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音楽で拡がる輪

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2016年7月

2016年7月29日 (金)

Sunday Night at the Vanguard / Fred Hersch Trio

Sunday_night_at_the_vanguard

フレッド・ハーシュの新譜がでましたね。このブログでは『Alive At The Vanguard 』『Floating』が上がってます。
今回も期待通りの内容。いつもの場所で、気心のしれた仲間との集中力の高い演奏です!

オープナーの「A Cockeyed Optimist」が始まると一気に空気がリフレッシュされます。
「Serpentine」は、陰りのある自由度の高い演奏。軽快なやりとりがインティメイトな関係を表す「The Optimum Thing」。
フランスの鬼才Benoit Delbecqに捧げた「Calligram」は、緊張感ある抽象的な演奏。
軽快で小粋な「Blackwing Palomino」はリラックスした感じ。マッカートニー作「For No One 」の耽美的な美しさ、穏やかさは現実の喧騒を忘れる…。浪漫溢れるひととき…。
3人で阿吽の進行「Everybody's Song But My Own 」。
大好きなジミー・ロウルズの「The Peacocks」、耽美的で深淵な幽遠な演奏。10分を超え得る集中力高い時間。息をこらして演奏に聴き入る観衆が見えるよう。。
お馴染みのモンク曲は「We See」。どこかユーモラス、音の階段で遊びます♪
終演は、アンコールから、ソロでハーシュの珠玉のバラッド「Valentine」。穏やかに、、明日への希望の光の見える演奏で静かに幕を閉じます。。

その美しさが観衆の心に宿ったことは間違いないでしょう。
気心のしれたベースとドラムのサポートはいたせりつくせりでとても素晴らしい!
もちろん、ハーシュのピアノも様々な表情をみせ絶好調です♪

1. A Cockeyed Optimist
2. Serpentine
3. The Optimum Thing
4. Calligram (for Benoit Delbecq)
5. Blackwing Palomino
6. For No One
7. Everybody's Song But My Own
8. The Peacocks
9. We See
10.Valentine ( Solo Encore )

Fred Hersch (p)
John Hébert (b)
Eric McPherson (ds)

今日のおまけは、、このトリオでの「The Peacocks 」

週末ですね。
週末をハーシュのピアノトリオで過ごすのはいかがですか?

んじゃ、退散♪

2016年7月26日 (火)

Michel Reis Japan Quartet @ G FACE CAFE(前橋 7/24)

Michel Reis Japan Quartet @ G FACE CAFE(前橋 7/24)
Michel Reis (p)
須川崇志 (b) 石若 駿 (ds) 西口明宏(ts,ss)

Mrjq_0724

(写真はFacebookのイベント頁からいただきました。)

ルクセンブルグ出身でNY在住のピアニスト、ミッシェル・レイス。
自転車ジャケ『Capturing This Moment』で一躍有名になりましたよね。
透明感がある美しいタッチ、エレガントで哀愁あるメロディ、そしてダイナミクスを制した躍動感あふれるピアノ。
リズム陣は6月の終わりに行った「石若 駿 Cleanup Trio meets Kurt Rosenwin」のおふたり!レイスとは須川ベーシストつながりらしく、そこに変幻自在なスケールの大きなサックス!が加入。考えただけでもワクワクする組み合わせです!

今回、実家から車なら20分くらいのカフェでライブがありましたので、慎重に予定をたてて参戦することにいたしました。昭和庁舎の中にあるレトロな趣のあるかふぇ『G Face Cafe』、折角ですのでウィナーシュニッツェルを食べながら時間待ち。美味しかったのですが、休憩時間にお願いした「ショコラトルテ」とカフェ氷に自分でエスプレッソを注ぐアイス珈琲がめちゃ美味しかったです!今度は、友だちとランチに行くつもり♪

ピアノの演奏から始まり、印象的なメロディが頭に残る中をアクティヴなベースソロ。美しいタッチで鍵盤の上を踊る指、俊足で呼応するドラム、絶妙なタイミングでシットインしエモーショナルに盛り上げるテナーサックス。始まりから観衆の期待が高まる!
2曲目は「Maebashi」って、仰ったとおもうんですが、水中に落とした石の波紋のように美しいテーマ部分と、ソプラノに持ち替えた西口奏者が振り切れんばかりに叫ぶ即興部分の対比が面白かった。
その後、サックスはほぼ交互にテナーとソプラノに持ち替えてのエモーショナルの演奏です。
呼応しあうピアノ、ドラム、ベースの三位一体のエネルギーを一身にため、タイミングを見計らって一気に爆発させるサックスの威力すごい!!
この後も迫力あるドラムのソロから入る曲や、素晴らしい音色のベースのボーイングがフィーチャーされた曲と見せ場、山場が次々と訪れ時間があっという間に過ぎていきます。
休憩を挟んだ2セット目も、密度の濃い時間が流れます。ドラムの彩りが本当にカラフルでピアノと楽しそうに反応しあう。バラードもブラシだけでなくて、様々な音色が素敵だった。
ピアノの内部奏法を行っていた曲もあって、比較的おとなしめとはいえフリージャズの要素も現れた感じ。
最後のアンコールも、バラッド。終わった後にも体の中に音楽が充電されてる感じで興奮がしばらく抑えきれなかったです。改めて、透明感がある美しいタッチ、そしてダイナミクスを制した躍動感あふれるピアノの即興能力の高さを感じました!

