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音楽で拡がる輪

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2014年2月20日 (木)

and we met / 山口泰一郎  森泰人

And_we_met

年末の早朝の散歩の時に懐かしい匂いがした。
なんだと思う? それは、「薪ストーブ」の煙の匂い。
何処から流れてくるのか、辺りを見渡したのだけど。。それらしき場所がみあたらない。。
実家も建て替えてからは、薪ストーブの出番はなくなった。。
子どもの頃の想い出にしっかり染み付いてる薪が燃えるときの懐かしい匂い。

しばらくしてこの記憶も薄れそうなときに、散歩中に「ガタン」と大きな音がして、目がいった先。。 なんと、お家の横に薪が積み上げられている!そして、見上げたら、そこには懐かしいブリキの煙突が!思わずその場に佇んでしまいました。

懐くしさと誠実さを感じるアルバムをかけます。
長野に在住のピアニスト山口泰一郎氏とスウェーデン在住のベースの森泰人氏のデュオです。
ご縁があった2人が、還暦の記念に一緒に創り上げた「過去と現在と未来」を結ぶアルバム。
わたしも大好きな曲が並んでいます。

冒頭から清らかな調べでビルエヴァンスへの敬愛が伺えます。
硬質な音。リリカルで内省的なアプローチ。。心の中にemilyのメロディがなり始め、、消えそうになったときに、優しい王子様がベースで登場。音楽を通して心通う2人の会話がはじまります。少しづつお互いの心を覗き込むように。。
ベースからはじまるsweet and lovelyには、ジャズの懐かしい響きを強くかんじます。
ベースの王子様のエスコートによるエレガントなsomeday my prince will come。ピアノもきっと自分らしさを発揮なのじゃないかしら。丁寧で誠実な響きがほっとするsomeone loves me in somewhereはとってもジャジー。

ピアニストのオリジナル and we met。寡黙で屋台骨を支えるイメージのベースの饒舌なプレイ。呼応するピアノも快活。今、このときの悦びに満ちています。意気投合した2人で奏でられるin your own sweet way。デュオの最後は光と陰のstella by starlight。出会いと別れ。。ドラマチック。

終演はソロで奏でられるwhat a wonderful world。
誠実に丁寧に生きて行く…出会いと人々の優しさ・幸せをかみしめるように。

この大雪で軽井沢の周辺も大変だったのでしょうね。一緒に春を待ちたくなるアルバムでした。
ビル・エヴァンスも「You Must Believe in Spring」を残しましたよね。
わたしたちも、もうすぐ、やって来る春を待ちましょう。。

1. emily
2. sweet and lovely
3. someday my prince will come
4. someone loves me in somewhere
5. and we met
6. in your own sweet way
7. stella by starlight
8. what a wonderful world

山口泰一郎 (p)
森泰人 (b)

今も、このアルバムが録音されたときも、雪深い静けさは同じなのでしょうね。。
インターネットで出会いというと、あまり良い捉えられ方はしないのですが、、それは、一部の特殊な例なのかもしれませんよね。このアルバムもわたしとアルバムの出会いもインターネットなくして成り立ちませんでした。出会いはいつだって素晴らしいものなのだとおもいます。。

2人の知人のお父様の形見のベースで録音されたエピソードもこのアルバムならではとおもいました。ベースの森さまは、もうすぐ来日します。今回は、3月3日からはじまるTRIO’(トリオッ)の10周年ツアーでの来日です。
メンバーの福田重男氏のスケジュールにありました。詳しい事は、また、違う日に。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

suzuckさん
はじめまして、以前より楽しくブログ拝見させていただいております。

僕もand we met、大好きです(^_^)
都内のjazzのcdショップで働いておりますが、当アルバムひっそりとプュシュしています(笑)
日々色々なものを聴くことになりますが、このand we metはみそ汁のような暖かみと親しみやすさがあってお気に入りです。
あまりブログで紹介している方も見つからなかったので、ついついコメントしてしまいました!

