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音楽で拡がる輪

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2017年9月 2日 (土)

北欧的スペイン慕情 『Wolfgang Haffner / Kind of Spain』

Kind_of_spain


ドイツのドラマー、ウォルフガング・ハフナー。
ACTレーベルの常連です。ベーシストのラーシュ・ダニエルソンの追っかけしてて知りました。
欧州のドラマーらしい澄んだ音色、透明な空気感で、曲全体をプロデュースする人、みたいなイメージです。
今回は、ヤン・ラングレンも参加な上に、大好きなベーシスト、ラーシュ・ダニエルソンが参加。テーマは、「スペイン」、、と、来たらポチるしかないでしょう。。

オープナーは、顔合わせの挨拶のような「For Vince & Arif」。
いきなり、きたぁ〜、ダニエルソン曲哀愁の権化のような「Pasodoble」。ラングレンの表情豊かなピアノ、情感豊かなギター、阿吽のベースとドラム。キメのユニゾンが心を掴む。
ハフナー曲「El Faro」、トランペットの息づかいとヴィブラフォンが郷愁を誘う。チャック・マンジョウーネの「Children Of Sanchez」をスローで淡々と吹き上げるトランペット。スパニッシュギターの名手ビセンテ・アミーゴの「Tres notas para decir te quiero 」は、邦題が「愛を奏でる3つの音」、ピアノが美しく甘く囁き、ギターが追い打ちをかけて落としにかかる。

トランペット独奏で始まるアンダルシア民謡「El Vito」、ギター、ヴィブラフォンで比較的ストレートに情熱を奏でる。
メンバーそれぞれのスペインが重ね書きされたような即興曲「El Chaos」。
美しいメロディでジャズでも人気の高い「Concierto de Aranjuez」。哀愁がいっぱいのアランフェスの旋律をギターで奏でる、短いベースのソロも泣ける。
マーチングドラムがベースソロに物語性を醸し出す「Tàpies」。
愛の詩人サリナスのことでしょうか?「Salinas」、淡々とした切ないメロディ。終わった愛が観えてくるのは私だけではないとおもいます。
ピアノで聴く「Recuerdos de la Alhambra」。ここでも、ベースソロが胸に沁みる。ビブラートのないアルハンブラはシンプルで美しいメロディが際立ちます。
トリッキーで瞬発力を競うチック・コリアの「Spain」も思わず耳を疑う?柔らかなタッチで幻想的。改めて素敵なメロディであると再確認。
終演はアルハンブラでお馴染みのタレガ曲「Capricho Arabe」、最後まで、スペイン慕情をたっぷりと。

スペインをテーマにその哀愁と郷愁、そして、情熱をクールに。

選曲がベタな感じなのですが、危惧することはありません。
北欧ならではの透明感と抑えめの感情表現で、洗練された演奏となりました。
そして、ハフナーとダニエルソンのオリジナル曲も、この強力なラインナップの中でも見劣りしない哀愁のメロディ。
夏の疲れが一気に抜けていきます。


1. For Vince & Arif
2. Pasodoble
3. El Faro
4. Children of Sanchez
5. Tres notas para decir te quiero
6. El Vito
7. El Chaos
8. Concierto de Aranjuez
9. Tàpies
10. Salinas
11. Recuerdos de la Alhambra
12. Spain
13. Capricho Arabe

Wolfgang Haffner (ds)
Jan Lundgren (p)
Sebastian Studnitzky (tp) 
Daniel Stelter (g)  
Christopher Dell (vib)
Lars Danielsson (b)

今日のおまけはレーベルのトレラー。
「Pasodoble」の一部ですね。

朝晩、寒くなってきました。
庭の広葉樹の紅葉がはじまってきました。
うっそぉ、って、感じですよね。

んじゃ、退散♪

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