あぁ。。激しく燃え上がったライブだった。。もぬけの殻となって帰ってきました。
期待はしてはいたものの、、「石若 駿 Cleanup Trio meets Kurt Rosenwin」以上の興奮はありえないだろう、と 思っていた 私は馬鹿でしたよ。。
とにかく、即興の凄さをどど〜〜んと体感できたライブでした!
もちろん、サインもいただき、、幸せな帰宅です。。

晩秋にもミッシェル・レイスは来日するらしいです。
行けるかな。。

んじゃ、退散♪

2016年7月24日 (日)

Dreaming tree / Naoko Sakata Trio

Dreaming_tree


欧州ジャズを紹介する名門レーベルから既に2枚のアルバムをだしているスウェーデンのイエテボリ在住の日本人ピアニストのトリオ。
同じくイエテボリ在住の日本人ベーシスト森泰人氏のご縁で聴くことができました!感謝!!m(_ _)m

全てオリジナルで、5曲がNaoko Sakata、3曲がドラマーのJohan Birgenius 、1曲がこのアルバムから加入したベーシストAlfred Loriniusで全9曲。

オープニングは暗く地を這うような低音から始まる「Rain」。硬質で陰りのあるピアノと骨太なベース、切れ味の良いドラムがいい感じ。この曲含めて3曲がピアニストの曲。
続く「 januari」もビタースィートな感じのバラッド。繊細さもあり3人の絡みにシリアスな感じも。「Blue」抽象的な中に日本的なものを感じるのは私だけ?鳥の鳴き声のような効果音も印象的。スリリングに登りつめる瞬間が気持ち良い。
果敢なベースソロから始まる「 Ljung 」は、ベーシストの曲。3人のインタープレイはダークでスリリング。
タイトル曲「Dreaming Tree」、深淵で耽美的なバラッド。途中から真ん中にいるベースのプレイが素敵。10分超えの素晴らしい演奏。
ドラマー曲「Zlin」、美しさもあるダークでシリアスな演奏。「Ingenting 」ピアニストの名義になっているけど即興ぽい実験的な感じが高い曲。
繊細さと大胆さが交互にくる「 Mahon 」。ピアノトリオだけど、ベースが真ん中にくることも多く、常に積極的に空間を彩るドラムと3人の対等な関係性みたいなの強く感じる。
終演は、ダークでスリリング疾走感溢れる「Intersection」。コンテポラリージャズのかっこいいとこ満載です。

硬質で甘さ少なめ、ダークで繊細さと激しさを持ち合わせた欧州ジャズ。
旋律の中に日本的な部分も見つけられ胸キュンもしますが、演奏は3人対等な関係を大事にしたコンテンポラリージャズの勇ましさもあってかっこいいです!

1. Rain
2. januari
3. Blue
4. Ljung (Alfred Lorinius)
5. Dreaming Tree
6. Zlin (Johan Birgenius)
7. Ingenting
8. Mahon (Johan Birgenius)
9. Intersection (Johan Birgenius)

Naoko Sakata (p)
Alfred Lorinius (b)
Johan Birgenius (ds)

今日のおまけ。みんな若いですね。頑張れ〜♪

本格的に夏になりましたね。
夏バテのおかげで毎日眠い私です。。

んじゃ、退散♪

2016年7月22日 (金)

夏の新潟ジャズストリート 2日目 後半戦 !

ここより続く〜
そろそろお腹がすいたけど。。。
とりあえず、席取らなくちゃ。。。。。と、ジャズフラッシュへ。
好きなカウンター席が空いてなくて、スタッフM氏に「右のスピーカーの前に」と指示出しをされ、、困ったなぁ。。と、よく眺めると、二番目のベンチに一人分の空きが、、
しかも、よくよくみれば、、隣は富山の知人、反対側は新潟の知人!!ここしか、ないわ。。決定っ!
腹減った〜、喉乾いた〜、って、ことで、、アルコールをほとんど無くしてもらったリンゴ酢サワーを飲みながらの観戦。(女将からお菓子もらったし。。m(_ _)m)


伊地知晋平4@ジャズフラッシュ

伊地知晋平(ts) 楠直孝(p) 土田耕一(b) 西尾研一(ds)

オープニングは伊地知サックスのオリジナルで「Think faster」。
太く男らしい音色でグロスマンの影の潜むテナー、パーカッシブにテンション高く弾きまくるピアノ、強靭にプッシュするベース、全体をまとめながらも様々な音を叩きつけてくるドラム。1曲めからアゲアゲです!スタンダードは「Like Someone in Love」、大らかでスケールの大きい演奏。ピアノがシーツ・オブ・サウンド。笑
エリントン縛りは、やはりエリントン&トレーンからで「In A Sentimental Mood」、情感こもった美しい演奏。ピアノの音数抑えた部分が優雅。素晴らしいピアノソロ。
この席、ドラムの真正面だった。ドラム、本当に鮮やか。みているだけで嬉しくなる!
1セットめの最後は、「Impressions」、重厚さと疾走感を兼ね備えた演奏。イケ〜っ!!
全員が渾身の力を込めた、、もう、崩れ落ちそうにすごい「Impressions」でした♪

