2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

音楽で拡がる輪

« 雨と、雨と、、「アルゼンチン音楽手帖」。。 | トップページ | Tap / Pat Metheny »

2013年6月22日 (土)

La notte / Ketil Bjornstad


知ってました?
夏至がすぎちゃったんですよ。
一年で1番日の長い日をすぎると、次第に夜が長くなっていくわけです。
七夕も夏祭りもこれからだけど。。

Ketil Bjornstadは、ノルウェーはオスロ出身のピアニスト&コンポーザーです。
たっくさん、ECMからアルバムだしてるのですが、、
わたしが彼にタイトルをつけるならば、、「わたしと夜と静寂と」。。。って、ベタベタなものになります。(笑)
結構、エモーショナルな演奏もありますが、スィングするジャズの熱さとは違います。。

幕開け、深淵なる世界、意識の奥の奥の方からきこえてくるチェロとパーカッション、ピアノが加わるとともに、奏でられるメロディの重厚さと美しさにノックアウトです。深く、こころの溝をなぞるような弦の響き。。そこに重なる音の全てがぴたりとはまり、すとーんと、自分の心の中に落ちてしまいます。
2曲目はかなりポップでキャッチーなメロディで、厚みのあるバックに押されてAndy Sheppardが感情豊に吹き上げて、ギターが歪んだサウンドで力強さを加えます。シェパードの痛快アクションに思わず、のけぞったりしてね。マズールのおドラム、パーカッションがこれまた、のけぞります。はい。最後まで、ダイナミックな演奏。

と、チェロを中心に進んで行く3曲目はソプラノの響きが哀愁を帯びる。遠くに旅立ちたい異国情緒をかき立てられます。。
ピアノの音とマズールのパーカッションが静かで優しい4曲目、チェロの美しさ、優しさも加わって穏やかなひととき。ゆっくり、ゆっくり、、綺麗な音を集めたような5曲目。

全編穏やかなチェロの音色で始まる6曲目は後半最後の方で、アンデルセンのベースのピチカートと絡んで混沌とし始め、その余韻を持ったまま、アグレッシブなすげぇかっこいいアンデルセンのベースソロからはじまる7曲目へ続く、再び、沢山の音が重なってエキサイティングな演奏。ぐんぐんと引っ張って行くベースが印象的でかっこええのですが、ギターもかなり歪んで吠えます。しかも、かなり個性的なフレーシング。どうなんだろう?ジャズフェスの会場なんで、盛り上がったと思うんだけど、夜の音楽ファン的には「これじゃ寝られないだろう!」って、文句がつきそうです。(笑)

そんなわけで、終演はチェロとピアノがこころの静けさを求めて、遙かな旅立ち、、。。。

静と動がはっきりしてるのですが、真ん中を貫く美意識はまったくぶれないので、1間を聴き終えた時には、やはり、美しさと静けさに沈む1枚だと思います。。
やっぱり、お家で独りでゆっくり聴くのが1番なんだけど、、そういう環境ってなかなか、、難しいのかもしれませんね。。

タイトルが数字になっていて、なんとなく、恐ろしげな(笑)予感がしてしまったりするのですが、基本、いつもこんな感じです。
それに恐れることなく(笑)、チャレンジすると、風そよぐ白夜の風景につれてってもらえるかもしれません。

1.I
2.II
3.III
4.IV
5.V
6.VI
7.VII
8.VIII

Andy Sheppard (ts, ss)
Anja Lechner (cello)
Eivind Aarset (g, electronics)
Arild Andersen (b)
Marilyn Mazur (per, ds)
Ketil Bjornstad (p)

素敵な休日をお過ごしくださいね。

んじゃ、退散♪

La_notte


« 雨と、雨と、、「アルゼンチン音楽手帖」。。 | トップページ | Tap / Pat Metheny »

JAZZ(Far North )」カテゴリの記事

コメント

ケティル・ビヨルンスタの演奏は、今までは、ひたすら美しいピアノ、という感じだったんだけれども、今回はメンバーがメンバーなので一筋縄ではいかない感じが、また良かったりして。でも、ジャケットにはマンフレート・アイヒャーのプロデュースとは書かれてなくて「An ECM Production」と書かれているんですよね。まあ、こういう制作(持ち込みなのかな?)もアリということで、演奏には満足しています。

