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音楽で拡がる輪

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2011年10月14日 (金)

Orvieto / Chick Corea / Stefano Bollani



チックコリアの名前を知らないジャズラヴァーは少ないだろうけど、最近リーダー作は勝ってないわたしです。(汗)少し前に、ビルエヴァンストリュビュートみたいなアルバム出していて、すごく、悩んだんだけどやめちゃったのです。で、彼のことはあちこちに詳しく書いてあるから、、割愛!(笑)
今回の相棒のスティファノボラーニなのですが、ブログをはじめたときから、如何に彼が好きか、って、戯言してるくらい好きなピアニストです。
繊細で、音を抑えたピアニストが好きな好みなのですが、何故かこの人に惚れちゃったなのです。理由はいろいろあるんですが長くなるのでこれも割愛、このブログを適当に検索してください!(爆)
で、やんちゃな彼も、結構いい歳なのだなー、妖怪ラヴァとの蜜月をへて、これからがピアニストとして勝負です。はい。
彼とECMって、昔はまったく思いつかなかったのですが、ラヴァさまの関係からするりとECMデビューして、今では、ピアノソロでPiano Solo/Stefano BollaniもピアノトリオでStone In The Water/Stefano Bollani Trioもだしちゃったのだ。エッヘン。(爆)
で、次はどうなるんだろう?って、ところにデュオって、きたーーぁ。
しかしながら、、わたしの綿密なリサーチでは(爆)、全世界的には全ジャズファン的には、、これはチックコリアのデュオのアルバムらしい。
しかしながら、、わたしにはボラーニのデュオのアルバムなのです。だから買ったんです。きっぱり言ってしまいます。いいのだ、偏った思想だって。愛は盲目なのです。

即興曲が3曲、彼らのオリジナルが1曲づつ、スタンダード、ボサノヴァ曲などで全12曲。パズルのようにきっちり組み合わされた合い向かいあうピアノ。
選曲以外は、決めごとなし、タイトル、イタリアのオルヴェートで行われたライブ録音です。

オープナーはECMらしく、前衛的で温度低めの即興曲。これは、予想外。いきなりテンション入ってくると思ってたんですね。すずっく、まだまだ修行が足らんなぁ。探り合いのようなフレーズの羅列の中から時々「言葉」が浮かび上がる。一つの言葉をきっかけに互いの思い考えがあふれ出る。そして、そのまま会話が始まり、ジョビンのRetrato Em Branco E Preto(Portrait In Black And White)へ。繊細できめ細やかな音があふれ出る。二人の意識はあっという間に一緒になってしまいます。 If I Should Lose
Youでは、まさにボラーニいうところの「四本の手を持つ一人の人間」。反応という言葉では到底追いつかない領域。まったく集中の途切れることなく、息がぴったりとかしかいいようのないブラジルのカイミのDoralice。このすさまじいまでの緊張感の中でJitterbug Waltzのかわいらしさ、遊び心はなんだろう。。1セット目?最後の曲は、ボラーニのオリジナルでA Valsa da Paula。収縮、拡散を繰り返すような演奏の中、哀愁ある優雅なメロディが浮かぶ。あぁ。。もぉ。。うまいとしかいいようがないんですけど。。拍手〜♪

2セット目も、前衛的な即興曲Orvieto Improvisation No. 2から、混沌とした美に浸っていると、ふと気がつくと、エヴァンスの愛奏曲Nardisへ。二人の感情は一気に高まり増幅した感情の波は、密度濃く溶け合って止められない。その感情を抑えるように美しい優しいフレーズに溢れるジョビンのEste Seu Olhar。。その優しさを紡ぐように煌めくように始まる Darn That Dream。想いが重なるようでうっとりする。トラディッショナルとある Tirititranは、ピアノの鍵盤意外の部分を叩いてリズミカルな演奏にいっそうの躍動感を。そして、コリアの哀愁のArmando's Rhumba。スリリングに疾走する二人の間に互いの垣根はない。もう、ヤンヤの拍手で、アンコールへ。これが、 Blues In
Fと名付けられた即興曲なのですが、今回のライブを象徴するような自由奔放なジャズフィーリングに溢れた演奏。先ほどまでの緊張感とは、ちょっと違った大きな揺れがジャズファンには、したり、って、感じですわ。最後まで、楽しませてくださいます。いぇ〜〜い!終演。

感情の発露をなせるがままに、って、感じのこの二人で、エモーショナルな躍動感こそ、命、ってかな、って感じなのですが、かなり神経の研ぎ澄まされた演奏であることは間違いないです。
この二人の一体感は男女で言うなら、、いわゆる、、「一線を越えた」、って、感じのすごさだと思いますです。すみません、ボキャブラリーが貧困で。
ラヴァの時もそうだったのですが、ボラーニって、相手にたいして心を解放する術が、、恋人同士に対する感覚に似てるのですね。

Part 1
1. Orvieto Improvisation No. 1   
2. Retrato Em Branco E Preto   
3. If I Should Lose You
4. Doralice
5. Jitterbug Waltz
6. A Valsa da Paula
Part 2
7. Orvieto Improvisation No. 2
    Nardis
8. Este Seu Olhar
9. Darn That Dream
10. Tirititran
11. Armando's Rhumba
12. Blues In F