お腹を空かせながら2セットめを待つ。もう、席を動かないことに決めた。
10分も休みをとらずに、2セットめが始まる。

おぉ、いきなりテナー咆える!ドラムとのバース交換がすごいことに!テナーとピアノで大いに煽ってドラムが鼓舞する。冒頭からやんやの曲は伊地知オリジナル「Blues by 4」。
一転、サム・リバースの美しい曲「Beatrice」。この曲、忘れてたな。。って、1曲づつが長いね。笑 
伊地知バラッドは「I Think of You(で、いいと思う)」、ゆったりとメロディアスな良い曲。テナーのバックのピアノが美しい。ドラマチックに仕上げます。
最後は、燃え尽き系?でチック・コリアがコルトレーンを意識して創った「Quartet No.2 Part2」。のっけから気迫溢れるスリリングな演奏!フラッシュ全体が揺れてるような迫力。終わった瞬間からアンコールの拍手。選曲にもめながら「気の利いた感じ」の曲ってとことでリクエストが入って「Speak Low」。ソロも回してバース交換もありの粋な感じでまとまった〆となりました。回を重ねて進化した伊地知晋平4!熱く燃えました♪

と、ここで、大ハプニング!
なんと、「スウィングしなけりゃ意味がない🎶」の管理人key-sanさまのお声がけいただくことに!
どうやら、どなたかが「Suzuckさん」と言っていたのを聞いて、フラッシュの女将に私を教えてもらったようです。で、もっともっとすごいのは、、今朝一番で聴いたスワンの坂本美緒子クインテットでは、席がお隣さん。。。偶然ってすごい!!お声がけいただきありがとうございました。m(_ _)m
挨拶もそこそこで外でやんやと騒いでいると、フラッシュの女将からのお誘いで一緒に「ちずや」のうどん。今日の一食目デス。美味しかった♪

Bossa Demais (ボサ・ジマイス)@ブルー・カフェ

Mello(g,vo) Kitti 横倉(g)

毎回聴いているこのユニット、、夕暮れ時にこのユニットを聴きながら冷たい白ワインを呑むのが夢だったのです。。ブルー・カフェは、街路樹が窓に美しく映える二階のお店。その緑溢れる窓をバックに聴く「はぁとを包み込むようなやわらかなサウンド」は、どこまでもエレガントで1音1音が美しい。
ライブは「彼女はカリオカ」で爽やかに開始。やわらかな声と安定のギターワークで一気に場が和む。MCがちょっと上手くなった。。かな・・・・いや、同じかな。。
音痴をテーマにした「Desafinado」。どんどん外が暗くなってきて良いムード。
その後も暗く哀愁満載のラインナップなんだけど、エリントン縛りの「Satin Doll」がこのユニットらしかった。「「Satin Doll」と「So Danco Samba」のコード進行は一緒なので一緒に?交互に?演奏」って、なかなか面白かったです♪
ええと、ブラジル曲を中心にスタイル・カウンシル曲やらスティーリー・ダン曲やらスタンダードやらをボサアレンジ中心で心地よい空間。最後の最後までうっとり聴き惚れました。こういうのを「洒落オツなサウンド」っていうんだろうね。

あぁ、、長年の夢が叶ったライブでしたが、終演後?になぜか?「イパネマの娘」を演奏し、時間がおせおせの鬼の撤収となりまして、、ほとんどお話ができませんでしたわ。
何があったんだろうか。。どなたかのリクエスト?ですかね。深い謎。


Kawai & TSUBO-KEN グループ@新潟古町えんとつシアター

TSUBO-KEN(sax) 坂井崇人(g) 名古屋佳孝(key) 渡辺貴行(b) 川井正隆(ds) えのもとくみこ(vo)

これぞ日本のフュージョン!って、メロウな泣きのサウンド。
でも、出遅れたので地下の会場は満席で立ち見の状態。立ち見も押しつ押されつ。。
残念ながら、途中でで諦めました。m(_ _)m

というところで、今回のジャズストリートはどなたとも打ち上げることなく終了。残念!
最後は、「白玉クリームあんみつ」で、、〆でございました。
ジャズストリートの関係者の皆さま、演奏者の皆さま、本当にありがとうございました。
冬も参戦できるといいな。。

んじゃ、退散♪

2016年7月21日 (木)

夏の新潟ジャズストリート 2日目 前半戦。。

二日目が始まりました。
お天気に自信がなくて、、傘持参です。(結局お荷物。。)

坂本美緒子クインテット@ジャズ喫茶スワン

坂本美緒子(tp) 市川裕也(ts) 今泉泰樹(p) 阿部泉(b) 西尾研一(ds)

一発目は、ジャズストリートの聖地、ジャズ喫茶スワンです。20分まえなら大丈夫だろう。。って、甘かった!すでに満席に近い。。座ろうと思っていた席は当然他人のもの。。目を凝らして、、探し出した席に滑り込んで、ここって
先行、市川!後攻、坂本。煽りまくるドラムの連打に応える二人の勇ましいこと!
ベースもピアノもクールに見極めてしっかりヒートアップさせます。スワン、1曲めシダー・ウォルトンの「Fantasy in D」から俄然盛り上がる!!フロント二人の掛け合いも熱くて、この後どうなっちゃうんだろうな、、って、感じ。笑 一転、次曲はメロディアスに優雅にスィングする「Isfahan」。そろは、2人で長尺だけど。。ラグジェアリーなピアノソロ。。で、チック・コリアの「Bud Powell 」。坂本のミュートプレイ、堪能、巧いっ。市川はソプラノサックス。これも音がでかい。かわいい曲って言ってましたが、トリッキーな仕掛けもあって全員で楽しいハイレベルな演奏!
1stセットの最後は、ハバードのイケイケ曲で「One Of Another Kind」。全員が歯止めが利かなくって大爆発!テナーとドラムの向かい合っての真っ向勝負!メンバーも観客も煽りまくり。ユニゾンの決めに全員でワクワクと心踊る!楽しすぎた〜〜♪
このユニットの首謀者ドラムの本気を感じたライブ。

