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音楽で拡がる輪

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2013年3月11日 (月)

Facing North / Claudio Filippini Trio


春をあれほど待ち望んでいたのに、、寂寥感を感じるのはなぜだろう。。
ちょっと、空虚な日々、、それでも、夜明けは速まり、黄昏時との距離は日々空いていく。

リビングの扉を開放するには、、まだ、、早い。
ちょっと、ほこりっぽいガラス越しぼんやり外を眺めながら聴くFacing North。

1,6,7,8以外はクラウディオのオリジナル。Cam Jazzレーベルのデビュー作The Enchanted Gardenが気に入り、トランペット&フリューゲル奏者Fulvio SigurtaとのデュオThrough the Journey は、ダークな語り口が気に入って夜光雲にものせました。
新作はベースはスウェーデンのPalle Danielsson。この何年か、何気にこのブログでは出動率が高い。去年は、ECMのアーカイブシリーズで。そして、ジョンテイラーとのパーマネントなバンドの他にお姉ちゃんMonica DominiqueとだしたTogethernessもギミックなしでとてもよかったのですわ。どんなに年月を経ても姉は姉、弟は弟、、姉弟って、いいな。
ドラムはフィンランドのOlavi Louhivuori。少し前までトーマススタンコのアルバムで叩いてたり、Mats Eilertsenのアルバムに居たり、ちょっとクールな感じで多彩な音を操りコントロールするドラマーです。

オープナーはマンシーニのNothing To Lose。ベースとゆったりと絡みながら訥々と進んで行く。パレダニエルソンのソロは、叙情豊かにくり広げらレ、ピアノもそれを後押しするようにシングルノートでリリカルに歌う。あぁ、、春の陽ざしにぴったり。。
少し強面なベースソロからはじまるScorpion Tail。冒頭のベースとドラムのダークな雰囲気をそのまま、ピアノのクールで少しアブストラクトで不安定な音でピリッとした緊張感漂う空間。タイトル曲Facing Northもパレダニエルソンのベースが活躍。ピアノと裏表で、陽に陰に縦横無尽の歌心。柔らかく歌うピアノも存在感あるベースに触発され躍動感ある演奏で自己主張。格上のミュージシャンに胸を借りる形と思いますが、異国情緒も漂う印象的な素敵な演奏になってると思います。
冒頭はアルコの波に身を任せるようで、ゆったり流れる時間が身体を浮遊させる。やがて視野は遠く360度。ブルージィに歌いながら気持ちを解放させて行くLandscape。
美しいシンバル音とクラシカルなピアノ、チェレスタで幻想的な空気を生み出すSonatinaはドラムとデュオ。抑制されたオラビィのドラムワークが痺れます。
ガーシュインのEmbraceable Youは気持ちをぶつけるようなソロでの演奏。

先日ブログにあげたHagar's Songのエンディングを飾ったGod Only Knows。甘いメロディと研ぎ澄まされたセンスを交互に配し、独自の世界を。
Adele21がリンク先で絶賛だったAdeleの切ない失恋ソングChasing Pavements。胸に秘めた情熱、想いが伝わらないもどかしい気持ち。。たんたんと素直に。メロディの持つ力がやがて3人の共通の想いに繋がり心に沁みる演奏に。
チェレスタも交え、繊細さと大胆さで、まるで心模様を語るようなSoaking And Floating。
最後は、三位一体となって走り抜けるModern Timesは熱く密度の濃い、エモーショナルな演奏で終了。

全部で50分程、リーダーのClaudio Filippiniはもちろん、Palle Danielsson、Olavi Louhivuoriが素敵。特に、Palle Danielssonはリーダーと紛うごとく八面六臂の活躍ですが、全然、嫌みになっていません。(きっぱり)

1. Nothing To Lose
2. Scorpion Tail
3. Facing North
4. Landscape
5. Sonatina
6. Embraceable You
7. God Only Knows
8. Chasing Pavements
9. Soaking And Floating
10. Modern Times

Claudio Filippini (p)
Palle Danielsson (b)
Olavi Louhivuori (ds)


Cam Jazzは、わたしたちが思う、ヨーロッパの香りが漂うピアノトリオがゾクゾクです。
コンテンポラリーによっていても、美しさを真ん中に持ったピアノトリオがつり上げられることが多く、、目が離せません。とか、、いいながら、年末にクリスマスフィーバーしている時に、、目を離した隙に、アレコレが痛かったなぁ。

今日は、震災から丁度2年でしたね。
あの日から時間が止まったままになっている方々皆さまに心からお祈り申し上げます。

本当の春が早く来ますように。
んじゃ、退散♪

Facing_north


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コメント

まだ届きません、、あぁ、聴きたいわーー

5月はクリポタさまとクラウディオみちゃいますか?わたくしはまだ迷い中です。

カノンさま、、

羨ましいなぁ。。(謎)

