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音楽で拡がる輪

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2012年9月 5日 (水)

Sky Dive / Mats Eilertsen


不思議なもので9月にはいって、日中は暑くても秋の気配をぐっと感じるようになりましたね。朝晩は、庭の虫の声も侘びしげにきこえるもんね。

Mats Eilertsenはノルウェーのベーシストです。
若いときから、ノルウェーでは人気のバンドのベースをしてたり、最近は、Tord Gustavsen Quartetや、JAZZCODEなど、わたしのお気に入りのアルバムでベース弾いてる。リーダー作やコリーダー作も結構あるんですね。たぶん、、日本であまり有名でないだけなんだけどね。

ノルウェーのジャズシーンはECMに代表されるような静寂、タイムレス、陰鬱、スペイシーなんてジャズばかりではありませんが、わたしのお気に入りのアルバムはそういう雰囲気のものが多く(笑)、「ノルウェー時間、ノルウェーの空気」などと叫んでおりました。
灰色の空間が頭に浮かぶんですよね。
寡黙、静寂、闇、、大自然の前に耐える人間が永遠と受け継いできた遺伝子みたいなものでしょうか。心の奥、深遠な世界に繋がってる感じがする。
実際、国土の多くは山岳で、、それは森とも違いフィヨルドからいきなり切り立つ岩山、それは絶景ですが、そこで暮らす厳しさはわたしの想像を遙かに超えるものだろうなぁ。

でも、まぁ、音楽は人の心の色と一緒で、、いろいろあるわけです。(笑)

ええとね、わたしが思うには、マッツの前作、「Elegy」は、陰鬱な感じで聴いてると暗く沈み込むような雰囲気だったのですが、このアルバムは随分軽く澄んだ空気を感じます。
かなり、雰囲気は違いますです。はい。
でも、その爽やかさの中にも、フィヨルドの谷を渡って来たひんやり感が漂う気がします。
全作、マッツのオリジナル曲。タイトル曲、Sky Diveもハバードの曲ではありません。

オープナーはギターの軽やかな音色ではじまるSplendor。やがて、さっと光が差し込むように透明感溢れるピアノが踊り出す、トーレの色彩も明るく、心和む柔らかさ。
Memento、低く強調されるリズム、心の奥に響き、しっかりしたタッチのピアノに心を奪われます。時折、はやいフレーズも入れながら1音1音がしっかりしたピアノ。ギター、サックスとつなぎ、反復しながら次第に極みに。トーレのメロディアスな歌い。
尺八のような深いゆれのトーレのサックスが印象的なBirds Perspective。ピアノとギターが溶け合うようにスペイシーな空間に浮かぶ。
敬虔な雰囲気を持つParachute Psalmは、マッツとAlexi Tuomarilaのデュオ。厳かに。
一転、風景が流れていくようなThe Pilots Choice。心象をたたみ掛けるような曲風、そこにぴったりはまったギターの疾走感あるソロ。大きく歌いあげるトーレ。

タイトル曲SkyDiveは、マッツのボーイングが印象的なはじまり。その響きの谷間でギター、サックス、ピアノがくるくる回りながら落ちていく感じ。。
ちょっと、ノイジーなギターの音ではじまるThe Voidは、少し空間を歪ませ、斜めに広げた感じ。今までの比較的明るく軽やかな感じを離れ歪んだ空間の隙間から、隠してた棘が。。ピアノの美しいソロからはいるEmbrace。優しさ、切なさ、、心の高まりを一気に弾ききってしまう力強さ。影のように添うベースライン。ピアノトリオなのですが、その美しさにうっとりと心を奪われます。そして、そのピアノトリオの牽引力そのまま、The Old Oak。トーレのサックスが大空に響き渡る、大地も一緒に歌っているような壮快、壮大なイメージで終了。

やはり、終わってみれば北欧慕情たっぷりですね♪
ベースが特別フューチャーされているわけではないと思うのですが、、
何度も聴くうちに、いいい場面に良いベースの音があることに気がつくのです。
全体を把握する能力、音楽を構成する能力、そして、優しい歌心。
そんなマッツが創りだした世界です。

1.Splendor
2.Memento
3.Birds Perspective
4.Parachute Psalm
5.The Pilots Choice
6.SkyDive
7.The Void
8.Embrace
9.The Old Oak

Tore Brunborg (sax)
Thomas T. Dahl (g)
Alexi Tuomarila (p, fender rhodes)
Olavi Louhivuori (ds)
Mats Eilertsen (b)

去年でたアルバムを今頃!と、お思いでしょうが、、
9月6日(木)、9月7日(金)と新宿 Pit Innに来るんですよ。

Mats Eilertsen “SkyDive”公演 - 北欧ジャズ現在進行形

サックスはトーレではなく、Fredrik Lundinですが、デンマークでとっても人気のある実力派だそうです。ライブ、、行きたい。。

んじゃ、退散♪

Skydive


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JAZZ(Far North )」カテゴリの記事

コメント

9日@晴れたら空に豆まいて 昼ライブありです。
こちらから夜は Pierrick Pedron へ移動です。すずっくさんもいらっしゃいませんか?

カノンさま、、

お久しぶりでございます。

>9日@晴れたら空に豆まいて 昼ライブありです。

おぉ、情報をどうもありがとうございます。
わたしのような、古い人間には、ピットインって聖地なんですわ。(笑)

>こちらから夜は Pierrick Pedron へ移動です。すずっくさんもいらっしゃいませんか?

おぉ。。
これまた旬から旬への渡り歩きですねぇ。
ACTのモンク集、良かったです。
これにもサインほしかったなぁ。
どっちも、行きたい。

しっかり、楽しんできてくださいね。
ありがとうございました。

スズックさん、こんにちはmonakaです。
今日明日はマッツの日本公演ですね。前売りを2枚買って一枚スズックさん様に持ってピットイン、本日7時半に待ってます。
実はオクサンが怪我をしていけないので、一人で行ってきます。
TBこちらからもさせていただきます。

ブラザー、、

やっぱり、お出かけでしたか。。

>スズックさん、こんにちはmonakaです。

はいはい。

>今日明日はマッツの日本公演ですね。前売りを2枚買って一枚スズックさん様に持ってピットイン、本日7時半に待ってます。

うん。
遭遇できたかもしれないのですが、、
残念ながら、家庭の事情で無理でした。(泪)

>実はオクサンが怪我をしていけないので、一人で行ってきます。

ブラザー、、
マッツは新譜持ってきてないでしょうか。。
もし、新譜があったら、わたしの分もかってください。
去年は、ブラザーが手に入れてから、暫く入手にかかった気がします。。
いいな。。今頃、腹ごしらえでしょう。。

>TBこちらからもさせていただきます。

ありがと。
マッツとピアノのデュオやるといいな。。

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9月4日に新宿ピット・インにトルド・グフタフセンのカルテットを見に行きましたが、そこでテナーを吹いていたのはトーレ・ブロンボルグ、ベースを弾いていたのがマッツ・アイレットセン、個の2人が入ったベースのマッツのアルバムを当日購入しました。 オスロ、レイン...... [続きを読む]

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