2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

音楽で拡がる輪

« 『ジャズ批評 199号』がでました〜♪ | トップページ | 北欧的スペイン慕情 『Wolfgang Haffner / Kind of Spain』 »

2017年8月30日 (水)

余白の緊張感まで美しい 『Tangents / Gary Peacock Trio』

Tangents

前作、『Now This』の静謐な世界を継承した、高い美意識を3人で共有した演奏。大きな余白に宇宙の法則を感じる。
ピーコック5曲、バロン2曲、コープランド1曲、3人名義が1曲、カバー2曲。

深みのある渋いベースソロから始まるオープニング「Contact」。
余白に緊張感が漂う「December Greenwings」。
ひんやりした空間でエネルギッシュに駆け抜ける「Tempei Tempo」。
フリーインプロのようなバロン曲「Cauldron」。

耽美的で妖艶なピアノに心奪われる「Spartacus」、3人の美意識が結集。
超少ない音での即興「Empty Forest」、内側に大きく広がる空間を旅する3人。
身体中の力が一気に抜けていく「Blue in Green」。
コープランドのピアノの音には、後期のエヴァンスのような時空を超越した響きを感じる。
ベースソロも秀悦。バロンのドラムも適音適所。

82歳とは思えない躍動感あるベースソロ「Rumblin」。ミステリアスなコープランド曲「Talkin’ Blues」。
繊細なドラムソロで始まるバロン曲「In And Out」は、ドラムとベースのデュオ。
互いにインスパイアされる様子がよくわかる。
終演は、タイトル曲「Tangents」。共感、共鳴しあい、どこからでも自由に飛翔できる3人。

想像力豊かな多くの即興が聴ける孤高の一枚。
内側に広がる宇宙の果てしなさを感じる3人の美意識を感じる。
年齢を重ねてなお新鮮な空気を求める若さは凄い!


1.Contact
2.December Greenwings
3.Tempei Tempo
4.Cauldron
5.Spartacus
6.Empty Forest
7.Blue in Green
8.Rumblin
9.Talkin’ Blues
10.In And Out
11.Tangents.

Gary Peacock (b)
Marc Copland (p)
Joey Baron (ds)

今日のおまけは、2016年のジャズフェスの様子。
いつまでも、お元気でいてくださいね。

夕方の陽射しの色が秋です。
ちょっと、切ない気持ちになりますよね。

んじゃ、退散♪

« 『ジャズ批評 199号』がでました〜♪ | トップページ | 北欧的スペイン慕情 『Wolfgang Haffner / Kind of Spain』 »

JAZZ」カテゴリの記事

コメント

ゲイリー・ピーコックが年齢が年齢なので、演奏を心配してましたけど、そんなことが気にならないぐらい素晴らしい演奏でした。やはりこのメンバーはいいですね。

TBさせていただきます。

910さま、先日アバークロンビーが亡くなったばかりですので、
どうか、皆さん、お元気で、って、感じです。

ベースソロから始めるあたりが、さすがな感じです。
動画とかみると、めちゃおじいちゃんですよね。。
この音は想像できません。

Suzuckさん,おはようございます。

いや~,これはよかったですねぇ。記事にも書きましたが,この人たちには"Spartakus"のような曲が本当にフィットします。痺れてしまいました。Gary Peacockはご高齢ですが,年齢をものともしませんね。世界を見れば,Martial Solalは90歳でDave Liebmanとデュオを吹き込むなんてこともありますから,ジャズ界恐るべし。私もかくありたい(笑)。

ということで,TBさせて頂きます。

閣下、トラバをありがとうございます。

いや、本当に「Spartacus」と「Blue in Green」には、降参しました。笑
ピーコックだけでなく、色々な方々に長生きして欲しいですよね。
朝晩、めっきり涼しくなりましたよね。
閣下も、体調にお気をつけて。

こちらからもトラバいたしますね。

 Gary Peacockも当にいぶし銀の世界ですね。納得の一枚です。
 TBもさせていただきました。

風呂井戸さま、トラバをありがとうございます。

ピーコックとコープランドは最強のこんびですよね。
こちらからもトラバいたしますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1501936/71564971

この記事へのトラックバック一覧です: 余白の緊張感まで美しい 『Tangents / Gary Peacock Trio』:

» Tangents/Gary Peacock Trio [ジャズCDの個人ページBlog]
久しぶりにというか、やっとECMの新譜3枚を入手したので(しかもジャズの方)、ま [続きを読む]

» Marc Coplandを伴ったGary PeacockのECM新作は前作踏襲って感じだが,相変わらずいいねぇ。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Tangents Gary Peacock Trio (ECM) Gary PeacockがMarc Coplandを迎えて,前作Now Thisをリリースしたのが今から約2年前のことである。そして, [続きを読む]

» ゲイリー・ピーコック・トリオGary Peacock Trioのニュー・アルバム 「Tangents」 [灰とダイアモンドと月の裏側の世界]
恐れ多い・・・80歳を越えたベーシストの心境の世界に足を入れる <Jazz>Ga [続きを読む]

« 『ジャズ批評 199号』がでました〜♪ | トップページ | 北欧的スペイン慕情 『Wolfgang Haffner / Kind of Spain』 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