つじつじ@エジンバラ(新潟オークラホテル)

辻恭子(vo) 辻啓介(b)

昨日の「Take Off+1」にひき続き、ウッディな大人の空間にぴったりのヴォーカルとベースのデュオ。すっごく、真面目な話、、低音域の単音の伴奏で歌うのは、、大変難しいと思うのです。でも、、互いの理解と音楽への理解があると、大きな空間をお互いの創意工夫で補い合うことで深い情感が湧き上がると信じてます。お互いに補い合えるけど、ごまかしは効かない、、難しいけど、頑張れ!!
と、、まずは「They Can't Take That Away From Me」。ベースの誘いだしで優雅にヴォーカルが入ります。ベースがヴォーカルを支えながらポイントポイントで「」をつけます。ベースがメロディを弾きながらベースラインも感じさせながらチャップリンの「Smile」。ベースソロの間、、ずっと口がとんがって真剣な表情。ヴォーカルに渡すタイミングもすっごく難しそうで、、すがるようなアイコンタクトがたまりません。笑
ヴォーカルが、わかってるような気がついてないようなつれない態度で これもたまりません。爆
2人がリスペクトしているノーマ・ウィンストンの「Song Of Life」。試行錯誤して仕上げた曲はヴォーカルの飛翔感たっぷり。妖艶な「Satin Doll」。艶っぽく「Beautiful love」。難関曲が無事終わった開放感?で、のびのび、スキャットも好調。矢野顕子の「Prayer」もストレートに心に届く。エキゾチックな「Caravan 」。と、、この後?ベースとボーカルの並走のある曲(タイトル失念m(_ _)m)が、クールでカッコ良かった。最後は私も大好きな「The Nearness Of You」。ふと、今年のお盆には新しい灯篭買うんだな、、って、思い、、涙が滲みました。
ベースとヴォーカルが阿吽の呼吸で寄り添って素敵なひとときでしたわ。


野沢美穂トリオ@カワイコモドホール

野沢美穂(p) 文河潤(b) 菅原亮介(ds)

急いで、カワイコモドホールに入ると、美しいピアノが鳴り響いています。もう、ワンフレーズでうっとり、歌心あるベースソロ、煌めくピアノに優しい彩りをつけるドラム。
インテリジェンスがあって一瞬で別世界に誘う丁寧な演奏。好きな「Lush Life」のクールな演奏に暑さがクールダウン。
ええと、放送事故的なものもありましたが、それはそれで、、慌てぶりが可愛らしかったです!
曲を推薦しただけあって震えがくるほど素敵なベースソロから始まった「 Angel Eyes」、ブルージーな魅力を湛えたかっこいい演奏。そして、ピアニストの赤城ケイ氏の演奏で気に入って弾いてみたくなったという「 I'm Old Fashioned」。アップテンポに軽快で切れ味よく飛ばしていきます。3人で一心不乱の快走♪ 
そして、驚いたのがワーズワースの詩「水仙」にインスパイアされたオリジナル曲は、演奏の前に美穂さまの「水仙」の朗読から。日本語、英語、そして演奏。。やわらかな光溢れる感じの素敵なオリジナルです。
さすが?美穂さま、英語の朗読の方がスラスラな感じ。。


と、後ろ髪ひかれなが東堀をジャズフラッシュ目指します。
続きは、また。。

んじゃ、退散♪

2016年7月20日 (水)

夏の新潟ジャズストリート 1日目 後半戦 !

ここからの続きです。
西堀の交差点を渡って、古町通へ。
本当は、ここで腹ごしらえするつもりだったんだけど。。
「今日は、ケーキやってません」、、って、言われてライブ聴くだけにすることにした。腹減った。。。(T . T)

新潟(若)楽団+(vo)@喫茶マキ

若松孝(ts) 楠直孝(p) 土田耕一(b) 新谷芳勇(ds) 土屋由紀(vo)

私の好きなジャズディーバーの一人、土屋由紀姫が参加しているユニットです。
若松テナーは貫禄のある音って言い方がぴったりなテナーサックス奏者。すっごく元気なドラムと力強いベース、そして流麗なピアノにのってスィング♪ 由紀姫のお歌にも小粋にオブリガードを入れてきます。途中一度、ドラムとのバース交換で姫のマイクを乗っ取って自らスキャット返しした遊び心もたっぷりな大人のサックス。笑
いつもマイペースな姫との会話を大事にした歌心あふれるヴォーカル編が終わると、インストでトレーンの「Giant Steps」。アップテンポで難解な感じのアレンジを全員でぶっ飛ばして終了。やんや! 最後はヴォーカルが戻って楽しく終演。アンコールの声もあがりましたが、ここは時間厳守。急いでいたので、姫とはお話ずに。。

竹腰肇トリオ@コーヒーショップ器

島田博志(p) 平松徹也(b) 竹腰肇(ds)