Chick Corea (p)
Stefano Bollani (p)

と、ちょっと新譜聴きはお休みしようかなぁ。
2枚続けたデュオは、結構、密度の濃い音楽だったので、、
週末にかけては、ぼぉ。。っと音楽を聴きたいと思ってます。
皆さまも、、よい週末をね。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

なるほど、けっこう詳しく各曲ごとに書かれてますねえ。参考になりますです。私の方は大ざっぱだったので...。でも、かなり良かったピアノ・デュオではありました。

聴いていて、不思議な高度な一体感で、どっちがどっちだか判別しづらい状況だったので、これはボラーニ盤でもいいです(笑)。ジャケット見ると共演盤だけど、チックの方が上に名前、書いてあるんですね。

TBさせていただきます。

こんばんは。
雨降りですね。

インディゴブル-のジャケット 惹かれます。

ボラ-ニは ヴィ-ナス盤を一枚持っているだけですが とても上品にピアノを弾きますよね。

チック・コリアは リタ-ン・トゥ・フォ-・エヴァ-のイメ-ジがあり ふたりのデュオはどんな感じかなぁと 興味あります。

910さま、、
お返事遅れてすみません。

>なるほど、けっこう詳しく各曲ごとに書かれてますねえ。参考になりますです。

そうですか。

>私の方は大ざっぱだったので...。でも、かなり良かったピアノ・デュオではありました。

大雑把だとは思わないですよ。
きちんとされていて、羨ましい限りです。

>聴いていて、不思議な高度な一体感で、どっちがどっちだか判別しづらい状況だったので、これはボラーニ盤でもいいです(笑)。

ありがとうございます。
って、冗談ですからね。
コリア先生あってのデュオ企画ですから。。

>ジャケット見ると共演盤だけど、チックの方が上に名前、書いてあるんですね。

そりゃ、人生も先輩ですから。。ねぇ。。
ありがとうございました。

マーリンさま、、

>こんばんは。
>雨降りですね。

雨降りは嫌よね。

>インディゴブル-のジャケット 惹かれます。

そう、綺麗な色ね。

>ボラ-ニは ヴィ-ナス盤を一枚持っているだけですが とても上品にピアノを弾きますよね。

そう、上品な人格もあります。
って、ピアノはうまいけど、上品なピアノだけではないんですよ。
エンターテイメント性も充分あったリ、破天荒だったり、何ともおさまりきらないところが、二重人格な感じが、そんなところが好きです。はい。

>チック・コリアは リタ-ン・トゥ・フォ-・エヴァ-のイメ-ジがあり ふたりのデュオはどんな感じかなぁと 興味あります。

そう。名盤ですよねぇ。
最近は、上原ひろみさまとのデュオも話題だったり、素敵なおじさまです。

はじめまして

ボラーニというピアニスト、聴いててすごく心地良いですね(今まで知りませんでした、、)

このアルバムは音も良くて気に入ってますので他の作品もあたってみようかと思います

またお邪魔します

colさま、、

>はじめまして

はい。はじめまして。


>ボラーニというピアニスト、聴いててすごく心地良いですね(今まで知りませんでした、、)

そうなんですか。うれしいですね。
これもチックコリアさまのおかげです。
本国では?歌って踊ってって、エンターテイメントらしいのですが、ピアノ素敵ですよね。

>このアルバムは音も良くて気に入ってますので他の作品もあたってみようかと思います

そう、はっとするような、すばらしい感じ。
歌ってるあるばむとか、ピアノ壊しそうになってる?のとか、、
いろいろありますから、視聴してえらんでくださいね。

>またお邪魔します

はい。遊びにきてくださいね。
では、また。

suzuck様
こんばんは。すごく丁寧に仕上げてありますよね。これはこれで良いんですけど、二人の性格からしてもっとおふざけがあってもよかったなぁと思ってしまったところはあります。
実は飲むと案外真面目なトークが進む二人という印象でした。トラバさせて頂きます。

ki-maさま、、

>suzuck様

はいはい。

>こんばんは。すごく丁寧に仕上げてありますよね。これはこれで良いんですけど、二人の性格からしてもっとおふざけがあってもよかったなぁと思ってしまったところはあります。

いやぁ、かなり真剣白羽取りでしたね。
仰ることはわかりますが、ボラーニはこの状況ではなかなかお茶目に騒げないと思いますよ。(笑)

>実は飲むと案外真面目なトークが進む二人という印象でした。トラバさせて頂きます。

やはり、ここは大先輩で百戦錬磨のチックコリアさまが、羽目を外してくださらないと。。
トラバしますね。

ki-maさまのブログには、トラバできるものが他にもあるんですよねぇ。。。

suzuck様
こんばんは。この状況、そりゃそうですよね。chickが案外真面目なんですよね。さすがに落ち着いてきたのか。トラバありがとうございました。

ki-maさま、、

>suzuck様

はいはい。

>こんばんは。この状況、そりゃそうですよね。chickが案外真面目なんですよね。さすがに落ち着いてきたのか。トラバありがとうございました。

はいはい。
だって、あこがれの大先輩だもん。
しかし、、このアルバムはあまり話題にならないよね。
うーーん、ボラーニって誰じゃ,って、感じかなぁ。。

すずっくさん,こんにちは。我が家にもようやく本作がデリバリーされました。どんだけ待たすねん?という感じでしたが,待った甲斐もあるというような演奏で思わず嬉しくなってしまいました。