TBさせていただきます。

suzuckさん、こんにちはmonakaです。
このアルバムコンサートだからききごたえももりこまれていますが、彼の世界が連なって近年では一番好きなアルバムになりました。

910さま、、

>ケティル・ビヨルンスタの演奏は、今までは、ひたすら美しいピアノ、という感じだったんだけれども、今回はメンバーがメンバーなので一筋縄ではいかない感じが、また良かったりして。

はいはい。
そこが、今までの信者にどう受け取られるか。。


>でも、ジャケットにはマンフレート・アイヒャーのプロデュースとは書かれてなくて「An ECM Production」と書かれているんですよね。

どうなんでしょう。
でも、アイヒャーの美学からも外れてないと思うんですけど。。

>まあ、こういう制作(持ち込みなのかな?)もアリということで、演奏には満足しています。

そうなんですかねぇ。。
このアルバムは、わたしはなかなか気に入ってます。

>TBさせていただきます。

ありがとうございます。
お返事遅くなってすみません。。

最中さま、、

>suzuckさん、こんにちはmonakaです。

はいはい。

>このアルバムコンサートだからききごたえももりこまれています が、彼の世界が連なって近年では一番好きなアルバムになりました。

そう、ジャズフェスのライブ盤なんですよねぇ。
それも、びっくりなくらい、いい作品ですよねぇ。
かなり、エモーショナルな部分も含めて、気に入ってます。

なんだか、一段落ついたことがあって、、前に進むとはなんだろう、、と、思っております。
最中さまのタイトルは、実に意味深でありました。。

Suzuckさん,こんばんは。

これ,凄くいいですねぇ。Ketil Bjornstadのアルバムでも相当好きな部類に入れたくなります。まさしく「静と動がはっきりしてるのですが、真ん中を貫く美意識はまったくぶれない」と言い切ってよいアルバムでした。

このメンツで日本に来ること自体ありえないでしょうが,どういうステージングなのか凄く興味が湧いてしまいました。やはりいいメンツを揃えて,リーダーの哲学にぶれがなければいい演奏になるってことでしょうね。

ということで,TBさせて頂きます。

閣下、、

>Suzuckさん,こんばんは。

はいはい。

>これ,凄くいいですねぇ。Ketil Bjornstadのアルバムでも相当好きな部類に入れたくなります。まさしく「静と動がはっきりしてるのですが、真ん中を貫く美意識はまったくぶれない」と言い切ってよいアルバムでした。

そうなんですよね。
静寂な空間ばかりではないのですが、美意識がはっきりしているので、やはり、ひんやり美しいイメージだけが残りますよね。

>このメンツで日本に来ること自体ありえないでしょうが,どういうステージングなのか凄く興味が湧いてしまいました。やはりいいメンツを揃えて,リーダーの哲学にぶれがなければいい演奏になるってことでしょうね。

わぁ、、このメンバーで、って、難しいでしょうねぇ。。
お隣の国には何時か、、来るかもねぇ。
ラーシュダニエルソンも来てるものなぁ。。。。

しかし、連日の猛暑、、大変ですねぇ。
お見舞い申し上げます。
新潟も暑いのですが、そちらに比べると、、がまんできそうな、、気がしますです。。
って、がまんできないけど。(笑)


>ということで,TBさせて頂きます。

わたしも、トラバしました。m(_ _)m

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1501936/52135189

この記事へのトラックバック一覧です: La notte / Ketil Bjornstad:

» La Notte/Ketil Bjornstad [ジャズCDの個人ページBlog(ブログ)]
ECMレーベル新譜聴き2日目。奇しくも昨日は2200番、今日は2300番とキリ番 [続きを読む]

» 一歩一歩を確かめて歩む La notte / ketle Bjoronstad [JAZZ最中]
誰かが休みの時に聞くアルバムと言っているので今日はこれにしました。 ジャケットをみると1960年代のイメージで、ミケランジェロ・アントニーニの映画「La notte」からのイメージらしいですが、マルチェロ・マストロヤンニとジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティのこ...... [続きを読む]

» これぞECMみたいなメンツ,そして演奏。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
La Notte Ketil Bjørnstad (ECM) Ketil Bjørnstadの音楽と言えば静謐を絵で書いたような感じというか、淡い色使いの水彩画のような趣がある。ECMレーベルだから許 [続きを読む]

« 雨と、雨と、、「アルゼンチン音楽手帖」。。 | トップページ | Tap / Pat Metheny »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