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音楽で拡がる輪

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2013年8月18日 (日)

A Little Simple Magic / Don Thompson Pat La Barbera

A_little_simple_magic

お盆休みがあった人も、なかった人も、
夏が大好きな人も、嫌いな人も、、
特別なことがあった人も、平凡に日常を過ごした人も、、、
猛暑の8月が半分以上過ぎたところで、ちょっと、一息つける心と体に優しい1枚。

Don Thompsonは達者なベース弾きで、エドビッカートとのデュオでもその饒舌ぶりに驚いちゃったけど、そこでも後ろ三曲はピアノなどしちゃってます。で、これが、また、巧かったりしちゃうのですが、ギターも弾いたようなきがするんだけど・・。今回は、ピアノに徹してます。へぇ、って、調べたら、バイブも弾くらしい、最近はピアノのことが多いようです。
今回は、ラ・バーベラ 3兄弟?の長男で、サックス奏者。因みに兄弟で次男のジョンがリーダー&アレンジのザ・ラ・バーベラ・ブラザース・ビッグバンドでも活動しています。(もうすぐバンドは初来日らしいです)

優しい笑顔と何気ない距離感、そんなジャケットの素敵な写真から想像通りの音に溢れてます。選曲を観ていただいて、「あレ?」って、思った曲だって、聴くと、「あレかぁ。。」って、感じ。

リリカルなピアノからはじまるHow Do You Say Auf Wiedersehen?、暖かな優しい音色でテナーが入る。それは、デュオでよくいわれる「会話」のように進んで行きます。
テンポの速い曲での饒舌な討論もあったりしますが、決してぶつかり合うことなく互いをよく知ったやりとり。今回のキーワード的な曲Violets For Your Furs にみせる、サックスの包容力とピアノのロマンティシズム。。二つの影が重なり合って名演だと思います。
空気が流れるように自然に始まるStranger In Paradiseをはじめ、肩に力のはいることなく、でも、全編歌心溢れるブローで、伸びやかに歌いあげる。
どの曲も自然体で、奇をてらうことなく、たんたんと演奏している。
サックスの表情豊かな語り口と、芳醇な音色、過剰に反応しすぎないピアノの反応で、和気あいあいとしながらも、手垢のついた曲たちがとても新鮮に感じる。
9,12はピアノソロとなっており、淡麗、華麗なピアノ演奏が美しい。
最後まで、王道のテナーを堪能でき、「仲良きことは素晴らしきかなぁ」、と、思ってしまう。
まさに、味わい深い1枚です。

遠慮とは違う長年のつきあいから生まれたのであろう、相手を思いやる節度と礼儀を感じるのはわたしだけではないと思います。
「特別なことなんて、何もないよ」、なんて言ってるようよな、くつろぎ感満載な演奏を聴いてると、、心に知らないうちにたまった澱のような微かな疲労感がサラサラととけていくよう。。

ぼんやりと独りで聴くのもいいのだけど、できたら、オレンジ色の灯りの中で大切な人との語らいの向こうに流れてるのだっていいと思うのでした。。しみじみ。。

 
1. How Do You Say Auf Wiedersehen?
2. Grand Fathers Waltz
3. Violets For Your Furs
4. Stranger In Paradise
5. If I'm Lucky
6. The Night Has A Thousand Eyes
7. I Guess I'll Have To Change My Plan
8. Greensleeves
9. I Didn't Know What Time It Was
10. Spring Can Really Hang You Up The Most
11. That's All
12. April Fool

Don Thompson (p)
Pat La Barbera (ts)

大人になると、長い休みって、なかなかとれなくなりますよね。
お盆を挟んで長期のお休みの方々も多かったと思います。
自分の時間が過ごせましたか?

あ、このアルバムは、秋に向かって、長い夜に備えるにもよいと思いますヨ。
んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

パットラバーベラは、学生のころエルビンのバンドで何回か来日したりして、よく聴いてましたしライブも何回か観たことある。コルトレーン系だけど、リーブマンほど捻くれてもおらず、グロスマンほど強烈な馬力があるわけでもなく、非常にバランスのとれた(悪く言えばちょっと大人しめの)テナーで、好感が持てたかなと。コピーもやりやすかった。ダンモ研のレギュラーバンド時代、この人も入ったエルビンのバンドの曲をレパートリーにしてた覚えがあります。今調べたらBrother JohnってアルバムのNecessary Evilって曲だな。

という人が最近はどうなってるのかは興味があります。マレーシアじゃ手に入らないけどね。
私も、もうそろそろ渋くピアノとのデュオができるような人間になりたいものです。

