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音楽で拡がる輪

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2011年7月 7日 (木)

Requiem For A Dreamer / John Taylor



ジョンテイラーといえば、、最新作ケニーホイラーのOne Of Many / Kenny Wheelerにもおりまして、このその硬質で知的、少し離れたところに視線があるようなクールな感じ、そして、陰影のあるピアノのフレーズ、、甘さと言うより人類愛的なそこはかとない暖かみ。。と、ちょっとだけ、孤高の感じです。はい。
このアルバムは、John Taylor Trio にプラスワンJulian Arguelles(イギリス)というサックスが入ってます。John Taylor Trioで、すでにCAM JAZZで、2枚かな。。アルバムをだしていて、「Angel of the Presence」、「Whirlpool」は、少しアブストラクトな感じ、イギリス人らしい少しひねッた感じが思索的な感じかもしれないけど、ホイーラーやジョンサーマーンなどとの演奏よりは、温度が高い感じ。
このブログで「ContoS/Fresu,Castri,Taylor」、と、「Nightfall /Charlie Haden John Taylor」しかあげてないという手抜きですが、私たちの世代では、「Decipher(覚醒)」と言うアルバムが有名で、その刃むき出しな感じの鋭利な感覚はちょっと怖い感じだったけど、現在はかなり印象は変わっていると思います。でも、まぁるくなったとまでは言い難く、反骨精神?はほどほどに健在。
録音当時66歳の彼の創り出す世界は夏ばてのわたしに渇を入れてくれるのにちょうどよかったです。
すべて、書き下ろし、「カート・ヴォネガットの世界」にインスパイアされた世界です。

オープナー&タイトル曲Requiem for a Dreamer。幻想の世界に迷い込んでしまいそうな静かな歩み。心を静めるソプラノの響き。。続く、Somebody I used to beも意味深なタイトル。低音主体の力強いベースから始まり、ソプラノの動きにピアノトリオが絶妙に反応しながら突き進む緊張感高い演奏が続く。
まさに氷のような響きを持つ美しいピアノで始まるIce 9。小さな氷の棘が心に刺さったように、どこかに違和感、不思議な雰囲気を持ちながらも、切々と淡々と進む。知る人は知るIce 9なのですが、何も知らなくてもその不思議美しい世界を浮遊でできるはず。
不穏なムードで始まるUnstruck in Time。音数が多くなっても、アグレッシヴになってもエレンガトな響き。テナーに持ち替えたJulian Arguellesが攻撃的なフレーズをたたみ掛けて羊の皮を脱いだ瞬間を楽しめる。編成も組み合わせを代えながらテンション高い演奏が続き、それぞれの実力を堪能できます。
そのままテナーで進むSo it Goesは、ピアノとサックスの併走で始まって、気がつけば熱くなっていく、間に入るピアノのタッチはひたすら美しいけど、ちょっとスムースぽいテナーになってるかな。(汗)
ちょっと、変わった感じのCalypso 53。へん拍子だなぁ、なんて、思ってると、ヴォイス(ラップ風)が入ったり、がちゃがちゃとおもちゃ箱をひっくり返したような、、ヴォイスは意図的に人工的な響きになっていて、ちょっと、今までにない展開に。。切迫した感じが心に残ります。
ちょっとだけアヴァンギャルドなテナーソロで始まるRequiem 2は、ピアノトリオがフィルインすると静かで厳かなムードが支配しますが、何かに警告するような雰囲気も感じるサックスと感情が重なり、不穏、不安なムードが耳に残ったまま幕が閉じます。終演。

アルバムの始めと、終わりはレクイエム。カート・ヴォネガットは、2007年4月11日になくなったので、まぁ、そういう意味合いなのでしょうが、間に入る曲を考え、もう少し、考えを推し進めると、人類、地球、そういったものの歴史、未来にに警鐘を鳴らしているのともとらえることができるかもしれません。
2008年の作品で、震災に無理矢理結びつける訳ではありませんが、賢者は常に人類や地球の未来に対して不安を抱いているのでしょう。。

と、書くと胡散臭いのですが(爆)、ジョンテイラーの硬質で知的なピアノだからできる世界です。とっても短いので、夏ばて中のわたしでもオッケーでございます。興味ある人、、どうぞ。

