んでくれる「Fugitive Places」、静謐で美しい空間。
一転、鳴り響くドラムにアヴァンギャルドに呼応するメンバー。「Baka」は、それまでとガラリと雰囲気が変わります。ちょっと、フォークっぽい明るさのある「Wednesday」。低音鳴り響くベースから始まる「Tension 」、緊張感漂う中フィーチャーされるピアノ、透明感ある硬質なタッチ、ダークな雰囲気でドラムとやりとりが迫力満点。
「Truth Grows Gradually」、弦楽器同士のやりとりが面白い。本当に色々な音がでますよねぇ。
ヴァイオリン、ピアノ、ドラムの即興から即興を生む自由な演奏が素晴らしい「Islay」。
終演は、その自由度が各自もっと高まる「Weekend」。自由を謳歌する奏者たち。

自国贔屓というわけではないのですが、田中鮎美のピアノが素晴らしい。
音、即興、感情表現、鍛えられたしなやかな筋肉美をみるようでした。
そして、トーマス・ストレーネン、恐るべし! 昨今、どこの国でもドラマーから目が離せませんよね!!


1. La Bella
2. Friday
3. Release
4. Lucus
5. Fugitive Places
6. Baka
7. Wednesday
8. Tension
9. Truth Grows Gradually
10. Islay
11. Weekend

Thomas Strønen (ds)
Ayumi Tanaka (p)
Håkon Aase (vin)
Lucy Railton (vc)
Ole Morten Vågan (b)

今日のおまけは、レーベルのトレーラーですね。

ちょうど、新潟にお仕事でKanazawa Jazz daysのkenさまがいらしてて、いろいろとお話する機会がありました。
2人で、「田中鮎美すげぇ、最近の奏者すげぇ!!、本田珠也、、生で聴きてぇ。。」と、なったのでありました。笑
いや、他にも話したけどね。。(^_^;)

んじゃ、退散♪

2018年2月 1日 (木)

マレーシアより愛をこめて♪ 『Bearing Witness / New Sound』

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マレーシア在住の八木ブラザーズのひろちゃんこと八木敬之氏からの贈り物です。
立派なサラリーマンながら(それも偉い人らしい。。)サックス奏者でジャズ馬鹿なひろちゃんは、赴任先のマレーシアでもその陣地をひろげ、、ついに地元のジャズミュージシャンのアルバムの録音に参加しました!
それが、これです!!
全曲参加者のオリジナルで、現代ジャズのガツンとしたものを中心に、浮遊感あるヴォイスの入ったオアシス的なものまで、なかなか色彩豊かに仕上がりました。
New Soundは、キーボード奏者John Dip Silasを中心に、サックス2本、ギター、ベース、ドラムのセクステット。サックスは、テナーとソプラノです。演奏者の人たちの国籍は不明ですがw、全員マレーシア在住。2月4日には、マレーシアのNo Black Tieでリリースライブをおこないます。料金内で、このCDが付いてくるすっごく お得なライブらしいっす。

オープナーは、ピアニストJohn Dip Silas の「Bearing Witness」。Scott Murphyのモダンなテナー、Hor Chee Sengのギターのソロからの、後半シンセを投入しての盛りあがりかっこいい。って、なかなか、メンバーの演奏レベルが高いですぞ!
ジャカルタのヴォーカリストAmelia Ong参加で彼女の曲「In My Eyes」。私のお気に入りのヴォーカリスト、ユン・サン・ナみたいに、伸びやかな声で的確に音をコントロールしながら、バンドサウンド絡んでいくお姿が素敵。彼女のバックでテナーとソプラノが頑張っている、白眉な1曲。曲も良いのだと思うのですが、硬質で美メロの好きそうなピアノにはまった感じもありますよね。歌やバンドサウンドに浮遊感と哀愁をプラスするRodrigo Parejoのフルートも効果的。
ひろちゃんが、ソプラノをテナーに持ち替えているので、テナーバトルが聴ける「Stickit Nick」。元々のテナー、スコットランドから来たScott Murphyの曲。アップテンポで、冒頭でブレッカー・ブラザーズを彷彿させる高速リフがあって一気にテンション上がる。癖の強いロック調のギタリストMuhammad Nezrinの参加とドラムの煽りで、ハードドライビングな仕上がり。流暢でスマートなScott Murphy、同じく流暢でもちょっと太めで怪腕な八木敬之、久しぶりにテナーを聴きました♪ 同じく、Scott Murphyの曲「Wind and Waves」、冒頭のどしゃめしゃから一転浮かび上がってくるテーマはちょっとメロウで都会的。高速で疾走感あるソプラノソロからの挑戦的なピアノソロも含めて、最後まで聴きごたえある演奏。
ピア二ストの曲「For Brad」、Amelia Ongのヴォイスをグレッチェン・パーラト風にフィーチャーして、Leon Yuenの味わい深いハーモニカと絡めた浮遊感あるアレンジ、演奏は、今どきでいけてますね♪
Scott Murphy の曲「The Host」、ビターテイスト、途中テナーとソプラノのヒートアップしていく様子、John Dip SilasのピアノとHor Chee Sengのギターの美しいやりとりと高揚感ある場面が続く。その後ろをしっかり支えるベースとドラム。バンドサウンドかっこいい。終演もScott Murphy の曲「The Spread」、ちょっとコズミックな雰囲気がただよう。音風景がしだいに大きく広がって行く雄大な感じが気持ちいい。

去年、「タレンタイム〜優しい歌」という、今は亡きヤスミン・アフマド監督のマレーシアの映画を観ました。
マレーシアは多民族、多宗教の国で、多様性を受け入れつつ繋がることが難しいけれど重要だと映画は教えてくれた気がします。この音の背景にも似た様なものを感じました。
ジャズという音楽にアンテナを立てるときに、ついつい、、アメリカ方面、欧州方面にアンテナを向けてしまうのですが、同じアジアの国にだって優秀なミュージシャンはいらっしゃるのですよね。
ちょっと、びっくりするくらいレベルの高い内容でしたよ!

1.Bearing Witness
2.In My Eyes
3.Stickit Nick
4.Wind and Waves
5.For Brad
6.The Host
7.The Spread

John Dip Silas (key)
Scott Murphy (ts)
Hiroyuki Yagi (ss, ts #3)
Hor Chee Seng (g)
Icco Elnoel (b)
Terrennce Ling (ds)

Amelia Ong (vo #2, 5)
Rodrigo Parejo (fl #2)
Leon Yuen (Harmonica #5)
Muhammad Nezrin (g #3)

今日のおまけは、オープナー曲で、タイトル曲の「Bearing Witness」

んじゃ、退散♪

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