マレーシアに帰ったこやぎさま、、

>パットラバーベラは、学生のころエルビンのバンドで何回か来日したりして、よく聴いてましたしライブも何回か観たことある。

わぁ。。生き字引♪

>コルトレーン系だけど、リーブマンほど捻くれてもおらず、グロスマンほど強烈な馬力があるわけでもなく、非常にバランスのとれた(悪く言えばちょっと大人しめの)テナーで、好感が持てたかなと。

めちゃ、わかりやすいたとえですなぁ。
グロスマンに比べたらおとなしめだけど、Amazonでちょこっと試聴したら、Necessary Evilは結構とハードドライヴィングに駆け抜けてましたぜ。

>コピーもやりやすかった。ダンモ研のレギュラーバンド時代、この人も入ったエルビンのバンドの曲をレパートリーにしてた覚えがあります。今調べたらBrother JohnってアルバムのNecessary Evilって曲だな。

如何にもブロウするのに快適そうな曲調だったね♪

>という人が最近はどうなってるのかは興味があります。マレーシアじゃ手に入らないけどね。

はやく言えば、来日してる間に会社にでも送ってあげたのに。(貸すだけだけどさ)
って、日本には所属部署ってものがないのかな?

ええとね、デュオで相手がドントンプソンだし、ブちぎれてたりしないの。
でもね、ソロはそれなりにうねってたりするの。豪快に堂々と。
でもね、それを延々やるわけでもなく、気がつくと、ざっくりした脱力ぽい響きになってたりして、まぁ、「王者の風格」というか、「悠揚たるブローイング」、、(なんだソレって感じか?)だね。ずっとかけていてもまったく疲れないでーーす。

>私も、もうそろそろ渋くピアノとのデュオができるような人間になりたいものです。

え、、何時やるの。今でしょ。って、古いか。。(笑)
ジャズストの時にね、一段と味わいがでたなぁ、って、聴いてましたよ。
うまい下手だけではないのも、音楽だよねぇ。って、あるレベルがあっての話だけど。。
このまま、クアラルンプールの星で帰ってこなかったりして。(寂)
ボチボチやってみたら。テーマみっけて、テーマにそった曲集めてライブしてみたら。

デュオねぇ。。そういえば、明日フラッシュでピアノとサックスのデュオありますよ。
聴きにいきたいなぁ。。
しかし、、ジャズの世界も、アマチュア〜プロまで、演奏する人、ライブしたい人、、沢山いますよねぇ。新人もどんどん出てくるし、、基本死ぬまで引退はないし。。。
だけどジャズ人口減ってるから、そのうちに演奏する人の方が多くなるかもしれないねっ。

>Necessary Evilは結構とハードドライヴィングに駆け抜けてましたぜ。

確か夏の合宿のレギュラーバンドコンサートでやって、その後の九州演奏旅行では必ず一曲目に演奏してたんだよね。なんか勢いつけるのにいい曲でした。なんというか「早瀬のテーマ」(笑)。

>日本には所属部署ってものがないのかな?
所属部署もあるし、帰る家もある。一応(笑)。まあそのうち。

>ジャズストの時にね、一段と味わいがでたなぁ、って、聴いてましたよ。
おお、珍しく褒められた。いや、やはり人生経験が音楽をがつくるのですよ(苦笑)。
個人的にはもう少し味わいというものを出したいねえ。

>明日フラッシュでピアノとサックスのデュオ
これはお勧め。ピアノの片倉さんは今や日本を代表する女流ケニカー。浜崎さんはよく知らないけど、よいらしいですよ。

>そのうちに演奏する人の方が多くなるかもしれないねっ。
う~む。シャレにならないよね。ジャズだけじゃなく、ロックやポップスもそうなりつつあるかもしれない。この件は別途考えたいものがあります。

さて、これから乱入に行ってきます~


マレーシアのこやぎさま、、

どう?成功した?

>>Necessary Evilは結構とハードドライヴィングに駆け抜けてましたぜ。

>確か夏の合宿のレギュラーバンドコンサートでやって、その後の九州演奏旅行では必ず一曲目に演奏してたんだよね。なんか勢いつけるのにいい曲でした。なんというか「早瀬のテーマ」(笑)。

ですです。イケイケな感じです。
ちょっと、前のめりでゴ~♪

>>日本には所属部署ってものがないのかな?

