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2018年1月 6日 (土)

魂の鼓動 『ICTUS / Tamaya Honda ICTUS Trio』

Ictus


日本、海外で評価の高いドラマー、本田珠也。私的には野生と理性の同居する情熱的なドラマー♪
コードレスの『Second Country』の次の作品は、ポール・ブレイの命日(1月3日)に発売になった形式的にはピアノ・トリオのアルバム。新譜の案内からずっと楽しみにしてました。
そして、カーラ・ブレイの曲が並んだ選曲は、元妻カーラ・ブレイの曲を愛奏していたポール・ブレイへのオマージュに思える。
メンバーは、幾つかのユニットで一緒、絶対的な信頼を寄せるベーシスト須川 崇志、彼のユニットには初参加、現在引く手数多のピアニスト佐藤 浩一 、2人の気鋭の奏者と創り出す本田珠也の語る愛の世界。
10曲中6曲がカーラ・ブレイの曲、スタンダード2曲、佐藤の曲2曲。

オープナーは静かに、でも、何故か嵐を予感する「And Now The Queen」。
繊細さと力強さ!ベースソロ、ピアノソロで一気に引き込まれる「Vashkar」。
「Batterie」乱れの全くないアヴァンギャルドでフリーな演奏♪
バラッド「It Never Entered My Mind 」、美しいメロディを奏でる透徹なピアノ、ドラムの深い感情表現、愛の深さ。
火花の主人公の先輩神谷への共感からできた佐藤の「Kamiya」。神谷の心の葛藤と重なるようなストイックなドラムソロが圧巻。はやく、生で聴きたいですっ!
もう1曲佐藤曲で「Heaven」、ソロで聴いた時も荘厳な雰囲気だったのですが、須川のアルコでより曲に厚みをまし不思議な世界へ。
「Sad Song」タイトルそのまま深淵の世界へ誘うドラムが素敵。ベースソロも聴きごたえあり。静かに弾けるフリーの世界「Violin」。
タイトル曲、「Ictus」、ラテン語で「打楽器」らしい。激しく、壮絶に弾けるフリーの世界。
そして、終演はバラッド「I Should Care」。心象風景を投影するピアノで、美しいメロディがより美しく。音数の少なめなピチカートのソロが泣ける。

メンバーのつくりだす緊張感と高揚感が絶妙で、本田の描き出すダークで混沌した色合いに心奪われる。
男性的な強さと繊細で知的な感覚が組み合わさった、、なんていうのか、、ヒリヒリするような感覚も嬉しい。。

新年、、すっごく、好きな1枚がいきなりあらわれましたね!!


1. And Now The Queen (Carla Bley)
2. Vashkar (Carla Bley)
3. Batterie (Carla Bley)
4. It Never Entered My Mind
5. Kamiya (Koichi Sato)
6. Heaven (Koichi Sato)
7. Sad Song (Carla Bley)
8. Violin (Carla Bley)
9. Ictus (Carla Bley)
10. I Should Care

Tamaya Honda (ds)
Takashi Sugawa (b, cello)
Koichi Sato (p)

今日のおまけは、レーベルのトレーラー。
「Vashkar」ですね。

新年あけてから、いろいろなピアノトリオが入って来ました。
みんな良いので困ってしまう。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

あけましておめでとうございます。このアルバムいですね。
というか、グループ表現で頭が抜けたような。早くナマで聴きたいですね。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2018/01/08/210722

今年もよろしくお願いします。m(_ _)m

私も早く生で聴きたいです。
でも、リーダーをはじめ、皆さん、、超売れっ子なんですよね。
単発で、都内で演奏はできても、、ツアーは難しいでしょうねぇ。。

Suzuckさん,こんにちは。

これって日本ジャズ界にとっては画期的なアルバムと言っては大袈裟かもしれませんが,こういうタイプの音楽が日本のミュージシャンから生まれたことは非常に感慨深いです。美的な要素と,アバンギャルド,そしてテンションを並存させたのは見事だと思いました。皆さんのご紹介がなければ,おそらく聞いてなかったと思いますが,いいものを聞かせてもらいました。

ということでTBさせて頂きます。

閣下、トラバをありがとうございました。
トラバ返し、してきましたよ。

佐藤浩一の本質的な部分をしっかり捉えてるリーダー本田珠也の慧眼には恐れ入りましたです。
さすがだ。演奏もさすがだ、の連続!

「美的な要素と,アバンギャルド,そしてテンションを並存させたのは見事だと思いました。」

その通りですよね。これは、やはり、生で聴いてみたいです。
なかなか、願いが叶いそうにないけど。。

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Ictus 本田珠也Ictus Trio(Song X Jazz) 今年になって全然新譜を買っていなかったのだが,これが今年初の新譜に関する記事ということになる。本作は私のお知り合いの皆さんが取り上げ [続きを読む]

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