今回で3回目。毎回、マニアックな曲とこれぞヨーロピアンジャズ!って演奏で私をメロメロにしてくれるバンド。お腹空いて死にそうだったので、ケーキを頼みました。助かった♪ ここは、リーダーのFacebookにセットリストがあがってます。助かった♪
島田ピアノは美しく感情たっぷりな叙情的な表現力豊か、平松ベースは柔らかくメロディアスなベースライン、そして、バンドリーダーはスティックもブラシもとても美しい音色でご自身の好きな世界を彩っていきます!3人で目指す方向は一緒、お互いにリスペクトしているのも気持ち良い。器にちなんでジスモンチの「Cafe」ではじまり、「White Lady in the Window」、スタンダードの「Never Let Me Go」と凛として緊張感のある曲がつづく。ヴィンス・メンドーサの「Esperanca」でホッと一息。アレンジはピーター・アースキントリオだそうで、このトリオにぴったりなものを探してきますよね。エリントン縛りは優雅に「Prelude to a Kiss 」。ここまで、美しく比較的ひんやりした演奏でしたが「Music Prayer for Peace 」は、3人で次第にヒートアップするパッションあふれる火花散る演奏に。おぉぉ!!会場も熱く燃えました♪ 評判上々でござった!もっとお話したかったんだけど、もう一つ聞く予定だったので、後ろ髪ひかれながら、、。

リーダーのFacebookより。
Cafe (Egberto Gismonti,arrenged by Stefano Battaglia Trio)
White Lady in the Window (Jeanette Lindstrom)
Never Let Me Go (Ray Evans,arrenged by Helen Sung)
Esperanca (Vince Mendoza,arrenged by Peter Erskine Trio)
Prelude to a Kiss (Duke Ellington)
Music Prayer for Peace (Phil Perry,arrenged by Steve Kuhn)


Pearl band with 楠直孝@ A7

Pearl(vo) 楠直孝(p) 五十嵐誠(b) 佐藤龍哉(ds)

珠子さまの多才ぶりは周知のことですが、、そこに楠ピアノが加わるとめっちゃ華やか豪華なサウンドに。
ドラマチックなピアノソロから入った華やかなインスト「Satin Doll」。低音の響き、安定したスティックワーク、安心のリズム陣♪ ヴォーカルのPearlさまこと長谷川珠子さまが入ってパール・ワールドが始まります。デュワデュワ~デュワデュワ~と「スウィングしなけりゃ意味がない~♪」とデュワデュワ~♪ 続いてはしっとりと「After You've Gone」。不思議に揺らぐ声がミステリアスなムードになります。その後もボサやシャンソンと色々な世界に場面が展開していきます。シャンソンって味わいありますよね。
Pearlさまは、ポピュラーソングにも造詣が深い。マスターからのリクエストはカーペンターズの「愛のプレリュード」。わぉ、泣けるな。最後はど迫力ある「キャラバン」。
アンコールもマスターリクエストでビートルズ曲「Here, there and everywhere」、華麗なピアノさばきでございましたね♪

と、メンバーへのご挨拶もそこそこに、、シンデレラのように階段を駆け下りたのでありました。。
1日目が終わったね。。

んじゃ、退散♪

2016年7月19日 (火)

夏の新潟ジャズストリート 1日目 前半戦。。

前々日、突然体調が悪くなり、しんどい金曜日だったので参加は難しいかな?
って、感じでしたので、、参加は3時過ぎくらいからになってしましました。

中丸voice quintette@ジャズフラッシュ(2nd)

辻恭子(vo) 中野恭子(fl) 中丸雅史(p) 辻啓介(b) 西尾研一(ds)

去年は「中丸voice quartet」だったよな。。?って、思いながら2セット目の入れ替えタイミングでカウンター席ゲット♪ここに座るとホッとする。。
中丸ピアノトリオとつじきゅんのヴォイスが、原曲のイメージを大事にしながらメンバーと絡んでいくスタイルで超楽しみだったんだけど、今年からは女性フルーティストが入ってた。1曲めからダニ&デボラの「フォホー ブラジル」。男女ペアで踊るフォホーの?曲。早いテンポでのスキャット?から気合が感じる。情熱的なリズムに全員が攻めの姿勢!かっこよすぎて、笑がとまらん!おなじみAfrican Fairy tales(Footprints)もフルートが妖艶に相槌うってダブル恭子の相乗効果は素晴らしい♪ アフリカテイストのトリオにミステリアスに挑みかかる。ピアノ、ベース、ドラムの感情の入り方も去年以上、素敵だ。月光のいたずらも艶っぽかった。十八番の「絶賛募集中♪」でなくて「Nearness of you」も色彩豊かになりましたね。再び、チャレンジャーにダニ・デボラの「Quiet Little Lady」。ヴォイスとドラムのバース交換も決まって盛り上がった!
アンコールは「おーらーれー」ではなくて、「スペイン」。残りの体力で粉骨砕身!
果たして、中丸ピアノのPCが壊れてしまいました。。

Take Off+1@エジンバラ(新潟オークラホテル)

今タクオ(ts,ss) うめききよお(g) 田中学(b)

山形の今サックスとうめききよおギターは、珍しいデュオユニットTake Offをつくっている。そこに福島の田中ベースが加わったトリオ。ウッディなオーセンティックなバーにぴったりのサウンド。ソロも素晴らしい安定のベースがボトムをしっかり支えて、深い色合いのテナーサックスを飴色のギターの音色で大人の為の大人の音楽。選曲も「On Green Dolphin Street」や「イパネマの娘」と選曲もはずしません。でも、エリントン縛りがエリントン&トレーンの「Angelica」というところが今サックスらしい!久しぶりに聴きましたよ♪
その後も「Body & Soul」、「Stella by Starlight」と、最後まで大人の選曲で丁寧で美しい音色の演奏でした。最後のマイルスの「So What」がダークでスリリングな感じが3人でかっこよかったです!

