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2014年12月 3日 (水)

Hamburg '72 / Keith Jarrett / Charlie Haden / Paul Motian

Hamburg__72

嵐だ。
雪こそ降らなかったけど、強い風と時折叩き付けるように降る霰。
新潟も冬になったわけです。

またまた、ECMが時空を超えて、、でっかい爆弾を投下しました。
キース・ジャレットの「アメリカン・カルテット」のデューイ・レッドマンを除く3人の1972年のハンブルクでのライブ。40年の時を超えてマンスフレッド・アイヒャーの洗礼を受け私たちの元へ。

オープナーRainbowは端麗なピアノから。この瞬間から私たちは時の旅人です。
亡きヘイデンのベースは重厚、モチアンのドラムの繊細な音。一体となって進む後半でのアグレッシブなキースは叫び声もあがる好調さ。
拍手とともにはじまるEverything That Lives Laments、何処か神がかったベースソロに続く、キースのフルートとパーカッションで民族的宗教儀式の雰囲気。中盤からピアノに代わり期待感の高まりで拍手したくなるのは40前も一緒。
Piece For Ornetteは、オーネットコールマンに捧げた曲だと思うのですが、キースは、アヴァンギャルドにソプラノサックスを。これが、なかなかうまくて、モチアンの煽りも、ヘイデンのベースもガンガン押します。
Take Me Back、キースの芯にあった(ある)フォークやロックやゴスペル等が混合して表にでたダイナミックに熱い演奏。
勢いのあるまま進むLife, Dance。かなり自由度の高い演奏の中ヘイデンのベースが印象的。
終演はチェ・ゲバラに捧げたSong For Che。朗読するがごとくのヘイデンのベースソロ、霰が地面に叩き付けられるようなモチアンの音造り。サックスで登場のキースの咆哮。降霊術のような不思議な空間から現れ出るキースのピアノは光り輝く神のよう。崇高な光の海。再び、モチアンとヘイデンの2人となり遠くに去っていく雰囲気で終演。

アンコールを求める満場の拍手で終わります。
きっと、この観客たちはその望みがかなったことでしょう。
しかし、私たちはどんなに願いのぞんでも、この再演を聴くことはできないわけです。
モチアン、ヘイデンのお二方のご冥福を再び祈らずにはいられません。

1. Rainbow
2. Everything That Lives Laments
3. Piece For Ornette
4. Take Me Back
5. Life, Dance
6. Song For Che

Keith Jarrett (p, fl, ss, perc)
Charlie Haden (b)
Paul Motian (ds, perc)

どうも、後出しじゃんけんみたいなリリースは ずるいと思ってしまいますが。。
でも、内容はかなり興奮するもの事実です。
リリースされてよかったですよね。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんにちは。新潟は大変な雪のようですが,慣れておられるので大丈夫ですかね。

そんな寒い雰囲気を一気に熱くするような演奏という瞬間もあれば,美的感覚に痺れる瞬間もあって,どっちもこのトリオの魅力だよねぇと言いたくなってしまいます。これはあと出しジャンケンと言われればその通りかもしれませんが,いいものはいいんですってことで,素晴らしい演奏でした。それにしても42年も経って出すなんて,Eicherも何を考えているのやら(苦笑)。

ということで,TBさせて頂きます。

suzuckさんこんにちはmonakaです。
なんかご無沙汰ですがお体回復されたでしょうか。ご自愛ください。
このアルバム、突然現れて忘れていたラブレターみたいな、今そう思ったけれど別の記事にしました。

閣下、いよいよ、冬になりました。
これは、強力でしたね。
端麗な美しさを期待するとびっくりしちゃいますよね。

若さと才能の爆発ですかね。
一粒にキースがぎゅぎゅっと詰まってました。

トラバありがとうございます。

ブラザー最中さま、、

ラヴレターですか。。
ちと、自分をさらけだしすごてませんか?笑

時々、こういう強力なアルバムを後だしじゃんけんのようにだしてくることについて、、
新譜を追いかけてる身としては 複雑な気分にもなります。

最初にすみません。間違ったブログをTBしました(消してくださいませ)。
意表を衝いたリリースですね。まさか、アトランティック時代のライヴが出るとは思いませんでした。そして、その完成度が驚くほど高いこと。
アイヒャーの編集がどの程度入っているのか、海賊盤のハンブルクを聴きたくなりました。
もっと二人の生前に一緒にやってほしかったですね。

kenさま、間違いトラバ消しました。

びっくりしましたね。
これからも、こういったびっくりな隠し球をだしてくるんでしょうね。
海賊版かあ。。聴きたいきもしますが、、そういう泥沼にもはまり込むのに抵抗はあります。。

生前にもっと一緒に、、ってのは、激しく同意いたしますが、それぞれ流れているのが人生なので。。

このミックスがアトランティック盤的だったらどうかなあ、とも思ったのですが、このECMリミックスもけっこう魅力的です。ECMが’70年代の音源を発掘発売するのは珍しいとは思いますが、今後も機会があれば、もっと紹介してほしいですね。

TBさせていただきます。

910さま、こんばんは!

専門家の910さまから、もっと紹介してほしい!との一一言で決りですね。
でも、散々悩んでベスト10からは除外いたしました。
素晴らしい奇跡の瞬間とでもいっていいような気もいたしますね。

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