随分前にリリースされているのですが、組み合わせが悪くて、来たのは先週末。
出かけていたので、週あけから聴き始めましたが、、
一粒で二度美味しい、って、名キャッチがありましたが(古っ)、、
まず、1度目のびっくり。

・ピアノトリオだと思っていたら、なんと、サックス入り。

って、まぁ、よくあることなのですが、、二度目のびっくり。

・ライナーのジョンテイラーの文章の最後にKurt Vonnegutの捧げるとあるのです。

Kurt Vonnegut(カート・ヴォネガット)は、アメリカのSF作家でーす。たぶん、SF好きなら知ってる名前。「タイタンの妖女」、「猫のゆりかご」、「スローターハウス5」って、読んだことがなくてもタイトルくらいはみたことがあるのでは。。?どうも、彼はカート・ヴォネガットのファンで、このアルバムは彼の死を悼んで録音したらしいのです。この作家の作家論をかけるほどではないし、しかも、読んだのは随分昔なことなので、あれなのですが、、(笑)ジョンテイラーとカート・ヴォネガットが結びついた世界は、、ちょっと、納得の感じの1枚です。

1.Requiem for a Dreamer
2.Somebody I used to be
3.Ice 9
4.Unstruck in Time
5.So it Goes
6.Calypso 53
7.Requiem 2

John Taylor (p)
Julian Arguelles (ts, ss)
Palle Danielsson (b)
Martin France (ds)


と、、明日は週末。

★放し飼いトリオ+ライブ@オルガンジャズ倶楽部(沼袋)★

7/8(金)20:00~

福永貴之org 八木敬之ts 八木義之vtb 西尾研一ds
ゲストヴォーカル 平田志穂子

暑気払いに欠かせぬ激しさを持った演奏と、ビートの効いた姫の唄で予想もつかない展開を期待しましょう。
って、沼袋は、、この春さんざん徘徊したんですよ。
って、目的が全然違うけど。。
おかげで、山手線からどうやって行くのか、、よくわかりました。
って、遅いか。。

今日は、七夕です。
新潟は少し雨が降ってきましたが。。
星合聴くぞ、って、思ってましたら、、なんと、今日外山さんの新譜が届きました!
ワーイ、わい。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

こちらからもTBさせていただきます。
ジョン・テイラーは、これまではECMのピーター・アースキン・トリオでのイメージが強かったのですが、同一メンバーによる本トリオを聴くのもこれで3枚目なので、イメージがだいぶ定着してきました。
でも今回はサックスが参加しているので、またちょっと雰囲気が違っていましたね。
その関係もあったと思うのですが、特に6曲目のあまりのサウンドの違いにはいい意味で驚きました。

星合聴いてます、そう、今日聴かなきゃね♪

笹が間に合わなくて緑のカーテンに短冊しました。

宣伝どうも~。明日は気合入れてやります!! 多分。 来ないのかな?

ところで、沼袋のあたり徘徊してたんですな。なるほどね。最終的にどうなったかは分からないですが、もしかしてウチのガキと接近遭遇してるかもしれないな。ハハハ。

ナリーさま、、
今日も、朝から暑いですね。
夕飯のあと、発熱しちゃって、、おかげで睡眠充分で今日はげんき!な、、わたしです。

>こちらからもTBさせていただきます。

ありがとうございます。

>ジョン・テイラーは、これまではECMのピーター・アースキン・トリオでのイメージが強かったのですが、同一メンバーによる本トリオを聴くのもこれで3枚目なので、イメージがだいぶ定着してきました。

そういえば、ECMのソロもありましたね。
わたしは、久しぶりにContoSなんて聴いちゃって、ヒンヤリさせていただきました。わたし的、名盤。

>でも今回はサックスが参加しているので、またちょっと雰囲気が違っていましたね。

はい。
これね、全然悪くないけど、やっぱ、ちょっと、、不思議な感じがした。

>その関係もあったと思うのですが、特に6曲目のあまりのサウンドの違いにはいい意味で驚きました。

たぶん、人類が進んできた方向にたしての不安感みたいなのを表現したかったのかなぁ、、と。
と、中学生か、高校生くらいで読んだんで、カート・ヴォネガットの作品の詳しいこと忘れてるんですよね。(恥)
あの世界とリンクしてるのは、間違いないと思うのですが。(汗)
どうも、ありがとうございました。