新潟Yossy BigBand@市民プラザ


(sax) yossy 南雲麻美 渡邉勇人 大脇裕一 佐藤隆雄
(tp) 峰崎芳樹 福谷誉樹 穂苅良雄 梅山英行
(tb) 乳久保研志 Mark Marine 宮嵜伸一 小見山豊一
佐藤文孝(p) 福田伸也(g) 藤島博幸(b) 本間克範(ds) RENA(vo)


リーダーyossy氏が率いるビッグバンド。新潟のミュージシャンと東京や他県のミュージシャンの混成バンドです。華やかで厚いサウンドで難解な曲に積極的に挑戦。毎回、歌姫レナさまが入ります。大きな舞台で大編成の中で渾身の演奏している本間ドラマーの演奏に心奪われます。バンドは一心同体だけど、ドラムはドラム対バンドメンバーみたいなところもあるので、実力発揮です♪
ええと、、ビッグバンドの演奏曲も知らないものが多いのですが、ここのMCもなんかよくわかんないMCで聞いたんだけど、わかんなかった。笑
冒頭が秋に一緒に演奏するエリック・マリエンサルの曲、、とか、、言ってたきがするんですが。。バディリッチBB「 In A Mellow Tone」、ボブ・ミンツアーBBの「Computer」、ナドナド、、。m(_ _)m  当然ですが、各曲でソロが披露されアンサブルと一緒に個人の演奏も楽しめます。
印象的だったのは、リーダーフィーチャーされたバラッド曲。ヨッシーさまって、演奏の隅々まで関西の人って感じがしますよね。
バンドは全編でパワフルで疾走感があって 大編成の圧倒的な華やかさを見せつけました。
そして、私的には、「I've Got the World on a String」でユーモアたっぷりに現れたヴォーカルレナ姫のBBをバックに堂々とした歌いっぷりやバンドとの掛け合い、アルトサックスの南雲麻美さまの男性陣と対等な吹きっぷりとソロパフォーマンスに気持ちもおっきくなって終了! 笑
でも、時間を全く守る気配がなくて、終わりは随分押せ押せで、、私の気持ちも押せ押せでした。。


と、1日目も途中ですが、、時間切れ。
つづく〜

んじゃ、退散♪

2016年7月17日 (日)

海の日の連休に『フィンランドジャズのコンピ』は如何かな?

『-Joy with Moomin-真昼のジャズSunshine of Finland』
『-Joy with Moomin-白夜のジャズ Midnight Sun of Finland』

去年のクリスマスシーズンに「-Joy with Moominシリーズ」のジャズのクリスマスアルバム『-Joy with Moomin- Christmas meets JAZZ / Kazumi Tateishi Trio』を聴きました。
企画物だと侮っていたら、なかなかハイレベルなクリスマスアルバムで大変に反省をいたしました。演奏は日本の方々でした。
今回は、まさにムーミンの住むフィンランドで活躍するジャズミュージシャンのコンピレーションです。
ジャケットの金と銀が象徴するように「真昼」「白夜」のキーワードがタイトルに入ってます!

★『-Joy with Moomin-真昼のジャズSunshine of Finland』★

Sunshine


日照時間の短い国フィンランドの人たちが太陽の光をとても大切に思い、短いけど美しい夏を思いっきり楽しむ風景を念頭においた明るく自由なイメージでまとめあげた真昼版。

いけいけで踊りだしたくなるThe Five Corners Quintetの演奏に思わず腰が浮く。笑
日本でも知名度が上がってきたピアニストIiro Rantala作「Happy Hippo」って、ムーミンのこと??明るく軽快爽やかな男女のヴォーカルユニットQuintessenceなど、比較的オーソドックスなものから個性的なものまで多種多様。ライナーには詳細な説明があります。
かっこいいトランペッターののJukka Eskolaの演奏とEmma Salokoski Trioの「Mas Que Nada」がお気に入り♪明るくダンサンブルなジャズが並びました。

1 Lighthouse / The Five Corners Quintet
2 Happy Hippo / Iiro Rantala String Trio
3 Easy Diggin' / The Five Corners Quintet
4 Deeper And Deeper / Quintessence
5 Confirmation / Iiro Rantala New Trio
6 The More I See You / Teddy's West Coasters
7 Uusi Päivä / Markku Lepistö
8 Joy Spring / Milo & Moses
9 Jova / Jukka Eskola
10 Empty Fruits / Dalindeo
11 Mas Que Nada / Emma Salokoski Trio
12 Seven Step To Heaven / Jaska Lukkarinen Trio
13 Askaa! / Teddy Rok Seven
14 This Could Be The Start Of Something / The Five Corners Quintet