>所属部署もあるし、帰る家もある。一応(笑)。まあそのうち。

わぁ。。そうだったんだぁ。知らなかったぁ。。(爆)

>>ジャズストの時にね、一段と味わいがでたなぁ、って、聴いてましたよ。

>おお、珍 しく褒められた。いや、やはり人生経験が音楽をがつくるのですよ(苦笑)。
個人的にはもう少し味わいというものを出したいねえ。

うーん。。いつも、褒めてるじゃん。つうか、褒めすぎ、って、噂あるんだけどね。
いいのだ、音楽っていいよねぇ。音楽のおかげで随分助けられてます。

>>明日フラッシュでピアノとサックスのデュオ

>これはお勧め。ピアノの片倉さんは今や日本を代表する女流ケニカー。浜崎さんはよく知らないけど、よいらしいですよ。

うーーん。やっぱり、ちょっといい加減な性格が滲み出てるよ。(笑)
って、デュオでしかも、サックスとピアノなんですよ。行きたい に決まってるじゃん・・。。
遠方より、親戚がお見舞いに来たんで、夕飯とか、、どうなるかと思ってましたが、、、
うふふ。。。。。
エリントンの曲にのせて、互いの感情・想いをぶつけ合って、一つになる。
やっぱ、巧い人は、音の大小のコントロールが上手だよね。
テナーはもちろん、ソプラノがよかったなぁ。

でもね、わたしの夏祭りは、、きっと、わたしはこれでおしまいだな。。

>>そのうちに演奏する人の方が多くなるかもしれないねっ。
>う~む。シャレにならないよね。ジャズだけじゃなく、ロックやポップスもそうなりつつあるかもしれない。この件は別途考えたいものがあります。

そうだねぇ。
確かに、どの分野、ジャンルもどんどんたまっていくよね。
日本社会の縮図だねぇ。。やっぱ、新しい人にも希望のある世界になるのでしょうか。。
ブランクあっても、昔取った杵柄、って 、感じで、、練習時間もたっぷりあったりして。。
そしたら、やはり、ライブしたくなりますよね。

>さて、これから乱入に行ってきます~

成果はいかがでしたか?
わたしも頑張らないとないとなー。。

ここ数ヶ月、古レコード+登山で皆様のBLOGも見ていなかったのですが、ちょいと覗くと、こんな懐かしい方々の新譜があろうとは!
パット・ラ・バーベラは昔から気になっていて、最近、シアトルでPMレーベルの旧譜を買って、まだ聴けていない!(聴かなくちゃ)
ドン・トンプソンはピアノとベースの両刀使いで、30年くらい前、随分SJ誌で取り上げられていましたね。確か、ジム・ホールとやってうたような記憶があります。もう二人ともお爺さんですね。ボクもお爺さんジュニアだからね。
ボーラーニの新譜を注文したところだけど、コレも欲しくなったねえ。

kenさま、、

>ここ数ヶ月、古レコード+登山で皆様のBLOGも見ていなかったのですが、ちょいと覗くと、こんな懐かしい方々の新譜があろうとは!

そうなんですよ。新譜だけでなくて、来日してたのです。

>パット・ラ・バーベラは昔から気になっていて、最近、シアトルでPMレーベルの旧譜を買って、まだ聴けていない!(聴かなくちゃ)

聴きやすい、ジェントルなだけでなくて、結構うねって、、朗々とブロウしてます。
でかいこやぎさまが仰ってるように、バランスの良い素敵なサックスです。
いつも、アクロバティックに吹き続けるサックス聴いてるんで、柔らかにきこえるけど、
実は、かなり強いと思います。

>ドン・トンプソンはピアノとベースの両刀使いで、30年くらい前、随分SJ誌で取り上げられていましたね。確か、ジム・ホールとやってうたような記憶があります。

うん。デスモンドの絡みで、ビッカート絡みで、ジムホール♪
昔ね、わたしもびっくりしたんだけど、、ギターもするのですよ。
そして、ヴァイヴもするんだって!これで、ドラムもできちゃったら、、独りでシアリングサウンド可能ですね。(笑)

>もう二人ともお爺さんですね。ボクもお爺さんジュニアだからね。

わたくしもです。はい。
kenさまは、しっかり、身体も頭も鍛えてらっしゃいますものね。
わたしみたいなのが、、危ないんだそうです。はい。

>ボーラーニの新譜を注文したところだけど、コレも欲しくなったねえ。

これね、、この反射能力だとね、、普通は情緒とか持ち込めないの。
でも、二人とも生まれ持った哀愁が土台にドドンとあるので、体育会系だけど、、
感情の盛り上がりもものすごいです。
わたしのリンク先では、話題にはならないと言うか、、なりにくい1枚なのですが、素敵なアルバムだと思います。。

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