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音楽で拡がる輪

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2014年7月

2014年7月12日 (土)

Last Dance / Keith Jarrett Charlie Haden

Last_dance

台風一過?ではないのだろうけど、なんだか、空が高く感じる今日。
昨晩は涼しいくらいでした。
高い空にたなびく雲。。その雲の上の人になってしまったチャーリーヘイデンと朋友キースとのデュオです。2007年の録音で『Jasmine』と同時期ということでした。
わたしは輸入版だったので、その辺の事情はよくわからないのですが、日本版だとその辺の敬意が詳しく書かれてたのでしょうか。。

ゆったりとはじまるMy Old Flame、やっぱりいいな。とても、、落ち着く、ほっとします。神経過敏で観客の物音でキレちゃうキースとは別人。
めちゃめちゃリラックスしたMy Ship。ヘイデンのバッキングがまるで相づちのよう。。Round Midnightはキースならではの粋な解釈。「Round Midnight?、Round Midnightかよ」って思う人をがっちり裏切ります。
アップテンポで饒舌な演奏を楽しむDance Of The Infidelsはアルバム中のスパイスのように。
再び、しっとりじっくりと相手を見つめるIt Might As Well Be Spring。楽しい会話がはずんでますね、Everything Happens To Me。優しく、柔らかくWhere Can I Go Without You。
気品に溢れるEvery Time We Say Goodbye。そして、、終演は、気持ちをかみしめるようにたんたんとGoodbye。わたしも心の中で、、そっと「さようなら」と。。。

最後まで、歩調をあわせて歩んだ2人でした。。
デュオは会話に例えられることがおおいのですが、聞き上手とはまさにチャーリーヘイデンのこと。
相手のフレーズやトーン、様子から様々なことに想いを馳せ、丁寧に気持ちを伝える。
そんな姿にどんな相手も心を開いて会話を楽しみたくなりますよね。キースも然り。
Last Danceは巷でいわれるような『Jasmine』の残りものではなく、双子のようなアルバムです。


1. My Old Flame
2. My Ship
3. Round Midnight
4. Dance Of The Infidels
5. It Might As Well Be Spring
6. Everything Happens To Me
7. Where Can I Go Without You
8. Every Time We Say Goodbye
9. Goodbye

Keith Jarrett (p)
Charlie Haden (b)


今朝、Twitterでチャーリーヘイデンがお亡くなりになったことに触れているつぶやきをみて、、とても驚きました。大変、悲しい。人の寿命は限りあることはわかっていながら、ヒーローが不滅だと信じるように、、大好きなアーティストも永遠に演奏活動するような気持ちになってるけど。。そんなことは幻想ですよね。
特に、わたくしはデュオが大好きなので彼のデュオの作品はたくさんもってます。
Keith Jarrett、Pat Metheny、Hank Jones、Kenny Barron、、ちょっとおもいつきだけでもたくさんのデュオが残ってます。本当に、ありがとうございました。m(_ _)m
どうか、どうか天国で安らかにお眠りください。

んじゃ、退散♪

2014年7月 7日 (月)

Down By The Salley Gardens / 西山 瞳 安ヵ川大樹

Down_by_the_salley_gardenss

梅雨はあまりはっきりしない新潟なのですが、今日は雨ですね。
柳の写真がが雨を連想させるピアノとベースのこのデュオがぴったりの今日この頃です。
ちなみに、新潟は柳都ともいいます。

しっとりとしたピアノ音色に誘われPescadoresがはじまる。ベースがかさなりやがてピチカートによる切々と歌うようなベースソロがはじまると胸がきゅんと痛む。そして、ピアノの返歌、すでに心奪われる。時がとまったようなSoftwind。美しく奏でられるメロディ。力強いバネで1音1音が入魂のベース。叙情的でエモーショナルな盛り上がり大きな広がりを持つHanagasa Ondo。裏表のない一体感ある演奏。ピアノソロも美しく哀愁が支配する Loca。

アイルランド民謡であるタイトル曲Down By The Salley Gardens。安ヵ川さまのベースのソロはいつも歌声が聴こえてくるよう。特に、アルコの時は彼の腕がそのまま弓になってしまったのではないか、と、思うほど、ベースと一体化してしまう。そして、ピアノと一緒に素朴なメロディに様々な想いをのせて届けてくれる。
瑞々しくも凛と背筋ののびたEpigraphのピアノ、饒舌に返すベース。
広がる広がるAlmaのおおらかな空間。Tairyo Utaikomiの、濃密、濃厚な空間も心をとらえて放さない。
終演は、Whisperingは、軽やかな印象で2人の会話が進みます。

ゆったりと時間がながれ、美しくしっとりとした情感がたっぷりのピアノと力強く情熱的なベースの会話は心落ち着く時間を約束してくれるとおもいます。
とっても、とっても親密な世界です。(*^^*)
1. Pescadores
2. Softwind
3. Hanagasa Ondo 花笠音頭
4. Loca
5. Down By The Salley Gardens
6. Epigraph
7. Alma
8. Tairyo Utaikomi 大漁唄い込み
9.Whispering

Hitomi Nishiyama (p)
Daiki Yasukagawa (b)

七夕には雨が似合う新潟でした。。
このデュオで10月13日に長岡の音食にいらっしゃるそうです。
長岡は行動範囲なんだけど、、連休の最後の日なんですね。。

んじゃ、退散♪

2014年7月 3日 (木)