★『-Joy with Moomin-白夜のジャズ Midnight Sun of Finland』★

Midnight_sun


北欧の夏の風物詩といえば白夜。神秘的な白夜…静謐な夜をイメージしたしっとりとひそやかな演奏を集めた陰影のある優しい演奏が並びました。

いつも元気なThe Five Corners QuintetもJazzgangstersもちょっと影がある演奏。
Turgan Trioの「Alone Again」をはじめ シンガーソングライターTuomoの「Make Me」、パワーメタルバンドのベーシストLauri Porra「 Iltatuuli 」のなどそっと寄り添ってくれる感じの演奏が続きます。MiriaM. & Bandのアカペラ「Both Sides Now」心に沁みる。Verneri Pohjola QuartetもNiklas Winter, Teemu Viinikainenもツボすぎましたね♪
北欧の美しい自然と素朴なメロディにつながる演奏が並びました。


1 Over the Rainbow / Iiro Rantala String Trio
2 Finlandia / Jukka Perko & Iiro Rantala
3 Hot Rod / The Five Corners Quintet
4 A Night In Tunisia / Jazzgangsters
5 Alone Again (Naturally) / Turgan Trio
6 Make Me / Tuomo
7 Iltatuuli / Lauri Porra
8 If I Should Lose You / Severi Pyysalo & The Mokners
9 Four On Six / Milo & Moses
10 Both Sides Now / MiriaM. & Band
11 Hyperballad / Verneri Pohjola Quartet
12 Blue Cycles / The Five Corners Quintet
13 Blue Monk / Niklas Winter, Teemu Viinikainen
14 All You Need Is Love / Iiro Rantala

今日のおまけ。
フィンランドの白夜を撮影した映像と音楽のコラボ。


2枚揃えて、昼に夜に活躍させてくださいね!

んじゃ、退散♪

2016年7月16日 (土)

今日と明日は「第28回新潟ジャズストリート」が開催されます!

第28回新潟ジャズストリート @ 7/16(土)7/17(日)
  ~デューク・エリントン・メモリアル~

Njs28


今日と明日は「第28回新潟ジャズストリート」です。

各日1000円のフリーパスチケットで音楽三昧です!
中学生以下は無料ですよ♪

「新潟ジャズストリートHP」

7月の10日には無事にプレイベントも終えています♪

無料会場もあり、新潟の街中は音楽があふれます。
ゆったり、のんびり好きなミュージシャンを聴くのも愉しい!
綿密に計画を練って各会場をはしごするのも愉しい!!
普段、敷居が高いとおもっているライブハウスでのジャスライブだってたくさん聴けちゃいます!!!
生ジャズ体験のはじめの一歩にもぜひどうぞ♪

「タイムスケジュール」

私は、次第に遠方からの知り合いのミュージシャンのライブが多くなってきまして。。
制限時間内で行きたところを全部回るのは難しい状況となっています。
これを、嬉しい悲鳴というのでありまするね♪
未だ、計画を練っておる最中ですが、、今日は昼間の参加は難しそうです。。

音楽ファンの方、ぜひぜひ チケットをお買い求めくださいませ!

んじゃ、退散♪

2016年7月 9日 (土)

Miniatures / Glauco Venier

Miniatures

現在のNorma Winstone さまのグループのピアニストさまですね。
『Dance Without Answer / Norma Winstone 』にも参加で、来日にも一緒にいらっしゃいます。
ピアノソロなのですが、ご自身でパーカッション(金属系の音、ベルとか。。)もしています。
YouTubeを観るとオーバーダブというより、ピアノの周りに使用したい音をぐるりと並べてピアノの演奏と並行していろいろと音をだしてます。なので、リズムとかというより環境音楽的な使い方だとおもいます。達者な方だ。。

オープニングの「Ritual」、冒頭からベル?(多分、複数の細い金属の棒が触れ合う音)遠くでなるところから。選び抜かれたピアノ音と音の間が聴かせどころ。
静寂な空間はそのまま2曲目の「Tiziano's Painting」へ。最小限の音で奏でるメロディの哀愁あること。透明感とひんやりした感じは北欧のピアニストのようだけど、メロディの中にはイタリアの哀愁が潜んでいる。気がつくと3曲目、クラシックの曲「Asian Songs and Rhythms No. 40」も違和感なく静かに並ぶ。
少し、温度が高い曲もあるけれど、ひたすら澄んだピアノ音色にのせられた淡い情感が流れていく感じ。美しいオリジナル曲10曲の間にクラシックの曲を含むカーバー曲が配置されている。
それが、また美しくていいのですね。
彼がデュオのアルバムをだしているAlessandra Francoの「Gunam」。少し温度高めで叙情的で哀愁たっぷり。
「Madiba」とか、なんの音なんだろう?っておもいながら聴いていると、突然力強いピアノ演奏に…。一筋縄でいきません。1曲の中で選び抜かれた少ない音で音楽風景をがらりと変える「 The Temple - War - Litanies」。
時に力強い音も混ぜながら美しい演奏がたんたんと綴られて終演はGuillaume Du Fayの「Ce jour de l'an」。静かに幕は閉じられました。。

暑さと湿度でげんなりしているあなたに。風鈴が呼び起こすような涼やかな空間。
ノーマさまの選んだピアニストだけあって、美しさに長けています。
このアルバムでは一般的にジャズピアニストに求められる躍動感とかとは別世界に澄んでます。

1. Ritual
2. Tiziano's Painting
3. Asian Songs and Rhythms No. 40
4. Byzantine Icon
5. Serenity
6. Abstractio
7. Prayer
8. Gunam
9. Madiba
10. The Temple - War - Litanies
11. Krunk
12. Ave Gloriosa Mater Salvatoris
13. Visible Spirit
14. Deep And Far
15. Ce jour de l'an

