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音楽で拡がる輪

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2011年8月27日 (土)

4 Out / Francesco Cafiso



女心と秋の空、、って、雲は高いけど夏空の今日。

すべての道はローマに通ず。(Francesco Cafiso編)で、「1989年生まれって、どうよぉ」、って、騒いでいたわたしですが、彼も指輪なんぞした写真がッHPのるようになりました。でも、それでも、まだ20才過ぎくらいだぞ。わたしの知り合いなんぞ彼からみるとすべておばさま、おじさま。。
ディスコグラフィを眺めるとヴィーナス盤も含めて13枚ものっていた。うーーん。。
6枚は持っているのですが、若いときのアルバムもヴィーナス盤もあまり買う気がないので、最新のデュオがほしいなぁ。って、ヴィーナスコンビだね。
前作「Angelica」も結構好きだったのですが、若年寄みたいだぞ、って、あまり人気なかったのです。
で、、も、この新譜のリリース情報が入ったときには、びっくり♪
カフィーソ+ピアノトリオなのですが、、なんと、ベースがダラポルタさまなのです。きゃぁぁ。ベボフェラのデュオでのプレイは大変にお気に入りのベース屋さんで、絶対買うぞ、と、予約して待ってましたが。。震災があってあげそびれました。4 Outというタイトルも期待がふくらみます。カフィーソさまの曲が3曲、スタンダード等で7曲で1時間弱。お手頃なサイズ♪いけっ!

ドラムソロで始まるポータのEverything I love。現代的な語法を取り入れて飛ばすカフィーソ。ちょっとフリーっぽいフレーズをスパイスにしたり熱いけれど安定した演奏。他のメンバーが単にバッキングしてるだけでなく、それぞれ芸達者を感じる。特に、ベースのポルタのベースソロは、1音1音が浮き立つようにしっかりしていて躍動感もばっちり。オリジナルのEnigmatic nightは、アルコやフルートのかすれ音、ピアノの高音部を効果的につかって幻想的なムードを創り出し、本体はゆったりと艶のあるアルトを響かせたバラード。まさにナイトソングだワン。この本体部分だけだと歌謡ムードサックスになりそうな素敵な色っぽい演奏なんですが、始めのクールな幕開けはうまく考えたと思います。最期もよるの静寂に吸い込まれそうな音の扱い方でセンスの良さに、やっぱり、年齢詐称を疑いたくなる巧みさ。でも、写真のお肌はピッカピカですゎ。
続くKing Arthurもオリジナル。この方のうまさが嫌でもわかる冒頭のサックスカデェンツア。3分以上ありますがウィットも入ってバラエティにとんだ演奏、、と、この時間が次に来る高速で全員ですっ飛ばしていくクールな演奏に弾みをつけていて途中のフリーな雰囲気を持つ展開はわたしの持ってる最年少の演奏「Very Early」からはちょっと想像つかないかも。。。
一転、ガーシュインのHow about youでは溌剌とした中に感情表現も豊かな演奏。このポルタのベースソロがまた素敵なのですね。フリーっぽい時のクールなアプローチと違って、上から下までつかった歌心たっぷりなソロ。ピアノも硬質だけどかわいいフレーズが沢山。
みんなが好きなI hear a rhapsody。少し抽象的にテーマを描きながらテンポよく進めていく。ダークなベースソロから始まるBach's flower。ソプラノサックスに用いかえてかわいらしいメロディを軽やかに。
冒頭から挑戦的にアップテンポで演奏されるJust in time。息つく暇もないような長く高速のフレージングは若さの証拠か。で、かなりモーダルでシリアスな感じ。しかし、アウトのしかた、、上品な気がする。(爆)メンバーにソロをまわしてバンドの一体感もばっちり。カフィーソさまが中心なれど、各メンバーに沢山のスポットライトのあたった演奏内容で、そのまま、このアルバムの特徴でもありまする。

進化を続けるカフィーソさま。次作も楽しみですゎ。
とかいいながら、、ポルタさまの新譜も期待したいところです。ださないかなぁ。


1.Everything I love
2.Enigmatic night
3.King Arthur
4.How about you
5.I hear a rhapsody
6.Bach’s flower
7.Just in time

Francesco Cafiso (as,fl #2,ss #6)
Dino Rubino (p)
Paolino Dalla Porta (b)
Stefano Bagnoli (ds)

