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音楽で拡がる輪

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2012年5月12日 (土)

Within a Song / John Abercrombie Quartet


大好きな利休梅。花の白さも潔いけど、葉っぱの緑が実に爽やか。
清く、爽やかは、わたしの理想。憧れちゃうのです。はい。
花もわたしもあれほどまでに開花を楽しみに待っていたのに。。先日の嵐であれよあれよと散ってしまいました。
世の中って、そんなもんだけど、、そりゃぁ。。むごいと言えばむごいものです。。。

ええと、これまた「なんで、古いジャズばかりを聴くの」,って、怒られそうなアルバムですが。。。(笑)
わたしの音楽人生を広げてくれた好きな人たちとなかなか縁は切れませんから。。
テなわけで、楽しみにしてたECMのアルバムWithin a Songがやって来た。。

オープナーは Where are You。実にロバーノらしいフレーズ連発で、落ち着いたムード、ダークな色合いだけど暖かな空間に一気に持ち込む。もう、うまいですよねぇ。伊達に歳くってないです。はい。
アバクロの柔らかなギターの音色で何処か寂しさの漂う素敵な演奏です。ジムホ翁好きなアバクロ的にはこの曲はロリンズの「橋」にある曲ナンダと思うけど、わたし的にはダンブロッシオ&バートンシーニのサイレントパッションのイメージに近い。寄り添い背中をそっとなでてくれる感じね。
Easy Readerは、どうもイージーライダーに触発されてつくったワルツ曲らしいのですが、あの映画のタイトルが持つワイルドなイメージと言うより映画を見終わったあとの何ともいえない割り切れない感情に近い表現ですか。。演奏は静かなのですが、ちょっと、ヒリッとする感覚。「橋」のWithout A Songが大好きでできたのがWithin A Song / Without A Song。あの楽しい躍動感あるWithout A Songからはじまって、しっかりしたリズム陣に支えられて、ロバーノ、アバクロとソロが快走。そしてドリューグレスのソロへとまわるんだけど、ジョイバロンがとても繊細且つ適音適所。
どうやら、わたしととっても趣味の合いそうなアバクロさまが、次に選んだ曲はマイルスはカインドオブブルーのFlamenco Sketches。瞑想的なこの曲を2人で同時進行していく感じは、静寂なムードの中にも緊張感が漂い流石な感じ。
Nick of Timeはクールな感じのアバクロのオリジナル。ギタートリオなので、比較的多めな空間で、一見静かに、結構、ノビノビ吹きまくってます。
オーネットコールマンのBlues Connotation。力強さ、ってより、比較的ユックリで知的なブルースに仕上がってる、ロバーノがめちゃ活躍してるんですが、やっぱ、ドラムが大変いいお仕事です。はい。4人で重なったときが、スリリングです。

今回、絶対買うぞ,って、思ったところのWise One。(笑)もう、冒頭のジョイバロンのふた叩きくらいで、買って良かった,って、感じですわ。あの本家でも印象的なルバート部分に痺れてね。アバクロのソロは、ジョイとのデュオだと思うのですが思索的で漂うようで、するすると心の迷宮に迷い込む。そして、ロバーノとアバクロの絡みは阿吽。最後はさだめを背負った男の後ろ姿です。はい。
やっぱり、大好きなジムホ翁絡みでエヴァンスのInterplay。あの思わず一緒に首を振りたくなるテーマで明るい感じなのですが、結構、エキサイティングな部分もあったりと。
最後も、やっぱり、、ジムホ翁絡みでSometime Ago。いい曲ですよね。どうか、素敵に歌いあげてください。って、拝んじゃう曲。軽い船酔いのような揺らぎがぴったりだわ。ロバーノもまぁ比較的あっさりで静かに終演。大人の恋の想い出って、感じ。。

大人になちゃった人たちに。

しかし、どうなんでしょう。
ECMでこのテの雰囲気は、少し反則な気もしますが。。
アルバムとしては、適度にECM的静寂さで「油抜き汗抜き」を保ちつつ、、
でも、それぞれの個性がばっちりでて、、主役2人は対等な感じで丁寧に絡み、
気がつけばうっとりと時間が過ぎる。。。

1. Where are You 
2. Easy Reader 
3. Within a Song /Without a Song 
4. Flamenco Sketches 
5. Nick of Time 
6. Blues Connotation 
7. Wise One 
8. Interplay 
9. Sometime Ago

John Abercrombie (g)
Joe Lovano (ts)
Drew Gress (b)
Joey Baron (ds)

