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音楽で拡がる輪

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2017年9月 5日 (火)

この創造力…やっぱり、天才! 『Far From Over / Vijay Iyer Sextet』

Far_from_over


ヴィジェイ・アイヤーの新作は3管セクステット!
インプロヴァイズの神さまたちの集団、、ECMのあのひんやりと静謐といったイメージはほとんどなく、
時折、爆発もする場面の多い熱い演奏がつづきます。全曲、アイヤーのオリジナル。

オープナー「Poles」は静かなピアノではじまり、ほぉほぉ、と思っていたのですが。。
3管がユニゾンで入るあたりから一気にテンションが上がっていきます。スティーブ・リーマンのソロが爆発。タイショーン・ソーリーのドラムが切れ味も凄みもあってすごい。
冒頭から体が動く「Far From Over」、これでもかと重なり合いお互いに刺激し合いスリリング。アイヤーの躍動感あるピアノ!
ファンクビートの「Nope」。暗闇でタイショーンのドラムが鳴り響く「End of The Tunnel」。
スリリングで切れ味鋭いピアノで始まる「Down to The Wire」、力強いピアノトリオの演奏の後にくるテンションの高い管楽器の演奏。ここでも、リーマンがリミッター振れたソロで攻撃的、ドラムソロも圧巻。
鎮静作用?「For Amiri Baraka」の繰り返し、うねりは、ちょっと懐かしい感じ。
「Into Action」管が短いリフを繰り返すユニゾンはこのセクステットに特徴的で、カッコいい。
スペーシーな「Wake」。強力なリズムを真ん中にダイナミックに動き回る「Good on The Ground」も怒涛の攻め。体のど真ん中、記憶のプリミティヴな部分を直撃。
終演は静謐で知的なピアノトリオの演奏からはじまる「Threnody」、途中から加わったリーマンが静かな流れの中から激情アウトする様が強烈。

アイヤーの「ジャズはリズム」の信念は、ずっと私の知的好奇心を刺激してくれてます。
その部分はそのままに、太古の記憶につながる芯の部分を揺り動かすような力強さを秘める演奏が続きます。
個人的には、超お気に入りです。が、アルバムが持っているエネルギーもが半端ないので日常生活に溶け込む音楽とは対極にいます!でも、私たちが望む気持ち良さに迎合しない気持ち良さもあるわけで、、。
正直、彼のやっていることはよくわからんのですが、音楽は最高に痺れる!

この創造力!やっぱり、天才ですよね♪

と、ドラムのタイショーン・ソーリーは、このブログ初登場。
洗練かつアクティヴなドラムワークで、圧倒的な存在感を感じる超神だった。。
マーカス・ギルモアでないのか??って、疑問符は1曲目でふっとびました。

1. Poles
2. Far From Over
3. Nope
4. End of The Tunnel
5. Down to The Wire
6. For Amiri Baraka
7. Into Action
8. Wake
9. Good on The Ground
10. Threnody


Graham Haynes (cor, flh, electronics)
Steve Lehman (as)
Mark Shim (ts)
Vijay Iyer (p, fender rhodes)
Stephan Crump (b)
Tyshawn Sorey (ds)

今日のおまけはECMの動画から

秋の気配は、陽射しの中に。
夕焼けの綺麗な季節ですよね。

んじゃ、退散♪

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コメント

今までのECMのアルバムは静かな方面に振れたものだったので、ACT時代のアイヤーに近づいた感じかな? こういうサウンド、待ってました。何拍子か分らない曲も多く、こういう曲だとドラムスも重要になってきますよね。

TBさせていただきます。

910さま、「これって「ECM」ってサウンドですよね。笑

アイヤーにしても、クリポタにしても、、随分、自由なサウンドだなぁ、っておもいました。
現代ジャズは、複雑な変拍子ものが多くて、リズム音痴には何拍子とか無理。
でも、そういうことを気にしなくてイイのだと思って、感嘆しながら聴きました。

Suzuckさん,こんばんは。

おっしゃる通り,Vijay Iyer,天才です。このスリリングな展開,たまりません。ECMもいろいろあるねぇと思わせるものですが,このクォリティなら誰も文句ないと思います。

ということで,TBさせて頂きます。

閣下、おはようございます。m(_ _)m
トラバをありがとうございます。

ECMの路線とは大きくかけ離れますが、
このアルバムをボツにしちゃったら、死んでも後悔するとおもいますものね。
タイショーン、、たしかにエゲツないくらい煽りまくってましたね。笑

ごぶさたしております。恥ずかしながら昨日やっと聴きました。本来モノクロっぽい芸風だけど、楽器増えてすごく色彩的ですね。構成も拍子もよくわからないけど、来てほしいところにはバッチリ来てますよね。ますます進化してるようで恐ろしいです。ドラマーも確かにすげえです。ナニこれ状態。ハイレゾの音源買ったんですよ。解説も写真もなくて寂しいですが音はいいです。今度おきかせします。とはいえなかなかお会いする機会もなくなりましたね。お体大切にお過ごしください。

にしをさま、お久しぶりです。体調はいかがですか?
お互いに、1日でも健康で楽しくすごしたいものですね。

ハイレゾなんですね。
そりゃ、すごいことになってますでしょうねえ。。
でも、、音源だけって苦手なんです。なんか、実感がわかなくて。笑
しかし、こんな凄い作品を創ってしまって、、その先にあるものはなんなんでしょう。
我々、、ついていけるのか。。

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