ジャズ批評163号がでましたよ。
今回の特集はジャズロック。懐かしい響きですよねぇ。オラシオさまが大活躍。
これは、また違う機会に。

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Grazie Italia )」カテゴリの記事

コメント

神童と騒がれていたミュージシャンが20歳を過ぎたあたりから普通の人になってしまうパターンもけっこう多い中、カフィーソは新たにモード的な手法も取り入れたりして、ますます良くなってきている感があります。
そんなカフィーソと、同じく若いころからブイブイいわせていたボッソがいれば、イタリアのジャズ界の将来は安泰でしょうね。
ベースのPaolino Dalla Portaは本作で初めて名前を知ったのですが、調べている段階で試聴した「「Paolino Dalla Porta/Urban Raga」の方も一発で気に入ってしまい、CDは入手困難だったですがダウンロード(Mp3)で購入しました。

naryさんもおっしゃっている通り、年を経るごとに凡庸になる逸材が多い中、Francesco Cafisoは、まだまだ進化を続けていると感じさせる逸材中の逸材と言っていい存在になっていると思います。

イタリア人のジャズは、(大変になるので、意図的に)あまり手を広げないようにしている(というには、いろいろ買ってますが..)のですが、彼は間違いなく今後もしっかりフォローしていく1人であり続けると思います。


TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

ナリーさま、、

>神童と騒がれていたミュージシャンが20歳を過ぎたあたりから普通の人になってしまうパターンもけっこう多い中、カフィーソは新たにモード的な手法も取り入れたりして、ますます良くなってきている感があります。

カフィーソは、とにかく自分でやってみたいことをやってみるといいと思うんですよねぇ。間違った方向であれば、いつか自分で気がつくと思うし、気がつかなかったらそこまでの器ってことで。

>そんなカフィーソと、同じく若いころからブイブイいわせていたボッソがいれば、イタリアのジャズ界の将来は安泰でしょうね。

でも、遅咲き、って、いらっしゃいますし。
才能の開花って、人それぞれですから。
とはいえ、この二人は10年後も楽しみですよね。

>ベースのPaolino Dalla Portaは本作で初めて名前を知ったのですが、調べている段階で試聴した「「Paolino Dalla Porta/Urban Raga」の方も一発で気に入ってしまい、CDは入手困難だったですがダウンロード(Mp3)で購入しました。

これ持ってるんです。
入手するのに半年近くかかったと思います。
でも、一番長かったのは、同じくイタリアのキャストリってベースの方のアルバムで、一年近くかかったです。今なら、きっとアッチのアマゾンで飛ばしちゃうな。

ポルタとベボフェラって、2人ともアコギの泣かせの路線もあるんですけど、ファンクのアルバムとかもあって、結構、振り幅大きいのです。
ありがとうございました。

oza。さま、、
そう、名前がorz。になってしまって、ごめんね。
って、実は、、始めの頃は、、、ずっと、こっちだと思ってました。(きっぱり)

>naryさんもおっしゃっている通り、年を経るごとに凡庸になる逸材が多い中、Francesco Cafisoは、まだまだ進化を続けていると感じさせる逸材中の逸材と言っていい存在になっていると思います。

この人楽器そのものがうまいですよね??
で、若いけど歌心もありますよねぇ。
で、oza。さまが仰るように、バンドのプロデュース能力もあって先が楽しみです。多少、脱線してもいいからチャレンジャーでいてほしいなぁ。

>イタリア人のジャズは、(大変になるので、意図的に)あまり手を広げないようにしている(というには、いろいろ買ってますが..)のですが、彼は間違いなく今後もしっかりフォローしていく1人であり続けると思います。

大変ですよね。
網羅するのって。
なので、意図的にヴォーカルにテをださない来たって、ありますですが、、
やっぱ、好きなミュージシャンがバックにいるとヴォーカルものも気になって買うわけです。で、いいものはいいので、やばい感じになるわけです。
わたしはもう一つ、、意図的に買わないものがありますが、、。。。

ありがとうございました。
あ、oza。さまは東京ジャズ関係はお出かけなさらないのですか?

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Francesco Cafisoのイタリアリリースの4枚目のアルバム(のはず)になります。 アルバムの具体名は以下の通り。   Concerto For Michel Petrucciani 持ってない   Happy Time (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/36536557.html)   Angelica (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/58472111.html) 日本のヴィーナスと双方でアルバムを出し..... [続きを読む]

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