これからも楽しくブログ拝見させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します(^_^)

ちゃん さま、、

コメントありがとうございます。m(_ _)m
わたしも 教えていただかなかったら 気がつかずに通り過ぎたアルバムだとおもいます。
恥ずかしながら、普段、ライトがあったっている場所ばかりに目が行ってしまいますので。。
派手さはありませんが、誠実で暖かみの溢れたアルバムですよね。それは、選曲からも伝わってくるとおもいます。
奇抜さを求めず、自分が大切にしてきた曲をならべたのだろうな。。と、おもいました。


そして、そういう気持ちに応える森さまも「男前」だと思います。

こんなわたしですので、、ちゃんさまのご期待に添えるとはおもえませんが、、
今後もよろしくお願いします。m(_ _)m

Suzuckさん、おはようございます。
ご報告があってこちらにコメントさせて頂きます。
僕のブログなんですが、YahooからGoogleへ引越を敢行しました。
タイトルも変えたりしてますが、これからは
http://musicpromenade.blogspot.jp/
のほうでぼちぼち更新していきます!

記事と関係ないコメントで失礼致しました。
といいつつも引き続き宜しくお願いします。

どうも、いろいろお世話になっています。

このアルバム、まさにSuzuckさんの言うところの「ビルエヴァンスへの敬愛」という感じですが、もはやジャズピアノの一角(それも多くの)を占めるようになっているので、このスタイルがひとつのジャンルかもしれません。繊細な2人のやり取りがなかなか心地良かったでした。まさに軽井沢の冬の中、暖房の効いたスタジオでの録音、という温度感が伝わってきます。

解説を読んだらアルバム1枚分3時間で録り終えたとか。このスケジュールで、これだけのものができたのはスゴいと思います。まだまだ世の中には聴くべきものが多いですね。

TBさせていただきます。

Suzuckシスター、こんにちはmonakaです。
バレンタインはオクサンのオネイサンともう一人となりましたが、結構ボリュームありますね。今日一つの半分をいただきながら、このアルバムの記事をかきました。
川口さんにはこちらからもお礼の気持ちを伝えたいと思います。
TBさせていただきます。

とっつぁんさま、、

ブログの移転おめでとうございます。
リンク張り直しておきました。
これからも、よろしくおねがいいたします。

こちらでも、Pat Metheny Unity Groupのトラバまってますね♪

910さま、、

2人のやりとり気持ちよかったですね。
そうそう、三時間という時間の制約が、かえって、、程よい緊張感で一期一会をうんでますかしら。
沢山のCDの中からであう事ができてよかったとおもいます。

トラバもありがとうございました。m(_ _)m

ブラザー最中さま。。

「山口さま」ですよね!
人の気持ちは繋がり合えるものだ、伝染して行くものだ、なんて、思いました。
ブラザーのお家のおめでたい行事も、、ぜひぜひ、、感染?したいです。

土日は、横浜に某ギターリスト(ロック)のライブにでかけまてました。
ちょっとっぴり、雪が残る横浜でした。

おはようございます。
今朝は、暖かいですね♪

きのう、「ジャズ批評」読みました♪
このアルバムも紹介されていましたね。
森さんの温かなベース、いいですよね♪ また ライブで聴きたいです。
「トリオ」のほうの ライブスケジュールも出ていましたが 金沢はありませんでした(T_T)

「MOMO」を 今日は聴こうかな(o^_^o)

Marlinさま。。

暖かいけど、いやーーなものが飛んでますよね。。

「ジャズ批評」読んでくださってどうもありがと♪

>このアルバムも紹介されていましたね。

編集部のディスク紹介のところですよね。
前回は、同じ場所に外山さまのアルバムがありましたよ。

森さま、、もうすぐ来日です。
いつも、毎回忙しい日程でちょっと心配になってしまいます。
トリオッは今回は金澤なかったですね。秋のツアーあるかな。。。

「MOMO」もいいですよね。
優しい森さまらしいメロディですね。

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