もぐちゃん、、

>星合聴いてます、そう、今日聴かなきゃね♪

そうなのよ。
そちらは、お星様みえましたか?
外山さんの新譜は、こっそり、彼女のサイト?で、先行販売してて、
で、、七夕当日に到着!
なんだか、七夕さまの巡り合わせと、思いましたよ♪
イヤァ。。。。早く、聴きたいでしょ。

>笹が間に合わなくて緑のカーテンに短冊しました。

おぉ。。
そういう、日本の気持ちをすっかり忘れておりました。
先日、ケーキ三つ食べちゃったカフェでは、笹が置いてありましたねぇ。。
川に流しちゃいけないご時世だから、笹は代用でいいと思います。
願いは叶いそうですか?

でかいこやぎさま、、

>宣伝どうも~。明日は気合入れてやります!! 多分。 来ないのかな?

そうなんです。
あまりにいろいろなことで、6月ほとんど家に居れないような状況だったので、、
7月は、じっとしてなくてはならなくなった気がします。。。
つうか。。。じっと、、してるのがいいのでしょう。。きっと。。
そうなんだろうなぁ。。

しかも、あとからみたら、、みられたんですねぇ。。
昨夜は、なんだか、夕飯あとから熱が出ちゃって。。。
おきたら、朝だった。。
あ、今は睡眠たっぷりでげんきです。

>ところで、沼袋のあたり徘徊してたんですな。なるほどね。最終的にどうなったかは分からないですが、もしかしてウチのガキと接近遭遇してるかもしれないな。ハハハ。

沼袋あたりは、某ピアニストさまのご推薦もあって、安近短って、ことで(笑)一度は契約したんですけど。。夜が心配になっちゃって。
いつか、、もしも、機会があれば、、2人でおじゃますることが、、、
たぶん、ないな。(爆)

演奏、、がんばってくださいね。

こんにちは。
あづい…(;^_^A

真夏日が続きますね。
ジョン・テイラ- 優しそうなおじさまに見えますが 曲は激しい?!のかな。

JAZZミュ-ジシャンは よく読書もされていますよね。
いろんな物語から いろんなアレンジも生まれるのでしょうか。

そしてそして
もう アルバム(外山さま)聴かれたのですね♪

わたしは まだPVで 少しだけ聴きましたが いいですよね♪

熱は下がったようですが 暑いので 引き続き気をつけてね。

マーリンさま、、

>こんにちは。
>あづい…(;^_^A

はいはい。

>真夏日が続きますね。

今日も暑いですぅ。

>ジョン・テイラ- 優しそうなおじさまに見えますが 曲は激しい?!のかな。

この方、まったりした感じの演奏もしたりします。
がぁ。。激しいと言うか、鋭い表現とでも言いましょうか。。

>JAZZミュ-ジシャンは よく読書もされていますよね。
>いろんな物語から いろんなアレンジも生まれるのでしょうか。

知的好奇心が旺盛な方が多いのだと思います。

>そしてそして
>もう アルバム(外山さま)聴かれたのですね♪

はい。サインも入ってますが、
実名入りで、3人のサインをもらいたいと思ってます。(爆)
いいなぁ。。マーリンさま、、明日のライブに行けて。
一足早い、夏休み、楽しんできてくださいね。

>わたしは まだPVで 少しだけ聴きましたが いいですよね♪

はいはい。
細かいことは、まだまだ、我慢しておこう。。っと。

>熱は下がったようですが 暑いので 引き続き気をつけてね。

うん。ありがと。
いいのよ、熱がでたって。
夜は熱がでるんだけど、朝になると下がってるモン。
大丈夫です。大丈夫なんだんから言わなくちゃよかったね。
そういうところが、いい歳して子どもで困るんだなぁ。(笑)

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John Taylor(P) Julian Arguelles(Ts, Ss) Palle Danielsson(B) Martin France(Ds) Rec. December 12-14, 2008, Ludwigsburg (Cam Jazz CAMJ7834) ジョン・テイラー、パレ・ダニエルソン、マーテ... [続きを読む]

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