Tales / Diego Barber Craig Taborn

夜光雲「あなたとお茶を・・・」(ジャズ批評179号)の三枚の1枚です。

Tales

スペインカナリア初頭出身のギターリストDiego BarberとECMからソロ、トリオと話題作が続いたアメリカのピアニストCraig Tabornのデュオ。バーバーはクラシックギターの高い技術を持ってジャズの世界に躍り出たギターリスト。強い熱意と自信はニューヨークで活躍する気鋭の共演者選びにも顕著に現れる。今回は鬼才ティーボーンをイメージした曲を用意し渾身の演奏にのぞむ。27分超えのオープナー Killian’s Mountainsからダークで硬質なティーボーンと密に重なり合い容赦ない呼応の連続は息をのむようなスリリングな世界。高速で正確無比なアルペジオを多用し互いのテンションを盛り上げて行く演奏は、緊張感溢れる即興的な世界。電光石火の2人の意思の疎通に稲妻が光り気魄に満ちている。終演のRicardo GallenによるIm Parkではクラシカルな響きを生かした流麗で華麗な演奏で美しく澄んだ世界で締めくくる。その落差も激しく春の嵐のような音楽たち。

1. Killian’s Mountains 
2. Cipres 
3. Eternal 7 
4. Im Park(To Diego Barber)

Diego Barber (g)
Craig Taborn (p)


ECMからのソロもトリオもわたし的にツボでした。
この人、怖いけど追いかけたくなるお1人です。
そして、その彼をデュオの相手に選ぶだけあって、Diego Barber も凄かったでーす。

んじゃ、退散♪

2014年7月 2日 (水)

El retratador / Masaki Hayashi Toru Nishijima

夜光雲「あなたとお茶を・・・」(ジャズ批評179号)の三枚の1枚です。

El_retratador

林 正樹、西嶋 徹ともに70年代生まれの2人は、10年前にデュオのアルバムをリリースし、その後もお互いの存在を感じながら互いの演奏活動を歩んで来た。そんな時の流れの中で自然に録音に至った2枚目のデュオ作品。レコーディング寸前にできたという林の耳雨〜終演の西嶋の西日まで共通の価値観を感じる2人の叙情的なオリジナルが9曲とAriel Ramírezの名曲Alfonsina y el mar。互いの言葉の奥の奥まで感じ取ろうとする繊細なやり取り。洗練された都会的な空間でありながら、里山の木漏れ日を感じる優しい演奏で奏でられた空間は柔らかな音色で疲れた心を和ませ、音の森林浴のように心のマッサージ効果抜群。小さな部屋に居ながら、豊かな自然と壮大な宇宙そしておおらかな時の流れを感じる空間は、2人の感性が解け合って生まれる心豊かで穏やかな音風景。芽吹きの季節大地にそそがれる静かな雨音のように心に優しく沁み込む音楽たち。


1. 耳雨
2. 褻の笛
3. El retratador
4. Alfonsina y el mar
5. mの問いかけ
6. Muro de stono
7. Orbit P
8. Folded wind
9. 残光
10. 西日

林 正樹 (p)
西嶋 徹 (b)

このアルバム、、なんだか、長い長い、数珠つなぎで手に入れたのです。
アルバムのアートワークもとても素敵で、思わず、検索してしまったほどでした。
ジャケットと内容ととてもマッチしたアルバムですよね。
そして、ヤーミンさまのライブのオープニングアクトとして、林さまのピアノを生で拝聴いたしました。
藤本さまとのデュオでも繊細な音使いで、それは悶絶な空間でした。
そこには、わたしの好きなアーティストさまや音楽のお仲間がたくさんいらしてて、、なんだか想い出深いライブとなりました。。
そして、絶対、いつか、、このデュオも生で聴きにいきたい。絶対、聴きに行くんだもん。
あ、、西嶋さまは、魚沼の音楽イベントの講師であられる。。
いつか、いつかと聴きたいライブが増えて行く。。

我が家では随分以前から、アジアのヒットラーと呼んでしましたが、、ついにあのバカやりましたね。
黙ってこのまま行けるとおもうなよ。。
んじゃ、退散♪

2014年7月 1日 (火)

Reverie at Schloss Elmau / Gwilym Simcock & Yuri Goloubev

夜光雲「あなたとお茶を・・・」(ジャズ批評179号)の三枚の1枚です。

Reverie_se

ロシア出身で伊太利在住のベーシストYuri Goloubevは、クラシックからジャズに転向したベーシストでその技量に定評があり名盤請負人と囁かれる。イギリス出身のGwilym Simcock は、ACTレーベルが認めた新世代ジャズピアニストの1人でめきめきと頭角を現しているピアニストの1人。シムコックがソロアルバムを録音した古城でのデュオ。幕開けから2人のオリジナルが厳格で優雅な古城の雰囲気にマッチ。静寂な空間に美しい音色のピアノと正確なピッチのベースの会話が続く。穏やかな曲調でも躍動感豊かな演奏に。2人で物語を語るような演奏にひたすら聴き入ってしまう。その心の高まりがわかっているようにゴロウベフの弓弾きが効果的に響きます。古城の大きな空間を生かした自然な響きとそこに相応しい格調ある演奏。呼応し合い超絶スリリングな演奏展開となっても余裕を感じる気品。芸術作品を観るような音楽たち。

1. Pastoral
2. Lost Romance
3. Shades Of Pleasure
4. Antics
5. A Joy Forever
6. Non-Schumann Lied
7. Flow
8. Vain Song
9. Reverie

Gwilym Simcock (p)
Yuri Goloubev (b)

ジャズ批評の五月分の掲載をあげてるので、この後も少し前のアルバムがつづきまーす。

と、、きな臭くなってきた日本!日本がんばれっ!!!!
んじゃ、退散♪

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