Glauco Venier (p,gongs,bells,metals)

今日のおまけ。
不思議な演奏風景を観てみてください。

相変わらず、夏に弱くて。。
このところのブログアップのアルバム系列を眺めてると、、すでに夏バテしている私ですね。。

んじゃ、退散♪

2016年7月 5日 (火)

Andando el Tiempo / Carla Bley / Andy Sheppard / Steve Swallow

Andando_el_tiempo

同じメンバーでECMから『Trios 』をリリースしたのが2013年の10月。その年のベスト10内に入りました。
今回も非常に落ち着いた濃密な内容で全曲カーラ・ブレイのオリジナル。
最初のスペイン語のタイトルの3曲は組曲になっていて、どうも内容は依存症から立ち直る過程?を音楽にした社会派な音楽のようです。

Andando el Tiempoの1部「Sin Fin」は、暗闇から現れるようなゆっくりしたピアノで始まる。
ひっそりと暗さを湛えた演奏で微妙なニュアンスはさすがの呼吸。後半テナーは熱を帯びアグレッシブに。2部「Potation De Guaya 」は、哀愁を感じるテナーフェドアウトすると硬質なピアノと叙情的ベースソロ。そして、ソプラノの哀愁が響く。3部「Camino Al Volver 」はピアノの低音とベースの単調なパターンがテナーの単音が繰り返される実験的な感じから。次第に少しづつ繋がって変わっていく感じの演奏。やはり、ストーリ性を感じる展開。
ギターのような歌心ある美しいベースソロから始まる「Saints Alive! 」。その歌心はそのままサックスのソロに引き継がれる。淡々と美しい演奏。
終演は「Naked Bridges / Diving Brides」。メンデルゾーンとジャズ詩人と呼ばれたポール・ヘインズにインスパイアされた曲だそうです。途中「結婚行進曲」のテーマがカーラからスワローにバトンタッチ?されるあたりは結構深い意味があったりして。笑

全編、ミステリアスな感じでダークな色調に統一されております。
基本的に『Trios 』と同じ方向で双子の兄弟のよう。
激しくやりとりするわけでもないのですが、微妙な部分での互いの呼吸がぴったり分かり合えてるところが素晴らしい!
湿度ある暑い夜のクールダウンにどうぞ。


Andando el Tiempo
 1. Sin Fin
 2. Potation De Guaya
 3. Camino Al Volver
4. Saints Alive!
5. Naked Bridges / Diving Brides

Carla Bley (p)
Andy Sheppard (ts, ss)
Steve Swallow (el-b)

今日のおまけ。

んじゃ、退散♪

2016年7月 2日 (土)

夏はこれから…『duo / Ichiko Hashimoto & Yoshiro Nakamura』

duo / Ichiko Hashimoto & Yoshiro Nakamura

Duo

ジャズピアニスト橋本一子は、私のジャズ友だちの憧れの女性なので彼のライブ報告などで今どんなサウンドかは多少わかってるつもりだったのですが、ここでは、、ジャズピアニストの原点を時々匂わせながら、、たんたんとした美しい響きを大事にした弾き語りが素晴らしい。絹のようにスムースで伸びやかな歌声と澄んだピアノのフレージングでとても爽やか。
そして、日本のボサノヴァ・シーンの牽引者である中村善郎の甘く気だるい歌声と滑らかなギター…魅惑的でリラクセーションたっぷり。

オープナーは、おなじみの「彼女はカリオカ」は息のあったユニゾンから。湿度の高い日本をポンと脱出してリオデジャネイロへ。洗練された「無意味な風景」、陽炎のように儚い橋本の歌声。
「喜びのサンバ」中村の乱れなきバチーダの技。中村の歌声にうっとりの「Fotografia」。
スティービーワンダーのラブソング「My Cherie Amour」もまるでボサノヴァのオリジナルのよう。私的白眉。
ピアノがひたすら美しい「Luiza」。ピアノの伴奏で歌う中村。ピアノとギターのデュオ。本当に相性の良い2人。「あなたと私」は2人でスキャットで仲良く遊ぶ。
セルジオ・メンディスの名曲「So Many Stars」、ロマンチシズム溢れる演奏。
軽やかで夢のある「Horizonte~地平線」は 中村オリジナル。
洒脱な「サマー・サンバ」。フェンダーローズの音色がお似合いです♪
終演は、橋本オリジナル「Sonho de Vento~風の夢」。ポトトガル語と日本語の歌詞が交互にくる歌詞。日本語の抑揚が風の音のようで違和感なく美しくまとめられています。すごい才能だな。。

ボサノヴァを基調に多彩な彩りをかんじる極上の空間。
2人にしかなし得ない洒脱なサウンド。蒸し暑さを忘れて心も体も自由になれる1枚です!

1. Ela e Carioca
2. Inutil Paisagem
3. Eu Quero Um Samba
4. Fotografia
5. My Cherie Amour
6. Luiza
7. Voce e Eu
8. So Many Stars
9. Horizonte~地平線
10. So Nice-Samba de Verao
11. Sonho de Vento~風の夢

橋本一子 (vo,p,fender rhodes #10)
中村善郎 (vo,g)

今日のおまけは、アルバムから2人のオリジナルのメドレー?

んじゃ、退散♪

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