キューンのWisteriaよりあとから気がついたアバクロのWithin a Songが先に来ました。
しかも、ヨーロッパからです。。。ぜぇ。。。
ええと、三つ子の魂100までも、、と、キューンとロバーノのMostly Coltraneは、恥ずかしながらコルトレーンが好きで、クレッセントが大好きなわたくしの愛聴盤です。
臭いだとか何とか言われるコルトレーンの曲ですが、わたしは好きなんだもん。特に、バラードね。。
でで、Mostly Coltraneはコルトレーン集なんですが、ロバーノの肩の力が抜けた力作(笑)です。
柔らかで軽いけど、深い。。その愛聴盤にいた主役のロバーノとキューンの二人がそれぞれ別なECMの新譜にいて、しかも、敢闘賞のドラム!ジョイバロンがどちらにも参加してるって、、なんだか細胞分裂みたいな感じです。はい。
ワンホーンのジョン・アバークロンビーのギタートリオって、思うと、、やっぱ、買わねば。
しかし、いいのかなぁ。。こんなんをおまけにはっつけて。。
YouTubeって、いまだに迷ってしまうことがあります。はい。

さて、、アバクロが尊敬するジムホ翁は、バロン&スコットコリーで来日します。。
彼も「新宿PIT INN」でライブですわ。
コープランドとのSpeak To Meもわたしはとても気に入ったので、前々回の夜光雲にのせちゃったのですわ。本とCDもってサインもらいたいっすわ。ほんとにさっ!まったくねぇ。。oz....

土曜日ですね。
明日は、連休に中止になったお出かけの予定がありますが、、なんだか、再びまわりの雲行きがあやしいのです。。
お天気もあやしいけど。。どうなるのかなぁ。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

こんばんは ちょっと覗かせてもらいました。

不純な私は、清く爽やかなものは苦手です(笑)。
この盤、手を出すべきか迷ってたんですが、アバ爺の
シブ味全開で良さそうですねぇ。
おかみの巧みな語りに、丸め込まれてしまいそうです。
前向きで気力充実な爺様は、大好きです。

Abercrombie-Versace-Nassbaum, スキあらばと思って
は、いるのですが状況悪しです。

はじまして。

確かに、John Abercrombie 渋いですね。
Mostly Coltrane 私も愛聴盤です。Wise Oneが入っていたので予約しました。
まだ、届いていないのですが楽しみです。

J worksさま、、

利休梅、写真載せましたよ。横倒しだけど。

>こんばんは ちょっと覗かせてもらいました。

ヨウツベのことですか。
本人やレーベルがだしてると、新譜からでも抵抗ないのですが、、
これって、どうなんだか、ちょっと悩みました。
でも、レーベルサイトでも違う曲は試聴できました。

>不純な私は、清く爽やかなものは苦手です(笑)。

わたしは、自分にないものに、憧れます。(笑)
ジャズが好きだけど、演奏する才能がないので、好きなミュージシャンに憧れ応援してます。
あとね、、知性と理性にもとっても憧れてます。

>この盤、手を出すべきか迷ってたんですが、アバ爺の
シブ味全開で良さそうですねぇ。

これは、わたし的には、とても良かったです。
ターナーの入ってるのもキューンも、、楽しみしてたものが、、3つ手元に揃いました。
がぁ、、この後はどうなるやら。(笑)

>おかみの巧みな語りに、丸め込まれてしまいそうです。

おとなしく、まるめこまれてくれ。(笑)

>前向きで気力充実な爺様は、大好きです。

はいはい。

>Abercrombie-Versace-Nassbaum, スキあらばと思って
は、いるのですが状況悪しです。

そうですか。
あっという間に、売れ切れか?って思ったのに。。
この間調べたら、まだ、チケットピアに席が残ってる。
このラッシュでは仕方ないかしら。
J works さまも、、いけるといいのにね。

前田さま、、

>はじまして。

はじめまして。
コメントありがとうございます。

>確かに、John Abercrombie 渋いですね。

渋いって言うんでしょうか。
地味って言えば、地味。
でも、好きなんですわ。

>Mostly Coltrane 私も愛聴盤です。Wise Oneが入っていたので予約しました。

あれま、同じ穴のなんとやら、、ですね。
キューンのコルトレーン集って、クレッセントを聴けないときでも聴けちゃって、
しかも、じーんときますです。

>まだ、届いていないのですが楽しみです。

はやく、届くといいですね。
ありがとうございました。

選曲がオリジナル中心じゃなかったりとか、適度に4ビートが入ってくるとか、今までECMではキース・ジャレット以外あまり例がない制作のしかた(しっかりマンフレート・アイヒャーのプロデュースと入ってますね)が意外でしたけど、雰囲気が適度にECMになったり外れたりして、良かったです。

この4人ならば、いい演奏をやってくれるんじゃないか、と予想して聴いてましたが、思った通りでした。

TBさせていただきます。

追記です。

Mostly Coltrane(ECM 2099)もしっかり、マンフレート・アイヒャーのプロデュースと入ってました。この傾向、今にはじまったことではなかったんですねえ。