>まだ届きません、、あぁ、聴きたいわーー

これね、Enrico Zanisi より抽象的なところが少なくて、奇をてらったところもないし、とてもききやすいです。すぅーと、しみ込んできますね。
春とか、恋心とか、そういう甘さにも満ちているのですが、パレダニエルソンのベースの活躍で、ぐぅっと、ステージがあがってると思います。もちろん、ドラムも素敵ですよ。
カノンさまにも早く届きますように。。

>5月はクリポタさまとクラウディオみちゃいますか?わたくしはまだ迷い中です。

カノンさま、、この週間、、わたし的には凄すぎるんですよ。
クリポタはもちろん、、ボッソ&クラウディオ、、そして、ボラーニじゃん。。。
ぐたぐたに悩んでますよ。ぐたぐた。。。

>Suzuckさん

おひさしぶりです。お元気ですか。僕は、春がやってきて雑草散歩に大忙しです(笑

フィリッピーニは、ジャズ・コンベンションの「Sound Briefing」を聴いたときに、いいピアノだなぁと思って、CAM Jazzから出ている1枚目のリーダー作も聴いてみたのですが、そちらの方は、いいCDなんだけど、何となくしっくり来ないところがあるなぁという感じでした。へんなシールも付いているし(笑
でも、このアルバムは、最初の1音から、最後の1音まで、素晴らしかった。ヨーロッパ的なんだけど、観念的なところに陥らず、ちゃんと「情」が通っている。ほんとうに、これから楽しみな、いいピアニストですね。

ヨシカワさま、、

>>Suzuckさん

はいはい。
お返事、トラバ、、遅くなってすみません。

>おひさしぶりです。お元気ですか。僕は、春がやってきて雑草散歩に大忙しです(笑

うーーん。。「わたし」は元気です。
昨年の夏以降、、ちょっと、お庭の手入れがお粗末になって、、
ちょっと、花付きの悪い春を迎えてしまいましたが。。

>フィリッピーニは、ジャズ・コンベンションの「Sound Briefing」を聴いたときに、いいピアノだなぁと思って、CAM Jazzから出ている1枚目のリーダー作も聴いてみたのですが、そちらの方は、いいCDなんだけど、何となくしっくり来ないところがあるなぁという感じでした。へんなシールも付いているし(笑

そうなんですか。
そういえば、閣下も1枚目は却下って、感じだったなぁ。。
って、あのシール、、はじめてみたときにびっくりしました。
なぜにあんなに立派なシールがぁ。。って。、、

>でも、このアルバムは、最初の1音から、最後の1音まで、素晴らしかった。ヨーロッパ的なんだけど、観念的なところに陥らず、ちゃんと「情」が通っている。ほんとうに、これから楽しみな、いいピアニストですね。

クラウディオも素晴らしかったけど、パレダニエルソンが大変素晴らしかったです。
ソロも、凄くいい感じだった。。あそこまで素晴らしいソロを聴いたら、、やっぱ、がんばりますよねぇ。。

って、ボッソと一緒に来日しますね。
やっぱ、このメンバーでは、、来日しないかしらねぇ。。。

ありがとうございました。
自転車買おうか、、って、悩んでsます。はい。

Suzuckさん、こんにちは。毎度ご無沙汰しています。

こちらの記事を拝見して、穏やかな春を感じることができる作品の気がして聞いてみました。Filippiniは初めてだったんですが、歌心を大切にしていることが凄く良く演奏に表れていると思いました。なんだかEnricoさん系ともいっているお店もありましたが、あのコワモテなフレーバーははいってほしくない気も・・。

ともあれ、素晴らしく暖かみのある作品に出会いました。ありがとうございました。
というわけで、TBさせていただきます。

とっつぁんさま、、
お返事も、トラバも遅くなってしまってすみませんでした。

>Suzuckさん、こんにちは。毎度ご無沙汰しています。

いえいえ。。
こちらこそ、すみませんでした。

>こちらの記事を拝見して、穏やかな春を感じることができる作品の気がして聞いてみました。Filippiniは初めてだったんですが、歌心を大切にしていることが凄く良く演奏に表れていると思いました。

前作で も、書いたのですが,めちゃ技巧派みたいな感じではないのですよね。
でも、歌心もあるし、リラックスした美しいピアノトリオが聴けると思いました。

>なんだかEnricoさん系ともいっているお店もありましたが、あのコワモテなフレーバーははいってほしくない気も・・。

そういえば、、昔、、某女性ピアニストにもそんな冠がついていて、、うむ。。って、思ったことがありました。
本家エンリコさまは、、来日しますよねぇ。

>ともあれ、素晴らしく暖かみのある作品に出会いました。ありがとうございました。
というわけで、TBさせていただきます。

音楽の持つ景色は、演奏する人の心を映す水鏡のような感 じですよねぇ。
今月は、ボッソと来日しますよねぇ。。。
トラバ、、ありがと。ことらからもトラバいたしますねぇ。。
そちらへのコメントをもう少し待ってくださいね。m(_ _)m

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