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音楽で拡がる輪

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2013年6月 7日 (金)

Quercus / June Tabor Iain Ballamy Huw Warren

Quercus


夏に向かっているのはずなのですが、なぜか、空気がひんやりの新潟です。
雨が少し降って、、ちょっと、しっとりしたけど。。

英国のフォークシンガーJune Taborと、同国のサックスとピアノの2006年のライブ録音をかけます。
ECMらしいと言えばECMらしい…いろいろな垣根を越えて雲海のように果てしなく広がる音楽。

ジューン・テイバーは1970年代のデビュー以来、各方面とコラボレートした作品を送り出してきたそうな。何が気に入ったって、この声が気に入ってしまった。
イギリスの熱帯雨林に行くと、必ずお薦めされて、余計なお世話!って、思ってたのですが。。
これが、試聴したら頭に残ってしまって。。お買い上げななのです。はい。

少しくぐもった深みのある声を聴いているだけでもさざ波だった心が落ち着いてくる。
トラッドを中心にIain BallamyとHuw Warrenも曲を提供。

まずは、3曲トラッド。
センシティブなピアノ、ジェントルなサックス、味わい深くオーセンティックな佇まいを持つ歌、三者が融け合って心の奥深くに響く。ソロ、デュオ、トリオ、どの演奏もギミックなし。
型にはまったジャズではないけど、互いにインスパイヤーされながら音を積み重ね創りあげていく…。

ハウスマンの詩とイギリスの作曲家のThe Lads In Their Hundreds。たんたんとした歌も、インストも語り部のよう。TearesはHuw Warren作で、透徹な静謐なピアノソロ演奏。Near But Far Awayは Iain Ballamyの作曲でたなびく雲を思い浮かべ、郷愁がこみ上げてくる。

あぁ、、音楽は素敵だよね。。こうやって、互いの想いを共有していけるのだものね。

Brigg Fairはトラッドで、独唱。胸にずーんと来ます。ソプラノサックスがエモーショナルなWho Wants The Evening Rose。テンポ良いピアノとテナーのデュオを前後に配し、ヴォーカルの静寂な世界とのコントラストが面白いThis Is Always。三人で力強く登り詰めて行くA Tale From History (The Shooting)。最後の最後まで穏やかに時が流れていきます…All I Ask Of You。

わたしが無知だからかもしれないけど、、無国籍な感じで、無限に広がる、、まさにECM的マジック。
陰影ある存在感ある彼女歌にあわせるように二人の奏者が音を選ぶ、二人の演奏に刺激されて静かに歌う。インストだけの時はピアノとサッックスで、しっかり静かなジャズデュオなのもお気に入りの由縁かなぁ。。

神秘的な雰囲気さえ漂う1枚は夜風の鎮静作用にも似てる。
今日、嫌なことがあった人、今すぐ聴いて忘れましょう。
わたしが、このライブにいたらならば、、きっと、うとうとと、、眠ったでしょう。
うん。静かな眠りについたと思うのですね。(笑)

週末の疲れた身体と心にいかがでしょうか。。

June Tabor (vo)
Iain Ballamy (ts,ss)
Huw Warren (p)

1.Lassie Lie Near Me
2.Come Away Death
3.As I Roved Out
4.The Lads In Their Hundreds
5.Teares
6.Near But Far Away
7.Brigg Fair
8.Who Wants The Evening Rose
9.This Is Always
10.A Tale From History (The Shooting)
11.All I Ask Of You

はい、おまけ♪


サーシャさまこと、、Alex Sipiaginのアルバム2枚聞き比べ、って、思ったのだけど、、
予想外のご用事に、、ちょっとおあずけ。雑用の多い今日この頃。

このアルバムと「Atzko Kohashi meets Sebastiiaan Kapstein」聴きました。
お二方とも、静けさの中に強さを秘めた素敵な女性だと思ったよ。。。


んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

新人ではなくて、大御所を招いてECM流に録音してしまうあたり、ヨーロッパではECMは大きくなった老舗なんだなあ、ということを思わせます。

間奏のところで、ついECM的なジャズというかインプロヴィゼーションで盛り上がったりするのも、なかなかイケてます。

というより、全部追っかけやってなければ、たぶん出会うことのなかったアルバムですねえ。心にしみます。

TBさせていただきます。

910さま、、

>新人ではなくて、大御所を招いてECM流に録音してしまうあたり、ヨーロッパではECMは大きくなった老舗なんだなあ、ということを思わせます。

このユニットで、結構長くやってますよね。
とはいえ、、アマゾンのお節介がなければ買ってなかったわ。
しかも、あちらは、だいたい、試聴できちゃったりしますよね。

>間奏のところで、ついECM的なジャズというかインプロヴィゼーションで盛り上がったりするのも、なかなかイケてます。

うんうん。

>というより、全部追っかけやってなければ、たぶん出会うことのなかったアルバムですねえ。心にしみます。

凄いよねぇ。
宝物だよねぇ。910さま的ECMガイドブックをだしてくだされ。

>TBさせていただきます。

ありがとうございましたぁ。
そちらは、梅雨はどんな具合ですか?

どうもです。

>910さま的ECMガイドブックをだしてくだされ。

Webサイトならありますが、本の仕様にすらなってないので、このままで行くと思います。ガイドブックにもなってないかもですが...(笑)。いちおうレギュラー的に出たCD(LPだけのはないですが)は掲載されてますです。

http://jazz.txt-nifty.com/ecm/

>そちらは、梅雨はどんな具合ですか?

雨? なに、それ的状態で、ポツポツ来たのが今まで2-3回程度でした。夏の水不足が心配です。

910さま、、

>どうもです。

はいはい。

>>910さま的ECMガイドブックをだしてくだされ。
>Webサイトならありますが、本の仕様にすらなってないので、このままで行くと思います。ガイドブックにもなってないかもですが...(笑)。
>いちおうレギュラー的に出たCD(LPだけのはないですが)は掲載されてますです。

http://jazz.txt-nifty.com/ecm/

うんうん。
この情報量はすげぇです、感服いたしますです。

あのね、先日、「アルゼンチン音楽手帖」つうのを買いました。
たぶん、情報量って言うのは、ネットで検索した方があるのかもしれないのですが。。
でも、本になって、著者や編集者の意向にそってまとめられてると、なんとなく、頭に入りやすいなぁ。。って、思ったのです。
(操作されてるとも言えるけど。。)

キースの新譜はもちろんですが、、
La Notte/Ketil Bjornstad
Transylvanian Concert/Lucian Ban/Mat Maneri
Chants/Craig TabornTrio
この辺も、個人的にはツボでした。。


>雨? なに、それ的状態で、ポツポツ来たのが今まで2-3回程度でした。夏の水不足が心配です。

新潟はもともと梅雨がはっきりいたしませんが。。今日も爽やかな青空が広がってます。。
ちょっと、降ってよねぇ、、って、感じ。。
水不足にならないといいですよねぇ。。。。

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