910さま、、

>選曲がオリジナル中心じゃなかったりとか、適度に4ビートが入ってくるとか、今までECMではキース・ジャレット以外あまり例がない制作のしかた(しっかりマンフレート・アイヒャーのプロデュースと入ってますね)が意外でしたけど、雰囲気が適度にECMになったり外れたりして、良かったです。

そう、結構、普通な雰囲気ですが、最近、ECMもその辺がゆるいと言うか、、
比較的温度も高め、色彩も感じられるものも増えてきましたよね。
やはり、大御所のミュージシャンたちとは関係も長くなってきているので、あまり、一方的な感じではなく、アルバム作りが進行するのかもしれませんね。

>この4人ならば、いい演奏をやってくれるんじゃないか、と予想して聴いてましたが、思った通りでした。

そうですよね。
やっぱ、ロバーノがいると、、思った音のイメージをあまり外すことはないですねぇ。。

>TBさせていただきます。

ありがとございます。


>追記です。

>Mostly Coltrane(ECM 2099)もしっかり、マンフレート・アイヒャーのプロデュースと入ってました。この傾向、今にはじまったことではなかったんですねえ。

このアルバムのリリースがアナウンスされたとき、、ちょっと、戸惑いました。
わたし的には、、ECMってイメージからいろいろ離れてたもので。。
でも、すごく、好きなアルバムとなりました。

すずっくさん,おはようございます。TBありがとうございました。早々に入手されたすずっくさんから遅れること結構な時間,ようやくこのアルバムがデリバリーされました。

このアルバムのよさはリーダーには悪いですが,Joe Lovanoの吹奏の方に強く感じてしまった私です。それを支えるAbercrombieは見た目と違って(笑),楚々としたバッキング,フレージングで,Lovanoを立ててるようにさえ感じてしまいました。

しかし,これってメンツの妙と言いますか,渋い,本当に渋いながらも確実に心を捉えるレベルに到達していること自体が非常に嬉しい作品でした。これ,まじで好きですねぇ。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

音狂閣下、、


>すずっくさん,おはようございます。TBありがとうございました。早々に入手されたすずっくさんから遅れること結構な時間,ようやくこのアルバムがデリバリーされました。

うん。これは、わたしが観たとき、日本のサイトではすぐに手に入らなかったのです。
で、海外から飛ばしました。結果、こっちが安かったと記憶してます。

>このアルバムのよさはリーダーには悪いですが,Joe Lovanoの吹奏の方に強く感じてしまった私です。それを支えるAbercrombieは見た目と違って(笑),楚々としたバッキング,フレージングで,Lovanoを立ててるようにさえ感じてしまいました。

うん。
言ってることは、よくわかります。
ロバーノ、伊達に歳くってない。
リーダー作、云々も、、(笑)
でも、Mostly Coltraneで最初心配したのが嘘みたいに、ECMの美学にはまってますよね。
他に比べると温度は高めなんだけど、感情表現控えめな感じがいいのかもしれない。
アバクロもそれはそれで、、彼にしかできないやり方だと思います。
まぁ、でも、、彼もこの感じは、、覚悟の上だったでしょう。。(笑)


>しかし,これってメンツの妙と言いますか,渋い,本当に渋いながらも確実に心を捉えるレベルに到達していること自体が非常に嬉しい作品でした。これ,まじで好きですねぇ。

そうなんですが、、
まぁ、ピアノトリオが基本でないこともあって、、あまり話題になってませんねぇ。
やはり、キューンの方があちこちで話題になってますね。(笑)

>ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

はい。
ありがとうございます。
閣下、結局ウルトラ創世記来ないんですね?
んじゃ、ピンバッチ買いにいこうか??

こちらからもTBさせていただきます。
わたし的にジョンアバは70~80年代が大好きで、今回はロバーノが参加しているのでそんな感じの演奏になっているのではと期待したのですが、逆にバラード集的なアルバム作りだったのでズッコケてしまいました(苦笑)。
でも演奏自体は、さすがにこのメンバーだけあって悪くはないです。

ナリーさま、、

昨日は、とても暑かったのに、、今朝は寒いくらいです。
鼻水でそう。。

>こちらからもTBさせていただきます。

どうもです。

>わたし的にジョンアバは70~80年代が大好きで、今回はロバーノが参加しているのでそんな感じの演奏になっているのではと期待したのですが、逆にバラード集的なアルバム作りだったのでズッコケてしまいました(苦笑)。

わたし的には、、最近の流れみたいな感じで、この辺の塩梅は予測はしてたんですよ。
でも、曲名からして、寄せ集めな感じかもなぁ、って、危惧はありました。
内省的な感じも好きだなあ。。

>でも演奏自体は、さすがにこのメンバーだけあって悪くはないです。

さすが、2人とも伊達に歳くってないよなぁ、、って、思うのですが。。
芯に秘めるってところでしょうか。。

ありがとございました♪

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