この二人の相性は相当にいいように思えますので,このまま日本に来てくれればいいのにねぇと考えているのは私だけではないでしょうね。しかし,イタリアでは相当でかい場所でやっていたみたいなので,クラブは無理ですかね?いずれにしても,Bollaniも暫く来日していないようですから,そろそろ考えて欲しいですよね。

ということでTBさせて頂きます。

音狂閣下、、

>すずっくさん,こんにちは。我が家にもようやく本作がデリバリーされました。どんだけ待たすねん?という感じでしたが,待った甲斐もあるというような演奏で思わず嬉しくなってしまいました。

これもいいですよねぇ。
閣下は、星4つ半でしたが、、、わたしはもっといいと思いました。
でも、もしかすると、かける回数はモダンミュージックが多いかもしれないです。

>この二人の相性は相当にいいように思えますので,このまま日本に来てくれればいいのにねぇと考えているのは私だけではないでしょうね。

随分前に、、ボラーニのコンサートのチケットをとりましたが、、
中越地震で新幹線が動かなくなったんで、、パーーになりました。

>しかし,イタリアでは相当でかい場所でやっていたみたいなので,クラブは無理ですかね?いずれにしても,Bollaniも暫く来日していないようですから,そろそろ考えて欲しいですよね。

チックコリアが高いと、、と、、思われ。。。。

>ということでTBさせて頂きます。

どうも、ありがと。
わたしも、、トラバしました。

Suzuckさま、おはようございます。「かなり神経の研ぎ澄まされた演奏であることは間違いないです。」本当ですね。ボラーニにぞこんのようですね。男女の関係に喩えるなんて、とても上品な聴き方ですね。トラバさせてくださいね。

kumacさま、、

ちょっと、バタバタしてるので、そちらには明日にでもうかがいますね。

>Suzuckさま、おはようございます。「かなり神経の研ぎ澄まされた演奏であることは間違いないです。」本当ですね。

ですよねぇ。

>ボラーニにぞこんのようですね。

ぞっこんですよ。
でも、相手にもされませんけど。(笑)
そういうお方が、後10人くらいいますけど。(爆)

>男女の関係に喩えるなんて、とても上品な聴き方ですね。トラバさせてくださいね。

そうですか。。
でも、そういう感じ。
そうなると、どうなるか、知ってるような、知らないような。(微笑)

こちらからもTBさせていただきます。
そういえばボラーニはソロアルバムだけではなく、「Stefano Bollani Trio/Stone In The Water」もECMからのリリースでしたね。
自己記事を修正しておきました。
それにしてもチックとボラーニが完全に一体化している本演奏は実に素晴らしかったです。
ボラーニも凄いですが、こういうことをやりながらもRTFリユニオンやジョン・マクラフリンとのスペシャルプロジェクトだったFive Peace Bandのフュージョン路線等も平然とやってのけるチックもボラーニ以上に凄いと思ってます。

ナリーさま、、

>こちらからもTBさせていただきます。

はいはい。
ありがとうございます。

>そういえばボラーニはソロアルバムだけではなく、「Stefano Bollani Trio/Stone In The Water」もECMからのリリースでしたね。
自己記事を修正しておきました。

はい。
この辺は、ボラーニらしくない、って、評価もあるようですが、、
わたしは、やんちゃなボラーニも好きですが、この作品も大好きです。

>それにしてもチックとボラーニが完全に一体化している本演奏は実に素晴らしかったです。

はい。ボラーニが憧れてますからね。

>ボラーニも凄いですが、こういうことをやりながらもRTFリユニオンやジョン・マクラフリンとのスペシャルプロジェクトだったFive Peace Bandのフュージョン路線等も平然とやってのけるチックもボラーニ以上に凄いと思ってます。

はい。
チック・コリアはすごいですよ。それは、認めてるんです。
だから、わたしくらいは、ボラーニ命でもいいかなぁ。.って。(笑)

なんだかんだいって、Chick Coreaの眼力と演奏の凄さは間違いないと
この盤も、上原(敬称略)とのデュオ盤からの派生だと思いますが、それでもしっかり満足度の高い演奏を繰り広げるのは、圧巻としか言いようがありません。


TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さま、、

>なんだかんだいって、Chick Coreaの眼力と演奏の凄さは間違いないと

眼力ですか。
いい言葉を探してきましたねぇ。


>この盤も、上原(敬称略)とのデュオ盤からの派生だと思いますが、それでもしっかり満足度の高い演奏を繰り広げるのは、圧巻としか言いようがありません。

えっ、ひろみちゃんからの派生なの?
そーーなん。。かな。。
ひろみちゃんとアッコチャンとのアルバムは買いましたぁ♪

>TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

どうも、ありがとございます。

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